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ロシア海軍太平洋艦隊の海軍歩兵はチュクチで上陸演習を行なった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア沿海地域情報供給部(ウラジオストク市)発表
【太平洋艦隊の海軍歩兵は初めてチュクチで揚陸部隊の上陸を実施した】

海軍演習『大洋の盾-2020』及び遠海ゾーンにおける太平洋艦隊グループ戦力の戦術演習の計画下で、太平洋艦隊海軍歩兵部隊は、初めてチュクチプロヴィデニヤ湾地域の無防備の海岸での揚陸部隊の上陸戦闘及び海上揚陸部隊の上陸を実施した。

上陸に先んじて、アナドイル湾海域からの小型ロケット艦及び小型対潜艦を含む2つの艦支隊の砲撃支援により、海岸線に位置する仮想敵の強化火点を制圧する為の砲打撃を与えた。

「敵」位置への航空攻撃は、高空迎撃戦闘機MiG-31対潜航空機Il-38によるものであった。

工兵障害物及び地雷原の通路を作るための艦上駐留ヘリコプターKa-27により、地雷処理グループが海岸へ降下した。

3隻の大型揚陸艦の上陸区域への進入の安全保障は、沿岸海域の掃海を行なう機雷掃海艦グループに委ねられた。

大型揚陸艦から沿岸への海上揚陸部隊の上陸は、組み合わせた方法~航行及び支点で行なわれた。

攻勢は進展し、海軍歩兵は、敵の軍用車両及び強化堡塁を模した標的へ、射撃武器、火炎放射器、擲弾発射機、歩兵戦闘車BMP-2による射撃を行なった。

攻勢を支援する航空機An-26は、「敵」防衛線の後方へ空挺部隊を降下させた。

演習実施場所での太平洋艦隊海軍歩兵隊員の行動は、海軍総参謀長・海軍第1副総司令官アレクサンドル・ヴィトコ大将と海軍副総司令官(沿岸・陸上部隊)ヴィクトール・アスタポフ中将により評価された。

この演習エピソードには、合計で約700名の海軍歩兵隊員、約70両の車両、10隻の戦闘艦及び支援船、更には海上航空隊の10機の飛行装置が参加した。



ロシア太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」、大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」、複合測量艦「マルシャル・クルイロフ」は、2020年3月下旬から5月初頭まで日本海及びオホーツク海で戦術演習を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊沿海地方多種戦力小艦隊の主力水上艦はウラジオストクへ帰投した]

コルベット「グロームキー」「ソヴェルシェーンヌイ」は、2020年4月初頭から6月下旬まで遠距離航海を行ない、太平洋へ進出しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"と"グロームキー"は遠距離航海を終えてウラジオストクへ帰投した]

これらの艦の一部は、2020年7月26日の『ロシア海軍の日』ウラジオストク(金角湾)の観艦式へ参加しました。




この5隻は、2020年8月15日までに小型対潜艦支援船を伴い、ウラジオストクを出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の主力水上艦はウラジオストクを出航した]

この艦船部隊は、オホーツク海、カムチャツカ半島およびチュクチ半島沿岸で演習を行ないます。

8月17日には、カムチャツカ半島アヴァチンスキー湾で、ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」が、海上目標(海上曳航盾船)及び沿岸目標への砲撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグと大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフはカムチャツカ沖で砲撃訓練を実施した]

8月24日にはベーリング海北西部で複合測量艦「マルシャル・クルイロフ」ヘリコプター発着訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の複合測定艦マルシャル・クルイロフはベーリング海北西部で艦載ヘリコプターの発着艦訓練を行なった]

8月26日には2隻のコルベットチュクチ沿岸のアナドイル湾で海上目標(海上曳航盾船)への砲撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新コルベット"グロームキー"と"ソヴェルシェーンヌイ"はベーリング海北部で砲撃訓練を行なった]

8月27日にはナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」原子力水中巡洋艦「オムスク」ベーリング海対艦ミサイルを発射しました。
同日、チュクチ沿岸から地対艦ミサイル「バスチオン」(オーニクス)の発射訓練も行われました。

[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグと原子力水中巡洋艦オムスクはベーリング海で対艦ミサイルを発射した]

2隻のコルベットベーリング海峡を超えてチュクチ海へ入り、8月29日には同海域で沿岸の地上目標への艦砲射撃訓練を行ないました。
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[ロシア海軍太平洋艦隊の最新コルベット"グロームキー"と"ソヴェルシェーンヌイ"はチュクチ海で艦砲射撃訓練を行なった]

8月31日にはチュクチプロヴィデニヤ湾海軍歩兵部隊の上陸演習が行なわれました。
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ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・トリブツとアドミラル・ヴィノグラードフはスリランカのハンバントタ港を訪れた

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2020年8月31日10時9分配信
【太平洋艦隊戦闘艦支隊はスリランカへ到着した】

本日(8月31日)、遠距離航海計画に沿って、大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」及び「アドミラル・ヴィノグラードフ」大型海洋給油船「ボリス・ブトマ」で構成される太平洋艦隊戦闘艦支隊は、スリランカ南岸のハンバントタ港へ業務寄港の為に到着した。
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停泊期間中に艦は水と燃料の在庫を補充する。

太平洋艦隊戦闘艦支隊は8月1日にウラジオストクを去った。
艦は2ヶ月以上に渡りアジア-太平洋地域で任務を遂行する。



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プロジェクト1155大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」(1986年2月15日就役)は、2014年からウラジオストク艦船修理工場『ダーリザヴォード』で近代化改装を行ない、2016年7月に艦隊へ復帰しました。
[近代化改装を終えた大型対潜艦アドミラル・トリブツは2016年7月にロシア海軍太平洋艦隊へ復帰する]

改装後は積極的に遠距離航海や国際海軍演習へ参加しており、最近では2020年6月初頭にピョートル大帝湾で砲撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・トリブツはピョートル大帝湾で砲撃訓練を行なった]

2020年6月末には日本海で行なわれた潜水艦捜索演習へ参加しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の対潜艦部隊と対潜哨戒機は日本海で潜水艦捜索演習を行なった]


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大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」(1989年5月1日就役)は、2020年2月上旬から3月末まで南アジアへの遠距離航海を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフはスリランカを去った]

スリランカを訪問した後に帰路へ就き、3月26日に対馬海峡を北上し、その後、ウラジオストクへ帰投しました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2020年3月27日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】


2020年7月16日、2隻の大型対潜艦ウラジオストクを出航し、海上での砲撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・トリブツとアドミラル・ヴィノグラードフは日本海で砲撃訓練を行なった]

7月28日、2隻の大型対潜艦日本海で対潜戦闘演習を行ないました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・トリブツとアドミラル・ヴィノグラードフは日本海で対潜戦闘演習を行なった]


そして8月1日、2隻の大型対潜艦は、大型海洋給油船「ボリス・ブトマ」(1978年10月30日就役)を伴い、東南アジア地域への遠距離航海へ出発しました。
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7月後半に何度も2隻で一緒に演習を行なっていたのは、今回の遠距離航海の事前訓練だったようです。

[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・トリブツとアドミラル・ヴィノグラードフは東南アジアへの遠距離航海へ出発した]

8月5日に対馬海峡を通過しました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2020年8月6日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

8月31日にスリランカ南部のハンバントタ港へ寄港しました。
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ハンバントタには、2019年11月下旬にバルト艦隊練習艦「ペレコプ」が寄港しています。
[ロシア海軍の練習艦ペレコプはスリランカのハンバントタ港を訪問した]


なお、現在、「アドミラル・トリブツ」「アドミラル・ヴィノグラードフ」を含め、北方艦隊太平洋艦隊の計5隻のプロジェクト1155大型対潜艦が遠距離航海を行なっています。
これは、現時点において稼働状態に在るプロジェクト1155全艦になります。

北方艦隊大型対潜艦「セヴェロモルスク」は、8月5日に北極圏への遠距離航海へ出発しました。
[ロシア北方艦隊第9次北極遠征(2020年8月-)]

北方艦隊大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、8月初頭から地中海への遠距離航海を開始しました。
[大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ遠距離航海(2020年8月-)]

更に、太平洋艦隊大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」も、8月下旬からベーリング海での大規模演習へ参加しています。
[ロシア海軍の50隻の艦船がベーリング海演習へ参加している]

ロシア海軍黒海艦隊の為の第3の新型哨戒艦パーヴェル・デルジャーヴィンは黒海で兵器の射撃試験を行なった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2020年8月31日11時13分配信
【最新哨戒艦「パーヴェル・デルジャーヴィン」は初めて海上で砲射撃を実施した】

黒海艦隊の為に建造された最新のプロジェクト22160哨戒艦「パーヴェル・デルジャーヴィン」は、黒海エリアで初めて砲射撃を実施した。

活動は、艦の国家試験の枠組みにおいて海上戦闘訓練射爆場で行なわれた。

3度目の艦の海上への出航中、乗組員は砲装置AK-176大口径艦載機関銃対水中工作擲弾複合体DP-65の試験射撃を行なった。

更に要員は、近接妨害設定複合体PK-10の性能通りの動作を点検した。
その弾薬は、囮目標を形成し、電波位置測定或いは光学誘導システムを備える敵の誘導兵器からの艦の防護を保障する為に意図されている。

「パーヴェル・デルジャーヴィン」の国家試験及び工場試験は、黒海艦隊の軍港ノヴォロシースク海軍基地と、直接に黒海エリアで実施されている。

以前、試験中に艦の乗組員は、工場の試運転チームと共に艦上システム、装置、メカニズムの特別な操作、技術的整備、実地使用をマスターした。

全ての試験の完了後、哨戒艦「パーヴェル・デルジャーヴィン」黒海艦隊へ加入し、ノヴォロシースクを恒久駐留地とする。

[参照]
株式会社『北方計画設計局』(サンクトペテルブルク)
により設計されたプロジェクト22160哨戒艦は、ロシアで初めて海上兵器の海上兵器のモジュール概念が実現された。
艦は、海上経済ゾーンの防護及び保護の為に意図されている。

「パーヴェル・デルジャーヴィン」は、プロジェクト22160シリーズの3番艦である。
哨戒艦のトップ「ワシーリー・ブイコフ」と、その次の「ドミトリー・ロガチョフ」黒海艦隊の一員として任務を遂行している。



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プロジェクト22160哨戒艦は、平時には領海警護、200海里の排他的経済水域の哨戒、海上密輸及び海賊行為の取り締まり、海難救助支援、海洋環境調査、 戦時には船舶の海上航行警護、海軍基地及び近海防衛を行なう多目的艦です。

現在建造中のプロジェクト20380/20385コルベットよりも、やや小サイズの艦ですが、航続性能は20380/20385を上回っています。

設計はサンクトペテルブルク「北方計画設計局」が担当しました。
公開株式会社『北方計画設計局』公式サイトより
【哨戒艦プロジェクト22160】

建造を担当するのは、ロシア内陸部タタールスタン共和国『ゼレノドリスク造船所』です。
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【公開株式会社「A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク工場」公式サイト】
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プロジェクト22160哨戒艦の3番艦「パーヴェル・デルジャーヴィン」は、2016年2月18日に起工されました。

[ロシア海軍の為の第3のプロジェクト22160哨戒艦パーヴェル・デルジャーヴィンは2016年2月18日に起工される]
[ロシア海軍黒海艦隊の為の第3の新型哨戒艦パーヴェル・デルジャーヴィンは起工された]

その後、クリミア半島ケルチ市に在る『ゼレノドリスク造船所』の下請け会社造船工場『ザリフ』へ回航され、ここで建造が進められました。
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2019年2月21日に造船工場『ザリフ』で進水しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の第3の新型哨戒艦パーヴェル・デルジャーヴィンは進水した]

2019年8月初頭までに「パーヴェル・デルジャーヴィン」の乗組員の編成が完了しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の第3の新型哨戒艦パーヴェル・デルジャーヴィンの乗組員の編成は完了した]

2020年4月21日、「パーヴェル・デルジャーヴィン」ノヴォロシースク海軍基地へ到着しました。

[ロシア海軍黒海艦隊の為の第3の新型哨戒艦パーヴェル・デルジャーヴィンは洋上試験を行なう為にノヴォロシースクへ到着した]
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2020年5月15日、サンクトペテルブルクでの訓練を終えた「パーヴェル・デルジャーヴィン」の乗組員がノヴォロシースク海軍基地へ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の第3の新型哨戒艦パーヴェル・デルジャーヴィン乗組員はノヴォロシースクへ到着した]

その後、「パーヴェル・デルジャーヴィン」は、黒海での洋上試験の準備を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の第3の新型哨戒艦パーヴェル・デルジャーヴィンは洋上試験の準備を進めている]
[ロシア海軍黒海艦隊の為の第3の新型哨戒艦パーヴェル・デルジャーヴィンはノヴォロシースクで消磁作業を行なった]

2020年7月23日、「パーヴェル・デルジャーヴィン」黒海で洋上試験を開始しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の第3の新型哨戒艦パーヴェル・デルジャーヴィンは黒海で洋上試験を開始した]

8月末には、76mm砲などの各種兵器の射撃試験を行ないました。

「パーヴェル・デルジャーヴィン」は、2020年末までの就役が予定されており、就役後は黒海艦隊へ配備されます。


プロジェクト22160哨戒艦は、現在までに6隻が起工され、2隻が就役しています。

「ワシーリー・ブイコフ」Василий Быков(工場番号161)
2014年2月26日起工/2017年進水/2018年12月20日就役

「ドミトリー・ロガチョフ」Дмитрий Рогачёв(工場番号162)
2014年7月25日起工/2017年進水/2019年6月11日就役

「パーヴェル・デルジャーヴィン」Павел Державин(工場番号163)
2016年2月18日起工/2019年2月21日進水/2020年就役予定

「セルゲイ・コトフ」Сергей Котов(工場番号164)
2016年5月8日起工/2021年就役予定

「ヴィクトール・ヴェリキー」Виктор Великий(工場番号165)
2016年11月25日起工/2022年就役予定

「ニコライ・シピャーギン」Николай Сипягин(工場番号166)
2018年1月13日起工/2023年就役予定


プロジェクト22160哨戒艦は6隻全てが黒海艦隊へ配備され、ノヴォロシースクに駐留します。
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[ロシア海軍黒海艦隊の新ノヴォロシースク基地は60隻以上の艦船を収容できる]

ロシア海軍バルト艦隊の最新小型ロケット艦ゼリョヌイ・ドルは白海から巡航ミサイル"カリブル"を地上目標へ発射した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2020年8月29日11時49分配信
【バルト艦隊の小型ロケット艦「ゼリョヌイ・ドル」は「カリブル」を成功裏に発射した】

バルト艦隊の戦闘訓練計画の枠組みで、小型ロケット艦「ゼリョヌイ・ドル」は、白海海上配置有翼ミサイル複合体「カリブル」チジャ射爆場の沿岸目標への射撃を成功裏に実施した。
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ミサイル射撃に先立ち、バルト海フィンランド湾まで、その後、ネヴァ川、ラドゥガ湖、白海・バルト海運河の内陸水路を経由し、白海までの困難な艦隊間移動が行なわれた。
北方艦隊に居る小型ロケット艦「ゼリョヌイ・ドル」セヴェロドヴィンスク及びセヴェロモルスクへの寄港を行なった。
艦の乗組員は合計で3300海里を走破した。

任務を遂行する為、艦の乗組員は北方艦隊の海上射爆場へ出航し、チジャ射爆場に配置された沿岸目標へ海上配置有翼ミサイル「カリブル」の射撃を実施した。
客観的手段による観測の結果、高精度有翼ミサイルは、沿岸標的を成功裏に撃破した。

近い内に、小型ロケット艦は同じルートにより、恒久駐留場所であるバルチースク市バルト海軍基地への移動を行なう。



プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦の4番艦「ゼリョヌイ・ドル」は、ロシア内陸部ゼレノドリスク『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク工場』で2012年8月29日に起工され、2015年4月2日に進水し、2015年12月12日にロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入されました。

2016年8月19日にはシリア領内のテロ組織「アル=ヌスラ戦線」の施設へ有翼ミサイル「カリブル」を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新鋭小型ロケット艦ゼリョヌイ・ドルとセルプホフはシリアのアル=ヌスラ戦線を巡航ミサイル"カリブル"で攻撃した]


2016年10月にはバルト海へ回航され、10月末にバルト艦隊へ転属しました。
[ロシア海軍の最新鋭小型ロケット艦ゼリョヌイ・ドル&セルプホフ近影]

その後はバルト海で行動していましたが、2020年8月、ロシア内陸水路経由でバルト海から白海及びバレンツ海へ回航され、セヴェロモルスクへ到着しました。
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[ロシア海軍バルト艦隊の最新小型ロケット艦ゼリョヌイ・ドルとオジンツォボは北方艦隊基地へ到着した]

8月29日、「ゼリョヌイ・ドル」は、白海からチジャ射爆場有翼ミサイル「カリブル」を発射しました。

今後、「ゼリョヌイ・ドル」は、再びロシア内陸水路経由で母港バルチースクへ戻ります。

ロシア海軍航空隊の4艦隊の航空隊は同時飛行訓練を行なった


『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省情報・マスコミュニケーション部発表
2020年8月29日6時0分配信
【演習『大洋の盾-2020』の枠組みで、北方艦隊、太平洋艦隊、バルト艦隊の海上航空隊と航空宇宙軍遠距離航空隊コマンドの航空機はフライトを行なった】

