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ロシア海軍バルト艦隊の小型ロケット艦ソヴィェツクは白海から巡航ミサイル"カリブル"を発射した

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『タス通信』より
2021年8月31日15時42分配信
【バルト艦隊の小型ロケット艦「ソヴィェツク」は白海エリアから「カリブル」発射を実施した】
モスクワ、8月31日/タス通信

バルト艦隊小型ロケット艦「ソヴィェツク」は、白海エリアから有翼ミサイル「カリブル-NK」を発射する戦闘演習を実施した。
火曜日にバルト艦隊広報サービスは発表した。

「小型ロケット艦ソヴィェツクは、白海エリアからチジャ射爆場の沿岸目標への海上配置有翼ミサイル複合体カリブルの射撃を成功裏に実施しました。
客観的観測手段から受信した結果によると、ミサイルは1000キロメートル以上離れた沿岸標的を成功裏に撃破しました」

声明では、こう指摘された。

広報サービスによると、ミサイル射撃に先行して小型ロケット艦「ソヴィェツク」バルト海から白海への艦隊間移動を行なった。
移動中に艦の乗組員は30回以上の艦内演習を実施した~狭い場所を通行する際の戦闘情報ポストの組織的作業、組織的な操艦と船舶航行集中海域における電波のやり取り、無防備の泊地における艦の組織的な対水中工作防衛など。
合計して艦の乗組員は既に3300海里以上を走破した。

現在、小型ロケット艦「ソヴィェツク」は、恒久駐留場所であるバルチースク海軍基地への逆方向の移動を開始している。



プロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦2番艦「ソヴィェツク」(577)は、2015年12月24日にサンクトペテルブルク近郊の『ペラ』造船所で起工され、2017年11月24日に進水し、2019年10月12日にロシア海軍へ引き渡され、バルト艦隊へ編入されました。

[カラクルト級小型ロケット艦2番艦ソヴィェツクはロシア海軍へ就役し、バルト艦隊へ編入された]

2020年8月上旬には同型艦「ムィティシ」(2018年12月17日就役)と共にロシア海軍演習『大洋の盾-2020』へ参加し、北海へ進出してミサイル模擬発射訓練を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊の最新鋭水上戦闘艦6隻は北海でミサイル発射訓練を行なった]

2021年3月15日にも「ムィティシ」と共にバルト海で砲撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊の小型ロケット艦ムィティシとソヴィェツクはバルト海で砲撃訓練を行なった]

2021年8月にロシア内陸水路経由でバルト海から白海へ移動し、8月下旬に有翼ミサイル「カリブル」チジャ射爆場へ発射しました。
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ロシア海軍太平洋艦隊の最新コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"と"グロームキー"は日本海で高射ミサイル"リドゥート"を発射した


『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア沿海地域情報供給部(ウラジオストク市)発表
2021年8月31日9時30分配信
【太平洋艦隊のコルベット「グロームキー」と「ソヴェルシェーンヌイ」は日本海でミサイル射撃を実施した】

艦は交互に任務遂行海域へ出航し、海上戦闘訓練射爆場の1つで対空防衛の実地行動へ取り組んだ。

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戦闘班は、仮想敵を模した小型ロケット艦「イネイ」から射出されたミサイル標的「マラヒート」への高射ミサイル複合体「リドゥート」ミサイル射撃を実施した。

空中目標は時宜を得て発見され、コースを追跡した。
有翼ミサイルが攻撃圏へ入った後、コルベットから発射された高射ミサイル複合体「リドゥート」対空防衛ミサイルにより成功裏に破壊された。

射撃は視認せずに実施された。
全てのシステムと高射ミサイル複合体は通常モードで動作した。

戦闘訓練の実施は、太平洋艦隊海上航空隊無人飛行装置により保障された。

[参照]
コルベット「ソヴェルシェーンヌイ」
「グロームキー」、『アムール造船工場』で建造されたプロジェクト20380コルベットシリーズの1隻目と2隻目である。
「ソヴェルシェーンヌイ」太平洋艦隊へ2017年に、「グロームキー」は2018年に加入した。
コルベットプロジェクトは公開株式会社『中央海洋設計局アルマーズ』により開発された。
プロジェクト20380艦は、近海ゾーンでの行動や、敵の水上艦及び潜水艦との戦闘、更には海上揚陸作戦中の海上揚陸部隊への砲撃支援の為に意図されている。



ロシア太平洋艦隊向けプロジェクト20380コルベットの1隻目となる「ソヴェルシェーンヌイ」(333)は、2006年6月30日にコムソモリスク・ナ・アムーレアムール造船工場で起工され、2015年5月22日に進水し、2017年7月20日に就役しました。

[コムソモリスク・ナ・アムーレで建造された最初の新世代コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"はロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]

2017年8月上旬にウラジオストクで開催された国際海軍競技会『海洋杯-2017』へ参加しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新鋭コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"は国際海軍競技会『海洋杯-2017』へ出場する]

2019年5月初頭に黄海で実施されたロシア海軍中国海軍合同演習『海洋協同-2019』へ参加しました。
[ロシア-中国海軍合同演習『海洋協同-2019』(2019年5月)]

2020年4月1日から6月20日まで同型艦「グロームキー」と共に太平洋への遠距離航海を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"と"グロームキー"は遠距離航海を終えてウラジオストクへ帰投した]

2020年8月下旬にベーリング海周辺で行なわれた演習『大洋の盾-2020』へ参加しました。
[ロシア海軍演習『大洋の盾-2020』(2020年8月)]

2021年3月29日にピョートル大帝湾ジェルトゥヒナ島100mm砲の艦砲射撃を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"はピョートル大帝湾で艦砲射撃訓練を行なった]


ロシア太平洋艦隊向けのプロジェクト20380コルベットの2隻目となる「グロームキー」は、コムソモリスク・ナ・アムーレ『アムール造船工場』で2012年4月20日に起工され、2017年7月28日に進水し、2018年12月25日にロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入されました。

[プロジェクト20380コルベット"グロームキー"はロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]

2020年4月1日から6月20日まで同型艦「ソヴェルシェーンヌイ」と共に太平洋への遠距離航海を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"と"グロームキー"は遠距離航海を終えてウラジオストクへ帰投した]

2020年8月下旬にベーリング海周辺で行なわれた演習『大洋の盾-2020』へ参加しました。
[ロシア海軍演習『大洋の盾-2020』(2020年8月)]

2021年3月26日にピョートル大帝湾で対潜戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新コルベット"グロームキー"はピョートル大帝湾で対潜戦闘訓練を行なった]


2021年4月3日には「ソヴェルシェーンヌイ」「グロームキー」対機雷防衛艦「ヤーコフ・バリャーエフ」(2020年12月26日就役)と共に日本海で砲撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の新世代非金属複合材料対機雷防衛艦ヤーコフ・バリャーエフと最新コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"、"グロームキー"は日本海で砲撃訓練を行なった]

4月22日には「ソヴェルシェーンヌイ」「グロームキー」ピョートル大帝湾で対空、対水上、対地、対機雷砲撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグ、フリゲート"マルシャル・シャーポシニコフ"、コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"、"グロームキー"はピョートル大帝湾で砲撃訓練を行なった]

翌4月23日には「ソヴェルシェーンヌイ」「グロームキー」ピョートル大帝湾で対潜演習を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"と"グロームキー"はピョートル大帝湾で対潜演習を実施した]


2021年6月に太平洋中央部で実施された太平洋艦隊の大規模演習には、「ソヴェルシェーンヌイ」「グロームキー」、そして2020年12月25日に就役した同型のコルベット「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」が揃って参加しました。
[ロシア太平洋艦隊のアジア-太平洋遠征と太平洋中央部演習(2021年5月-7月)]

8月14日には3隻のコルベットピョートル大帝湾で演習を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新コルベット3隻はピョートル大帝湾で演習を実施した]

「ソヴェルシェーンヌイ」は、2021年8月下旬にウラジオストクで開催された国際海軍競技会『海洋杯-2021』へ参加しました。
[国際海軍競技会『海洋杯-2021』へ出場するベトナム海軍のフリゲートはウラジオストクへ到着した]

8月31日、「ソヴェルシェーンヌイ」「グロームキー」日本海で対空防衛訓練を実施し、「敵役」を務めた小型ロケット艦「イネイ」からは発射されたミサイル「マラヒート」高射ミサイル「リドゥート」で撃墜しました。

ロシア海軍太平洋艦隊の為の第3のプロジェクト06363潜水艦マガダンは国家試験を完了した

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株式会社『アドミラルティ造船所』公式サイトより
2021年8月27日配信
【株式会社『アドミラルティ造船所』は潜水艦「マガダン」の国家試験プログラムを成功裏に完了した】

株式会社『アドミラルティ造船所』(『統合造船業営団』へ加入)は、プロジェクト636大型ディーゼルエレクトリック潜水艦「マガダン」の国家試験プログラムを成功裏に完了した。

ロシア連邦太平洋艦隊の為のシリーズの第3の潜水艦は、国家試験段階から戻ってきた。
今週に当社の専門家は、水中音響複合体及び航法複合体を含む全ての艦の設備、メカニズム、機器の動作を点検した。

試験プログラムの実行中、潜水艦は深海潜航を成功裏に実施した。
様々な航行深度で艦の制御性が評価された。

国家試験プログラムを仕上げた後、「マガダン」は当社で検査と清掃仕上げを行なう。

「マガダン」は、太平洋艦隊の為の潜水艦シリーズの3隻目であり、今年3月26日に91パーセントの高い準備段階で進水した。
艦は2019年11月1日に起工し、2021年11月10日までにロシア海軍への引き渡しを計画している。

シリーズ建造の契約は2016年9月に署名され、我が国の海軍の戦闘準備の回復とディーゼルエレクトリック潜水艦の改善プログラムの為のロシア国防省の長期計画の実現の継続となる。
今日において、シリーズの建造は積極的なペースで進んでおり、完了へ近付いている。

潜水艦シリーズの5隻目「モジャイスク」と6隻目「ヤクーツク」は、2021年8月23日にロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンの参加の下、当社で起工した。

現在、太平洋艦隊のシリーズの第4の潜水艦「ウファ」は、軽量船体(外殻)の形成、配管、電気設備作業、音響被覆の設置が進んでいる。

シリーズ第2の潜水艦「ヴォルホフ」は2020年10月24日に太平洋艦隊へ加入した。
1番艦「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」は2019年11月25日にロシア海軍へ引き渡した。



[プロジェクト06363潜水艦(太平洋艦隊)]
太平洋艦隊向けの6隻のプロジェクト06363潜水艦の建造契約は2016年9月7日に締結されました。
[サンクトペテルブルクのアドミラルティ造船所はロシア海軍太平洋艦隊の為の6隻のプロジェクト06363潜水艦の建造契約を締結した]

2017年7月28日に最初の2隻~1番艦B-274「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」と2番艦B-603「ヴォルホフ」が同時に起工されました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーとヴォルホフはサンクトペテルブルクで起工された]

「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」は、2019年3月28日に進水し、8月16日から10月10日までバルト海で洋上試験を行ない、11月25日にロシア海軍へ就役しました。

[プロジェクト06363潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーはロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]

「ヴォルホフ」は、2019年12月26日に進水し、2020年6月下旬から10月中旬までバルト海で洋上試験を行ない、2020年10月24日にロシア海軍へ就役しました。

[プロジェクト06363潜水艦ヴォルホフはロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]

この2隻は、2021年8月以降に極東へ回航されます。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーとヴォルホフはバルト海からウラジオストクへ向かう]


3番艦B-602「マガダン」と4番艦B-588「ウファ」は、2019年11月1日に起工されました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦マガダンとウファはサンクトペテルブルクで起工された]

B-602「マガダン」は、2021年3月26日に進水しました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第3のプロジェクト06363潜水艦マガダンはサンクトペテルブルクで進水した]

4月20日に造船所の岸壁で係留試験が始まりました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第3のプロジェクト06363潜水艦マガダンは係留試験を開始した]
5月中旬にはオブニンスク研修センターで研修を終えた「マガダン」乗組員が造船所へ到着し、係留試験へ参加する事になりました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第3のプロジェクト06363潜水艦マガダン乗組員は係留試験へ参加する]

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「マガダン」の係留試験は6月中旬頃に完了しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第3のプロジェクト06363潜水艦マガダンの係留試験は最終段階に在る]

「マガダン」の洋上試験(工場航行試験)は、2021年6月27日に始まりました。。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第3のプロジェクト06363潜水艦マガダンは2021年6月に洋上試験を開始する]
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第3のプロジェクト06363潜水艦マガダンはバルト海で洋上試験を開始した]

工場航行試験は7月末に完了しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第3のプロジェクト06363潜水艦マガダンはバルト海で洋上試験の第1段階(工場航行試験)を完了した]

8月16日に最終洋上試験となる国家試験が始まりました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第3のプロジェクト06363潜水艦マガダンはバルト海で国家試験を開始した]

国家試験は8月27日に完了しました。

「マガダン」ロシア海軍への引き渡しは2021年11月10日に予定されています。
[太平洋艦隊の為の第3のプロジェクト06363潜水艦マガダンは2021年11月にロシア海軍へ就役する]


太平洋艦隊向け06363潜水艦の5番艦「モジャイスク」と6番艦「ヤクーツク」は、2021年8月23日に起工されました。
[ロシア海軍の為のボレイ-A戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦2隻、プロジェクト20380コルベット1隻、、プロジェクト20385コルベット1隻、プロジェクト06363潜水艦2隻はプーチン大統領の号令下で一斉に起工された]

太平洋艦隊向けの06363潜水艦6隻の建造は、2024年までに完了します。
[ロシア海軍太平洋艦隊向けのプロジェクト06363潜水艦6隻の建造は2024年末に完了する]

ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機Su-33のパイロットはクリミア半島の訓練複合体ニートカで訓練を続けている


『タス通信』より
2021年8月30日17時42分配信
【北方艦隊の艦上航空隊の乗員はクリミアの訓練装置ニートカで訓練を行なっている】
シンフェローポリ、8月30日/タス通信

北方艦隊艦上航空隊の乗員は、重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」の甲板を再現した地上試験複合体での訓練の為にサキ飛行場へ到着している。
月曜日に黒海艦隊広報サービスは発表した。

「北方艦隊航空部隊の艦上航空隊の航空機Su-33Su-30SM練習戦闘航空機Su-25UTGの乗員は、特殊訓練装置で訓練飛行を行なう為、駐留飛行場からサキ飛行場への移動飛行を行ないました。
航空隊地上試験訓練複合体は、艦上航空隊の飛行士が航空艦の甲板での発艦及び着艦の技術を仕上げる為に意図されています。
訓練装置はトランポリン台と航空機拘束装置を装備し、重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの飛行甲板を完全に再現しています」

声明では、こう述べられた。

黒海艦隊海上航空隊の飛行乗員も戦闘訓練へ参加した事が明らかにされた。
「飛行士は、航空巡洋艦の甲板への『接触』の要素へ取り組み、更には、複雑かつ高度な操縦術、有人及び無人の飛行装置を破壊する為の『空対空』クラスノミサイルの仮想発射を伴う空中戦闘動作の実地要素へ取り組みました」
声明では、こう指摘された。

訓練複合体ニートカの専門家は、若い飛行士の段階的な訓練と、経験豊富な飛行士の為の飛行技術の向上のサイクルを保障する。
飛行勤務は、昼間及び夜間に行なわれるとプレスリリースは伝えた。

更に、艦上航空隊の飛行要員の訓練は9月末までの継続が計画されており、その後、乗員は北方艦隊へ戻る事が指摘された。





[ロシア海軍の艦上戦闘機連隊は創設40周年を迎えた]
[空母アドミラル・クズネツォフの最高の艦上戦闘機パイロット達]
[ロシア海軍の艦上戦闘機Su-33(Su-27K)は空母の甲板への初着艦から25周年の記念日を迎えた]

ロシア海軍艦上戦闘機Su-33は、北方艦隊「スモレンスク赤旗授与・ソ連邦英雄2度受賞ボリス・サフォーノフ記念第279独立艦上戦闘機航空連隊」にのみ配備されており、重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」を母艦としています。
(普段はセヴェロモルスク-3飛行場に駐留)
現在の総保有機は20機程度です。
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Su-33は寿命延長近代化改修が行なわれており、少なくとも2025年までは運用されることになります。
[ロシア北方艦隊艦上戦闘機隊は近代化改修されたSu-33を受け取った]
[ロシア海軍航空隊の艦上戦闘機Su-33は2025年まで現役に留まる]

第279連隊Su-33は、2016年4月26日から6月24日までクリミア半島サキ飛行場艦上機訓練施設「ニートカ」で「発着艦」訓練を行ないました。
[ロシア海軍航空隊の艦上戦闘機Su-33はクリミア半島の訓練複合体ニートカでの発着訓練を完了した]


2016年7月1日からは母艦「アドミラル・クズネツォフ」での飛行訓練を行ないました。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの艦載機の飛行訓練が始まった]
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの艦載機の発着艦訓練が始まった]


重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」は、2016年10月15日から2017年2月8日まで遠距離航海を行ない、地中海東部(シリア沖)まで遠征しました。
[空母アドミラル・クズネツォフ第6次地中海遠征(2016年10月-2017年2月)]

この時、「アドミラル・クズネツォフ」には10機程度のSu-33が搭載されました。

11月15日、「アドミラル・クズネツォフ」艦上戦闘機Su-33は、初めてシリアへの空爆作戦へ参加しました。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの艦載機は初めてシリア領内のテロ組織への攻撃へ参加した]


Su-33イドリブ県『アル=ヌスラ戦線』の施設を爆撃し、3名の野戦司令官を含む30名以上の戦闘員が死亡しました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの艦上戦闘機Su-33の空爆によりアル=ヌスラ戦線の戦闘員30名以上が死亡した]


11月17日、ロシア航空宇宙軍戦略爆撃機シリア領内のテロ組織『イスラム国』『アル=ヌスラ戦線』の施設へ有翼ミサイルKh-101を発射した事に呼応して、再び「アドミラル・クズネツォフ」Su-33シリア領内を爆撃しました。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの艦載機は再びシリアのテロ組織を空爆した]

元々は空対空専門のSu-33でしたが、シリア遠征へ出発する前に、地上爆撃用の特殊計算サブシステムSVP-24-33が装備されました。
[ロシア海軍航空隊の艦上戦闘機Su-33は地上攻撃の為の新たなシステムを装備する]
[ロシア海軍の艦上戦闘機Su-33は爆撃精度を向上させる為のシステムを装備している]

12月5日、1機のSu-33(機体番号67)が「アドミラル・クズネツォフ」へ着艦した際、着艦拘束装置のケーブルを切ってしまった為に停止できず、海中に落ちました。
パイロットは脱出に成功しました。
[ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフの艦上戦闘機事故(2016年11月13日/12月5日)・続報]
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの艦上戦闘機事故(2016年12月)の原因は着艦拘束装置のケーブルとは関係が無い]

Su-33を含む「アドミラル・クズネツォフ」航空隊は、2016年11月8日から2017年1月6日までの約2ヶ月間に、420回の戦闘飛行(内117回は夜間)と、750回の捜索救助、航空輸送支援の為の飛行を行ない、シリア領内テロ組織の施設1252を破壊しました。

[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフ航空隊は1252のシリアのテロリスト施設を破壊した]
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの艦上戦闘機Su-33とMiG-29K/KUBは2016年11月~2017年1月にシリア領内のテロ組織を空爆した]


地中海東部(シリア沖)から戻った後、艦上戦闘機Su-33MiG-29Kは、北方艦隊の演習へ何度か参加しています。

2017年6月16日にはコラ半島ルムボフスキーで地上爆撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機Su-33はコラ半島で地上爆撃訓練を行なった]

2017年8月には、クリミア半島サキ飛行場艦上機訓練施設「ニートカ」へ移動して訓練を行ないました。
[ロシア海軍航空隊の艦上戦闘機Su-33は2017年8月からクリミア半島の訓練複合体ニートカで訓練飛行を行なう]

