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艦上攻撃ヘリコプターKa-52Kカトランはロシア海軍の新世代汎用揚陸ヘリコプター母艦イワン・ロゴフ型の艦載機となる

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2020年7月31日9時0分配信
【新たなロシアのヘリコプター母艦は打撃ヘリコプターKa-52「カトラン」で武装する】
モスクワ、7月31日、インタファクス

『ロシアン・ヘリコプターズ』は、最近にクリミアで起工された汎用揚陸艦の為の艦上機Ka-52K「カトラン」の試験再開を準備している。
『インタファクス』は、同ホールディングスの総取締役アンドレイ・ボギンスキーより伝えられた。

「貴方達は、最高司令官がヘリコプター母艦の起工式典へ参加したのを見たでしょう。
私共は、Ka-52Kの陸上部門の試験を全て完了しました。
残る問題は、搭載艦に関するものです」
ボギンスキー
は話した。

『インタファクス』が7月20日に伝えたように、クリミア『ザリフ』では、ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンの臨席下で、フランスヘリコプター母艦「ミストラル」の代案として開発された最初の2隻のプロジェクト23900艦が起工された。
この艦は、揚陸艇及びヘリコプターの関与により海上揚陸部隊を受け入れ、移送し、上陸させる為に意図されている。

「私共は、国防省とのアプローチを調和しております。
今、艦は起工され、私共には、更なる作業継続に関する対話が有ります」
ボギンスキー
は話した。

2019年11月、『ロステフ』航空クラスタのトップ、アナトーリー・セルジュコフは、『インタファクス』のインタビューに対し、現行の2027年までの国家軍備プログラムにおいては、搭載艦の不在にも関わらず、艦載ヘリコプターKa-52Kの作業継続が提供されていると発言した。

以前にボギンスキーは、艦上機「カトラン」の試験を完了する為、国防省との新たな契約が必要であると述べた。
「私共には今、この作業に関する契約は有りません。
我々は、Ka-52を『海に慣らす』新たな作業の立ち上げを待っています」

彼は話した。

戦闘ヘリコプターKa-52K「カトラン」は、パトロール、沿岸へ上陸する揚陸部隊への火力支援、前面地域及び戦術的縦深での対揚陸防衛の任務を果たす為に意図されている。
「カトラン」は、重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」地中海への航海の枠組みにおいて、試験飛行を成功裏に行なった。

更に伝えられているように、ヘリコプター母艦「ミストラル」へ装備する為のKa-52Kの供給に関するエジプトとの契約締結の交渉は続いている。
2017年夏、ロシアカイロへのヘリコプター「カトラン」供給の入札に勝利した事が公表された。



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艦上攻撃ヘリコプターKa-52K「カトラン」(空軍のKa-52「アリガートル」の艦載機型)の試作1号機は、2015年3月7日に沿海地方で初飛行しました。
[ロシア海軍の艦上攻撃ヘリコプターKa-52Kの試作1号機が初飛行した]

Ka-52Kは、元々はロシアフランスへ発注した2隻の「ミストラル」級ヘリコプター揚陸ドック艦の搭載機として開発されたのですが、フランスウクライナ情勢に関連して艦の引き渡しを凍結しました。

2015年8月5日、ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンフランス大統領フランソワ・オランドは電話で会談し、「ミストラル」級ヘリコプター揚陸ドック艦の建造・供給契約の終了(破棄)を決定しました。
[ロシアとフランスはロシア海軍向けミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦の契約を終了させた]
[ロシア海軍向けミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦の契約終了によりフランスはロシアへ9億4975万4849ユーロを支払う]
[ロシア海軍向けだった2隻のミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦から取り外されたロシア製機器は全てロシアへ到着した]
その後、2隻の「ミストラル」級エジプトへ売却されました。

しかし、「ミストラル」級の動向とは関係なしにKa-52Kの開発と生産は続行されます。
[ロシア海軍の為の艦上攻撃ヘリコプターKa-52Kの開発と生産は続行される]

Ka-52Kには、対艦ミサイルKh-35(ウラン)及び対レーダー/対艦ミサイルKh-31の運用能力が付与されます。
[ロシア海軍の為の艦上攻撃ヘリコプターKa-52Kは対艦ミサイルの運用能力を付与される]
[ロシア海軍の艦上攻撃ヘリコプターKa-52Kカトランは最新鋭の目標探知システムを装備する]

「ミストラル」級へ搭載される筈だったKa-52Kは、当面の間は重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」へ搭載されることになりました。
[ロシア海軍の艦上攻撃ヘリコプターKa-52Kカトランは空母アドミラル・クズネツォフへ搭載される]


北方艦隊重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」を中核とする航空打撃艦グループは、2016年10月15日にセヴェロモルスク基地を出航し、2017年2月8日に帰投しました。
[空母アドミラル・クズネツォフ第6次地中海遠征(2016年10月-2017年2月)]

艦上攻撃ヘリコプターKa-52K「カトラン」は2機の試作機「アドミラル・クズネツォフ」に搭載され、シリア沖で各種試験に従事しました。
[ロシア海軍の艦上攻撃ヘリコプターKa-52Kの試験はシリアで行なわれた]


「アドミラル・クズネツォフ」が帰投した後、2機のKa-52K試作機『カモフ』本社へ送られ、調査と分析が行なわれました。
[ロシア海軍の艦上攻撃ヘリコプターKa-52Kカトランの海洋試験第1段階は完了した]

現在までにKa-52Kは4機の試作機が製造されています。
[ロシア海軍の為の艦上攻撃ヘリコプターKa-52Kカトランは4機のプロトタイプが製造された]

2020年7月20日、クリミア半島ケルチ市造船工場『ザリフ』で、Ka-52Kの母艦となる2万5千トン級の汎用揚陸ヘリコプター母艦「イワン・ロゴフ」型2隻が起工されました。

[ロシア海軍のプロジェクト23900汎用揚陸ヘリコプター母艦イワン・ロゴフとミトロファン・モスカレンコはクリミア半島のザリフ造船所で起工された]
[ロシア海軍の新世代汎用揚陸ヘリコプター母艦イワン・ロゴフ型は指揮艦として使用される]
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ロシア海軍黒海艦隊の為の最新小型ロケット艦グライヴォロンはノヴォロシースクへ向かった

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2020年7月31日11時36分配信
【「カリブル」を持つ第9の「ブヤン-M」はノヴォロシースクで試験を行なう】

7月31日・金曜日、『ゴーリキー記念ゼレノドリスク工場』は、最新のプロジェクト21631小型ロケット艦「グライヴォロン」をノヴォロシースク外部の試運転基盤へ送り出した。
同社広報サービスが伝えたように、そこで小型ロケット艦には、航行試験及び国家試験の全段階の実施が待ち受けており、その後、同艦はロシア海軍へ引き渡される。


広報サービスは、艦の送別式典が作業モードで行なわれた事を指摘した。
工場の総取締役アレクサンドル・カルポフは、乗組員及び試運転チームに送別の辞を手向けた。
行事には、更に、行政府及び労働者集団の代表が参加した。

古いロシアの都市に因んで命名された「グライヴォロン」は、ロシア海軍の一員となるプロジェクト21631の9番艦である。
その建造は、ゼレノドリスク工場で2015年に始まった。
2002年6月、係留試験が始まった。

プロジェクト21631(コード名「ブヤン-M」)小型ロケット艦は、多目的の「河川-海」クラスの艦である。
艦は、最新の長射程汎用ミサイル複合体「カリブル-NK」を含む最新の風貌の砲、ミサイル、対水中工作防衛、高射及び電波電子兵装を装備する。

プロジェクト21631小型ロケット艦の排水量は949トン、全長75メートル、幅11メートル。
最大速力25ノット。航続距離2500海里、自立航行期間10日。乗組員52名。



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プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦の9番艦「グライヴォロン」は、ロシア内陸部ゼレノドリスク『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で2015年4月10日に起工されました。
[ロシア海軍の小型ロケット艦グライヴォロンは2015年4月10日に起工される]

2020年3月下旬までに黒海艦隊から乗組員が集められました。
[ロシア海軍黒海艦隊はブヤン-M級小型ロケット艦グライヴォロンとカラクルト級小型ロケット艦ツィクロンの乗組員を編成した]

2020年4月に進水しました。

2020年6月10日に造船所の岸壁で係留試験を開始しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の最新小型ロケット艦グライヴォロンは係留試験を開始した]

「グライヴォロン」は7月31日に造船所の岸壁を離れ、ロシア内陸水路経由でノヴォロシースクへ向かいました。

ノヴォロシースク到着後、「グライヴォロン」黒海で洋上試験を行ないます。

「グライヴォロン」は2020年12月末までにロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入されます。

「グライヴォロン」以降の3隻の21631小型ロケット艦(「グラード」、「ナロ・フォミンスク」、「スタヴロポリ」)黒海艦隊へ編入されます。
[ゼレノドリスク造船所はロシア海軍黒海艦隊の為に4隻の小型ロケット艦と4隻の哨戒艦を建造する]

ロシア海軍太平洋艦隊の為の新世代非金属複合材料対機雷防衛艦ヤーコフ・バリャーエフは極東へ向かった

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2020年7月31日8時40分配信
【最新掃海艦「ヤーコフ・バリャーエフ」は太平洋艦隊へ向かった】

『中部ネヴァ川造船工場』で建造されたプロジェクト12700対機雷防衛艦「ヤーコフ・バリャーエフ」は、サンクトペテルブルクから太平洋艦隊の駐留場所への移動に着手した。
同社広報サービスが伝えたように、航海条件に依り、指定地点への掃海艦の到着には、1.5ヶ月~2ヶ月掛かる。


移動は、工場の試運転チームと艦の乗組員により保障される。
基地へ到着すると、『中部ネヴァ川造船工場』の造船業者と掃海艦の乗組員メンバー、契約先組織の代表は、工場航行試験の標準プログラムの実行準備作業を開始する。

艦の発注者への引き渡しと、ロシア連邦海軍への編入は、2020年末に計画されている。

掃海艦「ヤーコフ・バリャーエフ」は、2017年12月に起工され、2020年1月に進水した。
これは、『中部ネヴァ川造船工場』で建造されたプロジェクト12700(コード名「アレクサンドリト」)の4番艦である。
現在、同社では、更なる4隻の「アレクサンドリト」「ゲオルギー・クルバトフ」「ピョートル・イリイチョーフ」「アナトーリー・シレモフ」、そして7月24日に起工された「レフ・チェルナヴィン」が様々な建造進捗段階に在る。

排水量約890トンの「アレクサンドリト」型複合材料掃海艦は、主として海軍基地海域での機雷の捜索及び破壊の為に意図されている。
それは、水中音響ステーション(ソナー)、遠隔操作の自動水中無人機を艦上へ配置する。
同時に艦は、従来の掃海兵装も使用できる。

2019年5月、海軍造船・兵装・運用管理部長ウラジーミル・トリャピチニコフ少将は、『Mil.Press』記者との対談で「アレクサンドリト」シリーズは12隻に増加すると発表した。
彼によると、2050年までの造船プログラムにおいて、30隻以上の掃海艦が計画されている。
彼によると、海軍は毎年3隻の「アレクサンドリト」を必要とする。

現在、ロシア海軍の一員として、プロジェクト12700掃海艦「アレクサンドル・オブホフ」「イワン・アントノフ」「ウラジーミル・イェメリヤノフ」が勤務に就いている。



ロシア海軍新世代掃海艦プロジェクト12700「アレクサンドリト」は、船体が一体成型のガラス繊維強化プラスチックで造られており、世界最大級の非金属船体艦です。
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従来のソ連/ロシア海軍掃海艦は、外洋で活動する海洋掃海艦と、自軍基地周辺海域で活動する基地掃海艦に分けられていましたが、プロジェクト12700は、基地掃海艦海洋掃海艦を統合するものとなり、「対機雷防衛艦」とも呼ばれています。
(当初は基地掃海艦に分類されていたが、2016年に海洋掃海艦となった)


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プロジェクト12700対機雷防衛艦の5番艦「ヤーコフ・バリャーエフ」は、サンクトペテルブルク『中部ネヴァ川造船工場』で2017年12月26日に起工されました。
[ロシア海軍の為の新型掃海艦ヤーコフ・バリャーエフはサンクトペテルブルクで起工された]

艦名の元になったヤーコフ・イラリオノヴィチ・バリャーエフ(1924年6月9日-1945年8月14日)は、1945年8月のソヴィエト-日本戦争に参加した海軍歩兵隊員であり、8月14日に朝鮮北部清津の戦闘で戦死し、21歳の短い生涯を閉じました。
死後、ソヴィエト連邦英雄称号を授与されました。
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「ヤーコフ・バリャーエフ」は2019年12月18日に屋内造船台から出渠しました。


「ヤーコフ・バリャーエフ」の乗組員団は、2019年12月末までにカムチャツカ半島に駐留する太平洋艦隊北東軍集団第114水域防護艦旅団で編成されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の新世代非金属複合材料対機雷防衛艦ヤーコフ・バリャーエフの乗組員が編成された]
同旅団の配下には、掃海艦3隻を有する第117水域防護艦大隊が有りますので、「ヤーコフ・バリャーエフ」は、同大隊に配属されるようです。

2020年1月29日、「ヤーコフ・バリャーエフ」は進水しました。


[ロシア海軍太平洋艦隊の為の新世代非金属複合材料対機雷防衛艦ヤーコフ・バリャーエフはサンクトペテルブルクで進水した]

サンクトペテルブルクロシア海軍統合訓練センターでの「ヤーコフ・バリャーエフ」の乗組員の訓練は2020年3月下旬に完了し、その後、バルト艦隊へ配備された1番艦「アレクサンドル・オブホフ」で洋上の実地訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の新世代非金属複合材料対機雷防衛艦ヤーコフ・バリャーエフ乗組員はサンクトペテルブルクでの訓練を完了した]

そして2020年7月31日、「ヤーコフ・バリャーエフ」『中部ネヴァ川造船工場』の艤装岸壁を離れ、太平洋艦隊の配備予定基地へ向かいました。

今回の記事では、具体的に何処へ向かったのかは触れられていませんが、同艦は北東軍集団へ配備されるので、おそらくはペトロパヴロフスク・カムチャツキー港でしょう。

具体的な移動ルートにも一切触れられていませんが、可能性が高いのは、北極海経由、いわゆる北方海上航路でしょう。

太平洋艦隊の基地へ到着後、「ヤーコフ・バリャーエフ」は洋上試験を開始します。

「ヤーコフ・バリャーエフ」は、2020年末にロシア海軍への就役が予定されています。

ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はレーダーのポリマー保護材を装備している

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2020年7月30日12時7分配信
【『ロステフ』は海軍の最新鋭艦の電波位置測定ステーションの為のポリマー保護について話した】

A.G.ロマシン記念オブニンスク科学生産事業『テフノローギヤ』(『ロステフ』)は、最新フリゲート「アドミラル・フロータ・カサトノフ」の電波位置測定ステーションのアンテナシステムの為のポリマー材料掩蔽を開発し、設置した。
国営法人の広報サービスが説明したように、特別な構造は、機器を気象の影響から保護し、高度の信頼性と長期の耐用期間を有する。

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掩蔽は、半径300kmでの小サイズを含む目標の探知及び認識の為の信号の確実な受信及び転送を保持する。
ポリマー複合材料から成る保護構造は、15年以上に渡り極限条件下での動作を可能にすると『ロステフ』広報サービスは保証した。

フリゲート「アドミラル・フロータ・カサトノフ」の為、科学生産事業『テフノローギヤ』は更に、複合材料から成る他の製品を製造した:送風管、桁、アンテナブロックの要素。

「わが社は、2003年から戦闘艦の装備品に従事しております。
これまでに我々の専門家は、13隻のプロジェクト20380コルベット及びプロジェクト22350フリゲートの為のものを含め、海上配置電波位置測定ステーションの為の1000以上のセットを製造しました」
科学生産事業『テフノローギヤ』
総取締役アンドレイ・シルキンは話した。
「このプロジェクトの枠組みで、艦の上部に配置される電波位置測定機器の保護の為、ポリマー複合材料から成る4メートルの多層構造を開発しました。
この主な課題は、電波透過性の要件の保障でした」


フリゲート「アドミラル・フロータ・カサトノフ」は、7月21日にロシア海軍へ正式に補充された事が想い起こされる。
これは、『北方計画設計局』が作成したプロジェクト22350の最初の生産艦である。

[『Mil.Press FlotProm』参照]
プロジェクト22350フリゲート
の満載排水量は5400トン、全長135メートル、幅16メートル。
艦は29ノットの速力を発揮する。
自立航行期間30日。
航続距離4500海里。
乗組員170名+海軍歩兵隊員20名。

22350フリゲートの主要打撃力は、高精度遠距離有翼ミサイル「カリブル」である。
この他、艦は130mm砲A-192高射ミサイル複合体「ポリメント-リドゥート」対潜兵器複合体「パケート」ミサイル砲システム「パラシ」を装備する。
艦上にはヘリコプターKa-27PLが駐留する。



1等多目的フリゲート・プロジェクト22350の2番艦「アドミラル-フロータ・カサトノフ」は、サンクトペテルブルク『北方造船所』で2009年11月26日に起工されました。
[プロジェクト22350フリゲート2番艦「カサトノフ海軍元帥」起工]

起工から約5年後の2014年12月12日に進水しました。

[ロシア海軍の新型フリゲート(大型警備艦)アドミラル・フロータ・カサトノフは進水した]

2016年6月下旬、「アドミラル・カサトノフ」「主要打撃複合体」が設置されました。
[建造中のロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"へ汎用打撃ミサイル発射機が設置された]
これは、有翼ミサイル「オーニクス」「カリブル」汎用ミサイル垂直発射機3S-14UKSKを指しています。


2018年12月21日、「アドミラル・カサトノフ」は、洋上試験の最初の段階である工場航行試験を開始する為、造船所の岸壁を離れました。
[ロシア海軍のアドミラル・ゴルシコフ型フリゲート2番艦アドミラル・カサトノフは洋上試験を開始した]


フィンランド湾における工場航行試験の第1段階を終えた「アドミラル・カサトノフ」は、2019年1月9日にサンクトペテルブルクへ戻りました。
[ロシア海軍のアドミラル・ゴルシコフ型フリゲート2番艦アドミラル・カサトノフは最初の洋上試験を完了した]
最初の航行試験は、フィンランド湾が結氷していた為、速力は26ノットまでしか出さなかったようです。
(プロジェクト22350フリゲートの最大速力は29ノット)

2019年4月21日、「アドミラル・カサトノフ」は2回目の工場航行試験を開始しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は2回目の洋上試験を開始した]

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その後、大祖国戦争(1941年6月22日のナチスドイツ軍によるソ連侵攻開始から1945年5月9日のベルリン占領までのソ連-ドイツ戦争ロシア側公式呼称)の勝利74周年の祝賀行事へ参加する為、一時バルチースクへ戻りました。

「アドミラル・カサトノフ」は5月9日の戦勝記念日をバルチースク軍港で祝いました。

その後、洋上試験を続ける為、再びバルト海へ出航しました。
[ロシア海軍最新鋭のフリゲート"アドミラル・カサトノフ"とコルベット"グレミャーシチー"はバルト海で洋上試験を続ける]

その後、物資補充の為に一旦バルチースクへ戻り、5月29日に出航しました。
[ロシア海軍最新鋭のフリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバルト海で洋上試験を行なっている]

6月4日には、同じくバルト海で洋上試験中のプロジェクト23130中型海洋給油船「アカデミック・パシン」から洋上給油を受けました。
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[ロシア海軍の新型給油船(補給艦)アカデミック・パシンはバルト海で最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"への洋上給油を行なった]

6月20日までに洋上試験の第2段階は終了し、建造元の『北方造船所』へ戻りました。
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[ロシア海軍最新鋭のフリゲート"アドミラル・カサトノフ"は洋上試験の第2段階を終えてサンクトペテルブルクへ戻った]

「アドミラル・カサトノフ」は、2019年7月10日~14日にサンクトペテルブルクで開催された国際海軍サロンIMDS-2019で展示されました。
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そしてサンクトペテルブルクで7月28日に行なわれた『ロシア海軍の日』観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2019年7月28日14時37分配信
【ロシアは『海軍の日』を迎えた】


8月23日、「アドミラル・カサトノフ」は洋上試験を再開する為に出航しました。

[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は洋上試験を再開した]

その後もバルト海で試験は続けられ、9月20日にはバルト艦隊航空隊航空機を目標にしたレーダーの動作試験が行なわれ、翌9月21日には、130mm砲A-192及び30mm高射機関砲「パラシ」の射撃試験が実施されました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバルト海で射撃試験を実施した]

バルト海で試験試験を行なっていた「アドミラル・カサトノフ」でしたが、10月上旬にバルト海を出て北方へ向かい、10月中旬に白海へ到着しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は試験の為に白海へ到着した]

その後、白海での洋上試験が始まりました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は北方海域での洋上試験の準備を進めている]

その後、一旦白海海軍基地へ戻った後、11月20日に白海での洋上試験を再開しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は白海で洋上試験を行なっている]

11月25日にはヘリコプターの着艦試験が行なわれました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は白海でヘリコプターの発着試験を行なった]

その後、一旦白海海軍基地へ戻り、11月27日に出航しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は白海で兵装の試験を行なう]

11月29日、白海「アドミラル・カサトノフ」は、汎用垂直発射機3S-14から有翼ミサイル「カリブル」(対艦型)超音速対艦ミサイル「オーニクス」を同時に発射しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は白海で対艦ミサイル"オーニクス"と"カリブル"を同時に発射した]

12月1日(ロシア連邦軍の新年度の初日)、今度は白海からチジャ射爆場の地上目標へ有翼ミサイル「カリブル」(対地型)を発射しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は白海で地上目標へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]
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12月8日、「アドミラル・カサトノフ」セヴェロモルスク泊地へ到着しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はセヴェロモルスクへ到着した]

12月18日、「アドミラル・カサトノフ」は、再び試験の為にバレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバレンツ海へ出航した]

試験後に一旦基地へ戻った後、12月24日に再びバレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は兵装試験の為にバレンツ海へ出航した]

しかし、バレンツ海は悪天候の為、予定された試験は一部しか実行できておらず、兵装の射撃試験などは天候回復まで延期される事になりました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は悪天候下のバレンツ海で洋上試験を行なっている]

