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極超音速対艦ミサイル"ツィルコン"は2022年からロシア海軍への引き渡しが始まる


『タス通信』より
2021年1月29日19時55分配信
【ミサイル「ツィルコン」の国家試験は2021年に完了する】
モスクワ、1月29日/タス通信

極超音速ミサイル「ツィルコン」の国家試験は今年に完了し、潜水艦からの発射が行なわれる。
金曜日の『軍需製品統一受領の日』に国防次官アレクセイ・クリヴォルチコは述べた。

彼は、飛翔設計試験の枠組みでフリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は世界初の海上配置極超音速有翼ミサイル「ツィルコン」を発射した事を指摘した。
試験時にマッハ8を超える速度へ達した。

「肯定的な結果により、仕上げの次なる段階~水中搭載艦からの発射への着手が可能となり、国家試験は2021年に完了し、2022年には生産品の供給を始めます」
次官は話した。

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彼によると、2020年には、戦略用途ロケット軍第13師団で、最新の戦略ミサイル複合体「アヴァンガールト」への再装備が継続された。
12月には、更に2基の極超音速有翼ブロックが戦闘当直へ入った。


2020年12月、オホーツク海エリアから戦略用途原子力水中巡洋艦「ウラジーミル・モノマーフ」が4基のミサイル「ブラヴァー」の一斉発射を行なった。
兵器と搭載艦は正常に動作し、発射任務は完全に遂行された。
「生産バッチの品質と信頼性が確認されました」
次官は指摘した。



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極超音速対艦ミサイル「ツィルコン」(ジルコン、風信子石)は、以前に長距離超音速有翼ミサイル「バザーリト」/「ヴルカーン」「グラニート」、そして超音速ミサイル「オーニクス」を開発した科学生産合同『機械製造』が新たに開発しているミサイルです。

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[長距離打撃ミサイル複合体バザーリト/ヴルカーン]

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[有翼ミサイル複合体グラニートは軍備採用30周年を迎えた]

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[ロシア海軍は2019年に55基の超音速対艦ミサイル"オーニクス"を受領する]

科学生産合同『機械製造』は、長距離超音速有翼ミサイル「グラニート」の直接の後継となる筈だった「ボリード」(最大射程800km、飛翔速度マッハ4)の開発を1980年代末から開始し、1991年にはエンジンの最初の試験が行われたのですが、1990年代末には開発は中止されました。

「ツィルコン」の開発には、「ボリード」の開発作業の経験もフィードバックされているようです。


「ツィルコン」の発射試験は、2015年秋頃から始まりました。
[ロシア海軍の為の極超音速巡航ミサイル"ツィルコン"の試験が始まった]

初期の「ツィルコン」の発射試験は、アルハンゲリスク州ネノクサ村に在るロシア海軍ミサイル発射試験場で行なわれており、初期には失敗した事も有るようです。
[ロシア海軍の為の巡航ミサイルは試射中にアルハンゲリスク州ネノクサ村の住宅へ落下した]
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「ツィルコン」の発射試験は秘密裡に行なわれ、2016年4月に行なわれた試験では最大速度マッハ8を記録しました。
[ロシア海軍の為の極超音速対艦ミサイル"ツィルコン"は発射試験で最大速度マッハ8に達した]

「ツィルコン」の試験完了と生産開始は、2018年からスタートする新たな国家軍備プログラム(2018-2027年の国家軍備プログラム)において実現する事になります。
[ロシア海軍の為の極超音速対艦ミサイル"ツィルコン"は新たな2018-2027年の国家軍備プログラムにおいて開発を完了し、生産を開始する]

ネノクサ村ミサイル発射試験場からの「ツィルコン」発射試験は、10回以上行なわれました。
[ロシア海軍の為の極超音速対艦ミサイル"ツィルコン"は10回以上の発射試験を行なった]

2019年2月20日、ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチン氏は、教書演説において極超音速対艦ミサイル「ツィルコン」の開発は順調に進んでいると発言しています。
[ロシア海軍の為の極超音速対艦ミサイル"ツィルコン"の開発は滞りなく進んでいる]

地上からの発射試験に続き、海上での発射試験が北方艦隊プロジェクト22350フリゲートの1番艦「アドミラル・ゴルシコフ」(2018年7月28日就役)により行なわれる事になりました。
[ロシア海軍の新たな極超音速対艦ミサイル"ツィルコン"は2019年末にフリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"で洋上発射試験を行なう]

「アドミラル・ゴルシコフ」は2019年11月末に「ミサイル兵器」の試験の為、セヴェロドヴィンスクへ移動しました。

[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は新型ミサイルの試験を行なう為にセヴェロドヴィンスクへ到着した]

ただ、この時には発射試験は行わず、2019年12月末にセヴェロモルスクへ帰投しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は母港セヴェロモルスクへ帰投した]

2020年1月初頭、「アドミラル・ゴルシコフ」バレンツ海「ツィルコン」の発射試験を行ないました。
ミサイルは500キロメートル以上を飛翔し、北ウラルの地上目標へ命中しました。
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[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は2020年1月に極超音速ミサイル"ツィルコン"の発射試験を行なった]

「アドミラル・ゴルシコフ」からの2回目の「ツィルコン」発射試験は、当初は2020年春に実施される予定であり、同艦は2020年4月初頭にセヴェロドヴィンスクへ回航され「ツィルコン」の運用(発射)に関する部分的な近代化改装が行なわれました。
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[ロシア海軍のプロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)フリゲートは近代化される]

しかし、発射試験はコロナウイルスの影響により何度も延期されました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は白海で演習を行なう]

結局、白海で2回目の「ツィルコン」発射試験(海上目標に対しては初)が実行されたのは、2020年10月6日になりました。

[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は海上目標への極超音速ミサイル"ツィルコン"発射試験を行なった]

11月26日、「アドミラル・ゴルシコフ」白海から3回目の「ツィルコン」発射試験(海上目標に対しては2回目)を実行しました。
公表された動画を見る限り、発射は夜間(おそらくは11月25日深夜~11月26日未明)に実施されたようです。

[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は白海からバレンツ海の海上目標へ極超音速ミサイル"ツィルコン"を発射した]

12月11日、「アドミラル・ゴルシコフ」白海からチジャ射爆場の地上目標へ「ツィルコン」発射試験を実行しました。

[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は白海から極超音速ミサイル"ツィルコン"を地上へ発射した]

2020年の「ツィルコン」発射試験は、全て成功と認められました。
具体的には、「驚くべき」命中精度を示したという事のようです。
[2020年の極超音速対艦ミサイル"ツィルコン"発射試験は全て成功と認められた]

2021年には「ツィルコン」の発射試験は少なくとも7回の実施が予定されています。
その内訳は、フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」から4回、原子力水中巡洋艦「セヴェロドヴィンスク」から3回です。
[ロシア海軍の為の極超音速対艦ミサイル"ツィルコン"は2021年に7回の発射試験を行なう]

フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」からの発射試験では、複数のミサイルの一斉発射も予定されています。
[ロシア海軍の為の極超音速対艦ミサイル"ツィルコン"は2021年末までに一斉発射試験を行なう]

更には、「アドミラル・ゴルシコフ」型フリゲート「ヤーセン」級原子力水中巡洋艦が連携した「ツィルコン」の発射試験も行なわれるようです。
具体的には、「ヤーセン」級が目標を感知し、そこへフリゲート「ツィルコン」を発射します。
[ロシア海軍のヤーセン級原子力水中巡洋艦とアドミラル・ゴルシコフ型フリゲートは連携して極超音速ミサイル"ツィルコン"を使用する]

「ツィルコン」の量産開始は、早ければ2022年になります。
[ロシア海軍の為の極超音速対艦ミサイル"ツィルコン"の量産は2022年に始まる]


「ツィルコン」は、超音速対艦ミサイル「オーニクス」対地/対艦巡航ミサイル「カリブル」の両方を発射できる汎用垂直発射機3S-14UKSKから発射できます。
(つまり、「カリブル」「オーニクス」と発射機を共有できる)

「ツィルコン」は、ロシア海軍の新世代艦であるプロジェクト22350フリゲート及びプロジェクト22350Mフリゲートプロジェクト885/885M「ヤーセン」原子力水中巡洋艦に装備されます。

この他、現在、大規模な近代化改装が行なわれている重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」にも装備されます。
[近代化改装されるロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは2022年末に復帰する]

同様に大規模な近代化改装が行なわれる4隻のプロジェクト949A原子力水中巡洋艦(オスカーII級巡航ミサイル原潜)にも装備されます。
[ロシア海軍のプロジェクト949A原子力水中巡洋艦(オスカーII級)は近代化改装により極超音速対艦ミサイル"ツィルコン"を装備する]

「ツィルコン」は、実質的には「グラニート」の後継という位置付けになるようです。

この他、現在、設計作業が進められており、2020年代から建造が始まるロシア海軍第5世代原子力潜水艦「ハスキー」/「ライカ」級にも装備されます。
[ロシア第5世代多目的原子力潜水艦プロジェクト「ハスキー/ライカ」]

基本的には大型水上艦及び原子力潜水艦に搭載される「ツィルコン」ですが、より小型の艦へ搭載する為の小型ヴァージョンも開発されます。
[ロシア海軍の小型艦の為に極超音速対艦ミサイル"ツィルコン"軽量化型が開発される]
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ロシア海軍黒海艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦モスクワは就役38周年を迎えた

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2021年1月30日12時26分配信
【黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」は、その「誕生日」を祝った】

ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」艦上では、艦長の主催下で同艦への海軍旗掲揚から38周年へ捧げられる行事が開催された。

親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」乗組員への激励と勤務の成功を願う祝賀式典及び会合では、艦隊の退役将兵、艦で勤務する軍人、艦隊の他の艦の艦長及び乗組員が演説した。

艦の日に関連する行事において、艦隊司令部巡洋艦の乗組員の為に、地域で施行されている全ての伝染病対策勧告を遵守した各個の文化プログラムを用意した。

艦の「誕生日」は、艦が艦隊の艦構成へ受け入れられ、乗組員が用途上の任務遂行を開始した時点から次の記念日を祝う。



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プロジェクト1164「アトラント」ロケット巡洋艦の1番艦「スラヴァ」は、1976年11月5日にウクライナニコラエフ市『61コムーナ記念造船工場』で起工され、1979年7月27日に進水し、1982年12月13日にソ連海軍へ納入されました。

進水する「スラヴァ」(1979年7月27日)
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1982年秋に洋上試験を行なう「スラヴァ」
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1983年1月30日に海軍旗初掲揚式典を開催し、正式に海軍へ就役しました。

就役後は黒海艦隊へ編入され、何度も地中海へ派遣されました。

1983年9月に地中海で行動中の「スラヴァ」
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1989年12月初頭にマルタ島で行なわれたソ連アメリカの首脳のマルタ会談にも同行しました。
[ソ連海軍ロケット巡洋艦スラヴァが見た東西冷戦終結(1989年)]

1991年3月21日から建造元の『61コムーナ記念造船工場』で大規模なオーバーホールを開始しました。

しかし、オーバーホール中にソヴィエト連邦は解体され、ウクライナは独立した為、ニコラエフ市のドックに居た「スラヴァ」は宙に浮く事になりました。

ソ連邦解体後の財政難により「スラヴァ」のオーバーホールの資金は捻出できず、おまけにロシアウクライナ黒海艦隊帰属・分割問題により、「スラヴァ」ロシアウクライナの所有権争いに巻き込まれました。
(ウクライナは、自国のドックに居る「スラヴァ」の所有権を主張した)

1995年6月22日、「スラヴァ」は、除籍されるプロジェクト1123対潜巡洋艦の名前を受け継ぎ、「モスクワ」と改名されました。
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1998年5月13日、除籍される親衛警備艦「クラースヌイ・カフカース」の親衛旗を受け継ぎ、親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」となりました。
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この間、「スラヴァ」改め「モスクワ」のオーバーホールが資金不足により進まない事に業を煮やしたモスクワ市は、2000万ドルを寄付しました。

「モスクワ」のオーバーホールは1999年8月に完了し、黒海艦隊旗艦として復帰しました。
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オーバーホール期間中に「モスクワ」対艦ミサイルは、「バザーリト」から「ヴルカーン」へ換装されました。

2003年4月~5月にはインド洋への遠距離航海を行ないました。
[ロシア海軍、インド洋遠征(2003年4~5月):その2・黒海艦隊の親衛ロケット巡洋艦モスクワ]

2004年9月には地中海イタリア海軍との合同演習『IONIEKS-2004』へ参加しました。

2007年12月初頭から2008年2月初頭まで行なわれた北方艦隊重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」地中海遠征に参加しました。
[空母アドミラル・クズネツォフ第2次地中海遠征(2007年12月~2008年2月)]
[スラヴァ級ミサイル巡洋艦「モスクワ」、大西洋上で戦闘訓練(2008年1月21日)]

2008年8月上旬のロシア・グルジア戦争(南オセチア紛争)の際、黒海東部へ派遣されました。
[南オセチア紛争(2008年8月)]

2009年1月末にイタリアメッシナ港を訪問しました。
[巡洋艦「モスクワ」は、シチリア島を訪問する]

2010年5月には北方艦隊重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」と共に極東へ派遣され、戦略演習『ヴォストーク-2010』へ参加しました。
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2013年初頭には衛星通信複合体「ツェンタヴル-NM-1」が装備されました。

2013年1月下旬に黒海地中海で行なわれたロシア海軍3艦隊合同演習へ演習総旗艦として参加しました。
[ロシア海軍3艦隊合同演習(2013年1月下旬)]

2013年7月から9月まで大西洋カリブ海への遠距離航海を行ないました。
[ロシア海軍大西洋・カリブ海遠征(2013年7月-9月)]

2014年9月から2015年1月まで太平洋への遠距離航海を行ないました。
[ロケット巡洋艦モスクワ遠距離航海(2014年9月-2015年1月)]

2015年5月には中国海軍との合同演習『海洋協同-2015』へ参加しています。
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2015」(2015年5月)]

2015年6月には、エジプト海軍との合同演習『友情の橋-2015』へ参加しました。
[合同演習『友情の橋-2015』を終えたロシア海軍とエジプト海軍の艦船はアレクサンドリアへ戻った]

2015年6月下旬から8月初頭まで大西洋へ進出し、アンゴラ赤道ギニアを訪問しています。
[ロシア黒海艦隊大西洋遠征(2015年6月-)]

2015年9月24日にセヴァストーポリを出航して地中海東部(シリア沖)へ向かい、2016年1月9日に帰港しました。

[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはシリアからセヴァストーポリへ帰港した]

2016年5月21日から7月16日までセヴァストーポリ第13艦船修理工場浮きドックへ入渠しました。


2016年7月22日、視察のためにセヴァストーポリを訪れたロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグ上級大将によりナヒーモフ勲章が授与されました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはナヒーモフ勲章を授与された]


2016年7月31日、2017年7月30日、2018年7月29日の「ロシア海軍の日」には、セヴァストーポリの観艦式へ参加しました。


「モスクワ」は、2018年から近代化改装の開始が予定されていましたが、実行には移されませんでした。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワは2018年からセヴァストーポリで近代化改装を行なう]

結局、セヴァストーポリ『第13艦船修理工場』「モスクワ」の修理を行なう事になりました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはセヴァストーポリで修理を行なう]


2019年6月5日、「モスクワ」セヴァストーポリを出航し、黒海へ出ました。


[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦モスクワは3年ぶりに出航した]

2019年7月28日の「ロシア海軍の日」には、セヴァストーポリの観艦式へ参加しました。
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その後、セヴァストーポリで機関の修理を行ないました。

2019年12月4日、他の黒海艦隊所属艦と共に、緊急出航などの訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦モスクワは緊急出航訓練を行なった]

「モスクワ」は2020年4月22日からセヴァストーポリ北方乾ドックでの修理を開始しました。
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7月3日に乾ドックを出ました。


その後は艦船係留埠頭へ戻り、最終的なメンテナンス作業が行なわれました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦モスクワは2020年8月に最終メンテナンスを終える]

2020年7月26日の「ロシア海軍の日」には、セヴァストーポリの観艦式へ参加しました。
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今回のオーバーホールにより「モスクワ」の寿命は20年延長され、2040年代初頭まで現役に留まる事が可能となります。
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[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦モスクワは2040年代初頭まで現役に留まる]

現役復帰した「モスクワ」は、9月2日に乗組員の慣熟訓練の為、黒海へ出航しました。

[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦モスクワは黒海で演習を行なう為に出航した]

9月8日には、現役復帰後の初めてのヘリコプター発着訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦モスクワは現役復帰後の初のヘリコプター発着訓練を行なった]

その後、海上で各種戦闘訓練などを行ない、9月11日にセヴァストーポリへ帰投しました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦モスクワは戦略指揮-参謀演習『カフカス-2020』への参加を準備する]

2020年9月21日から26日までロシア南部で実施されたロシア連邦軍南方軍管区戦略指揮参謀演習『カフカス-2020』へ参加しました。

[ロシア海軍黒海艦隊は戦略指揮参謀演習『カフカス-2020』へ参加する]

12月5日にはセヴァストーポリ港内で消火訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦モスクワは消火訓練を行なった]

そして2021年1月30日に就役(海軍旗初掲揚式典)38周年を迎えました。

ロシア海軍バルト艦隊のコルベット"ストイーキー"はキプロスのリマソール港を去った

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2021年1月29日17時30分配信
【バルト艦隊艦船支隊はキプロスのリマソール港を去り、地中海へ出た】

コルベット「ストイーキー」、中型海洋給油船「コラ」で構成され、遠距離航海任務を遂行しているバルト艦隊艦船支隊は、リマソール港(キプロス)から出航し、地中海の指定海域へ進路を取った。

リマソールへのロシア艦支援船の業務寄港中、軍事船員は必要な艦内物資を補充し、当直及び当番へ就く事から解放された一部の乗組員は沿岸へ上陸した。
加えて、艦の設備及び機構の計画検査を行なった。
バルチースクから地中海への移動中に艦船支隊は7000海里以上を走破した。

艦にはバルト艦隊海軍歩兵連合部隊の一員である対テログループが乗っている。
これに加え、コルベット「ストイーキー」艦上ヘリコプターKa-27を搭載する。

コルベット「ストイーキー」、中型海洋給油船「コラ」、海洋曳船「ヤーコフ・グレベリスキー」で構成されるバルト艦隊艦船支隊は、計画遠距離航海任務を遂行する為、2020年12月16日に恒久駐留所バルチースクから出航した。



バルト艦隊プロジェクト20380コルベットの4番艦「ストイーキー」(2014年7月27日就役)は、2020年12月16日に地中海・インド洋への遠距離航海へ出発しました。
[バルト艦隊のコルベット"ストイーキー"は地中海とインド洋への遠距離航海へ出発した]
「ストイーキー」地中海、そしてインド洋へ行くのは、今回が初めてです。
(これまでは北海までしか行かなかった)

「ストイーキー」に随伴するのは、この2隻です。

中型海洋給油船「コラ」(1967年10月19日就役)
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海洋曳船「ヤーコフ・グレベリスキー」(1978年3月20日就役)
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12月24日にラ・マンシュ海峡(英仏海峡)へ入りました。
[バルト艦隊のコルベット"ストイーキー"はラ・マンシュ海峡(英仏海峡)を通過する]

ラ・マンシュ海峡を通過した後、12月28日に大西洋上で対潜演習を実施しました。
[ロシア海軍バルト艦隊のコルベット"ストイーキー"は大西洋上で対潜演習を行なった]
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12月29日、「ストイーキー」と随伴船はジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍バルト艦隊のコルベット"ストイーキー"はジブラルタル海峡を通過して地中海へ入った]

「ストイーキー」と随伴船は地中海中部で2021年の新年を迎えました。
[ロシア海軍バルト艦隊の4隻の艦船は地中海で2021年の新年を迎える]

その後、地中海東部へ向かい、2021年1月9日にロシア海軍物資供給所が在るシリアタルトゥース港へ到着しました。
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[ロシア海軍バルト艦隊のコルベット"ストイーキー"はシリアのタルトゥース港へ寄港した]

なお、「コラ」は別行動を取っているらしく、2021年1月14日にジブラルタル海峡を通過して地中海へ入った北方艦隊フリゲート「アドミラル・カサトノフ」救助曳船「ニコライ・チケル」への洋上給油を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊の中型海洋給油船コラは地中海で北方艦隊のフリゲート"アドミラル・カサトノフ"への洋上給油を行なった]

一方、「ストイーキー」は1月22日に地中海東部で模擬射撃演習を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊のコルベット"ストイーキー"は地中海東部で模擬射撃演習を行なった]

その後、「コラ」「ストイーキー」と合流し、1月26日にキプロスリマソール港を訪れました。
[ロシア海軍バルト艦隊のコルベット"ストイーキー"はキプロスのリマソール港を訪れた]

1月29日にリマソール港を出航しました。


現在、地中海東部(シリア沖)には、少なくとも以下のロシア海軍の艦船が滞在しており、地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の指揮下で行動しています。

[黒海艦隊]
潜水艦「スタールイ・オスコル」
2020年12月下旬から地中海東部に滞在
フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」:2020年12月下旬から地中海東部に滞在
小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」2020年11月末から地中海東部に滞在
哨戒艦「ドミトリー・ロガチョフ」:2021年1月中旬から地中海東部に滞在
大型揚陸艦「サラトフ」:2021年1月中旬から地中海東部に滞在
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海洋掃海艦「ワレンチン・ピクリ」2020年12月初頭から地中海東部に滞在
中型偵察艦「プリアゾヴィエ」:2020年12月初頭から地中海東部に滞在
大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」:2020年6月中旬から地中海東部に滞在
対水中工作艇「クルサント・キロヴェツ」:2020年10月中旬から地中海東部に滞在

[北方艦隊]
フリゲート「アドミラル・カサトノフ」
2021年1月末から地中海東部に滞在
救助曳船「ニコライ・チケル」:2021年1月末から地中海東部に滞在

[バルト艦隊]
コルベット「ストイーキー」
2021年1月初頭から地中海東部に滞在
中型海洋給油船「コラ」:2021年1月初頭から地中海東部に滞在
海洋曳船「ヤーコフ・グレベリスキー」:2021年1月初頭から地中海東部に滞在
工作船PM-822020年12月下旬から地中海東部に滞在

ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦ピョートル・モルグノフは北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着した


『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2021年1月30日16時20分配信
【大型揚陸艦「ピョートル・モルグノフ」はバルト艦隊から北方艦隊への艦隊間移動を完了した】