2018年4月には北方艦隊ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」の対空戦闘訓練の「敵役」を務めました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海で艦上戦闘機Su-33及びMiG-29Kを相手に対空戦闘訓練を行なった]

2018年5月末、第279連隊Su-33練習機Su-25UTGは、飛行訓練の為、クリミア半島サキ飛行場艦上機訓練施設「ニートカ」へ移動しました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機Su-33はクリミア半島の訓練複合体ニートカで訓練飛行を行なう]
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2018年6月末、Su-33ロシア航空宇宙軍空中給油機Il-78からの空中給油訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機Su-33はクリミア半島で空中給油訓練を行なった]

その後、2018年9月1日から8日まで地中海東部(シリア沖)で実施されたロシア海軍ロシア航空宇宙軍の合同演習にも何機かのSu-33が参加しました。
[ロシア海軍とロシア航空宇宙軍の地中海演習(2018年9月1日~8日)]

2018年12月1日、2機のSu-33は、ロシア/ソヴィエト時代の艦上戦闘機隊長に因んで「チムール・アパキージェ」、「フェオクチスト・マトコフスキー」と命名されました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機Su-33はチムール・アパキージェ、フェオクチスト・マトコフスキーと命名された]

2019年1月、第279艦上戦闘機航空連隊艦上戦闘機Su-33及び練習機Su-25UTGは、コラ半島及びバレンツ海上空で戦闘訓練飛行を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機Su-33はコラ半島およびバレンツ海上空で戦闘訓練飛行を行なった]

2019年2月、第279艦上戦闘機航空連隊艦上戦闘機Su-33及び練習機Su-25UTGは、新人パイロットの「発着艦」訓練を行なう為、クリミア半島サキ飛行場艦上機訓練施設「ニートカ」へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機Su-33の新人パイロットはクリミア半島の訓練複合体ニートカで『発着艦』訓練を行なう]

2019年11月下旬、第279艦上戦闘機航空連隊艦上戦闘機Su-33及び練習機Su-25UTGは、再びクリミア半島サキ飛行場艦上機訓練施設「ニートカ」へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機Su-33はクリミア半島の訓練複合体ニートカで『発着艦』訓練を行なう]

その後、セヴェロモルスク-3飛行場へ戻り、空中戦闘などの飛行訓練を行なっていました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機Su-33はコラ半島およびバレンツ海上空で空中戦闘訓練を行なった]
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機Su-33は空中戦闘訓練を行なう]

元々は対空戦闘専門のSu-33ですが、2020年4月16日には地上爆撃訓練を行なっています。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機Su-33はムルマンスク州で地上爆撃訓練を行なった]

2021年2月下旬には新人パイロットの空中戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機Su-33の新人パイロットは空中戦闘訓練を行なった]

2021年3月10日にも地上爆撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機Su-33は地上爆撃訓練を行なった]

2021年7月初頭には新人パイロットが参加する迎撃戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機Su-33の新人パイロットは迎撃戦闘訓練を行なった]

2021年8月5日、クリミア半島サキ飛行場艦上機訓練施設「ニートカ」へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機隊は2021年8月以降にクリミア半島の艦上航空隊訓練複合体ニートカで訓練を行なう]
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機Su-33はクリミア半島の訓練複合体ニートカへ向かった]

翌8月6日にサキ飛行場へ到着しました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機Su-33はクリミア半島の訓練複合体ニートカへ到着した]

そして8月12日から艦上機訓練施設「ニートカ」での飛行訓練を開始しました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機Su-33のパイロットはクリミア半島の訓練複合体ニートカでの訓練を開始した]

その後も飛行訓練は続いており、黒海艦隊航空隊も参加しています。
おそらくは、サキ飛行場に駐留するクトゥーゾフ勲章授与・セヴァストーポリ赤旗・第43独立海上襲撃機航空連隊多用途複座戦闘機Su-30SMでしょう。
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[ロシア海軍黒海艦隊航空隊で多用途複座戦闘機Su-30SMの1個飛行隊が完全に形成された]

「ニートカ」での飛行訓練は9月末まで続きます。


既に生産終了から20年以上経った艦上戦闘機Su-33ですが、今後エンジンの出力強化やレーダーのアップグレードといった近代化改修が行なわれます。
[ロシア海軍の艦上戦闘機Su-33は近代化改修される]


なお、第279艦上戦闘機航空連隊「母艦」アドミラル・クズネツォフは、2018年4月末から近代化改装工事が行なわれています。
[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフ近代化改装]

ロシア海軍の新たな高射複合体パーンツィリ-Mは超低高度目標へ対処する

『イズベスチヤ』より
2021年8月27日0時0分配信
【プログラムの破損:海軍の艦は高精度兵器からの防護を得た】

高射ミサイル-砲複合体「パーンツィリ-M」は超低高度の目標を処理する。
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艦載高射複合体「パーンツィリ-M」は新たな能力を得た。
今、それは水面から1~2メートルを超えない高度を飛翔する目標の迎撃が可能である。
このような特性は、全ての最新の、そして主な将来対艦ミサイル、計画中の航空爆弾及び他の高精度兵器からの防護を保障する。

[海軍演習]
超低空目標の迎撃は、小型ロケット艦「オジンツォボ」及び大型ロケット艇「シューヤ」の試験発射中に取り組まれた。
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軍当局の情報提供者が『イズベスチヤ』へ伝えたように、海上の「パーンツィリ」は、敵の打撃を模した複数の対戦車ミサイル「コルネート」を撃墜した。
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全ての目標は、発射地点から数キロメートルの距離で迎撃され、この時、それは水面から1~3メートルの高度を飛翔していた。

最新の西側艦載対空防衛システムは、より高い飛翔目標に対して動作する。
例えば、主なアメリカ対ミサイル複合体「SeaRAM」は、10メートルを超える高度のみで確実に目標を撃破する。
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情報提供者によると、「パーンツィリ」は低空飛翔目標の撃破を保証できるようにする為、その制御及び照準システムが改良された。
このような標的へ射撃する場合、ミサイルは飛翔の終末段階で急激な機動を行ない、水面へ進む。

ロケット艇R-71「シューヤ」は、「パーンツィリ-M」の新たな能力の点検の為に射撃を実施し、小型ロケット艦「オジンツォボ」は、計画テスト発射へ参加した。

「対戦車ミサイル・コルネートは、高い飛翔速度と小さな拡散範囲を有しております」
軍事歴史家ドミトリー・ボルテンコフ『イズベスチヤ』へ話した。
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「従いまして、これは、様々な高速ミサイルの現用及び新たな将来モデルのシミュレーションとして使用できます。
パーンツィリが試験で、このような特性を持つミサイルを撃墜できる能力が示された場合、この複合体は、我々の艦船の対空及び対ミサイル防衛の保障の為の効果的な使用が可能となり、最新の外国の軍事機材のモデルに対する防護を作成します」


インターネットプロジェクト『ミリタリーロシア』の編集長ドミトリー・コルネフによると、「パーンツィリ-M」は、低高度での飛翔特性が、様々な変更を加えて世界の多くの国の海軍の為に生産されている世界で最もポピュラーなものの1つであるアメリカハープーンを含め、大多数の対艦ミサイルに非常に近い対戦車ミサイル「コルネート」へ成功裏に対処した。
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「低高度では、ハープーンの寸法は、対戦車ミサイル・コルネートのサイズを超えています。
ですが同時に、速度と飛翔高度を含む特性は近いです」
ドミトリー・コルネフ
は指摘した。
「従いまして、パーンツィリ-Mがコルネートへ成功裏に対処できれば、それはハープーン、更には他のタイプの対艦ミサイルでも同様に効果的に動作します」
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[信頼できる防護]
高射ミサイル-砲複合体「パーンツィリ-M」
には、8基の高射装置と2門の6銃身30mm自動砲が含まれる。
複合体は、有翼対艦ミサイル、無人機、航空機、ヘリコプターからの艦の防護の為に意図されている。
砲は、徹甲弾と高爆発性破砕弾を射撃でき、射撃速度は1分間に1万発である。

「パーンツィリ」は、二方向対空防衛システム原理の下で開発された:遠方ではミサイルが接近する空中目標を攻撃し、突破した物体は近距離で砲撃に遭遇する。
複合体の海上ヴァージョンの特徴の1つは、水上及び沿岸の地上目標の破壊能力である。

「オジンツォボ」は、プロジェクト22800「カラクルト」の3番艦であり、艦上へ複合体「パーンツィリ-M」を搭載するシリーズを最初に代表するものである。
前任者とは異なり、これは「カラクルト」更新プロジェクトの下で建造された。
「カラクルト」は、寸法と排水量(800トン)が比較的小さいにも関わらず、強力な兵装システムを搭載する:有翼ミサイル「カリブル」76.2mm装置AK-176MA、更に必要性に応じて対艦ミサイル「オーニクス」も装備できる。

これに加え、艦には120キロメートルの行動範半径を有するドローン「オルラン-10」が駐留する。
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それは偵察及び目標指定の為に使用されなければならない。
無人飛行装置は、ステルス艦を敵から事実上見えなくする:無人機を射出する場合、電波電子偵察手段により信号を検出できるレーダーを始動する必要は無い。
プロジェクト22800小型ロケット艦は、戦闘管理、探知、目標指定、通信の最新の複合体を装備している。
昨年に「オジンツォボ」北極緯度への航海を行ない、白海バレンツ海での試験に成功した。
それまではプロジェクト22800艦北極の極限の条件下で行動できるのかどうかは分からなかった。
小型ロケット艦は、与えられた全ての任務を遂行し、ミサイル発射を実施した。

今日において海軍には、3隻の「カラクルト」「ムィティシ」「ソヴィェツク」「オジンツォボ」が加わっており、バルト艦隊で任務に就いている。
4番艦「ブーリャ」は航行し、海軍への引き渡しが計画されている。
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「オジンツォボ」のように「ブーリャ」「パーンツィリ-M」を持つ更新プロジェクトの下で建造された。
合計で18隻のプロジェクト22800小型ロケット艦が建造されなければならず、太平洋艦隊、バルト艦隊、黒海艦隊へ均等に分割される。
これらの艦は2018年までは気象現象に因んで命名されていた:「ウーラガン」、「タイフーン」、「シトルム」、「ブーリャ」など。
その後、ロシアの小都市~地域の中心に因んで命名する事が決定された。

排水量495トンのロケット艇「シューヤ」は1983年に建造された。
それは42ノットの速力を発揮でき、1600海里の航続距離を持つ。
艇は2基の2.5トンの対艦ミサイル「テルミート」2連装発射装置で武装する。
艇は41名の乗組員により制御される。
1985年以降、艦は黒海艦隊第41ロケット艇旅団の一員として勤務に就いている。
近年、R-71は常に艦の対空防衛班の訓練に携わってきた。
加えて「シューヤ」は、「パーンツィリ」海上版の試験の為の最初の舞台として選ばれた。
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ロシア海軍高射ミサイル-砲複合体「パーンツィリ-M」は、高射ミサイル-砲複合体「パーンツィリ-S1」(SA-22グレイハウンド)の艦載ヴァージョンです。


[パーンツィリ-Mは近い将来にロシア海軍へ採用される]
[ロシア海軍は2016年から高射複合体パーンツィリ-Mを受け取る]
[ロシア海軍の新型高射複合体パーンツィリ-Mの生産準備は進められている]

2015年8月下旬には、「パーンツィリ-M」の最初の購入契約が締結されました。
[ロシア海軍の為に3基の新型高射複合体パーンツィリ-Mが発注される]
[新型高射複合体パーンツィリ-MEの量産が始まる]
[ロシア海軍は最初の新型高射複合体パーンツィリ-MEを受領する]

当初、「パーンツィリ-M」の洋上試験は、黒海艦隊大型ロケット艇R-71「シューヤ」(1985年8月23日就役)で実施される予定でした。
[ロシア海軍黒海艦隊のロケット艇シューヤは新型の高射複合体パーンツィリ-Mの試験艇となる]

しかし、「シューヤ」への搭載作業は予定よりも遅れ、完了は2021年初頭にずれ込みました。
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この為、「カラクルト」級小型ロケット艦3番艦「オジンツォボ」(2020年11月21日就役)が最初の「パーンツィリ-M」の洋上試験を実施する事になりました。
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「オジンツォボ」は、就役前の2020年10月中旬頃、初めてバルト海高射ミサイル砲複合体「パーンツィリ-M」の射撃試験を行なっています。
[ロシア海軍のカラクルト級小型ロケット艦3番艦オジンツォボは高射ミサイル砲複合体パーンツィリ-Mの発射試験を行なった]
[ロシア海軍のカラクルト級小型ロケット艦3番艦オジンツォボはバルト海で再び高射ミサイル-砲複合体パーンツィリ-Mを発射した]

本来の「パーンツィリ-M」試験艇である「シューヤ」も、2021年春から「パーンツィリ-M」の洋上試験を開始しました。
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ロシア海軍の新世代原子力航空母艦の為の電磁カタパルトが開発される

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2021年8月26日15時38分配信
【『統合造船業営団』トップはロシア航空母艦の電磁カタパルトについて話した】
クビンカ(モスクワ州)、8月26日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア艦上戦闘機を発進させる為の電磁カタパルトを作成するが、それは航空母艦の建造と同時になる。
『統合造船業営団』総取締役アレクセイ・ラフマノフフォーラム『アルミヤ-2021』において『ロシア通信社ノーボスチ』へ話した。

現在、ロシア海軍に在籍する唯一の航空母艦「アドミラル・クズネツォフ」は、艦の甲板へ設置されたトランポリン台の助力により航空機を発艦させる。
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「電磁カタパルトの作成は、それが設置される航空母艦の作成と綿密に連携しなければならず、作業は並行して行なわれます」
ラフマノフ
は話した。

彼は、航空母艦の作業は未だ始まっておらず、カタパルト作成の正確な時期について話す事は時期尚早であると指摘した。

これに加えラフマノフは、ロシア将来航空母艦がこのようなカタパルトを装備する決定を下す際には、外国の同僚の経験を注意深く研究する必要が有ると強調した。

電磁カタパルトは、磁場中を移動する物体を加速する為に使用される。
今日において、それを装備する唯一の艦は、アメリカ航空母艦「ジェラルド・フォード」型である。
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昔ながらの航空母艦蒸気カタパルトを使用している。

以前にラフマノフは、新たなロシア航空母艦を建造するのは、そのような発注を国防省から受けた場合、「アドミラル・クズネツォフ」の修理とインド海軍の為の航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」作成の際に得られた技術と経験を有するセヴェロドヴィンスク工場『セヴマシュ』になる事を指摘した。
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ロシア海軍の為の将来航空母艦Перспективный Авианосецの予備設計開発作業は2007年に始まりました。

将来航空母艦の設計を担当するのは『ネヴァ川計画設計局』になりますが、その叩き台となる概念設計案は、ロシア海軍向けなどの艦船の形状を研究する『クルイロフ国立科学センター』により作成されます。

『クルイロフ国立科学センター』は、2015年に多目的重航空母艦プロジェクト23000E「シトルム」を作成しました。
これは満載排水量9万~10万トンの通常動力の大型空母です。
[ロシア海軍将来空母概念設計案・プロジェクト23000E「シトルム」]

『クルイロフ』は、2018年8月下旬に軽航空母艦「シトルム-KM」の概念設計案を公表しました。
これは満載排水量44000トンの比較的小型の空母です。
[クルイロフ国立科学センターの半双胴(カタマラン)形式軽多目的空母は水中抵抗が大幅に低減する]

2019年6月末には76000トンの中型原子力空母の概念設計案の存在を公表しました。
[クルイロフ国立科学センターは半双胴形式の中型原子力空母の概念設計案を提示した]

一方、実際にロシア海軍向けとして建造される空母を設計する『ネヴァ川計画設計局』は、2019年7月上旬に将来空母設計案プロジェクト11430E「ラマンチーン」を公表しました。
これは満載排水量8万~9万トンの原子力空母です。
[原子力空母プロジェクト11430Eラマンチーンはサンクトペテルブルク国際海軍サロン(IMDS-2019)で公開された]


将来航空母艦の具体的な内容は未だ定まっていませんが、排水量は65000トン~70000トン程度になるようです。
[ロシア海軍の将来航空母艦は7万トン級になる]
[ロシア海軍の将来航空母艦は65000-70000トンになる]
つまり、上記の「シトルム」「ラマンチーン」よりは小さな艦になります。
(「シトルム-KM」よりは大きいですが)

現用の航空母艦で最も近いサイズの艦は、グレートブリテン海軍新鋭空母「クイーン・エリザベス」級になります。
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ロシア造船業界も、以前から重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」(約6万トン)よりも大きな航空母艦を建造できると表明しています。
[ロシア造船業界はアドミラル・クズネツォフよりも大型の新世代航空母艦を建造できる]

ただ、現在の所、将来航空母艦の建造開始の具体的な時期は未だ決まっていません。
[ロシア造船業界はロシア海軍の為の新たな航空母艦の建造を準備する]
[ロシア海軍の将来原子力航空母艦は『2024~2033年の国家軍備プログラム』へ含まれるかもしれない]

ですが、将来航空母艦の為の搭載機として、新たな艦上戦闘機の開発は既に始まっています。
[ミグは第5世代艦上戦闘機プラス艦上無人機を開発する]
[ロシア航空機製造業界はロシア海軍の為の新世代VSTOL艦上戦闘機の開発作業を進めている]

この他、将来航空母艦の搭載機として、艦上早期警戒機艦上無人機も新たに開発されます。
[ロシア海軍航空隊司令官は語る]

将来航空母艦の為の電磁カタパルトの開発作業は2014年春頃から始まっています。
[ロシアは将来空母用の電磁カタパルトの開発を始めている]
[ロシア海軍将来正規空母の為の電磁カタパルトの開発は進められている]

将来原子力航空母艦の本格的な開発作業は2023年から始まります。
[ロシア海軍の為の7万トン級原子力空母の開発作業は2023年に始まる]

将来原子力航空母艦の設計には、ソ連時代に起工されたものの未完成に終わったプロジェクト11437重原子力航空巡洋艦「ウリヤノフスク」の設計が参考にされるとの事です。
[ロシア海軍の新世代原子力空母の開発には未完成の重原子力空母ウリヤノフスクの設計図が参考にされる]
ただしこれは、「ウリヤノフスク」のような艦を再び造るという事では無く、原子力機関の構造などを参考にするという事でしょう。
(将来航空母艦「ウリヤノフスク」原子力機関)

将来航空母艦を建造する造船所は、以前にインド海軍向けの航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」の改造(実質的に新造)を担当したセヴェロドヴィンスク『セヴマシュ』が最有力候補となっております。
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[ロシア海軍の為の将来原子力航空母艦はセヴェロドヴィンスク造船所(セヴマシュ)で建造される]

この他、将来航空母艦建造への協力企業(航空母艦の船体の一部を建造)として、サンクトペテルブルク市『バルト工場』『北方造船所』が候補に挙がっています。
[ロシア海軍の新世代原子力航空母艦の開発と建造には15年掛かる]

『バルト工場』
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『北方造船所』
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記念艦となるソ連/ロシア海軍の最初の原子力潜水艦レニンスキー・コムソモールはクロンシュタットへの移動を開始した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省情報・マスコミュニケーション部発表
2021年8月26日12時15分配信
【クロンシュタットで艦博物館となる最初のソヴィエトの原子力潜水艦が北方艦隊から曳航されていった】

ロシア海軍総司令官ニコライ・エフメノフ大将が述べたように
「本日(8月26日)11時0分、伝説の原子力潜水艦K-3レニンスキー・コムソモールの北方艦隊からサンクトペテルブルク、そしてクロンシュタットへの艦隊艦曳航が始まりました。
潜水艦の曳航は、曳船の助力を得て浮きドック"スヴィヤガ"により行なわれます。
現在、潜水艦を載せた浮きドックをコラ湾から出ています」


ニコライ・エフメノフ大将によると、潜水艦K-3を載せた浮きドック「スヴィヤガ」は8月31日にベロモルスクへ到着する。
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その後、9月10日に潜水艦ドックサンクトペテルブルク『北方造船所』へ到着する。
そこで潜水艦は、その後のクロンシュタットへの曳航の為に浮きドックから出る。