「アドミラル・カサトノフ」は、2019年12月末にロシア海軍への引き渡しが予定されていましたが、洋上試験が全て完了しなかった為、2020年に延期される事になりました。
[アドミラル・ゴルシコフ型フリゲート2番艦アドミラル・カサトノフは2019年12月にロシア海軍へ引き渡される]

年が明けた2020年1月11日、「アドミラル・カサトノフ」は、残りの洋上試験を行なう為、バレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバレンツ海で最終洋上試験を再開した]

1月14日には沿岸目標へ130mm砲を発射しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバレンツ海で沿岸への艦砲射撃を行なった]

2月3日には高射ミサイル「ポリメント-リドゥート」の発射試験を行ないました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバレンツ海で高射ミサイル"ポリメント-リドゥート"を発射した]

2月9日には電波電子戦闘複合体による電波妨害の試験を行ないました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバレンツ海で電波電子妨害試験を行なった]

2月11日、「アドミラル・カサトノフ」セヴェロモルスクへ帰投しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はセヴェロモルスクへ帰投した]

2月14日、130mm砲A-192及び30mm高射機関砲「パラシ」の射撃試験などを行なう為、バレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバレンツ海で砲撃試験を行なう]

射撃試験実施後、一旦セヴェロモルスクへ戻り、2月20日に再び出航しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバレンツ海で洋上試験を続ける]

その後、一旦セヴェロモルスクへ戻り、3月24日に出航しました。
「アドミラル・カサトノフ」は、水中音響複合体(ソナー)対潜兵器の試験を行ないました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバレンツ海でソナーと対潜兵器の試験を行なう]

北方海域(バレンツ海白海)での洋上試験を全て完了した「アドミラル・カサトノフ」は、北方艦隊基地セヴェロモルスクを去り、バルト海へ向かいました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は北方艦隊基地セヴェロモルスクを去り、バルト海へ向かった]

4月14日にバルト艦隊基地バルチースクへ到着しました。
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[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバルト艦隊基地バルチースクへ到着した]

5月21日、「アドミラル・カサトノフ」は、最終洋上試験を行なう為にバルト海へ出航しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバルト海で最終洋上試験を開始した]

6月2日には対魚雷兵器「パケート」(324mm魚雷迎撃用魚雷)の発射試験を行ないました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバルト海で魚雷迎撃魚雷パケートの発射試験を行なった]

6月6日、全ての洋上試験を終えて建造元の『北方造船所』へ戻りました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は全ての洋上試験を完了した]
「アドミラル・カサトノフ」『北方造船所』で検査とメンテナンスを行ない、一度海上へ検査出航した後、ロシア海軍への引き渡しの準備を行ないます。

2020年7月15日、「アドミラル・カサトノフ」の受領-引渡証書への署名が行なわれ、ロシア海軍へ納入されました。
[プロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)フリゲート2番艦アドミラル・カサトノフはロシア海軍へ納入された]

正式な就役式典となる聖アンドレイ旗初掲揚式典は、サンクトペテルブルクネヴァ川泊地に停泊中の「アドミラル・カサトノフ」で7月21日に開催されました。


[プロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)フリゲート2番艦アドミラル・カサトノフはロシア海軍へ就役した]


名実ともにロシア海軍へ就役した「アドミラル・カサトノフ」は、7月26日の『ロシア海軍の日』サンクトペテルブルクネヴァ川で行なわれた観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。

コムソモリスク・ナ・アムーレ造船所でロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭小型ロケット艦パヴロフスクが起工された



『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2002年7月29日5時18分配信
【太平洋艦隊の為の有翼ミサイル「カリブル-NK」搭載小型ロケット艦「パヴロフスク」はアムール造船工場で起工された】

本日(7月29日)、コムソモリスク・ナ・アムーレ公開株式会社『アムール造船工場』で、太平洋艦隊の為の4隻目となるプロジェクト22800小型ロケット艦の起工が行なわれた。
海軍総司令官の指示に沿って、それは「パヴロフスク」と命名された。

式典で太平洋艦隊を代表したのは艦隊副司令官デニス・ベレゾフスキー中将であった。
彼は、ハバロフスク地方知事代行ミハイル・デグチャリョフと共に、最新艦のセクションへ起工記念板を取り付ける名誉ある権利が与えられた。
伝統に沿って、将来の小型ロケット艦の起工セクションは、アムール主教チェグドムインンスキー・ニコライにより清められた。

[参照]
プロジェクト22800小型ロケット艦
は、中央海洋設計局『アルマーズ』により設計された。
艦の全長は67メートル、幅11メートル、吃水4メートル。
主動力装置はディーゼルエレクトリック。最大航行速力30ノット、航続距離2500海里、自立航行期間15日。

これらの艦の建造は、ロシア国防省と締結した契約の枠組みで実行される。
以前、『アムール造船工場』では、小型ロケット艦「ルジェフ」、「ウドムリャ」、「ウスリースク」が起工された。
これらの艦は、2020年以降の就役が予定されている。

小型ロケット艦は、76mm汎用自動砲高射ミサイル砲複合体「パーンツィリ-M」、更には有翼ミサイル打撃複合体「カリブル-NK」で武装する。



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プロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦は、ロシア海軍の現用のプロジェクト12341「オヴォード」小型ロケット艦(ナヌチュカ級)及びプロジェクト12411「モルニヤ」ロケット艇(タランタル級)の後継となる新世代の小型ロケット艦であり、ロシア国内の複数の造船所で建造されています。
(サンクトペテルブルク『ペラ』造船所で4隻、クリミア半島フェオドシヤ造船所で3隻、ケルチ『ザリフ』造船所で3隻、ゼレノドリスク造船所で2隻)


極東造船所でも計6隻の「カラクルト」級小型ロケット艦が建造されます。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為のカラクルト級小型ロケット艦6隻の建造契約は2019年に締結される]

この内の4隻は、コムソモリスク・ナ・アムーレ市『アムール造船工場』で建造されます。
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その最初の2隻~「ルジェフ」及び「ウドムリャ」は2019年7月1日に起工されました。

[コムソモリスク・ナ・アムーレ造船所でロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭小型ロケット艦ルジェフとウドムリャが起工された]

3隻目となる「ウスリースク」は2019年12月26日に起工されました。

[コムソモリスク・ナ・アムーレ造船所でロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭小型ロケット艦ウスリースクが起工された]

そして2020年7月29日、4隻目の「パヴロフスク」が起工されました。

これで『アムール造船工場』建造分4隻は全て起工されました。

あとの2隻は、ウラジオストク市『東方造船所』での建造が予定されています。
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ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・マカロフ"は地中海東部で対空防衛演習を行なった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2020年7月28日11時30分配信
【黒海艦隊のフリゲート「アドミラル・マカロフ」は地中海で対空防衛演習を行なった】

地中海ロシア海軍常設グループの一員として任務を遂行している黒海艦隊フリゲート「アドミラル・マカロフ」乗組員は、海上移動中の艦の対空防衛演習を実施した。

活動計画下で、フリゲートの対空防衛当直勤務班は、艦へ接近する仮想敵航空機を探知し、その後、将兵は空中攻撃手段を撃退する為の行動を実行した。

演習中、艦の戦闘情報所班は、仮想目標を探知、分類し、対空防衛班は、攻撃距離へ進入した「敵」航空機を、高射ミサイルの電子発射により成功裏に破壊した。

フリゲート「アドミラル・マカロフ」は、2020年6月から地中海ロシア海軍常設グループの一員として任務を遂行している。



ロシア黒海艦隊プロジェクト11356Rフリゲート3番艦「アドミラル・マカロフ」(499、2017年12月27日就役)は、同型艦((11356Rの1番艦)「アドミラル・グリゴロヴィチ」(494、2016年3月11日就役)と共に2020年2月27日にセヴァストーポリを出航し、地中海へ向かいました。
2月28日にはボスポラス海峡へ入り、その後、地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"と"アドミラル・マカロフ"は地中海へ向かった]

先に地中海東部へ入っていた同型艦(11356Rの2番艦)「アドミラル・エッセン」(490、2016年6月7日就役)と合流し、各種戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート3隻は地中海東部で戦闘訓練を行なった]

4月に入ってからも3隻のフリゲートは一緒に行動していました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート3隻は地中海東部で対潜戦闘訓練を行なった]


その後、「アドミラル・マカロフ」「アドミラル・エッセン」「アドミラル・グリゴロヴィチ」と別れ、4月9日にダーダネルス海峡ボスポラス海峡を通過して黒海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"と"アドミラル・マカロフ"は地中海を去った]

翌4月10日、「アドミラル・マカロフ」「アドミラル・エッセン」は母港セヴァストーポリへ到着しました。

しかし、ヨーロッパにおける新型コロナウイルスの流行・感染拡大に関連し、「アドミラル・エッセン」「アドミラル・マカロフ」は、暫くセヴァストーポリ港内の泊地に留め置かれる事になりました。
「アドミラル・エッセン」「アドミラル・マカロフ」は3月末に外国港(おそらくはキプロスリマソール港)へ寄港していた為、外国港を出てから14日間は検疫期間として乗組員は陸地へ上陸できず、艦内に留まる事になりました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"と"アドミラル・マカロフ"はセヴァストーポリ港内へ入った]

「アドミラル・マカロフ」「アドミラル・エッセン」は艦内の消毒などの措置が行なわれ、4月11日にセヴァストーポリ港埠頭へ入りました。
[地中海東部から戻ってきたロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"と"アドミラル・マカロフ"は検疫措置を終えてセヴァストーポリ埠頭へ係留された]

それから2ヶ月以上経過した6月下旬、「アドミラル・マカロフ」セヴァストーポリを出航し、6月24日にはボスポラス海峡へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・マカロフ"は地中海へ向かった]

地中海東部へ到着した「アドミラル・マカロフ」は、6月29日に対空防衛及び対水中破壊工作演習を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・マカロフ"は地中海東部で演習を行なった]

2020年7月26日の『ロシア海軍の日』には、シリアタルトゥース港で行なわれた観艦式へ参加しました。

[シリアのタルトゥース港で『ロシア海軍の日』観艦式が行なわれた]

7月28日には地中海東部で対空防衛演習を行ないました。


現在、地中海東部(シリア沖)には、少なくとも以下のロシア海軍の艦船が滞在しており、地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の指揮下で行動しています。

[黒海艦隊]
潜水艦「ノヴォロシースク」
2019年12月初頭から地中海東部に滞在
潜水艦「ロストフ・ナ・ドヌー」2020年6月下旬から地中海東部に滞在
フリゲート「アドミラル・マカロフ」2020年6月下旬から地中海東部に滞在
海洋掃海艦「ヴィツェ・アドミラル・ザハリン」2020年5月下旬から地中海東部に滞在
大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」:2020年6月中旬から地中海東部に滞在
対水中工作艇「キネリ」:2019年10月中旬から地中海東部に滞在
海洋曳船「セルゲイ・バルク」:2020年6月下旬から地中海東部に滞在
サルベージ船KIL-158:2020年7月中旬から地中海東部に滞在
救助曳船SB-362020年5月下旬から地中海東部に滞在
工作船PM-562020年3月下旬から地中海東部に滞在

ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・トリブツとアドミラル・ヴィノグラードフは日本海で対潜戦闘演習を行なった


『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア沿海地域情報供給部(ウラジオストク市)発表
2020年7月28日6時40分配信
【日本海で太平洋艦隊の艦及び航空隊は演習中にミサイル、魚雷、深海爆弾を使用した】

日本海エリアで太平洋艦隊沿海地方多種戦力小艦隊の艦は、海上航空隊と協同で戦術対潜演習を実施し、その中で仮想敵潜水艦の捜索及び破壊へ取り組んだ。

大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」「アドミラル・トリブツ」で構成される捜索打撃艦グループは、対潜航空機Il-38及びヘリコプターKa-27PLと協同で、指定海域における仮想敵潜水艦の捜索を行なった。
この目的で、太平洋艦隊ディーゼル潜水艦の内の1隻が参加した。

潜水艦との接触を確立した後、捜索打撃艦グループは、対潜兵器を組み合わせて使用した:ミサイル、魚雷、深海爆弾
大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」は、自己誘導対潜魚雷を持つ有翼ミサイルの発射を行ない、そして大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」は、魚雷及び対潜深海爆弾の一斉射撃を行なった。

空中からは、対潜ヘリコプターKa-27PL航空魚雷を使用して潜水艦を攻撃した。



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プロジェクト1155大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」(1986年2月15日就役)は、2014年からウラジオストク艦船修理工場『ダーリザヴォード』で近代化改装を行ない、2016年7月に艦隊へ復帰しました。
[近代化改装を終えた大型対潜艦アドミラル・トリブツは2016年7月にロシア海軍太平洋艦隊へ復帰する]

改装後は積極的に遠距離航海や国際海軍演習へ参加しており、最近では2020年6月初頭にピョートル大帝湾で砲撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・トリブツはピョートル大帝湾で砲撃訓練を行なった]

2020年6月末には日本海で行なわれた潜水艦捜索演習へ参加しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の対潜艦部隊と対潜哨戒機は日本海で潜水艦捜索演習を行なった]


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大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」(1989年5月1日就役)は、2020年2月上旬から3月末まで南アジアへの遠距離航海を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフはスリランカを去った]

スリランカを訪問した後に帰路へ就き、3月26日に対馬海峡を北上し、その後、ウラジオストクへ帰投しました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2020年3月27日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】


2020年7月16日、2隻の大型対潜艦ウラジオストクを出航し、海上での砲撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・トリブツとアドミラル・ヴィノグラードフは日本海で砲撃訓練を行なった]

7月28日、2隻の大型対潜艦日本海で対潜戦闘演習を行ないました。

大型対潜艦の艦載機である対潜ヘリコプターKa-27PLの他、沿海地方ニコラエフカ飛行場に駐留する対潜哨戒機Il-38も演習へ参加しました。
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演習の「敵役」は、ウラジオストク南部ウリス湾に駐留する第19潜水艦旅団所属の通常動力潜水艦(プロジェクト877)が務めました。
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なお、大型対潜艦が使用した「深海爆弾」とは、対潜ロケット複合体RBU-6000(RPK-8「ザーパド」)を指しています。
[ロシア海軍の為の対潜/対魚雷ロケットの生産が再開される]

「自己誘導対潜魚雷を持つ有翼ミサイル」とは、対潜ミサイル85RU「ラストルブ」を指しています。
[ロシアはラストルブ(SS-N-14)対潜ミサイルを近代化する]

シリアのタルトゥース港で『ロシア海軍の日』観艦式が行なわれた


『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2020年7月26日12時0分配信
ロシア海軍情報供給グループ発表
【『ロシア海軍の日』にシリアのタルトゥース港泊地で、地中海のロシア海軍常設作戦連合部隊の一員として加わっている戦闘艦と支援船のパレードが行なわれた】

パレードの隊列には、ロシア海軍の最新の戦闘艦が関わった~プロジェクト636.3ディーゼルエレクトリック潜水艦「ノヴォロシースク」、フリゲート「アドミラル・マカロフ」、海洋掃海艦「ヴィツェ・アドミラル・ザハリン」、更には補助艦隊~サルベージ船KIL-158、救助曳船SB-36
軍事スポーツ祭典の各要素には、対水中工作艇「ラプトル」型「グラチョノク」型が参加した。

シリア領海での式典行事は、満艦飾が飾られ、タルトゥース港外部で縦列ラインに整列したロシア海軍の艦の隊列の巡回から始まり、シリア・アラブ共和国ロシア連邦軍グループ司令官アレクサンドル・チャイコ中将とパレード指揮官セルゲイ・トロネフ1等海佐がパレードを査閲した。

艦列の巡回の後、シリア・アラブ共和国ロシア連邦軍グループ司令官とパレード指揮官はフリゲート「アドミラル・マカロフ」へ到着し、その艦上で、戦闘勤務で功績があり、模範的な軍務を遂行した軍事船員の表彰式典が開催された。

海軍パレードの式典部門の完了後、ロシア海軍の艦船の乗組員は、軍事スポーツ祭典中に、その戦闘能力と海上技量を披露した。

軍事スポーツ祭典の空中部門では、海上航空隊及び航空軍団輸送・打撃ヘリコプターKa-27PS、Mi-8MTSh、Mi-35が展示飛行を行なった。
ヘリコプターに加え、海軍パレードの航空部門では、ロシア航空宇宙軍前線爆撃機Su-24、多機能航空機Su-34、Su-35、遠距離電波位置測定探知航空機A-50、輸送航空機An-26、An-72地中海沿岸上空を飛行した。

軍事スポーツ祭典の海上部門の枠組みで、タルトゥース市のゲストと住民へロシア軍事船員は、「ラプトル」艇及び航空軍団打撃ヘリコプターMi-35の火力支援下でのロシア海軍歩兵部隊の沿岸への上陸と占領、対機雷防衛艦「ヴィツェ・アドミラル・ザハリン」によるディーゼルエレクトリック潜水艦の掃海先導と、艦載砲の助力による浮揚機雷の破壊のエピソードを見せた。
フリゲート「アドミラル・マカロフ」は、潜水艦の捜索及び反応爆雷複合体RBU-6000による仮想破壊を行ない、更には仮想敵航空攻撃手段の打撃から逃れる為のパッシブ妨害設置を行ない、砲兵器A-190及びAK-630から空中目標に対する射撃を実施した。
軍事スポーツ祭典のエピソードの見せ物の1つに、救助曳船SB-36による火災対処作業が有った。

ロシア海軍の艦に加え、軍事スポーツ祭典には、シリア・アラブ共和国海軍第110水上艦旅団から2隻のプロジェクト205ロケット艇が参加した。

タルトゥース港水域での軍事スポーツ祭典プログラムは、ロシア連邦国旗、シリア・アラブ共和国及びロシア海軍の旗を掲げた「ラプトル」艇の通過と海上航空隊ヘリコプターKa-27の上空飛行で完了した。

合計して祝賀行事には、ロシア海軍の9隻の戦闘艦、戦闘艇、支援船、ロシア航空宇宙軍及びロシア海軍海上航空隊の14機の飛行装置、更にはシリア海軍の2隻のロケット艇が参加した。



潜水艦「ノヴォロシースク」(2014年8月22日就役)は、2019年12月4日にボスポラス海峡を通過し、その後、地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ノヴォロシースクは地中海へ入る]

フリゲート「アドミラル・マカロフ」(499、2017年12月27日就役)は、6月23日頃にセヴァストーポリを出航し、6月24日にボスポラス海峡を通過し、その後、地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・マカロフ"は地中海へ向かった]

海洋掃海艦「ヴィツェ・アドミラル・ザハリン」(2009年1月17日就役)は、2020年5月24日にボスポラス海峡を通過し、その後、地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の海洋掃海艦ヴィツェ・アドミラル・ザハリン、対水中工作艇カデート、救助曳船SB-36は地中海東部へ向かった]


2020年7月26日の『ロシア海軍の日』には、ロシア海軍の主な軍港で観艦式が行なわれましたが、ロシア本土以外では唯一、シリアタルトゥース港で観艦式が行なわれました。

シリア海軍からもオーサ級ミサイル艇(プロジェクト205)2隻が参加しました。
『Oryx Blog - ジャパン』より
2017年1月13日配信
【フォトレポート:シリア・アラブ海軍】


現在、地中海東部(シリア沖)には、少なくとも以下のロシア海軍の艦船が滞在しており、地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の指揮下で行動しています。

[黒海艦隊]
潜水艦「ノヴォロシースク」
2019年12月初頭から地中海東部に滞在
潜水艦「ロストフ・ナ・ドヌー」2020年6月下旬から地中海東部に滞在
フリゲート「アドミラル・マカロフ」2020年6月下旬から地中海東部に滞在
海洋掃海艦「ヴィツェ・アドミラル・ザハリン」2020年5月下旬から地中海東部に滞在
大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」:2020年6月中旬から地中海東部に滞在
対水中工作艇「キネリ」:2019年10月中旬から地中海東部に滞在
海洋曳船「セルゲイ・バルク」:2020年6月下旬から地中海東部に滞在
サルベージ船KIL-158:2020年7月中旬から地中海東部に滞在
救助曳船SB-362020年5月下旬から地中海東部に滞在
工作船PM-562020年3月下旬から地中海東部に滞在

ロシア海軍の最新鋭原子力水中巡洋艦カザンの最終洋上試験は2020年8月に始まる

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『タス通信』より
2020年7月26日19時21分配信
【情報筋:原子力潜水艦「カザン」の国家試験は8月前半に始まる】
モスクワ、7月25日/タス通信

プロジェクト885M(ヤーセン-M)原子力潜水艦のトップ「カザン」の国家試験は8月前半に始まる。
『タス通信』防衛産業企業体の情報提供者より伝えられた。

「国家試験の為の原子力潜水艦カザンの出航は、8月前半に計画されております。
それが成功裏に終了した場合、潜水艦は海軍へ引き渡され、それは2020年末までに予定されております」

彼は話した。
彼によると、原子力潜水艦「カザン」「試験の技術的準備は100パーセントです」

『タス通信』は、この問題に関するコメントを『セヴマシュ』(『統合造船業営団』へ加入)より得られなかった。

現在、ロシア海軍には、ただ1隻の基礎プロジェクト885(コード名「ヤーセン」)原子力潜水艦「セヴェロドヴィンスク」が就役している。
それは『セヴマシュ』で1993年12月21日に起工され、2010年6月15日に進水し、2014年6月17日に海軍へ受け入れられた。
プロジェクト885M原子力潜水艦のトップ「カザン」は2009年7月24日に起工され、2017年3月31日に進水し、現在は試験を行なっている。
それは2020年末に海軍へ加入するものと予想される。

原子力潜水艦「セヴェロドヴィンスク」北方艦隊に在り「カザン」もまた、北方艦隊の一員として勤務を行なう。

プロジェクト885/885M原子力潜水艦の基本兵装は、ミサイル「カリブル」或いは「オーニクス」である。
近い内に「セヴェロドヴィンスク」は、レウトフ科学生産合同『機械製造』が開発、製造する極超音速ミサイル「ツィルコン」の試験へ着手するものと見られる。