2020年8月28日、演習『大洋の盾-2020』の枠組みで、北方艦隊(2機のIl-38、4機のTu-142)、太平洋艦隊(2機のIl-38、4機のTu-142)、バルト艦隊(2機のSu-24M)の海上航空隊と、航空宇宙軍遠距離航空隊コマンド航空機(2機のTu-95、1機のIl-78)はフライトを行なった。

フライトは、北氷洋、太平洋、バルト海の中立水域上空で行なわれた。

飛行は12時間以上に渡って続けられた。
この間に航空機乗員は、距離10000km以上に渡るルートを進んだ。

飛行中、飛行士は目標物の無い場所の上空飛行の操縦技量、地上電波工学航法手段を欠いた条件下における乗員の整然とした行動へ取り組んだ。

飛行の各区域で、ロシア航空機にはNATO諸国戦闘機が同行した。

海上航空隊航空機の飛行は、空域使用に関する国際法規に厳密に沿って行なわれた。


『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省情報・マスコミュニケーション部発表
2020年8月29日16時45分配信
【ロシア海軍の4艦隊の海上航空隊は海軍演習『大洋の盾-2020』の枠組みで同時飛行を行なった】

ロシア海軍総司令官ニコライ・エフメノフ大将が述べたように
「海軍演習『大洋の盾-2020』及び戦闘訓練活動の枠組みにおいて、海軍海上航空隊の33機の航空機、15機のヘリコプター、更には無人飛行装置が同時飛行を行ないました。
黒海艦隊からは8機の航空機と3機のヘリコプター、バルト艦隊からは6機の航空機と11機のヘリコプター、太平洋艦隊からは9機の航空機と1機のヘリコプター、北方艦隊からは10機の航空機」


海軍総司令官によると
「10機の対潜航空機Tu-142は、遠海ゾーン:黒海、バルト海、ノルウェー海、チュクチ海、ボフォート海の上空、北方海上航路のコース、太平洋の中立水域上空で計画飛行を実施しました」

「飛行実施中に海上航空隊の乗員は、高度なプロ意識を示し、世界の大洋のあらゆる海域、あらゆる環境条件下で与えられた課題を解決する為の戦闘準備を整えている事が確認されました。
遠海ゾーンで任務を果たしている航空機には、NATOの戦闘機が同行しました。
空域使用に関する安全対策や国際法規への違反は見られませんでした」
演習『大洋の盾-2020』
実施の総指揮を執るニコライ・エフメノフ大将は述べた。

ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは補給の為にキプロスのリマソール港を訪れた

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2020年8月28日18時46分配信
【北方艦隊の大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は物資補充の為にリマソール港へ寄港した】

本日(8月28日)、遠距離航海任務を遂行している北方艦隊大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、リマソール港キプロス島沿岸の最大の都市~への業務寄港を行なった。
正午頃に艦は港の埠頭へ着いた。
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ロシア船員の訪問は9月1日まで続く。
この間に艦の乗組員は、真水、燃料、食料の在庫を補充し、更には航行当直へ就く事から解放される。
キプロスにおける軍事船員の為の小旅行や他の文化大衆行事は、地域の困難な感染状況に関連し、計画されていない。

以前の8月11日から13日、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」アルジェリアを訪問し、更に、検疫条件は厳しく監視された。

ロシア艦の外国港への訪問は、国際海軍協力を維持する目的で行なわれる。
大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」の遠距離航海の主な任務の1つは、聖アンドレイ旗のデモンストレーションと、この地域におけるロシア連邦海軍の存在の確保に在る。
艦は、外国潜水艦を捜索する為の数回の演習を成功裏に実施した。

大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」地中海航海は、対潜艦旅団参謀長スタニスラフ・ヴァリク1等海佐の将旗の下で行なわれている。

北方艦隊主要基地から出航して以来、約13000海里以上を航行し、フィンランド湾海域のクロンシュタット泊地主要海軍パレードへ参加し、バルト海においてバルト海で艦隊間演習の個々のエピソードへ取り組んだ。



北方艦隊大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」(1982年1月10日就役/2010年12月7日再就役)は、2020年6月13日にセヴェロモルスクを出航し、バルト海へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはバルト海へ向かった]

しかし、バレンツ海ノルウェー海を通過した「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、北海からバルト海へは入らず、更に南下してラ・マンシュ海峡(英仏海峡)を通過しました。
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[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは英仏海峡を通過した]

その後、バルト海へ入り、7月26日にクロンシュタットで行なわれた『ロシア海軍の日』観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。


観艦式が終わった後も母港セヴェロモルスクへの帰路には就かず、そのまま地中海への遠距離航海へ出発しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは地中海へ行く]

8月6日にはビスケー湾潜水艦捜索演習を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2020年8月6日22時0分配信
【大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」はビスケー湾で潜水艦の捜索へ取り組んだ】

8月7日にはジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは地中海へ入った]
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8月11日、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」アルジェリアの首都アルジェを訪問しました。
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[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはアルジェリアを訪れた]

8月13日にアルジェを出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはアルジェリアを去った]

8月16日には地中海(中部)で対潜戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは地中海で対潜戦闘訓練を行なった]

その後、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」地中海東部へ到着し、8月28日にはキプロス南部のリマソール港へ寄港しました。
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なお、現在、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」を含め、北方艦隊太平洋艦隊の計5隻のプロジェクト1155大型対潜艦が遠距離航海を行なっています。
これは、現時点において稼働状態に在るプロジェクト1155全艦になります。

北方艦隊大型対潜艦「セヴェロモルスク」は、8月5日に北極圏への遠距離航海へ出発しました。
[ロシア北方艦隊第9次北極遠征(2020年8月-)]

太平洋艦隊大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」「アドミラル・ヴィノグラードフ」は、8月1日に東南アジアへの遠距離航海へ出発しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・トリブツとアドミラル・ヴィノグラードフは東南アジアへの遠距離航海へ出発した]

更に、太平洋艦隊大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」も、8月下旬からベーリング海での大規模演習へ参加しています。
[ロシア海軍の50隻の艦船がベーリング海演習へ参加している]

ロシア海軍北方艦隊の最新フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は2020年9月に極超音速ミサイル"ツィルコン"の発射試験を行なう

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『タス通信』より
2020年8月29日21時9分配信
【情報筋:「ツィルコン」発射は9月に「アドミラル・ゴルシコフ」艦上より実施される】
クビンカ/モスクワ州、8月29日/タス通信

ロシア将来極超音速ミサイル「ツィルコン」の新たな発射は、夏季試験の枠組みで9月にプロジェクト22350「アドミラル・ゴルシコフ」艦上より実施される。
一斉射撃の可能性も検討されている。
『タス通信』は、フォーラム『アルミヤ-2020』の控室で2名の防衛産業企業体の情報提供者より伝えられた。

「ゴルシコフからの新たなミサイル発射は、9月に計画されております」
対談者の1人は話した。

他の情報提供者は、このスケジュールを確認し、「同時に2基のミサイルを2個の標的へ発射する可能性が検討されています」と指摘した。

『タス通信』は、情報提供者から提示された情報を、公式に確認していない。

今年初め、「アドミラル・ゴルシコフ」バレンツ海で初めて「ツィルコン」を発射した。
極超音速ミサイルは距離500km以上を飛翔し、沿岸標的へ命中した。

7月末、国防省は、ミサイル「ツィルコン」の試験は計画通りに進んでいると公式に表明した。
当局によると、既に「アドミラル・ゴルシコフ」艦上から行なわれたミサイル発射試験において、ミサイルの射程距離、射撃精度、更には短期極超音速飛行の戦術ー技術的特性が確認された。

[ツィルコン]
2011~2020年の国家軍備プログラムの枠組みでの極超音速ミサイルを有する艦載複合体「ツィルコン」の作成計画は、2011年2月、国防次官の職務に従事していたウラジーミル・ポポフキンにより表明された。
ミサイルの飛翔試験は、メディアによると2015年に始まった。
『タス通信』の情報提供者が指摘するように、2018年末には海上標的に対する10回以上のミサイルの発射試験が完了した。

ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンは、2019年2月の連邦教書演説において、ミサイル「ツィルコン」は、およそマッハ9の速度を発揮し、距離1000km以上の水上目標や地上目標を撃破できると述べた。

ミサイル「ツィルコン」発射の為、汎用艦載射撃複合体(UKSK)3S-14が使用される。
この発射装置は、特に、プロジェクト22350フリゲートプロジェクト20385コルベット潜水艦の為のヴァージョンはプロジェクト885「ヤーセン」多目的潜水艦が装備する。



1等多目的フリゲート・プロジェクト22350の1番艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」(ソ連邦海軍元帥ゴルシコフ)は、サンクトペテルブルク市『北方造船所』で2006年2月1日に起工され、2010年10月29日に進水し、2018年7月28日にロシア海軍へ就役しました。
[プロジェクト22350フリゲート1番艦アドミラル・ゴルシコフはロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ編入された]

2018年9月8日に北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着した]

2019年2月末から7月下旬に掛けて世界一周航海を行ないました。
[フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"遠距離航海(2019年2月-7月)]

2019年8月中旬にセヴェロモルスクへ帰投した後、2019年10月中旬のロシア連邦軍戦略演習『グロム-2019』へ参加し、有翼ミサイル「カリブル」を発射しました。
[戦略演習『グロム-2019』においてロシア海軍の原潜と水上艦は弾道ミサイルと巡航ミサイルを発射した]



「アドミラル・ゴルシコフ」白海「ミサイル兵器」の試験を行なう事になり、2019年11月23日にセヴェロドヴィンスクへ到着しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は白海でミサイルの試射を行なう]
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は新型ミサイルの試験を行なう為にセヴェロドヴィンスクへ到着した]

「アドミラル・ゴルシコフ」白海「ミサイル兵器」(極超音速対艦ミサイル「ツィルコン」)の「試験準備の第1段階」を行なった後、12月26日にセヴェロモルスクへ帰投しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は母港セヴェロモルスクへ帰投した]

「アドミラル・ゴルシコフ」は、2020年1月にバレンツ海極超音速対艦ミサイル「ツィルコン」の発射試験を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は2020年1月に極超音速ミサイル"ツィルコン"の発射試験を行なった]

4月2日にセヴェロモルスクを出航し、白海沿岸のセヴェロドヴィンスクへ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はセヴェロドヴィンスクで部分的な近代化を行なう]

4月4日にセヴェロドヴィンスク(白海海軍基地)へ到着しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はセヴェロドヴィンスクへ到着した]
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「アドミラル・ゴルシコフ」は、セヴェロドヴィンスクの艦船修理企業(おそらくは艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』)で定期整備と、部分的な近代化改装が行なわれました。
近代化の具体的な内容は明らかにされていませんが、極超音速対艦ミサイル「ツィルコン」の運用(発射)に関するもののようです。
[ロシア海軍北方艦隊の最新フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はセヴェロドヴィンスクで極超音速ミサイル"ツィルコン"を積載する]
[ロシア海軍のプロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)フリゲートは近代化される]

定期整備と改修を終えた「アドミラル・ゴルシコフ」は、6月27日にセヴェロドヴィンスクを出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は極超音速ミサイル"ツィルコン"発射試験を行なう為に出航した]

「アドミラル・ゴルシコフ」は、白海で改修後の洋上試験を行ないました。

そして2020年9月には次の「ツィルコン」発射試験を行なう事になりました。
9月の「ツィルコン」発射試験では、2基のミサイルを2個の目標へ同時に発射する事も検討されているようです。

当初、「アドミラル・ゴルシコフ」からの「ツィルコン」発射試験は、2020年春に行なわれる予定でしたが、新型コロナウイルス感染の影響(セヴェロドヴィンスクでも感染者が出ている)の為、7月にずれ込む事になりました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は2020年春に2回目の極超音速ミサイル"ツィルコン"の発射試験を行なう]

「アドミラル・ゴルシコフ」は、2020年中に更に数回の「ツィルコン」発射試験を行ないます。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は2020年に極超音速ミサイル"ツィルコン"の発射試験を数回行なう][極超音速対艦ミサイル"ツィルコン"は2021-2022年にロシア海軍へ制式採用される]

ロシア海軍太平洋艦隊の最新コルベット"グロームキー"と"ソヴェルシェーンヌイ"はチュクチ海で艦砲射撃訓練を行なった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2020年8月29日8時59分配信
【太平洋艦隊のコルベットは初めてチュクチ海沿岸の目標への合同砲射撃を実施した】

遠海ゾーンにおける太平洋艦隊グループ戦力の戦術演習計画の下で、太平洋艦隊コルベット「グロームキー」「ソヴェルシェーンヌイ」は、初めてチュクチ海沿岸の起伏のある場所に隠れた視認できず、観測できない目標を制圧する為の合同砲射撃を実施した。
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困難な位置の標的は、仮想敵の永久火点、戦闘車両、強化堡塁を模していた。

目標への艦の誘導及び砲撃の弾着修正は、無人飛行装置複合体「オルラン-10」を用いて行なわれた。
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ロシア太平洋艦隊コルベット「グロームキー」「ソヴェルシェーンヌイ」は、2020年4月初頭から6月下旬まで遠距離航海を行ない、太平洋へ進出しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"と"グロームキー"は遠距離航海を終えてウラジオストクへ帰投した]

「グロームキー」は、2020年7月26日の『ロシア海軍の日』ウラジオストク(金角湾)の観艦式へ参加しました。



その後、2隻のコルベットは、2020年8月15日までにナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」、大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」、複合測量艦「マルシャル・クルイロフ」、小型対潜艦支援船と共にウラジオストクを出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の主力水上艦はウラジオストクを出航した]

この艦船部隊は、オホーツク海、カムチャツカ半島およびチュクチ半島沿岸で演習を行ないます。

8月17日には、カムチャツカ半島アヴァチンスキー湾で、ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」が、海上目標(海上曳航盾船)及び沿岸目標への砲撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグと大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフはカムチャツカ沖で砲撃訓練を実施した]

8月24日にはベーリング海北西部で複合測量艦「マルシャル・クルイロフ」ヘリコプター発着訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の複合測定艦マルシャル・クルイロフはベーリング海北西部で艦載ヘリコプターの発着艦訓練を行なった]

8月26日には2隻のコルベットチュクチ沿岸のアナドイル湾で海上目標(海上曳航盾船)への砲撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新コルベット"グロームキー"と"ソヴェルシェーンヌイ"はベーリング海北部で砲撃訓練を行なった]

8月27日にはナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」原子力水中巡洋艦「オムスク」ベーリング海対艦ミサイルを発射しました。
同日、チュクチ沿岸から地対艦ミサイル「バスチオン」(オーニクス)の発射訓練も行われました。

[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグと原子力水中巡洋艦オムスクはベーリング海で対艦ミサイルを発射した]

その後、2隻のコルベットベーリング海峡を超えてチュクチ海へ入り、8月29日には同海域で沿岸の地上目標への艦砲射撃訓練を行ないました。
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ロシア海軍の50隻の艦船がベーリング海演習へ参加している

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2020年8月28日11時8分配信
【ロシアは50隻の艦船を北極演習へ参加させている】
モスクワ、8月28日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシアは50隻の艦船、更には40機以上の飛行装置を北極でのミサイル射撃演習へ参加させている。
ロシア連邦海軍総司令官ニコライ・エフメノフは発表した。

「50隻以上の戦闘艦及び船、航空隊~40機以上の空中船が関わっています」
彼は話した。

エフメノフは、以前に艦がミサイル射撃を実施した事を想い起こした。
彼によると、水上艦、潜水艦及び航空隊は、共に「単一の困難な目標」に対し行動した。
訓練実施の質に総司令官は満足した。

「今、私共は、北極の境界線に習熟しており、演習の主な方向性は、チュクチに合わせられています。
そこは、正に太平洋側、そして北氷洋側です。
北極のロシアセクションは、ロシア軍の管理下にあり、この地域の経済発展の為、我々の軍は、ここで増加しております」

彼は付け加えた。



ロシア太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」、大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」、複合測量艦「マルシャル・クルイロフ」は、2020年3月下旬から5月初頭まで日本海及びオホーツク海で戦術演習を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊沿海地方多種戦力小艦隊の主力水上艦はウラジオストクへ帰投した]

コルベット「グロームキー」「ソヴェルシェーンヌイ」は、2020年4月初頭から6月下旬まで遠距離航海を行ない、太平洋へ進出しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"と"グロームキー"は遠距離航海を終えてウラジオストクへ帰投した]

これらの艦の一部は、2020年7月26日の『ロシア海軍の日』ウラジオストク(金角湾)の観艦式へ参加しました。




この5隻は、2020年8月15日までに小型対潜艦支援船を伴い、ウラジオストクを出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の主力水上艦はウラジオストクを出航した]

この艦船部隊は、オホーツク海、カムチャツカ半島およびチュクチ半島沿岸で演習を行ないます。

8月17日には、カムチャツカ半島アヴァチンスキー湾で、ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」が、海上目標(海上曳航盾船)及び沿岸目標への砲撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグと大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフはカムチャツカ沖で砲撃訓練を実施した]