[参照]
「レニンスキー・コムソモール」
は、ソヴィエト初にして世界で第3の原子力潜水艦であり、プロジェクト627「キート」のトップ艦である。
1995年9月24日にセヴェロドヴィンスクで起工され、1957年8月9日に進水した。
この潜水艦は63歳になる。
1961年、大西洋での最初の戦闘勤務へ向かった。
その1年後、歴史上初めて北氷洋の氷の下を通行した。

1991年、潜水艦北方艦隊から除籍された。
2005年、K-3は、処分の為に艦船修理工場『ネルパ』(艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』支所)へ置かれた。
2010年、海軍総司令官は、K-3を処分せず、歴史の為に保存する最終決定を下した。





ソヴィエト連邦初の原子力潜水艦であるK-3は、プロジェクト627「キート」巡洋潜水艦(NATOコード名「ノヴェンバー」)の1番艦として、1956年9月24日にモロトフスク(現セヴェロドヴィンスク)第402造船工場(現セヴマシュ)で起工されました。
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1957年10月9日に進水した後に係留試験が始まり、翌1958年6月に終了しました。

1958年7月21日には、ソ連海軍総司令官セルゲイ・ゴルシコフ提督、ソ連造船業相ボリス・ブトマが出席し、ソ連邦海軍旗の初掲揚式典が開催されました。
この時点で、K-3は未だ航海試験も始まっていませんでした。

1958年7月3日、工場航行試験をすっ飛ばして、いきなり国家受領試験が始まりました。
翌7月4日10時3分、初めてK-3原子力機関が始動しました。

1958年8月には潜水航行試験が行なわれました。

1958年11月26日から12月2日まで白海で潜航試験が行なわれ、深度310mまで潜航しました。

1958年12月17日、巡洋潜水艦K-3受領証書への署名が行なわれ、ソ連海軍へ納入されました。

しかし、初めての原子力潜水艦という事も有り、色々と問題点が発覚した為、1958年1月には「試験運用」へ移行しました。
プロジェクト627の2番艦以降は、改良型のプロジェクト627Aとして建造されることになりました。

翌1959年も白海で各種試験に従事し、同年10月下旬に、ようやく白海からバレンツ海北方艦隊基地ザーパドナヤ・リツァ(ザオゼルスク)へ移動しました。
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1959年11月1日から15日まで初の遠距離航海を行ない、グリーンランド付近まで進出しましたが、浮上時に氷に衝突して損傷しました。

帰港後、1959年12月から1960年5月までセヴェロドヴィンスク「セヴマシュ」で修理と近代化改装を行ない、新たな航法複合体が設置されました。

1960年12月から1961年2月まで「セヴマシュ」で係留試験が行なわれました。

1961年5月26日から8月7日まで航海試験が行なわれ、再びザーパドナヤ・リツァ(ザオゼルスク)へ配備されました。

1961年9月17日から31日までカラ海において、北極海での水中航行時の航法複合体の動作試験が行なわれました。
この間、9月20日から24日まで魚雷の実弾射撃を実施しています。

1962年7月4日から21日まで検査航海を行なった後、7月11日から21日まで北極圏航海を行ないました。
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水中航行中に原子炉の冷却循環ポンプが故障し、潜航したまま修理を行なっています。

1962年9月に核燃料棒の不備が発覚し、セヴェロドヴィンスクへ回航されました。

1962年10月9日、「レニンスキー・コムソモール」(レーニン共産党青年団)と命名されました。

1963年2月26日から1965年10月29日まで原子炉の交換と近代化改装が行なわれました。
撤去された核燃料棒はカラ海へ投棄されました。

1965年10月29日から11月7日まで航海試験を行ない、同年11月24日に海軍へ引き渡され、11月29日にはザーパドナヤ・リツァへ戻りました。

1965年12月17日、ソ連の宇宙飛行士ユーリー・ガガーリン「レニンスキー・コムソモール」を訪れました。

1966年3月23日に白海で氷に衝突して潜望鏡を曲げました。

1966年7月10日から8月29日まで遠距離航海を行ない、大西洋、サルガッソー海、メキシコ湾まで進出し、魚雷発射訓練を行ないました。

1967年3月12日から4月30日までポリャールヌイ第10艦船修理工場で船体のメンテナンスが行なわれました。
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1967年7月10日から9月11日まで遠距離航海を行ない、地中海へ進出しました。
地中海から戻る途中の9月4日、ノルウェイ海で火災事故を起こし(第1区画から出火し、第2区画に延焼)、乗員39名が死亡しました。
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1967年9月14日から11月5日までセヴェロドヴィンスクで修理が行なわれました。

1968年7月21日から29日までワルシャワ条約機構諸国海軍北方艦隊バルト艦隊の合同演習へ参加しました。

1968年12月8日からポリャールヌイ第10艦船修理工場でオーバーホールが行なわれ、1971年12月28日に復帰しました。

1972年1月にはグレミハ基地へ移動しました。
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1972年10月29日から11月5日まで演習を行ないました。

1973年5月12日から6月1日まで遠距離航海を行ない、大西洋地中海へ進出しました。

1975年2月に第7区画で火災が発生し乗員2名が重傷を負いました。

1975年4月24日から6月13日までバレンツ海、ノルウェイ海、グリーンランド海で哨戒活動を実施しました。

1976年1月31日から2月21日までグレミハの浮きドックで定期修理が行なわれました。

同年6月1日から27日までポリャールヌイ第10艦船修理工場で修理が行なわれました。

1977年7月25日、「大型潜水艦」に再分類されました。

1977年12月29日からポリャールヌイ第10艦船修理工場で定期修理が始まりました。

1978年1月8日、修理中に火災が発生しました。

1978年12月30日に修理を終えて復帰しました。

1982年5月25日から6月25日までバレンツ海、ノルウェイ海、グリーンランド海で哨戒活動を実施しました。

1985年1月から9月末までポリャールヌイ第10艦船修理工場で修理が行なわれました。

1985年には、「オケアン-85」、「大西洋-85」、「北方-85」といった大規模演習へ参加しました。

1985年7月2日から27日までノルウェイ海で哨戒活動を実施しました。

1986年4月からポリャールヌイ第10艦船修理工場で修理が始まりました。

しかし修理は完了する事無く、1987年10月17日には海軍の戦闘編制から除外されました(事実上の退役)。

1988年9月9日には練習船となり、グレミハ基地に固定されました。

1989年3月14日、B-3と改称されました。

1991年には北方艦隊の編制表から消されました。

1993年9月30日、正式に海軍から除籍されました。

その後も係留保管されていましたが、2002年11月にポリャールヌイ第10艦船修理工場へ到着しました。

2003年5月30日から7月3日に使用済み核燃料が撤去されました。

2005年10月28日にはスネシュノゴルスク艦船修理工場『ネルパ』へ回航され、博物館への改装が行なわれる事になりました。
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2007年以降、原子炉区画が撤去され、代わりのダミー区画が製造されました。
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2017年2月に再進水する予定でしたが、半年以上遅れ、2017年9月8日になりました。

[ソ連/ロシア海軍の最初の原子力潜水艦レニンスキー・コムソモールは記念艦となる]
[記念艦となるソ連/ロシア海軍の最初の原子力潜水艦レニンスキー・コムソモールは再び進水した]


当初、「レニンスキー・コムソモール」は、ムルマンスクで保存されている原子力砕氷船「レーニン」の隣で展示される予定でした。
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しかしその後、クロンシュタットフォルトフ島で展示される事になりました。



艦船修理工場『ネルパ』は、「レニンスキー・コムソモール」クロンシュタットへの移動の為に準備作業を行ないました。
[記念艦となるソ連/ロシア海軍の最初の原子力潜水艦レニンスキー・コムソモールはクロンシュタットへ回航される]

2021年8月19日、浮きドックへ載せられた「レニンスキー・コムソモール」『ネルパ』埠頭を離れました。
[記念艦となるソ連/ロシア海軍の最初の原子力潜水艦レニンスキー・コムソモールはクロンシュタットへ向かう]

8月26日にクロンシュタットへの移動を開始しました。

「レニンスキー・コムソモール」白海ベロモルスクへ行き、そこから内陸水路経由でサンクトペテルブルクへ向かい、同地で浮きドックを出た後にクロンシュタットへ移動します。

ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはアルジェ港を去り、地中海東部へ向かった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
201年8月25日17時17分配信
【北方艦隊艦支隊はアルジェへの業務寄港を完了した】

本日(8月25日)、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」率いる北方艦隊艦・支援船支隊は、北アフリカの国と同名の首都・アルジェ市港への業務寄港を完了した。

大型対潜艦に加え、外国港へ更に救助曳船「アルタイ」中型海洋給油船「アカデミック・パシン」が寄港した。

今後、北方艦隊艦支隊は東へ向けて地中海エリアの移動を続ける。

業務寄港プログラムに沿って、アルジェリア人民民主共和国ロシア連邦特命全権大使イーゴリ・べリャエフがロシア船員を訪れた。

8月23日、ロシア軍代表団は更に、アルジェリア人民民主共和国海軍中央海軍管区司令官への表敬訪問を行なった。

北方艦隊艦支隊アルジェリア船員が返礼訪問した。

外国港への滞在中、北方艦隊大型対潜艦支援船は、真水と食料の備蓄を補充し、船員には休養の為の時間が提供された。

北方艦隊主要基地セヴェロモルスク市から「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」が出たのは6月28日だった。
その乗組員は主要海軍パレードへ参加し、その後、北方艦隊の軍部隊管理の為の指揮-参謀訓練中に大西洋で実地行動の個々のエピソードへの取り組みを完了した。

遠距離航海中にロシア大型対潜艦の乗組員は、9500海里以上を走破した。



ロシア北方艦隊大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」(1982年1月10日就役/2010年12月7日再就役)は、2021年6月中旬にバレンツ海で戦闘訓練を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはバレンツ海で対空戦闘訓練を実施した]

その後、北方艦隊最新鋭大型揚陸艦「ピョートル・モルグノフ」(2020年12月23日就役)と共にバレンツ海へ出航し、各種訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭大型揚陸艦ピョートル・モルグノフは海軍歩兵部隊の乗船訓練を実施し、バレンツ海へ出航した]


2021年6月28日、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」を含む北方艦隊艦船部隊は、『ロシア海軍の日』(7月の最終日曜日)にクロンシュタット泊地で行なわれる観艦式(主要海軍パレード)へ参加する為、セヴェロモルスクを出航し、バルト海へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の水上艦はバルト海へ向かった]

7月11日にクロンシュタットへ到着しました。
[2021年7月25日のクロンシュタットの『ロシア海軍の日』観艦式(主要海軍パレード)へ参加する北方艦隊の大型水上艦は現地へ到着した]

7月25日の『ロシア海軍の日』クロンシュタット泊地の観艦式へ参加しました。




観艦式が終わった後、北方艦隊の艦はクロンシュタットを去り、バルト海を出て北東大西洋へ入りました。

8月4日から北方艦隊指揮-参謀訓練が始まり、クロンシュタット『ロシア海軍の日』観艦式(主要海軍パレード)へ参加し、基地へ戻る途中の北方艦隊の水上艦も北東大西洋で演習へ参加しました。
[クロンシュタットの『ロシア海軍の日』観艦式(主要海軍パレード)へ参加した北方艦隊の水上艦は北東大西洋で演習を開始した]

主要海軍パレード及び指揮-参謀訓練へ参加した北方艦隊の水上艦~ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」、フリゲート「アドミラル・カサトノフ」は、8月11日に母港セヴェロモルスクへ帰投しました。
[クロンシュタットとサンクトペテルブルクの『ロシア海軍の日』観艦式(主要海軍パレード)へ参加した北方艦隊の水上艦は母港セヴェロモルスクへ帰投した]

しかし、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」支援船(救助曳船「アルタイ」給油船「アカデミック・パシン」)はセヴェロモルスクへ戻らず、グレートブリテン島北東のマレー湾に投錨停泊しました。
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『MarineTraffic.com』より
【アカデミック・パシン】

8月11日、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」支援船マレー湾を去り、遠距離航海へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはグレートブリテン島北東沖から去り、遠距離航海へ出発した]

8月12日には、同じく主要海軍パレードへ参加した後にバルト海から出た太平洋艦隊プロジェクト20385コルベット「グレミャーシチー」(2020年12月29日就役)及び黒海艦隊プロジェクト12700対機雷防衛艦「ウラジーミル・イェメリヤノフ」(2019年12月28日就役)が合流し、8月13日に英仏海峡へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフと太平洋艦隊のコルベット"グレミャーシチー"と黒海艦隊の対機雷防衛艦ウラジーミル・イェメリヤノフは英仏海峡へ入った]
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8月18日にジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
「グレミャーシチー」「ウラジーミル・イェメリヤノフ」については触れられていませんが、おそらくは一緒に地中海へ入ったようです。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはジブラルタル海峡を通過して地中海へ入った]

8月23日にアルジェリアアルジェ港を訪問しました。
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[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはアルジェ港を訪れた]

8月25日にアルジェ港を出港し、地中海東部へ向かいました。

クリミア半島ケルチの造船工場『ザリフ』は生産設備を近代化する


『タス通信』より
2021年8月25日17時45分配信
【汎用揚陸艦を建造しているケルチの工場『ザリフ』は近代化する】
クビンカ/モスクワ州、8月25日/タス通信

プロジェクト23900汎用揚陸艦を建造しているケルチ造船工場『ザリフ』は近代化する。
『タス通信』国際軍事技術フォーラム『アルミヤ-2021』会場で造船コーポレーション『アク・バルス』のトップ、レナート・ミスタホフより伝えられた。
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「技術的再装備や近代化といった同社の生産準備に関する全ての作業の方向性を含んだロードマップは開発されております。
受注品の時宜を得た建造を保障する工場の生産能力の増加に必要な機器の目録は定まりました」

彼は話した。

彼によると、購入した機器の始動運転後、同社の金属加工作業能力は、生産量の増大の可能性と共に増加する。

「2020年~2027年の活動計画は、緊急、中期的、長期的な作業を決める枠組みにおいて、将来の受注品の建造の為の工場の基礎資産を準備する為に形成されました」
ミスタホフ
は話した。



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【造船工場『ザリフ』公式サイト】

ボリス・ブトマ記念ケルチ造船工場『ザリフ』は、ソヴィエト連邦成立後の1938年に創立されました。

同社は、ロシアの造船所でも最大規模の乾ドック(全長360メートル、幅60メートル)を有しております。
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【乾ドックと造船台】

ソヴィエト連邦時代、『ザリフ』造船所では、主に大型の民間船(タンカーなど)が建造され、海軍戦闘艦の建造経験はフリゲートクラス(排水量3000トン級)に留まりました。

1971年から1981年に掛けては、ソ連海軍向けにプロジェクト1135警備艦(クリヴァクI級)を7隻建造しました。

現在、ロシア黒海艦隊に在籍している警備艦「ラードヌイ」ザリフ造船所で建造されました。
(1980年12月29日竣工)
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旧ソ連/ロシア境界線警備隊向けに建造されたプロジェクト11351境界線上警備艦(クリヴァクIII級)は、全て『ザリフ』造船所で建造されました。
[プロジェクト11351境界線警備艦オリョールはロシア海軍へ移管される?]
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1988年には、プロジェクト10081原子力コンテナ艀輸送船「セヴモルプーチ」(排水量61880トン、全長260メートル)を竣工させています。


ソヴィエト連邦解体後はウクライナの造船所となりましたが、2014年3月にクリミア共和国ロシア連邦へ編入された為、ロシアの造船所になりました。

『ザリフ』造船所は、造船コーポレーション『アク・バルス』の参加に入りました。

現在は、同じく『アク・バルス』傘下の『ゴーリキー記念ゼレノドリスク工場』の下請けとしてロシア海軍向けの水上戦闘艦プロジェクト22160哨戒艦プロジェクト22800小型ロケット艦~を建造しています。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の第3の新型哨戒艦パーヴェル・デルジャーヴィンは進水した]
[ロシア海軍黒海艦隊の為の第4の新型哨戒艦セルゲイ・コトフはクリミア半島で進水した]
[ロシア海軍黒海艦隊の為の最新小型ロケット艦ツィクロンは洋上試験の準備を完了した]

2020年7月20日には、40000トン級のプロジェクト23900汎用ヘリコプター揚陸母艦「イワン・ロゴフ」「ミトロファン・モスカレンコ」が起工されました。

[プロジェクト23900汎用揚陸ヘリコプター母艦(イワン・ロゴフ型)]

このように、近年、ロシア海軍向けの水上艦の建造の需要が高まってきた為、艦の建造と並行して生産設備が近代化される事になりました。

ロシア海軍の為のブヤン-M小型ロケット艦10番艦グラードは2021年8月30日までに進水する

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『タス通信』より
2021年8月25日19時28分配信
【小型ロケット艦「グラード」は8月30日までに進水する】
クビンカ/モスクワ州、8月25日/タス通信

プロジェクト21631「ブヤン-M」型小型ロケット艦「グラード」は2021年8月30日までに進水する。
『タス通信』国際軍事技術フォーラム『アルミヤ-2021』会場で造船コーポレーション『アク・バルス』のトップ、レナート・ミスタホフより伝えられた。
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「小型ロケット艦グラードは今年に進水し、式典はタタールスタン共和国記念日(8月30日)までに計画しております。
同一プロジェクトの受注品ナロ・フォミンスクの進水は、2022年第2四半期に計画しております。
国家契約による双方の受注品の御引き渡しは2022年に計画しております」
ミスタホフ
は話した。

「同タイプの第3の受注品スタヴロポリの御引き渡しは、国家契約の時期に行ないます」
彼は付け加えた、

コーポレーションのトップは、今日においては「プロジェクト21631艦、或いはその派生型の建造を続ける計画については、未だ不明です」と指摘した。
「建造の決定が下された場合、近代化プロジェクトの艦は6ヶ月以内で行なえます。
我々には詳細な研究が有ります」
ミスタホフ
は確言した。

「現在、同プロジェクト艦9隻~トップ艦グラード・スヴィヤージスクと生産艦ウグリーチ、ヴェリキー・ウスチュグ、ゼリョヌイ・ドル、セルプホフヴイシニー・ヴォロチョークオレホヴォ・ズエヴォイングシェチアグライヴォロンは、既にロシア海軍の一員として勤務へ就いています。
建造工場の造船台では、更なる3隻の同プロジェクト~グラードナロ・フォミンスクスタヴロポリの建造が進んでおります」

彼は話した。

海軍へ引き渡された「ブヤン-M」型小型ロケット艦の内の数隻は、シリアの過激派の目標へ有翼ミサイル「カリブル-NK」で打撃へ参加した。



プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦の10番艦「グラード」は、ロシア内陸部ゼレノドリスク『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で2017年4月24日に起工されました。


[ロシア海軍の為のプロジェクト21631小型ロケット艦の10番艦グラードは起工された]

進水は2021年8月30日頃に予定されています。

ロシア海軍への引き渡しは、2022年に予定されています。

タタールスタンのゼレノドリスク造船所はロシア海軍の為の中型偵察艦の建造契約を締結した

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『タス通信』より
2021年8月24日19時29分配信
【(ロシア)海軍は新たな中型偵察艦を受け取る】
クビンカ/モスクワ州、8月24日/タス通信

(ロシア)国防省『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク工場』と共に中型偵察艦シリーズ供給の契約へ署名した。
火曜日に軍当局は報道機関へ伝えた。

「国際軍事技術フォーラム『アルミヤ-2021』の最中に中型偵察艦の製造及び供給の国家契約へ署名されました。
供給の文書は、ロシア連邦国防次官アレクセイ・クリヴォルチコと工場の総取締役アレクサンドル・フィリッポフにより署名されました」
軍当局
は話した。

更に、『中部ネヴァ川造船工場』プロジェクト12700基地掃海艦の建造及び供給契約へ署名した。



ロシア海軍新世代偵察艦(中型偵察艦)としては、サンクトペテルブルク『北方造船所』で建造されたプロジェクト18280中型偵察艦2隻が有り、2015年と2018年に就役しました。