ロシア海軍第4世代原子力潜水艦であるプロジェクト885「ヤーセン」原子力水中巡洋艦の2番艦(改型のプロジェクト885M「ヤーセン-M」としては1番艦)「カザン」は、2009年7月24日にセヴェロドヴィンスク造船所『セヴマシュ』で起工されました。
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[改セヴェロドヴィンスク型原潜「カザン」起工]
[改セヴェロドヴィンスク型原潜カザンは新型機器のみを装備した初の第4世代原潜となる]
[改ヤーセン級多用途原潜カザンの操舵装置の製造が始まった]

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プロジェクト885M「ヤーセン-M」は、以前の885「ヤーセン」(「セヴェロドヴィンスク」)よりも全長が10メートル短くなり(つまり129.2メートル)、533mm魚雷発射管は8門に減らされ(「セヴェロドヴィンスク」は10門)、4連装垂直ミサイル発射管は10基(「セヴェロドヴィンスク」は8基)に増加しています。
従いまして、885の改良型と言うよりは実質的に新しい設計の潜水艦と言えます。

北方艦隊への配備が予定されている「カザン」の乗組員の編成は、2016年3月までに完了しました。
[ロシア海軍北方艦隊潜水部隊は新世代戦略原潜クニャージ・ウラジーミルと多用途原潜カザンの乗組員を編成した]

「カザン」は2017年3月31日に進水しました。

[ロシア海軍の第4世代原子力水中巡洋艦ヤーセン級2番艦カザンはセヴェロドヴィンスク造船所で進水した]

2017年7月末からは、造船所の岸壁で係留試験が始まりました。
[ロシア海軍の第4世代原子力水中巡洋艦ヤーセン級2番艦カザンの係留試験が始まった]

2018年9月24日、「カザン」は最初の航行試験(工場航行試験)へ出発しました。

[ロシア海軍の為のヤーセン級原子力水中巡洋艦2番艦カザンの航行試験が始まった]
試験は2019年1月初頭頃まで続きました。


当初、「カザン」ロシア海軍への引き渡しは2019年12月末に予定されていました。
[第4世代原子力水中巡洋艦ヤーセン級2番艦カザンは2019年にロシア海軍へ引き渡される]

しかし、航行試験の結果、幾つかの不具合が発覚した為、2019年中の引き渡しは実現できませんでした。
[ヤーセン級原子力水中巡洋艦2番艦カザンのロシア海軍への引き渡しは延期されるかもしれない]

「カザン」は、2019年7月以降に航行試験を再開しました。
[ロシア海軍の最新鋭原子力水中巡洋艦ヤーセン級2番艦カザンは2019年7月に航行試験を再開する]

しかし、不具合は完全に修正されたわけでは無く、「カザン」ロシア海軍への引き渡しは、2020年末頃までに延期される事になりました。
[ヤーセン級原子力水中巡洋艦2番艦カザンのロシア海軍への引き渡しは2020年に延期された]

一方、「カザン」の航行試験は白海で続けられ、12月5日には魚雷発射試験を行ない、水中目標へ2基の魚雷を一斉に発射しました。
[ロシア海軍の最新鋭原子力水中巡洋艦カザンは白海で魚雷発射試験を行なった]

翌12月6日には水上目標への魚雷発射試験を行ないました。
[ロシア海軍の最新鋭原子力水中巡洋艦カザンは白海で水上目標へ魚雷を発射した]

白海での「カザン」の航行試験は、2019年12月半ばまで続けられました。

2020年にも「カザン」の航行試験は続けられます。
[ロシア海軍の最新鋭原子力水中巡洋艦カザンの洋上試験は延長される]

「カザン」の最終洋上試験となる国家試験は、以前には2020年秋に始まると言われていましたが、少し早まるようです。
[ロシア海軍のヤーセン-M原子力水中巡洋艦カザンは2020年秋に最終洋上試験を開始する]

「カザン」ロシア海軍への引き渡しは、試験が順調に進めば2020年12月末になります。
[ヤーセン-M原子力水中巡洋艦カザンは2020年12月にロシア海軍へ就役する]


当初、「ヤーセン」級シリーズの建造は、原型1隻、改型6隻の計7隻で完了する予定でしたが、2019年6月27日、モスクワ州愛国者公園で開催された軍事機器展示会『アルミヤ-2019』の会場において、「ヤーセン-M」2隻の新たな建造契約が締結されました。
[ロシア海軍の為のヤーセン-M級多用途原潜2隻とラーダ級潜水艦2隻が追加発注された]

この2隻は、2020年7月20日に起工されました。
[ヤーセン-M原子力水中巡洋艦ヴォロネジとウラジオストクは2027-2028年にロシア海軍へ就役する]

ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦クラスノダールはバルト海へ入った

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2020年7月25日20時52分配信
【ロシア連邦の潜水艦「クラスノダール」はバルト海へ入った】
ロンドン、7月25日、インタファクス

有翼ミサイル「カリブル」を装備するロシア潜水艦「クラスノダール」は、地中海を通行した後、土曜日に、ウェブカメラによると、デンマークエーレスンド海峡の橋を通過してバルト海エリアへ入った。

潜水艦には、カテガット海峡で合流したバルト艦隊救助曳船SB-123が同行している。
デンマーク沿岸に沿ったロシア潜水艦の通行は、デンマーク王立海軍哨戒艦R521により追跡された。

週の初めにラ・マンシュ海峡を通過した「クラスノダール」には、ブリテン王立海軍警備艦HMS「タイン」HMS「マーシー」が同行した。

ブリテンのモニタリングサイトが伝えたように、7月13日、潜水艦「クラスノダール」地中海からジブラルタル海峡を通過して大西洋へ出た。

潜水艦「クラスノダール」は、昨年3月からロシア海軍常設作戦連合部隊の一員として地中海に居た。
それ(常設作戦連合部隊)は、およそ15隻の戦闘艦と支援船で構成される。
ロシアの艦と潜水艦は、一度ならず地中海エリアからシリアの過激派へミサイル「カリブル」による打撃を与えた。

「クラスノダール」は、ロシアプロジェクト636.3「ワルシャワンカ」ロケットディーゼルエレクトリック潜水艦であり、黒海艦隊第4独立潜水艦旅団に所属している。
6隻から成るプロジェクト636.3「ワルシャワンカ」シリーズの内の4番艦である。

既存の情報によると、潜水艦は計画修理の為にサンクトペテルブルク『アドミラルティ造船所』へ向かう。



プロジェクト06363潜水艦の4番艦B-265「クラスノダール」は、サンクトペテルブルク『アドミラルティ造船所』で2014年2月20日に起工され、2015年4月25日に進水し、2015年11月5日にロシア海軍へ就役しました。
[第4のプロジェクト06363潜水艦クラスノダールはロシア海軍へ就役した]

就役後もバルト海で慣熟訓練を行なっていましたが、2016年4月中旬に「航海中の事故」を起こし、4月20日にバルチースク基地へ戻りました。
ポーランド海軍潜水艦と衝突したという話も有りますが、ポーランド国防省は否定しました。

「クラスノダール」は事故による損傷を修理する為、また『アドミラルティ造船所』へ戻り、2016年5月上旬から7月9日まで修理が行なわれました。
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修理後、2016年7月31日の「ロシア海軍の日」には、サンクトペテルブルクネヴァ川で行なわれた観艦式に参加しました。
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その後もバルト海で慣熟訓練を行なっていたようです。
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2017年4月8日、「クラスノダール」バルト海有翼ミサイル「カリブル」(対艦型)を水上標的へ発射しました。
[ロシア海軍のプロジェクト06363潜水艦クラスノダールはバルト海で巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

「クラスノダール」は、2017年5月初頭に黒海艦隊基地へ向けて出航しました。
[ロシア海軍のプロジェクト06363潜水艦クラスノダールは黒海艦隊基地への移動を開始した]

「クラスノダール」は浮上状態で航行し、2017年5月5日にはラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過しました。
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2017年5月13日にはジブラルタル海峡を通過し、地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の第4のプロジェクト06363潜水艦クラスノダールはジブラルタル海峡を通過して地中海へ入った]

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2017年5月31日、フリゲート「アドミラル・エッセン」と共にシリア沿岸沖の公海上からシリアパルミラ(タドムル)ISIL(イラク・レバントのイスラム国)施設へ、有翼ミサイル「カリブル」を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンと潜水艦クラスノダールはパルミラのISIL(イラク・レバントのイスラム国)施設へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

2017年6月23日には、フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」、「アドミラル・エッセン」と共にシリア沿岸沖の公海上からシリアハマー県ISIL(イラク・レバントのイスラム国)施設へ、有翼ミサイル「カリブル」を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート2隻と潜水艦1隻はシリアのハマー県のISIL(イラク・レバントのイスラム国)施設へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

その後も地中海東部に留まっていました。

2017年7月30日の「ロシア海軍の日」には、シリアタルトゥース港で挙行された観艦式へ参加しました。


2017年8月7日には地中海を離れ、ボスポラス海峡を北上して黒海へ入りました。
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[ロシア海軍黒海艦隊の最新潜水艦クラスノダールは地中海を去った]

2017年8月9日、「クラスノダール」セヴァストーポリへ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新潜水艦クラスノダールはセヴァストーポリへ到着した]

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その後は黒海でのみ行動していた「クラスノダール」ですが、2019年3月12日にセヴァストーポリを出航した後、3月14日にボスポラス海峡及びダーダネルス海峡を通過し、ほぼ1年半ぶりに地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦クラスノダールは地中海東部へ行く]

2019年4月4日、地中海東部で行動中の「クラスノダール」で乗組員の1人が虫垂炎の症状を発し、陸上の病院へ移送するのは間に合わないと判断された為、潜航中の「クラスノダール」艦内で緊急の外科手術が行なわれました。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦クラスノダールで緊急手術が行なわれた]

その後も、1年以上に渡り地中海に留まっていましたが、7月13日にジブラルタル海峡を通過して大西洋へ入り、ラ・マンシュ海峡を通過して7月25日にはバルト海へ入りました。


同じく黒海艦隊に所属する同型艦「スタールイ・オスコル」は、2019年4月末から地中海に滞在し、その後、バルト海へ回航され、2020年1月末からクロンシュタットでオーバーホールを行ないましたが、「クラスノダール」も同様のパターンになるようです。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦スタールイ・オスコルは2020年7月に地中海東部へ戻る]

ロシア海軍太平洋艦隊の為の新世代非金属複合材料対機雷防衛艦レフ・チェルナヴィンはサンクトペテルブルクで起工された

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2020年7月24日15時9分配信
【サンクトペテルブルクで第8の「アレクサンドリト」型複合材料掃海艦が起工された】

7月24日・金曜日、『中部ネヴァ川造船工場』で、第8のプロジェクト12700(コード名「アレクサンドリト」)対機雷防衛艦が起工された。
同社広報サービスが説明したように、掃海艦は、ソヴィエト海軍少将で北方艦隊の潜水艦連合部隊の指揮官レフ・ダヴイドヴィチ・チェルナヴィンに因んで命名された。


軍艦「レフ・チェルナヴィン」起工式典には、海軍副総司令官(軍備担当)イーゴリ・ムハメトシン『統合造船業営団』総取締役主要顧問ヴィクトール・チルコフプロジェクト12700掃海艦の設計主任アレクサンドル・カリーニンが出席した。

中央海洋工学設計局『アルマーズ』が開発した排水量約890トンの「アレクサンドリト」型複合材料掃海艦は、主として海軍基地海域での機雷の捜索及び破壊の為に意図されている。
それは、水中音響ステーション(ソナー)、遠隔操作の自動水中無人機を艦上へ配置する。
同時に艦は、従来の掃海兵装も使用できる。

2019年5月、海軍造船・兵装・運用管理部長ウラジーミル・トリャピチニコフ少将は、『Mil.Press』記者との対談で、「アレクサンドリト」シリーズは12隻に増加すると発表した。
彼によると、2050年までの造船プログラムにおいて、30隻以上の掃海艦が計画されている。
彼によると、海軍は毎年3隻の「アレクサンドリト」を必要とする。

現在、ロシア海軍の一員として、プロジェクト12700掃海艦「アレクサンドル・オブホフ」、「イワン・アントノフ」、「ウラジーミル・イェメリヤノフ」が勤務に就いている。



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サンクトペテルブルク『中部ネヴァ川造船工場』で建造されているロシア海軍新世代掃海艦プロジェクト12700「アレクサンドリト」は、船体が一体成型のガラス繊維強化プラスチックで造られており、世界最大級の非金属船体艦です。
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従来のソ連/ロシア海軍掃海艦は、外洋で活動する海洋掃海艦と、自軍基地周辺海域で活動する基地掃海艦に分けられていましたが、プロジェクト12700は、基地掃海艦海洋掃海艦を統合するものとなり、「対機雷防衛艦」とも呼ばれています。
(当初は基地掃海艦に分類されていたが、2016年に海洋掃海艦となった)


プロジェクト12700の1番艦「アレクサンドル・オブホフ」は、2011年9月22日に起工され、2014年6月27日に進水し、2016年12月9日に就役し、バルト艦隊へ編入されました。
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[新世代掃海艦プロジェクト12700の1番艦アレクサンドル・オブホフはロシア海軍へ就役し、バルト艦隊へ編入された]

2番艦「ゲオルギー・クルバトフ」は、2015年4月24日に起工されました。
[ロシア海軍の為の新型掃海艦ゲオルギー・クルバトフは起工された]
しかし、建造中の2016年6月7日夜に火災が発生し、この火災により焼けたガラス繊維強化プラスチック製船体を修復する為、同艦の進水は延期される事になりました。
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[ロシア海軍の新世代非金属複合材料対機雷防衛艦ゲオルギー・クルバトフは2020年9月に進水する]
現在の所、「ゲオルギー・クルバトフ」の就役は2021年初頭に予定されています。

「ゲオルギー・クルバトフ」の船体の修復中、同艦よりも後に起工された艦が先に就役、進水しました。

3番艦「イワン・アントノフ」は2017年1月25日に起工され、2018年4月25日に進水し、2019年1月26日に就役し、黒海艦隊へ編入されました。
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[新世代掃海艦イワン・アントノフはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された]
[ロシア海軍黒海艦隊の最新鋭対機雷防衛艦イワン・アントノフはセヴァストーポリへ到着した]

4番艦「ウラジーミル・イェメリヤノフ」は2017年4月20日に起工され、2019年5月30日に進水し、2019年12月28日に就役し、黒海艦隊へ編入されました。
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[最新鋭非金属複合材料対機雷防衛艦ウラジーミル・イェメリヤノフはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された]

5番艦「ヤーコフ・バリャーエフ」は2017年12月26日に起工され、2020年1月29日に進水しました。
2020年末の就役が予定されており、太平洋艦隊へ配備されます。
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[ロシア海軍太平洋艦隊の為の新世代非金属複合材料対機雷防衛艦ヤーコフ・バリャーエフはサンクトペテルブルクで進水した]
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の新世代非金属複合材料対機雷防衛艦ヤーコフ・バリャーエフ乗組員はサンクトペテルブルクでの訓練を完了した]

6番艦「ピョートル・イリイチョーフ」は2018年7月25日に起工されました。
[ロシア海軍の為のアレクサンドリト級掃海艦6番艦ピョートル・イリイチョーフは起工された]

7番艦「アナトーリー・シレモフ」は、2019年7月12日に起工されました。
[ロシア海軍の為の第7のプロジェクト12700掃海艦アナトーリー・シレモフが起工された]

2020年7月24日に8番艦「レフ・チェルナヴィン」が起工されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の新世代非金属複合材料対機雷防衛艦レフ・チェルナヴィンは2020年7月末に起工される]
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現在の所、プロジェクト12700対機雷防衛艦は、計12隻の建造が承認されています。
[ロシア海軍の為の新世代掃海艦アレクサンドリト級は12隻が建造される]
最終的には、30隻以上の建造が計画されています。

ロシア海軍黒海艦隊の為のカラクルト級小型ロケット艦ツィクロンはケルチで進水した


『タス通信』より
2002年7月24日21時46分配信
【「カリブル」を搭載するプロジェクト22800小型ロケット艦「ツィクロン」はケルチで進水した】
ケルチ、7月24日/タス通信

プロジェクト22800小型ロケット艦「ツィクロン」は、金曜日にケルチ造船工場『ザリフ』の船台から降下した。
式典には、共和国のトップ、セルゲイ・アクショーノフ、市及び工場の幹部、造船業者及び公共組織が出席した。

「艦を建造する貴方達の仕事は、貴方達と協力して働く他のクリミア企業へ十分な仕事を与える機会を作ります。
実際に、これは大した事です。
貴方達のお陰により、クリミアはロシア連邦の造船地域としての栄光を復活させる事を確信します」
アクショーノフ
は式典で話した。

『ザリフ』広報サービスが説明したように、これは、工場の船台から降下した最初のプロジェクト22800艦である。
海の伝統により、艦の側面でシャンパンの瓶が割られた。

プロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦は、ロシア近海ゾーン多目的ロケット-砲艦シリーズである。
中央海洋設計局『アルマーズ』により設計され、800トンの排水量を有し、ミサイル複合体「カリブル-NK」で武装する。

造船工場『ザリフ』は、クリミア最大の工業企業の1つであり、1938年から造船及び艦船修理の市場で操業している。
工場の生産能力には、乾ドックと船体作業場が含まれており、様々なクラスや用途の全長340メートルまでの大型船の建造の保障を可能にする。




プロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦は、ロシア海軍の現用のプロジェクト12341「オヴォード」小型ロケット艦(ナヌチュカ級)及びプロジェクト12411「モルニヤ」ロケット艇(タランタル級)の後継となる新世代の小型ロケット艦であり、ロシア国内の複数の造船所で建造されています。


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ロシア内陸部タタールスタン共和国『ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』は、2016年8月に5隻の「カラクルト」を受注しました。
[タタールスタンのゼレノドリスク造船所はロシア海軍の為に小型ロケット艦カラクルト級を5隻建造する]

『ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』は、2016年~2017年に3隻の「カラクルト」を起工していますが、実際には、同社の下請けとして、クリミア半島ケルチ市に在る造船工場『ザリフ』で建造されています。
[クリミア共和国ケルチ市のザリフ造船所はロシア海軍将来空母の建造へ参加できる]
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「ツィクロン」(工場番号801):2016年起工
「アスコルド」(工場番号802):2016年起工
「アムール」(工場番号803):2017年7月30日起工

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2019年2月26日には『ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』本社で、同社が受注した4隻目の「カラクルト」となる「トゥーチャ」(工場番号804)が起工されました。
[ロシア海軍の為の最新鋭小型ロケット艦トゥーチャはタタールスタンのゼレノドリスク造船所で起工された]

5隻目の「タイフーン」(工場番号805)は2019年9月11日に起工されました。
[ロシア海軍の為の最新鋭小型ロケット艦タイフーンはタタールスタンのゼレノドリスク造船所で起工された]

これで、『ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』契約分5隻は全て起工されました。

その1隻目となる「ツィクロン」は、2020年3月末までに黒海艦隊で乗組員が編成されました。
[ロシア海軍黒海艦隊はブヤン-M級小型ロケット艦グライヴォロンとカラクルト級小型ロケット艦ツィクロンの乗組員を編成した]

そして2020年7月24日に進水しました。
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「ツィクロン」は、2020年末にロシア海軍への引き渡しが予定されています。
[タタールスタンのゼレノドリスク造船所は2022年10月までに5隻のカラクルト級小型ロケット艦をロシア海軍へ引き渡す]

ロシア海軍の新世代汎用揚陸ヘリコプター母艦イワン・ロゴフ型は指揮艦として使用される

『イズベスチヤ』より
2020年7月24日0時1分配信
【海上戦闘:ロシアのヘリコプター母艦は浮かぶ司令部となる】

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汎用揚陸艦は、司令部とその職員の為の超遠距離通信システムと作業場所を備える。

ロシア初のヘリコプター母艦プロジェクト23900「イワン・ロゴフ」「ミトロファン・モスカレンコ」は、浮かぶ司令部となる。
建造中に艦は、最新の遠距離通信システム、自動指揮システムと衛星端末ステーションを受け取る。
更に、司令部要員を配置する為の場所も備えられる。
専門家によると、ヘリコプター母艦から直接に艦船連合部隊、航空機、地上部隊を指揮する能力は、軍の作戦行動の効率性を急激に向上させる。

[「寄せ波」の力]
汎用揚陸艦プロジェクト23900
の能力は、ヘリコプター海軍歩兵隊員の輸送に限定されない。
『イズベスチヤ』軍当局及び軍事産業委員会の情報提供者より伝えられたように、これらは、海上、地上、航空グループの戦闘指揮の為に必要な全ての機器が設置される。

ヘリコプター母艦は、超遠距離通信システム、自動指揮システムと他の司令部用の設備を備える。
汎用揚陸艦の艦内には、コンピュータ端末と作業場を有する特殊司令室が据え付けられる。

7月20日・月曜日、ウラジーミル・プーチン大統領は、シリーズのトップ艦「イワン・ロゴフ」の起工記念板を取り付けた。
国家元首は、最新の汎用揚陸艦には最先端の兵装、指揮、遠距離通信システムが装備される事を指摘した。
彼は、このような艦はロシア海軍全体の戦闘ポテンシャルを大幅に強化し、その戦略的能力を向上させる事を強調した。

プロジェクト23900「プリボイ」汎用揚陸艦は、制裁が故にロシアへ引き渡されなかったフランスヘリコプター母艦を代替しなければならない。
これに関し、2010年代初頭に「ミストラル」購入交渉が進められた時、それは先ず第一に指揮艦として使用される計画である事が特に指摘された。

新たな汎用揚陸艦は、例えば、飛行中隊を指揮できると元海軍総参謀長ワレンチン・セリヴァノフは考える。

「指揮所を配置する為には、大型艦が必要です」
専門家は指摘した。
「司令部要員の為の船室が必要です。
指揮所が配置される大広間は、沿岸司令部とのスムーズな情報交換を維持できる現代的かつ保護された通信手段を備える必要が有ります。
モニターで、当直士官は、リアルタイムモードで特定地域の全ての艦及び航空機の動向を追跡できます。
必要に応じ、司令官は、その隣人の事情を確認できます。
即ち、黒海に居て、地中海たバルト海で何が起こっているのかを見る事~徹底した情報は、司令部が正しい決定を下すのを助けます」