8月24日にはベーリング海北西部で複合測量艦「マルシャル・クルイロフ」ヘリコプター発着訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の複合測定艦マルシャル・クルイロフはベーリング海北西部で艦載ヘリコプターの発着艦訓練を行なった]

8月26日には2隻のコルベットチュクチ沿岸のアナドイル湾で海上目標(海上曳航盾船)への砲撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新コルベット"グロームキー"と"ソヴェルシェーンヌイ"はベーリング海北部で砲撃訓練を行なった]

8月27日にはナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」原子力水中巡洋艦「オムスク」ベーリング海対艦ミサイルを発射しました。
同日、チュクチ沿岸から地対艦ミサイル「バスチオン」(オーニクス)の発射訓練も行われました。

[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグと原子力水中巡洋艦オムスクはベーリング海で対艦ミサイルを発射した]

ロシア海軍のロケット艦ダゲスタンとブヤン-M小型ロケット艦は巡航ミサイル"カリブル"搭載数を増加できる

『タス通信』より
2020年8月27日14時10分配信
【プロジェクト「ブヤン-M」及び「ゲパルト」ロケット艦は「カリブル」装弾数が増加する】
モスクワ、8月27日/タス通信

プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦プロジェクト11661「ゲパルト」警備艦は、近代化中に増加した装弾数の有翼ミサイル「カリブル」を受け取り、海軍は、このプロジェクトに関心を有している。
『タス通信』のインタビューに対し、造船団体『アク・バルス』のトップ、レナート・ミスタホフは述べた。

「私共は、2つのプロジェクト~21631と11661で、排水量を増加させるコンセプトを提案しました。
ブヤンの場合、例えば、私共は、8基に代わり16基の発射機の設置を提案いたしました。
ゲパルトでは、ミサイル兵器を24基の発射機に拡大する事を提案いたしました」
ミスタホフ
は述べた。

その結果、各々のプロジェクトは、有翼ミサイル発射の為の垂直発射管を有する汎用艦載射撃複合体が、もう1つ追加される。

「特に、11661について、私共は、2基の、それぞれ8つのセルの汎用艦載射撃複合体2基を、航行艦橋の後ろ、船体中部へ設置し、もう1基の汎用艦載射撃複合体を艦首部へ設置する事を提案いたしました。
この提案に、海軍は非常に関心を持っています」
『アク・バルス』
のトップは説明した。

この場合、艦の戦隊は、排水量の増加を除き、実質的には同じままである。
「私共は、戦闘条件を含め、それ自身が証明された船体を基本にする事を提案いたしました。
何故なら、艦の船体は、航海能力において成功したものであるからです」
ミスタホフ
は話した。

「これにより、無論、排水量自体は増加します。
小型ロケット艦の場合、汎用艦載射撃複合体を追加した排水量は、900トンから約1300~1500トンに増加します。
プロジェクト11661をベースにした場合、その排水量で3基の汎用艦載射撃複合体を設置できます」

対談者は説明した。

[ロケット艦プロジェクト11661及び21631]
プロジェクト11661警備艦(フリゲート)「ゲパルト-3.9」
は海上国境線と経済圏を保護及び哨戒し、海上作戦を支援し、国益を代表し、海域で旗のデモンストレーションを行なう為に意図されている。
プロジェクト11661フリゲートは、1990年から『ゴーリキー記念ゼレノドリスク工場』で建造されている。
艦の排水量は1500トンになり、砲、対艦、高射及び対潜兵器を装備する。
フリゲート「ダゲスタン」(カスピ小艦隊の一員)は、有翼ミサイルを持つ複合体「カリブル-NK」の改善プロジェクトの下で建造された。

プロジェクト21631(コード名「ブヤン-M」)小型ロケット艦(コルベット)は、ロシア新世代多目的ロケット砲艦である。
海、大洋、内海、航行可能な河川の公海沿岸エリアを保護する為の哨戒勤務へ就くために意図されている。
主要打撃兵器(ミサイル「カリブル-NK」発射装置)は、敵の水上艦のみならず、海岸線から著しく離れた所に位置する地上施設を撃破できる。

主要兵装は、有翼ミサイル「カリブル」(8基のミサイル、射程距離2500km)垂直発射装置、口径100mmのA-190砲装置、高射兵器「ギブカ」回転発射装置砲複合体AK-630M-2「ドゥエト」である。
コルベットは、沿岸の対空防衛手段のカバーの対象となるが故に、重高射兵器(高射ミサイル複合体「フォルト」や類似の複合体)を有していない。



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プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦は、プロジェクト21630「ブヤン」小型砲艦の拡大発展型であり、現在までにロシア内陸部ゼレノドリスク『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で12隻が起工され、この内の8隻が就役しています。
[プロジェクト21631ブヤン-M小型ロケット艦]

プロジェクト21631の主要兵装は、有翼ミサイル複合体「カリブル」です。
「カリブル」には、対艦攻撃型(最大射程375km)と対地攻撃型(最大射程2500km)が有ります。
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[打撃巡航ミサイル「カリブル」]


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プロジェクト11661Kロケット艦(警備艦)「ダゲスタン」は、ロシア内陸部ゼレノドリスク『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で1990年5月5日に起工され、2011年4月4日に進水し、2012年11月28日にロシア海軍へ正式に就役し、カスピ小艦隊へ編入されました。
[警備艦ダゲスタンはロシア海軍へ引き渡された]

「ダゲスタン」は、ロシア海軍の水上艦で初めて有翼ミサイル「カリブル」の垂直発射機(8セル)を搭載しました。


これらの艦を建造した『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』を傘下に持つ造船団体『アク・バルス』は、ロシア海軍に対し、これらの艦の「カリブル」の垂直発射機の増加を提案しています。

この場合、プロジェクト21631有翼ミサイル「カリブル」が16基、「ダゲスタン」「カリブル」が24基に増加します。

ロシア海軍の最新鋭原子力水中巡洋艦ウラジオストクとヴォロネジは新型対地巡航ミサイル"カリブル-M"を搭載する

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『タス通信』より
2020年8月28日13時35分配信
【情報筋:潜水艦「ヤーセン-M」は射程4000kmの「カリブル-M」を搭載する】
クビンカ/モスクワ州、8月28日/タス通信

7月20日に『セヴマシュ』で起工されたプロジェクト885M「ヤーセン-M」多目的原子力潜水艦「ヴォロネジ」「ウラジオストク」は、飛翔距離4000km以上の根本的に新しい有翼ミサイル「カリブル-M」の最初の搭載艦となる。
『タス通信』は金曜日に展示会『アルミヤ-2020』の控室で防衛産業企業体の情報提供者より伝えられた。

「新たな多目的潜水艦は、射程距離が4000kmを超える根本的に新しいカリブル-Mの搭載艦となります」
対談者は話した。

情報提供者は、新たな「カリブル-M」は、あらゆる通常破片指向性弾頭、あらゆる核弾頭を目標へ到達させる能力を得る事を指摘した。
彼は「新たな潜水艦は、その前任者と比べて、非核戦略抑止任務の為、より良く準備されます」と強調した。

「ウラジオストク」「ヴォロネジ」は、2024年と2025年の進水が予定されており、海軍への引き渡しは、現行の国家軍備プログラムの枠組み内、つまり2027年末までになる。

2隻のプロジェクト885M「ヤーセン-M」多目的原子力潜水艦の建造契約は、2019年夏の国際軍事技術フォーラム『アルミヤ-2019』の最中に署名された。
基本プロジェクト885原子力水中巡洋艦のトップ「セヴェロドヴィンスク」は2014年に北方艦隊へ加わった。
近代化プロジェクト885M潜水艦のトップ「カザン」は、2020年に海軍への引き渡しが計画されている。

現在、『セヴマシュ』では、5隻のプロジェクト885M潜水艦が様々な建造段階に在る。
プロジェクト885/885M潜水艦の基本兵装は、有翼ミサイル「カリブル」或いは「オーニクス」、更には極超音速ミサイル「ツィルコン」である。



ロシア海軍第4世代原子力潜水艦となるプロジェクト885「ヤーセン」原子力水中巡洋艦は、現在までに7隻がセヴェロドヴィンスク市『セヴマシュ』(北方機械製造事業)で起工され、このうち1隻が就役しています。

1番艦K-560「セヴェロドヴィンスク」は1993年12月21日に起工され、2010年6月15日に進水、2013年12月30日に竣工、2014年6月17日に就役し、北方艦隊第11対空母原潜師団へ編入されました。
[ロシア海軍最新鋭多用途原潜セヴェロドヴィンスクに聖アンドレイ旗は揚がった]
[ロシア海軍北方艦隊の原子力水中巡洋艦セヴェロドヴィンスクは基地に停泊したまま巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

2番艦「カザン」からは改良型のプロジェクト885Mとなり、2009年7月24日に起工され、2017年3月31日に進水し、2018年9月下旬から航海試験が始まりました。
ロシア海軍への引き渡しは2020年12月に予定されています。
[ヤーセン-M原子力水中巡洋艦カザンは2020年12月にロシア海軍へ就役する]

3番艦(改「ヤーセン」級としては2隻目)「ノヴォシビルスク」は2013年7月26日に起工され。2019年12月25日に進水しました。
ロシア海軍への引き渡しは2020年に予定されています。
[ロシア海軍のヤーセン-M級原子力水中巡洋艦ノヴォシビルスクはセヴェロドヴィンスクで進水した]

4番艦(改「ヤーセン」級としては3隻目)「クラスノヤルスク」は、2014年7月27日に起工されました。
ロシア海軍への引き渡しは2021年に予定されています。
[多用途原潜ヤーセン級4番艦クラスノヤルスク(と戦略原潜ボレイ級5番艦)はロシア海軍の日に起工された]
[ロシア海軍の第4世代多用途原潜ヤーセン級4番艦クラスノヤルスクの船体の水圧試験が行なわれた]

5番艦(改「ヤーセン」級としては4隻目)「アルハンゲリスク」は、2015年3月19日に起工されました。
ロシア海軍への引き渡しは2022年に予定されています。
[ロシア海軍の為のヤーセン級多用途原潜5番艦アルハンゲリスクは起工された]

6番艦(改「ヤーセン」級としては5隻目)「ペルミ」は、2016年7月29日に起工されました。
ロシア海軍への引き渡しは2023年に予定されています。
[ロシア海軍の為の第6のヤーセン級原子力水中巡洋艦ペルミはセヴェロドヴィンスクで起工された]

7番艦(改「ヤーセン」級としては6隻目)「ウリヤノフスク」は、2017年7月28日に起工されました。
[ロシア海軍北方艦隊の為の第4世代原子力水中巡洋艦ヤーセン級7番艦(最終艦)ウリヤノフスクは起工された]
ロシア海軍への引き渡しは2024年に予定されており、就役後は北方艦隊へ配備されます。


以前には、ロシア海軍向けの「ヤーセン」シリーズは7隻で終了する予定でした。

しかし、2019年6月27日、モスクワ州愛国者公園で開催された軍事機器展示会『アルミヤ-2019』の会場において、「ヤーセン-M」2隻の新たな建造契約が締結されました。
[ロシア海軍の為のヤーセン-M級多用途原潜2隻とラーダ級潜水艦2隻が追加発注された]

そして2020年7月20日、8番艦(改「ヤーセン」級としては7隻目)「ヴォロネジ」と9番艦(改「ヤーセン」級としては8隻目)「ウラジオストク」が一斉に起工されました。

[ロシア海軍の最新鋭原子力水中巡洋艦ヴォロネジとウラジオストクはセヴェロドヴィンスクで起工された]

現在の所、この2隻のロシア海軍への引き渡しは、2027~2028年に予定されています。
[ヤーセン-M原子力水中巡洋艦ヴォロネジとウラジオストクは2027-2028年にロシア海軍へ就役する]

この2隻は、現在開発中の新型対地巡航ミサイル「カリブル-M」(射程距離4000km以上)を搭載します。
[ロシア海軍の為の新型対地巡航ミサイル"カリブル-M"の開発は始まっている]

プロジェクト23900汎用揚陸艦(イワン・ロゴフ型)の開発・建造元『アク・バルス』のトップは語る

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2020年7月20日に起工されたプロジェクト23900汎用揚陸艦を設計、建造する造船コーポレーション『アク・バルス』の総取締役レナート・ミスタホフ氏へのインタビュー。
(プロジェクト23900汎用揚陸艦は、『アク・バルス』傘下の『ゼレノドリスク設計局』が設計し、同じく傘下のケルチ造船工場『ザリフ』で建造される)
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『タス通信』より
2020年8月27日14時0分配信
【造船団体『アク・バルス』トップ:我々のヘリコプター母艦は北極圏で動作できる】

2020年7月20日、ロシア大統領ウラジーミル・プーチンの臨席の下、ケルチ造船工場『ザリフ』で、『アク・バルス』グループが開発したロシア海軍の現代史上初めての2隻の汎用揚陸艦「イワン・ロゴフ」と「ミトロファン・モスカレンコ」が起工された。
国際軍事技術フォーラム『アルミヤ-2020』において『アク・バルス』総取締役レナート・ミスタホフは、『タス通信』へ、ロシアの艦が遂行する平和任務、それはフランスのヘリコプター母艦「ミストラル」型を超える事について話し、更には、シリアキャンペーンのものとは異なる新世代小型ロケット艦の開発を開始した事を伝えた。


汎用揚陸艦が建造されるのは何時になりますか?

工場『ザリフ』は、艦の建造準備を完全に整えており、建造の準備が進められています。
並行して、機器及び資材を供給する供給者との事前契約及び契約の作業が進行中です。
主要な建造は2021年第一四半期に始まります。

我々の2隻の汎用揚陸艦は、以前にフランス「ミストラル」をベースにして計画された技術プロジェクトとは異なっております。
特に、これらの艦は温暖な海域のみならず、北方海域でも勤務へ就きます。
汎用揚陸艦は、北極ゾーンでの運用要件に沿っております。
砕氷船と共に、これらは氷海でも運用できます。

我々の艦は、更に「ミストラル」とは幅、全高、吃水、機能性、居住性、輸送揚陸能力、揚陸-上陸手段の構成が異なります。
我々の航空グループには10機以上の重ヘリコプターが含まれ、Ka-31、Ka-27ベースの海上ヘリコプターのみならず、更に多目的軍用ヘリコプターも含まれます。

『カラシニコフ』は、産業貿易省の発注の下で建造されるエアクッション揚陸艦を発表しました。
これは、汎用揚陸艦へ適用されるコンセプトへ協力するものなのですか?

―いいえ。
現在、御客様は、汎用揚陸艦のドック室へ駐留する為の揚陸艇は、どのようなプロジェクトにするのかを考えておりますが、如何なるものであっても試験設計作業の枠組みにおける試験モデルでは有りません。
我々の艦の内部へ配置される高速船は、既にシリーズの枠組みで売り込まれているものでなければなりません。

―艦へ国防省が提示した特別な要件は何でしょうか?

―そこで、再び「ミストラル」との比較になるんですが、我々のプロジェクト艦は、配置される海軍歩兵隊員の数でフランスヘリコプター母艦を上回っております。
次に、我々の艦は、これらの艦よりも多くの車両を輸送できます。
第三に、揚陸作戦の為、パトロールの為に必要であり、艦尾部分に配置される水上航行手段を、より多く配置できます。

重要な特徴は、航行手段の為の場所へ、必要に応じ、装甲車両、例えば装甲兵員輸送車或いは戦車を配置できる事です。
私達の艦が、ある種の陸上部隊の車両の輸送の枠組みで使用される場合、それは純粋に車両の輸送の為に使用できます。
更に装甲車両は、艦の航空機格納庫のヘリコプター駐留場所にも配置できます。
更に、機材もそこから出入りする事が出来ますし、全ての必要なものが保障されます。
つまり、特定の任務に応じ、移送するグループ及び機材の構成を柔軟に組み合わせる事が出来るのです。

注目して頂きたいのは、私共が「ミストラル」のみならず、中国、オランダ、アメリカなどの揚陸艦の汎用揚陸艦の様々な建造コンセプトを入念に研究した事です。
外国の同類の技術的評価が行なわれました。
課題は、同じ排水量で、より優れた機能性と汎用性を得る事に在りました。

このような課題が『アク・バルス』グループへ与えられました。
当然ながら、私共は御客様の御希望を注意深く見つめました~特定の作戦においてこのような艦を使用する為の必要性。

―多機能性、様々なタイプの作戦において、どのような要望が考慮されたのですか?

地上に配置されている大隊の全ての中隊を一緒に艦へ乗せる事です。
我々は、戦闘任務を遂行する為、大隊の半分を沿岸へ残し、半分を艦へ乗せたりする事は出来ませんし、より多くの機材を載せる事は望んでおりません。
このような理由により、どのようなタイプの作戦へ汎用揚陸艦を使用するのかを検討し、これにより、配置の為に必要な装甲兵員輸送車、戦車、ヘリコプターの数を計画しました。

―パンデミック期間中、国防省病院船を参加させ、その後、新たなものの入手へ関心を寄せました。
フランスでも、「ミストラル」は人道支援作戦に使用されています。
汎用揚陸艦は、人道支援作戦に使用できるのでしょうか?