本日(1月30日)朝、プロジェクト11711大型揚陸艦「ピョートル・モルグノフ」バルト艦隊から北方艦隊への艦隊間移動を完了し、セヴェロモルスクへ到着した。
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赤旗コラ多種戦力小艦隊の連合部隊へ加わる新たな艦の到着を祝し、埠頭では連合部隊の要員が隊列を組んだ。
艦の係留は、北方艦隊オーケストラの伴奏の下で行なわれた。
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北方艦隊司令官・ロシア英雄アレクサンドル・モイセーエフ大将が参加する歓迎式典が開催された。
彼は、大型揚陸艦の乗組員へ歓迎の辞を述べ、艦の主要駐留所となる北方艦隊主要基地~セヴェロモルスクへの到着を祝福した。
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伝統により、艦隊司令官は大型揚陸艦「ピョートル・モルグノフ」艦長ヴャチェスラフ・ソロヴィヨフ2等海佐へ子豚の丸焼きを贈った。

艦隊間移動を成功裏に完了させた大型揚陸艦「ピョートル・モルグノフ」乗組員を祝福し、アレクサンドル・モイセーエフ大将は、艦は揚陸艦連合部隊を強化し、主として北方艦隊北極グループの一員として北氷洋で行動する事を指摘した。
「艦は、今後の北方艦隊の演習へ参加します。
その為の戦闘及び運用訓練計画は、既に整えられております」
北方艦隊
司令官は話した。



[プロジェクト11711大型揚陸艦(イワン・グレン型)]
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プロジェクト11711大型揚陸艦の2番艦は、当初2010年に起工される予定でしたがキャンセルされ、2014年9月に改めて建造が決定されました。
[ロシア海軍の大型揚陸艦イワン・グレン型の2番艦が建造される]

「ピョートル・モルグノフ」と命名された2番艦の為の工事は、カリーニングラード沿バルト造船工場『ヤンターリ』で2014年12月から始まりました。
[プロジェクト11711大型揚陸艦2番艦ピョートル・モルグノフの建造が始まった]

2015年6月11日、「ピョートル・モルグノフ」の起工式典が開催されました。
[ロシア海軍の為のイワン・グレン型揚陸艦2番艦ピョートル・モルグノフは起工された]

その後、屋外造船台で船体の組み立てや上部構造物の取り付けなどが進められました。


起工から約3年を経た2018年5月25日に進水しました。

[ロシア海軍の為のプロジェクト11711大型揚陸艦2番艦ピョートル・モルグノフは進水した]

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艤装中の「ピョートル・モルグノフ」は、2018年12月末にディーゼル発電機を始動させました。
[ロシア海軍のプロジェクト11711(イワン・グレン型)大型揚陸艦2番艦ピョートル・モルグノフはディーゼル発電機を始動した]

造船所の岸壁での「ピョートル・モルグノフ」の係留試験(と乗組員の居住)は2019年5月中旬に始まり、6月中旬には洋上試験の開始が予定されていました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト11711(イワン・グレン型)大型揚陸艦2番艦ピョートル・モルグノフは2019年5月中旬に係留試験を開始する]
[ロシア海軍の為のプロジェクト11711(イワン・グレン型)大型揚陸艦2番艦ピョートル・モルグノフは2019年6月中旬に洋上試験を開始する]

その後、洋上試験開始時期は2019年9月に延期されました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト11711(イワン・グレン型)大型揚陸艦2番艦ピョートル・モルグノフは2019年9月に洋上試験を開始する]

結局、洋上試験(工場航行試験)が開始されたのは2019年12月13日でした。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦ピョートル・モルグノフはバルト海で洋上試験を開始した]

「ピョートル・モルグノフ」ロシア海軍への引き渡しは、2019年末に予定されていましたが、2020年春頃に延期されました。

2020年1月23日、「ピョートル・モルグノフ」バルト海で洋上試験を再開しました。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦ピョートル・モルグノフはバルト海で洋上試験を再開した]

試験を終えてバルチースクへ一旦戻った後、3月19日に出航しました。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦ピョートル・モルグノフはバルト海で射撃試験を行なう為に出航した]

海岸への車両の上陸試験と30mmガトリング砲の射撃試験を行なった後、3月30日にカリーニングラードへ戻りました。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦ピョートル・モルグノフはバルト海での射撃試験を完了した]

洋上試験は4月中旬の再開が予定されていましたが、5月初頭に延期されました。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦ピョートル・モルグノフの洋上試験は2020年5月上旬以降に再開される]

結局、洋上試験(工場航行試験)が再開されたのは5月25日でした。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦ピョートル・モルグノフはバルト海で洋上試験を再開した]
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦ピョートル・モルグノフはバルト海で洋上試験を続ける]

バルト艦隊海上航空隊の協力により「ピョートル・モルグノフ」レーダー(電波位置測定ステーション)などの動作試験が行なわれ、5月29日には兵装の射撃試験が行なわれました。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦ピョートル・モルグノフはバルト海で射撃試験を実施した]

工場航行試験は6月初頭の完了が予定されていましたが、7月中旬にずれ込みました。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦ピョートル・モルグノフは2020年6月上旬に工場航行試験を完了する]
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦ピョートル・モルグノフは工場航行試験の最終段階を開始した]

工場航行試験の完了後、「ピョートル・モルグノフ」は最終洋上試験となる国家試験を始める予定でしたが、その前に『ロシア海軍の日』(毎年7月の最終日曜日、2020年は7月26日)の観艦式(主要海軍パレード)へ参加する事になりました。
[最新鋭大型揚陸艦ピョートル・モルグノフはクロンシュタットで2020年7月26日の『ロシア海軍の日』観艦式へ参加する]



『ロシア海軍の日』観艦式が終わった後、「ピョートル・モルグノフ」は洋上試験を再開しました。

しかし、9月29日に洋上試験を終えてカリーニングラード沿バルト造船工場『ヤンターリ』へ戻ってきた「ピョートル・モルグノフ」コロナウイルスの検査を行なった結果、41名が陽性反応を示しました。
この為、陽性患者は入院し、残る乗組員も艦内に隔離される事になりました。
当然の事ながら洋上試験は中断する事になりました。
[ロシア海軍の最新大型揚陸艦ピョートル・モルグノフ乗組員はコロナウイルスに感染した]

それから1ヶ月以上経った11月3日、「ピョートル・モルグノフ」は洋上試験を再開しました。
[ロシア海軍の最新大型揚陸艦ピョートル・モルグノフはバルト海で洋上試験を再開した]

11月7日には30mm機関砲AK-630Mによる機雷掃討を行ないました。
[ロシア海軍の最新大型揚陸艦ピョートル・モルグノフはバルト海の洋上試験で機雷を掃討した]

11月13日までに洋上試験は全て完了しました。
[ロシア海軍の最新大型揚陸艦ピョートル・モルグノフは洋上試験を完了した]

2020年12月23日にロシア海軍へ引き渡され、北方艦隊第121揚陸艦旅団へ編入されました。

[プロジェクト11711(イワン・グレン型)大型揚陸艦2番艦ピョートル・モルグノフはロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ編入された]

「ピョートル・モルグノフ」は2021年1月下旬に北方艦隊基地への移動を開始し、2021年1月30日にセヴェロモルスクへ到着しました。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦ピョートル・モルグノフは北方艦隊基地への移動を準備する]

北方艦隊司令官アレクサンドル・モイセーエフ提督の発言を見る限り、「ピョートル・モルグノフ」は、今年(2021年)の北方艦隊北極遠征へ参加する事になるようです。
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プロジェクト11711大型揚陸艦の1番艦「イワン・グレン」は、2018年6月20日に就役しています。
[プロジェクト11711大型揚陸艦の1番艦イワン・グレンはロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ編入された]

以前にはプロジェクト11711の建造は2隻(イワン・グレン、ピョートル・モルグノフ)で終了する予定でしたが、2隻が追加建造される事になり、2019年4月23日に「ウラジーミル・アンドレーエフ」「ワシーリー・トルシン」が起工されました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト11711大型揚陸艦ウラジーミル・アンドレーエフとワシーリー・トルシンはカリーニングラードで起工された]

この2隻は、最初の2隻よりもサイズが拡大した改良型になります。
[サンクトペテルブルク国際海軍サロン(IMDS-2019)で改イワン・グレン型揚陸艦カイマンが公開された]
[改イワン・グレン型大型揚陸艦2隻は2023-2024年にロシア海軍へ就役する]

ブヤン-M小型ロケット艦グライヴォロンはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された

2021年1月30日、プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦の9番艦「グライヴォロン」はロシア連邦海軍へ就役しました。


『タス通信』より
2021年1月30日16時7分配信
【「カリブル」を持つ新たな艦が黒海艦隊へ加わった】
セヴァストーポリ、1月30日/タス通信

小型ロケット艦「グライヴォロン」は、土曜日に黒海艦隊へ公式に加入した。
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(聖アンドレイ)旗の掲揚式典は、セヴァストーポリ中央の埠頭で開催された。
これに先立ち聖アンドレイ旗は、黒海艦隊の主要教会の1つである大天使ミカエル教会で清められた。
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「黒海艦隊へ艦が導入された事に対し、皆様へ御祝い申し上げます。
これは第9のブヤン-Mシリーズであり、この兵器の能力は、黒海艦隊及びカスピ小艦隊の艦によるシリアのテロリスト地区への攻撃により、繰り返し説得力をもって世界へ示されました」
ロシア海軍
総参謀長・第1副総司令官アレクサンドル・ヴィトコは乗組員に演説した。
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「グライヴォロン」への(聖アンドレイ)旗の掲揚に敬意を表した会合には、黒海艦隊の将兵、市民、黒海艦隊司令部、市当局、工場製造者、ロシア正教会の代表が集まった。

黒海艦隊司令官イーゴリ・オシポフは、2021年に同艦隊は更に約10隻の艦船の受け入れを計画している事を明らかにした。

プロジェクト21631小型ロケット艦は2010年からロシア連邦海軍の為に建造されている「河川-海」クラスの多目的艦である。
これは、ミサイル複合体「カリブル-NK」を含む最新の風貌の砲、ミサイル、対水中工作防衛、高射及び電波電子兵装を装備する。
黒海艦隊の一員として、既に3隻の同プロジェクト艦~「ヴイシニー・ヴォロチョーク」「オレホヴォ・ズエヴォ」「イングシェチア」の乗組員が任務を遂行している。




プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦の9番艦「グライヴォロン」は、ロシア内陸部ゼレノドリスク『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で2015年4月10日に起工されました。
[ロシア海軍の小型ロケット艦グライヴォロンは2015年4月10日に起工される]

2020年3月下旬までに黒海艦隊から乗組員が集められました。
[ロシア海軍黒海艦隊はブヤン-M級小型ロケット艦グライヴォロンとカラクルト級小型ロケット艦ツィクロンの乗組員を編成した]

2020年4月に進水しました。

2020年6月10日に造船所の岸壁で係留試験を開始しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の最新小型ロケット艦グライヴォロンは係留試験を開始した]

「グライヴォロン」は7月31日に造船所の岸壁を離れ、ロシア内陸水路経由でノヴォロシースクへ向かいました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の最新小型ロケット艦グライヴォロンはノヴォロシースクへ向かった]
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8月17日にノヴォロシースクへ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の最新小型ロケット艦グライヴォロンはノヴォロシースクへ到着した]

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その後、ノヴォロシースクで消磁作業が行なわれました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の最新小型ロケット艦グライヴォロンはノヴォロシースクで消磁作業を行なった]

9月19日、「グライヴォロン」ノヴォロシースクを出航し、黒海で洋上試験を開始しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の最新小型ロケット艦グライヴォロンは黒海で洋上試験を開始した]

9月29日にはセヴァストーポリへ入港しました。
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その後も「グライヴォロン」の洋上試験は続けられ、2021年1月21日までに完了し、セヴァストーポリへ戻りました。
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そして2021年1月30日、「グライヴォロン」の正式な就役式典となる聖アンドレイ旗初掲揚式典がセヴァストーポリで開催されました。
[ブヤン-M小型ロケット艦グライヴォロンは2021年1月30日にロシア海軍へ就役する]
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「グライヴォロン」は、黒海艦隊第41セヴァストーポリ・ナヒーモフ勲章ロケット艇旅団第166ノヴォロシースク赤旗小型ロケット艦大隊へ編入されました。


現在、黒海艦隊には4隻のプロジェクト21631小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」「オレホヴォ・ズエヴォ」「イングシェチア」、そして「グライヴォロン」~が配備されていますが、最終的には、計6隻(この他に「ナロ・フォミンスク」「スタヴロポリ」)となります。

ロシア海軍黒海艦隊の為の第4の新型哨戒艦セルゲイ・コトフはクリミア半島で進水した



『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2021年1月29日11時35分配信
【哨戒艦「セルゲイ・コトフ」はクリミアの工場で進水した】
ケルチ(クリミア)、1月29日、インタファクス-南方

プロジェクト22160哨戒艦「セルゲイ・コトフ」の進水式典は、クリミア東部ケルチ造船工場『ザリフ』で開催された。
『インタファクス』特派員は伝えた。

「私は、船の運命が創られ、上手く行く事を確信しております。
それに間違いは有りません。
貴方達は、この艦へ知識、技能、クリミアの心を込めており、従いまして、我々の祖国を充分に護る事でしょう」

進水式典で、海軍総参謀長・海軍第1副総司令官アレクサンドル・ヴィトコは話した。
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進水した艦は、大祖国戦争へ参加したソヴィエト連邦英雄セルゲイ・ニコラエヴィチ・コトフ少将に敬意を表して命名された。

国防省によると、同艦は2016年5月8日に起工された。
艦は、今年末までに、既に3隻のプロジェクト22160艦(トップ艦「ワシーリー・ブイコフ」、最初の生産艦「ドミトリー・ロガチョフ」、2番目の「パーヴェル・デルジャーヴィン」)が勤務に就いている黒海艦隊への引き渡しが計画されている。

「セルゲイ・コトフ」は、ロシア海軍の為の建造されるプロジェクト22160艦シリーズの4隻目となる。
これは海上経済圏の防護及び保護、更には護送及び対海賊活動の任務を果たし、捜索救助機能を遂行する為に意図されている。

プロジェクト22160艦公開株式会社『北方計画設計局』(サンクトペテルブルク市)により設計された。
これは速力30ノットの発揮が可能であり、約1300トンの排水量を有し、約80名の乗組員が居る。
艦の航続距離は6000海里。
標準兵装として76mm砲装置、高射ミサイル複合体を持つ。
更に、ヘリコプターKa-27PSの駐留能力が提供される。
遂行する任務に応じ、プロジェクト22160艦は、汎用・対艦ミサイル複合体、高射ミサイル複合体、電波電子戦闘手段、機雷兵器モジュールを配置できる。

ケルチ造船工場は1938年に設立された。
同社の主な製造資産は、全長360メートル、幅60メートル、深さ13メートルの乾ドックであり、ヨーロッパで最大のものの1つである。

『SPARKインタファクス』システムによると、有限会社『造船工場ザリフ』は2014年8月に登録され、規定資本は200万ルーブル、親会社は株式会社『ブトマ記念造船工場』(ケルチ)である。



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プロジェクト22160哨戒艦は、平時には領海警護、200海里の排他的経済水域の哨戒、海上密輸及び海賊行為の取り締まり、海難救助支援、海洋環境調査、 戦時には船舶の海上航行警護、海軍基地及び近海防衛を行なう多目的艦です。

現在建造中のプロジェクト20380コルベット及びプロジェクト20385コルベットよりも、やや小サイズの艦ですが、航続性能は20380/20385を上回っています。

設計はサンクトペテルブルク「北方計画設計局」が担当しました。
公開株式会社『北方計画設計局』公式サイトより
【哨戒艦プロジェクト22160】

建造を担当するのは、ロシア内陸部タタールスタン共和国『ゼレノドリスク造船所』です。
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【公開株式会社「A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク工場」公式サイト】

基本的には軽武装の22160哨戒艦ですが、対艦ミサイル高射ミサイルなどの汎用戦闘モジュールコンテナを装備して武装を強化する事も出来ます。
[ロシア海軍の新世代水上艦の為の汎用戦闘モジュールコンテナの試験が始まる]
[ロシア海軍黒海艦隊の最新哨戒艦ワシーリー・ブイコフは白海で新型兵器の試験を行なう]


プロジェクト22160哨戒艦の4番艦「セルゲイ・コトフ」は、2016年5月8日に起工されました。
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[ロシア海軍黒海艦隊の為の第4の新型哨戒艦セルゲイ・コトフは起工された]

その後、クリミア半島ケルチ市に在る『ゼレノドリスク造船所』の子会社造船工場『ザリフ』へ回航され、ここで建造が進められています。
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この動画で3:50辺りから写っている赤茶色の船体が「セルゲイ・コトフ」です。


当初、「セルゲイ・コトフ」の進水は2020年9月に予定されていましたが、2021年1月29日にずれ込みました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の第4の新型哨戒艦セルゲイ・コトフは2020年9月に進水する]
[ロシア海軍黒海艦隊の為の第4の新型哨戒艦セルゲイ・コトフは2021年1月29日に進水する]
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現在の所、「セルゲイ・コトフ」の就役は、2021年末に予定されています。


プロジェクト22160哨戒艦は、現在までに6隻が起工され、3隻が就役しています。

「ワシーリー・ブイコフ」Василий Быков(工場番号161)
2014年2月26日起工/2017年進水/2018年12月20日就役

「ドミトリー・ロガチョフ」Дмитрий Рогачёв(工場番号162)
2014年7月25日起工/2017年進水/2019年6月11日就役

「パーヴェル・デルジャーヴィン」Павел Державин(工場番号163)
2016年2月18日起工/2019年2月21日進水/2020年11月27日就役

「セルゲイ・コトフ」Сергей Котов(工場番号164)
2016年5月8日起工/2021年1月29日進水/2021年就役予定

「ヴィクトール・ヴェリキー」Виктор Великий(工場番号165)
2016年11月25日起工/2021年4月進水予定/2022年就役予定

「ニコライ・シピャーギン」Николай Сипягин(工場番号166)
2018年1月13日起工/2022年4月進水予定2023年就役予定


プロジェクト22160哨戒艦は6隻全てが黒海艦隊へ配備され、ノヴォロシースクに駐留します。
[ロシア海軍黒海艦隊の新ノヴォロシースク基地は60隻以上の艦船を収容できる]

ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・マカロフ"は黒海で演習を行なった

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『タス通信』より
2021年1月29日17時4分配信
【フリゲート「アドミラル・マカロフ」はアメリカ合衆国海軍の駆逐艦2隻の進入という情勢下の黒海で演習を実施した】
セヴァストーポリ、1月29日/タス通信

フリゲート「アドミラル・マカロフ」乗組員は、アメリカ駆逐艦「ポーター」「ドナルド・クック」の進入という情勢下の黒海エリアで複合艦上演習を実施した。
仮想海上戦闘中、船員は敵を破壊する行動へ取り組んだ。
金曜日に黒海艦隊情報供給部は発表した。

「フリゲートの対空防衛班は仮想空中目標を探知し、その後、要員は電波電子戦闘手段を使用してアクティブ及びパッシブ妨害の設定を行ないました」
声明では、こう述べられた。

艦のミサイル-砲戦闘部門の将兵は、武器の使用準備を整える訓練を行ない、模擬目標との仮想海上戦闘へ取り組んだ。

海上への出航の際、更に艦のダメージコントロール及び組織的防護及び防衛の訓練が行なわれた事が指摘された。
フリゲートの乗組員の戦闘訓練の次の段階は、沿岸ミサイル複合体「バスチオン」大隊との合同演習であった。

木曜日、黒海艦隊の兵力及び手段は、1月28日19時に黒海へ入ったアメリカ駆逐艦「ポーター」の行動を監視していると伝えられた。

1月23日、ロシア連邦国家防衛管理センターは、黒海艦隊が、黒海へ進入したアメリカ合衆国駆逐艦「ドナルド・クック」の行動を監視していると発表した。
艦の進入という情勢下で、移動式沿岸対艦ミサイル複合体「バスチオン」は、演習中にクリミア地域の陣地の1つへの行進を行なった。



ロシア黒海艦隊プロジェクト11356Rフリゲート3番艦「アドミラル・マカロフ」(499、2017年12月27日就役)は、同型艦((11356Rの1番艦)「アドミラル・グリゴロヴィチ」(494、2016年3月11日就役)と共に2020年2月27日にセヴァストーポリを出航し、地中海へ向かいました。
2月28日にはボスポラス海峡へ入り、その後、地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"と"アドミラル・マカロフ"は地中海へ向かった]

先に地中海東部へ入っていた同型艦(11356Rの2番艦)「アドミラル・エッセン」(490、2016年6月7日就役)と合流し、各種戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート3隻は地中海東部で戦闘訓練を行なった]

4月に入ってからも3隻のフリゲートは一緒に行動していました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート3隻は地中海東部で対潜戦闘訓練を行なった]


その後、「アドミラル・マカロフ」「アドミラル・エッセン」「アドミラル・グリゴロヴィチ」と別れ、4月9日にダーダネルス海峡ボスポラス海峡を通過して黒海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"と"アドミラル・マカロフ"は地中海を去った]

翌4月10日、「アドミラル・マカロフ」「アドミラル・エッセン」は母港セヴァストーポリへ到着しました。

しかし、ヨーロッパにおける新型コロナウイルスの流行・感染拡大に関連し、「アドミラル・エッセン」「アドミラル・マカロフ」は、暫くセヴァストーポリ港内の泊地に留め置かれる事になりました。
「アドミラル・エッセン」「アドミラル・マカロフ」は3月末に外国港(おそらくはキプロスリマソール港)へ寄港していた為、外国港を出てから14日間は検疫期間として乗組員は陸地へ上陸できず、艦内に留まる事になりました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"と"アドミラル・マカロフ"はセヴァストーポリ港内へ入った]

「アドミラル・マカロフ」「アドミラル・エッセン」は艦内の消毒などの措置が行なわれ、4月11日にセヴァストーポリ港埠頭へ入りました。
[地中海東部から戻ってきたロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"と"アドミラル・マカロフ"は検疫措置を終えてセヴァストーポリ埠頭へ係留された]


それから2ヶ月以上経過した2020年6月下旬、「アドミラル・マカロフ」セヴァストーポリを出航し、6月24日にはボスポラス海峡へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・マカロフ"は地中海へ向かった]

地中海東部へ到着した「アドミラル・マカロフ」は、6月29日に対空防衛及び対水中破壊工作演習を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・マカロフ"は地中海東部で演習を行なった]

2020年7月26日の『ロシア海軍の日』には、シリアタルトゥース港で行なわれた観艦式へ参加しました。

[シリアのタルトゥース港で『ロシア海軍の日』観艦式が行なわれた]

7月28日には地中海東部で対空防衛演習を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・マカロフ"は地中海東部で対空防衛演習を行なった]

その後も地中海東部で行動を続け、9月15日未明には洋上補給を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・マカロフ"は地中海東部で洋上補給を行なった]

9月30日には対空防衛戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・マカロフ"は地中海で対空戦闘訓練を行なった]

10月19日に地中海を離れ、その後、母港セヴァストーポリへ帰投しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・マカロフ"は地中海を去った]

2020年11月17日~23日に黒海東部(ノヴォロシースク付近)で実施されたエジプト海軍との合同演習『友情の橋-2020』へ参加しました。
[ロシア海軍とエジプト海軍の合同演習『友情の橋-2020』は完了した]