ソヴィエト時代には、このような目的の為に巡洋艦潜水母艦が使用され、指揮所を配置する為の充分な区画が有ったとワレンチン・セリヴァノフは付け加えた。

今日においては、アメリカのみに指揮艦が存在する事を軍事歴史家ドミトリー・ボルテンコフは指摘した。
それらは新しくは無いが、現代的な設備を装備している。
ソヴィエト連邦でも、このようなものだった。
それはロシアも必要としている。

「汎用揚陸艦が遠距離通信複合体を得ると大統領が話した事は偶然では有りません。
そのお陰により、司令官は艦内から中央司令部へ状況を報告し、新たなる導入を受け取る事が出来ます」
ドミトリー・ボルテンコフ
『イズベスチヤ』へ話した。
「汎用揚陸艦の寸法は、指揮組織の配置に、より適切です。
司令部士官は、彼らが居住し、作業する場所が必要です。
そして、それは1人や2人では無く、数十人です。
普通の戦闘艦で、たくさんの要員と指揮システムを配置する事は、かなりの問題です。
何れにせよ、汎用揚陸艦は単独では行動せず、護衛付きのみで航行しますから、従いまして、浮揚司令部の役割の為の最良の候補は、他に見出せません」


[見える場所で]
司令部艦
の作成は、切実な決定であると専門家は考えている。
世界の大洋におけるロシア海軍の存在は常に増しており、グループのより効果的な指揮を保障する必要性は拡大している。

「インド洋や地中海の何処かに居る艦船グループは、モスクワからよりも、そこから直接指揮する方が良いでしょう。
その場所の司令官は、状況をより良く見て、より素早く決定を下す事が出来ます」
ドミトリー・ボルテンコフ
は締め括った。

以前に『イズベスチヤ』が伝えたように、今週にケルチで起工された艦の為、既にチームが選ばれている。
海軍総司令部は、乗組員の組織構造とスタッフの配置へ取り組んでいる。
船員に加え、その構成には、航空隊及び海軍歩兵の代表が加わる。
航空機材の地位に特別な注意が払われる。
専門家の資格は、ロシアの基地から離れて機材の戦闘能力を維持し、限られた器具や機器の一式を持ち、困難な条件下で、あらゆる複雑な修理を行なう為、高度の要件に沿っていなければならない。

チームは2022年には充足しなければならない。
この時期までに、乗組員の訓練の為の練習プログラムが作られる。
その承認後、船員は訓練へ着手し、その後、彼らは建造される艦へ受け入れられる。

プロジェクト23900「プリボイ」汎用揚陸艦は、『ネヴァ川計画設計局』により開発された。
艦を建造するのは、ケルチ造船工場『ザリフ』である。
以前、今春に国防省と同社が締結した契約の価格は1000億ルーブルになると伝えられた。

この数十年間、ロシアには汎用揚陸艦は1隻も無かった。
ソヴィエトヘリコプター母艦プロジェクト1123「コンドル」対潜巡洋艦「モスクワ」「レニングラード」は、1990年代にスクラップの為にインドへ売却された。
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ヘリコプターは、重航空巡洋艦にも配置できた。
しかし、ソヴィエト連邦崩壊後、「アドミラル・クズネツォフ」を除き、全て海軍から除籍された。

ポストソヴィエト時代には、ヘリコプター母艦の建造の問題は提起されなかった。
それは、この時に採用されていた軍事ドクトリンでは提示されていなかった遠く離れた沿岸で行動する為に必要であると考えられた。
そして、2011年のフランスへの「ミストラル」の発注の決定には、このような艦は、如何なる任務を遂行できるのかという長期の議論を伴った。

パリ・モスクワ間の合意の条件において、フランスは2隻のヘリコプター母艦の建造を約束した。
更に2隻の艦が、フランスのプロジェクトの下でロシアの工場で建造されなければならなかった。
このタイプの最初の2隻の汎用揚陸艦の乗組員の募集は2013年秋に始まった。
400名から成る乗組員グループは、練習艦「スモールヌイ」で2014年6月にサンナゼールへ到着した。
9月と10月には、建造されたヘリコプター母艦の内の1隻がロシア人を乗せ、2度に渡って10日間出航した。
しかし、ロシア人乗組員が既に海上で「ミストラル」をマスターしていた2015年、第5共和国のトップ、フランソワ・ホランドは、制裁が故にロシア連邦への艦の引き渡しを拒否した。



2011年6月にロシアフランスへ2隻の「ミストラル」級ヘリコプター揚陸ドック艦(ヘリコプター空母)を発注し、「ウラジオストク」、「セヴァストーポリ」と命名された艦は2014年と2015年に引き渡される筈でしたが、フランスウクライナ情勢に関連して引き渡しを凍結しました。

2015年8月5日、ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンフランス大統領フランソワ・オランドは電話で会談し、「ミストラル」級ヘリコプター揚陸ドック艦の建造・供給契約の終了(破棄)を決定しました。
[ロシアとフランスはロシア海軍向けミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦の契約を終了させた]

フランスロシアへ補償金として約9億5000万ユーロを支払い、2隻の「ミストラル」級に設置されたロシア製機器は全て取り外してロシアへ返却されました。
[ロシア海軍向けミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦の契約終了によりフランスはロシアへ9億4975万4849ユーロを支払う]
[ロシア海軍向けだった2隻のミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦から取り外されたロシア製機器は全てロシアへ到着した]
[ロシア向けだった2隻のミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦から取り外されたロシア製機器はロシア海軍へ引き渡される]

その後、2隻の「ミストラル」級エジプトへ売却されました。
(1番艦は「ガマール・アブドゥル=ナーセル」、2番艦は「アンワル・アッ=サーダート」と改名)

「ガマール・アブドゥル=ナーセル」(旧「ウラジオストク」):2016年6月2日にエジプト海軍へ引き渡し。
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「アンワル・アッ=サーダート」(旧「セヴァストーポリ」):2016年9月16日にエジプト海軍へ引き渡し。
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一方、ロシアは、以前からロシア版ミストラルとも言える大型の全通甲板ヘリコプター揚陸艦(汎用ヘリコプター揚陸艦)の設計を進めており、2015年6月には、汎用ヘリコプター揚陸艦の概念設計案「ラヴィーナ」の詳細が公表されました。
[ロシア海軍将来汎用揚陸ヘリコプター搭載艦プロジェクト「ラヴィーナ」]

この概念設計案「ラヴィーナ」をベースにして、実際にロシア海軍向けとして建造される汎用ヘリコプター揚陸艦が設計されました。
[ロシア海軍の為の将来大型揚陸艦は複数のヴァージョンが設計されている]
[ロシア海軍の為の新たなヘリコプター揚陸艦の設計は進められている]
[ロシア海軍の為の将来汎用ヘリコプター母艦プリボイ級の設計作業は進められている]

汎用ヘリコプター揚陸艦の為に新たな戦闘情報管理システムも開発されます。
[ロシア海軍将来汎用揚陸艦の為の新たな戦闘情報管理システムが開発される]


搭載機は、元々は「ミストラル」用に開発された艦上攻撃ヘリコプターKa-52K「カトラン」などになります。
[ロシア海軍の為の艦上攻撃ヘリコプターKa-52Kカトランは4機のプロトタイプが製造された]


この他、ソ連時代に生産された戦闘輸送ヘリコプターKa-29も搭載されるようです。
Ka-29は1990年代以降は予備役として保管されていましたが、2016年から修復が始まりました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の艦上輸送戦闘ヘリコプターKa-29は飛行訓練を行なった]

汎用ヘリコプター揚陸艦の機関は、ディーゼル/ガスタービン複合推進CODAG(COmbined Diesel And Gas turbine)になるようです。
これはディーゼルが巡航用、ガスタービンが増速用であり、ロシア海軍の新型艦では、プロジェクト22350フリゲートに採用されています。
[ロシア新世代艦のガスタービンとディーゼル]


新世代汎用揚陸艦の建造場所としては、以前にはサンクトペテルブルク『北方造船所』などが有力視されていましたが、2019年になって、クリミア半島ケルチ市造船工場『ザリフ』で建造する案が浮上してきました。
【造船工場『ザリフ』公式サイト】
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[ロシア海軍の為の新世代汎用揚陸艦(ヘリコプター母艦)2隻は2020年5月にクリミア半島ケルチ市のザリフ造船所で起工される]
[ロシア海軍の為の2万5千トン級汎用揚陸艦(ヘリコプター母艦)2隻は2020年5月にクリミア半島で起工される?]
[ロシア海軍の為の新たな汎用揚陸艦(ヘリコプター母艦)2隻は2020年にケルチ(ザリフ造船所)で起工され、2025年と2026年に就役する]
[ロシア海軍の為の2万5千トン級汎用揚陸艦(ヘリコプター母艦)2隻は2020年5月上旬(5月9日まで)にクリミア半島で起工される]

造船工場『ザリフ』も、ロシア海軍新世代汎用揚陸艦を建造する用意がある事を認めました。
[クリミア半島ケルチのザリフ造船所はロシア海軍の為の2万5千トン級汎用揚陸艦(ヘリコプター母艦)を建造する準備を整えている]

2隻の汎用揚陸艦の建造費は、ほぼ1000億ルーブルになるようです。
[ロシア海軍の為の新世代汎用揚陸艦(ヘリコプター母艦)2隻の建造費は1000億ルーブルになる]
因みに1000億ルーブルは、プロジェクト22350(「アドミラル・ゴルシコフ」型)フリゲート4隻分に相当します。

当初、2隻の汎用揚陸艦の起工は、2020年5月9日の大祖国戦争勝利75周年記念日に予定されており、起工に先立つ建造契約の締結は、2020年4月末までに行なわれる予定でした。
[ロシア海軍の為の新世代汎用揚陸艦(ヘリコプター母艦)2隻は大祖国戦争勝利75周年記念日の2020年5月9日に起工される]
[ロシア海軍の為の新世代汎用揚陸艦(ヘリコプター母艦)2隻の建造契約は2020年4月末までに締結される]

しかし、最近の新型コロナウイルス流行の影響により艦の起工は延期され、これに伴い建造契約の締結も先送りされ、5月22日までに締結されました。
[ロシア海軍の為の新世代汎用揚陸艦(ヘリコプター母艦)2隻の建造契約が締結された]
[クリミア半島のザリフ造船所はロシア海軍のプロジェクト23900汎用揚陸艦の建造準備を進めている]

2隻の汎用揚陸艦の起工は6月29日に予定されていましたが、またも延期となりました。
[ロシア海軍のプロジェクト23900(セヴァストーポリ型)汎用揚陸艦の起工は延期された]

その後、起工日は7月16日に決まりましたが、これも延期され、2020年7月20日に起工式典が開催されました。

[ロシア海軍のプロジェクト23900汎用揚陸ヘリコプター母艦イワン・ロゴフとミトロファン・モスカレンコはクリミア半島のザリフ造船所で起工された]

プロジェクト23900汎用揚陸艦は、フランス「ミストラル」級の影響を大きく受けているようです。
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2隻の汎用揚陸艦の艦名は、以前には「セヴァストーポリ」「ウラジオストク」が有力視されていましたが、結局、旧ソ連時代のプロジェクト1174大型揚陸艦の1番艦と3番艦の名前を受け継いだ「イワン・ロゴフ」「ミトロファン・モスカレンコ」となりました。

プロジェクト1174大型揚陸艦「イワン・ロゴフ」(1978年6月15日就役、1995年8月4日除籍)
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プロジェクト1174大型揚陸艦「ミトロファン・モスカレンコ」(1990年9月23日就役、2006年12月18日除籍)
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ロシア海軍の通常動力潜水艦の為の非大気依存発電装置(改質型燃料電池)は2023年末に作成される

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2020年7月24日9時10分配信
【ロシア製潜水艦の為の嫌気性エンジンの作成は2023年末よりも前にはならない】

ロシア海軍の潜水艦の為の非大気依存(嫌気性)発電装置は、2023年末までに作成され、現在は設計作業が進められている。
『統合造船業営団』総取締役アレクセイ・ラフマノフは言った。


2019年10月、海洋工学中央設計局『ルビーン』ロシア連邦国防省は、非大気依存発電装置の艦載試験モデルの作成の契約を締結した。

「設計作業は進められております。
ですが、特定のプロジェクトにおけるこの技術の実際の導入の決定は、契約履行の結果の下でのみ採択されます~それは2023年末よりも前にはなりません」
『統合造船業営団』
トップは、雑誌『国家防衛』のインタビューに対し、こう話した。

2019年3月、海洋工学中央設計局『ルビーン』第1副取締役ワレンチン・フロロフは、『Mil.Press FlorProm』との対談において、設計者は、試験設計作業の開始後3年で化学非大気依存発電装置を作る準備が整うと言った。

付け加えると、<strong>海洋機械製造局『マラヒート』は、自身の主導により、独自ヴァージョンの非大気依存発電装置単一ガスタービンエンジンの開発を進めている。

非大気依存発電装置の使用は、水中音響探知にとっての通常動力潜水艦の視認性の低下と、水中への約14日間の滞在を可能にする。

プロジェクト677(コード名「ラーダ」)が、非大気依存発電装置の試運転の為の基盤になると予想されている。
更に、輸出用ディーゼルエレクトリック潜水艦プロジェクト「アムール-1650」には、非大気依存装置を使用する能力が提供されている。
それは特に、インドへ提示されている。



ロシア潜水艦設計局である海洋工学中央設計局『ルビーン』は、通常動力潜水艦の為の新たな非大気依存発電装置(AIP機関)改質型燃料電池の開発を進めています。
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この非大気依存機関は、2011年12月初頭に陸上試験の最初の段階を終えています。
[ロシアは新たなAIP機関の試験を終えた]

その後も陸上試験は続けられました。
[ロシア海軍の新世代潜水艦の為のAIP機関の試験は進んでいる]

陸上試験モデルの試験は、ほぼ完了しており、今後は、海上用試験モデル、つまり、実際に潜水艦などへ搭載する非大気依存発電装置が作られます。
これは2023年末に完成するようです。
[ロシア海軍の通常動力潜水艦の為の非大気依存発電装置(AIP)の洋上試験の準備は進められている]

今後建造されるロシア第5世代通常動力潜水艦「カリーナ」級には、このAIP機関が搭載されます。
[ロシア第5世代通常動力潜水艦プロジェクト「カリーナ」]

これに先立ち、現在建造中の第4世代通常動力潜水艦「ラーダ」級非大気依存発電装置の試験が行なわれるようです。
[プロジェクト677ラーダ潜水艦]


更に、ロシアのもう1つの潜水艦設計局であるサンクトペテルブルク海洋機械製造局『マラヒート』は、閉サイクル・ガスタービン型AIP機関を開発しています。
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[サンクトペテルブルクのマラヒート設計局は通常動力潜水艦の為の閉サイクルガスタービン非大気依存発電装置の試験を続けている]

ロシアは、以前に潜水艦用の燃料電池「クリスタール」を試作していますし、ソヴィエト連邦時代の1950年代には、閉サイクル機関搭載のプロジェクト615潜水艦を建造しています。
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現在開発中の2種類のAIPは、これらの流れを汲むものと言えるでしょう。


この他、『ルビーン設計局』は、潜水艦用のリチウムイオン電池の開発も進めています。
[ロシアは潜水艦用のリチウムイオン電池の試験に成功した]

ロシア海軍黒海艦隊の為の第3の新型哨戒艦パーヴェル・デルジャーヴィンは黒海で洋上試験を開始した

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2020年7月23日5時2分配信
【黒海で哨戒艦「パーヴェル・デルジャーヴィン」の試験が始まった】
モスクワ、7月23日-ロシア通信社ノーボスチ

第3のプロジェクト22160哨戒艦「パーヴェル・デルジャーヴィン」は、黒海で工場航行試験へ着手した。
黒海艦隊情報供給部は発表した。

乗組員は、様々な動作モードでの主動力装置の調整及び点検を行ない、
緊急用電力源へ切り替える場合を含めた予備機械や様々な機器をテストし、更には艦内通信手段をテストする。

「パーヴェル・デルジャーヴィン」は、ノヴォロシースク海軍基地水域保護艦連合部隊への加入が計画されている。

以前に国防省は、海軍が、それを以前に決められた契約期間に受け取ると発表した。
海軍への引き渡しは2020年末までに予定されている。

黒海では、ゴーリキー記念ゼレノドリスク工場で建造された同様の2隻の警備艦~「ワシーリー・ブイコフ」「ドミトリー・ロガチョフ」が勤務している。

プロジェクト22160哨戒艦『北方計画設計局』により開発された。
それはロシアで初めて海上兵器のモジュール概念を実現した。
それは、海上経済ゾーンの防護及び保護の為に意図されており、捜索-救助機能を実行し、船団へ同行し、海賊と戦う事が出来る。



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プロジェクト22160哨戒艦は、平時には領海警護、200海里の排他的経済水域の哨戒、海上密輸及び海賊行為の取り締まり、海難救助支援、海洋環境調査、 戦時には船舶の海上航行警護、海軍基地及び近海防衛を行なう多目的艦です。

現在建造中のプロジェクト20380/20385コルベットよりも、やや小サイズの艦ですが、航続性能は20380/20385を上回っています。

設計はサンクトペテルブルク「北方計画設計局」が担当しました。
公開株式会社『北方計画設計局』公式サイトより
【哨戒艦プロジェクト22160】

建造を担当するのは、ロシア内陸部タタールスタン共和国『ゼレノドリスク造船所』です。
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【公開株式会社「A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク工場」公式サイト】
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プロジェクト22160哨戒艦の3番艦「パーヴェル・デルジャーヴィン」は、2016年2月18日に起工されました。

[ロシア海軍の為の第3のプロジェクト22160哨戒艦パーヴェル・デルジャーヴィンは2016年2月18日に起工される]
[ロシア海軍黒海艦隊の為の第3の新型哨戒艦パーヴェル・デルジャーヴィンは起工された]

その後、クリミア半島ケルチ市に在る『ゼレノドリスク造船所』の子会社造船工場『ザリフ』へ回航され、ここで建造が進められました。
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2019年2月21日に造船工場『ザリフ』で進水しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の第3の新型哨戒艦パーヴェル・デルジャーヴィンは進水した]

2019年8月初頭までに「パーヴェル・デルジャーヴィン」の乗組員の編成が完了しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の第3の新型哨戒艦パーヴェル・デルジャーヴィンの乗組員の編成は完了した]

2020年4月21日、「パーヴェル・デルジャーヴィン」ノヴォロシースク海軍基地へ到着しました。

[ロシア海軍黒海艦隊の為の第3の新型哨戒艦パーヴェル・デルジャーヴィンは洋上試験を行なう為にノヴォロシースクへ到着した]
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2020年5月15日、サンクトペテルブルクでの訓練を終えた「パーヴェル・デルジャーヴィン」の乗組員がノヴォロシースク海軍基地へ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の第3の新型哨戒艦パーヴェル・デルジャーヴィン乗組員はノヴォロシースクへ到着した]

その後、「パーヴェル・デルジャーヴィン」は、黒海での洋上試験の準備を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の第3の新型哨戒艦パーヴェル・デルジャーヴィンは洋上試験の準備を進めている]
[ロシア海軍黒海艦隊の為の第3の新型哨戒艦パーヴェル・デルジャーヴィンはノヴォロシースクで消磁作業を行なった]

そして2020年7月23日、「パーヴェル・デルジャーヴィン」黒海で洋上試験を開始しました。


「パーヴェル・デルジャーヴィン」は、2020年末までの就役が予定されており、就役後は黒海艦隊へ配備されます。


プロジェクト22160哨戒艦は、現在までに6隻が起工され、2隻が就役しています。

「ワシーリー・ブイコフ」Василий Быков(工場番号161)
2014年2月26日起工/2017年進水/2018年12月20日就役

「ドミトリー・ロガチョフ」Дмитрий Рогачёв(工場番号162)
2014年7月25日起工/2017年進水/2019年6月11日就役

「パーヴェル・デルジャーヴィン」Павел Державин(工場番号163)
2016年2月18日起工/2019年2月21日進水/2020年就役予定

「セルゲイ・コトフ」Сергей Котов(工場番号164)
2016年5月8日起工/2021年就役予定

「ヴィクトール・ヴェリキー」Виктор Великий(工場番号165)
2016年11月25日起工/2022年就役予定

「ニコライ・シピャーギン」Николай Сипягин(工場番号166)
2018年1月13日起工/2023年就役予定


プロジェクト22160哨戒艦は6隻全てが黒海艦隊へ配備され、ノヴォロシースクに駐留します。
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[ロシア海軍黒海艦隊の新ノヴォロシースク基地は60隻以上の艦船を収容できる]

ロシア海軍の新世代水上艦の為の汎用戦闘モジュールコンテナの試験が始まる

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『イズベスチヤ』より
2020年7月22日0時1分配信
【照準器を持つコンテナ:海軍の戦闘モジュールは夏の終わりまでにテストされる】

汎用艦の為のミサイルシステムの試験は北方艦隊で行なわれる。

夏の終わりまでにロシア海軍は、新たな戦闘モジュールの試験を始める。
これは、通常の海上コンテナ内に集められる兵器システム特殊兵装についての話である。
後者は、様々なタイプの艦への設置と、艦内の電源システムや制御システムへの接続が可能である。
必要に応じてチームは、戦闘航海の為に必要なモジュール構成を選ぶことが出来る。
専門家によると、このようなコンテナ一式は、スイスナイフのように艦を汎用化する。

[代えがたいもの]
新たなモジュールシステムの試験は、夏の終わりまでに北方艦隊で行なわれると軍当局の情報提供者は『イズベスチヤ』へ伝えた。
それは、通常の20~40フィートの海上コンテナへ配置される。
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それは、次に、これが可能なように設計された様々なタイプの艦へ設置される。

コンテナは、甲板上或いは甲板下スペースへ取り付けられ、艦の電力システムへ接続され、単一制御システムへ統合される。
必要に応じて、この兵器モジュールシステムは、艦内電源へ接続する事無く自立で動作できる。

現在、ロシア海軍の為に、コンテナシステムを使用する為に特別に設計された幾つかのシリーズ艦が建造されている。
特に、これらはプロジェクト22160哨戒艦「ワシーリー・ブイコフ」型プロジェクト20386コルベット「ジェルズキー」型プロジェクト23550砕氷哨戒艦「イワン・パパーニン」型である。