―あらゆる軍艦は、平和目的の為に使用できます。
我々の御客様は、今日において、病院船の為にこの艦を編成する問題へ取り組んでいる事を示しました。
何故なら、ヘリコプター母艦には、全ての必要なものが有ります~船室、調理室、独立した船室、ヘリコプター格納庫、ドック室。
従いまして、現在、設計過程において、常設でなければならず、艦内に存在しなければならない医療機器を選択しました。
そして御客様へ私共は、当初に定められた機器、例えば酸素吸入器を常設にする事を提案いたしました。
戦闘作戦には必要無い残りの機器は、汎用揚陸艦には据え付けられません~その為の場所が確保され、配置するオプションが選択されました。
つまり、必要により、汎用揚陸艦は、基本セットに加えて当初に規定された医療機器及び資材で満たされ、完全な病院船へ変わります。

―プロジェクトにおいて、モジュール原則は、どの程度考慮されているのでしょうか?
防衛兵器の迅速な交換や、その構成の変更の可能性は、如何なるものでしょうか?

―このような艦の主要な機能は、遠征部隊の移送と、その揚陸です。
最大限の兵装を試みれば、プロジェクトの費用が跳ね上がり、加えて、あらゆる兵装は、航空団が配置されるべき甲板下の区画が食われます。
現在、汎用揚陸艦には、防衛兵器のみが提供されております~艦首と艦尾の高射ミサイル複合体
汎用揚陸艦の適用コンセプトは、当初から打撃艦からの護衛、その防護の保障を予定しておりますので、他は全て考慮しておりません。

―航空団のヘリコプターは、艦上配置だけではないと御話しされましたね?

―御客様から与えられた課題は、この艦が陸上部隊と連携出来る事です。
我々に与えられた課題は、海上ヘリコプターのみならず、陸上多目的軍用ヘリコプターを使用できる事であり、他の集団の着艦或いは下船を保障する為、それが一時的にこのような艦へ着艦できるようにしました。

Ka-52K「カトラン」汎用揚陸艦で使用されますか?

Ka-52Kも、汎用揚陸艦への駐留の為に検討されており、そのような課題が与えられています。

(以下はプロジェクト21631プロジェクト11661の話になるので省略)

ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグと原子力水中巡洋艦オムスクはベーリング海で対艦ミサイルを発射した


『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2020年8月27日5時15分配信
【太平洋艦隊の原子力水中巡洋艦「オムスク」とロケット巡洋艦「ワリャーグ」はベーリング海で海上目標へ有翼ミサイルによる打撃を与えた】

海軍演習『大洋の盾-2020』及び遠海ゾーンにおける太平洋艦隊グループ戦力の戦術演習の計画下で、太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」原子力水中巡洋艦「オムスク」は、ベーリング海エリアにおいて、海上目標への合同ミサイル射撃を実施した。
部隊の行動の総指揮は、複合測量艦「マルシャル・クルイロフ」艦上でロシア海軍総司令官ニコライ・エフメノフ大将が行なった。

親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」は、対艦有翼ミサイル複合体「ヴルカーン」の発射を行ない、そして原子力水中巡洋艦「オムスク」は水面下から対艦ミサイル「グラニート」で攻撃した。
客観的観測データによると、双方のミサイルは、それぞれ450km以上離れた標的と320km以上離れた標的を成功裏に撃破した。

戦闘訓練の安全は、太平洋艦隊の15隻の戦闘艦及び船、更には艦隊海上航空隊航空機により保障された。


『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア沿海地域情報供給部(ウラジオストク市)発表
2020年8月27日12時13分配信
【チュクチ沿岸の太平洋艦隊の沿岸ミサイル複合体「バスチオン」はアナドイル湾の水上演習目標を有翼ミサイルで撃破した】

ロシア海軍総司令官ニコライ・エフメノフ大将指揮下の海軍演習『大洋の盾-2020』及び遠海ゾーンにおける太平洋艦隊グループ戦力の戦術演習の枠組みにおいて、沿岸機動複合体「バスチオン」アナドイル湾の困難な標的へのミサイル射撃を実施した。

大型揚陸艦チュクチへ運ばれた複合体は、アナドイル湾沿岸の場所を横切り、地域へ設置された陣地へ50kmの行進を行なった。
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「バスチオン」班は、230kmを超える距離の海上目標へ2基の対艦有翼ミサイル「オーニクス」の発射を行なった。
有翼ミサイルの飛翔は通常モードで行なわれ、目標は成功裏に撃破された。



ロシア太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」、大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」、複合測量艦「マルシャル・クルイロフ」は、2020年3月下旬から5月初頭まで日本海及びオホーツク海で戦術演習を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊沿海地方多種戦力小艦隊の主力水上艦はウラジオストクへ帰投した]

コルベット「グロームキー」「ソヴェルシェーンヌイ」は、2020年4月初頭から6月下旬まで遠距離航海を行ない、太平洋へ進出しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"と"グロームキー"は遠距離航海を終えてウラジオストクへ帰投した]

これらの艦の一部は、2020年7月26日の『ロシア海軍の日』ウラジオストク(金角湾)の観艦式へ参加しました。




この5隻は、2020年8月15日までに小型対潜艦支援船を伴い、ウラジオストクを出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の主力水上艦はウラジオストクを出航した]

この艦船部隊は、オホーツク海、カムチャツカ半島およびチュクチ半島沿岸で演習を行ないます。

8月17日には、カムチャツカ半島アヴァチンスキー湾で、ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」が、海上目標(海上曳航盾船)及び沿岸目標への砲撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグと大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフはカムチャツカ沖で砲撃訓練を実施した]

8月24日にはベーリング海北西部で複合測量艦「マルシャル・クルイロフ」ヘリコプター発着訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の複合測定艦マルシャル・クルイロフはベーリング海北西部で艦載ヘリコプターの発着艦訓練を行なった]

8月26日には2隻のコルベットチュクチ沿岸のアナドイル湾で海上目標(海上曳航盾船)への砲撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新コルベット"グロームキー"と"ソヴェルシェーンヌイ"はベーリング海北部で砲撃訓練を行なった]

8月27日にはナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」原子力水中巡洋艦「オムスク」ベーリング海対艦ミサイルを発射しました。
同日、チュクチ沿岸から地対艦ミサイル「バスチオン」(オーニクス)の発射訓練も行われました。

ロシア海軍太平洋艦隊の最新コルベット"グロームキー"と"ソヴェルシェーンヌイ"はベーリング海北部で砲撃訓練を行なった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2020年8月26日8時9分配信
【太平洋艦隊の艦はアナドイル湾で砲射撃を実施した】

遠海ゾーンにおける太平洋艦隊グループ戦力の戦術演習の活動段階の枠組みにおいて、太平洋艦隊の艦は、アナドイル湾で水上目標への砲射撃を実施した。
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前日(8月25日)、仮想敵水上戦闘艦を模した海上曳航盾への砲撃は、チュクチ沿岸において大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」の砲術班により実施された。

本日(8月26日)、コルベット「グロームキー」「ソヴェルシェーンヌイ」で構成される戦術艦グループ100mm砲兵器A-190からの砲撃により、水上目標は撃破された。
更に曳航盾船を、小型対潜艦「ウスチ・イリムスク」が砲で攻撃した。

戦闘訓練の実施は、ロシア北東軍集団支援船支隊海上曳船無人飛行装置「フォルポスト」により保障された。
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ロシア太平洋艦隊コルベット「グロームキー」「ソヴェルシェーンヌイ」は、2020年4月初頭から6月下旬まで遠距離航海を行ない、太平洋へ進出しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"と"グロームキー"は遠距離航海を終えてウラジオストクへ帰投した]

「グロームキー」は、2020年7月26日の『ロシア海軍の日』ウラジオストク(金角湾)の観艦式へ参加しました。



その後、2隻のコルベットは、2020年8月15日までにナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」、大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」、複合測量艦「マルシャル・クルイロフ」、小型対潜艦支援船と共にウラジオストクを出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の主力水上艦はウラジオストクを出航した]

この艦船部隊は、オホーツク海、カムチャツカ半島およびチュクチ半島沿岸で演習を行ないます。

8月17日には、カムチャツカ半島アヴァチンスキー湾で、ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」が、海上目標(海上曳航盾船)及び沿岸目標への砲撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグと大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフはカムチャツカ沖で砲撃訓練を実施した]

8月24日にはベーリング海北西部で複合測量艦「マルシャル・クルイロフ」ヘリコプター発着訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の複合測定艦マルシャル・クルイロフはベーリング海北西部で艦載ヘリコプターの発着艦訓練を行なった]

8月26日には2隻のコルベットチュクチ沿岸のアナドイル湾で海上目標(海上曳航盾船)への砲撃訓練を行ないました。

ロシア海軍の将来艦載ヘリコプター"ミノーガ"の第1段階設計作業の契約が締結された

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『タス通信』より
2020年8月26日0時9分配信
【ヘリコプター「ミノーガ」の試験設計作業の第1段階は2023年までに予定される】
クビンカ/モスクワ州、8月25日/タス通信

ヘリコプター「ミノーガ」の試験設計作業の第1段階は、フォーラム『アルミヤ-2020』において署名された契約によると、2023年までに予定されている。
『タス通信』は火曜日にホールディングス『ロシアン・ヘリコプターズ』のトップ、アンドレイ・ボギンスキーより伝えられた。

「これは、試験設計作業の第1段階です。
地上での作業の為の試験基盤の作成についての話です。
これは、システム、ユニット、構造の要素の地上での作業です」

彼は話した。
2015年に作成が知られるようになった将来海上ヘリコプター「ミノーガ」は、将来的には、多目的艦載ヘリコプターKa-27を代替しなければならない。
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ヘリコプターは、先ず第一に、潜水艦の探知、追尾、破壊の為に意図されている。
ヘリコプターの寸法は、艦の規格に合わせられており、機体自身は兵器を設置する為のモジュールを受け取る。

これに加え、ヘリコプターMi-26T2Vを供給する国家契約へ署名された。
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Mi-26T2Vは、20トンの吊り上げ能力を持つ重幅広胴体輸送ヘリコプターである。
機体には、最新の統合機上電波電子機器複合体NPK-902Vが装備されており、昼間及び夜間におけるルート上の自動飛行の制御、前もって指定した地点へ進入し、着陸へ入る事を可能にする。
Mi-26T2V機上防衛複合体は、対空防衛システムミサイルからの防護を保障する。
近代化されたヘリコプターの乗員構成には、5名が含まれる。



ロシア(ソ連)ヘリコプターメーカーである『カモフ』は、ソ連/ロシア海軍の一連の艦載ヘリコプターを開発しましたが、艦の格納庫などの制限により、寸法を大幅に変える事は有りませんでした。
これらのヘリコプターには、一貫して二重反転ローターが採用されました。

Ka-25(1961年7月20日初飛行、1971年12月軍備採用)
メインローター直径:15.74m
全長:9.75m
全幅:3.76m
全高:5.37m
通常離陸重量:6970kg
最大離陸重量:7140kg

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Ka-27(1973年12月24日初飛行、1981年軍備採用)
メインローター直径:15.90m
全長:12.25m
全幅:3.80m
全高:5.40m
通常離陸重量:10700kg
最大離陸重量:12000kg

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そして1990年代には、Ka-27シリーズの後継として新型艦載ヘリコプターKa-40(通常離陸重量12000-13000kg、最大離陸重量14000-15000kg)が計画されましたが、資金不足により開発は中止されました。
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現在は、ロシア海軍主力艦載ヘリコプターKa-27の近代化改修が進められており、機体寿命は10年間延長されます。
[ロシア海軍航空隊は2020年までに約50機の近代化された艦載ヘリコプターKa-27Mを受領する]

しかし、Ka-27を未来永劫に渡り使用し続ける事は出来ないので、『カモフ』による新たな艦上ヘリコプターが開発されることになりました。
[ロシア海軍の為の将来多目的艦上ヘリコプターが開発される]
[ロシア海軍航空隊の為の新世代艦上ヘリコプターは2020年までに作成される]
[Ka-27の後継となるロシア海軍の新世代艦載ヘリコプターが開発される]

将来艦上ヘリコプター「ミノーガ」(ヤツメウナギ)と命名されており、機体のサイズはKa-27と同じ程度になるようです。
機体設計は全く新しいものとなりますが(つまりKa-27ベースにはならない)、二重反転ローターは受け継がれます。
[ロシア海軍航空隊将来艦上ヘリコプターはミノーガと命名された]
[ロシア海軍航空隊将来艦上ヘリコプター"ミノーガ"の為の新たな通信システムが開発される]
[ロシア海軍航空隊将来艦上ヘリコプター"ミノーガ"は全く新しい設計となる]

「ミノーガ」の概略設計は2019年7月までに完了しました。
[ロシア海軍の将来艦載ヘリコプター"ミノーガ"の概略設計は完了した]

2020年8月25日、モスクワ州クビンカ『愛国者公園』で開催されている国際軍事技術フォーラム『アルミヤ-2020』の最中に、「ミノーガ」の第1段階設計作業(試験-設計作業)の契約が締結されました。
[ロシア海軍の将来艦載ヘリコプター"ミノーガ"の本格的な設計作業は2020年に始まる]

「ミノーガ」の開発が完了し、量産が始まるのは2020年代後半になります。
[ロシア海軍航空隊将来艦上ヘリコプター"ミノーガ"は2025年頃から生産を開始する]

「ミノーガ」は、「対潜」、「捜索救助」、「兵員輸送」の3つのタイプへ短時間で変換できるモジュール方式のヘリコプターになるようです。
[ロシア海軍航空隊将来艦上ヘリコプター"ミノーガ"は汎用タイプとなる]

更には無人タイプも開発される事になるようです。
[ロシア海軍航空隊将来艦上ヘリコプター"ミノーガ"の無人型が開発される?]

ロシア海軍の為のプロジェクト06363潜水艦1隻とラーダ級潜水艦1隻の建造契約が締結された

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『タス通信』より
2020年8月25日22時44分配信
【(ロシア)国防省はディーゼル潜水艦プロジェクト636.3及び677の建造契約へ署名した】
クビンカ/モスクワ州、8月25日/タス通信

ロシア国防省は、2隻の大型ディーゼル潜水艦プロジェクト636.3及び677の建造契約へ署名した。
国家契約署名式典は、フォーラム『アルミヤ-2020』において開催された。

契約では、潜水艦プロジェクト636.3及び677の供給が提供される。
建造は『アドミラルティ造船所』で実行される。

式典では更に、艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』の契約「北方艦隊のプロジェクト971巡洋原子力潜水艦の修理及び近代化作業の遂行」への署名が発表された。

プロジェクト636.3「ワルシャワンカ」潜水艦(NATO分類では「改キロ」)は第3世代ディーゼルエレクトリック潜水艦に属しており、世界で最も低騒音なものの1つとである。
潜水艦は74メートルの全長を有し、最大排水量は3900トン以上である。
堅牢な船体は、潜水艦の作業潜航深度240メートル及び限界深度300メートルを保障し、航続距離は7500海里になる。
潜水艦の主要兵装は、有翼ミサイルと同名のミサイル複合体「カリブル-PL」であり、水中位置から魚雷発射管を通して発射される。



ロシア海軍プロジェクト06363「ワルシャワンカ」大型潜水艦は、黒海艦隊向けの6隻が2014年~2016年に就役し、続いて太平洋艦隊向けの6隻が建造中です。

全てサンクトペテルブルク『アドミラルティ造船所』で建造されています。
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プロジェクト06363は、プロジェクト877(キロ級)の輸出型プロジェクト636を更に改良したタイプであり、今後建造される第5世代通常動力潜水艦「カリーナ」級の開発設計作業の成果も一部取り入れられています。
[ロシアは第5世代潜水艦の設計作業を始めている]

プロジェクト06363潜水艦は、有翼ミサイル「カリブル」を標準装備しています。
(533mm魚雷発射管から発射する)

黒海艦隊06363は、既にシリア有翼ミサイル「カリブル」を実戦使用しています。
[ロシア海軍はシリアのテロ組織へ100発の巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

【プロジェクト06363「ワルシャワンカ」大型潜水艦】

[黒海艦隊配備艦]
B-261「ノヴォロシースク」:2010年8月20日起工/2013年11月28日進水/2014年8月22日就役
B-237「ロストフ・ナ・ドヌー」:2011年11月21日起工/2014年6月26日進水/2014年12月30日就役
B-262「スタールイ・オスコル」:2012年8月17日起工/2014年8月28日進水/2015年7月3日就役
B-265「クラスノダール」:2014年2月20日起工/2015年4月25日進水/2015年11月5日就役
B-268「ヴェリキー・ノヴゴロド」:2014年10月30日起工/2016年3月18日進水/2016年10月26日就役
B-271「コルピノ」:2014年10月30日起工/2016年5月31日進水/2016年11月24日就役

[太平洋艦隊配備艦]
B-274「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」:2017年7月28日起工/2019年3月28日進水/2019年11月25日就役
B-603「ヴォルホフ」:2017年7月28日起工/2019年12月26日進水/2020年11月就役予定
B-602「マガダン」:2019年11月1日起工/2021年11月就役予定
B-588「ウファ」:2019年11月1日起工/2021年11月就役予定
「モジャイスク」:2020年11月起工予定/2022年11月就役予定
「イジェフスク」:2020年11月起工予定/2022年11月就役予定