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2021年1月27日にセヴァストーポリを出航し、1月29日に黒海で演習を行ないました。

なお、今回の記事中で触れられていますが、現在、黒海にはアメリカ海軍ミサイル駆逐艦2隻が居ます。

ミサイル駆逐艦「ドナルド・クック」(DDG-75)
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ミサイル駆逐艦「ポーター」(DDG-78)
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ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海で演習を行なう

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2021年1月28日15時52分配信
【ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」は対潜任務へ取り組む為にバレンツ海へ出航した】

ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」は、戦闘訓練計画の下で戦闘演習任務を遂行する為、北方艦隊主要基地~セヴェロモルスクからバレンツ海へ出航した。

この数日の間、艦の乗組員は、海上で組織的な戦闘及び日常活動へ取り組み、ダメージコントロール、放射線・化学・生物防護、更には対空防衛及び対潜防衛の一連の総合艦上演習を行なう。

主な注意が払われる対潜任務遂行の枠組みで、巡洋艦潜水艦及び対潜航空隊との連携へ取り組み、潜水艦の捜索及び追尾の演習を行ない、更には海上対潜兵器の射撃を行なう。

戦闘訓練への取り組みは、船舶航行の為に閉鎖されたバレンツ海北方艦隊射爆場で行なわれる。




ロシア北方艦隊プロジェクト1164「アトラント」(「スラヴァ」級)ロケット巡洋艦の2番艦「マルシャル・ウスチーノフ」(1986年11月5日就役)は、2011年6月にセヴェロドヴィンスク市艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』へ回航されて近代化改装が始まり、2016年12月末に工事と洋上試験を終えて艦隊へ復帰しました。
[ロシア海軍のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは近代化改装を終えて北方艦隊へ復帰した]

2017年7月末の『ロシア海軍の日』クロンシュタットでの観艦式へ参加した後、8月11日にセヴェロモルスクへ帰投しました。
[クロンシュタットの『ロシア海軍の日』観艦式へ参加した北方艦隊の艦船はセヴェロモルスクへ帰投した]


2018年7月末の『ロシア海軍の日』クロンシュタットでの観艦式へ参加した後、母港へ戻らずに30年ぶりの遠距離航海へ出発し、地中海で行動した後、2018年11月23日にセヴェロモルスクへ帰投しました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは地中海遠征を終えて母港セヴェロモルスクへ帰投した]

2019年4月には重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」(1998年4月18日就役)と共にバレンツ海ノルウェー海で演習を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーとロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは洋上演習を終えて母港へ帰投した]

2019年7月末に『ロシア海軍の日』クロンシュタットでの観艦式へ参加した後、母港へ戻らずに遠距離航海へ出発し、地中海、大西洋、黒海で行動した後、2020年2月8日にセヴェロモルスクへ帰投しました。
[巡洋艦マルシャル・ウスチーノフ遠距離航海(2019年8月-2020年2月)]
この遠距離航海中、2019年12月末に初めてセヴァストーポリへ寄港し、2020年1月9日には黒海黒海艦隊と合同演習を行ないました。


2020年5月5日、砲撃訓練を行なう為、セヴェロモルスクを抜錨してバレンツ海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは射撃演習の為にバレンツ海へ出航した]

この時、アメリカ海軍ミサイル駆逐艦3隻とイギリス海軍フリゲート1隻がバレンツ海で行動しており、「マルシャル・ウスチーノフ」も監視に当たったようです。
[ロシア海軍北方艦隊はバレンツ海へ進入したアメリカ海軍とイギリス海軍の艦を監視している]

『AFPBB News』より
2020年5月5日13時31分配信
【米海軍、ロシア沖バレンツ海で軍事演習 30年以上ぶり】

5月22日から26日まで大型対潜艦「セヴェロモルスク」と共にバレンツ海で対潜演習を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊のバレンツ海対潜演習は完了した]

6月8日に演習を行なう為、セヴェロモルスクを抜錨してバレンツ海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海で演習を行ない、NATOの艦を監視する]

6月10日には海上戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海で海上戦闘演習を行なった]

6月末にバレンツ海ノルウェー海で演習を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海とノルウェー海で演習を行なう]

7月7日にロシア北方艦隊旗艦・重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」(1998年4月18日就役)と共にバレンツ海へ出航し、演習を開始しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーとロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海で演習を開始した]

翌7月8日、「ピョートル・ヴェリキー」と共に130mm連装砲による沿岸目標への艦砲射撃訓練を行ないました。

[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーとロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは艦砲射撃訓練を行なった]

7月9日、「ピョートル・ヴェリキー」と共にバレンツ海対艦ミサイルを発射しました。

「マルシャル・ウスチーノフ」が発射したのは「ヴルカーン」です。

この2隻の他に、ロシア航空宇宙軍超音速爆撃機Tu-22M3対艦ミサイルを発射しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーとロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは、ロシア航空宇宙軍の超音速爆撃機Tu-22M3と共にバレンツ海で対艦ミサイルを発射した]

7月10日、「ピョートル・ヴェリキー」と共にバレンツ海で対空防衛訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーとロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海で対空防衛訓練を行なった]

7月11日には対潜戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーとロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海での演習を完了した]

その後も「ピョートル・ヴェリキー」と共にバレンツ海へ留まり、7月13日には北方艦隊所属の原子力潜水艦を相手に対潜演習を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーとロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海で対潜演習を行なった]

そして10月初頭から始まったNATO(北大西洋条約機構)合同海軍演習『ジョイント・ウォリアー』へ参加したアメリカ海軍ミサイル駆逐艦「ロス」が、同月下旬にはバレンツ海まで進出してきた事を受け、同艦の監視任務の為に出航し、ノルウェー海南部まで追跡しました。

その後、「マルシャル・ウスチーノフ」は母港セヴェロモルスクへ帰投しました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海とノルウェー海でアメリカ海軍駆逐艦を追跡した後に母港へ帰投した]

2020年11月17日、フリゲート「アドミラル・カサトノフ」(2020年7月21日就役)と共にバレンツ海で演習を行なう為、出航しました。
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[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフとフリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバレンツ海で戦闘演習を行なう]

しかし、バレンツ海は悪天候に見舞われました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2020年11月20日18時7分配信
【バレンツ海及び白海の北方艦隊部隊は嵐の下での行動を準備する】

11月26日未明、フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」(「アドミラル・カサトノフ」の同型艦)が白海から極超音速ミサイル「ツィルコン」バレンツ海の海上標的へ向けて発射した際、海上標的が置かれた海域の周辺で支援任務に従事しました。

[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は白海からバレンツ海の海上目標へ極超音速ミサイル"ツィルコン"を発射した]

「ツィルコン」試験の支援任務を終えた「マルシャル・ウスチーノフ」「アドミラル・カサトノフ」は、11月27日にセヴェロモルスク基地へ帰投しました。
[極超音速ミサイル"ツィルコン"発射試験の支援任務に従事したロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフとフリゲート"アドミラル・カサトノフ"はセヴェロモルスク基地へ帰投した]


そして2021年1月28日、各種戦闘訓練を行なう為、バレンツ海へ出航しました。

ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクは対水中破壊工作防衛演習を行なった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2021年1月27日17時30分配信
【大型対潜艦「セヴェロモルスク」は無防備の泊地における対水中破壊工作演習を実施した】

大型対潜艦「セヴェロモルスク」乗組員は、バレンツ海における計画戦闘演習活動遂行の枠組みで、無防備の泊地における対水中破壊工作防衛演習を実施した。
演習はテリベルカ泊地へ艦の投錨停泊地で夜間に行なわれた。
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それには、機雷-魚雷戦闘班及び無線工学班、更には当直要員が参加した。

演習中、仮想敵の水中破壊工作部隊及び手段を探知する将兵の技量へ磨きをかけ、特殊手段及び兵器を使用した。

前日に大型対潜艦「セヴェロモルスク」は、バレンツ海の艦隊の戦闘訓練射爆場で、海上目標及び空中目標への砲及び高射ミサイル射撃を実施した。

戦闘訓練活動へ取り組む為の大型対潜艦「セヴェロモルスク」バレンツ海への出航は、この1週間続いた。
艦の乗組員は、ルイバチー半島沿岸に配置された隠蔽及び露天の標的の位置に対する一連の砲射撃を行ない、モトフスキー湾海域で機雷を敷設し、海上機雷を破壊する演習を行なった。
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更に船員は、反応爆撃装置RBU-6000の助力による仮想水中目標の破壊へ取り組み、手動対水中工作擲弾発射機からの擲弾射撃演習を行なった。

バレンツ海で艦は、仮想敵航空隊の攻撃からの艦の対空防衛演習へ取り組み、更に艦載ヘリコプターKa-27の甲板からの発艦及び着艦の訓練を行なった。

海上兵器の使用に関連し、全てに危険性が在る戦闘訓練は、バレンツ海の戦闘訓練射爆場で行なわれ、前もって船舶航行及び航空機の飛行の為に閉鎖された。



プロジェクト1155大型対潜艦「マルシャル・ブジョーンヌイ」は、カリーニングラード造船工場『ヤンターリ』で1984年7月12日に起工されました。
1985年12月24日の進水時には「シンフェローポリ」と改名されました。
1987年12月30日にソ連海軍へ納入され、1988年1月24日に正式にソ連海軍へ就役し、赤旗北方艦隊へ編入されました。
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1990年5月15日から12月15日まで初の遠距離航海を行ない、地中海へ行きました。

1991年6月25日から8月5日までロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」と共に大西洋への遠距離航海を行ない、7月16日~20日にはアメリカメイポートを訪問しました。
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ソ連邦解体後の1996年1月24日に「セヴェロモルスク」と改名されました。

1998年~2000年までサンクトペテルブルク『北方造船所』でオーバーホールを行ない、ガスタービンエンジンを交換しました。

2008年1月には就役20周年を迎えました。
[ウダロイ級駆逐艦「セヴェロモルスク」就役20周年]

2009年6月にはフランス、イギリス、アメリカ、ロシア4ヶ国合同海軍演習『フルークス-2009』に参加しました。
[ロシア海軍は、国際海軍演習「FRUKUS-2009」に参加する]
[ロシア海軍艦艇、フランスのブレストを訪問]
[ロシア海軍艦艇、アイルランド訪問]
[ロシア軍艦はダブリンを去った]

2010年6月4日から15日までノルウェー海軍との合同演習『ポモール-2010』へ参加しました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
【大型対潜艦「セヴェロモルスク」の演習『ポモール-2010』への参加】

2011年5月8日から10月24日まで遠距離航海を行ない、この時に初めてアデン湾で海賊対処任務に従事しました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
【大型対潜艦「セヴェロモルスク」の航海、2011年5月8日~10月24日】

2011年9月10日には紅海で海賊に乗り込まれたギリシャタンカー「ユナイテッド・エンブレム」を解放しました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
【大型対潜艦「セヴェロモルスク」の海軍歩兵はギリシャのタンカーを海賊から解放した】

2012年12月18日から2013年6月26日まで遠距離航海を行ない、地中海及びアデン湾へ行きました。
[北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクは長期任務を終えて母港へ戻った]

2014年11月20日から2015年4月25日まで遠距離航海を行ない、この時も地中海及びアデン湾へ行きました。
[大型対潜艦セヴェロモルスク遠距離航海(2014年11月-2015年4月)]

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2016年春から夏に掛けてムルマンスク第35艦船修理工場のドックへ入渠し、オーバーホールとソナーのアップグレードが行なわれました。
[ロシア海軍は対潜艦のソナーのオーバーホールを実施する]

2016年10月15日、「セヴェロモルスク」は、重航空巡洋艦(空母)「アドミラル・クズネツォフ」を中核とする北方艦隊航空打撃艦グループの一員としてセヴェロモルスクを出航し、地中海東部(シリア沖)へ向かいました。
[空母アドミラル・クズネツォフ第6次地中海遠征(2016年10月-2017年2月)]

航空打撃艦グループは2017年1月6日以降にシリア沖を離れて母港への帰路に就きましたが、「セヴェロモルスク」は同行せず、そのままインド洋への遠距離航海へと向かいました。
[大型対潜艦「セヴェロモルスク」インド洋遠征(2016年10月-2017年6月)]

2017年8月上旬から10月初頭まで北極海遠征を行ないました。
[ロシア北方艦隊の第6次北極海遠征(2017年8月-10月)]

2018年7月初頭にセヴェロモルスクを出航し、7月29日の『ロシア海軍の日』主要海軍パレード(クロンシュタット及びサンクトペテルブルクネヴァ川の観艦式)へ参加しました。
[7月29日の『ロシア海軍の日』観艦式へ参加する北方艦隊の艦はフィンランド湾へ入る]

主要海軍パレードが終わった後、そのまま遠距離航海へ出発し、地中海、アデン湾、アラビア海まで進出し、2019年5月に帰投しました。
途中までは「マルシャル・ウスチーノフ」も同行していました。
[ロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦セヴェロモルスクの遠距離航海(2018年7月-2019年5月)]

この遠距離航海中の2018年11月10日には、アデン湾日本海上自衛隊護衛艦「いかづち」と合同演習を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはアデン湾で日本海上自衛隊の護衛艦と合同演習を行なった]


2019年6月23日、「マルシャル・ウスチーノフ」と共にバレンツ海へ出航し、対空戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦セヴェロモルスクはバレンツ海で対空戦闘訓練を行なった]

2019年7月3日、ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」、原子力水中ロケット巡洋艦「スモレンスク」、救助曳船SB-406と共にセヴェロモルスクを出航し、7月28日の『ロシア海軍の日』観艦式(主要海軍パレード)へ参加する為、7月中旬にクロンシュタットへ到着しました。
[2019年7月28日の『ロシア海軍の日』観艦式へ参加する北方艦隊艦船はクロンシュタットへ到着した]

2019年7月28日の『ロシア海軍の日』主要海軍パレード(クロンシュタット及びサンクトペテルブルクネヴァ川の観艦式)へ参加しました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2019年7月28日14時37分配信
【ロシアは『海軍の日』を迎えた】



主要海軍パレードが終わった後、これらの艦船はクロンシュタットを去り、バルト海で対潜演習を行ないました。
[クロンシュタットの『ロシア海軍の日』観艦式へ参加した北方艦隊艦船はバルト海で演習を行なった]

2019年8月1日からバルト海で始まったロシア海軍演習『大洋の盾-2019』へ参加しました。
[バルト海のロシア海軍演習『大洋の盾-2019』(2019年8月)]

8月5日までに北海へ入りました。
[クロンシュタットの『ロシア海軍の日』観艦式へ参加した北方艦隊艦船はバルト海を去り、北海へ入った]
[ロシア海軍北方艦隊の原子力水中巡洋艦スモレンスクと支援船2隻はバルト海を去った]

その後、フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」と共にノルウェー海で演習を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊のフリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"と大型対潜艦セヴェロモルスクはノルウェー海で演習を実施した]

8月19日にセヴェロモルスクへ帰投しました。
[クロンシュタットの『ロシア海軍の日』観艦式及びバルト海演習『大洋の盾-2019』へ参加した北方艦隊の艦船は母港へ帰投した]

その後はムルマンスク第35艦船修理工場でオーバーホールが行なわれていたようです。
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2020年5月16日、対潜演習を行なう為にバレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはバレンツ海で対潜演習を行なう]

2020年5月22日から26日までロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」と共にバレンツ海で対潜演習を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦セヴェロモルスクはバレンツ海で対潜演習を行なう]
[ロシア海軍北方艦隊のバレンツ海対潜演習は完了した]

2020年8月5日から11月6日まで北極及び北大西洋への遠距離航海を行ないました。
[ロシア北方艦隊第9次北極遠征(2020年8月-10月)]
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクは北極と北大西洋への遠距離航海を終えて母港へ帰投した]


2021年1月21日、各種戦闘演習を行なう為、バレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはバレンツ海で演習を行なう]

まず初めに対空戦闘訓練を行なった後、1月23日にはルイバチー半島沿岸の地上目標への艦砲射撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはバレンツ海で艦砲射撃訓練を行なった]

その後もバレンツ海で戦闘訓練を続け、1月26日には小型高速海上目標高射ミサイル「キンジャール」を発射しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはバレンツ海で水上目標へ艦対空ミサイルを発射した]

1月28日にはテリベルカ村泊地で水中工作部隊を撃退する演習を行ないました。

ロシア海軍北方艦隊の大洋救助曳船ニコライ・チケルはキプロスのリマソール港を去った

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2021年1月28日12時51分配信
【北方艦隊の曳船「ニコライ・チケル」はリマソール港への業務寄港を完了した】

地中海で遠距離航海任務を遂行している北方艦隊救助曳船「ニコライ・チケル」は、キプロス共和国リマソール港への業務寄港を完了した。
本日(1月28日)午前、船は地中海へ出航した。

北方艦隊将兵のキプロスへの業務寄港は2日間続いた。
この間に曳船の乗組員は、水、燃料、食料の船内在庫を補充した。

近い内に曳船はフリゲート「アドミラル・フロータ・カサトノフ」と合流し、戦闘演習任務への取り組みと捜索救助保障任務を伴う合同航海任務の遂行を続ける。

救助曳船「ニコライ・チケル」は、フリゲート「アドミラル・フロータ・カサトノフ」と共に(2020年)12月30日に遠距離航海へ出発した。
航海の開始までに乗組員はロシア製コロナウイルス伝染病薬「スプートニク-V」の予防接種を受けた。

航海中に船は5000海里以上を走破した。



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1等多目的フリゲート・プロジェクト22350の2番艦「アドミラル・カサトノフ」(2020年7月15日就役)は、2020年12月30日にセヴェロモルスクから出航し、遠距離航海へ出発しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は遠距離航海へ出発した]

出航後、バレンツ海救助曳船「ニコライ・チケル」(1989年4月12日就役)と合流しました。
『Marine Traffic』より
【曳船「ニコライ・チケル」】

「アドミラル・カサトノフ」「ニコライ・チケル」は2021年の新年をノルウェー海で迎え、その後にラ・マンシュ海峡(英仏海峡)を通過、1月11日にはビスケー湾を抜けて大西洋上へ出ました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は大西洋へ出た]
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1月14日にジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はジブラルタル海峡を通過して地中海へ入った]

1月15日にバルト艦隊中型海洋給油船「コラ」から洋上給油を受けました。
[ロシア海軍バルト艦隊の中型海洋給油船コラは地中海で北方艦隊のフリゲート"アドミラル・カサトノフ"への洋上給油を行なった]

1月18日にアルジェリアアルジェ港へ寄港しました。

[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はアルジェリアのアルジェ港を訪れた]
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1月20日にアルジェ港を出航し、地中海東部へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はアルジェリアを去った]

1月22日から地中海中部(マルタ海峡付近)で演習を開始しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は地中海中部で演習を開始した]

1月26日、「ニコライ・チケル」地中海東部キプロス島南部のリマソール港を訪れました。
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[ロシア海軍北方艦隊の大洋救助曳船ニコライ・チケルはキプロスのリマソール港を訪れた]

1月28日にリマソール港を出航しました。

今後、「ニコライ・チケル」地中海東部フリゲート「アドミラル・カサトノフ」と合流します。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は地中海東部で対空戦闘訓練を行なった]


現在、地中海東部(シリア沖)には、少なくとも以下のロシア海軍の艦船が滞在しており、地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の指揮下で行動しています。

[黒海艦隊]
潜水艦「スタールイ・オスコル」
2020年12月下旬から地中海東部に滞在
フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」:2020年12月下旬から地中海東部に滞在
小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」2020年11月末から地中海東部に滞在
哨戒艦「ドミトリー・ロガチョフ」:2021年1月中旬から地中海東部に滞在
大型揚陸艦「サラトフ」:2021年1月中旬から地中海東部に滞在
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海洋掃海艦「ワレンチン・ピクリ」2020年12月初頭から地中海東部に滞在
中型偵察艦「プリアゾヴィエ」:2020年12月初頭から地中海東部に滞在
大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」:2020年6月中旬から地中海東部に滞在
対水中工作艇「クルサント・キロヴェツ」:2020年10月中旬から地中海東部に滞在

[北方艦隊]
フリゲート「アドミラル・カサトノフ」
:2021年1月末から地中海東部に滞在
救助曳船「ニコライ・チケル」:2021年1月末から地中海東部に滞在

[バルト艦隊]
コルベット「ストイーキー」
2021年1月初頭から地中海東部に滞在
中型海洋給油船「コラ」:2021年1月初頭から地中海東部に滞在
海洋曳船「ヤーコフ・グレベリスキー」:2021年1月初頭から地中海東部に滞在
工作船PM-822020年12月下旬から地中海東部に滞在

ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は地中海東部で対空戦闘訓練を行なった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2021年1月27日18時30分配信
【フリゲート「アドミラル・フロータ・カサトノフ」は地中海で対空防衛演習へ取り組んだ】

地中海で遠距離航海任務を遂行しているロシアの最新フリゲート「アドミラル・フロータ・カサトノフ」は、対空防衛演習を実施した。

戦闘監視所の軍事船員は、潜在敵の仮想空中攻撃手段の探知へ取り組み、艦内の対空防衛システムを完全な戦闘準備状態へ持って行き、高射ミサイル複合体「ポリメント-リドゥート」による空中目標への仮想射撃を実施した。

演習中にミサイル-砲戦闘部門及び戦闘情報センターの要員は、艦の兵器と機器を様々な戦闘準備段階へ移行させる戦闘基準へ取り組んだ。

フリゲート「アドミラル・フロータ・カサトノフ」は、地中海東部で行動している。
乗組員は、戦闘訓練及び海軍技量の改善に従事し、更には海上兵器及び機器の戦闘能力を点検した。

現在の遠距離航海は、ロシア最新フリゲートにとっては初めてとなる。
それ(遠距離航海)は、北方艦隊主要基地~セヴェロモルスクから2020年12月30日に出航して始まり、北方艦隊ロケット艦連合部隊参謀長ウラジスラフ・マラホフスキー1等海佐の将旗の下で行なわれる。
長期航海開始に先立ち、全ての船員はロシア製コロナウイルス伝染病薬「スプートニク-V」の予防接種を受けた。

地中海でフリゲートは一連の軍事外交任務を遂行し、更には(他の艦隊の)ロシア艦との連携へ取り組む。
地中海地域諸国の港への一連の業務寄港が計画されている。
艦は既にアルジェリアへの業務寄港を行なっている。

現在までに艦は5000海里以上を走破した。



1等多目的フリゲート・プロジェクト22350の2番艦「アドミラル-フロータ・カサトノフ」は、サンクトペテルブルク『北方造船所』で2009年11月26日に起工され、2014年12月12日に進水し、2020年7月15日にロシア海軍へ納入されました。
[プロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)フリゲート2番艦アドミラル・カサトノフはロシア海軍へ納入された]