プロジェクト「ワシーリー・ブイコフ」シリーズは建造段階に在る。
このファミリーの2隻は、既に黒海艦隊で勤務に就いている。
最新のプロジェクト「ジェルズキー」コルベットは、ステルス技術を用いて建造されており、2021年以降にロシア海軍への加入開始が計画されている。
現在、『北方造船所』では、コルベットのトップ「メルクーリイ」が起工されている。

コンテナには、任務に応じて様々なシステムを設置できる。
例えば、対潜兵器~水中音響ステーション魚雷発射管
他のヴァージョンは、対艦ミサイル或いは有翼ミサイル

必要に応じ、艦上のこのようなコンテナには、複合体「リドゥート」「パーンツィリ-M」を基にした強力な対空防衛システムを取り付ける事が出来る。
高射ミサイル複合体「リドゥート」は、新世代艦に設置されている。
その構成には、4面フェーズドアレイアンテナを持つ電波位置測定ステーション「ポリメント」が含まれる。
ミサイルは、それぞれ4基或いは8基のモジュール構成の垂直発射装置へ配置される。
複合体の行動距離は400キロメートル。
高射ミサイル-砲複合体「パーンツィリ」は、陸上用モデルが何度もシリアでの戦闘行動中に使用されており、非常に効果的な対空防衛手段である事が証明されている。

それは、無人機、風船、ロケット弾、滑空爆弾、有翼ミサイルを含む数十個の目標の破壊を手助けした。

戦闘モジュールに加え、更にコンテナには、空中無人機、潜水装置、水中音響作業を行なう為のモジュールも開発される。

必要な兵装セットを持つコンテナは、輸送船航空機によって世界の大洋のあらゆる海域へ送り届け、数時間で艦上へ設置できる。
その結果、世界のあらゆる地域へ対空防衛兵器をすばやく作成し、或いは積極的に潜水艦の監視を行なう事が出来る。

更に、手術室蘇生室から成る医療用コンテナモジュールも開発される。
これは、災害で被災した国の沖合での人道的活動の枠組みで展開できる。

[無駄ではない節約]
海軍
のコンセプトをモジュール原理へ変えるという展開は、既に多年に渡っている事を軍事歴史家ドミトリー・ボルテンコフは指摘した。

「業界は、様々なコンテナ兵装手段を有する事が可能な艦を開発し、製造を開始しました。
今、それは試験すべきです」

専門家は『イズベスチヤ』へ話した。

「モジュール原理により建造される艦は、その本質はプラットフォームであり、それはスイスのナイフのようなものです。
海軍が、新たなシステムの実地試験へ近付いた事は非常に重要です。
それは仕上げる必要が有り、それは簡単ではない課題です。
例えば、デンマークは、コンテナ原理を使用する艦を開発しましたが、システムの構築は得られませんでした」


専門家は、モジュール原理が、迅速に、効率的かつ安価な任務の遂行を可能にする事を指摘した。

「艦は、その時点で発生する具体的な任務の為に配置できます」
ドミトリー・ボルテンコフ
は説明した。
「何の為に打撃艦及び対潜艦を持つ必要が有るのでしょうか、単独で済ます事が出来るのに?
打撃手段が必要な場合、それが据え付けられます。
対潜防衛を組織する必要が生じた場合、コンテナと、そこで勤務するチームが変更されます。
コンテナの中身を操作する専門家は、艦のスタッフに持たない事が相応しいでしょう」


ロシア海軍は現在、積極的に新たな艦を受領している。。
今年には、原子力潜水艦「クニャージ・ウラジーミル」「カザン」、その最初の生産原子力艦「クニャージ・オレグ」「ノヴォシビルスク」、更にはディーゼル潜水艦「ヴォルホフ」が加入しなければならない。
これに加え、フリゲート「アドミラル・フロータ・カサトノフ」コルベット「グレミャーシチー」「リェチーヴイ」「アルダル・ツィジェンジャポフ」大型揚陸艦「ピョートル・モルグノフ」基地掃海艦及び3隻の支援船が海軍へ引き渡される。

プロジェクト22350フリゲート"アドミラル・ユマシェフ"と"アドミラル・スピリドノフ"は2025-2026年にロシア海軍へ就役する

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2020年7月23日3時2分配信
【ロシア海軍は極超音速兵器を持つフリゲートを2025~2026年に受け取る】
モスクワ、7月23日-ロシア通信社ノーボスチ

極超音速兵器を持つプロジェクト22350フリゲート「アドミラル・ユマシェフ」「アドミラル・スピリドノフ」は、ロシア連邦海軍の為に2025~2026年に完成する。
『ロシア通信社ノーボスチ』『統合造船業営団』のトップ。アレクセイ・ラフマノフより伝えられた。

これらの艦は、サンクトペテルブルク『北方造船所』で7月20日に起工された。
産業防衛相デニス・マントゥロフは起工式典において、これらのフリゲート極超音速兵器で武装すると発言した。

「これらの艦の建造には、4~5年は掛かります。
海軍は、これらを2025~2026年の境目に受け取るでしょう」
ラフマノフ
は話した。

彼は、これらのフリゲートミサイル発射管の数が16基から24基に増加できる事を想い起こした。

極超音速ミサイル「ツィルコン」はマッハ9の速度(音速の9倍)と1000km以上の飛翔距離を有する。
複合体は、2020~2021年の軍備採用が計画されている。
これに加え、ウラジーミル・プーチン大統領は、地上配置「ツィルコン」の開発に言及した。



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ロシア海軍の為の1等多目的フリゲート・プロジェクト22350は、現在までにサンクトペテルブルク『北方造船所』で8隻が起工されており、2隻がロシア海軍へ就役し、1隻が進水しています。

1番艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」(ソヴィエト連邦海軍元帥ゴルシコフ)(艦番号454)は2006年2月1日に起工、2010年10月28日に進水し、2018年7月28日にロシア海軍へ引き渡されました。
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[プロジェクト22350フリゲート1番艦アドミラル・ゴルシコフはロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ編入された]
その後、2019年2月末から7月末まで世界を一周する遠距離航海を行ないました。
[フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"遠距離航海(2019年2月-7月)]

2番艦「アドミラル・フロータ・カサトノフ」(海軍元帥カサトノフ)(艦番号431)は2009年11月26日に起工、2014年12月12日に進水し、2020年7月15日にロシア海軍へ納入され、2020年7月21日に正式に就役しました。
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[プロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)フリゲート2番艦アドミラル・カサトノフはロシア海軍へ就役した]

3番艦「アドミラル・ゴロフコ」は2012年2月1日に起工され、2020年5月22日に進水しました。
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[ロシア海軍のアドミラル・ゴルシコフ型フリゲート3番艦アドミラル・ゴロフコは進水した]

4番艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・イサコフ」(ソヴィエト連邦海軍元帥イサコフ)は2013年11月14日に起工されました。
[サンクトペテルブルク北方造船所はプロジェクト22350フリゲート「アドミラル・イサコフ」(と偵察艦「イワン・フルス」)を起工した]

3番艦と4番艦は、ガスタービンエンジンの供給が大幅に遅延した為、建造も遅延しています。
[ロシア海軍のプロジェクト22350フリゲート3番艦と4番艦のガスタービンエンジンはロシア国内で製造されている]

3番艦は2021年末、4番艦は2022年末にロシア海軍への引き渡しが予定されています。
[プロジェクト22350フリゲート3番艦と4番艦は2021年末と2022年末にロシア海軍へ引き渡される]


建造は4隻で打ち切られる筈だったプロジェクト22350フリゲートですが、2018年7月末に就役した1番艦「アドミラル・ゴルシコフ」の運用実績を踏まえ、建造が続行される事になりました。

2019年4月23日、プロジェクト22350フリゲートの第2シリーズとなる5番艦と6番艦が『北方造船所』で一斉に起工されました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト22350フリゲート"アドミラル・アメリコ"と"アドミラル・チチャーゴフ"はサンクトペテルブルクで起工された]

プロジェクト22350フリゲート5番艦「アドミラル・アメリコ」起工記念板
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プロジェクト22350フリゲート6番艦「アドミラル・チチャーゴフ」起工記念板
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プロジェクト22350フリゲート後期建造艦(5番艦~8番艦)は、有翼ミサイルの発射機が24基に増加します。
前期建造艦(1番艦~4番艦)は16基ですから、もう8基増やす事になります。
[ロシア海軍のプロジェクト22350フリゲートの5番艦以降は24基の巡航ミサイル(対艦ミサイル)を搭載する]
「アドミラル・アメリコ」は2024年、「アドミラル・チチャーゴフ」は2025年に就役予定です。

2020年7月20日、プロジェクト22350フリゲートの7番艦「アドミラル・ユマシェフ」と8番艦「アドミラル・スピリドノフ」『北方造船所』で一斉に起工されました。
[ロシア海軍の新世代フリゲート"アドミラル・ユマシェフ"と"アドミラル・スピリドノフ"はサンクトペテルブルクで起工された]

現在の所、この2隻のロシア海軍への引き渡しは、2025~2026年に予定されています。


今後、プロジェクト22350フリゲートは近代化されます。
先ず初めに、1番艦「アドミラル・ゴルシコフ」極超音速ミサイル「ツィルコン」の運用に関する部分的な近代化改装を行なうようです。
[ロシア海軍のプロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)フリゲートは近代化される]

計8隻の建造が計画されているプロジェクト22350フリゲートは、北方艦隊に3隻、太平洋艦隊に3隻、黒海艦隊に2隻が配備されます。

太平洋艦隊へ配備される最初のプロジェクト22350フリゲートは、2019年4月23日に起工された5番艦「アドミラル・アメリコ」となります。
[ロシア海軍太平洋艦隊へ3隻のプロジェクト22350フリゲート後期型が配備される]

ヤーセン-M原子力水中巡洋艦ヴォロネジとウラジオストクは2027-2028年にロシア海軍へ就役する

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2020年7月21日15時41分配信
【『統合造船業営団』は極超音速兵器を有する潜水艦の海軍への引き渡し時期を言った】
モスクワ、7月21日-ロシア通信社ノーボスチ

多目的原子力潜水艦「ヴォロネジ」「ウラジオストク」は、7~8年後には海軍の戦闘編制へ補充される。
『ロシア通信社ノーボスチ』『統合造船業営団』のトップ、アレクセイ・ラフマノフより伝えられた。

プロジェクト885M(ヤーセン-M)の枠組みにおける起工は、前日に造船工場『セヴマシュ』(セヴェロドヴィンスク)で行なわれた。
企業体の総取締役ミハイル・ブドニチェンコは、これらが極超音速兵器で武装すると話した。

「潜水艦の建造を、私共は、今後6年半に予定しております。
つまり、海軍がこれを受け取るのは、2027年~2028年の境目になります」
ラフマノフ
は話した。

現在、『セヴマシュ』の造船台では、6隻のプロジェクト「ヤーセン」が様々な建造段階に在る。
しかし、それが極超音速兵器で武装すると公式に言われたのは初めてとなる。

極超音速ミサイル「ツィルコン」はマッハ9の速度(音速の9倍)と1000km以上の飛翔距離を有する。
複合体は、2020~2021年の軍備採用が計画されている。
これに加え、ウラジーミル・プーチン大統領は、地上配置「ツィルコン」の開発に言及した。



ロシア海軍第4世代原子力潜水艦となるプロジェクト885「ヤーセン」原子力水中巡洋艦は、現在までに7隻がセヴェロドヴィンスク市『セヴマシュ』(北方機械製造事業)で起工され、このうち1隻が就役しています。

1番艦K-560「セヴェロドヴィンスク」は1993年12月21日に起工され、2010年6月15日に進水、2013年12月30日に竣工、2014年6月17日に就役し、北方艦隊第11対空母原潜師団へ編入されました。
[ロシア海軍最新鋭多用途原潜セヴェロドヴィンスクに聖アンドレイ旗は揚がった]
[ロシア海軍北方艦隊の原子力水中巡洋艦セヴェロドヴィンスクは基地に停泊したまま巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

2番艦「カザン」からは改良型のプロジェクト885Mとなり、2009年7月24日に起工され、2017年3月31日に進水し、2018年9月下旬から航海試験が始まりました。
ロシア海軍への引き渡しは2020年12月に予定されています。
[ヤーセン-M原子力水中巡洋艦カザンは2020年12月にロシア海軍へ就役する]

3番艦(改「ヤーセン」級としては2隻目)「ノヴォシビルスク」は2013年7月26日に起工され。2019年12月25日に進水しました。
ロシア海軍への引き渡しは2020年に予定されています。
[ロシア海軍のヤーセン-M級原子力水中巡洋艦ノヴォシビルスクはセヴェロドヴィンスクで進水した]

4番艦(改「ヤーセン」級としては3隻目)「クラスノヤルスク」は、2014年7月27日に起工されました。
ロシア海軍への引き渡しは2021年に予定されています。
[多用途原潜ヤーセン級4番艦クラスノヤルスク(と戦略原潜ボレイ級5番艦)はロシア海軍の日に起工された]
[ロシア海軍の第4世代多用途原潜ヤーセン級4番艦クラスノヤルスクの船体の水圧試験が行なわれた]

5番艦(改「ヤーセン」級としては4隻目)「アルハンゲリスク」は、2015年3月19日に起工されました。
ロシア海軍への引き渡しは2022年に予定されています。
[ロシア海軍の為のヤーセン級多用途原潜5番艦アルハンゲリスクは起工された]

6番艦(改「ヤーセン」級としては5隻目)「ペルミ」は、2016年7月29日に起工されました。
ロシア海軍への引き渡しは2023年に予定されています。
[ロシア海軍の為の第6のヤーセン級原子力水中巡洋艦ペルミはセヴェロドヴィンスクで起工された]

7番艦(改「ヤーセン」級としては6隻目)「ウリヤノフスク」は、2017年7月28日に起工されました。
[ロシア海軍北方艦隊の為の第4世代原子力水中巡洋艦ヤーセン級7番艦(最終艦)ウリヤノフスクは起工された]
ロシア海軍への引き渡しは2024年に予定されており、就役後は北方艦隊へ配備されます。


以前には、ロシア海軍向けの「ヤーセン」シリーズは7隻で終了する予定でした。

しかし、2019年6月27日、モスクワ州愛国者公園で開催された軍事機器展示会『アルミヤ-2019』の会場において、「ヤーセン-M」2隻の新たな建造契約が締結されました。
[ロシア海軍の為のヤーセン-M級多用途原潜2隻とラーダ級潜水艦2隻が追加発注された]

そして2020年7月20日、8番艦(改「ヤーセン」級としては7隻目)「ヴォロネジ」と9番艦(改「ヤーセン」級としては8隻目)「ウラジオストク」が一斉に起工されました。
[ロシア海軍の最新鋭原子力水中巡洋艦ヴォロネジとウラジオストクはセヴェロドヴィンスクで起工された]

現在の所、この2隻のロシア海軍への引き渡しは、2027~2028年に予定されています。

ロシア海軍太平洋艦隊の為の第2のプロジェクト06363潜水艦ヴォルホフは洋上試験の第1段階を完了した

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2020年7月22日11時42分配信
【太平洋艦隊の第2の「ワルシャワンカ」の航行試験は完了した】

太平洋艦隊の為に『アドミラルティ造船所』で建造されたプロジェクト636.3ディーゼルエレクトリック潜水艦「ヴォルホフ」は、工場航行試験を完了した。
7月22日・水曜日、同社広報サービスは発表した。


工場の代理人は、試験は6月18日から7月21日まで続いたと話した。
この間に、潜水艦水中音響複合体(ソナー)、電波位置測定複合体(レーダー)及び通信複合体、居住保障システム、その他が点検された。

『アドミラルティ造船所』広報サービスは、潜水艦が計画潜航を成功裏に実施した事を指摘した。
全てのシステム及び機構は正常モードで動作し、表明された戦術-技術的特性に沿っていた。

近い内に「ヴォルホフ」は、8月中旬に計画されている国家試験の準備を始める。
その次の段階は、ロシア海軍への潜水艦の引き渡しとなる。

「ロシア連邦太平洋艦隊の為のシリーズ建造は、スケジュール通りに進んでおり、契約上の義務に沿って、2022年には完了させなければなりません」
同社の代理人は強調した。

「ヴォルホフ」は、太平洋艦隊の為に発注されたプロジェクト636.3(コード名「ワルシャワンカ」)ディーゼルエレクトリック潜水艦6隻から成るシリーズの2隻目である。
その1隻目の「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」は、2019年11月にロシア海軍へ公式に補充された。

「ヴォルホフ」は昨年末に進水した。
係留試験は3月に始まった。
海軍への引き渡しは2020年に計画されている。

2019年11月、『アドミラルティ造船所』では、第3及び第4の潜水艦「マガダン」「ウファ」が起工された。

[Mil.Press FlotProm参照]
プロジェクト636.3ディーゼルエレクトリック潜水艦
は、敵の潜水艦及び水上艦との戦闘の為、更には海軍基地、海上および沿岸交通線の防衛の為に海洋工学中央設計局『ルビーン』が開発した。
潜水艦の全長は73メートル、幅10メートル、限界潜航深度300メートル、水中速力20ノット、自立航行期間45日。
乗組員52名。
潜水艦は6門の口径533mm魚雷発射管機雷打撃ミサイル複合体「カリブル」で武装する。



[プロジェクト06363潜水艦(黒海艦隊)]
ロシア海軍の為のプロジェクト06363潜水艦は、黒海艦隊向けの6隻が2014年~2016年に就役しました。
全てサンクトペテルブルク『アドミラルティ造船所』で建造されています。
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プロジェクト06363は、プロジェクト877(キロ級)の輸出型プロジェクト636を更に改良したタイプであり、今後建造される第5世代通常動力潜水艦「カリーナ」級の開発設計作業の成果も一部取り入れられています。
[ロシアは第5世代潜水艦の設計作業を始めている]

プロジェクト06363潜水艦は、有翼ミサイル「カリブル」を標準装備しています。
(533mm魚雷発射管から発射する)

黒海艦隊06363は、既にシリア有翼ミサイル「カリブル」を実戦使用しています。
[ロシア海軍はシリアのテロ組織へ100発の巡航ミサイル"カリブル"を発射した]


[プロジェクト06363潜水艦(太平洋艦隊)]
そして太平洋艦隊向けにも6隻の06363潜水艦『アドミラルティ造船所』で建造される事になり、建造契約は2016年9月7日に締結されました。
[サンクトペテルブルクのアドミラルティ造船所はロシア海軍太平洋艦隊の為の6隻のプロジェクト06363潜水艦の建造契約を締結した]

2017年7月28日に最初の2隻~1番艦「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」と2番艦「ヴォルホフ」が同時に起工されました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーとヴォルホフはサンクトペテルブルクで起工された]

B-274「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」は、2019年11月25日にロシア海軍へ就役しました。

[プロジェクト06363潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーはロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]

B-603「ヴォルホフ」は、2019年12月26日に進水しました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第2のプロジェクト06363潜水艦ヴォルホフはサンクトペテルブルクで進水した]

2020年3月2日から造船所の岸壁で係留試験を開始しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第2のプロジェクト06363潜水艦ヴォルホフはサンクトペテルブルクで係留試験を開始した]

2020年6月18日には最初の航行試験(工場航行試験)へ出発しました。
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[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第2のプロジェクト06363潜水艦ヴォルホフは2020年7月中旬に洋上試験の第1段階を終える]
工場航行試験は7月21日に完了し、「ヴォルホフ」『アドミラルティ造船所』へ戻りました。
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最終洋上試験となる国家試験は8月中旬の開始が予定されています。

国家試験が完了すれば、潜水艦の引き渡しの準備が始まります。

「ヴォルホフ」は2020年11月末にロシア海軍への引き渡しが予定されています。
[太平洋艦隊の為の第2のプロジェクト06363潜水艦ヴォルホフは2020年にロシア海軍へ就役する]


太平洋艦隊向けの06363の3番艦B-602「マガダン」と4番艦B-588「ウファ」は、2019年11月1日に起工されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦マガダンとウファはサンクトペテルブルクで起工された]

5番艦と6番艦は2020年に起工されます。

太平洋艦隊向けの06363潜水艦6隻の建造は、2022年までに完了します。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦6隻の建造は2022年に完了する]

プロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)フリゲート2番艦アドミラル・カサトノフはロシア海軍へ就役した



本日・2020年7月21日、プロジェクト22350フリゲートの2番艦「アドミラル・フロータ・カサトノフ」はロシア連邦海軍へ就役しました。

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2020年7月21日11時18分配信
【フリゲート「アドミラル・カサトノフ」は海軍へ加わった】
サンクトペテルブルク、7月21日-ロシア通信社ノーボスチ

プロジェクト22350フリゲートの最初の生産艦「アドミラル・カサトノフ」は、ロシア海軍へ加入した。
『ロシア通信社ノーボスチ』は、国防省下の海軍情報・マスコミュニケーション部代表イーゴリ・ディガロ1等海佐より伝えられた。

艦には聖アンドレイ旗が掲揚された。
式典は、フリゲートが7月26日に行なわれる主要海軍パレードへ参加する為に到着したネヴァ川泊地で開催された。

フリゲートの最初の生産艦の受領証書は7月15日に署名された。
艦は、2019年には海軍へ加入しなければならなかったが、その海軍への引き渡しは繰り返し延期された。
特に、昨年末には、バレンツ海の嵐の為に試験は長引いた。
式典が7月21日に予定された理由の1つは、この日が、艦の名前となったウラジーミル・カサトノフ海軍元帥の生誕110周年となる為であった。

プロジェクト22350フリゲート「アドミラル・フロータ・カサトノフ」は、『北方計画設計局』により設計された。
艦は、サンクトペテルブルク造船工場『北方造船所』で建造された。
艦は2009年11月26日に起工された。
この当時に公表された計画によれば、それは2012年に海軍へ引き渡されなければならなかった。

1等フリゲート・プロジェクト22350多機能戦闘艦であり、水上、空中、水中の敵への効果的な対処、更には1500km以上離れた地上及び沿岸施設へ打撃を与える事が可能である。