ロシア海軍第4世代通常動力潜水艦となるプロジェクト677「ラーダ」大型潜水艦は、現在までに3隻が起工され、内1隻が就役しています。

【プロジェクト677「ラーダ」大型潜水艦】
B-585「サンクトペテルブルク」:1997年12月26日起工/2004年10月28日進水/2010年4月22日就役
B-586「クロンシュタット」:2005年7月28日起工/2018年9月20日進水/2021年11月就役予定
B-587「ヴェリーキエ・ルーキ」:2006年11月10日起工/2015年3月19日再起工/2020年12月進水予定/2022年11月就役予定
4番艦:2020年11月起工予定/2023年12月進水予定/2025年11月就役予定
5番艦:2020年11月起工予定/2024年12月進水予定/2026年11月就役予定


そして2020年8月25日、モスクワ州クビンカ『愛国者公園』で開催されている国際軍事技術フォーラム『アルミヤ-2020』の最中に、プロジェクト06363潜水艦1隻とプロジェクト677潜水艦1隻の建造契約が締結されました。

ロシア海軍太平洋艦隊の複合測定艦マルシャル・クルイロフはベーリング海北西部で艦載ヘリコプターの発着艦訓練を行なった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア沿海地域情報供給部(ウラジオストク市)発表
2020年8月24日6時32分配信
【太平洋艦隊のヘリコプターKa-27PS乗員はベーリング海で複合測量艦「マルシャル・クルイロフ」での発艦及び着艦へ取り組んだ】

戦闘訓練計画に沿って、ベーリング海北西部で太平洋艦隊海上航空隊捜索救助ヘリコプターKa-27PS乗員は、太平洋艦隊で最大の水上艦複合測量艦「マルシャル・クルイロフ」の甲板での組織的な発艦及び着艦へ取り組んだ。
飛行は、遠海ゾーンにおけるグループ戦力の複合演習の枠組みで行なわれた。

実地訓練には、艦に駐留している2機のヘリコプターKa-27が参加した。
飛行士は、複合測量艦の乗組員と協同で、移動中及び停止中の艦の甲板へ7回の発艦及び着艦を行なった。
ヘリコプターKa-27PS乗員は、そのついでに公海上で海上に浮かぶ人員の捜索及び救助の為の演習任務へ取り組んだ。

訓練中、ヘリコプターは艦で燃料の給油を行なった。



プロジェクト1914複合測定艦の2番艦「マルシャル・クルイロフ」は、レニングラード(現サンクトペテルブルク)『アドミラルティ造船所』で1982年7月22日に起工され、1987年7月24日に進水し、1989年12月30日にソ連海軍へ納入されました。
1990年2月23日に海軍旗初掲揚式典が開催され、正式に就役しました。
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1990年7月9日にカムチャツカ半島クラシェニーンニコフ湾(ペトロパヴロフスク・カムチャツキー)へ到着しました。20-0519c.jpg
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1992年にはアメリカ西海岸シアトルを訪問しました。


1996年6月末にはクリル諸島シムシル島を訪れました。


その後はカムチャツカ半島を拠点として弾道ミサイルの追尾などに従事しました。


2004年4月には大陸間弾道ミサイル「トーポリ-M」の最大射程での発射試験のモニタリング、2011年8月には戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦「ユーリー・ドルゴルーキー」からの弾道ミサイル「ブラヴァー」の最大射程での発射試験のモニタリングに従事しました。
[「全力全開」ブラヴァー発射試験(2010~2011年)]

2011年~2012年10月にウラジオストク艦船修理工場『ダーリザヴォード』で修理を行ない、一旦カムチャツカ半島へ戻りました。
[複合測定艦マルシャル・クルイロフは修理を終えて艦隊に復帰した]

2014年9月8日の「マルシャル・クルイロフ」
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2014年10月17日に再びウラジオストク艦船修理工場『ダーリザヴォード』へ到着し、近代化改装が始まりました。
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近代化改装が完了したのは2018年秋でした。
[ロシア海軍太平洋艦隊の複合測定艦マルシャル・クルイロフは近代化改装を終える]


近代化改装完了後、「マルシャル・クルイロフ」沿海地方多種戦力小艦隊へ転属し、ウラジオストクへ配備されました。


2018年9月に実施されたロシア連邦軍戦略演習『ヴォストーク-2018』へ参加し、その中で行なわれた沿海地方での上陸演習では、上陸作戦の指揮統制艦として行動しました。
[戦略演習『ヴォストーク-2018』へ参加するロシア海軍歩兵部隊は沿海地方で上陸演習を行なった]

2019年8月末からオホーツク海で行なわれた太平洋艦隊の演習へ参加しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の艦船はオホーツク海での演習を終えて母港へ戻る]


2020年3月末から4月上旬までオホーツク海で行なわれた太平洋艦隊の戦術演習へ参加し、2020年5月初頭にウラジオストクへ帰投しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊沿海地方多種戦力小艦隊の主力水上艦はウラジオストクへ帰投した]

5月19日、「マルシャル・クルイロフ」ピョートル大帝湾へ出航し、艦載ヘリコプターKa-27PS(第7062航空基地所属、普段は沿海地方ニコラエフカ飛行場に駐留)の発着艦訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の複合測定艦マルシャル・クルイロフはピョートル大帝湾で艦載ヘリコプターの発着艦訓練を行なった]

8月15日までに太平洋艦隊の他の水上艦と共にウラジオストクを出航し、オホーツク海、カムチャツカ半島およびチュクチ半島沖での演習へと向かいました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の主力水上艦はウラジオストクを出航した]

そして8月24日までにベーリング海北西部に到達し、ここで艦載ヘリコプターの発着艦訓練を行ないました。
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ロシアと中国は共同で新世代通常動力潜水艦を設計する

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2020年8月25日9時7分配信
【ロシアと中国は新世代通常動力潜水艦を設計する】
クビンカ(モスクワ州)、8月25日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア中国は合同で新世代通常動力潜水艦を設計する。
連邦軍事技術協力庁の公式代理人は、フォーラム『アルミヤ-2020』の最中に『ロシア通信社ノーボスチ』へ語った。

「現在、私共は、新世代通常動力潜水艦を合同で設計する問題について中国側と連携しております。
作業の完了時期について御話しするのは、未だ時期尚早ですね」
連邦軍事技術協力庁
は話した。

以前、国営法人『ロステフ』代表団の団長ヴィクトール・クラドフは、展示会『エアショー・チャイナ-2018』において、ロシアは、3つの分野:海上、空中、地上で中国へ兵器を供給する契約を締結したと『ロシア通信社ノーボスチ』へ語った。



現在、ロシア海軍第4世代通常動力潜水艦プロジェクト677「ラーダ」の建造が進められています。
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[プロジェクト677ラーダ潜水艦]

更に、ロシア海軍第5世代通常動力潜水艦「カリーナ」級の設計作業が海洋工学中央設計局『ルビーン』により進められています。
[ロシア第5世代通常動力潜水艦プロジェクト「カリーナ」]

これと並行して『ルビーン』は、通常動力潜水艦の為の新たな非大気依存発電装置(AIP機関)改質型燃料電池の開発も進めています。
[ロシア海軍の通常動力潜水艦の為の非大気依存発電装置(AIP)の洋上試験の準備は進められている]


一方、中国海軍は、ロシアから輸入したプロジェクト877EKM/636(第3世代通常動力潜水艦)を参考にして国産通常動力潜水艦の開発と建造を進めており、1999年から2006年に掛けて039型潜水艦(ソン級)を14隻建造し、その次には、非大気依存発電装置(AIP機関)スターリングエンジンを搭載した039A型(ユアン級)を12隻建造しています。

039型潜水艦
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039A型潜水艦
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039A型潜水艦の次世代の通常動力潜水艦については、未だ具体的な情報は有りません。


そして今回、ロシア中国が共同で新世代通常動力潜水艦を設計する為の交渉が進められている事が明らかにされました。

この場合は、ロシア海軍第5世代通常動力潜水艦「カリーナ」級がベースになるかもしれません。


複数の国による共同での艦船設計は、それぞれの国のニーズ全てに対応する必要が有る為、上手く行かないケースも少なくありませんが、中国人民解放軍海軍の場合、元々はソ連製通常動力潜水艦の運用からスタートしていますし、現在でもロシア海軍と同系列の通常動力潜水艦(プロジェクト877EKM/636)を運用しているので、ロシア海軍と共通の通常動力潜水艦を新たに開発する事には、何ら問題は無いでしょう。
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ロシア海軍の為の対潜/対魚雷複合体パケート-NKは近代化される

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『タス通信』より
2020年8月24日20時2分配信
【開発者は対潜魚雷複合体「パケート-E/NK」が近代化されると述べた】
クビンカ/モスクワ州、8月24日/タス通信

小型対潜魚雷複合体「パケート-E/NK」は近代化される。
『タス通信』は、日曜日にフォーラム『アルミヤ-2020』株式会社『国立科学製造事業レギオン』(コーポレーション『戦術ミサイル兵器』へ加入)総取締役イーゴリ・クルイロフより伝えられた。

「小型対潜魚雷複合体パケート-E/NKは、更なる近代化が予定されております。
複合体の能力向上を目的とした主要な技術的解決策が開発され、実地発射により確認されております」
クルイロフ
は話した。

彼によると、「パケート-E/NK」は、輸出向けの艦の兵装の為に提示されている最小の対潜兵器複合体である。
「輸出が可能なプロジェクト艦(複合体を有する)を拡大する為の作業が行なわれております」
総取締役は指摘した。

これに加え、『国立科学製造事業レギオン』は、外国の潜在的な顧客の艦へ複合体を設置するオプションを提示しているとクルイロフは付け加えた。

対魚雷を伴う小型対潜魚雷複合体「パケート-E/NK」は、艦の近隣ゾーンでの潜水艦の撃破の為、更には艦を攻撃する魚雷の破壊の為に意図されている。
小型対潜魚雷複合体は、水上艦の根本的に新しい兵器システムであり、生残性の顕著な向上を可能にする。




「パケート-NK」は、ロシア海軍新世代水上戦闘艦に装備されている新型の対潜・対魚雷複合体であり、2008年に軍備採用されました。

「パケート-NK」は、プロジェクト20380コルベットプロジェクト20385コルベットプロジェクト22350フリゲートに装備されており、今後は、近代化改装される重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」、建造が始まったプロジェクト20386コルベッ、将来に建造される原子力駆逐艦「リデル」にも装備されます。

「パケート-NK」は2種類の324mm短魚雷を装備しており、対潜攻撃時の最大射程20km、対魚雷防御時の最大射程は1.4kmです。
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潜水艦攻撃用のMTT(小型熱機関魚雷)の弾頭重量は60kg、速力は30ノット~50ノット、深度600mまでの潜水艦を攻撃できます。
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対魚雷用のM-15(AT)は弾頭重量80kg、最大速力50ノット、深度800mまでの魚雷に対応できます。
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コーポレーション『戦術ロケット兵器』公式サイトより
【「パケート-E/NK」】


その「パケート-NK」も、軍備採用から10年以上が経過しており、現在、更なる改良が進められています。

既に改良型「パケート-NK」は、ロシア海軍の水上艦からの試射が行なわれているようです。

ロシア海軍の3隻のアレクサンドリト級対機雷防衛艦は遠隔操作無人対機雷複合体アレクサンドリト-ISPUMを装備している

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『タス通信』より
2020年8月23日19時20分配信
【3隻のプロジェクト12700掃海艦は最新のロシア製対機雷防衛複合体を受け取った】
クビンカ/モスクワ州、8月24日/タス通信

3隻のプロジェクト12700(アレクサンドリト)掃海艦は最新のロシア製対機雷防衛複合体「アレクサンドリト-ISPUM」を受け取った。
『タス通信』は日曜日にフォーラム『アルミヤ-2020』株式会社『国立科学製造事業レギオン』(コーポレーション『戦術ミサイル兵器』へ加入)総取締役イーゴリ・クルイロフより伝えられた。

「現在、『国立科学製造事業レギオン』は、6隻のプロジェクト12700対機雷防衛艦の為のアレクサンドリト-ISPUMの供給契約を締結しております。
複合体は既に、トップ艦アレクサンドル・オブホフ、更には掃海艦イワン・アントノフとウラジーミル・イェメリヤノフへ設置されております」
クルイロフ
は話した。

彼によると、現在、近代化が行なわれている掃海艦への複合体の設置の可能性が検討されている。
「複合体は、外国製の艦にも装備できる事は更に注目に値しますが、この過程は明確な困難さが伴います」
クルイロフ
は指摘した。

プロジェクト12700「アレクサンドリト」は、中央海洋設計局『アルマーズ』(『統合造船業営団』へ加入により開発された。
これらの艦は、新世代機雷防衛艦に属し、最新の海洋機雷へ対処する為に意図されており、新たな対機雷防衛艦は、危険なゾーンへ入らずに、それを海域の水上や、海底で探知できる。
機雷への対処の為に、それは、様々な種類の掃海具、更には遠隔操作及び自動無人水中装置を使用できる。



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サンクトペテルブルク『中部ネヴァ川造船工場』で建造されているロシア海軍新世代掃海艦プロジェクト12700「アレクサンドリト」は、船体が一体成型のガラス繊維強化プラスチックで造られており、世界最大級の非金属船体艦です。
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従来のソ連/ロシア海軍掃海艦は、外洋で活動する海洋掃海艦と、自軍基地周辺海域で活動する基地掃海艦に分けられていましたが、プロジェクト12700は、基地掃海艦海洋掃海艦を統合するものとなり、「対機雷防衛艦」とも呼ばれています。
(当初は基地掃海艦に分類されていたが、2016年に海洋掃海艦となった)


プロジェクト12700の1番艦「アレクサンドル・オブホフ」は、2011年9月22日に起工され、2014年6月27日に進水し、2016年12月9日に就役し、バルト艦隊へ編入されました。
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[新世代掃海艦プロジェクト12700の1番艦アレクサンドル・オブホフはロシア海軍へ就役し、バルト艦隊へ編入された]

2番艦「ゲオルギー・クルバトフ」は、2015年4月24日に起工されました。
[ロシア海軍の為の新型掃海艦ゲオルギー・クルバトフは起工された]
しかし、建造中の2016年6月7日夜に火災が発生し、この火災により焼けたガラス繊維強化プラスチック製船体を修復する為、同艦の進水は延期される事になりました。
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[ロシア海軍の新世代非金属複合材料対機雷防衛艦ゲオルギー・クルバトフは2020年9月に進水する]
現在の所、「ゲオルギー・クルバトフ」の就役は2021年初頭に予定されています。

「ゲオルギー・クルバトフ」の船体の修復中、同艦よりも後に起工された艦が先に就役、進水しました。

3番艦「イワン・アントノフ」は2017年1月25日に起工され、2018年4月25日に進水し、2019年1月26日に就役し、黒海艦隊へ編入されました。
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[新世代掃海艦イワン・アントノフはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された]
[ロシア海軍黒海艦隊の最新鋭対機雷防衛艦イワン・アントノフはセヴァストーポリへ到着した]

4番艦「ウラジーミル・イェメリヤノフ」は2017年4月20日に起工され、2019年5月30日に進水し、2019年12月28日に就役し、黒海艦隊へ編入されました。
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[最新鋭非金属複合材料対機雷防衛艦ウラジーミル・イェメリヤノフはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された]

5番艦「ヤーコフ・バリャーエフ」は2017年12月26日に起工され、2020年1月29日に進水しました。
2020年末の就役が予定されており、太平洋艦隊へ配備されます。
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[ロシア海軍太平洋艦隊の為の新世代非金属複合材料対機雷防衛艦ヤーコフ・バリャーエフはサンクトペテルブルクで進水した]
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の新世代非金属複合材料対機雷防衛艦ヤーコフ・バリャーエフは極東へ向かった]

6番艦「ピョートル・イリイチョーフ」は2018年7月25日に起工されました。
[ロシア海軍の為のアレクサンドリト級掃海艦6番艦ピョートル・イリイチョーフは起工された]

7番艦「アナトーリー・シレモフ」は、2019年7月12日に起工されました。
[ロシア海軍の為の第7のプロジェクト12700掃海艦アナトーリー・シレモフが起工された]

2020年7月24日に8番艦「レフ・チェルナヴィン」が起工されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の新世代非金属複合材料対機雷防衛艦レフ・チェルナヴィンはサンクトペテルブルクで起工された]

プロジェクト12700対機雷防衛艦は、遠隔操作無人対機雷ロボット「アレクサンドリト-ISPUM」を装備します。
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[ロシア海軍の最新掃海艦アレクサンドリト級は遠隔操作無人対機雷ロボットを装備する]

現在の所、プロジェクト12700対機雷防衛艦は、計12隻の建造が承認されています。
[ロシア海軍の為の新世代掃海艦アレクサンドリト級は12隻が建造される]
最終的には、30隻以上の建造が計画されています。

ロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの近代化改装の完了予定時期は2022年末から変更されていない

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2020年8月24日11時43分配信
【『統合造船業営団』は修理後の航空母艦「アドミラル・クズネツォフ」を期限通りに軍へ引き渡す予定である】
クビンカ(モスクワ州)、8月24日、インタファクス