正式な就役式典となる聖アンドレイ旗初掲揚式典は、サンクトペテルブルクネヴァ川泊地に停泊中の「アドミラル・カサトノフ」で7月21日に開催されました。

[プロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)フリゲート2番艦アドミラル・カサトノフはロシア海軍へ就役した]

ロシア海軍へ就役した「アドミラル・カサトノフ」は、7月26日の『ロシア海軍の日』サンクトペテルブルクネヴァ川で行なわれた観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。


その後もバルト海に留まっていましたが、2002年9月に北方艦隊基地セヴェロモルスクへ回航される事になりました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は北方艦隊基地セヴェロモルスクへ向かっている]

9月15日、「アドミラル・カサトノフ」セヴェロモルスクへ到着しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着した]

その後、「アドミラル・カサトノフ」白海へ移動し、9月29日には有翼ミサイル「カリブル」(対地攻撃型)を発射しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は白海で巡航ミサイル"カリブル"を地上へ発射した]

10月2日に母港セヴェロモルスクへ帰投しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は白海からセヴェロモルスクへ帰投した]

「アドミラル・カサトノフ」は各種演習や乗組員の錬成訓練を行なう為、10月15日にバレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバレンツ海で演習を行なう]

数日後に帰投した後、今度は対潜演習を行なう為、10月20日にバレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバレンツ海で対潜演習を行なう]

バレンツ海で対潜演習を行なった後、10月24日にセヴェロモルスクへ帰投しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバレンツ海で対潜演習を行なった後に帰投した]

この時、新型対潜ミサイル「オトヴェート」の発射試験も行なわれました。
[ロシア海軍の新型対潜ミサイル"オトヴェート"の試験は完了した]

11月7日、バレンツ海白海で戦闘訓練を行なう為に出航しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバレンツ海と白海で戦闘訓練を行なう]

バレンツ海での戦闘訓練の後、11月11日に白海沿岸のセヴェロドヴィンスク(白海海軍基地)へ到着しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はセヴェロドヴィンスクへ到着した]

翌11月12日、「アドミラル・カサトノフ」白海有翼ミサイル「カリブル」チジャ射爆場の地上目標へ発射しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は白海で巡航ミサイル"カリブル"を地上目標へ発射した]

11月14日に母港セヴェロモルスクへ帰投しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバレンツ海と白海での演習を終えてセヴェロモルスクへ帰投した]

12月初頭には「アドミラル・カサトノフ」乗組員へ新型コロナウイルスのワクチン接種が行なわれました。


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2020年12月30日、「アドミラル・カサトノフ」セヴェロモルスクから出航し、遠距離航海へ出発しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は遠距離航海へ出発した]

出航後、バレンツ海救助曳船「ニコライ・チケル」(1989年4月12日就役)と合流しました。
『Marine Traffic』より
【曳船「ニコライ・チケル」】

「アドミラル・カサトノフ」「ニコライ・チケル」は2021年の新年をノルウェー海で迎え、その後にラ・マンシュ海峡(英仏海峡)を通過、1月11日にはビスケー湾を抜けて大西洋上へ出ました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は大西洋へ出た]
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1月14日にジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はジブラルタル海峡を通過して地中海へ入った]

1月15日にバルト艦隊中型海洋給油船「コラ」から洋上給油を受けました。
[ロシア海軍バルト艦隊の中型海洋給油船コラは地中海で北方艦隊のフリゲート"アドミラル・カサトノフ"への洋上給油を行なった]

1月18日にアルジェリアアルジェ港へ寄港しました。

[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はアルジェリアのアルジェ港を訪れた]
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1月20日にアルジェ港を出航し、地中海東部へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はアルジェリアを去った]

1月22日から地中海中部(マルタ海峡付近)で演習を開始しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は地中海中部で演習を開始した]

1月26日、「ニコライ・チケル」地中海東部キプロス島南部のリマソール港を訪れました。
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[ロシア海軍北方艦隊の大洋救助曳船ニコライ・チケルはキプロスのリマソール港を訪れた]

1月27日、「アドミラル・カサトノフ」地中海東部で対空戦闘訓練を行ないました。


現在、地中海東部(シリア沖)には、少なくとも以下のロシア海軍の艦船が滞在しており、地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の指揮下で行動しています。

[黒海艦隊]
潜水艦「スタールイ・オスコル」
2020年12月下旬から地中海東部に滞在
フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」:2020年12月下旬から地中海東部に滞在
小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」2020年11月末から地中海東部に滞在
哨戒艦「ドミトリー・ロガチョフ」:2021年1月中旬から地中海東部に滞在
大型揚陸艦「サラトフ」:2021年1月中旬から地中海東部に滞在
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海洋掃海艦「ワレンチン・ピクリ」2020年12月初頭から地中海東部に滞在
中型偵察艦「プリアゾヴィエ」:2020年12月初頭から地中海東部に滞在
大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」:2020年6月中旬から地中海東部に滞在
対水中工作艇「クルサント・キロヴェツ」:2020年10月中旬から地中海東部に滞在

[北方艦隊]
フリゲート「アドミラル・カサトノフ」
:2021年1月末から地中海東部に滞在
救助曳船「ニコライ・チケル」:2021年1月末から地中海東部に滞在

[バルト艦隊]
コルベット「ストイーキー」
2021年1月初頭から地中海東部に滞在
中型海洋給油船「コラ」:2021年1月初頭から地中海東部に滞在
海洋曳船「ヤーコフ・グレベリスキー」:2021年1月初頭から地中海東部に滞在
工作船PM-822020年12月下旬から地中海東部に滞在

ロシア海軍向けに高射ミサイル複合体トール-M2の艦載型の開発が進められている

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『タス通信』より
2021年1月27日15時41分配信
【『クーポル』は高射ミサイル複合体「トール」の艦上配置ヴァージョンを開発している】
モスクワ、1月27日/タス通信

高射ミサイル複合体「トール-M2」は異種間となり、これを基にして艦上配置複合体が作成される。
ジェフスク電波機械工場『クーポル』(航空宇宙防衛コンツェルン『アルマーズ-アンテイ』へ加入)総取締役ファニル・ジャトディノフは述べた。
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「私共は、高射ミサイル複合体トール-M2を異種間にするように努力しており、艦上配置複合体の作成へ取り組んでいます。
これら全てにおいて、私共は順調に前進しております」
ジャトディノフ
は、雑誌『国家防衛』のインタビューを受け、こう話した。

『クーポル』のトップによると、現在、複合体、更には主要ユニットと機器をを近代化する目的の作業が進められている。
特に、より完全なフェーズドアレイアンテナ、パッシブ探知機、計算機などが開発される。
「大いなるブロック作業は、最新の要素基盤への移行へ指向されており、これは一般に、不変の連続プロセスです」
彼は説明した。

更に、搭載基盤の多様化も進められており、一連のモデルとして装輪浮上車体の製品の登場が計画されている。

「更に、指揮所大隊からのデータ中継距離は2倍に増加し、戦闘車両の操作者は、90kmまでの距離で目標の飛来を視覚的に通告でき、一連の他の課題全体の解決が保障されます」
ジャトディノフ
は付け加えた。



ロシア海軍の個艦防空用高射ミサイル複合体「キンジャール」(SA-N-9)は、陸上用高射ミサイル複合体「トール-M1」(SA-15ガントレット)の艦載型です。


ミサイル管制レーダー「ポドカート」(右端)
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8連装ミサイル垂直発射機
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「キンジャール」の開発は1975年からスタートし、プロジェクト1124K小型対潜艦MPK-104に試作品が搭載され、1982年から黒海で試験が行われました。
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現在、ロシア海軍プロジェクト11435重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」、プロジェクト11442重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」、プロジェクト1155/11551大型対潜艦、プロジェクト11540警備艦「キンジャール」を装備しています。


一方、陸上タイプの方は、2000年代に改良型の「トール-M2」が開発されました。
「トール-M2KM」は、その最新ヴァージョンです。


そして、海軍の「キンジャール」の代替として、「トール-M2KM」の艦載ヴァージョンである「トール-MF」(M-トール)も開発される事になりました。
[ロシア海軍の為の新型高射ミサイル「M-トール」が開発される]

「トール-MF」は、ロシア海軍の新造艦・新世代艦への装備では無く、既に就役している艦の近代化改装の際に換装する事が想定されています。
[ロシア海軍の為の新型高射ミサイル複合体M-トールの開発は進められている]

2016年10月には、黒海艦隊フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」後部ヘリコプター甲板高射ミサイル複合体「トール-M2KM」を搭載し、海上での発射試験が行なわれています。


一方、艦載用の高射ミサイル複合体「トール-MF」の試作品は、2020年代初頭に完成し、その後で試験が行なわれるようです。
[ロシア海軍の為の新型艦対空ミサイル"トール-MF"の試作品は2020年代初頭に完成する]
[ロシア国防省はロシア海軍の為の新型艦対空ミサイル"トール-MF"の開発に関心を持っている]

ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはバレンツ海で水上目標へ艦対空ミサイルを発射した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2021年1月26日16時30分配信
【大型対潜艦「セヴェロモルスク」はバレンツ海で海上目標及び空中目標への射撃へ取り組んだ】

北方艦隊コラ多種戦力小艦隊大型対潜艦「セヴェロモルスク」は、計画戦闘訓練活動実行の枠組みにおいて、バレンツ海で、海上目標及び空中目標への砲及び高射ミサイル射撃を実施した。
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艦の戦闘班は、電波位置測定データの下で高射ミサイル複合体「キンジャール」による小型高速海上目標への攻撃へ取り組み、更に有視界海上目標への砲複合体AK-100による射撃を実施した。
更に、模擬空中目標への砲射撃が行なわれた。

大型対潜艦「セヴェロモルスク」は先週に出航した。
バレンツ海の艦隊の戦闘訓練射爆場で、艦の乗組員はルイバチー半島沿岸に配置された隠蔽及び露天の標的の位置に対する一連の砲射撃を行ない、モトフスキー湾海域で機雷を敷設し、海上機雷を破壊する演習を行なった。
更に船員は、反応爆撃装置RBU-6000の助力による水中目標の破壊を練習し、手動対水中工作擲弾発射機からの擲弾射撃を行なった。

バレンツ海で艦は、仮想敵航空隊の攻撃からの艦の対空防衛演習へ取り組み、更に艦載ヘリコプターKa-27の甲板からの発艦及び着艦の訓練を行なった。

海上兵器の使用に関連し、全てに危険性が在る戦闘訓練は、バレンツ海の戦闘訓練射爆場で行なわれ、前もって船舶航行及び航空機の飛行の為に閉鎖された。

[参照]
「セヴェロモルスク」
プロジェクト1155艦である。
兵装として対潜ミサイル複合体反応爆撃装置魚雷発射管及び他の種類の砲兵器及びミサイル兵器を有する。
近年、北方艦隊大型対潜艦は積極的に使用されており、その中で大西洋、地中海への遠距離航海任務を遂行し、更には北極開発の課題を解決している。



プロジェクト1155大型対潜艦「マルシャル・ブジョーンヌイ」は、カリーニングラード造船工場『ヤンターリ』で1984年7月12日に起工されました。
1985年12月24日の進水時には「シンフェローポリ」と改名されました。
1987年12月30日にソ連海軍へ納入され、1988年1月24日に正式にソ連海軍へ就役し、赤旗北方艦隊へ編入されました。
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1990年5月15日から12月15日まで初の遠距離航海を行ない、地中海へ行きました。

1991年6月25日から8月5日までロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」と共に大西洋への遠距離航海を行ない、7月16日~20日にはアメリカメイポートを訪問しました。
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ソ連邦解体後の1996年1月24日に「セヴェロモルスク」と改名されました。

1998年~2000年までサンクトペテルブルク『北方造船所』でオーバーホールを行ない、ガスタービンエンジンを交換しました。

2008年1月には就役20周年を迎えました。
[ウダロイ級駆逐艦「セヴェロモルスク」就役20周年]

2009年6月にはフランス、イギリス、アメリカ、ロシア4ヶ国合同海軍演習『フルークス-2009』に参加しました。
[ロシア海軍は、国際海軍演習「FRUKUS-2009」に参加する]
[ロシア海軍艦艇、フランスのブレストを訪問]
[ロシア海軍艦艇、アイルランド訪問]
[ロシア軍艦はダブリンを去った]

2010年6月4日から15日までノルウェー海軍との合同演習『ポモール-2010』へ参加しました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
【大型対潜艦「セヴェロモルスク」の演習『ポモール-2010』への参加】

2011年5月8日から10月24日まで遠距離航海を行ない、この時に初めてアデン湾で海賊対処任務に従事しました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
【大型対潜艦「セヴェロモルスク」の航海、2011年5月8日~10月24日】

2011年9月10日には紅海で海賊に乗り込まれたギリシャタンカー「ユナイテッド・エンブレム」を解放しました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
【大型対潜艦「セヴェロモルスク」の海軍歩兵はギリシャのタンカーを海賊から解放した】

2012年12月18日から2013年6月26日まで遠距離航海を行ない、地中海及びアデン湾へ行きました。
[北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクは長期任務を終えて母港へ戻った]

2014年11月20日から2015年4月25日まで遠距離航海を行ない、この時も地中海及びアデン湾へ行きました。
[大型対潜艦セヴェロモルスク遠距離航海(2014年11月-2015年4月)]

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2016年春から夏に掛けてムルマンスク第35艦船修理工場のドックへ入渠し、オーバーホールとソナーのアップグレードが行なわれました。
[ロシア海軍は対潜艦のソナーのオーバーホールを実施する]

2016年10月15日、「セヴェロモルスク」は、重航空巡洋艦(空母)「アドミラル・クズネツォフ」を中核とする北方艦隊航空打撃艦グループの一員としてセヴェロモルスクを出航し、地中海東部(シリア沖)へ向かいました。
[空母アドミラル・クズネツォフ第6次地中海遠征(2016年10月-2017年2月)]

航空打撃艦グループは2017年1月6日以降にシリア沖を離れて母港への帰路に就きましたが、「セヴェロモルスク」は同行せず、そのままインド洋への遠距離航海へと向かいました。
[大型対潜艦「セヴェロモルスク」インド洋遠征(2016年10月-2017年6月)]

2017年8月上旬から10月初頭まで北極海遠征を行ないました。
[ロシア北方艦隊の第6次北極海遠征(2017年8月-10月)]

2018年7月初頭にセヴェロモルスクを出航し、7月29日の『ロシア海軍の日』主要海軍パレード(クロンシュタット及びサンクトペテルブルクネヴァ川の観艦式)へ参加しました。
[7月29日の『ロシア海軍の日』観艦式へ参加する北方艦隊の艦はフィンランド湾へ入る]

主要海軍パレードが終わった後、そのまま遠距離航海へ出発し、地中海、アデン湾、アラビア海まで進出し、2019年5月に帰投しました。
途中までは「マルシャル・ウスチーノフ」も同行していました。
[ロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦セヴェロモルスクの遠距離航海(2018年7月-2019年5月)]

この遠距離航海中の2018年11月10日には、アデン湾日本海上自衛隊護衛艦「いかづち」と合同演習を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはアデン湾で日本海上自衛隊の護衛艦と合同演習を行なった]


2019年6月23日、「マルシャル・ウスチーノフ」と共にバレンツ海へ出航し、対空戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦セヴェロモルスクはバレンツ海で対空戦闘訓練を行なった]

2019年7月3日、ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」、原子力水中ロケット巡洋艦「スモレンスク」、救助曳船SB-406と共にセヴェロモルスクを出航し、7月28日の『ロシア海軍の日』観艦式(主要海軍パレード)へ参加する為、7月中旬にクロンシュタットへ到着しました。
[2019年7月28日の『ロシア海軍の日』観艦式へ参加する北方艦隊艦船はクロンシュタットへ到着した]

2019年7月28日の『ロシア海軍の日』主要海軍パレード(クロンシュタット及びサンクトペテルブルクネヴァ川の観艦式)へ参加しました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2019年7月28日14時37分配信
【ロシアは『海軍の日』を迎えた】



主要海軍パレードが終わった後、これらの艦船はクロンシュタットを去り、バルト海で対潜演習を行ないました。
[クロンシュタットの『ロシア海軍の日』観艦式へ参加した北方艦隊艦船はバルト海で演習を行なった]

2019年8月1日からバルト海で始まったロシア海軍演習『大洋の盾-2019』へ参加しました。
[バルト海のロシア海軍演習『大洋の盾-2019』(2019年8月)]

8月5日までに北海へ入りました。
[クロンシュタットの『ロシア海軍の日』観艦式へ参加した北方艦隊艦船はバルト海を去り、北海へ入った]
[ロシア海軍北方艦隊の原子力水中巡洋艦スモレンスクと支援船2隻はバルト海を去った]

その後、フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」と共にノルウェー海で演習を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊のフリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"と大型対潜艦セヴェロモルスクはノルウェー海で演習を実施した]

8月19日にセヴェロモルスクへ帰投しました。
[クロンシュタットの『ロシア海軍の日』観艦式及びバルト海演習『大洋の盾-2019』へ参加した北方艦隊の艦船は母港へ帰投した]

その後はムルマンスク第35艦船修理工場でオーバーホールが行なわれていたようです。
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2020年5月16日、対潜演習を行なう為にバレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはバレンツ海で対潜演習を行なう]

2020年5月22日から26日までロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」と共にバレンツ海で対潜演習を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦セヴェロモルスクはバレンツ海で対潜演習を行なう]
[ロシア海軍北方艦隊のバレンツ海対潜演習は完了した]

2020年8月5日から11月6日まで北極及び北大西洋への遠距離航海を行ないました。
[ロシア北方艦隊第9次北極遠征(2020年8月-10月)]
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクは北極と北大西洋への遠距離航海を終えて母港へ帰投した]


2021年1月21日、各種戦闘演習を行なう為、バレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはバレンツ海で演習を行なう]

まず初めに対空戦闘訓練を行なった後、1月23日にはルイバチー半島沿岸の地上目標への艦砲射撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはバレンツ海で艦砲射撃訓練を行なった]

その後もバレンツ海で戦闘訓練を続け、1月26日には小型高速海上目標高射ミサイル「キンジャール」を発射しました。
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ロシア海軍北方艦隊の大洋救助曳船ニコライ・チケルはキプロスのリマソール港を訪れた

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2021年1月26日17時10分配信
【北方艦隊の救助曳船「ニコライ・チケル」はキプロスへの業務寄港を行なった】

地中海フリゲート「アドミラル・フロータ・カサトノフ」と一緒に遠距離航海任務を遂行している北方艦隊救助曳船「ニコライ・チケル」は、キプロス共和国リマソール港への業務寄港を行なった。
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この数日間、曳船の乗組員は、真水、燃料、食料の在庫を補充し、更には短時間の休息の機会を得る。

フリゲート「アドミラル・フロータ・カサトノフ」救助曳船「ニコライ・チケル」で構成される北方艦隊艦船支隊の遠距離航海は(2020年)12月30日に始まった。
航海中に支隊は4000海里以上を走破した。
地中海フリゲート曳船は1月14日から行動している。



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1等多目的フリゲート・プロジェクト22350の2番艦「アドミラル・カサトノフ」(2020年7月15日就役)は、2020年12月30日にセヴェロモルスクから出航し、遠距離航海へ出発しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は遠距離航海へ出発した]

出航後、バレンツ海救助曳船「ニコライ・チケル」(1989年4月12日就役)と合流しました。
『Marine Traffic』より
【曳船「ニコライ・チケル」】

「アドミラル・カサトノフ」「ニコライ・チケル」は2021年の新年をノルウェー海で迎え、その後にラ・マンシュ海峡(英仏海峡)を通過、1月11日にはビスケー湾を抜けて大西洋上へ出ました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は大西洋へ出た]
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1月14日にジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はジブラルタル海峡を通過して地中海へ入った]

1月15日にバルト艦隊中型海洋給油船「コラ」から洋上給油を受けました。
[ロシア海軍バルト艦隊の中型海洋給油船コラは地中海で北方艦隊のフリゲート"アドミラル・カサトノフ"への洋上給油を行なった]

1月18日にアルジェリアアルジェ港へ寄港しました。

[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はアルジェリアのアルジェ港を訪れた]
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1月20日にアルジェ港を出航し、地中海東部へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はアルジェリアを去った]

1月22日から地中海中部(マルタ海峡付近)で演習を開始しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は地中海中部で演習を開始した]

1月26日、「ニコライ・チケル」地中海東部キプロス島南部のリマソール港を訪れました。
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なお、同日にはバルト艦隊コルベット「ストイーキー」給油船「コラ」リマソール港へ入港しています。
[ロシア海軍バルト艦隊のコルベット"ストイーキー"はキプロスのリマソール港を訪れた]

ロシア海軍バルト艦隊のコルベット"ストイーキー"はキプロスのリマソール港を訪れた

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2021年1月26日15時30分配信
【バルト艦隊のコルベット及び給油船はリマソール港への寄港を行なった】

本日(1月26日)、地中海で任務を遂行しているコルベット「ストイーキー」及び給油船「コラ」は、リマソール港(キプロス共和国)への業務寄港を行なった。

ロシア艦の業務寄港中に船員は、必要な艦内物資を補充し、当直及び当番へ就く事から解放された一部の乗組員は沿岸へ上陸する。
加えて、停泊時にバルト艦隊船員は、必要な艦の定期作業及び検査を行なう。

寄港完了後、コルベット及び給油船は、地中海ロシア海軍常設作戦連合部隊の一員として意図された任務の遂行を続ける。

コルベット「ストイーキー」、中型海洋給油船「コラ」、海洋曳船「ヤーコフ・グレベリスキー」で構成されるバルト艦隊艦船支隊は、計画遠距離航海任務を遂行する為、2020年12月16日に恒久駐留所バルチースク市から出航した。



バルト艦隊プロジェクト20380コルベットの4番艦「ストイーキー」(2014年7月27日就役)は、2020年12月16日に地中海・インド洋への遠距離航海へ出発しました。
[バルト艦隊のコルベット"ストイーキー"は地中海とインド洋への遠距離航海へ出発した]
「ストイーキー」地中海、そしてインド洋へ行くのは、今回が初めてです。
(これまでは北海までしか行かなかった)

「ストイーキー」に随伴するのは、この2隻です。

中型海洋給油船「コラ」(1967年10月19日就役)
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海洋曳船「ヤーコフ・グレベリスキー」(1978年3月20日就役)
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12月24日にラ・マンシュ海峡(英仏海峡)へ入りました。
[バルト艦隊のコルベット"ストイーキー"はラ・マンシュ海峡(英仏海峡)を通過する]

ラ・マンシュ海峡を通過した後、12月28日に大西洋上で対潜演習を実施しました。
[ロシア海軍バルト艦隊のコルベット"ストイーキー"は大西洋上で対潜演習を行なった]
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12月29日、「ストイーキー」と随伴船はジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍バルト艦隊のコルベット"ストイーキー"はジブラルタル海峡を通過して地中海へ入った]

「ストイーキー」と随伴船は地中海中部で2021年の新年を迎えました。
[ロシア海軍バルト艦隊の4隻の艦船は地中海で2021年の新年を迎える]