プロジェクト22350フリゲートのトップ「アドミラル・ゴルシコフ」ロシア海軍の一員として勤務している。
5月には、このような艦の3隻目となる「アドミラル・ゴロフコ」が進水した。
更に、もう5隻のフリゲート「アドミラル・イサコフ」「アドミラル・アメリコ」、「アドミラル・チチャーゴフ」、そして2020年7月20日に起工された改善された特性を有する2隻のフリゲートが、様々な建造段階に在る。
2隻の新たな艦は、「アドミラル・ユマシェフ」「アドミラル・スピリドノフ」の名を受けた。
これらは、最初の6隻とは、増加した対潜及び極超音速を含めたミサイル弾薬が異なっている。



1等多目的フリゲート・プロジェクト22350の2番艦「アドミラル-フロータ・カサトノフ」は、サンクトペテルブルク『北方造船所』で2009年11月26日に起工されました。
[プロジェクト22350フリゲート2番艦「カサトノフ海軍元帥」起工]

起工から約5年後の2014年12月12日に進水しました。

[ロシア海軍の新型フリゲート(大型警備艦)アドミラル・フロータ・カサトノフは進水した]

2016年6月下旬、「アドミラル・カサトノフ」「主要打撃複合体」が設置されました。
[建造中のロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"へ汎用打撃ミサイル発射機が設置された]
これは、有翼ミサイル「オーニクス」「カリブル」汎用ミサイル垂直発射機3S-14UKSKを指しています。


2018年12月21日、「アドミラル・カサトノフ」は、洋上試験の最初の段階である工場航行試験を開始する為、造船所の岸壁を離れました。
[ロシア海軍のアドミラル・ゴルシコフ型フリゲート2番艦アドミラル・カサトノフは洋上試験を開始した]


フィンランド湾における工場航行試験の第1段階を終えた「アドミラル・カサトノフ」は、2019年1月9日にサンクトペテルブルクへ戻りました。
[ロシア海軍のアドミラル・ゴルシコフ型フリゲート2番艦アドミラル・カサトノフは最初の洋上試験を完了した]
最初の航行試験は、フィンランド湾が結氷していた為、速力は26ノットまでしか出さなかったようです。
(プロジェクト22350フリゲートの最大速力は29ノット)

2019年4月21日、「アドミラル・カサトノフ」は2回目の工場航行試験を開始しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は2回目の洋上試験を開始した]

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その後、大祖国戦争(1941年6月22日のナチスドイツ軍によるソ連侵攻開始から1945年5月9日のベルリン占領までのソ連-ドイツ戦争ロシア側公式呼称)の勝利74周年の祝賀行事へ参加する為、一時バルチースクへ戻りました。

「アドミラル・カサトノフ」は5月9日の戦勝記念日をバルチースク軍港で祝いました。

その後、洋上試験を続ける為、再びバルト海へ出航しました。
[ロシア海軍最新鋭のフリゲート"アドミラル・カサトノフ"とコルベット"グレミャーシチー"はバルト海で洋上試験を続ける]

その後、物資補充の為に一旦バルチースクへ戻り、5月29日に出航しました。
[ロシア海軍最新鋭のフリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバルト海で洋上試験を行なっている]

6月4日には、同じくバルト海で洋上試験中のプロジェクト23130中型海洋給油船「アカデミック・パシン」から洋上給油を受けました。
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[ロシア海軍の新型給油船(補給艦)アカデミック・パシンはバルト海で最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"への洋上給油を行なった]

6月20日までに洋上試験の第2段階は終了し、建造元の『北方造船所』へ戻りました。
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[ロシア海軍最新鋭のフリゲート"アドミラル・カサトノフ"は洋上試験の第2段階を終えてサンクトペテルブルクへ戻った]

「アドミラル・カサトノフ」は、2019年7月10日~14日にサンクトペテルブルクで開催された国際海軍サロンIMDS-2019で展示されました。
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そしてサンクトペテルブルクで7月28日に行なわれた『ロシア海軍の日』観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2019年7月28日14時37分配信
【ロシアは『海軍の日』を迎えた】


8月23日、「アドミラル・カサトノフ」は洋上試験を再開する為に出航しました。

[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は洋上試験を再開した]

その後もバルト海で試験は続けられ、9月20日にはバルト艦隊航空隊航空機を目標にしたレーダーの動作試験が行なわれ、翌9月21日には、130mm砲A-192及び30mm高射機関砲「パラシ」の射撃試験が実施されました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバルト海で射撃試験を実施した]

バルト海で試験試験を行なっていた「アドミラル・カサトノフ」でしたが、10月上旬にバルト海を出て北方へ向かい、10月中旬に白海へ到着しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は試験の為に白海へ到着した]

その後、白海での洋上試験が始まりました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は北方海域での洋上試験の準備を進めている]

その後、一旦白海海軍基地へ戻った後、11月20日に白海での洋上試験を再開しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は白海で洋上試験を行なっている]

11月25日にはヘリコプターの着艦試験が行なわれました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は白海でヘリコプターの発着試験を行なった]

その後、一旦白海海軍基地へ戻り、11月27日に出航しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は白海で兵装の試験を行なう]

11月29日、白海「アドミラル・カサトノフ」は、汎用垂直発射機3S-14から有翼ミサイル「カリブル」(対艦型)超音速対艦ミサイル「オーニクス」を同時に発射しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は白海で対艦ミサイル"オーニクス"と"カリブル"を同時に発射した]

12月1日(ロシア連邦軍の新年度の初日)、今度は白海からチジャ射爆場の地上目標へ有翼ミサイル「カリブル」(対地型)を発射しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は白海で地上目標へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]
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12月8日、「アドミラル・カサトノフ」セヴェロモルスク泊地へ到着しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はセヴェロモルスクへ到着した]

12月18日、「アドミラル・カサトノフ」は、再び試験の為にバレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバレンツ海へ出航した]

試験後に一旦基地へ戻った後、12月24日に再びバレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は兵装試験の為にバレンツ海へ出航した]

しかし、バレンツ海は悪天候の為、予定された試験は一部しか実行できておらず、兵装の射撃試験などは天候回復まで延期される事になりました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は悪天候下のバレンツ海で洋上試験を行なっている]

「アドミラル・カサトノフ」は、2019年12月末にロシア海軍への引き渡しが予定されていましたが、洋上試験が全て完了しなかった為、2020年に延期される事になりました。
[アドミラル・ゴルシコフ型フリゲート2番艦アドミラル・カサトノフは2019年12月にロシア海軍へ引き渡される]

年が明けた2020年1月11日、「アドミラル・カサトノフ」は、残りの洋上試験を行なう為、バレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバレンツ海で最終洋上試験を再開した]

1月14日には沿岸目標へ130mm砲を発射しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバレンツ海で沿岸への艦砲射撃を行なった]

2月3日には高射ミサイル「ポリメント-リドゥート」の発射試験を行ないました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバレンツ海で高射ミサイル"ポリメント-リドゥート"を発射した]

2月9日には電波電子戦闘複合体による電波妨害の試験を行ないました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバレンツ海で電波電子妨害試験を行なった]

2月11日、「アドミラル・カサトノフ」セヴェロモルスクへ帰投しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はセヴェロモルスクへ帰投した]

2月14日、130mm砲A-192及び30mm高射機関砲「パラシ」の射撃試験などを行なう為、バレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバレンツ海で砲撃試験を行なう]

射撃試験実施後、一旦セヴェロモルスクへ戻り、2月20日に再び出航しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバレンツ海で洋上試験を続ける]

その後、一旦セヴェロモルスクへ戻り、3月24日に出航しました。
「アドミラル・カサトノフ」は、水中音響複合体(ソナー)対潜兵器の試験を行ないました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバレンツ海でソナーと対潜兵器の試験を行なう]

北方海域(バレンツ海白海)での洋上試験を全て完了した「アドミラル・カサトノフ」は、北方艦隊基地セヴェロモルスクを去り、バルト海へ向かいました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は北方艦隊基地セヴェロモルスクを去り、バルト海へ向かった]

4月14日にバルト艦隊基地バルチースクへ到着しました。
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[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバルト艦隊基地バルチースクへ到着した]

5月21日、「アドミラル・カサトノフ」は、最終洋上試験を行なう為にバルト海へ出航しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバルト海で最終洋上試験を開始した]

6月2日には対魚雷兵器「パケート」(324mm魚雷迎撃用魚雷)の発射試験を行ないました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバルト海で魚雷迎撃魚雷パケートの発射試験を行なった]

6月6日、全ての洋上試験を終えて建造元の『北方造船所』へ戻りました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は全ての洋上試験を完了した]
「アドミラル・カサトノフ」『北方造船所』で検査とメンテナンスを行ない、一度海上へ検査出航した後、ロシア海軍への引き渡しの準備を行ないます。

2020年7月15日、「アドミラル・カサトノフ」の受領-引渡証書への署名が行なわれ、ロシア海軍へ納入されました。
[プロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)フリゲート2番艦アドミラル・カサトノフはロシア海軍へ納入された]

正式な就役式典となる聖アンドレイ旗初掲揚式典は、サンクトペテルブルクネヴァ川泊地に停泊中の「アドミラル・カサトノフ」で7月21日に開催されました。
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[プロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)フリゲート2番艦アドミラル・カサトノフは2020年7月21日にロシア海軍へ就役する]

名実ともにロシア海軍へ就役した「アドミラル・カサトノフ」は、7月26日の『ロシア海軍の日』サンクトペテルブルクネヴァ川で行なわれる観艦式(主要海軍パレード)へ参加します。

ロシア海軍の最新鋭原子力水中巡洋艦ヴォロネジとウラジオストクはセヴェロドヴィンスクで起工された


『タス通信』より
2020年7月20日20時19分配信
【セヴェロドヴィンスクで2隻のプロジェクト885M「ヤーセン-M」原子力潜水艦が起工された】
ケルチ、7月20日/タス通信

2隻のプロジェクト885M「ヤーセン-M」原子力潜水艦は月曜日に『セヴマシュ』で起工され、「ヴォロネジ」「ウラジオストク」の名を受けた。
ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンは、起工式典の際に述べた。

「原子力潜水艦は、軍事栄光都市~ヴォロネジとウラジオストクに敬意を表して命名されました」
プーチン
は話した。

潜水艦極超音速兵器を受け取る。
潜水艦を建造する企業『セヴマシュ』総取締役ミハイル・ブドニチェンコは述べた。

「本日、私共は、将来のロシア水中艦隊の極超音速兵器を有する艦を起工いたしました」
ブドニチェンコ
は話した。

プロジェクト885M「ヤーセン-M」多目的原子力潜水艦の建造契約は、2019年夏の国際軍事技術フォーラム『アルミヤ-2019』の最中に署名された。

基本プロジェクト885原子力水中巡洋艦のトップ「セヴェロドヴィンスク」は2014年に北方艦隊へ加わった。
近代化プロジェクト885M潜水艦のトップ「カザン」は、2020年に海軍への引き渡しが計画されている。

現在、『セヴマシュ』では、5隻のプロジェクト885M潜水艦が様々な建造段階に在る。
プロジェクト885/885M潜水艦の基本兵装は、有翼ミサイル「カリブル」或いは「オーニクス」、更には極超音速ミサイル「ツィルコン」である。



ロシア海軍第4世代原子力潜水艦となるプロジェクト885「ヤーセン」原子力水中巡洋艦は、現在までに7隻がセヴェロドヴィンスク市『セヴマシュ』(北方機械製造事業)で起工され、このうち1隻が就役しています。

1番艦K-560「セヴェロドヴィンスク」は1993年12月21日に起工され、2010年6月15日に進水、2013年12月30日に竣工、2014年6月17日に就役し、北方艦隊第11対空母原潜師団へ編入されました。
[ロシア海軍最新鋭多用途原潜セヴェロドヴィンスクに聖アンドレイ旗は揚がった]
[ロシア海軍北方艦隊の原子力水中巡洋艦セヴェロドヴィンスクは基地に停泊したまま巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

2番艦「カザン」からは改良型のプロジェクト885Mとなり、2009年7月24日に起工され、2017年3月31日に進水し、2018年9月下旬から航海試験が始まりました。
ロシア海軍への引き渡しは2020年12月に予定されています。
[ヤーセン-M原子力水中巡洋艦カザンは2020年12月にロシア海軍へ就役する]

3番艦(改「ヤーセン」級としては2隻目)「ノヴォシビルスク」は2013年7月26日に起工され。2019年12月25日に進水しました。
ロシア海軍への引き渡しは2020年に予定されています。
[ロシア海軍のヤーセン-M級原子力水中巡洋艦ノヴォシビルスクはセヴェロドヴィンスクで進水した]

4番艦(改「ヤーセン」級としては3隻目)「クラスノヤルスク」は、2014年7月27日に起工されました。
ロシア海軍への引き渡しは2021年に予定されています。
[多用途原潜ヤーセン級4番艦クラスノヤルスク(と戦略原潜ボレイ級5番艦)はロシア海軍の日に起工された]
[ロシア海軍の第4世代多用途原潜ヤーセン級4番艦クラスノヤルスクの船体の水圧試験が行なわれた]

5番艦(改「ヤーセン」級としては4隻目)「アルハンゲリスク」は、2015年3月19日に起工されました。
ロシア海軍への引き渡しは2022年に予定されています。
[ロシア海軍の為のヤーセン級多用途原潜5番艦アルハンゲリスクは起工された]

6番艦(改「ヤーセン」級としては5隻目)「ペルミ」は、2016年7月29日に起工されました。
ロシア海軍への引き渡しは2023年に予定されています。
[ロシア海軍の為の第6のヤーセン級原子力水中巡洋艦ペルミはセヴェロドヴィンスクで起工された]

7番艦(改「ヤーセン」級としては6隻目)「ウリヤノフスク」は、2017年7月28日に起工されました。
[ロシア海軍北方艦隊の為の第4世代原子力水中巡洋艦ヤーセン級7番艦(最終艦)ウリヤノフスクは起工された]
ロシア海軍への引き渡しは2024年に予定されており、就役後は北方艦隊へ配備されます。


以前には、ロシア海軍向けの「ヤーセン」シリーズは7隻で終了する予定でした。

しかし、2019年6月27日、モスクワ州愛国者公園で開催された軍事機器展示会『アルミヤ-2019』の会場において、「ヤーセン-M」2隻の新たな建造契約が締結されました。
[ロシア海軍の為のヤーセン-M級多用途原潜2隻とラーダ級潜水艦2隻が追加発注された]

そして2020年7月20日、8番艦(改「ヤーセン」級としては7隻目)「ヴォロネジ」と9番艦(改「ヤーセン」級としては8隻目)「ウラジオストク」が一斉に起工されました。

同じ日、クリミア半島ケルチザリフ造船所では2隻のプロジェクト23900汎用揚陸ヘリコプター母艦が、サンクトペテルブルク『北方造船所』では2隻のプロジェクト22350フリゲートが起工されました。
[ロシア海軍のプロジェクト23900汎用揚陸ヘリコプター母艦イワン・ロゴフとミトロファン・モスカレンコはクリミア半島のザリフ造船所で起工された]
[ロシア海軍の新世代フリゲート"アドミラル・ユマシェフ"と"アドミラル・スピリドノフ"はサンクトペテルブルクで起工された]

ロシア海軍の新世代フリゲート"アドミラル・ユマシェフ"と"アドミラル・スピリドノフ"はサンクトペテルブルクで起工された


『ロシア通信社ノーボスチ』より
2020年7月20日14時30分配信
【サンクトペテルブルクでフリゲート「アドミラル・ユマシェフ」と「アドミラル・スピリドノフ」が起工された】
サンクトペテルブルク、7月20日-ロシア通信社ノーボスチ

プロジェクト22350フリゲート「アドミラル・ユマシェフ」「アドミラル・スピリドノフ」は、サンクトペテルブルク『北方造船所』で起工された。
『ロシア通信社ノーボスチ』特派員は報告した。

「これらの艦には、増加した弾薬が提供されます。
我々のロシアの造船所が、最も困難な黒海の課題を遂行する準備を整えている事を保証したいと思います」
産業貿易省
のトップ、デニス・マントゥロフは式典で話した。

フリゲートは、『北方造船所』ロシア海軍の為に建造するプロジェクト22350の7番艦及び8番艦となる。
プロジェクト22350フリゲートの最初の生産艦「アドミラル・カサトノフ」は、7月15日に受領証書へ署名された。
北方艦隊の為に、フリゲートの第2の生産艦「アドミラル・ゴロフコ」が建造されており、それは5月に進水した。

プロジェクト22350艦は、ロシア遠海ゾーン多目的フリゲートシリーズに含まれる。
プロジェクトは、2000年代前半に『北方計画設計局』で開発された。
プロジェクト22350警備艦は、敵の水上艦船、地上施設の破壊、巡視勤務、哨戒及び海上交通線の保護、対潜防衛及び対空防衛の為に意図されている。

フリゲートの全長は135メートル、幅16メートル、吃水4.5メートル、排水量4500トン、最大速力29ノット、航行距離4000海里(約7500km)、自立航行期間30日、乗組員約200名。

フリゲートの兵装には、対艦ミサイル「カリブル」「オーニクス」の発射装置、高射ミサイル複合体「ポリメント-リドゥート」対潜兵器複合体「パケート」130mm砲装置A-192M(射撃距離22km、発射速度-毎分30発)を装備する。
艦上にはヘリコプターKa-27が駐留できる。



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ロシア海軍の為の1等多目的フリゲート・プロジェクト22350は、現在までにサンクトペテルブルク『北方造船所』で6隻が起工されており、1番艦は2018年7月28日に就役しました。

1番艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」(ソヴィエト連邦海軍元帥ゴルシコフ)(艦番号454)は2006年2月1日に起工、2010年10月28日に進水し、2018年7月28日にロシア海軍へ引き渡されました。
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[プロジェクト22350フリゲート1番艦アドミラル・ゴルシコフはロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ編入された]
その後、2019年2月末から7月末まで世界を一周する遠距離航海を行ないました。
[フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"遠距離航海(2019年2月-7月)]

2番艦「アドミラル・フロータ・カサトノフ」(海軍元帥カサトノフ)(艦番号431)は2009年11月26日に起工、2014年12月12日に進水し、2018年12月下旬から洋上試験が始まり、2020年6月初頭に完了しました。
2020年7月15日にロシア海軍へ納入され、7月21日に正式に就役します。
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[プロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)フリゲート2番艦アドミラル・カサトノフは2020年7月21日にロシア海軍へ就役する]

3番艦「アドミラル・ゴロフコ」は2012年2月1日に起工され、2020年5月22日に進水しました。
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[ロシア海軍のアドミラル・ゴルシコフ型フリゲート3番艦アドミラル・ゴロフコは進水した]

4番艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・イサコフ」(ソヴィエト連邦海軍元帥イサコフ)は2013年11月14日に起工されました。
[サンクトペテルブルク北方造船所はプロジェクト22350フリゲート「アドミラル・イサコフ」(と偵察艦「イワン・フルス」)を起工した]

3番艦と4番艦は、ガスタービンエンジンの供給が大幅に遅延した為、建造も遅延しています。
[ロシア海軍のプロジェクト22350フリゲート3番艦と4番艦のガスタービンエンジンはロシア国内で製造されている]

3番艦は2021年末、4番艦は2022年末にロシア海軍への引き渡しが予定されています。
[プロジェクト22350フリゲート3番艦と4番艦は2021年末と2022年末にロシア海軍へ引き渡される]


建造は4隻で打ち切られる筈だったプロジェクト22350フリゲートですが、2018年7月末に就役した1番艦「アドミラル・ゴルシコフ」の運用実績を踏まえ、建造が続行される事になりました。

2019年4月23日、プロジェクト22350フリゲートの第2シリーズとなる5番艦と6番艦が『北方造船所』で一斉に起工されました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト22350フリゲート"アドミラル・アメリコ"と"アドミラル・チチャーゴフ"はサンクトペテルブルクで起工された]

プロジェクト22350フリゲート5番艦「アドミラル・アメリコ」起工記念板
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プロジェクト22350フリゲート6番艦「アドミラル・チチャーゴフ」起工記念板
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プロジェクト22350フリゲート後期建造艦(5番艦~8番艦)は、有翼ミサイルの発射機が24基に増加します。
前期建造艦(1番艦~4番艦)は16基ですから、もう8基増やす事になります。
[ロシア海軍のプロジェクト22350フリゲートの5番艦以降は24基の巡航ミサイル(対艦ミサイル)を搭載する]
「アドミラル・アメリコ」は2024年、「アドミラル・チチャーゴフ」は2025年に就役予定です。


そして2020年7月20日、プロジェクト22350フリゲートの7番艦「アドミラル・ユマシェフ」と8番艦「アドミラル・スピリドノフ」『北方造船所』で一斉に起工されました。

同じ日、クリミア半島ケルチザリフ造船所では2隻のプロジェクト23900汎用揚陸ヘリコプター母艦が、セヴェロドヴィンスク『セヴマシュ』では2隻のプロジェクト885M原子力水中巡洋艦が起工されました。
[ロシア海軍のプロジェクト23900汎用揚陸ヘリコプター母艦イワン・ロゴフとミトロファン・モスカレンコはクリミア半島のザリフ造船所で起工された]


今後、プロジェクト22350フリゲートは近代化されます。
先ず初めに、1番艦「アドミラル・ゴルシコフ」極超音速ミサイル「ツィルコン」の運用に関する部分的な近代化改装を行なうようです。
[ロシア海軍のプロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)フリゲートは近代化される]

計8隻の建造が計画されているプロジェクト22350フリゲートは、北方艦隊に3隻、太平洋艦隊に3隻、黒海艦隊に2隻が配備されます。

太平洋艦隊へ配備される最初のプロジェクト22350フリゲートは、2019年4月23日に起工された5番艦「アドミラル・アメリコ」となります。
[ロシア海軍太平洋艦隊へ3隻のプロジェクト22350フリゲート後期型が配備される]

ロシア海軍のプロジェクト23900汎用揚陸ヘリコプター母艦イワン・ロゴフとミトロファン・モスカレンコはクリミア半島のザリフ造船所で起工された


『タス通信』より
2020年7月20日20時18分配信
【ロシアで初めて汎用揚陸ヘリコプター母艦2隻が起工された】
ケルチ、7月20日/タス通信

ロシアで初めての最新の汎用揚陸ヘリコプター母艦2隻は、月曜日にケルチ造船工場『ザリフ』で起工された。
艦の起工式典で、ロシア大統領ウラジーミル・プーチンは、その1隻目の起工記念板を取り付けた。
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「本日、ロシアの3つの造船所で、同時に6隻の新たな遠海ゾーン艦が起工されました。
このケルチでは、2隻の汎用揚陸艦が、サンクトペテルブルクの『北方造船所』では2隻のフリゲート、セヴェロドヴィンスクの『セヴマシュプレドプリャーチェ』では2隻の原子力水中巡洋艦」