中型偵察艦「ユーリー・イワノフ」(2015年7月26日就役)
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[新型偵察艦ユーリー・イワノフは2015年7月26日にロシア海軍へ正式に就役する]

中型偵察艦「イワン・フルス」(2018年6月25日就役)
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[プロジェクト18280偵察艦の2番艦イワン・フルスはロシア海軍へ就役した]

以後、ロシア海軍の新たな偵察艦は起工されていません。


2021年8月24日、モスクワ州クビンカ愛国者公園で開催中の国際軍事技術フォーラム『アルミヤ-2021』の会場で、ロシア国防省『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク工場』(造船コーポレーション『アク・バルス』傘下)はロシア海軍向けの新たな中型偵察艦の建造契約を締結しました。

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ロシア内陸部タタールスタン共和国『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク工場』自体は、最大で2000トン程度の艦しか建造できないので、4000トン級のプロジェクト18280中型偵察艦の建造は不可能です。
同社で建造するのならば、2000トン以下の偵察艦、例えばプロジェクト861Mと同クラスの艦になります。
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しかしながら、以前の例から見て、『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク工場』が受注した契約でも、同じ『アク・バルス』傘下のケルチ造船工場『ザリフ』で建造されるケースも有ります。
具体的な例としては、プロジェクト22800小型ロケット艦です。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の最新小型ロケット艦ツィクロンは洋上試験の準備を完了した]

そして、ロシア国内で最大の乾ドックを持つ『ザリフ』ならば、プロジェクト18280中型偵察艦の建造は充分に可能です。

ロシア海軍北方艦隊の原子力水中巡洋艦セヴェロドヴィンスクは2021年9月に極超音速ミサイル"ツィルコン"発射試験を開始する

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『タス通信』より
2021年8月24日9時2分配信
【潜水艦「セヴェロドヴィンスク」での極超音速ミサイル「ツィルコン」の試験は9月に計画されている】
クビンカ/モスクワ州、8月24日/タス通信

水中搭載艦~原子力潜水艦「セヴェロドヴィンスク」からの極超音速ミサイル「ツィルコン」の飛翔試験は、今年9月の開始が計画されている。
『タス通信』防衛産業企業体の情報提供者より伝えられた。

「飛翔-設計試験の枠組みでの白海における潜水艦セヴェロドヴィンスクからの最初のツィルコン発射は、9月に予定されています」
彼は国際軍事技術フォーラム『アルミヤ-2021』の控室で話した。
彼は同時に、白海が氷結するまでに数回の発射を行ない、それを完了する計画であると付け加えた。

以前、他の情報提供者は『タス通信』へ、潜水艦からの最初の「ツィルコン」発射は「水上搭載艦~フリゲート"アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ"からの同型ミサイル発射に先行しなければなりません」と伝えた。

「ツィルコン」を開発、製造する科学生産合同『機械製造』(コーポレーション『戦術ロケット兵器』へ加入)は、この情報についてコメントしなかった。

現在、ミサイル「ツィルコン」の飛翔-設計試験は、水上搭載艦~フリゲート「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」で積極的に行なわれている事が知られている。
既に、水上目標や地上目標への発射が実行されている。

極超音速ミサイル「ツィルコン」は、有翼ミサイル「カリブル-PL」と共に、生産合同『セヴマシュ』(『統合造船業営団』へ加入)でシリーズの建造が進められている将来のプロジェクト885M「ヤーセン-M」原子力潜水艦の打撃力の基礎を成す。
海軍及びロシア連邦国防省の声明によると、「ヤーセン-M」原子力潜水艦は、戦略非核抑止力の概念の実現を保障しなければならない。

以前、『タス通信』防衛産業企業体の情報提供者より、2020年7月20日に『セヴマシュ』で起工されたプロジェクト「ヤーセン-M」原子力潜水艦「ヴォロネジ」「ウラジオストク」は、飛翔距離4500km以上の根本的に新しい有翼ミサイル「カリブル-M」の最初の搭載艦となると伝えられた。
彼によると、新たな「カリブル-M」は、その前任者の重量500kg或いは200㎏よりも大きな弾頭や、特殊(核)弾頭を目標へ届けられる。



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極超音速対艦ミサイル「ツィルコン」(ジルコン、風信子石)は、以前に長距離超音速有翼ミサイル「バザーリト」/「ヴルカーン」「グラニート」、そして超音速ミサイル「オーニクス」を開発した科学生産合同『機械製造』が新たに開発しているミサイルです。

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[長距離打撃ミサイル複合体バザーリト/ヴルカーン]

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[有翼ミサイル複合体グラニートは軍備採用30周年を迎えた]

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[ロシア海軍は2019年に55基の超音速対艦ミサイル"オーニクス"を受領する]

科学生産合同『機械製造』は、長距離超音速有翼ミサイル「グラニート」の直接の後継となる筈だった「ボリード」(最大射程800km、飛翔速度マッハ4)の開発を1980年代末から開始し、1991年にはエンジンの最初の試験が行われたのですが、1990年代末には開発は中止されました。

「ツィルコン」の開発には、「ボリード」の開発作業の経験もフィードバックされているようです。


「ツィルコン」の発射試験は、2015年秋頃から始まりました。
[ロシア海軍の為の極超音速巡航ミサイル"ツィルコン"の試験が始まった]

初期の「ツィルコン」の発射試験は、アルハンゲリスク州ネノクサ村に在るロシア海軍ミサイル発射試験場で行なわれており、初期には失敗した事も有るようです。
[ロシア海軍の為の巡航ミサイルは試射中にアルハンゲリスク州ネノクサ村の住宅へ落下した]
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「ツィルコン」の発射試験は秘密裡に行なわれ、2016年4月に行なわれた試験では最大速度マッハ8を記録しました。
[ロシア海軍の為の極超音速対艦ミサイル"ツィルコン"は発射試験で最大速度マッハ8に達した]

「ツィルコン」の試験完了と生産開始は、2018年からスタートする新たな国家軍備プログラム(2018-2027年の国家軍備プログラム)において実現する事になります。
[ロシア海軍の為の極超音速対艦ミサイル"ツィルコン"は新たな2018-2027年の国家軍備プログラムにおいて開発を完了し、生産を開始する]

ネノクサ村ミサイル発射試験場からの「ツィルコン」発射試験は、10回以上行なわれました。
[ロシア海軍の為の極超音速対艦ミサイル"ツィルコン"は10回以上の発射試験を行なった]

2019年2月20日、ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチン氏は、教書演説において極超音速対艦ミサイル「ツィルコン」の開発は順調に進んでいると発言しています。
[ロシア海軍の為の極超音速対艦ミサイル"ツィルコン"の開発は滞りなく進んでいる]

地上からの発射試験に続き、海上での発射試験が北方艦隊プロジェクト22350フリゲートの1番艦「アドミラル・ゴルシコフ」(2018年7月28日就役)により行なわれる事になりました。
[ロシア海軍の新たな極超音速対艦ミサイル"ツィルコン"は2019年末にフリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"で洋上発射試験を行なう]

「アドミラル・ゴルシコフ」は2019年11月末に「ミサイル兵器」の試験の為、セヴェロドヴィンスクへ移動しました。

[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は新型ミサイルの試験を行なう為にセヴェロドヴィンスクへ到着した]

ただ、この時には発射試験は行わず、2019年12月末にセヴェロモルスクへ帰投しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は母港セヴェロモルスクへ帰投した]

2020年1月初頭、「アドミラル・ゴルシコフ」バレンツ海「ツィルコン」の発射試験を行ないました。
ミサイルは500キロメートル以上を飛翔し、北ウラルの地上目標へ命中しました。
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[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は2020年1月に極超音速ミサイル"ツィルコン"の発射試験を行なった]

「アドミラル・ゴルシコフ」からの2回目の「ツィルコン」発射試験は、当初は2020年春に実施される予定であり、同艦は2020年4月初頭にセヴェロドヴィンスクへ回航され「ツィルコン」の運用(発射)に関する部分的な近代化改装が行なわれました。
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[ロシア海軍のプロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)フリゲートは近代化される]

しかし、発射試験はコロナウイルスの影響により何度も延期されました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は白海で演習を行なう]

結局、白海で2回目の「ツィルコン」発射試験(海上目標に対しては初)が実行されたのは、2020年10月6日になりました。

[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は海上目標への極超音速ミサイル"ツィルコン"発射試験を行なった]

11月26日、「アドミラル・ゴルシコフ」白海から3回目の「ツィルコン」発射試験(海上目標に対しては2回目)を実行しました。
公表された動画を見る限り、発射は夜間(おそらくは11月25日深夜~11月26日未明)に実施されたようです。

[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は白海からバレンツ海の海上目標へ極超音速ミサイル"ツィルコン"を発射した]

12月11日、「アドミラル・ゴルシコフ」白海からチジャ射爆場の地上目標へ「ツィルコン」発射試験を実行しました。

[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は白海から極超音速ミサイル"ツィルコン"を地上へ発射した]

2020年の「ツィルコン」発射試験は、全て成功と認められました。
具体的には、「驚くべき」命中精度を示したという事のようです。
[2020年の極超音速対艦ミサイル"ツィルコン"発射試験は全て成功と認められた]

2021年には「ツィルコン」の発射試験は7回程度の実施が予定されています。
[ロシア海軍の為の極超音速対艦ミサイル"ツィルコン"は2021年に7回の発射試験を行なう]

フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」からの発射試験では、複数のミサイルの一斉発射も予定されています。
[ロシア海軍の為の極超音速対艦ミサイル"ツィルコン"は2021年末までに一斉発射試験を行なう]

原子力水中巡洋艦「セヴェロドヴィンスク」は、2021年中に少なくとも2回の「ツィルコン」発射試験を行ないます。
[ロシア海軍北方艦隊の原子力水中巡洋艦セヴェロドヴィンスクは2021年中に極超音速ミサイル"ツィルコン"を少なくとも2回発射する]

フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は、「ツィルコン」の試験を行なう為、2021年5月中旬にセヴェロドヴィンスクへ移動しました。
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[ロシア海軍北方艦隊のフリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は極超音速対艦ミサイル"ツィルコン"の最終試験の為にセヴェロドヴィンスクへ向かった]

2021年7月19日、「アドミラル・ゴルシコフ」白海からバレンツ海の地上目標(距離350km以上)への「ツィルコン」発射試験を実施しました。

[ロシア海軍北方艦隊のフリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は白海からバレンツ海の地上目標へ極超音速ミサイル"ツィルコン"を発射した]

次の「アドミラル・ゴルシコフ」からの「ツィルコン」発射試験は「最大距離」即ち最大射程で実施されるようです。
[ロシア海軍北方艦隊のフリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は極超音速対艦ミサイル"ツィルコン"の最大射程での発射試験を行なう]

更には、「航空母艦」を模した海上標的へ発射されるようです。
[ロシア海軍北方艦隊のフリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はバレンツ海で航空母艦を模した海上標的へ極超音速対艦ミサイル"ツィルコン"の発射試験を行なう]

2021年9月には、原子力水中巡洋艦「セヴェロドヴィンスク」による発射試験が始まります。

なお、2021年8月23日には、「ツィルコン」の供給契約が締結されています。
『タス通信』より
2021年8月24日19時37分配信
【国防省は極超音速ミサイル「ツィルコン」供給契約を締結した】

「ツィルコン」の発射試験は2021年末の完了が予定されています。
[ロシア海軍の為の極超音速対艦ミサイル"ツィルコン"の発射試験は2021年末に完了する]

「ツィルコン」の量産開始は、早ければ2022年になります。
[ロシア海軍の為の極超音速対艦ミサイル"ツィルコン"の量産は2022年に始まる]
[極超音速対艦ミサイル"ツィルコン"は2022年からロシア海軍への引き渡しが始まる]

「ツィルコン」を最初に搭載するのは、プロジェクト22350フリゲート3番艦「アドミラル・ゴロフコ」(2022年就役予定)になるようです。
[アドミラル・ゴルシコフ型フリゲート3番艦アドミラル・ゴロフコはロシア海軍で最初の極超音速ミサイル"ツィルコン"搭載艦となる]

22350フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は、以前に「ツィルコン」の運用(発射)に関する部分的な改装が行なわれましたが、「アドミラル・ゴロフコ」は、最初から「ツィルコン」の運用(発射)を考慮した仕様になっているという事でしょう。

「ツィルコン」は、航空機や偵察衛星などと連動して運用されます。
[ロシア海軍の極超音速ミサイル"ツィルコン"は航空機や偵察衛星と連動する]


「ツィルコン」は、超音速対艦ミサイル「オーニクス」対地/対艦巡航ミサイル「カリブル」の両方を発射できる汎用垂直発射機3S-14UKSKから発射できます。
(つまり、「カリブル」「オーニクス」と発射機を共有できる)

「ツィルコン」は、ロシア海軍の新世代艦であるプロジェクト22350フリゲート及びプロジェクト22350Mフリゲートプロジェクト885/885M「ヤーセン」原子力水中巡洋艦に装備されます。

この他、現在、大規模な近代化改装が行なわれている重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」にも装備されます。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の完了は2023年になる?]

同様に大規模な近代化改装が行なわれるプロジェクト949A原子力水中巡洋艦(オスカーII級巡航ミサイル原潜)にも装備されます。
[ロシア海軍太平洋艦隊の原子力水中巡洋艦イルクーツクは近代化改装により合計48基の巡航ミサイル(カリブル/オーニクス/ツィルコン)を搭載する]

「ツィルコン」は、実質的には「グラニート」の後継という位置付けになるようです。

この他、現在、設計作業が進められており、2020年代から建造が始まるロシア海軍第5世代原子力潜水艦「ハスキー」/「ライカ」級にも装備されます。
[ロシア第5世代多目的原子力潜水艦プロジェクト「ハスキー/ライカ」]

基本的には大型水上艦及び原子力潜水艦に搭載される「ツィルコン」ですが、より小型の艦へ搭載する為の小型ヴァージョンも開発されます。
[ロシア海軍の小型艦の為に極超音速対艦ミサイル"ツィルコン"軽量化型が開発される]

ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはアルジェ港を訪れた

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア軍管区(艦隊)広報サービス発表
2021年8月23日16時35分配信
【北方艦隊の艦はアルジェ港へ寄港した】

本日(8月23日)、地中海で遠距離航海任務を遂行している北方艦隊艦・支援船支隊は、北アフリカの国と同名の首都・アルジェ市港への業務寄港を行なった。

支隊は、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」、救助曳船「アルタイ」、中型海洋給油船「アカデミック・パシン」で構成されている。

ロシア艦の業務寄港プログラムでは、艦支隊指揮官とアルジェリア海軍中央海軍管区司令官が参加する一連の表敬行事が提供される。

アルジェリア人民民主共和国ロシア連邦特命全権大使ロシア艦訪問が計画されている。

外国港への滞在中、北方艦隊大型対潜艦支援船は、真水と食料の備蓄を補充し、船員には休養の為の時間が提供される。

アルジェへの北方艦隊艦支隊の業務寄港は、週の半ばまで続く。

北方艦隊主要基地セヴェロモルスク市から「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」が出たのは6月28日だった。
その乗組員は主要海軍パレードへ参加し、その後、北方艦隊の軍部隊管理の為の指揮-参謀訓練中に大西洋で実地行動の個々のエピソードへの取り組みを完了した。

遠距離航海中にロシア大型対潜艦の乗組員は、9500海里以上を走破した。



ロシア北方艦隊大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」(1982年1月10日就役/2010年12月7日再就役)は、2021年6月中旬にバレンツ海で戦闘訓練を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはバレンツ海で対空戦闘訓練を実施した]

その後、北方艦隊最新鋭大型揚陸艦「ピョートル・モルグノフ」(2020年12月23日就役)と共にバレンツ海へ出航し、各種訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭大型揚陸艦ピョートル・モルグノフは海軍歩兵部隊の乗船訓練を実施し、バレンツ海へ出航した]


2021年6月28日、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」を含む北方艦隊艦船部隊は、『ロシア海軍の日』(7月の最終日曜日)にクロンシュタット泊地で行なわれる観艦式(主要海軍パレード)へ参加する為、セヴェロモルスクを出航し、バルト海へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の水上艦はバルト海へ向かった]

7月11日にクロンシュタットへ到着しました。
[2021年7月25日のクロンシュタットの『ロシア海軍の日』観艦式(主要海軍パレード)へ参加する北方艦隊の大型水上艦は現地へ到着した]

7月25日の『ロシア海軍の日』クロンシュタット泊地の観艦式へ参加しました。




観艦式が終わった後、北方艦隊の艦はクロンシュタットを去り、バルト海を出て北東大西洋へ入りました。

8月4日から北方艦隊指揮-参謀訓練が始まり、クロンシュタット『ロシア海軍の日』観艦式(主要海軍パレード)へ参加し、基地へ戻る途中の北方艦隊の水上艦も北東大西洋で演習へ参加しました。
[クロンシュタットの『ロシア海軍の日』観艦式(主要海軍パレード)へ参加した北方艦隊の水上艦は北東大西洋で演習を開始した]

主要海軍パレード及び指揮-参謀訓練へ参加した北方艦隊の水上艦~ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」、フリゲート「アドミラル・カサトノフ」は、8月11日に母港セヴェロモルスクへ帰投しました。
[クロンシュタットとサンクトペテルブルクの『ロシア海軍の日』観艦式(主要海軍パレード)へ参加した北方艦隊の水上艦は母港セヴェロモルスクへ帰投した]

しかし、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」支援船(おそらくは救助曳船「アルタイ」給油船「アカデミック・パシン」)はセヴェロモルスクへ戻らず、グレートブリテン島北東のマレー湾に投錨停泊しました。
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8月11日、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」支援船マレー湾を去り、遠距離航海へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはグレートブリテン島北東沖から去り、遠距離航海へ出発した]

8月12日には、同じく主要海軍パレードへ参加した後にバルト海から出た太平洋艦隊プロジェクト20385コルベット「グレミャーシチー」(2020年12月29日就役)及び黒海艦隊プロジェクト12700対機雷防衛艦「ウラジーミル・イェメリヤノフ」(2019年12月28日就役)が合流し、8月13日に英仏海峡へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフと太平洋艦隊のコルベット"グレミャーシチー"と黒海艦隊の対機雷防衛艦ウラジーミル・イェメリヤノフは英仏海峡へ入った]
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8月18日にジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
「グレミャーシチー」「ウラジーミル・イェメリヤノフ」については触れられていませんが、おそらくは一緒に地中海へ入ったようです。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはジブラルタル海峡を通過して地中海へ入った]

8月23日にアルジェリアアルジェ港を訪問しました。
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ロシア海軍太平洋艦隊の原子力巡洋潜水艦クズバスは長期任務を終えてカムチャツカの基地へ帰投した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2021年8月24日8時41分配信


太平洋艦隊原子力潜水艦「クズバス」は、海上での長期の任務遂行後に駐留所へ戻った。

太平洋艦隊潜水部隊の恒久駐屯所で潜水艦船員は、連合部隊司令部、本部の士官、ヴィリュチンスク市区域管理部、艦隊の退役将兵、軍事スポーツ少年団員、家族及び親類に歓迎された。

原子力潜水艦「クズバス」艦長は、乗組員は与えられた任務を遂行し、健常であり、新たな命令を実行する準備を整えていると報告した。

太平洋艦隊潜水部隊司令官臨時代行のロシア英雄ワレーリー・ワルフォロメーエフ少将は、戦闘任務を成功裏に遂行した乗組員を祝福し、伝統の下で乗組員へ子豚の丸焼きを贈った。

式典は、特に顕著な働きを見せた将兵への表彰で終わった。

潜水艦船員の故国への帰還は、更に、市庁の指導者、退役将兵、婦人評議会の代表により祝福された。

原子力潜水艦「クズバス」は、第3世代のプロジェクト971「シチューカ-B」多目的原子力潜水艦であり、高い隠密性を持ち、深度600メートルまでの潜航が可能であり、自立航行期間は100日間である。