その後、地中海東部へ向かい、2021年1月9日にロシア海軍物資供給所が在るシリアタルトゥース港へ到着しました。
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[ロシア海軍バルト艦隊のコルベット"ストイーキー"はシリアのタルトゥース港へ寄港した]

なお、「コラ」は別行動を取っているらしく、2021年1月14日にジブラルタル海峡を通過して地中海へ入った北方艦隊フリゲート「アドミラル・カサトノフ」救助曳船「ニコライ・チケル」への洋上給油を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊の中型海洋給油船コラは地中海で北方艦隊のフリゲート"アドミラル・カサトノフ"への洋上給油を行なった]

一方、「ストイーキー」は1月22日に地中海東部で模擬射撃演習を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊のコルベット"ストイーキー"は地中海東部で模擬射撃演習を行なった]

その後、「コラ」「ストイーキー」と合流し、1月26日にキプロスリマソール港を訪れました。


現在、地中海東部(シリア沖)には、少なくとも以下のロシア海軍の艦船が滞在しており、地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の指揮下で行動しています。

[黒海艦隊]
潜水艦「スタールイ・オスコル」
2020年12月下旬から地中海東部に滞在
フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」:2020年12月下旬から地中海東部に滞在
小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」2020年11月末から地中海東部に滞在
哨戒艦「ドミトリー・ロガチョフ」:2021年1月中旬から地中海東部に滞在
大型揚陸艦「サラトフ」:2021年1月中旬から地中海東部に滞在
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海洋掃海艦「ワレンチン・ピクリ」2020年12月初頭から地中海東部に滞在
中型偵察艦「プリアゾヴィエ」:2020年12月初頭から地中海東部に滞在
大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」:2020年6月中旬から地中海東部に滞在
対水中工作艇「クルサント・キロヴェツ」:2020年10月中旬から地中海東部に滞在

[バルト艦隊]
コルベット「ストイーキー」
2021年1月初頭から地中海東部に滞在
中型海洋給油船「コラ」:2021年1月初頭から地中海東部に滞在
海洋曳船「ヤーコフ・グレベリスキー」:2021年1月初頭から地中海東部に滞在
工作船PM-822020年12月下旬から地中海東部に滞在

ロシア海軍黒海艦隊の海洋掃海艦ワレンチン・ピクリはシリアのタルトゥース沖で砲撃訓練を行なった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2021年1月26日14時30分配信
【黒海艦隊の海洋掃海艦「ワレンチン・ピクリ」は地中海で計画砲射撃を実施した】

地中海海軍常設グループの一員として任務を遂行している黒海艦隊海洋掃海艦「ワレンチン・ピクリ」乗組員は、戦闘訓練計画の枠組みにおいて艦の駐留所海域での砲射撃を実施した。

練習戦闘訓練の実施中に乗組員は、小型水上目標及び空中目標、更には仮想敵の浮遊機雷の捜索、探知、破壊の活動へ取り組んだ。

砲射撃の後、船員は、海上移動時の艦のダメージコントロール、対空防衛及び対水中工作防衛の艦上演習を実施した。

海洋掃海艦「ワレンチン・ピクリ」は、2020年12月から地中海常設艦船グループの一員として任務を遂行している。



【海洋掃海艦「ワレンチン・ピクリ」】

プロジェクト266ME海洋掃海艦「ワレンチン・ピクリ」は、元々はインド海軍向けとして1990年にレニングラード『中部ネヴァ川造船工場』で起工されましたが、その後、インドが発注をキャンセルした為にロシア海軍へ引き取られる事になり、2000年5月30日に進水し、2002年1月20日に海軍旗初掲揚式典を開催し、正式にロシア海軍へ就役しました。

2002年6月~7月、「ワレンチン・ピクリ」ノヴォロシースクへ回航され、黒海艦隊へ編入されました。

就役以来、一度も黒海から出た事のない「ワレンチン・ピクリ」でしたが、2016年5月12日-13日頃にノヴォロシースクを出航し、5月14日にボスポラス海峡を南下しました。
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2016年5月17日までにシリア沖へ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の海洋掃海艦ワレンチン・ピクリはシリア沖に到着した]

「ワレンチン・ピクリ」は、2016年8月17日にボスポラス海峡を北上し、その後ノヴォロシースクへ帰港しました。

それから7ヶ月ほど経過した2017年3月24日、「ワレンチン・ピクリ」ボスポラス海峡を南下して地中海へ入り、3月27日までにシリア沖へ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の海洋掃海艦ワレンチン・ピクリは再び地中海東部(シリア沖)へ派遣された]

「ワレンチン・ピクリ」は、2017年8月7日にボスポラス海峡を北上し、その後ノヴォロシースクへ帰港しました。

それから1年後の2018年8月下旬、「ワレンチン・ピクリ」は、三度シリア沖へ派遣される事になりました。
[ロシア海軍黒海艦隊の海洋掃海艦ワレンチン・ピクリは地中海東部(シリア沖)へ向かった]

9月1日から8日まで地中海東部で実施されたロシア海軍ロシア航空宇宙軍の大規模演習へ参加しました。

[ロシア海軍とロシア航空宇宙軍の地中海演習(2018年9月1日~8日)]

その後も地中海東部に滞在していましたが、2018年12月27日、ダーダネルス海峡及びボスポラス海峡を通過して黒海へ入り、その後、母港ノヴォロシースクへ帰投しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の海洋掃海艦ワレンチン・ピクリは地中海を去り、母港ノヴォロシースクへ向かった]

その後は黒海で行動していましたが、2019年10月15日にボスポラス海峡を南下して地中海へ入り、2019年7月から地中海に居た海洋掃海艦「コヴロヴェツ」と交代しました。
(「コヴロヴェツ」対水中工作艇「スヴォーロヴェツ」、海洋曳船MB-304と共に11月3日にボスポラス海峡を北上)

2020年1月30日にダーダネルス海峡及びボスポラス海峡を通過し、母港への帰路に就きました。
[ロシア海軍黒海艦隊の海洋掃海艦ワレンチン・ピクリは地中海を去った]

2020年12月初頭、「ワレンチン・ピクリ」地中海東部へ派遣される事になりました。
「ワレンチン・ピクリ」と共に救助曳船「プロフェッソル・ニコライ・ムール」地中海東部へ向かいました。
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[ロシア海軍黒海艦隊の海洋掃海艦ワレンチン・ピクリは地中海東部(シリア沖)へ派遣される]

地中海東部で2021年の新年を迎えました。
[ロシア海軍黒海艦隊の10隻以上の艦船が地中海に滞在している]

2021年1月26日には地中海東部で砲撃訓練を行ないました。
訓練は「艦船駐留所の海域」で行なわれたとの事ですが、地中海ロシア海軍「艦船駐留所」は、シリアタルトゥース港しか有りません。
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現在、地中海東部(シリア沖)には、少なくとも以下のロシア海軍の艦船が滞在しており、地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の指揮下で行動しています。

[黒海艦隊]
潜水艦「スタールイ・オスコル」
2020年12月下旬から地中海東部に滞在
フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」:2020年12月下旬から地中海東部に滞在
小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」2020年11月末から地中海東部に滞在
哨戒艦「ドミトリー・ロガチョフ」:2021年1月中旬から地中海東部に滞在
大型揚陸艦「サラトフ」:2021年1月中旬から地中海東部に滞在
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海洋掃海艦「ワレンチン・ピクリ」2020年12月初頭から地中海東部に滞在
中型偵察艦「プリアゾヴィエ」:2020年12月初頭から地中海東部に滞在
大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」:2020年6月中旬から地中海東部に滞在
救助曳船「カピタン・グリエフ」2020年8月中旬から地中海東部に滞在
対水中工作艇「クルサント・キロヴェツ」:2020年10月中旬から地中海東部に滞在

[バルト艦隊]
コルベット「ストイーキー」
2021年1月初頭から地中海東部に滞在
中型海洋給油船「コラ」:2021年1月初頭から地中海東部に滞在
海洋曳船「ヤーコフ・グレベリスキー」:2021年1月初頭から地中海東部に滞在
工作船PM-822020年12月下旬から地中海東部に滞在

ロシア海軍太平洋艦隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142はベーリング海及びチュクチ海上空で長時間飛行を行なった


『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2021年1月26日11時5分配信
【太平洋艦隊の遠距離対潜航空機Tu-142M3はベーリング海及びチュクチ海上空で計画飛行を行なった】

1月26日、太平洋艦隊海上航空隊遠距離対潜航空機Tu-142M3のペアは、ベーリング海及びチュクチ海上空で計画飛行を行なった。
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航空機の空中への滞在時間は11時間を超えた。
この時に彼らは8000キロメートル以上を進んだ。

Tu-142M3乗員は、目標物の無い場所の上空飛行及び地上電波工学航空航法手段を欠いた条件下での操縦の技量を改善した。

近隣ゾーンでは航空機太平洋艦隊海上航空隊高空戦闘機MiG-31BMが同行した。

飛行は、空域使用に関する国際法規に厳密に沿って実施された。



ソ連/ロシア海軍遠距離対潜哨戒機Tu-142は、戦略爆撃機Tu-95の海軍向けヴァージョンであり、1968年6月18日に初飛行し、1972年11月15日に軍備採用されました。
1968年から1994年までに合計で100機生産され、この内の8機はインドへ輸出されました。

現在、ロシア海軍航空隊では、北方艦隊太平洋艦隊に各12機が在籍しています。
太平洋艦隊所属機はカーメニ・ルチェイ飛行場(モンゴフト)に配備されています。

カーメニ・ルチェイ飛行場(モンゴフト)
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太平洋艦隊Tu-142は、度々遠方海域へ進出しています。

2019年8月6日、太平洋艦隊の2機のTu-142アラスカ、カナダ及びアリューシャン列島沖を飛行しました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の対潜哨戒機Tu-142はアリューシャン列島、アラスカ、カナダ沖を飛行した]

2020年3月9日、太平洋艦隊の2機のTu-142アラスカ周辺を長時間飛行しました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142はアラスカ周辺を長時間飛行した]

3月14日、太平洋艦隊の2機のTu-142北極海で長時間飛行を行ないました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142は北極海上空で長時間飛行を行なった]

5月23日、太平洋艦隊の2機のTu-142太平洋で長時間飛行を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142M3は太平洋上空で長時間飛行を行なった]

6月27日には、北方艦隊太平洋艦隊の合計7機のTu-142が同じ日に長時間飛行を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊と太平洋艦隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142MKは、バレンツ海及びノルウェー海、北太平洋の上空で長時間飛行を行なった]

8月28日には太平洋艦隊の4機のTu-142太平洋で長時間飛行を行ないました。
他の艦隊の航空機も同じ日に長時間飛行を行ないました。
[ロシア海軍航空隊の4艦隊の航空隊は同時飛行訓練を行なった]

そして2021年1月26日、太平洋艦隊の2機のTu-142は、ベーリング海及びチュクチ海上空で長時間飛行を行ないました。

なお、アラスカ付近を飛行した為、北アメリカ航空宇宙防衛司令部(NORAD)にも捕捉されました。
『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2021年1月26日5時36分配信
【2機のロシアの航空機Tu-142はアラスカの対空防衛ゾーンで識別された-NORAD】

ロシア海軍太平洋艦隊の最新鋭コルベット"ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ"は乗組員の錬成訓練を行なう

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア沿海地域情報供給部(ウラジオストク市)発表
2021年1月26日8時45分配信
【太平洋艦隊の最新鋭コルベット「アルダル・ツィジェンジャポフ」は第1錬成任務へ移行した】

太平洋艦隊の最新鋭コルベット「アルダル・ツィジェンジャポフ」乗組員は、ウラジオストクで第1錬成任務(K-1)へ移行した。

任務K-1は、単独艦の訓練プログラムの重要な部門であり、その戦闘及び日常の組織化への取り組み、基地における戦闘及び航海の準備が提示される。

活動の重要性に鑑み、艦隊管理士官グループと一緒に太平洋艦隊参謀長セルゲイ・レキシ中将が艦へ到着した。
太平洋艦隊参謀長は、艦を視察し、沿海地方多種戦力小艦隊司令官、水上艦連合部隊司令官、コルベット艦長の報告を聞いた。

任務の動作の結果、検査官は、乗組員、組織の機能的義務、投錨と係留から離れた艦の戦闘及び航海の準備の為の演習中の要員の巧みな行動についての良好な知識に注目した。

K-1の枠組みにおいてコルベットの乗組員は、組織的対空防衛、停泊条件下での艦のダメージコントロール、組織的対水中工作防衛、更には科学、細菌、放射線による汚染条件下での要員の行動へ取り組む。
任務の動作は、隊列による閲兵で完了する。

[参照]
「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」
は、太平洋艦隊の為に特別に建造されたプロジェクト20380多目的警備艦(コルベット)シリーズの3隻目であり、コムソモリスク・ナ・アムーレで2015年7月22日に起工された。
昨年夏、艦は試験プログラムを実施する為にウラジオストクへ到着した。
艦は、近海ゾーンでの行動、敵の水上艦及び潜水艦との戦闘、更には海上揚陸作戦中の海上揚陸部隊の砲撃支援の為に意図されている。
同プロジェクトは、艦の物理的フィールドを削減する為、最新の成果が具現化されており、革新的な材料及び船体と上部構造物の独自の建造方式を用いる事により、電波位置測定視認性の大幅な低下に成功した。

2020年12月に太平洋艦隊へ加わった。



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現在、ロシア極東方面コムソモリスク・ナ・アムーレ市『アムール造船工場』では、太平洋艦隊向けのプロジェクト20380コルベットの建造が進められています。

1隻目の「ソヴェルシェーンヌイ」(333、2006年6月30日起工、2015年5月22日進水)は、2017年7月20日に就役しました。
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[コムソモリスク・ナ・アムーレで建造された最初の新世代コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"はロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]

2隻目の「グロームキー」(335、2012年4月20日起工、2017年7月28日進水)は、2018年12月25日に就役しました。
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[プロジェクト20380コルベット"グロームキー"はロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]


3隻目の「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」は、2015年7月22日に起工されました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト20380コルベット"ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ"はコムソモリスク・ナ・アムーレで起工された]

2019年9月12日に造船台を出渠(進水)しました。


[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭コルベット"ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ"は造船台を出た]


なお、『アムール造船工場』では、コルベットの進水式典の際、シャンパンを割る女性として、同社職員から「コルベットの花嫁」が選ばれていますが、「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」「花嫁」は、2019年3月に選定されています。


「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」の乗組員は、2020年初頭からサンクトペテルブルク海軍訓練センター新型コルベットを操作する為の訓練を受け、2020年5月13日に『アムール造船工場』へ到着しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭コルベット"ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ"の乗組員はコムソモリスク・ナ・アムーレに到着した]

2020年6月3日、浮きドックへ載せられた「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」は、コムソモリスク・ナ・アムーレからウラジオストクへ向かいました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭コルベット"ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ"はウラジオストクへ向かった]

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6月16日にウラジオストクへ到着しました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭コルベット"ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ"はウラジオストクへ到着した]

6月19日に浮きドックから出渠し、ウラジオストク『アムール造船工場』艤装岸壁へ到着しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭コルベット"ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ"は輸送浮きドックを出た]

その後、ウラジオストクの艤装岸壁で最終艤装と係留試験が行なわれ、8月初頭に完了しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭コルベット"ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ"はウラジオストクでの係留試験を完了し、日本海での洋上試験の準備を始めた]
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9月30日、「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」は、日本海で洋上試験を開始しました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭コルベット"ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ"は日本海で洋上試験を開始した]

洋上試験の第1段階を終えた「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」は、10月8日にウラジオストクへ帰投しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭コルベット"ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ"は日本海での洋上試験の第1段階を完了した]

10月下旬に洋上試験を再開しました。



10月26日には日本海で砲撃試験を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭コルベット"ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ"は日本海で砲撃試験を行なった]

その後も100mm砲A-190-01の射撃試験は続けられました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭コルベット"ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ"は日本海で100mm砲を発射した]
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭コルベット"ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ"は日本海で艦砲の試射を続けている]

11月14日にはヘリコプターの発着艦試験を行ないました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭コルベット"ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ"はヘリコプターの発着艦試験を行なった]

11月15日にはロシア航空宇宙軍戦闘機Su-35S、MiG-31BM太平洋艦隊航空隊対潜哨戒機Tu-142、Il-38の協力により、「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」の電波電子機器の動作点検を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭コルベット"ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ"は電波電子機器の動作点検を行なった]

11月25日には対艦ミサイル「ウラン」の発射試験を行ないました。
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[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭コルベット"ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ"は対艦ミサイル"ウラン"の発射試験を行なった]

翌11月26日には対潜/対魚雷複合体「パケート-NK」(324mm短魚雷)の発射試験を行ないました。
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[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭コルベット"ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ"は日本海で対潜/対魚雷複合体パケート-NKの発射試験を行なった]

12月2日にはピョートル大帝湾ジェルトゥヒナ島で陸上目標への艦砲射撃を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭コルベット"ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ"はピョートル大帝湾で地上目標への艦砲射撃を行なった]

12月17日には、小型ロケット艦「イネイ」が発射した対艦ミサイル「マラヒート」100mm砲A-190-01で撃墜しました。
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これで「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」の洋上試験は完了しました。
[最新鋭コルベット"ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ"の洋上試験は完了し、2020年12月25日にロシア海軍へ就役する]

2020年12月25日、「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」(339)聖アンドレイ旗初掲揚式典が開催され、正式にロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊に編入されました。

[プロジェクト20380コルベット"ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ"はロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊に編入された]

その後、乗組員の錬成訓練が始まりました。


4隻目の「リェーズキー」は、2016年7月1日に起工されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4の新型コルベット"リェーズキー"はコムソモリスク・ナ・アムーレ造船所で起工された]
就役は2021年に予定されています。
[最新コルベット"ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ"は2020年、"リェーズキー"は2021年にロシア海軍へ就役する]

今後、『アムール造船工場』では、太平洋艦隊向けとして、更にプロジェクト20380コルベット2隻とプロジェクト20385コルベット4隻が建造されます。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の4隻のプロジェクト20385コルベットと2隻のプロジェクト20380コルベットの建造契約が締結された]

ロシア海軍黒海艦隊のポンプジェット潜水艦アルローサの近代化改装は2021年に完了する

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『タス通信』より
2021年1月26日0時11分配信
【黒海艦隊の潜水艦「アルローサ」の修理は2021年の完了が計画されている】
セヴァストーポリ、1月25日/タス通信

セヴァストーポリ黒海艦隊・第13艦船修理工場の専門家は、2021年に潜水艦「アルローサ」の工事完了を計画している。
『タス通信』は月曜日に同社の代理人より伝えられた。

第13艦船修理工場の代理人によると、現在、潜水艦「アルローサ」の技術的準備状態は80パーセントであり、潜水艦は近代化の要素を伴う修理を行なっている。

対談者が説明したように、多くの要因が修理の進行に影響した事により、工場での作業終了の正確な時期を告げる準備は出来ていないが、これは「近い将来に行なわれ、計画では今年中です」

彼は更に、プロジェクト1239のトップ艦~エアクッション小型ロケット艦「ボラ」の準備は91パーセント完了したと付け加えた。
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今年には施設での作業の完了が計画されている。
艦の修理は2019年に始まった。
その特殊性が故に、特別に高度な訓練を受けた専門家が必要であり、特別な方法と材料を必要とした。

工場広報サービスによると、現在、第13艦船修理工場の専門家は、警備艦「ラードヌイ」、大型揚陸艦「オルスク」、「ヤーマル」、「アゾフ」を含む45の施設で作業を行なっている。
2021~2022年の工場の為の発注は、ロシア連邦国防省と締結した国家契約により提供される。

[ブラックホール]
実際の潜水艦基地の展示複合物が在るセヴァストーポリ要塞建造物博物館の館長ユーリー・タタリエフは、潜水艦「アルローサ」ゴーリキー市(現ニジニ・ノヴゴロド)の工場『クラースノエ・ソルモヴォ』で、ソヴィエト社会主義共和国連邦崩壊の直前に建造され、実験プロジェクト877に属すると『タス通信』へ話した。
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その特徴は、スクリューの代わりに噴水推進エンジンが設置された事に在る。

「この時期、科学者は噴水推進エンジンに従事しており、この方向性は適切でした。
アルローサが作成された時、これを原子力潜水艦に設置する可能性が研究されました。
これは、潜水艦の隠密性~主要な戦術特性~にとっては、最も静粛なエンジンです。
海外からは(噴水推進エンジンを持つ潜水艦は)ブラックホールと呼ばれており、潜水艦は、事実上聞こえません」
タタリエフ
は説明した。

彼はソヴィエト連邦崩壊直後、「アルローサ」黒海で唯一戦闘準備の整ったロシア連邦潜水艦であり続けた事を指摘した。
この状況は、2014年のロシアへのクリミア復帰後の黒海艦隊の再軍備まで維持された。

「潜水艦は全ての戦闘演習任務へ積極的に参加し、魚雷訓練で一度ならず海軍総司令官の賞を獲得し、地中海で一度ならず任務を遂行し、国際演習へ参加しました。
結構な事に、乗組員には多くのやるべきことが有ります」

対談者は付け加えた。



プロジェクト877V潜水艦B-871は、ロシア内陸部のゴーリキー(現ニジニー・ノヴゴロド)のクラースノエ・ソルモヴォ造船所で1988年5月17日に起工され、1989年9月10日に進水し、1990年12月30日に就役し、黒海艦隊へ配備されました。

プロジェクト877Vは、試験的に艦尾にポンプジェットを装備した実験艦です。
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1991年12月から1992年3月まで戦闘勤務を行ないましたが、1992年3月13日に乗組員の一部がウクライナへ忠誠を誓い、機関室を占拠して潜水艦の乗っ取りを試みました。
乗っ取りの試みは阻止されたものの、ソ連邦解体後のロシア・ウクライナ間の黒海艦隊分割・帰属問題も有り、更にはバッテリーの不調も有って1992年から1996年までは殆ど動きませんでした。

ただし、1996年2月10日公開のジャッキー・チェン主演の映画「First Strike」(ファイナル・プロジェクト)には、B-871が「出演」しています。

0:45から登場する潜水艦がB-871です。

1996年5月22日にバッテリーの交換を完了し、ようやく動けるようになりました。
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2004年1月5日に「アルローサ」と命名されました。
「アルローサ」は、ロシア宝石会社です。
【『アルローサ』公式サイト】

2011年6月にスペイン沖で実施された国際海軍演習『ボールド・モナーク-2011』に参加しました。


その後、2011年7月から2012年7月までバルト海沿岸のクロンシュタットで修理され、2012年9月にセヴァストーポリへ戻りました。
[ポンプジェット潜水艦アルローサは黒海へ戻る]
[ポンプジェット潜水艦アルローサはセヴァストーポリへ戻った]

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2014年6月にセヴァストーポリ第13艦船修理工場(黒海艦隊直営)で修理及び近代化が始まりました。
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[ロシア海軍黒海艦隊のポンプジェット潜水艦アルローサは近代化改装を行なう]
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦アルローサは近代化改装を行なっている]