ロシア唯一の航空母艦「アドミラル・クズネツォフ」の近代化のテンポは加速しており、ロシア海軍への引き渡し時期を延期する為の事情の発生など有ってはならない。
月曜日、『インタファクス』『統合造船業営団』のトップ、アレクセイ・ラフマノフより伝えられた。
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「我々には、確固たる確信が有ります。
ドック入りの時期、航空母艦の引き渡しの時期は、契約から変わる事は有りません。
海軍への引き渡しは、2022年に行なわれなければなりません」
ラフマノフ
フォーラム『アルミヤ-2020』において話した。

「請負業者の変更後、作業は、およそ3倍のテンポで進んでいる事を確信しております。
契約へ署名されたのが、ほんの2ヶ月前である事を考慮しても」
ラフマノフ
は、巡洋艦の近代化作業の現段階に関する質問に答え、こう話した。

6月29日、『インタファクス』オンライン記者会見において、ラフマノフは、航空母艦の修理の為の乾ドック建設の新たな請負業者との契約を締結した事を確認した。
「それは、非公開入札で選ばれた『オルゲネルゴストロイ』商会です。
私共は、充分な資金安定性を有し、我々に、来年夏までの期限の航空母艦のドック入りが可能である事を確信させたことにより、同社を選びました」

この時、ラフマノフは話した。

2019年12月12日、ムルマンスク工場で修理中の航空母艦「アドミラル・クズネツォフ」で火災が発生した。
予備データによると、火災は溶接作業中に起こった。
それは一昼夜で消火された。
火災の結果、2名が死亡し、更に14名が負傷した。
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ラフマノフが4月3日に『インタファクス』へ伝えたように、ロシア唯一の航空母艦が火災により被った損害は5億ルーブルになる。
彼の見立てによると、艦は2022年に海軍へ復帰するが、火災後の影響を取り除く必要が故に、以前の計画よりも5~6ヶ月遅れるだろう。

艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』は、2018年4月に航空母艦の技術的準備状態の回復及び近代化の国家契約を軍と締結した。

重航空巡洋艦は1982年に黒海造船工場の船台で起工された。
艦は50機以上の飛行装置を搭載できる。
伝えられているように、近代化中に「アドミラル・クズネツォフ」は、対空防衛複合体「パーンツィリ」の海上版、新たなボイラー、ポンプ、新たな飛行システム及び通信システムを得る。
艦には、主動力タービンの追加修理が控えている。



ロシア海軍唯一の「航空母艦」ウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」(1991年1月21日就役)は、シリア作戦(2016年11月~2017年1月)から帰投した翌年の2018年4月23日に近代化改装の契約が締結され、その直後に工事が開始されました。
[ロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの近代化改装の契約は締結された]


近代化改装の全容は明らかにされていませんが、兵装、電子機器、通信機器、航空艤装、戦闘情報管理システム、航空機管制複合体、火災探知システムなどは新型に変更される事になるようです。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは近代化改装により新たな通信システムを受け取る]
[ロシア海軍将来汎用揚陸艦の為の新たな戦闘情報管理システムが開発される]
[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフは航空隊と戦闘情報管理ステムを近代化する]
[ロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは近代化改装により新たな航空機管制複合体を装備する]

近代化改装を終えた「アドミラル・クズネツォフ」は、少なくとも20年間の就航が可能となります。
つまり、2040年頃までは現役に留まるという事です。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは近代化改装後、少なくとも2040年まで現役に留まる]

プロジェクト11435重航空巡洋艦(アドミラル・クズネツォフ)を設計した『ネフスキー計画設計局』により、「アドミラル・クズネツォフ」の新たな近代化改装案が作成されました。
[ネフスキー計画設計局はロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフの近代化改装の為の準備を進めている]
「アドミラル・クズネツォフ」には、新たな淡水化装置が設置されます。

「アドミラル・クズネツォフ」は、近代化改装により新型の高射ミサイル砲複合体「パーンツィリ-M」が装備されます。
[近代化改装されるウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは新たな高射ミサイル砲複合体パーンツィリ-Mを装備する]

更には、ロシア海軍新型フリゲート・プロジェクト22350(「アドミラル・ゴルシコフ」型)で初めて採用される最新の高射ミサイル複合体「ポリメント-リドゥート」の装備も計画されています。
[近代化改装されるウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは最新高射ミサイル複合体ポリメント-リドゥートを装備する]

「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装の費用については、これまでに様々な数字が出ていましたが、結局、約600億ルーブルに落ち着いたようです。
[ロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの近代化改装の費用は約600億ルーブルになる]

「アドミラル・クズネツォフ」機関(蒸気タービン)自体は変更されませんが、蒸気発生用のボイラーは8基全てが交換される事になり、2018年7月下旬からボイラーの撤去作業が始まりました。
[近代化改装されるロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフのボイラーの撤去作業が始まった]

蒸気タービン機関自体も大規模な修復が行なわれます。
[近代化改装されるロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは蒸気タービンエンジンを修復する]

「アドミラル・クズネツォフ」は、8基のボイラー(KVG-4)を、新たに製造されたボイラーKVG-4と交換します。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2018年9月4日8時0分配信
【情報筋:「アドミラル・クズネツォフ」の新たなロシア製ボイラーは25年と見積もられている】
新たなボイラーKVG-4の寿命は25年になります。


「アドミラル・クズネツォフ」は、2018年9月17日にムルマンスク北東のロスリャコヴォ第82艦船修理工場大型浮きドックPD-50へ入渠しました。
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[近代化改装されるロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは大型浮きドックPD-50へ入った]

2018年10月30日未明、大型浮きドックPD-50へ入渠していた「アドミラル・クズネツォフ」の出渠作業中、突然に電力供給が止まり、浮きドックは沈没しました。
[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフを修理中の浮きドックPD-50で事故が発生した]

この事故により、浮きドックPD-50のクレーン1基が「アドミラル・クズネツォフ」の飛行甲板へ落下し、甲板を損傷しました。
具体的には、飛行甲板に直径5メートル程の穴が開きました。

「アドミラル・クズネツォフ」は、事故後にロスリャコヴォからムルマンスク第35艦船修理工場へ回航され、第24埠頭(「アドミラル・クズネツォフ」がいつも停泊している場所)へ係留されました。

「アドミラル・クズネツォフ」の飛行甲板へ落下したクレーンは、12月下旬に撤去されました。
[浮きドックPD-50の沈没事故により航空母艦アドミラル・クズネツォフの飛行甲板へ落下したクレーンは完全に撤去されている]


「アドミラル・クズネツォフ」の火災探知システムは、予算の都合の為か、半分だけが新型に取り換えられることになるようです。
[近代化改装されるロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは火災探知システムの半分を新型に替える]

更には、電力供給体系(ケーブル線)の一部も更新されます。
[近代化改装されるロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは電力供給体系を部分的に更新する]

「アドミラル・クズネツォフ」から取り外された蒸気タービンエンジンは、サンクトペテルブルク『キーロフ-エネルゴマシュ』などへ送られ、修復されます。
その完了は2020年に予定されています。
[近代化改装中のロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの蒸気タービンエンジン修復は2020年に完了する]

「アドミラル・クズネツォフ」は、近代化改装により機関の能力もアップするようです。
[ロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは近代化改装により新たな能力を得る]


従来の『第35艦船修理工場』乾ドックのサイズでは、「アドミラル・クズネツォフ」は入渠できませんでしたが、これを、同艦が入渠できるサイズに拡張する計画は以前から有り、PD-50沈没事故を受け、これが実行に移される事になりました。
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[近代化改装中のロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは、ムルマンスク艦船修理工場の乾ドック拡張後にドック入りする]

『第35艦船修理工場』乾ドック拡張工事は、2019年7月以降に始まりました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフ近代化改装の為のムルマンスク艦船修理工場の乾ドック結合・拡張工事は既に始まっている]

「アドミラル・クズネツォフ」が、この乾ドックへ入渠するのは2021年夏に予定されています。

この乾ドックは、取りあえずは「アドミラル・クズネツォフ」が入渠できるように最低限の工事を行ない、その後、2023年までに恒久的な施設として完成させる予定です。

なお、乾ドック拡張工事の最中、請負業者と発注者『第35艦船修理工場』との間で金銭トラブルが発生した為、2020年6月下旬に新たな請負業者が選ばれ、工事が再開されました。
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2019年12月12日10時16分(モスクワ時間)、近代化改装工事中の重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」の第1発電機区画での溶接作業中に火災が発生しました。
[近代化改装工事中の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフで火災が発生した]
[ロシア海軍の航空母艦アドミラル・クズネツォフ火災事故(2019年12月12日)続報]
[ロシア海軍の航空母艦アドミラル・クズネツォフ火災事故(2019年12月12日)続報(その2)]
火災は24時間以内に鎮火されましたが、乗組員の士官2名が死亡し、他に14名が火災発生時の有毒ガスによる中毒で入院しました。

この火災により、「アドミラル・クズネツォフ」第1発電機区画が全焼しましたが、致命的な損傷は受けておらず、修理及び近代化改装作業は続行されています。
[ロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは、2019年12月12日の火災により致命的な損傷は受けておらず、修復及び近代化されて復帰する]

『統合造船業営団』総裁アレクセイ・ラフマノフ氏によると、「アドミラル・クズネツォフ」の火災による損害額は、3億ルーブル~3億5000万ルーブルになるとの事です。
[ロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの2019年12月12日の火災の損害額は3億5000万ルーブルと見積もられた]

現在の所、「アドミラル・クズネツォフ」が近代化改装を終えて復帰するのは、2022年末に予定されています。
[ロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの近代化改装は2022年末に完了する]
[ウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは2022年末にロシア海軍北方艦隊へ復帰する]

これに先立ち、2022年9月1日までに艦の塗装作業の完了が計画されており、その後、洋上試験が始まります。
[近代化改装されるロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは、2022年秋に洋上試験を開始する]

原子力水中無人機システム"ポセイドン"を搭載する特殊用途原子力潜水艦ハバロフスクは2021年に進水する

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『タス通信』より
2020年8月23日20時10分配信
【『セヴマシュ』トップ:「ポセイドン」搭載原子力潜水艦「ハバロフスク」の進水は2021年よりも前にはならない】
クビンカ/モスクワ州、8月23日/タス通信

無人水中装置「ポセイドン」を搭載するプロジェクト09851原子力潜水艦「ハバロフスク」の進水は2021年よりも前にはならない。
日曜日、『タス通信』『セヴマシュ』総取締役ミハイル・ブドニチェンコより伝えられた。

「2020年のハバロフスク進水は、全く計画されておりません」
彼は、国際軍事技術フォーラム『アルミヤ-2020』の控室で話した。

「ハバロフスク」は、第2の「ポセイドン」搭載艦である。
最初の「ポセイドン」搭載艦~プロジェクト09852潜水艦「ベルゴロド」は2019年4月23日に進水した。
その海軍への引き渡しは、今年9月に計画されている。
当初、これはプロジェクト949Aとして建造されたが、その後、特殊プロジェクトとして再起工された。
「ベルゴロド」「ハバロフスク」は、6基の装置「ポセイドン」を搭載しなければならない。

その後に「ポセイドン」と命名された水中装置の作成は、ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンが2018年3月の連邦教書演説で初めて述べた。

大統領によると、このような無人機は、広範囲の目標の破壊が可能な通常弾頭あるいは核弾頭を装備する。
無人機は無制限の航行距離を得て深度1キロメートル以上で動作する。



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プロジェクト09851特殊用途原子力潜水艦「ハバロフスク」は、2014年7月27日にセヴェロドヴィンスク『セヴマシュ』で起工されました。
[原子力潜水艦ハバロフスクはロシア海軍の日に起工された]
[秘密のプロジェクト09851特務原潜ハバロフスク]

「ハバロフスク」の詳細や具体的なスペック(艦の大きさなど)は、一切公表されていませんが、無人小型潜水艇を搭載するようです。
[ロシア海軍の為の特務原潜ハバロフスクの3Dモデルが作成された]

2018年5月下旬には船体の水圧試験(強度試験)が始まりました。
[ロシア海軍のプロジェクト09851特殊用途原子力潜水艦ハバロフスクの船体の水圧試験が始まった]

「ハバロフスク」は、原子力水中無人機(大洋多目的システム)「ポセイドン」の搭載母艦としての機能も有しており、合計6基の「ポセイドン」を搭載します。

[スーパーキャビテーション原子力水中無人機システム"ポセイドン"は2021年にロシア海軍へ制式採用される]

以前には、「ハバロフスク」の進水は、2020年の春~4月か5月に予定されていましたが、2020年6月末以降に延期されました。
[原子力水中無人機システム"ポセイドン"を搭載する特殊用途原子力潜水艦ハバロフスクは2020年5月に進水する]
[スーパーキャビテーション原子力水中無人機システム"ポセイドン"搭載原潜ハバロフスクは2020年春に進水し、2022年にロシア海軍へ就役する]
[原子力水中無人機システム"ポセイドン"を搭載する特殊用途原子力潜水艦ハバロフスクは2020年6月末以降に進水する]

そして「ハバロフスク」の進水は更に延期され、2021年になりました。


なお、2019年4月23日には、「ポセイドン」搭載原潜「ベルゴロド」が進水しています。

[ロシア海軍の為の特殊用途原子力潜水艦ベルゴロドは進水した]

「ベルゴロド」北方艦隊へ配備されるので(乗組員は北方艦隊から集められている)、「ハバロフスク」太平洋艦隊へ配備される可能性が高いでしょう。

近代化改装中のロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフへの兵装の取り付けが始まる

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『タス通信』より
2020年8月23日21時5分配信
【巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」で兵装の据え付けが始まる】
クビンカ/モスクワ州、8月23日/タス通信

海上でのプロジェクト11442M(コード名「オルラン」)重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」の艤装はスケジュール通りに進んでおり、艦への兵装の据え付けが始まる。
日曜日、『タス通信』『セヴマシュ』総取締役ミハイル・ブドニチェンコより伝えられた。

「8月に巡洋艦は注水貯水池から出ました(進水しました)。
現在、それは工場の岸壁に在り、艤装作業が行なわれており、それはスケジュール通りに進んでおります。
特に、機器、兵装、ケーブル線の据え付けが行なわれております」

彼は、国際軍事技術フォーラム『アルミヤ-2020』の控室で話した。

「契約によると、艦は2022年に海軍へ御引き渡ししなければなりません」
ブドニチェンコ
は指摘した。

「アドミラル・ナヒーモフ」は2021年に試験へ出発する事が想定されている。

巡洋艦は1999年から修理されている。
実際の作業は2013年から行なわれている。
近代化の主な結果は、巡洋艦の打撃力の目立った増強である。
それは、特に、各々が8基の有翼ミサイル「カリブル-NK」或いは「オーニクス」から成る10組の汎用艦載射撃複合体を搭載する。
将来的には、極超音速ミサイル「ツィルコン」を受け取る。



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プロジェクト11442重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」(1989年4月21日就役、旧名「カリーニン」)は、1999年8月にオーバーホールの為、セヴェロドヴィンスク『セヴマシュ』造船所へ回航されましたが、実際には殆ど作業は行なわれず(核燃料が撤去された程度)、岸壁に係留されていました。
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近代化改装の為の契約は2013年6月に締結され、以後、近代化改装工事が行なわれています。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の契約が締結された]
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2014年10月24日に『セヴマシュ』の屋外ドック(貯水池)へ入渠しました。
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[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフはセヴマシュ造船所の屋外ドックへ入渠した]

近代化改装に当たり、「アドミラル・ナヒーモフ」は兵装やレーダー等を含む古い各種機器を撤去、解体しました。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの古い各種機器の解体・撤去は2015年中に完了する]
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの機器の解体・撤去作業は完了した]

タービンエンジンはメーカー(サンクトペテルブルク『キーロフ・エネルゴマシュ』工場)へ送られ、修復されました。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフのタービンエンジンの修復が開始された]

「アドミラル・ナヒーモフ」へ設置される新たな各種機器(兵装)も発注されました。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の為の新たな兵器調達]

「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化改装の為、『セヴマシュ』は新たなガントリークレーン「ヴィーチャズィ」を導入しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の為の新たな大型クレーンが導入された]

「アドミラル・ナヒーモフ」は近代化改装により新たな情報管理システムが装備されます。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは近代化改装により新たな情報管理システムを受け取る]

2017年から大型機器の設置が始まりました。
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[近代化改装中のロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは2017年に大型機器の設置を開始する]

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近代化される「アドミラル・ナヒーモフ」には、遠距離高射ミサイル複合体「フォルト-M」高射ミサイル砲複合体「パーンツィリ-M」、そして超音速対艦ミサイル「オーニクス」及び打撃有翼ミサイル「カリブル」を発射できる汎用ミサイル垂直発射機3S-14対潜/対魚雷複合体「パケート-NK」対潜ミサイル複合体「オトヴェート」などが装備されます。

2020年3月末から、以前にメーカー修理へ出したタービンエンジンの取り付けが始まりました。
[近代化改装中のロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは修復されたタービンエンジンを設置する]
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2020年8月18日、「アドミラル・ナヒーモフ」『セヴマシュ』の屋外ドック(貯水池)から再進水し、同社の艤装岸壁へ移動しました。
[近代化改装中のロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは屋外ドックから再進水した]