大統領は話した。

大統領が説明したように、汎用揚陸艦「イワン・ロゴフ」「ミトロファン・モスカレンコ」の名を受けた。

「伝統として、新世代の汎用揚陸艦とフリゲートは、海軍を強化する為に数多くの貢献を成した輝かしい軍司令官と艦隊司令官の名前を帯びます。
それは、イワン・ロゴフ、ミトロファン・モスカレンコ、アドミラル・ユマシェフ、アドミラル・スピリドノフです」
プーチン
は述べた。
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[建造の継続]
ロシア
は、汎用揚陸ヘリコプター母艦の建造の継続を計画しているが、その決定は、これらを使用した実績に基づいて採択されるとプーチン工場『ザリフ』労働者との会合中に行った。

「そうですね、私共は、それを進めますが、使用実績の結果に依りますね」
プーチンは、このタイプの艦の建造を続ける計画が有るのかという質問に答え、こう話した。

大統領は指摘した。
「このような更新の種類において、これは最初の艦です」
今後は更に「試験プログラム、更なる追加設計作業の為のプログラム、これらの動作に関する研究があります」

「ですが、これらは良いものであり、現代的です。
私共は、そう考えておりますが、今、サンクトペテルブルクで話を聞いている長官(産業相デニス・マントゥロフ)については分かりませんね。
他の目的の為に何らかの変更を加え、作り直して使用する事を計画しているようですが。
実質的に、それは他の目的の為だけでは有りません。
ですが今は未だ、これについてはお話しできません」

国家元首は付け加えた。

汎用揚陸艦の起工は、当初、6月29日に計画されていたが、延期された。
『タス通信』防衛産業企業体の情報提供者より伝えられたように、ロシア国防省は、約1000億ルーブルの2隻のヘリコプター母艦の建造契約を締結した。
ヘリコプター母艦の排水量は25000トン、全長約220メートルと予想される。
1隻の艦は20機以上の重ヘリコプターを搭載し、900名の海軍歩兵を移送できる。
以前のソヴィエト社会主義共和国連邦ロシアでは、このクラスの艦は建造されていなかった。
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2011年6月にロシアフランスへ2隻の「ミストラル」級ヘリコプター揚陸ドック艦(ヘリコプター空母)を発注し、「ウラジオストク」、「セヴァストーポリ」と命名された艦は2014年と2015年に引き渡される筈でしたが、フランスウクライナ情勢に関連して引き渡しを凍結しました。

2015年8月5日、ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンフランス大統領フランソワ・オランドは電話で会談し、「ミストラル」級ヘリコプター揚陸ドック艦の建造・供給契約の終了(破棄)を決定しました。
[ロシアとフランスはロシア海軍向けミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦の契約を終了させた]

フランスロシアへ補償金として約9億5000万ユーロを支払い、2隻の「ミストラル」級に設置されたロシア製機器は全て取り外してロシアへ返却されました。
[ロシア海軍向けミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦の契約終了によりフランスはロシアへ9億4975万4849ユーロを支払う]
[ロシア海軍向けだった2隻のミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦から取り外されたロシア製機器は全てロシアへ到着した]
[ロシア向けだった2隻のミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦から取り外されたロシア製機器はロシア海軍へ引き渡される]

その後、2隻の「ミストラル」級エジプトへ売却されました。
(1番艦は「ガマール・アブドゥル=ナーセル」、2番艦は「アンワル・アッ=サーダート」と改名)

「ガマール・アブドゥル=ナーセル」(旧「ウラジオストク」):2016年6月2日にエジプト海軍へ引き渡し。
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「アンワル・アッ=サーダート」(旧「セヴァストーポリ」):2016年9月16日にエジプト海軍へ引き渡し。
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一方、ロシアは、以前からロシア版ミストラルとも言える大型の全通甲板ヘリコプター揚陸艦(汎用ヘリコプター揚陸艦)の設計を進めており、2015年6月には、汎用ヘリコプター揚陸艦の概念設計案「ラヴィーナ」の詳細が公表されました。
[ロシア海軍将来汎用揚陸ヘリコプター搭載艦プロジェクト「ラヴィーナ」]

この概念設計案「ラヴィーナ」をベースにして、ロシア海軍向けとなる汎用ヘリコプター揚陸艦が設計され、実際に建造されることになります。
[ロシア海軍の為の将来大型揚陸艦は複数のヴァージョンが設計されている]
[ロシア海軍の為の新たなヘリコプター揚陸艦の設計は進められている]
[ロシア海軍の為の将来汎用ヘリコプター母艦プリボイ級の設計作業は進められている]

汎用ヘリコプター揚陸艦の為に新たな戦闘情報管理システムも開発されます。
[ロシア海軍将来汎用揚陸艦の為の新たな戦闘情報管理システムが開発される]


搭載機は、元々は「ミストラル」用に開発された艦上攻撃ヘリコプターKa-52K「カトラン」などになります。
[ロシア海軍の為の艦上攻撃ヘリコプターKa-52Kカトランは4機のプロトタイプが製造された]


この他、ソ連時代に生産された戦闘輸送ヘリコプターKa-29も搭載されるようです。
Ka-29は1990年代以降は予備役として保管されていましたが、2016年から修復が始まりました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の艦上輸送戦闘ヘリコプターKa-29は飛行訓練を行なった]

「ロシア版ミストラル」の建造は『2018-2027年の国家軍備プログラム』の枠組みで開始される予定です。
[ロシア造船業界はロシア海軍の為の汎用ヘリコプター揚陸艦の建造を開始する準備を整えている]

汎用ヘリコプター揚陸艦の機関は、ディーゼル/ガスタービン複合推進CODAG(COmbined Diesel And Gas turbine)になるようです。
これはディーゼルが巡航用、ガスタービンが増速用であり、ロシア海軍の新型艦では、プロジェクト22350フリゲートに採用されています。
[ロシア新世代艦のガスタービンとディーゼル]


新世代汎用揚陸艦の建造場所としては、以前にはサンクトペテルブルク『北方造船所』などが有力視されていましたが、2019年になって、クリミア半島ケルチ市造船工場『ザリフ』で建造する案が浮上してきました。
【造船工場『ザリフ』公式サイト】
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[ロシア海軍の為の新世代汎用揚陸艦(ヘリコプター母艦)2隻は2020年5月にクリミア半島ケルチ市のザリフ造船所で起工される]
[ロシア海軍の為の2万5千トン級汎用揚陸艦(ヘリコプター母艦)2隻は2020年5月にクリミア半島で起工される?]
[ロシア海軍の為の新たな汎用揚陸艦(ヘリコプター母艦)2隻は2020年にケルチ(ザリフ造船所)で起工され、2025年と2026年に就役する]
[ロシア海軍の為の2万5千トン級汎用揚陸艦(ヘリコプター母艦)2隻は2020年5月上旬(5月9日まで)にクリミア半島で起工される]

造船工場『ザリフ』も、ロシア海軍新世代汎用揚陸艦を建造する用意がある事を認めました。
[クリミア半島ケルチのザリフ造船所はロシア海軍の為の2万5千トン級汎用揚陸艦(ヘリコプター母艦)を建造する準備を整えている]

2隻の汎用揚陸艦の建造費は、ほぼ1000億ルーブルになるようです。
[ロシア海軍の為の新世代汎用揚陸艦(ヘリコプター母艦)2隻の建造費は1000億ルーブルになる]
因みに1000億ルーブルは、プロジェクト22350(「アドミラル・ゴルシコフ」型)フリゲート4隻分に相当します。

当初、2隻の汎用揚陸艦の起工は、2020年5月9日の大祖国戦争勝利75周年記念日に予定されており、起工に先立つ建造契約の締結は、2020年4月末までに行なわれる予定でした。
[ロシア海軍の為の新世代汎用揚陸艦(ヘリコプター母艦)2隻は大祖国戦争勝利75周年記念日の2020年5月9日に起工される]
[ロシア海軍の為の新世代汎用揚陸艦(ヘリコプター母艦)2隻の建造契約は2020年4月末までに締結される]

しかし、最近の新型コロナウイルス流行の影響により艦の起工は延期され、これに伴い建造契約の締結も先送りされ、5月22日までに締結されました。
[ロシア海軍の為の新世代汎用揚陸艦(ヘリコプター母艦)2隻の建造契約が締結された]
[クリミア半島のザリフ造船所はロシア海軍のプロジェクト23900汎用揚陸艦の建造準備を進めている]

2隻の汎用揚陸艦の起工は6月29日に予定されていましたが、またも延期となりました。
[ロシア海軍のプロジェクト23900(セヴァストーポリ型)汎用揚陸艦の起工は延期された]

その後、起工日は7月16日に決まりましたが、これも延期され、7月20日に起工式典が開催されました。
[ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンが出席するプロジェクト23900汎用揚陸艦の起工式典は2020年7月20日に延期された]

2隻の汎用揚陸艦の艦名は、以前には「セヴァストーポリ」「ウラジオストク」が有力視されていましたが、結局、旧ソ連時代のプロジェクト1174大型揚陸艦の1番艦と3番艦の名前を受け継いだ「イワン・ロゴフ」「ミトロファン・モスカレンコ」となりました。

プロジェクト1174大型揚陸艦「イワン・ロゴフ」(1978年6月15日就役、1995年8月4日除籍)
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プロジェクト1174大型揚陸艦「ミトロファン・モスカレンコ」(1990年9月23日就役、2006年12月18日除籍)
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ロシア海軍の100mm艦載砲A-190-01ウニヴェルサールの誘導砲弾が開発される


『タス通信』より
2020年7月20日14時2分配信
【ロシア海軍の艦は誘導砲弾を受け取る】
モスクワ、7月20日/タス通信

砲装置A-190-01で武装するロシア戦闘艦は、近い将来に誘導砲弾を受け取る。
月曜日に中央科学研究所『ブレヴェーストニク』総取締役ゲオルギー・ザカメンヌイフは、『タス通信』のインタビューに対し、こう述べた。

「演習中のA-190-01の実地使用により、その有効性は確認されており、誘導弾を含めて作成される新世代の弾薬の導入により、更に強化されます。
これは近い将来の問題です」
ザカメンヌイフ
は話した。

彼は、100mm砲装置A-190-01が、2012年からロシア海軍の艦への装備の為に供給されている事を想い起こした。
それは、最近まで海軍において最も大規模だったAK-176砲を置き換えるという海軍総司令部の指示により開発された。


中央科学研究所『ブレヴェーストニク』は、1970年代末にAK-176を開発し、それ以来、その近代化のポテンシャルは、事実上使い果たされている。
ザカメンヌイフは、A-190-01が、その重要な特性の点において、それ(AK-176)を大幅に超えている事を強調した。




ロシア海軍100mm単装速射砲A-190-01「ウニヴェルサール」は、中央科学研究所『ブレヴェーストニク』により1990年代初頭に開発が始まりました。

開発のベースになったのは、同社が1970年代に開発した76mm単装速射砲AK-176です。

A-190-01は2000年代後半から就役し始めたロシア海軍の新世代艦艇に搭載されています。
プロジェクト21630「ブヤン」小型砲艦
プロジェクト20380「ステレグーシチー」型コルベット
プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦
プロジェクト11356「アドミラル・グリゴロヴィチ」型フリゲート
プロジェクト20385「グレミャーシチー」型コルベット

この他、近代化改装されたプロジェクト1155Mフリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」にも搭載されています。
[近代化改装されるロシア海軍太平洋艦隊のフリゲート"マルシャル・シャーポシニコフ"は新たな100mm砲を得る]

既に制式採用から10年近く経過しているA-190-01ですが、現在は誘導砲弾などの新型砲弾の開発が進められています。

今回の記事では、AK-176の後継とされているA-190-01ですが、ベースとなったAK-176の直接の改良型AK-176MAロシア海軍へ採用され、新型艦艇に搭載されています。
[ロシア海軍の為の新たな76mm砲AK-176MAの試験は完了した]

最新鋭大型揚陸艦ピョートル・モルグノフはクロンシュタットで2020年7月26日の『ロシア海軍の日』観艦式へ参加する

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2020年7月17日13時54分配信
【大型揚陸艦「ピョートル・モルグノフ」の国家試験は『海軍の日』の後に始まる】

工場『ヤンターリ』で建造された最新のプロジェクト11711大型揚陸艦「ピョートル・モルグノフ」は、バルチースクからクロンシュタットへの移動を開始した。
同社広報サービスが伝えたように、未だ試験プログラムは完了しておらず、7月26日の『ロシア海軍の日』に敬意を表して行なわれる主要海軍パレードへ参加する。


『ヤンターリ』広報サービスは、『海軍の日』の後に試運転チームと大型揚陸艦「ピョートル・モルグノフ」の乗組員は、艦の国家試験の実行へ着手する事を指摘した。

第2の大型揚陸艦「ピョートル・モルグノフ」は2015年に『ヤンターリ』で起工され、2018年5月25日に進水した。
工場航行試験は数多くの延期の後、2019年12月中旬にスタートした。

2020年3月後半、艦の工場航行試験が再開された事が知られるようになった。

3月末、メディアへ、大型揚陸艦は工場航行試験の今次段階の後に一連の追加作業が必要であるとの情報が出てきた。
その後、『統合造船業営団』広報サービスは、艦は4月後半に再び試験へ出ると伝えた。

もう1つの工場航行試験段階は、5月末~6月初頭に実施された。

艦のロシア海軍への引き渡しは、今年末までに予定されている。

[『Mil.Press FlotProm』参照]
プロジェクト11711艦
の排水量は5000トン、船体長120メートル、幅16.5メートル。
速力18ノット。乗組員100名。
艦は13両の戦車或いは36両の装甲歩兵車両、更には300名までの揚陸隊員を収容できる。

大型揚陸艦の武装は、2基の6銃身30mm自動砲AK-630と1基の2連6銃身30mm自動砲AK-630-M2である。
甲板には、捜索救助ヘリコプターKa-27PS或いは輸送戦闘ヘリコプターKa-29が駐留する。



[プロジェクト11711大型揚陸艦(イワン・グレン型)]
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プロジェクト11711大型揚陸艦の2番艦は、当初2010年に起工される予定でしたがキャンセルされ、2014年9月に改めて建造が決定されました。
[ロシア海軍の大型揚陸艦イワン・グレン型の2番艦が建造される]

「ピョートル・モルグノフ」と命名された2番艦の為の工事は2014年12月から始まりました。
[プロジェクト11711大型揚陸艦2番艦ピョートル・モルグノフの建造が始まった]

2015年6月11日、「ピョートル・モルグノフ」の起工式典が開催されました。
[ロシア海軍の為のイワン・グレン型揚陸艦2番艦ピョートル・モルグノフは起工された]

その後、屋外造船台で船体の組み立てや上部構造物の取り付けなどが進められました。


起工から約3年を経た2018年5月25日に進水しました。

[ロシア海軍の為のプロジェクト11711大型揚陸艦2番艦ピョートル・モルグノフは進水した]

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艤装中の「ピョートル・モルグノフ」は、2018年12月末にディーゼル発電機を始動させました。
[ロシア海軍のプロジェクト11711(イワン・グレン型)大型揚陸艦2番艦ピョートル・モルグノフはディーゼル発電機を始動した]

造船所の岸壁での「ピョートル・モルグノフ」の係留試験(と乗組員の居住)は2019年5月中旬に始まり、6月中旬には洋上試験の開始が予定されていました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト11711(イワン・グレン型)大型揚陸艦2番艦ピョートル・モルグノフは2019年5月中旬に係留試験を開始する]
[ロシア海軍の為のプロジェクト11711(イワン・グレン型)大型揚陸艦2番艦ピョートル・モルグノフは2019年6月中旬に洋上試験を開始する]

その後、洋上試験開始時期は2019年9月に延期されました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト11711(イワン・グレン型)大型揚陸艦2番艦ピョートル・モルグノフは2019年9月に洋上試験を開始する]

結局、洋上試験(工場航行試験)が開始されたのは2019年12月13日でした。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦ピョートル・モルグノフはバルト海で洋上試験を開始した]

「ピョートル・モルグノフ」ロシア海軍への引き渡しは、2019年末に予定されていましたが、2020年春頃に延期されました。

2020年1月23日、「ピョートル・モルグノフ」バルト海で洋上試験を再開しました。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦ピョートル・モルグノフはバルト海で洋上試験を再開した]

試験を終えてバルチースクへ一旦戻った後、3月19日に出航しました。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦ピョートル・モルグノフはバルト海で射撃試験を行なう為に出航した]

海岸への車両の上陸試験と30mmガトリング砲の射撃試験を行なった後、3月30日にカリーニングラードへ戻りました。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦ピョートル・モルグノフはバルト海での射撃試験を完了した]

洋上試験は4月中旬の再開が予定されていましたが、5月初頭に延期されました。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦ピョートル・モルグノフの洋上試験は2020年5月上旬以降に再開される]

結局、洋上試験(工場航行試験)が再開されたのは5月25日でした。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦ピョートル・モルグノフはバルト海で洋上試験を再開した]
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦ピョートル・モルグノフはバルト海で洋上試験を続ける]

バルト艦隊海上航空隊の協力により「ピョートル・モルグノフ」レーダー(電波位置測定ステーション)などの動作試験が行なわれ、5月29日には兵装の射撃試験が行なわれました。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦ピョートル・モルグノフはバルト海で射撃試験を実施した]

工場航行試験は6月初頭の完了が予定されていましたが、7月中旬にずれ込みました。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦ピョートル・モルグノフは2020年6月上旬に工場航行試験を完了する]
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦ピョートル・モルグノフは工場航行試験の最終段階を開始した]

工場航行試験の完了後、「ピョートル・モルグノフ」は最終洋上試験となる国家試験を始める予定でしたが、その前に『ロシア海軍の日』(毎年7月の最終日曜日、2020年は7月26日)の観艦式(主要海軍パレード)へ参加する事になり、バルチースクからクロンシュタット泊地へ移動しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省情報・マスコミュニケーション部発表
2020年7月18日13時27分配信
【原子力水中巡洋艦「オリョール」と大型揚陸艦「ピョートル・モルグノフ」は大クロンシュタット泊地へ入った】

なお、プロジェクト11711の1番艦「イワン・グレン」(2018年6月20日就役)も、就役前の2017年7月30日にクロンシュタットで行なわれた『ロシア海軍の日』観艦式(主要海軍パレード)へ参加しています。

[2017年7月30日にクロンシュタットとサンクトペテルブルクで挙行される『ロシア海軍の日』観艦式には約40隻の艦船が参加する]

『ロシア海軍の日』観艦式が終わった後、「ピョートル・モルグノフ」の国家試験が始まります。
国家試験が終わった後に「ピョートル・モルグノフ」ロシア海軍へ引き渡される事になりますが、その具体的な時期は、現段階では未定のようです。


プロジェクト11711大型揚陸艦の1番艦「イワン・グレン」は、2018年6月20日に就役しています。
[プロジェクト11711大型揚陸艦の1番艦イワン・グレンはロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ編入された]

以前にはプロジェクト11711の建造は2隻(イワン・グレン、ピョートル・モルグノフ)で終了する予定でしたが、2隻が追加建造される事になり、2019年4月23日に「ウラジーミル・アンドレーエフ」「ワシーリー・トルシン」が起工されました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト11711大型揚陸艦ウラジーミル・アンドレーエフとワシーリー・トルシンはカリーニングラードで起工された]

この2隻は、最初の2隻よりもサイズが拡大した改良型になります。
[サンクトペテルブルク国際海軍サロン(IMDS-2019)で改イワン・グレン型揚陸艦カイマンが公開された]
[改イワン・グレン型大型揚陸艦2隻は2023-2024年にロシア海軍へ就役する]

ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦アドミラル・レフチェンコはオーバーホールを行なう

『イズベスチヤ』より
2020年7月17日0時1分配信
【狩人は変身する:「アドミラル・レフチェンコ」は復活する】

北方艦隊の主な対潜艦の1隻の修理が始まる。
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国防省は、プロジェクト1155大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」を修理作業リストへ入れる事に同意した。
それは2021年に海上へ出る事が計画されている。
近代化は、北方艦隊で大型かつ最も活動的な戦闘艦の内の1隻が長期間に渡り勤務する事を可能にする。
「アドミラル・レフチェンコ」は、艦内の電子機器、更には航行用エンジンを交換する。
専門家は、大型対潜艦の戦闘準備態勢の回復は、潜水艦へ対処する海軍の能力を向上させると見ている。

[大修理]
大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」
は、回復修理後の試験の為、来年末までに海へ行かなければならないと軍当局の情報提供者は『イズベスチヤ』へ話した。
航行用ガスタービンエンジンに加え、冷却装置と船外機器が交換される。
特に、艦内の電子機器及び対火災機器が近代化される。
最後に大型対潜艦が海へ出たのは2018年だった。
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同プロジェクト戦闘艦は、現役に留まり続ける計画に関連し、ロシア海軍の対潜部隊の基礎を構成する。
太平洋においては、最初の改善プロジェクト1155M大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」がすでに試験へ着手しており、強力な打撃のポテンシャルを得た。

それとは異なり、「アドミラル・レフチェンコ」は、その専門性を保持する~潜水艦との戦い。

修復されたプロジェクト1155大型対潜艦は、少なくとも30~35年間は現役に在るが、更に少なくとも5~7年は勤務すると元海軍総参謀長ワレンチン・セリヴァノフは考えている。

「今、我々の艦隊には、大型艦が足りていません」
彼は『イズベスチヤ』へ話した。
「プロジェクト1155大型対潜艦は、良好な航行性能を有しており、祖国の沿岸から離れて滞在する事が可能です。
そのポテンシャルは、使い尽くされてはおりません。
最近、主要海軍パレードへ参加する為にサンクトペテルブルクへ到着した同プロジェクトの大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは、1985年に私の指揮下で地中海を横断しました。
これらの艦には、良好かつ故障の無い対潜兵器魚雷と深海爆弾が有ります~。
大型対潜艦の近代化においては、水上や地上目標を撃破できる打撃ミサイルが得られます。
このような兵器セットは、彼らが公海で揺るぎない気持ちを持つことを可能にします」