プロジェクト971「シチューカ-B」(NATOコード名「アクラ」)原子力大型潜水艦K-419は、コムソモリスク・ナ・アムーレ市レーニン共産党青年団記念造船工場(現アムール造船工場)で1991年7月28日に起工されました。

建造中にソ連邦は解体されましたが、1992年5月18日に進水し、1992年12月31日にロシア海軍へ納入されました。
この間、1992年4月28日には「原子力巡洋潜水艦」へ類別変更されました。

翌1993年1月30日に海軍旗初掲揚式典を開催し、正式にロシア海軍へ就役しました。

1993年2月5日に太平洋艦隊第2潜水艦小艦隊・第45潜水艦師団へ編入され、7月10日にカムチャツカ半島ヴィリュチンスク基地へ到着しました。
1993年4月13日には「モルシュ」Моржと命名されました。

1995年10月14日から12月15日まで戦闘勤務を実施。
1996年5月5日から7月26日まで戦闘勤務を実施。
1997年7月6日から8月18日まで戦闘勤務を実施。

1998年1月29日にロシア海軍総司令官の指示で「クズバス」Кузбассと改名されました。
因みに、「クズバス」Кузбасс「クズネツク炭田」Кузнецкий угольный бассейн の略称です。

1998年5月1日、第10潜水艦師団へ転属しました。

2001年には小規模な修理を行ないました。

2007年8月には原子力巡洋潜水艦「ネルパ」(現在はインド海軍へリース)の試験の支援へ参加しました。

2007年9月から12月までボリショイ・カーメニドックで修理を実施。

2008年7月末にはウラジオストク沖でロシア海軍記念日の観艦式に参加しました。
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2009年にはボリショイ・カーメニ艦船修理工場「ズヴェズダー」へ回航され、核燃料交換などを含む大規模なオーバーホールと、部分的な近代化改装(プロジェクト971Uへのアップグレード)が始まりました。
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オーバーホール(近代化改装)は2015年秋にようやく完了しました。

2015年12月18日にはロシア連邦首相ドミトリー・メドベージェフ氏(前ロシア連邦大統領)が「クズバス」を視察しました。

当初の計画では、「クズバス」は2015年12月末までに太平洋艦隊へ復帰する筈だったのですが、数ヶ月間延びて2016年3月下旬になりました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の原子力巡洋潜水艦クズバスは2016年3月末までに復帰する]

「クズバス」は、「ロシア潜水艦乗員の日」である2016年3月19日に太平洋艦隊へ引き渡されました。
[近代化された原子力巡洋潜水艦クズバスは2016年3月19日にロシア海軍太平洋艦隊へ引き渡される]
[近代化された原子力巡洋潜水艦クズバスはロシア海軍太平洋艦隊へ復帰した]


復帰した「クズバス」は、2016年7月31日の『ロシア海軍の日』ウラジオストクで行なわれた観艦式へ参加しました。

その後、カムチャツカ半島原潜基地ヴィリュチンスクへ向かいました。
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以後の「クズバス」の動向は一切公表されていませんでしたが、2017年9月8日にはカムチャツカ沖で魚雷発射訓練を実施しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の原子力巡洋潜水艦クズバスはカムチャツカ沖で魚雷発射訓練を行なった]

2017年9月15日には戦略用途原子力水中巡洋艦「リャザン」と対決(決闘)方式の戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の戦略用途原子力水中巡洋艦リャザンと原子力巡洋潜水艦クズバスは『決闘』を行なった]

その後の「クズバス」の動向も全く公表されていませんが、2018年7月29日の『ロシア海軍の日』にはペトロパブロフスク-カムチャツキーで行なわれた観艦式へ参加しました。
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『ロシア海軍の日』観艦式終了から数日後、「クズバス」オホーツク海で魚雷攻撃訓練を実施しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の原子力巡洋潜水艦クズバスはオホーツク海で魚雷発射訓練を行なった]

2019年11月21日にカムチャツカ沖魚雷発射訓練を行ないました。
「敵役」を務めたのは、プロジェクト949A原子力水中巡洋艦「オムスク」です。

[ロシア海軍太平洋艦隊の原子力巡洋潜水艦クズバスはカムチャツカ沖で原潜への魚雷発射訓練を行なった]

以後、「クズバス」の動向は全く公表されていませんでしたが、2021年8月24日に海上での長期任務を終えてヴィリュチンスクへ帰投しました。

「任務」の具体的な内容は一切明らかにされていませんが、オホーツク海太平洋でのパトロールでしょう。

ロシア海軍の為のボレイ-A戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦2隻、プロジェクト20380コルベット1隻、、プロジェクト20385コルベット1隻、プロジェクト06363潜水艦2隻はプーチン大統領の号令下で一斉に起工された


『タス通信』より
2021年8月23日21時26分配信
【プーチンは3つの造船所での海軍の為の戦闘艦の起工の号令を掛けた】
クビンカ/モスクワ州、8月23日/タス通信

ロシア大統領ウラジーミル・プーチンは、同時に3つの造船所セヴェロドヴィンスク、サンクトペテルブルク、コムソモリスク・ナ・アムーレ~でのロシア連邦海軍の為の戦闘艦の起工の号令を掛けた。
式典は、ビデオ会議モードで開催された。

国家元首は、公開フォーラム『アルミヤ-2021』が開催されている『愛国者』公園があるクビンカから連絡を取った。

2隻の戦略用途水中巡洋艦セヴェロドヴィンスク『セヴマシュ』で、2隻のコルベット『アムール造船工場』で、2隻の潜水艦「ワルシャワンカ」『アドミラルティ造船所』(全て『統合造船業営団』へ加入)で起工された。

『セヴマシュ』では、原子力水中巡洋艦「ドミトリー・ドンスコイ」「クニャージ・ポチョムキン」の、『アドミラルティ造船所』では潜水艦「モジャイスク」「ヤクーツク」(太平洋艦隊の為の6隻のプロジェクト636.3潜水艦シリーズの第5と第6の潜水艦)の、更にはコルベット「グローズヌイ」「ブーイヌイ」の起工記念板が取り付けられた。



プロジェクト955「ボレイ」戦略用途原子力水中ロケット巡洋艦シリーズの9番艦と10番艦(改良型のプロジェクト955A「ボレイ-A」としては6番艦と7番艦)は、2021年にセヴェロドヴィンスク『セヴマシュ』での起工が予定されていました。
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[ロシア海軍の為のボレイ-A戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ドミトリー・ドンスコイとクニャージ・ポチョムキンは2021年に起工される]

太平洋艦隊向けのプロジェクト20380コルベットの5番艦とプロジェクト20385コルベットの3番艦(2020年12月15日に建造契約締結)も、2021年にコムソモリスク・ナ・アムーレ『アムール造船工場』での起工が予定されていました。
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[ロシア海軍太平洋艦隊の為の新型コルベット"グローズヌイ"と"ブーイヌイ"が起工される]

太平洋艦隊向けのプロジェクト06363潜水艦の5番艦と6番艦も、2021年にサンクトペテルブルク『アドミラルティ造船所』での起工が予定されていました。
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[ロシア海軍太平洋艦隊向けのプロジェクト06363潜水艦モジャイスクとヤクーツクは2021年に起工される]

以前には、これらの艦は2021年5月上旬(5月9日の対独戦勝記念日よりも前)の起工が予定されていましたが、その後、8月上旬に延期され、更に8月末に延期されました。
[2021年5月初頭にロシア海軍の為のボレイ-A戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦2隻、プロジェクト20380コルベット2隻、プロジェクト06363潜水艦2隻が起工される]
[2021年8月9-10日にロシア海軍の為の6隻の水上艦及び潜水艦が起工される]
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の新型コルベット"グローズヌイ"と"ブーイヌイ"は2021年8月末に起工される]


2021年8月23日、モスクワ州クビンカ愛国者公園で開催中の国際軍事技術フォーラム『アルミヤ-2021』の会場で、ロシア大統領ウラジーミル・プーチンの号令の下、3ヶ所の造船所で6隻の艦が一斉に起工されました。

『セヴマシュ』での戦略用途原子力水中巡洋艦「ドミトリー・ドンスコイ」「クニャージ・ポチョムキン」の起工式典


『アドミラルティ造船所』でのディーゼルエレクトリック潜水艦「モジャイスク」「ヤクーツク」の起工式典
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『アムール造船工場』でのコルベット「グローズヌイ」「ブーイヌイ」の起工式典



現在、ロシア海軍には、プロジェクト941UM重戦略用途原子力水中巡洋艦TK-208「ドミトリー・ドンスコイ」(1982年12月14日就役)が在籍していますが、新たな「ドミトリー・ドンスコイ」が起工されれば、こちらは「名無し」のTK-208として現役に留まる事になるようです。
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[ロシア海軍の重戦略用途原子力水中巡洋艦ドミトリー・ドンスコイは2020年代後半まで現役に留まる]

そして、「クニャージ・ポチョムキン」(ポチョムキン公)は、20世紀初頭に就役したロシア帝国海軍戦隊装甲艦(戦艦)「クニャージ・ポチョムキン・タヴリーチェスキー」以来、実に百数十年ぶりの命名となります。
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先代「グローズヌイ」は、プロジェクト58ロケット巡洋艦の1番艦(1962年12月30日就役/1991年6月24日除籍)でした。
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先代「ブーイヌイ」は、プロジェクト30bis戦隊水雷艦(駆逐艦)ニコラエフ北造船所建造艦の3隻目(1950年8月29日就役/1986年3月7日除籍)でした。
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ロシア海軍の極超音速ミサイル"ツィルコン"は航空機や偵察衛星と連動する

『イズベスチヤ』より
2021年8月23日0時1分配信
【目標指示:「ツィルコン」は超遠距離照準を得た】

国防省は如何にして海上極超音速ミサイルをテストしたのか。
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国防省は、航空機及び艦の独自の自動管理システムの動作を点検した。
演習中、リアルタイムモードで航空機Tu-142は数百キロメートル離れた打撃艦へ仮想敵の情報を送信し、打撃を与えた。
これらの自動管理システムは、自身で最も重要な目標を特定し、どのようにして破壊するのかを決定した。
新作は先ず第一に、最新極超音速ミサイル「ツィルコン」搭載艦の為に意図されている。
しかしながら、それは更に、前世代のミサイル~「ヤーホント」「ヴルカーン」「カリブル」でも動作できる。
専門家によると、新作はロシア海軍の効率を抜本的に増大させる。
最新の自動制御システム極超音速ミサイル「ツィルコン」の組み合わせは、数分で敵戦隊全体の破壊を可能にする。

[自動演習]
軍当局
の情報提供者が『イズベスチヤ』へ話したように、航空機と艦の為のユニークな自動戦闘管理システムは、既に試験を経ている。
試験は、今年8月初めの北方艦隊の大規模演習中に行なわれた。
対談者によると、新作は艦と潜水艦~極超音速ミサイルの搭載艦を管理する為の重要な手段となる。

北東大西洋の演習中、2機の偵察-対潜航空機Tu-142の乗員は、仮想敵艦グループを探知した。
目標に関する情報が打撃グループへ送信された。
転送された座標への仮想電子ミサイル発射は、北方艦隊巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」、フリゲート「アドミラル・カサトノフ」、原子力潜水艦「オリョール」により実施された。

これらの自動管理システムは、自身で最も重要な目標を特定し、どのようにして破壊するのかを決定したと国防省の情報提供者は『イズベスチヤ』へ話した。
将来の「ツィルコン」に加え、艦はシステムの管理下で「ヤーホント」、「ヴルカーン」、「カリブル」を含む前世代の有翼ミサイルを使用できる。

先週、国防当局のトップ、セルゲイ・ショイグは、海上目標へのミサイル「ツィルコン」の試験発射の際、敵に機会を残さない高精度を示したと述べた。
以前、アレクセイ・クリヴォルチコ国防次官は、国家試験は今年に完了し、2022年から最新極超音速弾の生産品の供給開始を計画していると述べた。

「ロシアは世界で初めて極超音速兵器を受け取り、その全ての長所を完全に明らかにする為の新たな自動管理システムが必要です」
軍事専門家ウラジスラフ・シュルイギンは考えている。
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「同時に、レーダーや衛星からも情報を受信します。
目標探知後、極超音速は、数百キロメートルの距離でも、数分後には撃破が可能です。
その飛翔中、艦は遠くへ行く時間が有りません」


[上からの視線]
新たな艦隊の自動管理システムは、航空機からのみならず、敵に関する情報の受信を可能にする。
地上レーダー、衛星、無人機からも偵察データは流れてくる。
司令部は、リアルタイムで画像を見て、関連する艦、沿岸ミサイル、海上航空隊の使用を決定できる。

ロシアは数年前から衛星グループを増強し、海上と、そこでの水上艦の動きを監視している。
今年6月25日、「リアナ」システムの最初の能動的電波位置測定偵察衛星「ピオン-NKS」が軌道上へ打ち上げられた。
搭載電波位置測定器の助力を得て、それは大規模な水域をスキャンし、雲の合間を含む昼夜のあらゆる時間帯に軍と民間の船の動きを監視できる。

宇宙で数年間動作している最初の「ピオン」に加え、装置「ロトス-S1」も更に「リアナ」システムへ加わっている。
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それは海上で電波放送を聴取し、戦闘艦とその機器の電波信号を傍受し、その位置の追跡を可能にする。

宇宙グループ自動管理システムが作成される前の前世紀には、敵艦の偵察とミサイルの目標指示は、特殊偵察航空機Tu-95RTsにより提供された。
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戦略爆撃機を基に開発され、機上に強力なレーダーを搭載した機体は、空中で一日を過ごし、常に海上、太平洋、大西洋、インド洋を哨戒していた。
今、これらの航空機は軍備から除かれている。

[撃退し難い「ツィルコン」]
最新の潜水艦及び戦闘艦への装備の為、ロシアはユニークな極超音速ミサイル「ツィルコン」を開発した。
殆どの以前のモデルとは異なり、それは海上と陸上の双方の目標を撃破できる。
同時に、このような兵器による打撃は、既存の対空防衛手段での撃退は、事実上不可能である。

試験発射中、飛翔速度は音速の7~8倍に達した。
現代の有翼ミサイルの殆どは、この指標を1つも達成していない。
表明された「ツィルコン」の飛翔距離は約1000キロメートルであり、これは前世代のあらゆる対艦弾よりも大きい。

海上極超音速ミサイルを作成する為の科学研究作業は2009年に始まった。
2015年、それは試験-設計段階へと移行した。
試作弾の製造と実際の戦闘艦からの発射が始まった。

ミサイルの試験は、昨年から北方艦隊の最新プロジェクト22350フリゲート「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」艦上で行なわれている。
当初、艦は海上目標及び沿岸射爆場への単発発射へ取り組んだ。
今年の試験では、同時に数発の「ツィルコン」の一斉発射が行なわれると伝えられた。

今後は、新たなフリゲートに加え、プロジェクト885M「ヤーセン-M」原子力潜水艦や近代化後の大型水上艦がこのような極超音速兵器を得る。
将来的には、現在、複合体「カリブル」で武装するより小さな戦闘艦への装備が可能となる。

ロシア海軍黒海艦隊の為の最新コルベット"リェチーヴイ"は2021年11月に洋上試験を開始する

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『タス通信』より
2021年8月22日16時22分配信
【コルベット「リェチーヴイ」は11月に工場航行試験へ向かう】
愛国者公園/モスクワ州、8月22日/タス通信

『北方造船所』で建造されたプロジェクト20380ロケットコルベット「リェチーヴイ」は、11月に工場航行試験へ出る。
『タス通信』は、フォーラム『アルミヤ-2021』の最中に同社総取締役イーゴリ・オルロフより伝えられた。

「コルベットへの乗組員の入居は9月に行なわれます。
私共は、11月にはリェチーヴイが工場航行試験へ向かう事を期待しております」
造船所
の総取締役は話した。

彼によると、艦の乗組員は訓練を受け、9月初頭に『北方造船所』の在るサンクトペテルブルクへ到着しなければならない。
チームが入居する為の船室が準備されている。

「現在は、様々な艦載システム、調理室、医療区域の始動と試運転を行なっております。
入居後、乗組員は艦を研究し、艦の文書、メカニズム及び機器について知識を得ます」
オルロフ
は説明した。

コルベット「リェチーヴイ」は、『北方造船所』(『統合造船業営団』へ加入)で建造された第5のプロジェクト20380艦である。
2015年2月20日に起工され、2020年3月12日に進水した。
艦は、黒海艦隊の為のロシア連邦国防省の発注の下で建造されている。
プロジェクト20380艦中央海洋設計局『アルマーズ』により開発され、近海ゾーン、沿岸哨戒水域での護送及び打撃任務、巡視勤務を遂行する為に意図されている。

プロジェクト20380艦の主要打撃兵装は、対艦ミサイル複合体「ウラン」である。



サンクトペテルブルク『北方造船所』で建造されるプロジェクト20380コルベットとしては5番艦となる「リェチーヴイ」は、2015年2月20日に起工されました。

[ロシア海軍の為の最新鋭コルベット"リェチーヴイ"と"ストローギー"はサンクトペテルブルクで起工された]

複合材料製の上部構造物はサンクトペテルブルク『中部ネヴァ川造船工場』で製造され、2016年8月に完成し、『北方造船所』へ引き渡されました。
[ロシア海軍のプロジェクト20380コルベットの為の複合材料製上部構造物はサンクトペテルブルクで製造された]

2018年3月までにディーゼルエンジンが設置されました。


2020年3月12日に進水しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の最新鋭コルベット"リェチーヴイ"はサンクトペテルブルクで進水した]


進水後は造船所の岸壁で艤装工事が進められています。
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「リェチーヴイ」の洋上試験の開始は、2021年11月に予定されています。

「リェチーヴイ」は、2021年末までにロシア海軍へ引き渡される予定です。
[プロジェクト20380コルベット"リェチーヴイ"は2021年末にロシア海軍へ就役する]
就役後は黒海艦隊へ配備されます。

これまでにプロジェクト20380コルベットバルト艦隊太平洋艦隊にのみ配備されておりましたが、「リェチーヴイ」は初めて黒海艦隊へ配備される20380コルベットとなります。

ロシア海軍黒海艦隊の為の最新小型ロケット艦ツィクロンは洋上試験の準備を完了した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2021年8月23日10時45分配信
【黒海艦隊は新たな小型ロケット艦「ツィクロン」の試験の準備を完了した】

黒海艦隊は、ケルチ造船工場『ザリフ』で建造され、2020年夏に進水した新たなプロジェクト「カラクルト」小型ロケット艦「ツィクロン」の試験の準備を完了した。

現在、新たな小型ロケット艦は、艦が国家試験を行なう黒海艦隊ノヴォロシースク海軍基地に駐留している。

契約軍人から形成された艦の乗組員は、サンクトペテルブルク海軍統合訓練センターでの研修を完了した後に艦へ到着し、戦闘番号に沿った管理の習得へ着手した。

近い内に、乗組員は造船工場の代表と共に試験プログラムの実行へ着手する。

黒海艦隊の戦闘編制への小型ロケット艦「ツィクロン」の加入は2021年末に計画されている。
艦は、黒海艦隊ロケット艦連合部隊の一員として任務を遂行する。

[参照]
プロジェクト「カラクルト」小型ロケット艦
は、武装としてミサイル「カリブル」を持つ汎用ミサイル複合体砲装置AK-176MA高射ミサイル複合体「パーンツィリ-M」大口径機関砲装置を有する。
艦の航続距離は2500海里、自立行動期間は15日。




プロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦は、ロシア海軍の現用のプロジェクト12341「オヴォード」小型ロケット艦(ナヌチュカ級)及びプロジェクト12411「モルニヤ」ロケット艇(タランタル級)の後継となる新世代の小型ロケット艦であり、ロシア国内の複数の造船所で建造されています。
(サンクトペテルブルク『ペラ』造船所で4隻、クリミア半島フェオドシヤ造船所で3隻、ケルチ『ザリフ』造船所で3隻、ゼレノドリスク造船所で2隻、コムソモリスク・ナ・アムーレ『アムール造船工場』で4隻)