兵装や電子機器類の殆ど全てを入れ替える「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化改装は、当初は2018年末~2019年前半頃に完了すると伝えられましたが、その後、2020年末2021年末、2022年と何度も延期され、2023年という話も出てきました。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装は2022年に完了する]
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装は2022~2023年に完了する]

現在の所、「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化改装の完了は2022年末に予定されています。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装は2022年末に完了する]
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは2022年末に近代化改装を終えてロシア海軍北方艦隊へ復帰する]

近代化された「アドミラル・ナヒーモフ」は、30~40年に渡り現役に留まります。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは近代化改装を終えた後、30-40年間に渡り現役に留まる]

「アドミラル・ナヒーモフ」に続いて同型艦「ピョートル・ヴェリキー」も近代化改装が行なわれます。
[ロシア海軍北方艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーの近代化改装は限定的なものとなる]

ロシア造船業界は重戦略用途原子力水中巡洋艦アルハンゲリスクとセヴェルスターリを水中タンカーへ改造する用意がある

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『タス通信』より
2020年8月23日15時19分配信
【『統合造船業営団』は世界最大の潜水艦プロジェクト941を基にした水中タンカーを作成する用意がある】
モスクワ、8月23日/タス通信

『統合造船業営団』は、プロジェクト941戦略原子力潜水艦「セヴェルスターリ」「アルハンゲリスク」を基にした水中タンカーを作成する用意がある。
このような艦1隻は、900億ルーブルの費用が掛かる。
日曜日、フォーラム『アルミヤ-2020』での『タス通信』のインタビューに対し、『統合造船業営団』総取締役アレクセイ・ラフマノフは述べた。

「このようなタンカーの構想は、完全に消えたわけでは無く、私共は、それを喜んで建造する用意があります。
結局のところ、ミサイルや燃料を運送するのに、どのような差異が有るのでしょうか?
海上航行の安全性の観点からは、このようなタンカーは適切な設計です。
水中では、例えば、嵐は酷くありませんからね」
ラフマノフ
は、潜水艦「セヴェルスターリ」「アルハンゲリスク」から水中タンカーを作成する可能性についての質問に答え、こう話した。

しかし、『統合造船業営団』のトップは、このような艦を作成する費用は高くなることを指摘した。
「水中タンカーには、800億~900億ルーブルの費用が掛かるでしょう(価格は設計局が算定したものであり、決定案の少なくとも30パーセントは、現行の設計から流用される事を考慮している)。
このプロジェクトにより得られる経済効果は、『薄い』と言えるでしょう」
ラフマノフ
は説明した。

現在、弾道ミサイル搭載艦だった2隻のプロジェクト941潜水艦「セヴェルスターリ」「アルハンゲリスク」海軍から除籍され、セヴェロドヴィンスク艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』で放置されている。
将来的には、解体が計画されている。

以前には、これらの潜水艦有翼ミサイルで再武装するという意見が提示された。
専門家によると、「アルハンゲリスク」「セヴェルスターリ」は、各々が200基のミサイル「カリブル」を搭載できる。



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ロシア・ソ連潜水艦総合情報サイト『ディープストーム』より
【プロジェクト941「アクラ」(NATOコード名「タイフーン」)】
プロジェクト941「アクラ」重戦略用途原子力水中巡洋艦(タイフーン級)は、1981年~1989年に6隻が就役しましたが、現役に留まっているのは1隻のみであり、既に3隻が解体されています。

・TK-208
1976年6月30日起工/1980年9月27日進水/1981年12月29日納入/1982年12月14日就役
1989年1月20日に近代化の為予備役編入、1991年よりプロジェクト941U近代化改装を始めるが資金不足の為に工事中断
1996年にプロジェクト941UMとして近代化改装工事を再開、2000年12月7日に「ドミトリー・ドンスコイ」と命名、2002年6月26日再進水、2004年12月再就役

・TK-202
1978年4月22日起工/1982年9月23日進水/1983年12月28日納入/1983年12月31日就役
1999年除籍、2005~2007年にセヴェロドヴィンスクで解体

・TK-12
1980年4月19日起工/1983年12月17日進水/1984年12月26日納入/1984年12月27日就役
1996年予備役編入、2000年除籍、2006~2007年にセヴェロドヴィンスクで解体

・TK-13
1982年2月23日起工/1985年4月30日進水/1985年12月26日納入/1985年12月30日就役
1997年除籍、2007~2009年にセヴェロドヴィンスクで解体

・TK-17
1983年8月9日起工/1986年12月12日進水/1987年12月15日納入/1987年12月25日就役
2002年11月18日に「アルハンゲリスク」と命名、2005年1月26日予備役編入、2009年7月にセヴェロドヴィンスクへ回航、以後同地で係留保管

・TK-20
1985年8月27日起工/1989年4月11日進水/1989年12月19日納入/1989年12月22日就役
2000年6月20日に「セヴェルスターリ」と命名、2001年10月にセヴェロドヴィンスクへ回航、2004年4月29日予備役編入、以後係留保管


ただ1隻のプロジェクト941の現役艦「ドミートリー·ドンスコイ」は既に艦齢35年ですが、当面は現役に留まります。
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[重戦略用途原子力水中巡洋艦ドミトリー・ドンスコイはロシア海軍で現役に留まり続ける]

あとの2隻~「アルハンゲリスク」「セヴェルスターリ」は既に退役しており、現在はセヴェロドヴィンスクで係留保管されています。

2013年5月、この2隻を解体するという話が出てきましたが、未だ実行には移されていません。
[タイフーン級戦略原潜セヴェルスターリとアルハンゲリスクは除籍、解体される]


「アルハンゲリスク」「セヴェルスターリ」は、2016年以降に弾道ミサイル発射筒の封印作業が行なわれました。
これはアメリカとの戦略兵器削減条約に基づく措置です。
[ロシア海軍のタイフーン級戦略原潜アルハンゲリスクは2016年に弾道ミサイル発射筒が使用不能にされる]

しかし、「アルハンゲリスク」「セヴェルスターリ」の処分(解体)そのものに関しては、未だ正式には決定されていません。
[ロシア海軍のタイフーン級戦略原潜アルハンゲリスクとセヴェルスターリの解体は未だ決定されていない]
[ロシア海軍のタイフーン級戦略原潜アルハンゲリスクとセヴェルスターリの解体に関する決定は保留されている]

『ロスアトム』は、2020年以降に「アルハンゲリスク」「セヴェルスターリ」を解体する意向のようです。
[ロシア海軍の重戦略用途原子力水中巡洋艦アルハンゲリスクとセヴェルスターリは2020年以降に解体される]

今回の『統合造船業営団』総取締役アレクセイ・ラフマノフ氏の発言にしても、「アルハンゲリスク」「セヴェルスターリ」水中タンカーへ改造する具体的な計画や発注が有るわけでは無く、「やれと言われれば出来る」「そのような発注が有れば応じる事は出来る」といった程度のものに過ぎません。

ロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの2019年12月12日の火災の損害額は3億5000万ルーブルと見積もられた

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『タス通信』より
2020年8月23日15時9分配信
【『統合造船業営団』は「アドミラル・クズネツォフ」の火災後の復旧を3億5000万ルーブルと見積もった】
モスクワ、8月23日/タス通信

『統合造船業営団』航空母艦「アドミラル・クズネツォフ」が火災により被った損害額の計算を完了し、艦の復旧には最大で3億5000万ルーブル掛かる。
日曜日、フォーラム『アルミヤ-2020』での『タス通信』のインタビューに対し、『統合造船業営団』総取締役アレクセイ・ラフマノフは述べた。

「今日において、私共は修復に掛かる費用がどの程度かを計算しております。
総予算は、3億ルーブル~3億5000万ルーブルの範囲内です。
私共にとって幸いな事に、火災は、艦へ重大な影響を与えておりませんし、この出来事がアドミラル・クズネツォフの修理完了に何らかの影響を及ぼすと見なす理由は有りません」
ラフマノフ
は話した。

彼は、現在、「アドミラル・クズネツォフ」では集約的な作業が展開されており、艦のドック入りは、計画通り2021年夏に行なわれなければならない事を指摘した。
艦のロシア海軍への引き渡しは、以前と同様に2022年に計画されている。

『統合造船業営団』のトップは、航空母艦のドック入りは、国防省との合意の下で建設されている臨時ドックで行なわれると説明した。
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2023年には、この臨時ドックは、北方艦隊の艦の定期作業の為の主要施設へ変わらなければならない。

「アドミラル・クズネツォフ」は、シリア沖での戦闘勤務後の2017年に修理を始めた。
2018年10月30日、航空母艦ロスリャコヴォ第82艦船修理工場浮きドックPD-50から出る際、ドックが沈没した。
傾斜が発生したが故に、航空母艦の甲板へクレーンが落下した。
2019年12月12日、艦で火災が発生した。
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現在、「アドミラル・クズネツォフ」は、第35艦船修理工場(ムルマンスク『ズヴェズドーチカ』支所)に在る。
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ロシア海軍唯一の「航空母艦」ウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」(1991年1月21日就役)は、シリア作戦(2016年11月~2017年1月)から帰投した翌年の2018年4月23日に近代化改装の契約が締結され、その直後に工事が開始されました。
[ロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの近代化改装の契約は締結された]


近代化改装の全容は明らかにされていませんが、兵装、電子機器、通信機器、航空艤装、戦闘情報管理システム、航空機管制複合体、火災探知システムなどは新型に変更される事になるようです。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは近代化改装により新たな通信システムを受け取る]
[ロシア海軍将来汎用揚陸艦の為の新たな戦闘情報管理システムが開発される]
[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフは航空隊と戦闘情報管理ステムを近代化する]
[ロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは近代化改装により新たな航空機管制複合体を装備する]

近代化改装を終えた「アドミラル・クズネツォフ」は、少なくとも20年間の就航が可能となります。
つまり、2040年頃までは現役に留まるという事です。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは近代化改装後、少なくとも2040年まで現役に留まる]

プロジェクト11435重航空巡洋艦(アドミラル・クズネツォフ)を設計した『ネフスキー計画設計局』により、「アドミラル・クズネツォフ」の新たな近代化改装案が作成されました。
[ネフスキー計画設計局はロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフの近代化改装の為の準備を進めている]
「アドミラル・クズネツォフ」には、新たな淡水化装置が設置されます。

「アドミラル・クズネツォフ」は、近代化改装により新型の高射ミサイル砲複合体「パーンツィリ-M」が装備されます。
[近代化改装されるウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは新たな高射ミサイル砲複合体パーンツィリ-Mを装備する]

更には、ロシア海軍新型フリゲート・プロジェクト22350(「アドミラル・ゴルシコフ」型)で初めて採用される最新の高射ミサイル複合体「ポリメント-リドゥート」の装備も計画されています。
[近代化改装されるウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは最新高射ミサイル複合体ポリメント-リドゥートを装備する]

「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装の費用については、これまでに様々な数字が出ていましたが、結局、約600億ルーブルに落ち着いたようです。
[ロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの近代化改装の費用は約600億ルーブルになる]

「アドミラル・クズネツォフ」機関(蒸気タービン)自体は変更されませんが、蒸気発生用のボイラーは8基全てが交換される事になり、2018年7月下旬からボイラーの撤去作業が始まりました。
[近代化改装されるロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフのボイラーの撤去作業が始まった]

蒸気タービン機関自体も大規模な修復が行なわれます。
[近代化改装されるロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは蒸気タービンエンジンを修復する]

「アドミラル・クズネツォフ」は、8基のボイラー(KVG-4)を、新たに製造されたボイラーKVG-4と交換します。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2018年9月4日8時0分配信
【情報筋:「アドミラル・クズネツォフ」の新たなロシア製ボイラーは25年と見積もられている】
新たなボイラーKVG-4の寿命は25年になります。


「アドミラル・クズネツォフ」は、2018年9月17日にムルマンスク北東のロスリャコヴォ第82艦船修理工場大型浮きドックPD-50へ入渠しました。
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[近代化改装されるロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは大型浮きドックPD-50へ入った]

2018年10月30日未明、大型浮きドックPD-50へ入渠していた「アドミラル・クズネツォフ」の出渠作業中、突然に電力供給が止まり、浮きドックは沈没しました。
[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフを修理中の浮きドックPD-50で事故が発生した]

この事故により、浮きドックPD-50のクレーン1基が「アドミラル・クズネツォフ」の飛行甲板へ落下し、甲板を損傷しました。
具体的には、飛行甲板に直径5メートル程の穴が開きました。

「アドミラル・クズネツォフ」は、事故後にロスリャコヴォからムルマンスク第35艦船修理工場へ回航され、第24埠頭(「アドミラル・クズネツォフ」がいつも停泊している場所)へ係留されました。

「アドミラル・クズネツォフ」の飛行甲板へ落下したクレーンは、12月下旬に撤去されました。
[浮きドックPD-50の沈没事故により航空母艦アドミラル・クズネツォフの飛行甲板へ落下したクレーンは完全に撤去されている]


「アドミラル・クズネツォフ」の火災探知システムは、予算の都合の為か、半分だけが新型に取り換えられることになるようです。
[近代化改装されるロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは火災探知システムの半分を新型に替える]

更には、電力供給体系(ケーブル線)の一部も更新されます。
[近代化改装されるロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは電力供給体系を部分的に更新する]

「アドミラル・クズネツォフ」から取り外された蒸気タービンエンジンは、サンクトペテルブルク『キーロフ-エネルゴマシュ』などへ送られ、修復されます。
その完了は2020年に予定されています。
[近代化改装中のロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの蒸気タービンエンジン修復は2020年に完了する]

「アドミラル・クズネツォフ」は、近代化改装により機関の能力もアップするようです。
[ロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは近代化改装により新たな能力を得る]


従来の『第35艦船修理工場』乾ドックのサイズでは、「アドミラル・クズネツォフ」は入渠できませんでしたが、これを、同艦が入渠できるサイズに拡張する計画は以前から有り、PD-50沈没事故を受け、これが実行に移される事になりました。
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[近代化改装中のロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは、ムルマンスク艦船修理工場の乾ドック拡張後にドック入りする]

『第35艦船修理工場』乾ドック拡張工事は、2019年7月以降に始まりました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフ近代化改装の為のムルマンスク艦船修理工場の乾ドック結合・拡張工事は既に始まっている]

「アドミラル・クズネツォフ」が、この乾ドックへ入渠するのは2021年夏に予定されています。

この乾ドックは、取りあえずは「アドミラル・クズネツォフ」が入渠できるように最低限の工事を行ない、その後、2023年までに恒久的な施設として完成させる予定です。


2019年12月12日10時16分(モスクワ時間)、近代化改装工事中の重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」の第1発電機区画での溶接作業中に火災が発生しました。
[近代化改装工事中の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフで火災が発生した]
[ロシア海軍の航空母艦アドミラル・クズネツォフ火災事故(2019年12月12日)続報]
[ロシア海軍の航空母艦アドミラル・クズネツォフ火災事故(2019年12月12日)続報(その2)]
火災は24時間以内に鎮火されましたが、乗組員の士官2名が死亡し、他に14名が火災発生時の有毒ガスによる中毒で入院しました。

この火災により、「アドミラル・クズネツォフ」第1発電機区画が全焼しましたが、致命的な損傷は受けておらず、修理及び近代化改装作業は続行されています。
[ロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは、2019年12月12日の火災により致命的な損傷は受けておらず、修復及び近代化されて復帰する]

『統合造船業営団』総裁アレクセイ・ラフマノフ氏によると、「アドミラル・クズネツォフ」の火災による損害額は、3億ルーブル~3億5000万ルーブルになるとの事です。

現在の所、「アドミラル・クズネツォフ」が近代化改装を終えて復帰するのは、2022年末に予定されています。
[ロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの近代化改装は2022年末に完了する]
[ウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは2022年末にロシア海軍北方艦隊へ復帰する]

これに先立ち、2022年9月1日までに艦の塗装作業の完了が計画されており、その後、洋上試験が始まります。
[近代化改装されるロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは、2022年秋に洋上試験を開始する]

ロシア海軍北方艦隊の第9次北極遠征部隊の軍艦はドゥディンカで公開された

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2020年8月20日14時53分配信
【北方艦隊北極グループの艦はタイミル住民の訪問の為にドゥディンカで公開された】

本日(8月20日)、北方艦隊の部隊の兵種間演習へ参加する為にドゥディンカ港へ到着した北方艦隊北極グループの艦は、タイミル住民の訪問の為に公開された。

軍事船員は、大型対潜艦「セヴェロモルスク」大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」及び「コンドポガ」の見学旅行プログラムを用意した。

対潜艦ヘリコプター発着場では、訪問者の見学の為に捜索救助ヘリコプターKa-27が展示され、揚陸艦の中甲板の扉では射撃兵器の展示が用意された。
全ての艦では、写真撮影の為の特別な場所が提供された。
訓練を受けた士官は、艦の歴史、基礎的な技術的特性と戦闘能力についてゲストへ話した。

北方艦隊の艦の見学旅行は、伝染病の持ち込み及び拡大の排除へ指向される衛生-防疫措置に従って実施された。
見学旅行グループは10名で構成され、全ての艦の訪問者の為に、マスクモードと体温測定が義務付けられた。