改善された大型対潜艦は、現時点で海軍にはとても必要であると専門家は指摘した。
この30年間、海軍の大型艦は建造も引き渡しもされていない。
今、例えば、プロジェクト22350フリゲートのシリーズが始動している。
しかし、それらは未だ就役しておらず、プロジェクト1155対潜艦は、その代わりとなり得る事をワレンチン・セリヴァノフは確信している。

[対潜艦ファミリー]
プロジェクト1155「ウダロイ」
は、ソヴィエト社会主義共和国連邦において、1977年から1991年までに合計12隻が建造された。
更なる1隻の「アドミラル・チャバネンコ」は、改善ヴァージョンの1155.1として就役した。
それがファミリーの中で唯一、対艦ミサイル兵器~超音速の「モスキート」を得た。

これらの艦は、艦グループの一員として、そして単独で敵の原子力潜水艦を狩る為に意図されている。
これらは、高い航海性能と自立行動性の点で優れていた。
しかし、これらは強力な打撃ポテンシャルと高度な対空防衛手段を有していなかった。

主な焦点は、原子力潜水艦との戦闘の為の兵装に当てられている。
各艦は、8基の射撃距離90kmの対潜ミサイル魚雷複合体「ラストルブ-2」を持っている。
潜水艦を撃破する為、更に2基の4連装533mm魚雷発射管反応爆撃装置も使用できる。
格納庫には、2機のヘリコプターKa-27PLが駐留する。

潜水艦を探知する為、プロジェクト1155は強力な回転展望式水中音響ステーション「ポリノム」が設置されている。
このようなものは、海軍で最も大型の艦のみ~航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」重原子力巡洋艦「オルラン」が有している。

大型対潜艦の対空防衛は、射程距離12kmの高射ミサイル複合体「キンジャール」2基と、4基の6銃身速射砲AK-630により保障される。

現在、同プロジェクト艦8隻が現役に留まっている。
これは、国内海軍の最大の戦闘ユニットの1つであり、その排水量は、アメリカロシアフリゲートを超える巡洋艦にのみ明らかに見劣りする。

[プロジェクト・カメレオン]
プロジェクト1155艦
は、恐るべき多目的戦闘ユニットへ変える事が出来る。
これは、プロジェクト1155Mのレベルの高度な近代化が行なわれた太平洋艦隊大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」により実証された。

改善された艦は、対潜及び有翼ミサイル「カリブル-NK」の為の16基の垂直発射装置を持つ汎用射撃複合体を得た。
それは更に、対艦ミサイルKh-35の8基のコンテナを装備する。
主砲の100mm砲装置は交換され、他の改良が行なわれた。
以前に『イズベスチヤ』が報じたように、大型対潜艦の弾丸には、更に最新の極超音速ミサイル「ツィルコン」も加わる。

今、「マルシャル・シャーポシニコフ」は、潜水艦の破壊が可能であるのみならず、水上艦、更には陸上目標にも高精度打撃を与えられる。
これは、大型対潜艦からフリゲートへの再分類を可能にした。

将来的には、プロジェクト1155大型対潜艦へ、最新の高射ミサイル-砲複合体「パーンツィリ-M」の装備が検討されている。
それは、対艦ミサイルや空中の他の脅威から自身を護る能力を著しく向上しなければならない。

今後、太平洋艦隊の3隻の同プロジェクト艦の高度な近代化が計画されている。
北方艦隊の3隻の大型対潜艦の為の同様のプログラムは、未だ伝えられていない。



プロジェクト1155大型対潜艦の6番艦「ハバロフスク」は、1982年1月27日にレニングラード(現サンクトペテルブルク)の『A.A.ジダーノフ記念造船工場』(現『北方造船所』)で起工されました。
1982年5月24日に「アドミラル・レフチェンコ」と改名されました。
1985年2月21日に進水し、1988年9月30日に就役しました。
1989年5月1日に北方艦隊へ編入されました。

1990年5月16日から12月15日まで地中海への遠距離航海を行ない、シリアタルトゥース港を訪れ、アメリカ海軍航空母艦「サラトガ」を追跡しました。
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1993年8月~9月にも地中海への航海を行ない、フランストゥーロンを公式訪問しました。

1996年にはグレートブリテンおよびアメリカとの合同演習へ参加し、同年11月には、バルト海から北方艦隊基地セヴェロモルスクへ移動する就役前の重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」をエスコートしました。
[就役前の原子力巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」(1995~1997年)]

1999年10月から2001年7月まで建造元の『北方造船所』でオーバーホールを行ないました。

2007年12月~2008年2月の重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」の地中海遠征へ同行しました。
[空母アドミラル・クズネツォフ第2次地中海遠征(2007年12月~2008年2月)]

2008年12月~2009年3月の重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」地中海遠征にも同行しました。
[空母アドミラル・クズネツォフ第3次地中海遠征(2008年12月~2009年3月)]

しかし途中で「アドミラル・クズネツォフ」と別れ、アデン湾へ向かいました。
[駆逐艦「アドミラル・レフチェンコ」、ソマリア沖へ]

その後は重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」と合流し、同艦と行動を共にしました。
[北方艦隊のピョートル・ヴェリキーとアドミラル・レフチェンコは地中海で任務を遂行する]

2013年12月~2014年5月の重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」地中海遠征にも同行しましたが、途中で別行動となりました。
[空母アドミラル・クズネツォフ第5次地中海遠征(2013年12月-2014年5月)]

「アドミラル・レフチェンコ」セヴァストーポリを訪れた後、2014年7月初頭に帰投しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦アドミラル・レフチェンコは長期航海を終えて母港へ戻った]

2014年9月~10月まで北極圏遠征を行ないました。

2015年3月の北方艦隊の抜き打ち演習へ参加した後は外洋へ出る事も無くなり、事実上予備役となりました。
[ロシア海軍北方艦隊はバレンツ海で救助演習を行なう]

それから5年以上経った2020年7月、「アドミラル・レフチェンコ」はオーバーホールと小規模な近代化が行なわれる事になりました。

同型艦「マルシャル・シャーポシニコフ」は、対艦ミサイル100mm砲を換装するなどの大規模な近代化改装が行なわれましたが、「アドミラル・レフチェンコ」は、そこまでの近代化は行わないようです。
[近代化改装されたロシア海軍太平洋艦隊のフリゲート"マルシャル・シャーポシニコフ"は日本海で洋上試験を開始した]

ロシア海軍の最新鋭戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・オレグは進水した


『タス通信』より
2020年7月17日1時29分配信
【プロジェクト「ボレイ-A」ロケット艦の最初の生産艦「クニャージ・オレグ」は進水した】
モスクワ、7月16日/タス通信

プロジェクト955A(ボレイ-A)戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦「クニャージ・オレグ」は、セヴェロドヴィンスク『セヴマシュ』造船台から木曜日に出渠した。
同社広報サービスは発表した。

「本日・7月16日、株式会社『生産合同セヴマシュ』(株式会社『統合造船業営団』へ加入)で、プロジェクト"ボレイ-A"戦略用途ロケット水中巡洋艦クニャージ・オレグの造船台からの出渠式典が開催されました」
声明では、こう述べられた。

広報サービスによると、行事には、政府組織、国防省、海軍、『統合造船業営団』、『セヴマシュ』、海洋工学中央設計局『ルビーン』、アルハンゲリスク州政府の代表が参加した。

「セヴマシュ造船台からの艦の出渠は、原子力潜水艦の建造の重要な段階の完了です。
原子力水中巡洋艦のシリーズ"クニャージ・オレグ"は、改善プロジェクト"ボレイ-A"により建造され、ロシア海軍の為に作成される第4世代原子力艦に属しています」

声明は強調した。

以前、プロジェクト955A潜水艦のトップ「クニャージ・ウラジーミル」は、海軍へ受け入れられた後、7月3日に北方艦隊潜水部隊主要基地ガジエヴォへ到着した事が伝えられた。

最初の3隻の「ボレイ」(水中巡洋艦「ユーリー・ドルゴルーキー」「アレクサンドル・ネフスキー」「ウラジーミル・モノマーフ」)とプロジェクト955A巡洋艦の差異は、低騒音、機動性と深度を保持する為のより最新のシステム、更には兵器管制システムにある。
プロジェクト955及び955A潜水艦海洋工学中央設計局『ルビーン』により開発された。
各々は、16基の固体燃料大陸間弾道ミサイル「ブラヴァー」を搭載する。



ロシア海軍第4世代戦略原子力潜水艦「ボレイ」シリーズの5番艦「クニャージ・オレグ」は、2014年7月27日にセヴェロドヴィンスク造船所『セヴマシュ』(北方機械製造事業)で起工されました。
(改良型のプロジェクト955A「ボレイ-A」としては2番艦)
[ボレイ級戦略原潜5番艦クニャージ・オレグはロシア海軍の日に起工された]

2016年11月中旬までに強度船体(耐圧殻)の水密試験が完了しました。
(「ボレイ」級は複殻式船体)
[ロシア海軍の為の新世代戦略原潜ボレイ級5番艦クニャージ・オレグの船体(耐圧殻)の水密試験は完了した]

2020年7月16日に『セヴマシュ』造船台から出渠しました。
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現時点で「クニャージ・オレグ」ロシア海軍への引き渡しは、2020年12月末に予定されています。
就役後は、太平洋艦隊へ配備されるようです。
[ボレイ-A戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・オレグは2020年12月にロシア海軍へ就役する]

ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・トリブツとアドミラル・ヴィノグラードフは日本海で砲撃訓練を行なった

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア沿海地域情報供給部(ウラジオストク市)発表
2020年7月16日5時52分配信
【太平洋艦隊の大型対潜艦は日本海で海上および空中目標への砲射撃を実施した】

本日(7月16日)、戦闘訓練計画に沿って、太平洋艦隊大型対潜艦日本海で一連の実地砲射撃演習を実施した。

太平洋艦隊主要基地の水域保護連合部隊基地掃海艦BT-100及びBT-232は、大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」及び「アドミラル・ヴィノグラードフ」の掃海先導とピョートル大帝湾への展開を保障した。

戦闘訓練射爆場で大型対潜艦の乗組員は、仮想敵空中攻撃手段の攻撃を撃退する演習を実施し、その中で投下落下傘標的100mm艦載砲装置AK-100からの射撃を行なった。

その後、艦は、仮想敵の水上目標を模した曳航海上盾船を砲撃で撃破した。

大型対潜艦の行動は、海洋曳船MB-92遠距離対潜航空機Tu-142により保障された。



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プロジェクト1155大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」(1986年2月15日就役)は、2014年からウラジオストク艦船修理工場『ダーリザヴォード』で近代化改装を行ない、2016年7月に艦隊へ復帰しました。
[近代化改装を終えた大型対潜艦アドミラル・トリブツは2016年7月にロシア海軍太平洋艦隊へ復帰する]

改装後は積極的に遠距離航海や国際海軍演習へ参加しており、最近では2020年6月初頭にピョートル大帝湾で砲撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・トリブツはピョートル大帝湾で砲撃訓練を行なった]

2020年6月末には日本海で行なわれた潜水艦捜索演習へ参加しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の対潜艦部隊と対潜哨戒機は日本海で潜水艦捜索演習を行なった]


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大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」(1989年5月1日就役)は、2020年2月上旬から3月末まで南アジアへの遠距離航海を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフはスリランカを去った]

スリランカを訪問した後に帰路へ就き、3月26日に対馬海峡を北上し、その後、ウラジオストクへ帰投しました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2020年3月27日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】


2020年7月16日、2隻の大型対潜艦ウラジオストクを出航し、海上での砲撃訓練を行ないました。

訓練には海洋曳船対潜哨戒機も参加していますが、曳船は対水上射撃用の標的(盾船)を曳航し、対潜哨戒機は対空射撃用の標的を投下しました。

ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンが出席するプロジェクト23900汎用揚陸艦の起工式典は2020年7月20日に延期された

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2020年7月16日12時27分配信
【プーチンは海軍の新たな艦の起工式典の為のクリミアへの出張を7月20日に延期した-ぺスコフ】
モスクワ、7月16日、インタファクス

ロシア大統領ウラジーミル・プーチンは、以前に予定されていた戦闘艦起工式典出席の為のクリミアへの出張旅行を延期し、差し迫っている予算プロセスの為の最初の会合をモスクワで行なう。
国家元首の報道秘書官ドミトリー・ぺスコフは報道陣へ伝えた。

「本日の大統領の作業計画に変更が生じました。
以前に発表いたしました新たな戦闘艦の起工式典へ出席する為のクリミアへの我々の出張は、月曜日に行なわれる事になりました」
ぺスコフ
は木曜日に報道陣へ話した。

ぺスコフは、木曜日にプーチンノヴォ・オガリョヴォで働き、「本日、彼は正に予算プロセスをスタートさせます。
伝統的に、これは夏に始まります」
と述べた。

「大統領は本日、差し迫っている予算プロセスに関する最初の見積もり会議を招集します」
ぺスコフ
は言った。

彼は、会議には、ロシア連邦政府のトップ、ミハイル・ミシュスティン大統領府のトップ、アントン・ヴァイノ、第1副首相アンドレイ・べロウソフ、副首相ドミトリー・グリゴレンコロシア連邦大統領補佐官マクシム・オレシキン経済開発貿易省のトップ、マクシム・レシェトニコフ財務省のトップ、アントン・シルアノフ中央銀行のトップ、エリヴィラ・ナビウリナ参謀本部総長ワレーリー・ゲラシモフが出席すると述べた。

ぺスコフは更に、木曜日には、大統領の国際電話会議が予定されていたと述べた。



現在、ロシア海軍向けの新型艦の建造が急ピッチで進められています。
今年(2020年)にも、何隻かの新型艦が起工されます。
[2020年にロシア海軍の為の戦略原潜ボレイ-A級2隻の建造契約が締結され、多用途原潜ヤーセン-M級2隻、プロジェクト22350フリゲート2隻、汎用揚陸艦(ヘリコプター母艦)2隻が起工される]

新世代の汎用揚陸艦(ヘリコプター母艦)2隻は、2020年中にクリミア半島ケルチ市造船工場『ザリフ』での起工が予定されています。
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[ロシア海軍のプロジェクト23900(セヴァストーポリ型)汎用揚陸艦の起工は延期された]

2020年中には、サンクトペテルブルク市『北方造船所』で、2隻のプロジェクト22350(「アドミラル・ゴルシコフ」型)フリゲートの起工が予定されています。
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[2020年6月末~7月初頭にロシア海軍のプロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)フリゲート2隻が起工される]

2020年中には、セヴェロドヴィンスク市『北方機械製造事業』(セヴマシュ)で、2隻のプロジェクト885M「ヤーセン-M」原子力水中巡洋艦の起工が予定されています。
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[ロシア海軍の為のヤーセン-M級原子力水中巡洋艦ノヴォシビルスクは2019年12月25日に進水する]


この6隻は、2020年4月末に同時起工が予定されていましたが、新型コロナウイルス感染の影響により延期されました。
[2020年4月末にロシア海軍の為の新世代汎用揚陸艦2隻、アドミラル・ゴルシコフ型フリゲート2隻、ヤーセン-M原子力水中巡洋艦2隻が起工される?]

そして今度は、7月16日同時起工という話が出てきました。
[ロシア海軍の新型艦は2020年7月16日に一斉起工される?]

プーチン大統領は、7月16日にクリミア半島ケルチ市造船工場『ザリフ』で行なわれるプロジェクト23900汎用揚陸艦の起工式典へ出席する予定でした。
[ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンは2020年7月16日のプロジェクト23900汎用揚陸艦の起工式典へ出席する]

しかし7月16日当日、ロシア大統領府報道官ドミトリー・ぺスコフ氏は、造船工場『ザリフ』で行なわれるプロジェクト23900汎用揚陸艦の起工式典は7月20日に延期されたと発表しました。

ロシア海軍の新世代非金属複合材料対機雷防衛艦ゲオルギー・クルバトフは2020年9月に進水する

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2020年7月15日13時36分配信
【掃海艦「ゲオルギー・クルバトフ」は『中部ネヴァ川造船工場』の造船台から出た】

『中部ネヴァ川造船工場』で、プロジェクト12700(コード名「アレクサンドリト」)対機雷防衛艦「ゲオルギー・クルバトフ」が造船台から出渠した。
7月15日・水曜日に同社広報サービスが伝えたように、6月に造船所の専門家は船体及び艦の上部構造物の一部の形成、システム及びメカニズムの内部取り付け作業を完了した。


造船所の代理人によると、更なる艤装作業が造船台の外で行なわれる。

工場労働者は掃海艦の上部構造物の形成を完了し、塔型マスト装置、アンテナ機器、総合艦内システムの設置を実行しなければならない。
進水は2020年9月に計画されている。

掃海艦「ゲオルギー・クルバトフ」は2015年4月に起工された事が想い起こされる。
艦は2017年9月の進水が計画されていたが、2016年6月7日に発生した火災による船体の深刻な損傷の除去に関連して遅延した。
救助隊によると、艦の内部区画の600平方メートルの面積が燃えた。
火災は、最上甲板の両舷の被覆の大部分、甲板表面、補強され外部の床部分、そして10番目と90番目のフレーム間を接続する他の部分に影響を与えた。
「ゲオルギー・クルバトフ」の建造期間は修正された。

排水量約890トンの「アレクサンドリト」型複合材料掃海艦は、主として海軍基地海域での機雷の捜索及び破壊の為に意図されている。
それは、水中音響ステーション(ソナー)、遠隔操作の自動水中無人機を艦上へ配置する。
同時に艦は、従来の掃海兵装も使用できる。

2019年5月、海軍造船・兵装・運用管理部長ウラジーミル・トリャピチニコフ少将は、『Mil.Press』記者との対談で、「アレクサンドリト」シリーズは12隻に増加すると発表した。
彼によると、2050年までの造船プログラムにおいて、30隻以上の掃海艦が計画されている。
彼によると、海軍は毎年3隻の「アレクサンドリト」を必要とする。



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サンクトペテルブルク『中部ネヴァ川造船工場』で建造されているロシア海軍新世代掃海艦プロジェクト12700「アレクサンドリト」は、船体が一体成型のガラス繊維強化プラスチックで造られており、世界最大級の非金属船体艦です。
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従来のソ連/ロシア海軍掃海艦は、外洋で活動する海洋掃海艦と、自軍基地周辺海域で活動する基地掃海艦に分けられていましたが、プロジェクト12700は、基地掃海艦海洋掃海艦を統合するものとなり、「対機雷防衛艦」とも呼ばれています。
(当初は基地掃海艦に分類されていたが、2016年に海洋掃海艦となった)

プロジェクト12700の1番艦「アレクサンドル・オブホフ」は、2011年9月22日に起工され、2014年6月27日に進水し、2016年12月9日に就役し、バルト艦隊へ編入されました。
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[新世代掃海艦プロジェクト12700の1番艦アレクサンドル・オブホフはロシア海軍へ就役し、バルト艦隊へ編入された]


プロジェクト12700の2番艦「ゲオルギー・クルバトフ」は、2015年4月24日に起工されました。
[ロシア海軍の為の新型掃海艦ゲオルギー・クルバトフは起工された]


起工から1年以上経った2016年5月下旬までにガラス繊維強化プラスチックの船体の形成は完了しました。
[ロシア海軍の為の新型掃海艦ゲオルギー・クルバトフの船体が形成される]

その後、艦内へ各種機器を設置する為、船体周辺に足場が組まれましたが、2016年6月7日夜に火災が発生しました。

[ロシア海軍の為に建造中の新型掃海艦ゲオルギー・クルバトフで火災が発生した]

この火災により焼けた「ゲオルギー・クルバトフ」ガラス繊維強化プラスチック製船体を修復する為、同艦の進水は延期される事になりました。

「ゲオルギー・クルバトフ」の船体の修復中、同艦よりも後に起工された艦が先に就役、進水しました。

3番艦「イワン・アントノフ」は2017年1月25日に起工され、2018年4月25日に進水し、2019年1月26日に就役し、黒海艦隊へ編入されました。
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[新世代掃海艦イワン・アントノフはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された]
[ロシア海軍黒海艦隊の最新鋭対機雷防衛艦イワン・アントノフはセヴァストーポリへ到着した]

4番艦「ウラジーミル・イェメリヤノフ」は2017年4月20日に起工され、2019年5月30日に進水し、2019年12月28日に就役し、黒海艦隊へ編入されました。
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[最新鋭非金属複合材料対機雷防衛艦ウラジーミル・イェメリヤノフはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された]

5番艦「ヤーコフ・バリャーエフ」は2017年12月26日に起工され、2020年1月29日に進水しました。
2020年末の就役が予定されています。

[ロシア海軍太平洋艦隊の為の新世代非金属複合材料対機雷防衛艦ヤーコフ・バリャーエフはサンクトペテルブルクで進水した]


そして本来の2番艦である「ゲオルギー・クルバトフ」の船体の修復は2020年6月に完了し、7月15日には造船台から出ました。
[ロシア海軍の新世代非金属複合材料対機雷防衛艦ゲオルギー・クルバトフは2020年6月に進水する]
「ゲオルギー・クルバトフ」の進水は2020年9月に予定されています。

「ゲオルギー・クルバトフ」の就役は、「ヤーコフ・バリャーエフ」より後の2021年になるようです。


現在、プロジェクト12700対機雷防衛艦は7番艦まで起工されています。

6番艦「ピョートル・イリイチョーフ」は2018年7月25日に起工されました。
[ロシア海軍の為のアレクサンドリト級掃海艦6番艦ピョートル・イリイチョーフは起工された]

7番艦アナトーリー・シレモフは、2019年7月12日に起工されました。
[ロシア海軍の為の第7のプロジェクト12700掃海艦アナトーリー・シレモフが起工された]

2020年7月末には8番艦「レフ・チェルナヴィン」が起工されます。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の新世代非金属複合材料対機雷防衛艦レフ・チェルナヴィンは2020年7月末に起工される]


現在の所、プロジェクト12700対機雷防衛艦は、計12隻の建造が承認されています。
[ロシア海軍の為の新世代掃海艦アレクサンドリト級は12隻が建造される]
最終的には、30隻以上の建造が計画されています。