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ロシア内陸部タタールスタン共和国『ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』は、2016年8月に5隻の「カラクルト」を受注しました。
[タタールスタンのゼレノドリスク造船所はロシア海軍の為に小型ロケット艦カラクルト級を5隻建造する]

『ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』は、2016年~2017年に3隻の「カラクルト」を起工していますが、実際には、同社の下請けとして、クリミア半島ケルチ市に在る造船工場『ザリフ』で建造されています。
[クリミア共和国ケルチ市のザリフ造船所はロシア海軍将来空母の建造へ参加できる]
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「ツィクロン」(工場番号801):2016年7月26日起工
「アスコリド」(工場番号802):2016年11月18日起工
「アムール」(工場番号803):2017年7月30日起工

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2019年2月26日には『ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』本社で、同社が受注した4隻目の「カラクルト」となる「トゥーチャ」(工場番号804)が起工されました。
[ロシア海軍の為の最新鋭小型ロケット艦トゥーチャはタタールスタンのゼレノドリスク造船所で起工された]

5隻目の「タイフーン」(工場番号805)は2019年9月11日に起工されました。
[ロシア海軍の為の最新鋭小型ロケット艦タイフーンはタタールスタンのゼレノドリスク造船所で起工された]

これで、『ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』契約分5隻は全て起工されました。

その1隻目となる「ツィクロン」は、2020年3月末までに黒海艦隊で乗組員が編成されました。
[ロシア海軍黒海艦隊はブヤン-M級小型ロケット艦グライヴォロンとカラクルト級小型ロケット艦ツィクロンの乗組員を編成した]

「ツィクロン」は2020年7月24日に進水しました。


[ロシア海軍黒海艦隊の為のカラクルト級小型ロケット艦ツィクロンはケルチで進水した]

進水後は造船所の岸壁で艤装が進められました。
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その後、ノヴォロシースク海軍基地へ回航され、2021年8月下旬には洋上試験の準備を完了しました。
「ツィクロン」は、8月末~9月初頭頃に洋上試験を開始します。


「ツィクロン」は、2021年末にロシア海軍への引き渡しが予定されています。
[カラクルト級小型ロケット艦ツィクロンとアスコリドは2021年末までにロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ配備される]

ロシア海軍の100mm艦載砲A-190-01ウニヴェルサールの改良は進められている

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『タス通信』より
2021年8月22日20時34分配信
【海軍の為の最新砲A190-01は高精度砲弾を得る】
クビンカ/モスクワ州/8月22日/タス通信

ロシア連邦海軍の艦への装備の為に意図されている最新の100mm海上砲A190-01は、高精度砲弾を得る。
『タス通信』は、国際軍事技術フォーラム『アルミヤ-2021』の最中にコンツェルン『ウラルヴァゴンザヴォード』(国営法人『ロステック』へ加入)広報サービスより伝えられた。

「砲の改善の第3段階は、新世代の弾薬の導入に関連しております~電子多機能信管を備える無誘導砲弾、更には高精度誘導砲弾。
これは、対艦ミサイルのような空中攻撃手段からの防護と、艦の戦闘効率性を新たな水準へ引き上げる事を可能にします」
『ウラルヴァゴンザヴォード』
は通知した。

コンツェルンが指摘したように、現在、自動給弾システムの作成作業は完了しており、その導入はA190-01の運用弾薬の3倍の増加を可能にする。
「給弾は5分間隔の自動モードで行なわれ、現代のコルベットの戦闘準備態勢は大幅に向上します。
自動給弾システムを備えた砲装置A190-01は、プロジェクト20386コルベットへ装備されます。
更には、近代化が行なわれるプロジェクト1155フリゲートへの設置を計画しております」
『ウラルヴァゴンザヴォード』
は伝えた。

広報サービスは、大きい排水量の艦の為に統一機械化給弾複合体が開発され、追加の弾薬の6倍の増加とA190-01の6分間隔の運用給弾を保障する事を指摘した。
「その導入は、砲装置自身の仕上げを必要としません」
『ウラルヴァゴンザヴォード』
は付け加えた。

A190-01は、ロシア連邦海軍で最も普及している現代的な海上砲である。
特に、これはプロジェクト11356フリゲートプロジェクト203802038520386コルベットへ装備されている。

中央科学研究所『ブレヴェーストニク』は、ロシア最大の砲門の開発者である。





ロシア海軍100mm単装速射砲A-190-01「ウニヴェルサール」は、中央科学研究所『ブレヴェーストニク』により1990年代初頭に開発が始まりました。

開発のベースになったのは、同社が1970年代に開発した76mm単装速射砲AK-176です。

A-190-01は2000年代後半から就役し始めたロシア海軍の新世代艦艇に搭載されています。
プロジェクト21630「ブヤン」小型砲艦
プロジェクト20380「ステレグーシチー」型コルベット
プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦
プロジェクト11356「アドミラル・グリゴロヴィチ」型フリゲート
プロジェクト20385「グレミャーシチー」型コルベット

この他、近代化改装されたプロジェクト1155Mフリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」にも搭載されています。
[近代化改装された大型対潜艦改めフリゲート"マルシャル・シャーポシニコフ"はロシア海軍太平洋艦隊へ復帰した]

既に制式採用から10年近く経過しているA-190-01ですが、現在は誘導砲弾などの新型砲弾の開発が進められています。
[ロシア海軍の100mm艦載砲A-190-01ウニヴェルサールの誘導砲弾が開発される]

更には、給弾装置の能力を向上させた改良型も開発されています。

ロシア海軍のアドミラル・ゴルシコフ型フリゲート3番艦アドミラル・ゴロフコは2022年9月に洋上試験を開始する

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『タス通信』より
2021年8月21日21時4分配信
【フリゲート「アドミラル・ゴロフコ」は2022年9月に航行試験への出発が計画されている】
サンクトペテルブルク、8月21日/タス通信

『北方造船所』は、プロジェクト22350フリゲート「アドミラル・ゴロフコ」の航行試験への出発を2022年9月に計画している。
土曜日に同社総取締役イーゴリ・オルロフは記者団へ伝えた。

「私共は、それは来年9月に航行段階へ入ると考えております」
彼は話した。

「アドミラル・ゴロフコ」は、プロジェクト22350フリゲートの3隻目にして第2の生産艦である。
北方艦隊の戦闘編制には、今、同プロジェクトのフリゲート2隻が在る:「アドミラル・ゴルシコフ」「アドミラル・カサトノフ」
フリゲートの主要打撃兵器は、ミサイル複合体「カリブル-NK」である。
「アドミラル・ゴルシコフ」は極超音速対艦ミサイル「ツィルコン」の試験へ参加している。



1等多目的フリゲート・プロジェクト22350の3番艦「アドミラル・ゴロフコ」は、プロジェクト20385コルベット「グレミャーシチー」と共にサンクトペテルブルク『北方造船所』で2012年2月1日に起工されました。



本艦は「アドミラル・ゴロフコ」の名を持つ艦としては「2代目」になります。
初代「アドミラル・ゴロフコ」は、プロジェクト58ロケット巡洋艦として1961年4月20日に同じ『北方造船所』(当時は『A.A.ジダーノフ記念造船工場』)で起工され、1962年7月18日に進水、1964年12月30日に就役しました。
当初は北方艦隊へ配属されましたが、1968年3月に黒海艦隊へ転属し、1982年6月から1989年3月までセヴァストーポリでオーバーホールが行なわれました。
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ソ連邦解体後も現役に留まり、1990年代には黒海艦隊旗艦を務め、2002年11月に除籍されました。
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起工から2年後の2014年2月末からのウクライナ危機、3月のロシア連邦によるクリミア半島編入により、ウクライナロシアの関係が悪化した為、ガスタービンエンジン(M90FR)の供給が途絶える事になりました。

元々、ソ連/ロシア艦船用ガスタービンエンジンの製造には、ロシア及びウクライナの企業が関わっており、エンジンの最終組立はウクライナで行なわれていました。
(主要部品はロシアの企業で製造し、それをウクライナへ送って最終組み立て)
[ロシア新世代艦のガスタービンとディーゼル]

ウクライナでの最終組み立てが出来なくなった為、その為の設備をロシア国内に建設し、完全にロシア国内だけでガスタービンエンジンを生産できる体制を構築する必要が生じ、この体制作りに数年を要しました。
[ロシア海軍のプロジェクト22350フリゲート3番艦と4番艦のガスタービンエンジンはロシア国内で製造されている]
[ロシア海軍の新世代フリゲート・プロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)における輸入代替問題]

ようやくガスタービンエンジン完全国産の目途が立ち、「アドミラル・ゴロフコ」用のガスタービン造船所へ供給されました。
これにより、建造が遅延していた「アドミラル・ゴロフコ」も進水する目途が立ちました。
[ロシア海軍のアドミラル・ゴルシコフ型フリゲート3番艦アドミラル・ゴロフコは2020年7月1日までに進水する]

以前には2020年4月末~5月初頭の進水が予定されていましたが、新型コロナウイルス流行の影響の為、5月22日に延期されました。

[ロシア海軍のアドミラル・ゴルシコフ型フリゲート3番艦アドミラル・ゴロフコは進水した]

進水後は造船所の岸壁で艤装工事が進められています。
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今後、「アドミラル・ゴロフコ」は、先ず初めに造船所の岸壁で係留試験を開始し、それが終わった後に洋上試験(工場航行試験と国家試験)を行ないます。
[ロシア海軍のアドミラル・ゴルシコフ型フリゲート3番艦アドミラル・ゴロフコは係留試験の準備を進めている]

「アドミラル・ゴロフコ」の洋上試験は2022年9月の開始が予定されています。

「アドミラル・ゴロフコ」ロシア海軍への引き渡しは2022年末に予定されており、1番艦及び2番艦と同様に北方艦隊へ配備されます。
[アドミラル・ゴルシコフ型フリゲート3番艦アドミラル・ゴロフコは2022年にロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ配備される]

ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはノルウェー海北東でNATO海軍部隊の行動を監視している

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2021年8月20日16時15分配信
【大型対潜艦「セヴェロモルスク」はフランツ・ヨシフ諸島から南西へ進路を取った】

北極で遠距離航海任務を遂行している北方艦隊大型対潜艦「セヴェロモルスク」は、境界線上警備艦「ポリャールナヤ・ズヴェズダー」と合同演習を実施したフランツ・ヨシフ諸島沿岸から南西へ進路を取った。
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北方艦隊の部隊と手段は、北極北東でのNATO連合海軍部隊の艦の行動を監視する活動を続けている。

以前、NATO連合海軍部隊の何隻かの艦は、サンクトペテルブルク及びクロンシュタット主要海軍パレードへ参加し、恒久駐留所へ移動する段階の北方艦隊の艦への関心の高まりを示した。

大型対潜艦「セヴェロモルスク」は、現在、ノルウェー海北東部で計画外の合同対空防衛演習を行なっているNATO連合海軍部隊の監視を行なっている。

この演習には更に、8月10日から16日まで駐屯基地ロタ(スペイン)からノルウェー海への移動を行なったアメリカ合衆国海軍誘導ロケット駆逐艦「アーレイ・バーク」も参加している。
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北極におけるロシア連邦の利益の保護へ指向される複合活動実行の枠組みでの大型対潜艦「セヴェロモルスク」の今次北極航海は、8月10日に始まった。
航海は約2ヶ月間続き、北方海上航路海域を含む北氷洋の海の通行が計画されている。

北方艦隊将兵は、北極ロシア及び大陸を防衛する幾つかの演習へ参加し、北極ゾーンにおけるロシア連邦の海上船舶航行及び他の種類の海上経済活動の安全を保障する。



通算10度目となる北方艦隊北極圏への遠距離航海は、2021年8月10日に始まりました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船部隊は10回目の北極圏航海へ出発した]

指揮官は、2018年2019年2020年北極遠征と同様、北方艦隊副司令官オレグ・ゴルべフ中将です。
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[北方艦隊北極支隊](オレグ・ゴルべフ中将)
大型対潜艦「セヴェロモルスク」(619)
救助曳船「パミール」
大型海洋給油船「セルゲイ・オシポフ」


8月16日、大型対潜艦「セヴェロモルスク」は、フランツ・ヨシフ諸島南方でロシア境界線警備隊プロジェクト22100境界線上警備艦「ポリャールナヤ・ズヴェズダー」(2016年12月15日就役)と合同演習を行ないました。
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[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはフランツ・ヨシフ諸島沖で境界線上警備艦ポリャールナヤ・ズヴェズダーと合同演習を行なった]

その後、フランツ・ヨシフ諸島沖を離れ、ノルウェー海北東で演習を行なっているNATO海軍部隊を監視しています。

近代化改装中のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは2022年夏頃に乾ドックへ入渠する

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『タス通信』より
2021年8月21日1時11分配信
【情報筋:航空母艦「アドミラル・クズネツォフ」のドック入渠は来年夏に行なわれる】
モスクワ、8月20日/タス通信

航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」は、2022年夏に乾ドックへ置かれる。
金曜日、防衛産業企業体に近い情報提供者は報道機関へ伝えた。

「暫定的な概略では、ドックへの入渠の準備は今年末には確実なものとなりますが、気象条件を考慮に入れ、来年の温暖な時期にドックへの入渠を行ないます。
合意されたスケジュールを考慮に入れまして」

彼は話した。
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彼によると、航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」の修理の為の乾ドックの建設スケジュールは遵守されている。
作業実行の進捗は常に監視されている。
「そのプロセスについて御話しいたしますと、船架の床板へ最初のコンクリートの敷設が行なわれました。
鉄筋が束ねられ、杭が打たれ、支えとなる箱が置かれました」

対談者は付け加えた。

『統合造船業営団は、閉鎖入札の結果により、航空母艦「アドミラル・クズネツォフ」の修理の為の乾ドックの建設契約を締結した。
請負業者は『オルゲネルゴストロイ』商会となった。

『統合造船業営団』ロシア連邦国防省は、2018年4月に航空母艦「アドミラル・クズネツォフ」の修理契約へ署名した。
この当時はロシア連邦海軍副総司令官の職責に従事していたヴィクトール・ブルスクは、航空母艦の修理作業は同年5月から始まり、2021年に海軍は更新された艦の受領を望んでいると述べた。

以前ロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグは、「アドミラル・クズネツォフ」の修理及び近代化の作業全体の内、既に遂行されたものは25パーセントになると述べた。
作業は2020年末までの完了が予定されていた。



ロシア海軍唯一の「航空母艦」ウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」(1991年1月21日就役)は、シリア作戦(2016年11月~2017年1月)から帰投した翌年の2018年4月23日に近代化改装の契約が締結され、その直後に工事が開始されました。
[ロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの近代化改装の契約は締結された]


近代化改装の全容は明らかにされていませんが、兵装、電子機器、通信機器、航空艤装、戦闘情報管理システム、航空機管制複合体、火災探知システムなどは新型に変更される事になるようです。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは近代化改装により新たな通信システムを受け取る]
[ロシア海軍将来汎用揚陸艦の為の新たな戦闘情報管理システムが開発される]
[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフは航空隊と戦闘情報管理ステムを近代化する]

近代化改装を終えた「アドミラル・クズネツォフ」は、少なくとも20年間の就航が可能となります。
つまり、2040年頃までは現役に留まるという事です。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは近代化改装後、少なくとも2040年まで現役に留まる]

プロジェクト11435重航空巡洋艦(アドミラル・クズネツォフ)を設計した『ネフスキー計画設計局』により、「アドミラル・クズネツォフ」の新たな近代化改装案が作成されました。
[ネフスキー計画設計局はロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフの近代化改装の為の準備を進めている]
「アドミラル・クズネツォフ」には、新たな淡水化装置が設置されます。

「アドミラル・クズネツォフ」は、近代化改装により新型の高射ミサイル砲複合体「パーンツィリ-M」が装備されます。
[近代化改装されるウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは新たな高射ミサイル砲複合体パーンツィリ-Mを装備する]

「アドミラル・クズネツォフ」は、近代化改装の際に新たな航空機管制複合体を装備します。
[ロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは近代化改装により新たな航空機管制複合体を装備する]
[近代化改装されるロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは新たな航空機管制複合体レジストル-Eを装備する]

更には、ロシア海軍新型フリゲート・プロジェクト22350(「アドミラル・ゴルシコフ」型)で初めて採用される最新の高射ミサイル複合体「ポリメント-リドゥート」の装備も計画されています。
[近代化改装されるウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは最新高射ミサイル複合体ポリメント-リドゥートを装備する]

「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装の費用については、これまでに様々な数字が出ていましたが、結局、約600億ルーブルに落ち着いたようです。
[ロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの近代化改装の費用は約600億ルーブルになる]

「アドミラル・クズネツォフ」機関(蒸気タービン)自体は変更されませんが、蒸気発生用のボイラーは8基全てが交換される事になり、2018年7月下旬からボイラーの撤去作業が始まりました。
[近代化改装されるロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフのボイラーの撤去作業が始まった]

蒸気タービン機関自体も大規模な修復が行なわれます。
[近代化改装されるロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは蒸気タービンエンジンを修復する]

「アドミラル・クズネツォフ」は、8基のボイラー(KVG-4)を、新たに製造されたボイラーKVG-4と交換します。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2018年9月4日8時0分配信
【情報筋:「アドミラル・クズネツォフ」の新たなロシア製ボイラーは25年と見積もられている】
新たなボイラーKVG-4の寿命は25年になります。


「アドミラル・クズネツォフ」は、2018年9月17日にムルマンスク北東のロスリャコヴォ第82艦船修理工場大型浮きドックPD-50へ入渠しました。
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[近代化改装されるロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは大型浮きドックPD-50へ入った]

2018年10月30日未明、大型浮きドックPD-50へ入渠していた「アドミラル・クズネツォフ」の出渠作業中、突然に電力供給が止まり、浮きドックは沈没しました。
[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフを修理中の浮きドックPD-50で事故が発生した]

この事故により、浮きドックPD-50のクレーン1基が「アドミラル・クズネツォフ」の飛行甲板へ落下し、甲板を損傷しました。
具体的には、飛行甲板に直径5メートル程の穴が開きました。

「アドミラル・クズネツォフ」は、事故後にロスリャコヴォからムルマンスク第35艦船修理工場へ回航され、第24埠頭(「アドミラル・クズネツォフ」がいつも停泊している場所)へ係留されました。

「アドミラル・クズネツォフ」の飛行甲板へ落下したクレーンは、12月下旬に撤去されました。
[浮きドックPD-50の沈没事故により航空母艦アドミラル・クズネツォフの飛行甲板へ落下したクレーンは完全に撤去されている]


「アドミラル・クズネツォフ」の火災探知システムは、予算の都合の為か、半分だけが新型に取り換えられることになるようです。
[近代化改装されるロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは火災探知システムの半分を新型に替える]

更には、電力供給体系(ケーブル線)の一部も更新されます。
[近代化改装されるロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは電力供給体系を部分的に更新する]


従来の『第35艦船修理工場』乾ドックのサイズでは、「アドミラル・クズネツォフ」は入渠できませんでしたが、これを、同艦が入渠できるサイズに拡張する計画は以前から有り、PD-50沈没事故を受け、これが実行に移される事になりました。
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[近代化改装中のロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは、ムルマンスク艦船修理工場の乾ドック拡張後にドック入りする]

『第35艦船修理工場』乾ドック拡張工事は、2019年7月以降に始まりました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフ近代化改装の為のムルマンスク艦船修理工場の乾ドック結合・拡張工事は既に始まっている]

この乾ドックは、取りあえずは「アドミラル・クズネツォフ」が入渠できるように最低限の工事を行ない、その後、2023年までに恒久的な施設として完成させる予定です。

なお、乾ドック拡張工事の最中、請負業者と発注者『第35艦船修理工場』との間で金銭トラブルが発生した為、2020年6月下旬に新たな請負業者として『オルゲネルゴストロイ』商会が選ばれ、工事が再開されました。
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[ロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグはウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの近代改装を行なっているムルマンスク艦船修理工場を視察した]