北方艦隊の艦は、8月30日まで訪問の為に入る事が出来る。
北方艦隊船員タイミルへの滞在は、地元住民に大いなる関心を引き起こした。
昨年、北方艦隊の艦の見学プログラム中、1万人以上のタイミル住民がドゥディンカを訪れた。



通算9度目となるロシア北方艦隊北極圏への遠距離航海は、2020年8月5日に始まりました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船部隊は9回目の北極圏航海へ出発した]

指揮官は、2018年と2019年の北極遠征と同様の北方艦隊副司令官オレグ・ゴルべフ中将です。

[北方艦隊北極支隊](オレグ・ゴルべフ中将)
大型対潜艦「セヴェロモルスク」(619)
大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」(031)
大型揚陸艦「コンドポガ」(027)
海洋掃海艦「ウラジーミル・グマネンコ」(811)
救助曳船「パミール」
大型海洋給油船「セルゲイ・オシポフ」
サルベージ船KIL-143
砕氷船「イリヤー・ムーロメツ」


北極遠征部隊は、8月8日にカラ海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の北極遠征部隊はカラ海へ入った]

8月10日にタイミル半島ディクソン港へ到着しました。
[ロシア海軍北方艦隊の第9次北極遠征部隊はディクソン港へ到着した]
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その後、北極遠征部隊エニセイ川を南下してドゥディンカ港へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の第9次北極遠征部隊はエニセイ川を南下してドゥディンカ港へ向かった]

8月15日にドゥディンカ港へ到着しました。
[ロシア海軍北方艦隊の第9次北極遠征部隊はドゥディンカ港へ到着した]
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北極遠征部隊は、8月18日にドゥディンカ周辺で上陸戦闘演習を行ないました。

[ロシア海軍北方艦隊の第9次北極遠征部隊はドゥディンカで上陸戦闘演習を行なった]

その後、大型対潜艦「セヴェロモルスク」、大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」、「コンドポガ」の3隻はドゥディンカで地元住民へ公開されました。


なお、現在、「セヴェロモルスク」を含め、北方艦隊太平洋艦隊の計4隻のプロジェクト1155大型対潜艦が遠距離航海を行なっています。

北方艦隊大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、8月初頭から地中海への遠距離航海を開始しました。
[大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ遠距離航海(2020年8月-)]

太平洋艦隊大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」「アドミラル・ヴィノグラードフ」は、8月1日に東南アジアへの遠距離航海へ出発しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・トリブツとアドミラル・ヴィノグラードフは東南アジアへの遠距離航海へ出発した]

ロシア海軍バルト艦隊の最新小型ロケット艦ゼリョヌイ・ドルとオジンツォボは北方艦隊基地へ到着した

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2020年8月19日17時5分配信
【北方艦隊は最新小型ロケット艦の試験の支援を準備する】

本日(8月19日)、北方艦隊主要基地セヴェロモルスクへ、バルト艦隊プロジェクト21631小型ロケット艦「ゼリョヌイ・ドル」~近代化された「ブヤン-M」シリーズの4番艦で、有翼ミサイル「カリブル」を装備する~が到着した。

同日、セヴェロドヴィンスクへ、バルト艦隊の為に建造された更なる「カリブル」装備の小型ロケット艦「オジンツォボ」が到着した。
これは、プロジェクト22800艦である。

北方艦隊の部隊の支援の為の然るべき準備の後、最新小型ロケット艦の乗組員は、バレンツ海及び白海ミサイル兵器複合体の試験へ着手する。

小型ロケット艦は、内部水路交通線と白海運河システムで北方艦隊への移動を行なった。

先週、北方艦隊白海海軍基地へ、黒海艦隊プロジェクト22160哨戒艦のトップ「ワシーリー・ブイコフ」が移動を行なった。
こちらも同様に、北方艦隊の部隊が白海エリアでの海上兵器システムの試験実施を支援する。

北方艦隊は、様々な兵器複合体の実地射撃実施を含む最新の艦及び潜水艦の試験の支援の豊富な経験を有している。
今年だけでも、北方艦隊は、最新の戦略用途ロケット水中巡洋艦「クニャージ・ウラジーミル」の試験及びミサイル射撃を支援し、プロジェクト885M(ヤーセン-M)原子力潜水艦のトップ「カザン」の試験の支援を続けている。



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プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦の4番艦「ゼリョヌイ・ドル」は、ロシア内陸部ゼレノドリスク『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク工場』で2012年8月29日に起工され、2015年4月2日に進水し、2015年12月12日にロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入されました。

2016年10月にはバルト海へ回航され、10月末にバルト艦隊へ転属しました。
[ロシア海軍の最新鋭小型ロケット艦ゼリョヌイ・ドル&セルプホフ近影]


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プロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦の3番艦「シクヴァル」は、2016年7月29日にサンクトペテルブルク近郊の『ペラ』造船所で起工されました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト22800小型ロケット艦シクヴァルは起工された]

2018年5月5日に進水しました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト22800カラクルト級小型ロケット艦の3番艦シクヴァルは進水した]
その後、「オジンツォボ」と改名されました。

2020年5月20日にバルト海で洋上試験を開始しました。
[高射複合体パーンツィリ-Mを装備するカラクルト級小型ロケット艦3番艦オジンツォボはバルト海で洋上試験を開始した]


2020年8月、2隻の小型ロケット艦ロシア内陸水路経由でバルト海から白海及びバレンツ海へ回航され、「ゼリョヌイ・ドル」セヴェロモルスク「オジンツォボ」セヴェロドヴィンスクへ到着しました。
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今後、2隻の小型ロケット艦バレンツ海白海で兵器の試験を行ないます。

ロシア海軍太平洋艦隊の高空迎撃戦闘機MiG-31BMは高度2万メートル以上で迎撃闘訓練を行なった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2020年8月20日8時30分配信
【カムチャツカの太平洋艦隊海上航空隊の迎撃戦闘機MiG-31は高度2万メートル以上で空中戦闘を実施した】

カムチャツカロシア北東軍集団独立混成航空連隊戦闘機飛行士の戦闘訓練計画の枠組みにおいて、限界に近い高空でロシア空域への仮想侵犯機を迎撃する訓練が実施された。
それは、対空防衛の戦闘当直へ就く為に必要な乗員の操縦技量を向上させる段階の1つとなった。

空中戦闘には、近代化された迎撃戦闘機MiG-31BMが関わった。

空中境界線への侵犯機の役割は、前述の航空機の内の1機が演じた。
その乗員の前には、超音速、高度2万メートル以上でロシア空域へ侵入し、規定の境界線を通過し、探知された場合には追跡から逃れる任務が有った。

目標を迎撃する為、他の高空迎撃戦闘機MiG-31BMが発進し、独自に敵の捜索を行なった。
目標を捕えた後、飛行士は、「空対空」クラスの長距離ミサイルの電子発射を行なった。
客観的な観測データによると、目標は成功裏に撃破された。



[高空迎撃戦闘機MiG-31(ロシア太平洋艦隊)]
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カムチャツカ半島エリゾヴォ飛行場には、太平洋艦隊海軍航空隊迎撃戦闘機MiG-31が駐留しています。

エリゾヴォ基地
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エリゾヴォ基地MiG-31
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このMiG-31は、元々はロシア防空軍第865独立戦闘機航空連隊(1989年にSu-15からMiG-31へ機種改編)に所属していたのですが、防空軍空軍と合併した後の1998年7月1日に海軍航空隊へ移管されました。

その後、第865独立戦闘機航空連隊は廃止され、第317混成航空連隊の下の1個飛行隊へ改編されました。

現在は、約20機のMiG-31が配備されています。


現在、ロシア航空宇宙軍MiG-31は、電子機器を換装し、対地/対艦ミサイルの運用能力を付与するMiG-31BMへの近代化改修を行なっています。



太平洋艦隊海軍航空隊所属のMiG-31MiG-31BMへ改修される事になり、2019年2月20日に最初の2機がカムチャツカエリゾヴォ飛行場へ到着しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊へ近代化改修された高空迎撃戦闘機MiG-31BMが配備された]
[ロシア海軍太平洋艦隊航空隊は近代化改修された高空迎撃戦闘機MiG-31BMの慣熟訓練を進めている]
[ロシア海軍太平洋艦隊航空隊は近代化改修された高空迎撃戦闘機MiG-31BMの飛行訓練を行なっている]
[ロシア海軍太平洋艦隊の高空迎撃戦闘機MiG-31BMは空中戦闘訓練を行なった]

2020年2月8日、次のMiG-31BMエリゾヴォへ到着しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊航空隊へ高空迎撃戦闘機MiG-31BMが配備された]


現在の所、太平洋艦隊海軍航空隊では、第317混成航空連隊の下に1個飛行隊が配備されているMiG-31ですが、今後は更なる1個飛行隊が増強される事になるようです。
[カムチャツカに駐留するロシア海軍太平洋艦隊の高空迎撃戦闘機MiG-31は増強される]

ロシア海軍太平洋艦隊の為の第2のプロジェクト06363潜水艦ヴォルホフはバルト海で最終洋上試験を開始した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2020年8月18日16時11分配信
【バルト艦隊はディーゼルエレクトリック潜水艦「ヴォルホフ」の国家試験を支援する】

バルト艦隊コルベット「ボイキー」、小型対潜艦「カバルダ・バルカル」、水路調査船「シビリャコフ」は、バルト海の戦闘訓練海域におけるディーゼルエレクトリック潜水艦「ヴォルホフ」の国家試験の実施を支援している。

ディーゼルエレクトリック潜水艦の乗組員は、試験の枠組みで様々な深度への潜航を行ない、これに加え、潜水艦乗員は海上に居る業界の代表と共に、システム及びメカニズムの動作性能を確認し、水中及び水上位置で兵器及び機器装置の点検を行ない、潜水艦の最大速力試験を行ない、更に水中音響ステーション及び電波工学手段の動作を点検する。

国家試験は、あらゆる艦の建造課程における必須の段階であり、航行条件下で、そのシステム及びメカニズムが、承認された仕様、図面、技術的目録及び操作指示書に沿っている事を確認する目的で行なわれる。

バルト海の海上射爆場では、恒常的にロシア海軍及び外国海軍の為の新たな機材の様々な種類及び段階の試験が行なわれている。
これらの活動の支援には、バルト艦隊艦、支援船、救助部隊、海上航空隊が常に関わっている。



[プロジェクト06363潜水艦(黒海艦隊)]
ロシア海軍の為のプロジェクト06363潜水艦は、黒海艦隊向けの6隻が2014年~2016年に就役しました。
全てサンクトペテルブルク『アドミラルティ造船所』で建造されています。
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プロジェクト06363は、プロジェクト877(キロ級)の輸出型プロジェクト636を更に改良したタイプであり、今後建造される第5世代通常動力潜水艦「カリーナ」級の開発設計作業の成果も一部取り入れられています。
[ロシアは第5世代潜水艦の設計作業を始めている]

プロジェクト06363潜水艦は、有翼ミサイル「カリブル」を標準装備しています。
(533mm魚雷発射管から発射する)

黒海艦隊06363は、既にシリア有翼ミサイル「カリブル」を実戦使用しています。
[ロシア海軍はシリアのテロ組織へ100発の巡航ミサイル"カリブル"を発射した]


[プロジェクト06363潜水艦(太平洋艦隊)]
そして太平洋艦隊向けにも6隻の06363潜水艦『アドミラルティ造船所』で建造される事になり、建造契約は2016年9月7日に締結されました。
[サンクトペテルブルクのアドミラルティ造船所はロシア海軍太平洋艦隊の為の6隻のプロジェクト06363潜水艦の建造契約を締結した]

2017年7月28日に最初の2隻~1番艦「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」と2番艦「ヴォルホフ」が同時に起工されました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーとヴォルホフはサンクトペテルブルクで起工された]

B-274「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」は、2019年11月25日にロシア海軍へ就役しました。

[プロジェクト06363潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーはロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]

B-603「ヴォルホフ」は、2019年12月26日に進水しました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第2のプロジェクト06363潜水艦ヴォルホフはサンクトペテルブルクで進水した]

2020年3月2日から造船所の岸壁で係留試験を開始しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第2のプロジェクト06363潜水艦ヴォルホフはサンクトペテルブルクで係留試験を開始した]

2020年6月18日には最初の航行試験(工場航行試験)へ出発しました。
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[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第2のプロジェクト06363潜水艦ヴォルホフは2020年7月中旬に洋上試験の第1段階を終える]
工場航行試験は7月21日に完了し、「ヴォルホフ」『アドミラルティ造船所』へ戻りました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第2のプロジェクト06363潜水艦ヴォルホフは洋上試験の第1段階を完了した]
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最終洋上試験となる国家試験は8月中旬に開始されました。

国家試験が完了すれば、潜水艦の引き渡しの準備が始まります。

「ヴォルホフ」は2020年11月末にロシア海軍への引き渡しが予定されています。
[太平洋艦隊の為の第2のプロジェクト06363潜水艦ヴォルホフは2020年にロシア海軍へ就役する]


太平洋艦隊向けの06363の3番艦B-602「マガダン」と4番艦B-588「ウファ」は、2019年11月1日に起工されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦マガダンとウファはサンクトペテルブルクで起工された]

5番艦と6番艦は2020年に起工されます。

太平洋艦隊向けの06363潜水艦6隻の建造は、2022年までに完了します。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦6隻の建造は2022年に完了する]

ロシア海軍北方艦隊の第9次北極遠征部隊はドゥディンカで上陸戦闘演習を行なった

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2020年8月18日15時10分配信
【タイミルで北方艦隊の海上揚陸部隊の上陸戦闘演習が行なわれた】

本日(8月18日)、タイミル半島エニセイ川ドゥディンカ地域において、無防備の海岸での海上揚陸部隊の上陸戦闘演習活動実施の戦術演習が行なわれた。

演習には、北方艦隊の艦の乗組員、軍団及び海軍歩兵旅団の将兵及び車両、更には北方艦隊北極グループに加わっているヘリコプター群が参加した。

演習計画の下で、北方艦隊グループは、橋頭堡を占領した仮想テロリストを撃退し、海上揚陸部隊の車両の上陸を保障し、北極ゾーンの重要な産業施設を防衛する為に半島領域の奥深くへ更なる攻勢を展開する必要が有った。

演習戦闘は、仮想テロリストの位置への航空打撃で始まった。
その後、大型対潜艦「セヴェロモルスク」AK-100砲塔及び大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」「コンドポガ」AK-725の戦闘班は、沿岸の隠された位置へ砲火を開き、仮想敵の火点を制圧した。

その後、ヘリコプターKa-27は海岸へ海軍歩兵部隊を移動させ、地雷原を除去し、その場所への車両の上陸を準備する為に高速艇で沿岸へ送り届けられた戦闘工兵グループの防護を保障した。
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海上揚陸部隊の車両の上陸の準備が整った後、大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」「コンドポガ」が沿岸へ接近した。
艦の中甲板から、20両以上の装輪及び装軌車両:BTR-82A、SAU 2S1「グヴォズディカ」、TTM-4902PS-10が「支点」方式で上陸した。
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演習指導部の予備評価によると、海上揚陸部隊の上陸支援に関わった全ての要員は、海上揚陸部隊の上陸戦闘実施、沿岸橋頭堡の占領及び保持の為の戦術合同活動への取り組みの品質において、高い水準の戦闘技量を示した。



通算9度目となるロシア北方艦隊北極圏への遠距離航海は、2020年8月5日に始まりました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船部隊は9回目の北極圏航海へ出発した]

指揮官は、2018年と2019年の北極遠征と同様の北方艦隊副司令官オレグ・ゴルべフ中将です。

[北方艦隊北極支隊](オレグ・ゴルべフ中将)
大型対潜艦「セヴェロモルスク」(619)
大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」(031)
大型揚陸艦「コンドポガ」(027)
海洋掃海艦「ウラジーミル・グマネンコ」(811)
救助曳船「パミール」
大型海洋給油船「セルゲイ・オシポフ」
サルベージ船KIL-143
砕氷船「イリヤー・ムーロメツ」


北極遠征部隊は、8月8日にカラ海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の北極遠征部隊はカラ海へ入った]

8月10日にタイミル半島ディクソン港へ到着しました。
[ロシア海軍北方艦隊の第9次北極遠征部隊はディクソン港へ到着した]
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その後、北極遠征部隊エニセイ川を南下してドゥディンカ港へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の第9次北極遠征部隊はエニセイ川を南下してドゥディンカ港へ向かった]

8月15日にドゥディンカ港へ到着しました。
[ロシア海軍北方艦隊の第9次北極遠征部隊はドゥディンカ港へ到着した]
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北極遠征部隊は、8月18日にドゥディンカ周辺で上陸戦闘演習を行ないました。


なお、現在、「セヴェロモルスク」を含め、北方艦隊太平洋艦隊の計4隻のプロジェクト1155大型対潜艦が遠距離航海を行なっています。

北方艦隊大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、8月初頭から地中海への遠距離航海を開始しました。
[大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ遠距離航海(2020年8月-)]

太平洋艦隊大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」「アドミラル・ヴィノグラードフ」は、8月1日に東南アジアへの遠距離航海へ出発しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・トリブツとアドミラル・ヴィノグラードフは東南アジアへの遠距離航海へ出発した]