「アルローサ」の近代化改装作業の完了時期は何度も延期され、2017年末の完了予定も実現しませんでした。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦アルローサの近代化改装は2017年に完了する]

2014年から2016年に掛け、黒海艦隊向けのプロジェクト06363潜水艦6隻が就役した為、黒海艦隊にとっては、「アルローサ」の復帰を急ぐ必要性は無くなっています。
[プロジェクト06363潜水艦]

黒海艦隊では持て余されている「アルローサ」ですが、今度はバルト艦隊へ転属させるという話が出てきました。
[ロシア海軍のポンプジェット潜水艦アルローサはバルト艦隊へ転属する]

『第13艦船修理工場』の岸壁に係留されていた「アルローサ」でしたが、2019年5月末に同社の浮きドックへ入りました。
[ロシア海軍のポンプジェット潜水艦アルローサはセヴァストーポリの浮きドックへ入った]
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「アルローサ」の近代化改装作業の完了は2019年に予定されていましたが、またも延期されました。
[ロシア海軍のポンプジェット潜水艦アルローサの近代化改装は2019年に完了する]

現在の所、「アルローサ」の近代化改装作業は、2021年中の完了が予定されています。

元ロシア海軍総司令官フェリックス・グロモフ提督は亡くなった


『タス通信』より
2021年1月23日18時16分配信
【元ロシア海軍総司令官フェリックス・グロモフは亡くなった】
モスクワ、1月23日/タス通信

ロシア海軍総司令官(1992~1997年)フェリックス・グロモフ上級大将は84歳で亡くなった。
ロシア連邦軍指導者クラブの代表ニコライ・デリャビン『タス通信』へ伝えた。

「フェリックス・ニコラエヴィチは金曜日に亡くなりました。
現在、彼の葬式の場所と日時は決まっています」

彼は説明した。
死因については述べなかった。

グロモフ上級大将は1937年に生まれた。
1955年から太平洋艦隊を始まりにソヴィエト社会主義共和国連邦海軍で勤務した。
暫くの間、戦略用途ロケット軍で勤務した。
その後、海軍へ戻り、巡洋艦「ドミトリー・ポジャールスキー」、「アドミラル・セニャーヴィン」艦長となった。
「上級大将」の階級は1996年に授与された。
死亡するまでロシア連邦国防省査察管理総局に居た。



フェリックス・ニコラエヴィチ・グロモフは1937年8月29日にウラジオストクで生まれました。
1955年にS.O.マカロフ記念太平洋高等海軍学校へ入り、1959年に卒業しました。

卒業後は太平洋艦隊水上艦で勤務しましたが、1960年5月から1961年5月までの1年間、戦略用途ロケット軍へ出向しました。
1961年5月に海軍へ戻り、再び太平洋艦隊水上艦で勤務し、1972年10月~1975年10月には巡洋艦「ドミトリー・ポジャールスキー」艦長、1975年10月~1977年6月には巡洋艦「アドミラル・セニャーヴィン」艦長を務めました。

プロジェクト68bis巡洋艦「ドミトリー・ポジャールスキー」
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プロジェクト68U2巡洋艦「アドミラル・セニャーヴィン」
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1977年6月29日にはバルト艦隊レニングラード海軍基地第4練習艦師団参謀長に任命され、1981年2月には太平洋艦隊第8作戦戦隊参謀長、1982年6月には同戦隊司令官に任命されました。

1984年10月には北方艦隊参謀長兼第1副司令官に任命され、1988年3月19日には同艦隊司令官に昇格しました。
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ソ連邦解体(1991年12月末)後の1992年3月12日には、独立国家共同体(CIS)海軍第1副司令官に任命されましたが、「CIS海軍」などというものは紙の上にしか存在していませんでした。
1992年8月19日にはウラジーミル・チェルナヴィン元帥の後任のロシア連邦海軍総司令官に就任しました。
1996年6月13日には海軍上級大将に昇進しました。
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1997年11月7日に海軍総司令官を退任(後任はウラジーミル・クロエドフ大将)、海軍からも退役しました。
退役後は、ロシア連邦国防省査察管理総局に天下りしました。

そして2021年1月22日に84歳で亡くなりました。

ロシア海軍黒海艦隊の為の第4の新型哨戒艦セルゲイ・コトフは2021年1月29日に進水する

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア海軍発表
【2021年1月29日-プロジェクト22160哨戒艦「セルゲイ・コトフ」進水(ケルチ市)】

造船工場『ザリフ』で、プロジェクト22160哨戒艦「セルゲイ・コトフ」の進水式典が開催される。

報道陣は、新たな水上艦の進水式典を、自身を含め見る事が出来る:会合には、海軍総司令部の代表、『統合造船業営団』、企業(ザリフ)及び計画設計局の幹部が参加し、艦の清めの儀式がロシア正教会の司祭により行なわれ、艦は進水する。

プロジェクト22160哨戒艦「セルゲイ・コトフ」は、同プロジェクト艦シリーズの4隻目となる。
同プロジェクトのトップ艦は「ワシーリー・ブイコフ」である。
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これは公開株式会社『北方計画設計局』(サンクトペテルブルク市)により設計され、海上経済圏の防護及び保護、更には護送及び対海賊活動の任務を果たし、捜索救助機能を遂行する為に意図されている。

この艦は、傑出したソヴィエト軍事船員大祖国戦争へ参加したソヴィエト連邦英雄セルゲイ・ニコラエヴィチ・コトフ少将に敬意を表して命名された。
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同プロジェクト艦は速力30ノットの発揮が可能であり、約1300トンの排水量を有し、約80名の乗組員が居る。
艦の航続距離は6000海里。
標準兵装として76mm砲装置、高射ミサイル複合体を持つ。
更に、ヘリコプターKa-27PSの駐留能力が提供される。
遂行する任務に応じ、プロジェクト22160艦は、汎用・対艦ミサイル複合体、高射ミサイル複合体、電波電子戦闘手段、機雷兵器モジュールを配置できる。



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プロジェクト22160哨戒艦は、平時には領海警護、200海里の排他的経済水域の哨戒、海上密輸及び海賊行為の取り締まり、海難救助支援、海洋環境調査、 戦時には船舶の海上航行警護、海軍基地及び近海防衛を行なう多目的艦です。

現在建造中のプロジェクト20380コルベット及びプロジェクト20385コルベットよりも、やや小サイズの艦ですが、航続性能は20380/20385を上回っています。

設計はサンクトペテルブルク「北方計画設計局」が担当しました。
公開株式会社『北方計画設計局』公式サイトより
【哨戒艦プロジェクト22160】

建造を担当するのは、ロシア内陸部タタールスタン共和国『ゼレノドリスク造船所』です。
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【公開株式会社「A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク工場」公式サイト】

基本的には軽武装の22160哨戒艦ですが、対艦ミサイル高射ミサイルなどの汎用戦闘モジュールコンテナを装備して武装を強化する事も出来ます。
[ロシア海軍の新世代水上艦の為の汎用戦闘モジュールコンテナの試験が始まる]
[ロシア海軍黒海艦隊の最新哨戒艦ワシーリー・ブイコフは白海で新型兵器の試験を行なう]


プロジェクト22160哨戒艦の4番艦「セルゲイ・コトフ」は、2016年5月8日に起工されました。
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[ロシア海軍黒海艦隊の為の第4の新型哨戒艦セルゲイ・コトフは起工された]

その後、クリミア半島ケルチ市に在る『ゼレノドリスク造船所』の子会社造船工場『ザリフ』へ回航され、ここで建造が進められています。
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この動画で3:50辺りから写っている赤茶色の船体が「セルゲイ・コトフ」です。


当初、「セルゲイ・コトフ」の進水は2020年9月に予定されていましたが、2021年1月29日にずれ込みました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の第4の新型哨戒艦セルゲイ・コトフは2020年9月に進水する]

現在の所、「セルゲイ・コトフ」の就役は、2021年末に予定されています。


プロジェクト22160哨戒艦は、現在までに6隻が起工され、3隻が就役しています。

「ワシーリー・ブイコフ」Василий Быков(工場番号161)
2014年2月26日起工/2017年進水/2018年12月20日就役

「ドミトリー・ロガチョフ」Дмитрий Рогачёв(工場番号162)
2014年7月25日起工/2017年進水/2019年6月11日就役

「パーヴェル・デルジャーヴィン」Павел Державин(工場番号163)
2016年2月18日起工/2019年2月21日進水/2020年11月27日就役

「セルゲイ・コトフ」Сергей Котов(工場番号164)
2016年5月8日起工/2021年1月進水予定/2021年就役予定

「ヴィクトール・ヴェリキー」Виктор Великий(工場番号165)
2016年11月25日起工/2021年4月進水予定/2022年就役予定

「ニコライ・シピャーギン」Николай Сипягин(工場番号166)
2018年1月13日起工/2022年4月進水予定2023年就役予定


プロジェクト22160哨戒艦は6隻全てが黒海艦隊へ配備され、ノヴォロシースクに駐留します。
[ロシア海軍黒海艦隊の新ノヴォロシースク基地は60隻以上の艦船を収容できる]

ロシア海軍黒海艦隊の警備艦プイトリーヴイは黒海で対艦砲撃訓練を行なった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2021年1月25日10時55分配信
【黒海艦隊の警備艦「プイトリーヴイ」は海上演習で仮想敵艦を破壊した】

黒海艦隊警備艦「プイトリーヴイ」は、水上標的への砲射撃実施を伴う仮想敵艦破壊演習を実施した。

演習計画の下で艦の戦闘情報所は、仮想敵艦を模した仮想目標を海上で探知、分類し、クラスノダール地方沖で航路を追跡した。

演習実施の為、「プイトリーヴイ」黒海エリアの指定海域への移動を行ない、対機雷及び対空防衛の複合訓練へ取り組んだ。

海上射爆場海域へ入り、ミサイル-砲戦闘班は仮想敵艦を破壊する為の行動手順へ取り組み、海上目標への砲射撃を実施した。

仮想敵役として、海上標的盾船が関わった。

艦は、黒海艦隊の戦闘訓練計画に沿って意図された任務を遂行する。
以前、その乗組員は、戦闘及び航海の為の艦の緊急準備の訓練を実施した。



プロジェクト1135M(クリヴァクII級)警備艦「プイトリーヴイ」は、1979年6月27日にカリーニングラード沿バルト造船工場『ヤンターリ』で起工され、1981年4月16日に進水、1981年11月30日に海軍へ納入され、1982年2月9日に黒海艦隊へ編入されました。

「プイトリーヴイ」は、計32隻が建造されたプロジェクト1135/1135M(クリヴァクI/II級)の最終艦です。
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就役後は一貫して黒海艦隊で行動し、ソ連邦解体後も現役に留まって活動を続けていました。

2014年5月から2015年2月までセヴァストーポリの工場でオーバーホールが行なわれました。

2015年5月18日にセヴァストーポリを出航し、数年ぶりに地中海へ向かいました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦プイトリーヴイは地中海へ向かった]

2015年6月下旬には大西洋へ行き、アンゴラ赤道ギニアを訪問した後、8月に地中海へ戻りました。
[ロシア黒海艦隊大西洋遠征(2015年6月-8月)]

その後も地中海東部に滞在し、2015年10月初頭にはシリア沖で演習を実施しました。
[ロシア海軍は地中海で演習を実施した]

2015年10月上旬にセヴァストーポリへ帰港しました。

2016年1月以降、舷側番号が「868」となりました。
(それ以前は1990年5月から「808」だった)

2016年5月下旬にセヴァストーポリを出航して地中海へ行き、7月初頭には帰港しています。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦プイトリーヴイは地中海東部へ行く]

2016年8月初頭に再びセヴァストーポリを出航して地中海へ入り、11月下旬まで滞在し、11月27日午前に帰投しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦プイトリーヴイは地中海東部からセヴァストーポリへ帰投した]

帰投後はセヴァストーポリで艦のメンテナンスを行なっていたようです。
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2017年7月21日にセヴァストーポリを出航し、7月22日にはボスポラス海峡ダーダネルス海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦プイトリーヴイは地中海東部(シリア沖)へ向かった]

7月30日の「ロシア海軍の日」には、シリアタルトゥース港で挙行された観艦式へ参加しました。


タルトゥースの観艦式には、潜水艦「クラスノダール」、救助曳船SB-739、掃海艦「ワレンチン・ピクリ」、偵察艦「ワシーリー・タチシチェフ」、警備艦「プイトリーヴイ」、フリゲート「アドミラル・エッセン」、サルベージ船KIL-158が参加しました。
この他、査閲艦艇として哨戒艇「ユナルメーツ・クルイマ」も参加しました。

8月3日に地中海を離れてボスポラス海峡を北上し、8月4日にセヴァストーポリへ帰投しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦プイトリーヴイは地中海を去った]

8月31日には砲撃及び高射ミサイル発射訓練を実施しました。
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2017年8月31日11時40分配信
【軍艦「プイトリーヴイ」は黒海で演習を実施した】

9月11日頃にセヴァストーポリを出航し、9月12日にボスポラス海峡を南下して地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦プイトリーヴイは地中海へ入った]

11月14日にはボスポラス海峡を北上して黒海へ入り、その後、セヴァストーポリへ帰投しました。

その後は、黒海で行動するアメリカ海軍ブリテン海軍などの軍艦を監視していました。
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2018年2月下旬にはフリゲート「アドミラル・エッセン」(プロジェクト11356R)、警備艦「スメトリーヴイ」(プロジェクト61)と共に演習を実施しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2018年2月19日14時41分配信
フリゲート「アドミラル・エッセン」、警備艦「プイトリーヴイ」と「スメトリーヴイ」は演習を実施する為に黒海へ出た】
2018年3月14日にボスポラス海峡を南下して地中海へ入り、4月2日にダーダネルス、ボスポラス海峡を北上して黒海へ戻りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦プイトリーヴイは地中海東部へ行く]
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦プイトリーヴイは地中海東部を去った]

4月21日にボスポラス海峡を南下して地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦プイトリーヴイとスメトリーヴイは地中海東部(シリア沖)へ行く]

2018年6月初頭にセヴァストーポリへ戻りました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"と警備艦プイトリーヴイは地中海を去った]

2018年8月下旬にセヴァストーポリを出航し、8月24日にボスポラス海峡を通過して地中海へ入りました。

2018年9月1日から8日まで地中海東部で実施されたロシア海軍ロシア航空宙軍の大規模演習へ参加しました。

[ロシア海軍とロシア航空宇宙軍の地中海演習(2018年9月1日~8日)]

その後も地中海東部に留まっていましたが、10月9日にダーダネルス海峡へ入り、地中海を去りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦プイトリーヴイは地中海を去った]

10月10日に母港セヴァストーポリへ戻りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦プイトリーヴイはセヴァストーポリへ帰投した]

2019年1月には、黒海へ入ったアメリカ海軍の軍艦の監視任務へ就きました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦プイトリーヴイは黒海でアメリカ海軍のドック型揚陸艦フォート・マクヘンリーを監視する]
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦プイトリーヴイは黒海でアメリカ海軍のミサイル駆逐艦ドナルド・クックを監視する]

その後も黒海で行動し、7月中旬の黒海艦隊演習へ参加しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2019年7月13日9時10分配信
【黒海艦隊の艦は演習実施後に駐留地点へ戻る】

他の演習参加艦はセヴァストーポリへ帰投しましたが、「プイトリーヴイ」は戻らずに黒海を南下し、7月13日にボスポラス海峡ダーダネルス海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦プイトリーヴイは地中海東部(シリア沖)へ行く]

9月上旬にはキプロスリマソール港へ寄港し、9月11日に出航しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦プイトリーヴイはキプロスのリマソール港を去った]

その後も地中海東部に留まっていましたが、10月4日にダーダネルス海峡へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦プイトリーヴイは地中海を去った]

「プイトリーヴイ」は、ダーダネルス海峡へ入る前にフリゲート「アドミラル・マカロフ」と会合し、同艦に乗ってギリシャを訪問した黒海艦隊司令官イーゴリ・オシポフ中将を移乗させたようです。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・マカロフ"は地中海東部で演習を行なった]

10月5日、黒海艦隊司令官を乗せた「プイトリーヴイ」セヴァストーポリへ帰投しました。

[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦プイトリーヴイは地中海東部からセヴァストーポリへ帰投した]

2020年2月には就役38周年を迎えました。


2020年9月21日から26日までロシア南方軍管区の担当地域(黒海を含む)で実施された戦略指揮参謀演習『カフカス-2020』へ参加しました。
[ロシア海軍黒海艦隊は戦略指揮参謀演習『カフカス-2020』へ参加する]

2020年11月21日にセヴァストーポリを出航し、黒海で対艦戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦プイトリーヴイは黒海で対艦戦闘訓練を行なった]
「プイトリーヴイ」対艦ミサイルを装備していませんが、艦尾の100mm単装砲2基と、対艦攻撃にも使用できる対潜ミサイル「ラストルブ」が有るので、これらの兵器の使用が想定されたようです。

そして2021年1月21日、「プイトリーヴイ」黒海で演習を行なう為にセヴァストーポリを出航しました。
この演習は黒海艦隊地対艦ミサイル「バル」及び「バスチオン」部隊と合同で実施され、「プイトリーヴイ」は、これらの地対艦ミサイル部隊「敵役」を務めました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦プイトリーヴイは黒海で地対艦ミサイル部隊と合同演習を行なう]

1月25日には黒海で対艦戦闘訓練を行ない、艦尾の100mm単装砲を海上標的へ発射しました。

ブヤン-M小型ロケット艦グライヴォロンは2021年1月30日にロシア海軍へ就役する

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア黒海艦隊広報サービス発表
【2021年1月30日-小型ロケット艦「グライヴォロン」の黒海艦隊への受け入れ式典(セヴァストーポリ市)】

セヴァストーポリでは、小型ロケット艦「グライヴォロン」黒海艦隊への受け入れに捧げられる行事が行なわれ、艦への聖アンドレイ旗掲揚式典が開催され、会合には黒海艦隊司令部の代表、黒海艦隊の軍人及び退役将兵が参加する。
報道陣には艦を訪れ、その機器と乗組員の生活条件を知るる機会が提供される。

小型ロケット艦「グライヴォロン」は近代化された「ブヤンーM」シリーズの9番艦であり、黒海艦隊の為に建造された。
同プロジェクト艦は増大した排水量と最新の高精度長距離ミサイル兵器~海上および沿岸の目標の撃破の為に意図されている汎用ミサイル複合体「カリブル-NK」を有する。




プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦の9番艦「グライヴォロン」は、ロシア内陸部ゼレノドリスク『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で2015年4月10日に起工されました。
[ロシア海軍の小型ロケット艦グライヴォロンは2015年4月10日に起工される]

2020年3月下旬までに黒海艦隊から乗組員が集められました。
[ロシア海軍黒海艦隊はブヤン-M級小型ロケット艦グライヴォロンとカラクルト級小型ロケット艦ツィクロンの乗組員を編成した]

2020年4月に進水しました。

2020年6月10日に造船所の岸壁で係留試験を開始しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の最新小型ロケット艦グライヴォロンは係留試験を開始した]

「グライヴォロン」は7月31日に造船所の岸壁を離れ、ロシア内陸水路経由でノヴォロシースクへ向かいました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の最新小型ロケット艦グライヴォロンはノヴォロシースクへ向かった]
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8月17日にノヴォロシースクへ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の最新小型ロケット艦グライヴォロンはノヴォロシースクへ到着した]

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その後、ノヴォロシースクで消磁作業が行なわれました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の最新小型ロケット艦グライヴォロンはノヴォロシースクで消磁作業を行なった]

9月19日、「グライヴォロン」ノヴォロシースクを出航し、黒海で洋上試験を開始しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の最新小型ロケット艦グライヴォロンは黒海で洋上試験を開始した]

9月29日にはセヴァストーポリへ入港しました。
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その後も「グライヴォロン」の洋上試験は続けられ、2021年1月21日までに完了し、セヴァストーポリへ戻りました。
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そして2021年1月30日、「グライヴォロン」の正式な就役式典となる聖アンドレイ旗初掲揚式典がセヴァストーポリで開催される事になりました。


現在、黒海艦隊には3隻のプロジェクト21631小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」「オレホヴォ・ズエヴォ」「イングシェチア」~が配備されていますが、最終的には、計6隻(この他に「グライヴォロン」「ナロ・フォミンスク」「スタヴロポリ」の3隻)となります。

ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはバレンツ海で艦砲射撃訓練を行なった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2021年1月23日12時30分配信
【大型対潜艦「セヴェロモルスク」はバレンツ海で砲射撃を実施した】

北方艦隊コラ多種戦力小艦隊大型対潜艦「セヴェロモルスク」は、計画戦闘訓練活動実行の枠組みにおいて、バレンツ海で砲射撃を含む一連の練習戦闘訓練を実施した。

砲複合体AK-100による射撃は、ルイバチー半島沿岸に配置された隠蔽及び露天の標的の位置に対し、対潜艦の乗組員がモトフスキー湾海域から実施した。
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ここで対潜艦船員は同時に、機雷設置及び浮遊機雷破壊の演習を実施した。

数日前、大型対潜艦「セヴェロモルスク」乗組員は、計画戦闘訓練活動の枠組みにおいて、バレンツ海で仮想敵航空隊の攻撃からの艦の対空防衛演習へ取り組んだ。
大型対潜艦の兵装として置かれているAK-100砲塔及び高射ミサイル複合体「キンジャール」班は、戦闘訓練を実施した。

射撃実施海域は、前もって船舶航行及び航空機の飛行の為に閉鎖された。

近い内に大型対潜艦「セヴェロモルスク」乗組員は艦載ヘリコプターKa-27との連携へ取り組み、艦の甲板から飛行を行なう。

「セヴェロモルスク」プロジェクト1155艦である。
兵装として対潜ミサイル複合体反応爆撃装置魚雷発射管及び他の種類の砲兵器及びミサイル兵器を有する。
近年、北方艦隊大型対潜艦は積極的に使用されており、その中で大西洋、地中海への遠距離航海任務を遂行し、更には北極開発の課題を解決している。



プロジェクト1155大型対潜艦「マルシャル・ブジョーンヌイ」は、カリーニングラード造船工場『ヤンターリ』で1984年7月12日に起工されました。
1985年12月24日の進水時には「シンフェローポリ」と改名されました。
1987年12月30日にソ連海軍へ納入され、1988年1月24日に正式にソ連海軍へ就役し、赤旗北方艦隊へ編入されました。
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1990年5月15日から12月15日まで初の遠距離航海を行ない、地中海へ行きました。

1991年6月25日から8月5日までロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」と共に大西洋への遠距離航海を行ない、7月16日~20日にはアメリカメイポートを訪問しました。
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ソ連邦解体後の1996年1月24日に「セヴェロモルスク」と改名されました。