この乾ドックへの「アドミラル・クズネツォフ」の入渠は、2022年夏頃になるようです。


2019年12月12日10時16分(モスクワ時間)、近代化改装工事中の重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」の第1発電機区画での溶接作業中に火災が発生しました。
[近代化改装工事中の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフで火災が発生した]
[ロシア海軍の航空母艦アドミラル・クズネツォフ火災事故(2019年12月12日)続報]
[ロシア海軍の航空母艦アドミラル・クズネツォフ火災事故(2019年12月12日)続報(その2)]
火災は24時間以内に鎮火されましたが、乗組員の士官2名が死亡し、他に14名が火災発生時の有毒ガスによる中毒で入院しました。

この火災により、「アドミラル・クズネツォフ」第1発電機区画が全焼しましたが、致命的な損傷は受けておらず、修理及び近代化改装作業は続行されています。
[ロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは、2019年12月12日の火災により致命的な損傷は受けておらず、修復及び近代化されて復帰する]

『統合造船業営団』総裁アレクセイ・ラフマノフ氏によると、「アドミラル・クズネツォフ」の火災による損害額は、3億ルーブル~3億5000万ルーブルになるとの事です。
[ロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの2019年12月12日の火災の損害額は3億5000万ルーブルと見積もられた]


以前には、「アドミラル・クズネツォフ」は2022年に洋上試験を行ない、同年末に近代化改装を終えて復帰する予定でした。
[ロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの近代化改装の完了予定時期は2022年末から変更されていない]

しかし、以前に「アドミラル・クズネツォフ」から取り外され、サンクトペテルブルク『キーロフ-エネルゴマシュ』へ送られた蒸気タービンエンジンの修復が予定よりも遅れている為、洋上試験開始時期も遅れる事になり、近代化改装の完了時期も2023年に延期される事になりました。
[ウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは2023年に近代化改装を終えてロシア海軍へ復帰する]

最新鋭多機能後方支援船フセヴォロド・ボブロフはロシア海軍へ就役した

2021年8月21日、プロジェクト23120多機能後方支援船の2番船「フセヴォロド・ボブロフ」はロシア連邦海軍へ就役しました。

『インテルファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2021年8月21日13時55分配信
【後方支援船「フセヴォロド・ボブロフ」はロシア海軍へ加入した】
クロンシュタット(サンクトペテルブルク)、8月21日、インテルファクス

後方支援船「フセヴォロド・ボブロフ」ロシア海軍へ受け入れられた。
『インテルファクス』特派員は式典会場から伝えた。

「これは、美男子な船の最初の生産船です」
海軍副総司令官イーゴリ・ムハメトシンは、「フセヴォロド・ボブロフ」への(海軍)旗掲揚式典において、こう話した。

「船は長期に渡り建造され、ここが船を海軍へ御引き渡しするポイントです。
彼は全ての試験を経て、全ての機能を確認しました。
これには素晴らしい将来が有ります」
公開株式会社『北方造船所』
総取締役イーゴリ・オルロフは話した。

以前、「フセヴォロド・ボブロフ」は、セヴァストーポリに駐留する黒海艦隊で勤務に就くと報じられた。

後方支援船「フセヴォロド・ボブロフ」は、貨物輸送、曳航、水路調査、遭難した艦の援助の為に意図されている。

「フセヴォロド・ボブロフ」は、『北方造船所』で建造されたプロジェクト23120の2番船である。
トップ船「エリブルス」は、2018年に北方艦隊へ引き渡された
その運用結果によりプロジェクト23120は仕上げら、特に、通信及び航法システムが改善された。

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船は、有名なサッカー及びアイスホッケー選手、功労あるスポーツの達人、ソヴィエト社会主義共和国連邦の功労あるコーチ、オリンピックのチャンピオン、オリンピック競技の歴史上、他の種類のスポーツを含め(サッカーとアイスホッケーの)双方で我が国の選抜チームの主将を務めた唯一のスポーツマンのフセヴォロド・ミハイロヴィチ・ボブロフ(1922年12月1日~1979年7月1日)に敬意を表して命名された。




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プロジェクト23120多機能後方支援船の2番船MB-75は、2013年12月19日にサンクトペテルブルク『北方造船所』で起工されました。
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2015年2月5日に「フセヴォロド・ボブロフ」と改名されました。

2016年11月14日に進水しました。
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その後、岸壁で艤装作業が進められました。
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「フセヴォロド・ボブロフ」の洋上試験は、2020年12月初頭にバルト海で開始される予定でしたが、延期されました。
[ロシア海軍の最新鋭多機能後方支援船フセヴォロド・ボブロフは洋上試験の準備を進めている]

2021年3月20日、「フセヴォロド・ボブロフ」は洋上試験の最初の段階となる工場航行試験を開始する為にサンクトペテルブルクから出航しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の最新鋭多機能後方支援船フセヴォロド・ボブロフは洋上試験を開始した]

3月31日に補給の為、一旦クロンシュタットへ帰投しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の最新鋭多機能後方支援船フセヴォロド・ボブロフはフィンランド湾で洋上試験の第1段階を終えた]

補給を終えた「フセヴォロド・ボブロフ」は4月4日に工場航行試験を再開し、同等の排水量(つまり9500トン前後)の船の曳航試験を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の最新鋭多機能後方支援船フセヴォロド・ボブロフはフィンランド湾で洋上試験を再開した]

4月中旬に洋上試験を一旦終え、船体外部の点検の為にサンクトペテルブルク『北方造船所』へ戻りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の最新鋭多機能後方支援船フセヴォロド・ボブロフは船体の点検の為にサンクトペテルブルクへ戻った]

5月17日にサンクトペテルブルクを出航し、工場航行試験を再開しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の最新鋭多機能後方支援船フセヴォロド・ボブロフは洋上試験を再開した]

その後、工場航行試験が完了し、最終洋上試験となる国家試験が始まりました。

国家試験は8月2日までに完了しました。
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[最新鋭多機能後方支援船フセヴォロド・ボブロフは2021年8月中旬にロシア海軍へ就役する]

8月6日には国家試験の受領証書への署名が行なわれました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2021年8月6日17時31分配信
【後方支援船「フセヴォロド・ボブロフ」は海軍へ納入された】

2021年8月21日、クロンシュタット港ロシア海軍旗(聖アンドレイ旗)初掲揚式典を開催し、正式にロシア海軍へ就役しました。

「フセヴォロド・ボブロフ」黒海艦隊へ配備されます。


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プロジェクト23120の1番船「エリブルス」は2018年4月9日に就役しました。
[プロジェクト23120多機能後方支援船エリブルスはロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ編入された]

2019年2月~7月にはフリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」と共に世界一周航海を行ないました。
[フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"遠距離航海(2019年2月-7月)]

プロジェクト23120の3番船「カピタン・シェフチェンコ」は2014年7月24日に起工されており、太平洋艦隊への配備が予定されています。
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新世代非金属複合材料対機雷防衛艦ゲオルギー・クルバトフはロシア海軍へ就役した

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本日・2021年8月20日、プロジェクト12700対機雷防衛艦(海洋掃海艦)の2番艦「ゲオルギー・クルバトフ」はロシア連邦海軍へ就役しました。
『タス通信』より
2021年8月20日20時41分配信
【最新対機雷防衛艦「ゲオルギー・クルバトフ」はロシア海軍へ加入した】
カリーニングラード、8月20日/タス通信

対機雷防衛艦「ゲオルギー・クルバトフ」海軍へ加入し、海軍旗初掲揚式典は金曜日にバルト艦隊主要基地バルチースクで行なわれた。
艦隊広報サービスは発表した。

「8月20日正午、『中部ネヴァ川造船工場』で海軍の為に建造された最新のプロジェクト12700対機雷防衛艦ゲオルギー・クルバトフの旗竿へロシア連邦海軍旗を初めて掲揚する式典がバルチースクで開催されました」
広報サービスは話した。
「ゲオルギー・クルバトフ」は、再装備プログラムの枠組みにおいてロシア海軍掃海部隊へ補充された。

式典には、バルト艦隊参謀長セルゲイ・リピリン中将、『中部ネヴァ川造船工場』総取締役ウラジーミル・セレドホ『統合造船業営団』総裁最高顧問ヴィクトール・チルコフバルチースク海軍基地の将兵、新たな艦の乗組員が参加した。
以前に伝えられたように、「ゲオルギー・クルバトフ」黒海艦隊第68水域保護旅団へ加入する。

広報サービスは、対機雷防衛艦バルト艦隊海上射爆場において、国家試験を含む全ての複合試験を成功裏に実行した事を『タス通信』へ指摘した。
バルチースクから艦は恒久駐留場所へ向かうと広報サービスは話したが、艦隊間移動開始日時は明らかにしなかった。

プロジェクト12700対機雷防衛艦は、同プロジェクト艦が危険地帯へ入る事無く、水上や海底で、いわゆる新たなスマート機雷を含む海洋機雷との戦闘の為に意図されている。
機雷と戦う為、これらは様々な種類の掃海具、更には遠隔操作・自動無人水中装置を使用できる。

艦の排水量は890トン、全長61メートル、幅10メートル、満載排水量での速力16.5ノット、乗組員40名以上。
艦は、様々な操舵装置の効果的な複合体の使用による高い機動性を有する。
同プロジェクト対機雷防衛艦は、真空注入方式による一体ガラス繊維強化プラスチックで形成された世界最大の船体を有する。



プロジェクト12700「アレクサンドリト」対機雷防衛艦の2番艦「ゲオルギー・クルバトフ」は、2015年4月24日に起工されました。
[ロシア海軍の為の新型掃海艦ゲオルギー・クルバトフは起工された]


起工から1年以上経った2016年5月下旬までにガラス繊維強化プラスチックの船体の形成は完了しました。
[ロシア海軍の為の新型掃海艦ゲオルギー・クルバトフの船体が形成される]

その後、艦内へ各種機器を設置する為、船体周辺に足場が組まれましたが、2016年6月7日夜に火災が発生しました。

[ロシア海軍の為に建造中の新型掃海艦ゲオルギー・クルバトフで火災が発生した]

この火災により焼けた「ゲオルギー・クルバトフ」ガラス繊維強化プラスチック製船体を修復する為、同艦の進水は延期される事になりました。

「ゲオルギー・クルバトフ」の船体の修復は2020年6月に完了し、7月15日には造船台から出ました。
[ロシア海軍の新世代非金属複合材料対機雷防衛艦ゲオルギー・クルバトフは2020年6月に進水する]
[ロシア海軍の新世代非金属複合材料対機雷防衛艦ゲオルギー・クルバトフは2020年9月に進水する]

2020年9月30日、「ゲオルギー・クルバトフ」はようやく進水しました。

[ロシア海軍の新世代非金属複合材料対機雷防衛艦ゲオルギー・クルバトフはサンクトペテルブルクで進水した]

進水後は造船所の岸壁で艤装工事が進められ、2021年6月1日からバルト海で洋上試験を開始しました。
[ロシア海軍の新世代非金属複合材料対機雷防衛艦ゲオルギー・クルバトフは洋上試験を開始した]



洋上試験完了後、2021年8月20日にバルト艦隊基地バルチースク聖アンドレイ旗(ロシア海軍旗)初掲揚式典が開催され、正式にロシア海軍へ就役しました。
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[対機雷防衛艦ゲオルギー・クルバトフと多機能後方支援船フセヴォロド・ボブロフは2021年8月20日にロシア海軍へ就役する]

ロシア海軍太平洋艦隊の最新潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーとヴォルホフはデンマーク沖を通過してウラジオストクへ向かった

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『タス通信』より
2021年8月19日2時10分配信
【デンマーク軍は自国沖にロシアの潜水艦が居ると発表した】
ストックホルム、8月18/タス通信

デンマーク軍は、2隻のロシアディーゼルエレクトリック潜水艦が随伴艦と共に大ベルト海峡を北へ向けて通過した事を確信している。
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「2隻のロシア潜水艦は、水上船を伴って大ベルト海峡を通過しました。
グループに加わっている第3の潜水艦は、ランゲラン島から南方に投錨停泊しています。
それは、少し遅れて去るものと予測されます」
デンマーク国軍
はフェイスブック上の声明で述べた。
3隻の潜水艦は全てディーゼルエレクトリック潜水艦「キロ」級(プロジェクト877「パルトゥス」潜水艦)である。

デンマークの海峡の外国潜水艦の通過は、ごくありふれた事であり、概して如何なる深刻な反応を引き起こす事は無いと声明は強調した。

「艦は、安全な航路の為の前提条件として、ルート全体を水上位置で進んでいます」
デンマーク軍
は強調した。



ロシア太平洋艦隊向けのプロジェクト06363潜水艦の1隻目となるB-274「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」は、サンクトペテルブルク『アドミラルティ造船所』で2017年7月28日に起工され、2019年3月28日に進水し、同年11月25日にロシア海軍へ就役しました。

[プロジェクト06363潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーはロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]

就役後はバルト海で訓練を行なっています。
[ロシア海軍太平洋艦隊のプロジェクト06363潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーはバルト海で潜航訓練を行なった]
[バルト艦隊の救助船SS-750は潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーの救助訓練を行なった]

2隻目のB-603「ヴォルホフ」は、2017年7月28日に起工され、2019年12月26日に進水し、2020年10月24日にロシア海軍へ就役しました。

[プロジェクト06363潜水艦ヴォルホフはロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]

就役後、2隻の潜水艦バルト海で各種訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーとヴォルホフはバルト海で乗組員の慣熟訓練を行なっている]
[ロシア海軍太平洋艦隊の潜水艦ヴォルホフはバルト海で潜航訓練を行なった]

4月1日には、2隻の潜水艦が敵味方に分かれて対戦する戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーとヴォルホフはバルト海で『対決』した]

「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」は4月28日に魚雷発射訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のプロジェクト06363潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーはバルト海で魚雷を発射した]

2021年7月25日の『ロシア海軍の日』には2隻ともクロンシュタット泊地の観艦式へ参加しました。


そして8月下旬頃に恒久駐留所、即ち太平洋艦隊ディーゼル潜水艦が駐留するウラジオストク南部ウリス湾へ向かう事になりました。
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[ロシア海軍太平洋艦隊の最新潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーとヴォルホフはバルト海からウラジオストクへ向かう]

ロシア側からの公式発表は有りませんが、今回、デンマーク軍が発表した自国沖を通過する2隻のロシア潜水艦は、極東へ向かう「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」「ヴォルホフ」でしょう。

記念艦となるソ連/ロシア海軍の最初の原子力潜水艦レニンスキー・コムソモールはクロンシュタットへ向かう


『タス通信』より
2021年8月20日5時2分配信
【ソヴィエト社会主義共和国連邦の最初の原子力艦K-3はスネシュノゴルスクの工場『ネルパ』からクロンシュタットへの移動を開始した】
ムルマンスク、8月19日/タス通信

ソヴィエト初の原子力潜水艦K-3「レニンスキー・コムソモール」は、ムルマンスク州からクロンシュタット海軍の栄光博物館の永遠の停泊場所~へ向かった。
『タス通信』は木曜日に、潜水艦の輸送を準備し、船架板張り浮きドック「スヴィヤガ」を製造したスネシュノゴルスク艦船修理工場『ネルパ』広報サービスより伝えられた。

「本日(8月19日)、それは工場の埠頭から離れ、近日中に指定場所へ向かいます。
工場『ネルパ』は、移動の為の全ての準備作業を行ないました」

対談者は話した。

工場の専門家は、浮きドック「スヴィヤガ」への「レニンスキー・コムソモール」設置の為、1週間以上の準備を行なった。
加えて約2週間は、設置自体、輸送中の安全保障の為の追加の隔壁の据え付け、更には必要な文書の準備に従事した。
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クロンシュタットへの艦隊間移動は、10日~14日続く。

以前、プロジェクト627原子力潜水艦のトップK-3「レニンスキー・コムソモール」は、ムルマンスク州スネシュノゴルスクからクロンシュタットへの移動を準備している事が知られるようになった。
原子力潜水艦博物館展示品への改装の為の文書の開発には、プロジェクト627を開発したサンクトペテルブルク機械製造局『マラヒート』が従事した。

「レニンスキー・コムソモール」は、ソヴィエト初にして世界で第3の原子力潜水艦であり、プロジェクト627「キート」のトップ艦である。
1995年9月24日にセヴェロドヴィンスク第402工場(現-生産合同『セヴマシュ』)で起工され、1957年8月9日に進水した。
1991年、潜水艦北方艦隊から除籍された。

2005年、K-3は、処分の為に艦船修理工場『ネルパ』(艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』支所)へ置かれた。
艦船修理業者は、潜水艦博物館にするというアイデアを表明し、艦を救う為に最初に闘った。
2010年、海軍総司令官は、K-3を処分せず、歴史の為に保存する最終決定を下した。





ソヴィエト連邦初の原子力潜水艦であるK-3は、プロジェクト627「キート」巡洋潜水艦(NATOコード名「ノヴェンバー」)の1番艦として、1956年9月24日にモロトフスク(現セヴェロドヴィンスク)第402造船工場(現セヴマシュ)で起工されました。
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1957年10月9日に進水した後に係留試験が始まり、翌1958年6月に終了しました。

1958年7月21日には、ソ連海軍総司令官セルゲイ・ゴルシコフ提督、ソ連造船業相ボリス・ブトマが出席し、ソ連邦海軍旗の初掲揚式典が開催されました。
この時点で、K-3は未だ航海試験も始まっていませんでした。

1958年7月3日、工場航行試験をすっ飛ばして、いきなり国家受領試験が始まりました。
翌7月4日10時3分、初めてK-3原子力機関が始動しました。

1958年8月には潜水航行試験が行なわれました。

1958年11月26日から12月2日まで白海で潜航試験が行なわれ、深度310mまで潜航しました。

1958年12月17日、巡洋潜水艦K-3受領証書への署名が行なわれ、ソ連海軍へ納入されました。

しかし、初めての原子力潜水艦という事も有り、色々と問題点が発覚した為、1958年1月には「試験運用」へ移行しました。
プロジェクト627の2番艦以降は、改良型のプロジェクト627Aとして建造されることになりました。

翌1959年も白海で各種試験に従事し、同年10月下旬に、ようやく白海からバレンツ海北方艦隊基地ザーパドナヤ・リツァ(ザオゼルスク)へ移動しました。
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1959年11月1日から15日まで初の遠距離航海を行ない、グリーンランド付近まで進出しましたが、浮上時に氷に衝突して損傷しました。

帰港後、1959年12月から1960年5月までセヴェロドヴィンスク「セヴマシュ」で修理と近代化改装を行ない、新たな航法複合体が設置されました。

1960年12月から1961年2月まで「セヴマシュ」で係留試験が行なわれました。

1961年5月26日から8月7日まで航海試験が行なわれ、再びザーパドナヤ・リツァ(ザオゼルスク)へ配備されました。

1961年9月17日から31日までカラ海において、北極海での水中航行時の航法複合体の動作試験が行なわれました。
この間、9月20日から24日まで魚雷の実弾射撃を実施しています。

1962年7月4日から21日まで検査航海を行なった後、7月11日から21日まで北極圏航海を行ないました。
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水中航行中に原子炉の冷却循環ポンプが故障し、潜航したまま修理を行なっています。

1962年9月に核燃料棒の不備が発覚し、セヴェロドヴィンスクへ回航されました。

1962年10月9日、「レニンスキー・コムソモール」(レーニン共産党青年団)と命名されました。

1963年2月26日から1965年10月29日まで原子炉の交換と近代化改装が行なわれました。
撤去された核燃料棒はカラ海へ投棄されました。

1965年10月29日から11月7日まで航海試験を行ない、同年11月24日に海軍へ引き渡され、11月29日にはザーパドナヤ・リツァへ戻りました。

1965年12月17日、ソ連の宇宙飛行士ユーリー・ガガーリン「レニンスキー・コムソモール」を訪れました。

1966年3月23日に白海で氷に衝突して潜望鏡を曲げました。

1966年7月10日から8月29日まで遠距離航海を行ない、大西洋、サルガッソー海、メキシコ湾まで進出し、魚雷発射訓練を行ないました。

1967年3月12日から4月30日までポリャールヌイ第10艦船修理工場で船体のメンテナンスが行なわれました。
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1967年7月10日から9月11日まで遠距離航海を行ない、地中海へ進出しました。
地中海から戻る途中の9月4日、ノルウェイ海で火災事故を起こし(第1区画から出火し、第2区画に延焼)、乗員39名が死亡しました。
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1967年9月14日から11月5日までセヴェロドヴィンスクで修理が行なわれました。