1998年~2000年までサンクトペテルブルク『北方造船所』でオーバーホールを行ない、ガスタービンエンジンを交換しました。

2008年1月には就役20周年を迎えました。
[ウダロイ級駆逐艦「セヴェロモルスク」就役20周年]

2009年6月にはフランス、イギリス、アメリカ、ロシア4ヶ国合同海軍演習『フルークス-2009』に参加しました。
[ロシア海軍は、国際海軍演習「FRUKUS-2009」に参加する]
[ロシア海軍艦艇、フランスのブレストを訪問]
[ロシア海軍艦艇、アイルランド訪問]
[ロシア軍艦はダブリンを去った]

2010年6月4日から15日までノルウェー海軍との合同演習『ポモール-2010』へ参加しました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
【大型対潜艦「セヴェロモルスク」の演習『ポモール-2010』への参加】

2011年5月8日から10月24日まで遠距離航海を行ない、この時に初めてアデン湾で海賊対処任務に従事しました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
【大型対潜艦「セヴェロモルスク」の航海、2011年5月8日~10月24日】

2011年9月10日には紅海で海賊に乗り込まれたギリシャタンカー「ユナイテッド・エンブレム」を解放しました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
【大型対潜艦「セヴェロモルスク」の海軍歩兵はギリシャのタンカーを海賊から解放した】

2012年12月18日から2013年6月26日まで遠距離航海を行ない、地中海及びアデン湾へ行きました。
[北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクは長期任務を終えて母港へ戻った]

2014年11月20日から2015年4月25日まで遠距離航海を行ない、この時も地中海及びアデン湾へ行きました。
[大型対潜艦セヴェロモルスク遠距離航海(2014年11月-2015年4月)]

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2016年春から夏に掛けてムルマンスク第35艦船修理工場のドックへ入渠し、オーバーホールとソナーのアップグレードが行なわれました。
[ロシア海軍は対潜艦のソナーのオーバーホールを実施する]

2016年10月15日、「セヴェロモルスク」は、重航空巡洋艦(空母)「アドミラル・クズネツォフ」を中核とする北方艦隊航空打撃艦グループの一員としてセヴェロモルスクを出航し、地中海東部(シリア沖)へ向かいました。
[空母アドミラル・クズネツォフ第6次地中海遠征(2016年10月-2017年2月)]

航空打撃艦グループは2017年1月6日以降にシリア沖を離れて母港への帰路に就きましたが、「セヴェロモルスク」は同行せず、そのままインド洋への遠距離航海へと向かいました。
[大型対潜艦「セヴェロモルスク」インド洋遠征(2016年10月-2017年6月)]

2017年8月上旬から10月初頭まで北極海遠征を行ないました。
[ロシア北方艦隊の第6次北極海遠征(2017年8月-10月)]

2018年7月初頭にセヴェロモルスクを出航し、7月29日の『ロシア海軍の日』主要海軍パレード(クロンシュタット及びサンクトペテルブルクネヴァ川の観艦式)へ参加しました。
[7月29日の『ロシア海軍の日』観艦式へ参加する北方艦隊の艦はフィンランド湾へ入る]

主要海軍パレードが終わった後、そのまま遠距離航海へ出発し、地中海、アデン湾、アラビア海まで進出し、2019年5月に帰投しました。
途中までは「マルシャル・ウスチーノフ」も同行していました。
[ロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦セヴェロモルスクの遠距離航海(2018年7月-2019年5月)]

この遠距離航海中の2018年11月10日には、アデン湾日本海上自衛隊護衛艦「いかづち」と合同演習を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはアデン湾で日本海上自衛隊の護衛艦と合同演習を行なった]


2019年6月23日、「マルシャル・ウスチーノフ」と共にバレンツ海へ出航し、対空戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦セヴェロモルスクはバレンツ海で対空戦闘訓練を行なった]

2019年7月3日、ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」、原子力水中ロケット巡洋艦「スモレンスク」、救助曳船SB-406と共にセヴェロモルスクを出航し、7月28日の『ロシア海軍の日』観艦式(主要海軍パレード)へ参加する為、7月中旬にクロンシュタットへ到着しました。
[2019年7月28日の『ロシア海軍の日』観艦式へ参加する北方艦隊艦船はクロンシュタットへ到着した]

2019年7月28日の『ロシア海軍の日』主要海軍パレード(クロンシュタット及びサンクトペテルブルクネヴァ川の観艦式)へ参加しました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2019年7月28日14時37分配信
【ロシアは『海軍の日』を迎えた】



主要海軍パレードが終わった後、これらの艦船はクロンシュタットを去り、バルト海で対潜演習を行ないました。
[クロンシュタットの『ロシア海軍の日』観艦式へ参加した北方艦隊艦船はバルト海で演習を行なった]

2019年8月1日からバルト海で始まったロシア海軍演習『大洋の盾-2019』へ参加しました。
[バルト海のロシア海軍演習『大洋の盾-2019』(2019年8月)]

8月5日までに北海へ入りました。
[クロンシュタットの『ロシア海軍の日』観艦式へ参加した北方艦隊艦船はバルト海を去り、北海へ入った]
[ロシア海軍北方艦隊の原子力水中巡洋艦スモレンスクと支援船2隻はバルト海を去った]

その後、フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」と共にノルウェー海で演習を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊のフリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"と大型対潜艦セヴェロモルスクはノルウェー海で演習を実施した]

8月19日にセヴェロモルスクへ帰投しました。
[クロンシュタットの『ロシア海軍の日』観艦式及びバルト海演習『大洋の盾-2019』へ参加した北方艦隊の艦船は母港へ帰投した]

その後はムルマンスク第35艦船修理工場でオーバーホールが行なわれていたようです。
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2020年5月16日、対潜演習を行なう為にバレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはバレンツ海で対潜演習を行なう]

2020年5月22日から26日までロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」と共にバレンツ海で対潜演習を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦セヴェロモルスクはバレンツ海で対潜演習を行なう]
[ロシア海軍北方艦隊のバレンツ海対潜演習は完了した]

2020年8月5日から11月6日まで北極及び北大西洋への遠距離航海を行ないました。
[ロシア北方艦隊第9次北極遠征(2020年8月-10月)]
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクは北極と北大西洋への遠距離航海を終えて母港へ帰投した]


2021年1月21日、各種戦闘演習を行なう為、バレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはバレンツ海で演習を行なう]

まず初めに対空戦闘訓練を行なった後、1月23日にはルイバチー半島沿岸の地上目標への艦砲射撃訓練を行ないました。

ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は地中海中部で演習を開始した

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2021年1月22日13時52分配信
【ロシア北方艦隊は地中海で演習を開始した】
モスクワ、1月22日、インタファクス

フリゲート「アドミラル・フロータ・カサトノフ」率いる艦船支隊は、地中海中部で演習を開始した。
金曜日に北方艦隊は発表した。

「現在、マルタ海峡海域に居るフリゲートの乗組員は、仮想敵の空中及び水中の攻撃からの支隊の複合防衛演習を行ない、航行中の艦のダメージコントロール訓練を行ないます。
近い内にロシア船員は更に、潜水艦捜索演習を行ないます」

声明では、こう述べられた。
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フリゲート「アドミラル・フロータ・カサトノフ」率いる艦船支隊の遠距離航海は、2020年12月30日から続いている。
これまでに支隊は約4700海里を走破した。



1等多目的フリゲート・プロジェクト22350の2番艦「アドミラル-フロータ・カサトノフ」は、サンクトペテルブルク『北方造船所』で2009年11月26日に起工され、2014年12月12日に進水し、2020年7月15日にロシア海軍へ納入されました。
[プロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)フリゲート2番艦アドミラル・カサトノフはロシア海軍へ納入された]

正式な就役式典となる聖アンドレイ旗初掲揚式典は、サンクトペテルブルクネヴァ川泊地に停泊中の「アドミラル・カサトノフ」で7月21日に開催されました。

[プロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)フリゲート2番艦アドミラル・カサトノフはロシア海軍へ就役した]

ロシア海軍へ就役した「アドミラル・カサトノフ」は、7月26日の『ロシア海軍の日』サンクトペテルブルクネヴァ川で行なわれた観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。


その後もバルト海に留まっていましたが、2002年9月に北方艦隊基地セヴェロモルスクへ回航される事になりました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は北方艦隊基地セヴェロモルスクへ向かっている]

9月15日、「アドミラル・カサトノフ」セヴェロモルスクへ到着しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着した]

その後、「アドミラル・カサトノフ」白海へ移動し、9月29日には有翼ミサイル「カリブル」(対地攻撃型)を発射しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は白海で巡航ミサイル"カリブル"を地上へ発射した]

10月2日に母港セヴェロモルスクへ帰投しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は白海からセヴェロモルスクへ帰投した]

「アドミラル・カサトノフ」は各種演習や乗組員の錬成訓練を行なう為、10月15日にバレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバレンツ海で演習を行なう]

数日後に帰投した後、今度は対潜演習を行なう為、10月20日にバレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバレンツ海で対潜演習を行なう]

バレンツ海で対潜演習を行なった後、10月24日にセヴェロモルスクへ帰投しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバレンツ海で対潜演習を行なった後に帰投した]

この時、新型対潜ミサイル「オトヴェート」の発射試験も行なわれました。
[ロシア海軍の新型対潜ミサイル"オトヴェート"の試験は完了した]

11月7日、バレンツ海白海で戦闘訓練を行なう為に出航しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバレンツ海と白海で戦闘訓練を行なう]

バレンツ海での戦闘訓練の後、11月11日に白海沿岸のセヴェロドヴィンスク(白海海軍基地)へ到着しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はセヴェロドヴィンスクへ到着した]

翌11月12日、「アドミラル・カサトノフ」白海有翼ミサイル「カリブル」チジャ射爆場の地上目標へ発射しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は白海で巡航ミサイル"カリブル"を地上目標へ発射した]

11月14日に母港セヴェロモルスクへ帰投しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバレンツ海と白海での演習を終えてセヴェロモルスクへ帰投した]

12月初頭には「アドミラル・カサトノフ」乗組員へ新型コロナウイルスのワクチン接種が行なわれました。


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2020年12月30日、「アドミラル・カサトノフ」セヴェロモルスクから出航し、遠距離航海へ出発しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は遠距離航海へ出発した]

出航後、バレンツ海救助曳船「ニコライ・チケル」(1989年4月12日就役)と合流しました。
『Marine Traffic』より
【曳船「ニコライ・チケル」】

「アドミラル・カサトノフ」「ニコライ・チケル」は2021年の新年をノルウェー海で迎え、その後にラ・マンシュ海峡(英仏海峡)を通過、1月11日にはビスケー湾を抜けて大西洋上へ出ました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は大西洋へ出た]
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1月14日にジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はジブラルタル海峡を通過して地中海へ入った]

1月15日にバルト艦隊中型海洋給油船「コラ」から洋上給油を受けました。
[ロシア海軍バルト艦隊の中型海洋給油船コラは地中海で北方艦隊のフリゲート"アドミラル・カサトノフ"への洋上給油を行なった]

1月18日にアルジェリアアルジェ港へ寄港しました。

[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はアルジェリアのアルジェ港を訪れた]
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1月20日にアルジェ港を出航し、地中海東部へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はアルジェリアを去った]

1月22日から地中海中部(マルタ海峡付近)で演習を開始しました。

ロシア海軍バルト艦隊のコルベット"ストイーキー"は地中海東部で模擬射撃演習を行なった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2021年1月22日14時45分配信
【バルト艦隊のコルベット「ストイーキー」は地中海で砲射撃を行なった】

バルト艦隊コルベット「ストイーキー」乗組員は、地中海で空中からの打撃への対抗行動へ取り組んだ。

艦は、艦内の目標指示システムにより示された模擬空中目標及び海上目標への仮想砲射撃及びミサイル射撃を実施した。
射撃は、砲装置A-190AK-630高射ミサイル複合体「リドゥート」の戦闘班により実施された。
乗組員は更に、仮想敵無人飛行装置から艦を防衛する選択肢の下で警報演習の為の行動へ取り組んだ。
対テロ部隊の将兵は、無防備の泊地へ停泊するコルベットの組織的防護及び防衛、支隊を攻撃する小型目標の制圧を実地で練習した。

コルベット「ストイーキー」、中型海洋給油船「コラ」、海洋曳船「ヤーコフ・グレベリスキー」で構成されるバルト艦隊艦船支隊は、計画遠距離航海任務を遂行する為、2020年12月16日に恒久駐留所バルチースク市から出航した。



バルト艦隊プロジェクト20380コルベットの4番艦「ストイーキー」(2014年7月27日就役)は、2020年12月16日に地中海・インド洋への遠距離航海へ出発しました。
[バルト艦隊のコルベット"ストイーキー"は地中海とインド洋への遠距離航海へ出発した]
「ストイーキー」地中海、そしてインド洋へ行くのは、今回が初めてです。
(これまでは北海までしか行かなかった)

「ストイーキー」に随伴するのは、この2隻です。

中型海洋給油船「コラ」(1967年10月19日就役)
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海洋曳船「ヤーコフ・グレベリスキー」(1978年3月20日就役)
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12月24日にラ・マンシュ海峡(英仏海峡)へ入りました。
[バルト艦隊のコルベット"ストイーキー"はラ・マンシュ海峡(英仏海峡)を通過する]

ラ・マンシュ海峡を通過した後、12月28日に大西洋上で対潜演習を実施しました。
[ロシア海軍バルト艦隊のコルベット"ストイーキー"は大西洋上で対潜演習を行なった]
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12月29日、「ストイーキー」と随伴船はジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍バルト艦隊のコルベット"ストイーキー"はジブラルタル海峡を通過して地中海へ入った]

「ストイーキー」と随伴船は地中海中部で2021年の新年を迎えました。
[ロシア海軍バルト艦隊の4隻の艦船は地中海で2021年の新年を迎える]

その後、地中海東部へ向かい、2021年1月9日にロシア海軍物資供給所が在るシリアタルトゥース港へ到着しました。
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[ロシア海軍バルト艦隊のコルベット"ストイーキー"はシリアのタルトゥース港へ寄港した]

なお、「コラ」は別行動を取っているらしく、2021年1月14日にジブラルタル海峡を通過して地中海へ入った北方艦隊フリゲート「アドミラル・カサトノフ」救助曳船「ニコライ・チケル」への洋上給油を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊の中型海洋給油船コラは地中海で北方艦隊のフリゲート"アドミラル・カサトノフ"への洋上給油を行なった]

一方、「ストイーキー」は1月22日に地中海東部で模擬射撃演習を行ないました。


現在、地中海東部(シリア沖)には、少なくとも以下のロシア海軍の艦船が滞在しており、地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の指揮下で行動しています。

[黒海艦隊]
潜水艦「スタールイ・オスコル」
2020年12月下旬から地中海東部に滞在
フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」:2020年12月下旬から地中海東部に滞在
小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」2020年11月末から地中海東部に滞在
哨戒艦「ドミトリー・ロガチョフ」:2021年1月中旬から地中海東部に滞在
大型揚陸艦「サラトフ」:2021年1月中旬から地中海東部に滞在
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海洋掃海艦「ワレンチン・ピクリ」2020年12月初頭から地中海東部に滞在
中型偵察艦「プリアゾヴィエ」:2020年12月初頭から地中海東部に滞在
大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」:2020年6月中旬から地中海東部に滞在
対水中工作艇「クルサント・キロヴェツ」:2020年10月中旬から地中海東部に滞在

[バルト艦隊]
コルベット「ストイーキー」
2021年1月初頭から地中海東部に滞在
中型海洋給油船「コラ」:2021年1月初頭から地中海東部に滞在
海洋曳船「ヤーコフ・グレベリスキー」:2021年1月初頭から地中海東部に滞在
工作船PM-822020年12月下旬から地中海東部に滞在

ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはバレンツ海で演習を行なう

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2021年1月21日17時45分配信
【北方艦隊の大型対潜艦「セヴェロモルスク」は戦闘演習任務を遂行する為にバレンツ海へ出航した】

本日(1月21日)、北方艦隊コラ多種戦力小艦隊大型対潜艦「セヴェロモルスク」は、計画戦闘訓練活動への取り組みの枠組みにおいて戦闘演習任務を遂行する為、バレンツ海へ出航した。

この出航中に大型対潜艦の乗組員は、対潜航空機Il-38がその役割を演じる仮想敵航空隊の攻撃からの艦の対空防衛演習を実施する。
大型対潜艦の兵装として置かれているAK-100砲塔及び高射ミサイル複合体「キンジャール」班には、空中目標~落下傘標的を撃破する戦闘訓練の実施が控えている。

基地へ戻るまでに大型対潜艦「セヴェロモルスク」乗組員は更に、一連の艦の対水中工作防衛へ取り組み、対潜防衛訓練を実施し、視界が制限され、船舶航行が集中する条件下での操艦を行なう。

[参照]
「セヴェロモルスク」
プロジェクト1155艦である。
兵装として対潜ミサイル複合体反応爆撃装置魚雷発射管及び他の種類の砲兵器及びミサイル兵器を有する。
近年、北方艦隊大型対潜艦は積極的に使用されており、その中で大西洋、地中海への遠距離航海任務を遂行し、更には北極開発の課題を解決している。



プロジェクト1155大型対潜艦「マルシャル・ブジョーンヌイ」は、カリーニングラード造船工場『ヤンターリ』で1984年7月12日に起工されました。
1985年12月24日の進水時には「シンフェローポリ」と改名されました。
1987年12月30日にソ連海軍へ納入され、1988年1月24日に正式にソ連海軍へ就役し、赤旗北方艦隊へ編入されました。
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1990年5月15日から12月15日まで初の遠距離航海を行ない、地中海へ行きました。

1991年6月25日から8月5日までロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」と共に大西洋への遠距離航海を行ない、7月16日~20日にはアメリカメイポートを訪問しました。
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ソ連邦解体後の1996年1月24日に「セヴェロモルスク」と改名されました。

1998年~2000年までサンクトペテルブルク『北方造船所』でオーバーホールを行ない、ガスタービンエンジンを交換しました。

2008年1月には就役20周年を迎えました。
[ウダロイ級駆逐艦「セヴェロモルスク」就役20周年]

2009年6月にはフランス、イギリス、アメリカ、ロシア4ヶ国合同海軍演習『フルークス-2009』に参加しました。
[ロシア海軍は、国際海軍演習「FRUKUS-2009」に参加する]
[ロシア海軍艦艇、フランスのブレストを訪問]
[ロシア海軍艦艇、アイルランド訪問]
[ロシア軍艦はダブリンを去った]

2010年6月4日から15日までノルウェー海軍との合同演習『ポモール-2010』へ参加しました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
【大型対潜艦「セヴェロモルスク」の演習『ポモール-2010』への参加】

2011年5月8日から10月24日まで遠距離航海を行ない、この時に初めてアデン湾で海賊対処任務に従事しました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
【大型対潜艦「セヴェロモルスク」の航海、2011年5月8日~10月24日】

2011年9月10日には紅海で海賊に乗り込まれたギリシャタンカー「ユナイテッド・エンブレム」を解放しました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
【大型対潜艦「セヴェロモルスク」の海軍歩兵はギリシャのタンカーを海賊から解放した】

2012年12月18日から2013年6月26日まで遠距離航海を行ない、地中海及びアデン湾へ行きました。
[北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクは長期任務を終えて母港へ戻った]

2014年11月20日から2015年4月25日まで遠距離航海を行ない、この時も地中海及びアデン湾へ行きました。
[大型対潜艦セヴェロモルスク遠距離航海(2014年11月-2015年4月)]

17-0127f.jpg
2016年春から夏に掛けてムルマンスク第35艦船修理工場のドックへ入渠し、オーバーホールとソナーのアップグレードが行なわれました。
[ロシア海軍は対潜艦のソナーのオーバーホールを実施する]

2016年10月15日、「セヴェロモルスク」は、重航空巡洋艦(空母)「アドミラル・クズネツォフ」を中核とする北方艦隊航空打撃艦グループの一員としてセヴェロモルスクを出航し、地中海東部(シリア沖)へ向かいました。
[空母アドミラル・クズネツォフ第6次地中海遠征(2016年10月-2017年2月)]

航空打撃艦グループは2017年1月6日以降にシリア沖を離れて母港への帰路に就きましたが、「セヴェロモルスク」は同行せず、そのままインド洋への遠距離航海へと向かいました。
[大型対潜艦「セヴェロモルスク」インド洋遠征(2016年10月-2017年6月)]

2017年8月上旬から10月初頭まで北極海遠征を行ないました。
[ロシア北方艦隊の第6次北極海遠征(2017年8月-10月)]

2018年7月初頭にセヴェロモルスクを出航し、7月29日の『ロシア海軍の日』主要海軍パレード(クロンシュタット及びサンクトペテルブルクネヴァ川の観艦式)へ参加しました。
[7月29日の『ロシア海軍の日』観艦式へ参加する北方艦隊の艦はフィンランド湾へ入る]

主要海軍パレードが終わった後、そのまま遠距離航海へ出発し、地中海、アデン湾、アラビア海まで進出し、2019年5月に帰投しました。
途中までは「マルシャル・ウスチーノフ」も同行していました。
[ロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦セヴェロモルスクの遠距離航海(2018年7月-2019年5月)]

この遠距離航海中の2018年11月10日には、アデン湾日本海上自衛隊護衛艦「いかづち」と合同演習を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはアデン湾で日本海上自衛隊の護衛艦と合同演習を行なった]


2019年6月23日、「マルシャル・ウスチーノフ」と共にバレンツ海へ出航し、対空戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦セヴェロモルスクはバレンツ海で対空戦闘訓練を行なった]

2019年7月3日、ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」、原子力水中ロケット巡洋艦「スモレンスク」、救助曳船SB-406と共にセヴェロモルスクを出航し、7月28日の『ロシア海軍の日』観艦式(主要海軍パレード)へ参加する為、7月中旬にクロンシュタットへ到着しました。
[2019年7月28日の『ロシア海軍の日』観艦式へ参加する北方艦隊艦船はクロンシュタットへ到着した]

2019年7月28日の『ロシア海軍の日』主要海軍パレード(クロンシュタット及びサンクトペテルブルクネヴァ川の観艦式)へ参加しました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2019年7月28日14時37分配信
【ロシアは『海軍の日』を迎えた】



主要海軍パレードが終わった後、これらの艦船はクロンシュタットを去り、バルト海で対潜演習を行ないました。
[クロンシュタットの『ロシア海軍の日』観艦式へ参加した北方艦隊艦船はバルト海で演習を行なった]

2019年8月1日からバルト海で始まったロシア海軍演習『大洋の盾-2019』へ参加しました。
[バルト海のロシア海軍演習『大洋の盾-2019』(2019年8月)]

8月5日までに北海へ入りました。
[クロンシュタットの『ロシア海軍の日』観艦式へ参加した北方艦隊艦船はバルト海を去り、北海へ入った]
[ロシア海軍北方艦隊の原子力水中巡洋艦スモレンスクと支援船2隻はバルト海を去った]

その後、フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」と共にノルウェー海で演習を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊のフリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"と大型対潜艦セヴェロモルスクはノルウェー海で演習を実施した]

8月19日にセヴェロモルスクへ帰投しました。
[クロンシュタットの『ロシア海軍の日』観艦式及びバルト海演習『大洋の盾-2019』へ参加した北方艦隊の艦船は母港へ帰投した]

その後はムルマンスク第35艦船修理工場でオーバーホールが行なわれていたようです。
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2020年5月16日、対潜演習を行なう為にバレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはバレンツ海で対潜演習を行なう]

2020年5月22日から26日までロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」と共にバレンツ海で対潜演習を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦セヴェロモルスクはバレンツ海で対潜演習を行なう]
[ロシア海軍北方艦隊のバレンツ海対潜演習は完了した]

2020年8月5日から11月6日まで北極及び北大西洋への遠距離航海を行ないました。
[ロシア北方艦隊第9次北極遠征(2020年8月-10月)]
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクは北極と北大西洋への遠距離航海を終えて母港へ帰投した]


2021年1月21日、戦闘演習を行なう為、バレンツ海へ出航しました。

ロシア海軍黒海艦隊の警備艦プイトリーヴイは黒海で地対艦ミサイル部隊と合同演習を行なう

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2021年1月21日14時7分配信
【黒海艦隊の警備艦「プイトリーヴイ」は対艦複合体「バル」及び「バスチオン」との演習を行なう為に海へ出た】

黒海艦隊警備艦「プイトリーヴイ」は、黒海艦隊ロケット-砲連合部隊沿岸対艦ミサイル複合体「バル」及び「バスチオン」との合同演習を行なう為に駐留所から海へ出た。

出航に先立ち、艦の乗組員は、戦闘及び航海の為の艦の緊急準備の訓練を実施した。

警備艦「プイトリーヴイ」黒海の指定海域への移動を行ない、単独艦での仮想海上戦闘実施、更には対機雷防衛及び対空防衛の任務を遂行する複合艦上演習へ取り組む。

海上戦闘訓練射爆場の1つで、警備艦の乗組員は、沿岸対艦ミサイル複合体「バル」及び「バスチオン」班との合同演習を行ない、その中で仮想敵艦の役割を演じる。

艦は、黒海艦隊の戦闘訓練計画に沿って意図された任務を遂行する。



プロジェクト1135M(クリヴァクII級)警備艦「プイトリーヴイ」は、1979年6月27日にカリーニングラード沿バルト造船工場『ヤンターリ』で起工され、1981年4月16日に進水、1981年11月30日に海軍へ納入され、1982年2月9日に黒海艦隊へ編入されました。

「プイトリーヴイ」は、計32隻が建造されたプロジェクト1135/1135M(クリヴァクI/II級)の最終艦です。
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就役後は一貫して黒海艦隊で行動し、ソ連邦解体後も現役に留まって活動を続けていました。

2014年5月から2015年2月までセヴァストーポリの工場でオーバーホールが行なわれました。

2015年5月18日にセヴァストーポリを出航し、数年ぶりに地中海へ向かいました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦プイトリーヴイは地中海へ向かった]

2015年6月下旬には大西洋へ行き、アンゴラ赤道ギニアを訪問した後、8月に地中海へ戻りました。
[ロシア黒海艦隊大西洋遠征(2015年6月-8月)]

その後も地中海東部に滞在し、2015年10月初頭にはシリア沖で演習を実施しました。
[ロシア海軍は地中海で演習を実施した]

2015年10月上旬にセヴァストーポリへ帰港しました。

2016年1月以降、舷側番号が「868」となりました。
(それ以前は1990年5月から「808」だった)

2016年5月下旬にセヴァストーポリを出航して地中海へ行き、7月初頭には帰港しています。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦プイトリーヴイは地中海東部へ行く]

2016年8月初頭に再びセヴァストーポリを出航して地中海へ入り、11月下旬まで滞在し、11月27日午前に帰投しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦プイトリーヴイは地中海東部からセヴァストーポリへ帰投した]

帰投後はセヴァストーポリで艦のメンテナンスを行なっていたようです。
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2017年7月21日にセヴァストーポリを出航し、7月22日にはボスポラス海峡ダーダネルス海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦プイトリーヴイは地中海東部(シリア沖)へ向かった]

7月30日の「ロシア海軍の日」には、シリアタルトゥース港で挙行された観艦式へ参加しました。


タルトゥースの観艦式には、潜水艦「クラスノダール」、救助曳船SB-739、掃海艦「ワレンチン・ピクリ」、偵察艦「ワシーリー・タチシチェフ」、警備艦「プイトリーヴイ」、フリゲート「アドミラル・エッセン」、サルベージ船KIL-158が参加しました。
この他、査閲艦艇として哨戒艇「ユナルメーツ・クルイマ」も参加しました。

8月3日に地中海を離れてボスポラス海峡を北上し、8月4日にセヴァストーポリへ帰投しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦プイトリーヴイは地中海を去った]

8月31日には砲撃及び高射ミサイル発射訓練を実施しました。
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2017年8月31日11時40分配信
【軍艦「プイトリーヴイ」は黒海で演習を実施した】

9月11日頃にセヴァストーポリを出航し、9月12日にボスポラス海峡を南下して地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦プイトリーヴイは地中海へ入った]

11月14日にはボスポラス海峡を北上して黒海へ入り、その後、セヴァストーポリへ帰投しました。

その後は、黒海で行動するアメリカ海軍ブリテン海軍などの軍艦を監視していました。
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2018年2月下旬にはフリゲート「アドミラル・エッセン」(プロジェクト11356R)、警備艦「スメトリーヴイ」(プロジェクト61)と共に演習を実施しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2018年2月19日14時41分配信
フリゲート「アドミラル・エッセン」、警備艦「プイトリーヴイ」と「スメトリーヴイ」は演習を実施する為に黒海へ出た】
2018年3月14日にボスポラス海峡を南下して地中海へ入り、4月2日にダーダネルス、ボスポラス海峡を北上して黒海へ戻りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦プイトリーヴイは地中海東部へ行く]
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦プイトリーヴイは地中海東部を去った]

4月21日にボスポラス海峡を南下して地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦プイトリーヴイとスメトリーヴイは地中海東部(シリア沖)へ行く]

2018年6月初頭にセヴァストーポリへ戻りました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"と警備艦プイトリーヴイは地中海を去った]

2018年8月下旬にセヴァストーポリを出航し、8月24日にボスポラス海峡を通過して地中海へ入りました。

2018年9月1日から8日まで地中海東部で実施されたロシア海軍ロシア航空宙軍の大規模演習へ参加しました。

[ロシア海軍とロシア航空宇宙軍の地中海演習(2018年9月1日~8日)]

その後も地中海東部に留まっていましたが、10月9日にダーダネルス海峡へ入り、地中海を去りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦プイトリーヴイは地中海を去った]

10月10日に母港セヴァストーポリへ戻りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦プイトリーヴイはセヴァストーポリへ帰投した]

2019年1月には、黒海へ入ったアメリカ海軍の軍艦の監視任務へ就きました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦プイトリーヴイは黒海でアメリカ海軍のドック型揚陸艦フォート・マクヘンリーを監視する]
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦プイトリーヴイは黒海でアメリカ海軍のミサイル駆逐艦ドナルド・クックを監視する]

その後も黒海で行動し、7月中旬の黒海艦隊演習へ参加しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2019年7月13日9時10分配信
【黒海艦隊の艦は演習実施後に駐留地点へ戻る】

他の演習参加艦はセヴァストーポリへ帰投しましたが、「プイトリーヴイ」は戻らずに黒海を南下し、7月13日にボスポラス海峡ダーダネルス海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦プイトリーヴイは地中海東部(シリア沖)へ行く]

9月上旬にはキプロスリマソール港へ寄港し、9月11日に出航しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦プイトリーヴイはキプロスのリマソール港を去った]

その後も地中海東部に留まっていましたが、10月4日にダーダネルス海峡へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦プイトリーヴイは地中海を去った]

「プイトリーヴイ」は、ダーダネルス海峡へ入る前にフリゲート「アドミラル・マカロフ」と会合し、同艦に乗ってギリシャを訪問した黒海艦隊司令官イーゴリ・オシポフ中将を移乗させたようです。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・マカロフ"は地中海東部で演習を行なった]

10月5日、黒海艦隊司令官を乗せた「プイトリーヴイ」セヴァストーポリへ帰投しました。

[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦プイトリーヴイは地中海東部からセヴァストーポリへ帰投した]

2020年2月には就役38周年を迎えました。


2020年9月21日から26日までロシア南方軍管区の担当地域(黒海を含む)で実施された戦略指揮参謀演習『カフカス-2020』へ参加しました。
[ロシア海軍黒海艦隊は戦略指揮参謀演習『カフカス-2020』へ参加する]

2020年11月21日にセヴァストーポリを出航し、黒海で対艦戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦プイトリーヴイは黒海で対艦戦闘訓練を行なった]
「プイトリーヴイ」対艦ミサイルを装備していませんが、艦尾の100mm単装砲2基と、対艦攻撃にも使用できる対潜ミサイル「ラストルブ」が有るので、これらの兵器の使用が想定されたようです。

そして2021年1月21日、「プイトリーヴイ」黒海で演習を行なう為にセヴァストーポリを出航しました。

今回の演習は、黒海艦隊地対艦ミサイル「バル」及び「バスチオン」部隊と合同で実施され、「プイトリーヴイ」は、これらの地対艦ミサイル部隊「敵役」を務めます。

地対艦ミサイル「バル」


地対艦ミサイル「バスチオン」

ロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは就役30周年を迎えた

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2021年1月20日16時15分配信
【北方艦隊司令官は重航空巡洋艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」の艦の記念日に乗組員を祝福した】

本日(1月20日)、北方艦隊司令官アレクサンドル・モイセーエフ大将は、重航空巡洋艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」への海軍旗掲揚30周年記念日に捧げられる行事へ参加した。
アレクサンドル・モイセーエフ大将は、巡洋艦の記念日に艦の乗組員と退役将兵を祝福し、ロシア海軍にとって重要な日である事を指摘した。

北方艦隊司令官は、艦が一度ならずロシア海軍で最高となり、地中海及び北大西洋での7回の戦闘勤務及び遠距離航海任務を遂行し、巡洋艦の最初の乗組員により構築された伝統が、現代の世代の船員により支えられ、増大している事を強調した。

「今日において、北方艦隊の航空・防空軍の連合部隊では、航空機Su-33及びMiG-29Kの2個艦上戦闘機連隊が活動し、重航空巡洋艦アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフの主要兵器となっており、既に一度ならずその稀有な戦闘能力を示しております」
アレクサンドル・モイセーエフ大将
は話し、近い将来に飛行士は航空巡洋艦の甲板から直接飛行を行なえるようになるという確信を表明した。



[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの経歴(ロシア国防省公式サイト)]

プロジェクト11435重航空巡洋艦「リガ」は、1982年9月1日に黒海沿岸のニコラエフ南造船所(黒海造船工場)で起工され、1985年12月4日の進水時には「レオニード・ブレジネフ」と改名されていました(1982年11月26日に改名)。


1989年10月から洋上試験が始まり、艦上戦闘機Su-27K、MiG-29K、そして練習機Su-25UTGの発着艦試験も実施されましたが、この時には「トビリシ」と改名されていました(1987年8月11日に改名)。


1990年10月4日には「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」(ソヴィエト連邦海軍元帥クズネツォフ)と改名されました。
1990年12月25日に受領-引渡証書へ署名され、ソ連海軍へ納入されました。
1991年1月20日、重航空巡洋艦「ソヴィエト連邦海軍元帥クズネツォフ」は海軍旗初掲揚式典を開催し、赤旗北方艦隊へ編入、正式にソ連海軍へ就役しました。
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この日(海軍旗初掲揚式典の開催日)が「アドミラル・クズネツォフ」の「就役記念日」となります。

1991年12月に黒海沿岸セヴァストーポリから北方艦隊基地ヴィジャエヴォ(ウラグバ)へ回航されました。
(12月1日出港、12月24日到着)
[エクソダス~空母クズネツォフ回航~(1991年12月)]
[1993年のウラグバ基地]

1994年9月15日には、大西洋上で有翼ミサイル「グラニート」の発射試験を行なっています。

「アドミラル・クズネツォフ」「グラニート」を発射したのは、これが最初で最後となりました。

重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」の最初の遠距離航海が行なわれたのは1995年12月-1996年3月でしたが、帰港後は予算不足で満足に整備も修理も出来ず、以後、2000年代前半までは遠距離航海を行なう事が出来ませんでした。
[第1次地中海遠征(1995年12月8日出港、1996年3月22日帰港)]

そのような状況下にも関わらず、1999年10月には試作艦上戦闘機Su-27KUBの発着艦試験を行なっています。


2000年代初頭に修理が行なわれ、2004年9月20日から11月1日まで大西洋への遠距離航海を実施しました。

[クズネツォフ復帰まで~1990年代末~2004年~]
この時、再び「アドミラル・クズネツォフ」でのSu-27KUBの発着艦試験も行なわれました。


翌2005年8月にも北東大西洋への遠距離航海を行ないました。

2007年12月初頭には12年ぶりの地中海への遠距離航海へ出発しました。
[第2次地中海遠征(2007年12月5日出港、2008年2月3日帰港)]

2008年2月に遠征から戻った後、約7ヶ月間掛けて修理が行なわれました。
『RBK』より
2008年12月8日12時59分配信
【艦船修理センター「ズヴェズドーチカ」は航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」の修理を完了した】

「アドミラル・クズネツォフ」は2008年11月末頃まで7ヶ月間掛けて第35艦船修理工場で修理が行なわれ、主動力装置(つまり蒸気タービンエンジン)の更新、ボイラー機器、空調システム、航空機用昇降機の修復、ケーブル配線の交換、巡洋艦の各区画の兵装システムの復旧作業が実施されました。

2008年以降も3度に渡り地中海への遠距離航海を行なっています。
[第3次地中海遠征(2008年12月5日出港、2009年3月2日帰港)]
[第4次地中海遠征(2011年12月6日出港、2012年2月16日帰港)]
[第5次地中海遠征(2013年12月17日出港、2014年5月18日帰港)]

第4次地中海遠征の数ヶ月前の2011年8月、1992年に海軍高等学校を卒業して以来、ずっと「アドミラル・クズネツォフ」でのみ勤務していたセルゲイ・アルタモノフ氏が艦長に就任しました。
[空母アドミラル・クズネツォフ艦長セルゲイ・アルタモノフ]

7度目の遠距離航海の後、「アドミラル・クズネツォフ」は2015年5月-8月にロスリャコヴォ大型浮きドックPD-50へ入渠し、普段は海水に浸かっている艦底部分(吃水線から下の部分)の修復作業が行なわれました。
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[ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフは浮きドックを出る]

2016年初頭から9月までムルマンスク第35艦船修理工場でオーバーホールと部分的な近代化改装が行なわれました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは2016年9月末に新型艦上戦闘機MiG-29K/KUBを運用する為の改修を終える]

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2016年10月15日に出航し、翌2017年2月8日に帰投した通算6回目の地中海遠征においては、初めて艦載機によるシリアテロ組織への空爆を行ないました。


[空母アドミラル・クズネツォフ第6次地中海遠征(2016年10月-2017年2月)]

「アドミラル・クズネツォフ」航空隊は、2016年11月8日から2017年1月6日までの約2ヶ月間に、420回の戦闘飛行(内117回は夜間)と、750回の捜索救助、航空輸送支援の為の飛行を行ない、シリア領内テロ組織の施設1252を破壊しました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの艦上戦闘機Su-33とMiG-29K/KUBは2016年11月~2017年1月にシリア領内のテロ組織を空爆した]


シリア沖への遠距離航海から1年後、2018年2月23日の「祖国防衛者の日」クレムリン宮殿で開催された国家表彰授与式において、ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンは、「アドミラル・クズネツォフ」ウシャコーフ勲章を授与しました。
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『タス通信』より
2018年2月23日14時24分配信
【プーチンは祖国防衛者の日に国家表彰を授与した】


これまで先送りされていた「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装は、ムルマンスク第35艦船修理工場で2018年4月末に始まりました。
[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフ近代化改装]

2019年2月末、「アドミラル・クズネツォフ」の艦長は交代し、副長ヤロスラフ・アダモフ氏が艦長に昇格しました。
[ロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの艦長は交代した]

工事中、2度の大事故(2018年10月30日の大型浮きドックPD-50の沈没、2019年12月12日の火災事故)に遭いましたが、工事は続行されています。
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そして2021年1月20日、「アドミラル・クズネツォフ」は就役30周年を迎えました。

現在の「アドミラル・クズネツォフ」の艦載機は、艦上戦闘機Su-33を装備するスモレンスク赤旗授与・ソ連邦英雄2度受賞ボリス・サフォーノフ記念第279独立艦上戦闘機航空連隊と、艦上戦闘機MiG-29K/KUBを装備する第100独立艦上戦闘機航空連隊が中核となっており、この他に対潜ヘリコプターKa-27、早期警戒ヘリコプターKa-31、捜索救助ヘリコプターKa-27PS(第830独立艦上対潜ヘリコプター連隊所属)を搭載しています。

現在の所、「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装は2022年末の完了が予定されています。

今回の近代化により「アドミラル・クズネツォフ」の寿命は20年以上延長され、少なくとも2040年代初頭までは現役に留まる事になります。

ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はアルジェリアを去った

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2021年1月20日13時52分配信
【ロシア戦闘艦支隊はアルジェリアへの業務寄港を完了した】
モスクワ、1月20日、インタファクス

フリゲート「アドミラル・フロータ・カサトノフ」率いる艦船支隊は、水曜日に港湾都市アルジェ北アフリカの国と同名の首都~への業務寄港を完了した。
北方艦隊は発表した。

「外国港への滞在中にフリゲートよ大洋救助曳船ニコライ・チケルは真水と食料の在庫を補充しました。
船員には休息の為の時間が提供されました」

声明では、こう述べられた。

フリゲート「アドミラル・フロータ・カサトノフ」の乗組員にとって、これはこの航海における最初の外国港への訪問である。
今後、同艦は地中海地域の国の港へ数回の業務寄港を行なうとプレスリリースでは述べられた。

フリゲート「アドミラル・フロータ・カサトノフ」の遠距離航海は2020年12月30日から続いている。
これまでに艦は4000海里以上を走破した。

「アドミラル・フロータ・カサトノフ」は、遠海ゾーン及び大洋ゾーンの為の誘導ミサイル兵器を持つロシアプロジェクト22350多目的フリゲートである。
同プロジェクトフリゲートは、130mm砲装置A-192高射ミサイル複合体対艦ミサイル「オーニクス」或いは「カリブル」の為の発射装置で武装する。
対潜兵器複合体を有し、艦上へ対潜ヘリコプターKa-27を搭載する。

聖アンドレイ旗は2020年7月21日にフリゲートへ掲揚された。
「艦は、ロシア海軍最大の水上艦連合部隊である北方艦隊のロケット艦師団へ入りました。
現在、同プロジェクトのフリゲート2隻が行動しています」

声明では、こう述べられた。



1等多目的フリゲート・プロジェクト22350の2番艦「アドミラル-フロータ・カサトノフ」は、サンクトペテルブルク『北方造船所』で2009年11月26日に起工され、2014年12月12日に進水し、2020年7月15日にロシア海軍へ納入されました。
[プロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)フリゲート2番艦アドミラル・カサトノフはロシア海軍へ納入された]

正式な就役式典となる聖アンドレイ旗初掲揚式典は、サンクトペテルブルクネヴァ川泊地に停泊中の「アドミラル・カサトノフ」で7月21日に開催されました。

[プロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)フリゲート2番艦アドミラル・カサトノフはロシア海軍へ就役した]

ロシア海軍へ就役した「アドミラル・カサトノフ」は、7月26日の『ロシア海軍の日』サンクトペテルブルクネヴァ川で行なわれた観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。


その後もバルト海に留まっていましたが、2002年9月に北方艦隊基地セヴェロモルスクへ回航される事になりました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は北方艦隊基地セヴェロモルスクへ向かっている]

9月15日、「アドミラル・カサトノフ」セヴェロモルスクへ到着しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着した]

その後、「アドミラル・カサトノフ」白海へ移動し、9月29日には有翼ミサイル「カリブル」(対地攻撃型)を発射しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は白海で巡航ミサイル"カリブル"を地上へ発射した]

10月2日に母港セヴェロモルスクへ帰投しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は白海からセヴェロモルスクへ帰投した]

「アドミラル・カサトノフ」は各種演習や乗組員の錬成訓練を行なう為、10月15日にバレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバレンツ海で演習を行なう]

数日後に帰投した後、今度は対潜演習を行なう為、10月20日にバレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバレンツ海で対潜演習を行なう]

バレンツ海で対潜演習を行なった後、10月24日にセヴェロモルスクへ帰投しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバレンツ海で対潜演習を行なった後に帰投した]

この時、新型対潜ミサイル「オトヴェート」の発射試験も行なわれました。
[ロシア海軍の新型対潜ミサイル"オトヴェート"の試験は完了した]

11月7日、バレンツ海白海で戦闘訓練を行なう為に出航しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバレンツ海と白海で戦闘訓練を行なう]

バレンツ海での戦闘訓練の後、11月11日に白海沿岸のセヴェロドヴィンスク(白海海軍基地)へ到着しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はセヴェロドヴィンスクへ到着した]

翌11月12日、「アドミラル・カサトノフ」白海有翼ミサイル「カリブル」チジャ射爆場の地上目標へ発射しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は白海で巡航ミサイル"カリブル"を地上目標へ発射した]

11月14日に母港セヴェロモルスクへ帰投しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバレンツ海と白海での演習を終えてセヴェロモルスクへ帰投した]

12月初頭には「アドミラル・カサトノフ」乗組員へ新型コロナウイルスのワクチン接種が行なわれました。


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2020年12月30日、「アドミラル・カサトノフ」セヴェロモルスクから出航し、遠距離航海へ出発しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は遠距離航海へ出発した]

出航後、バレンツ海救助曳船「ニコライ・チケル」(1989年4月12日就役)と合流しました。
『Marine Traffic』より
【曳船「ニコライ・チケル」】

「アドミラル・カサトノフ」「ニコライ・チケル」は2021年の新年をノルウェー海で迎え、その後にラ・マンシュ海峡(英仏海峡)を通過、1月11日にはビスケー湾を抜けて大西洋上へ出ました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は大西洋へ出た]
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1月14日にジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はジブラルタル海峡を通過して地中海へ入った]

1月15日にバルト艦隊中型海洋給油船「コラ」から洋上給油を受けました。
[ロシア海軍バルト艦隊の中型海洋給油船コラは地中海で北方艦隊のフリゲート"アドミラル・カサトノフ"への洋上給油を行なった]

1月18日にアルジェリアアルジェ港へ寄港しました。

[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はアルジェリアのアルジェ港を訪れた]
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1月20日にアルジェ港を出航し、地中海東部へ向かいました。