1968年7月21日から29日までワルシャワ条約機構諸国海軍北方艦隊バルト艦隊の合同演習へ参加しました。

1968年12月8日からポリャールヌイ第10艦船修理工場でオーバーホールが行なわれ、1971年12月28日に復帰しました。

1972年1月にはグレミハ基地へ移動しました。
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1972年10月29日から11月5日まで演習を行ないました。

1973年5月12日から6月1日まで遠距離航海を行ない、大西洋地中海へ進出しました。

1975年2月に第7区画で火災が発生し乗員2名が重傷を負いました。

1975年4月24日から6月13日までバレンツ海、ノルウェイ海、グリーンランド海で哨戒活動を実施しました。

1976年1月31日から2月21日までグレミハの浮きドックで定期修理が行なわれました。

同年6月1日から27日までポリャールヌイ第10艦船修理工場で修理が行なわれました。

1977年7月25日、「大型潜水艦」に再分類されました。

1977年12月29日からポリャールヌイ第10艦船修理工場で定期修理が始まりました。

1978年1月8日、修理中に火災が発生しました。

1978年12月30日に修理を終えて復帰しました。

1982年5月25日から6月25日までバレンツ海、ノルウェイ海、グリーンランド海で哨戒活動を実施しました。

1985年1月から9月末までポリャールヌイ第10艦船修理工場で修理が行なわれました。

1985年には、「オケアン-85」、「大西洋-85」、「北方-85」といった大規模演習へ参加しました。

1985年7月2日から27日までノルウェイ海で哨戒活動を実施しました。

1986年4月からポリャールヌイ第10艦船修理工場で修理が始まりました。

しかし修理は完了する事無く、1987年10月17日には海軍の戦闘編制から除外されました(事実上の退役)。

1988年9月9日には練習船となり、グレミハ基地に固定されました。

1989年3月14日、B-3と改称されました。

1991年には北方艦隊の編制表から消されました。

1993年9月30日、正式に海軍から除籍されました。

その後も係留保管されていましたが、2002年11月にポリャールヌイ第10艦船修理工場へ到着しました。

2003年5月30日から7月3日に使用済み核燃料が撤去されました。

2005年10月28日にはスネシュノゴルスク艦船修理工場『ネルパ』へ回航され、博物館への改装が行なわれる事になりました。
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2007年以降、原子炉区画が撤去され、代わりのダミー区画が製造されました。
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2017年2月に再進水する予定でしたが、半年以上遅れ、2017年9月8日になりました。

[ソ連/ロシア海軍の最初の原子力潜水艦レニンスキー・コムソモールは記念艦となる]
[記念艦となるソ連/ロシア海軍の最初の原子力潜水艦レニンスキー・コムソモールは再び進水した]


当初、「レニンスキー・コムソモール」は、ムルマンスクで保存されている原子力砕氷船「レーニン」の隣で展示される予定でした。
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しかしその後、クロンシュタットフォルトフ島で展示される事になりました。



艦船修理工場『ネルパ』は、「レニンスキー・コムソモール」クロンシュタットへの移動の為に準備作業を行ないました。
[記念艦となるソ連/ロシア海軍の最初の原子力潜水艦レニンスキー・コムソモールはクロンシュタットへ回航される]

2021年8月19日、浮きドックへ載せられた「レニンスキー・コムソモール」『ネルパ』埠頭を離れました。

近日中にクロンシュタットへの移動を開始します。

ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"は防衛展示会『IDEF 2021』へ参加する為にトルコのイスタンブールへ到着した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2021年8月19日12時0分配信
【黒海艦隊のフリゲート「アドミラル・エッセン」は兵器・軍事機材展示会へ参加する為にイスタンブールへの移動を行なった】

地中海海軍常設グループの一員として任務を遂行している黒海艦隊フリゲート「アドミラル・エッセン」は、兵器・軍事機材展示会『IDEF 2021』へ参加する為にイスタンブールへの移動を行なった。

展示会には、航空機及び特殊自動車、装軌車両、対空防衛手段、砲システム、現代の射撃武器の見本を提示する多くのロシア企業が参加している。

展示会『IDEF』は、防衛産業の10大世界展示会に含まれ、その枠組みにおいてロシア艦の乗組員がロシア造船及び新たな兵器システムの現代的な見本の1つを提示するヨーロッパで最も重要な武器展示会の1つである。

展示会は8月20日に終了し、主催者によると、53ヶ国から1236の防衛企業の製品が提示され、『IDEF 2021』には79ヶ国から150名以上の代表団が参加している。

展示会の終了後、「アドミラル・エッセン」は乗組員は地中海で任務の遂行を続ける。



プロジェクト11356Rフリゲート2番艦「アドミラル・エッセン」は、2011年7月8日に起工され、2014年11月7日に進水し、2016年6月7日に就役しました。
[第2のプロジェクト11356R警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンはロシア海軍へ就役した]

2016年10月下旬に黒海へ回航される予定でしたが、バルチースク基地でスクリューと推進軸を損傷してしまった為、修理が必要となり、回航は延期されることになりました。
[ロシア海軍の最新警備艦アドミラル・エッセンは推進器を修理する]

「アドミラル・エッセン」は建造元の『ヤンターリ』へ回航され、浮きドックで修理が行なわれました。
修理は2016年12月23日までに完了しました。
[ロシア海軍の最新警備艦アドミラル・エッセンは推進器の修理を終えた]

その後はバルト海で修理後の航行試験が行われていたようですが、2017年3月7日には、バルト艦隊親衛コルベット「ソーブラジテルヌイ」と共に砲撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンはバルト海で砲撃訓練を行なった]

2017年4月末、「アドミラル・エッセン」は、本来の配備場所である黒海艦隊基地へ向かいました。
[ロシア海軍の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンは黒海艦隊基地へ向かった]

2017年5月5日にはジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンはジブラルタル海峡を通過して地中海へ入った]

その後、「アドミラル・エッセン」地中海を東へ進み、2017年5月15日には地中海東部に位置するキプロス島南部のリマソール港へ寄港しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンはキプロスのリマソールへ寄港した]

2017年5月23日から27日までリビア東部沖で演習を実施しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の地中海での演習は終わった]

2017年5月31日、潜水艦「クラスノダール」と共にシリア沿岸沖の公海上からシリアパルミラ(タドムル)ISIL(イラク・レバントのイスラム国)施設へ、有翼ミサイル「カリブル」を発射しました。

[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンと潜水艦クラスノダールはパルミラのISIL(イラク・レバントのイスラム国)施設へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

その後も、同型艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」、潜水艦「クラスノダール」と共に地中海東部へ留まりました。
[巡航ミサイル"カリブル"を搭載するロシア海軍黒海艦隊の2隻のフリゲートと1隻の潜水艦は地中海東部に留まる]

2017年6月23日には同型艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」、潜水艦「クラスノダール」と共に地中海東部からシリアISIL(イラク・レバントのイスラム国)施設へ有翼ミサイル「カリブル」を発射しました。

[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート2隻と潜水艦1隻はシリアのハマー県のISIL(イラク・レバントのイスラム国)施設へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

「アドミラル・エッセン」は、2017年7月5日にセヴァストーポリへ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンはセヴァストーポリへ到着した]

それから4日後の2017年7月9日にセヴァストーポリを抜錨し、再び地中海東部(シリア沖)へ向かいました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新フリゲート"アドミラル・エッセン"は再びシリア沖へ向かった]

2017年7月30日の「ロシア海軍の日」には、シリアタルトゥース港で挙行された観艦式へ参加しました。


その後も地中海東部へ留まり、2017年9月4日にシリアデリゾールISIL(イラク・レバントのイスラム国)施設へ有翼ミサイル「カリブル」を発射しました。

[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"はシリアのデリゾールのISIL(イラク・レバントのイスラム国)へ巡航ミサイルを発射した]

「アドミラル・エッセン」は2017年9月22日にセヴァストーポリへ帰投しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"はシリア沖からセヴァストーポリへ帰投した]

その後は黒海に留まり、2018年2月下旬には警備艦「プイトリーヴイ」(プロジェクト1135M)、「スメトリーヴイ」(プロジェクト61)と共に演習を実施しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2018年2月19日14時41分配信
フリゲート「アドミラル・エッセン」、警備艦「プイトリーヴイ」と「スメトリーヴイ」は演習を実施する為に黒海へ出た】

「アドミラル・エッセン」は2018年3月13日にボスポラス海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"は地中海東部(シリア沖)へ向かった]

2018年3月21日に艦載ヘリコプターの飛行訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"は地中海東部で艦載ヘリコプターの飛行訓練を行なった]

その後、地中海東部アメリカイギリスなどの艦船を監視していました。
[ロシア海軍地中海作戦連合部隊は地中海東部でアメリカ海軍などの軍艦を追尾している]
[ロシア海軍地中海作戦連合部隊は地中海東部でイギリスのアスチュート級原潜を追尾した]

2018年4月下旬には、地中海東部で演習を実施しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート2隻と警備艦2隻は地中海東部で演習を行なう]
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート2隻と警備艦2隻は地中海東部で演習を続けている]

その後も地中海東部へ留まり、2018年5月末には艦載ヘリコプターの訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"と"アドミラル・エッセン"は地中海東部で艦載ヘリコプターの訓練を実施した]

2018年6月28日にダーダネルス海峡へ入り、地中海を去りました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"は地中海を去った]

2018年6月30日に母港へ帰投しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"は地中海東部からセヴァストーポリへ帰投した]

2018年8月25日にボスポラス海峡及びダーダネルス海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"と"アドミラル・エッセン"は地中海東部(シリア沖)へ向かった]

2018年9月1日から8日まで地中海東部で実施されたロシア海軍ロシア航空宙軍の大規模演習へ参加しました。

[ロシア海軍とロシア航空宇宙軍の地中海演習(2018年9月1日~8日)]

2018年11月16日には、プロジェクト11356Rフリゲート3番艦「アドミラル・マカロフ」(「499」2017年12月27日就役)と共に艦載ヘリコプターの訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"と"アドミラル・マカロフ"は地中海東部で艦載ヘリコプターの訓練を行なった]

2018年11月20日には対空防衛演習を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"と"アドミラル・マカロフ"は地中海東部で対空防衛演習を行なった]

その後も地中海東部に滞在していましたが、2018年12月25日にダーダネルス海峡へ入り、地中海を去りました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"は地中海を去った]

2018年12月26日、「アドミラル・エッセン」は母港セヴァストーポリへ帰投しました。

[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"はセヴァストーポリへ帰投した]

2019年2月28日、「アドミラル・エッセン」は母港セヴァストーポリを抜錨し、地中海東部へ向かいました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"はセヴァストーポリを抜錨し、地中海へ向かった]

翌2019年3月1日、「アドミラル・エッセン」は、黒海地中海を結ぶボスポラス海峡へ入り、その後、地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"は地中海へ入る]

2019年4月23日には、地中海東部フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」、小型ロケット艦「オレホヴォ・ズエヴォ」と共に夜間通信訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊の軍艦は地中海東部で夜間の通信訓練を行なった]

その後、「アドミラル・エッセン」地中海を去り、4月30日にはトルコイスタンブールへ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"は防衛展示会『IDEF'19』へ参加する為にトルコのイスタンブールへ到着した]
同艦がトルコを訪れたのは、これが初めてです。
(イスタンブール沖を通過した事は何度も有りましたが)

「アドミラル・エッセン」は、2019年4月30日から5月3日までトルコで開催された防衛展示会IDEF(International Defense Industry Fair)'19に「出展」されました。
【『IDEF』公式サイト】


『IDEF'19』が終わった5月3日にイスタンブールを出航し、黒海へ入りました。
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翌5月4日にセヴァストーポリへ帰投しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"は地中海東部からセヴァストーポリへ帰投した]

その後は黒海内で行動し、黒海艦隊の演習へ何度も参加しました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦モスクワは緊急出航訓練を行なった]

12月11日には黒海沿岸の目標へ有翼ミサイル「カリブル」を発射しました。


[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"は黒海で巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

12月20日頃にセヴァストーポリを出航し、翌12月21日にボスポラス海峡ダーダネルス海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"は地中海東部へ派遣される]

2020年1月14日には地中海東部で対空戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"は地中海東部で対空戦闘訓練を行なった]

その後も地中海東部で行動し、1月30日にキプロスリマソール港を訪問しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"はキプロスのリマソールを訪れた]

2月6日には、対機雷防衛艦「イワン・アントノフ」(2019年1月26日就役)及び哨戒艦「ドミトリー・ロガチョフ」(2019年6月11日就役)と共に地中海東部機雷源を突破する演習を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊は地中海東部で機雷源突破演習を行なった]

その後も地中海東部に留まっており、3月20日には各種戦闘訓練を実施しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"は地中海東部で演習を行なった]

2020年2月末に地中海東部へ入った同型艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」(494、2016年3月11日就役)及び「アドミラル・マカロフ」(499、2017年12月27日就役)と合流し、各種戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート3隻は地中海東部で戦闘訓練を行なった]

4月に入ってからも3隻のフリゲートは一緒に行動していました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート3隻は地中海東部で対潜戦闘訓練を行なった]


その後、「アドミラル・エッセン」「アドミラル・マカロフ」「アドミラル・グリゴロヴィチ」と別れ、4月9日にダーダネルス海峡ボスポラス海峡を通過して黒海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"と"アドミラル・マカロフ"は地中海を去った]

翌4月10日、「アドミラル・エッセン」「アドミラル・マカロフ」は母港セヴァストーポリへ到着しました。

しかし、ヨーロッパにおける新型コロナウイルスの流行・感染拡大に関連し、「アドミラル・エッセン」「アドミラル・マカロフ」は、暫くセヴァストーポリ港内の泊地に留め置かれる事になりました。
「アドミラル・エッセン」「アドミラル・マカロフ」は3月末に外国港(おそらくはキプロスリマソール港)へ寄港していた為、外国港を出てから14日間は検疫期間として乗組員は陸地へ上陸できず、艦内に留まる事になりました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"と"アドミラル・マカロフ"はセヴァストーポリ港内へ入った]

「アドミラル・エッセン」「アドミラル・マカロフ」は艦内の消毒などの措置が行なわれ、4月11日にセヴァストーポリ港埠頭へ入りました。
[地中海東部から戻ってきたロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"と"アドミラル・マカロフ"は検疫措置を終えてセヴァストーポリ埠頭へ係留された]

その後は黒海で訓練を行なっていました。




2020年9月末、「アドミラル・エッセン」は再び地中海東部へ派遣される事になり、9月29日にボスポラス海峡を南下しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"は地中海東部(シリア沖)へ派遣される]

その後、地中海東部へ入り、10月8日にはシリアタルトゥース港へ到着しました。

[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"はシリアのタルトゥース港へ到着した]

10月31日には対空防衛訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"は地中海東部で対空防衛訓練を行なった]

11月11日には艦載ヘリコプターKa-27PLと共に演習を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"は地中海東部で艦載ヘリコプターと演習を行なった]

12月24日にシリアタルトゥース港で実施されたロシア海軍シリア海軍の合同演習へ参加しました。
[ロシア海軍とシリア海軍はタルトゥース港で合同演習を実施した]

12月27日にダーダネルス海峡へ入り、翌28日にはボスポラス海峡を抜けて黒海へ入りました。

[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"は地中海を去り、黒海へ入った]
その後、母港セヴァストーポリへ帰投しました。

2021年6月中旬、「アドミラル・エッセン」は、ロシア黒海艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」と共にセヴァストーポリを出航し、6月18日にはボスポラス海峡を南下、地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦モスクワとフリゲート アドミラル・エッセンは地中海東部へ向かった]

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2021年6月25日、「モスクワ」「アドミラル・エッセン」に加え、以前から地中海東部で行動中の水上艦及び潜水艦と、シリアフマイミーン航空基地へ進出した北方艦隊航空隊対潜哨戒機Tu-142MK及びIl-38、そしてロシア航空宇宙軍超音速爆撃機Tu-22M3極超音速ミサイル「キンジャール」を搭載する戦闘機MiG-31K戦闘爆撃機Su-34戦闘機Su-35Sが参加するロシア海軍ロシア航空宇宙軍の合同演習が地中海東部で始まりました。

[ロシア海軍とロシア航空宇宙軍は地中海東部で合同演習を開始した]

なお、演習実施海域となるキプロス島南方海域では、イギリス海軍航空母艦「クイーン・エリザベス」を中核とする機動部隊が行動中でした。

[ロシア海軍地中海作戦連合部隊は英空母クイーン・エリザベス機動部隊の近くでミサイル発射演習を行なう]

6月28日には対空防衛演習などが実施されました。
[ロシア海軍地中海作戦連合部隊は地中海東部で対空防衛演習を実施した]

翌6月29日にも対空防衛演習が実施されましたが、こちらは敵の無人機の攻撃を想定したものだったようです。

[地中海東部でロシア海軍とロシア航空宇宙軍の合同防空演習が実施された]

演習完了後の7月5日、地中海を去り、ダーダネルス海峡へ入りました。
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[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦モスクワとフリゲート アドミラル・エッセンは地中海を去った]
その後、母港セヴァストーポリへ帰投しました。

8月初頭にセヴァストーポリを出航し、8月7日にボスポラス海峡へ入り、その後、地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"は地中海東部(シリア沖)へ行く]

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その後、2021年8月17日から20日までトルコイスタンブールで開催される防衛展示会IDEF(International Defense Industry Fair)'21へ参加する為、8月16日に同地へ到着しました。



『IDEF 2021』が終わった後、「アドミラル・エッセン」は再び地中海へ向かいます。

近代化改装中のロシア海軍バルト艦隊の警備艦ネウストラシムイの係留試験が始まった

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2021年8月18日16時34分配信
【警備艦「ネウストラシムイ」の係留試験が始まった】

沿バルト造船工場『ヤンターリ』は、プロジェクト11540警備艦「ネウストラシムイ」の修理及び近代化の後の係留試験を開始した。
同社広報サービスが伝えたように、試験には、艦のシステムの製造および供給へ参加した契約企業の代表が関わる。


係留試験期間中、合計41の係留証明書の停止が控えている。
その完了は10月に計画されており、その後、艦は航行試験の為に海上へ出る。

「ネウストラシムイ」は2014年から造船工場『ヤンターリ』で修理されている。
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それは2016年の復帰が計画されていたが、問題点の洗い出しにより大量の追加作業が必要となり、警備艦の引き渡しは2017年11月に延期された。
その後、それは2018年~2019年になった。

今年2月、『ヤンターリ』総取締役イリヤ・サマリンは、「ネウストラシムイ」は2021年末までに海軍へ引き渡さなければならないと言った。

「ネウストラシムイ」プロジェクト11540「ヤストレブ」警備艦のトップであり、1993年に『ヤンターリ』で建造された。
それは、敵潜水艦の捜索、探知、追尾及び破壊、海上における戦闘艦及び船舶の対艦及び対潜防衛の為、海上及び基地で水中及び水上目標へ打撃を与え、陸軍の戦闘行動の支援、上陸支援、更には、海上揚陸部隊のカバーの為に意図されている。

艦の排水量は3590トン、速力-30ノット、自立行動期間-30日、乗組員-210名。
兵装:砲装置AK-100、ミサイル「キンジャール」、「コールチク」、533mm魚雷、ヘリコプターKa-27



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プロジェクト11540警備艦の1番艦「ネウストラシムイ」は、カリーニングラード『ヤンターリ』造船所で1987年3月25日に起工され、1988年5月25日に進水し、1990年12月28日にソ連海軍へ納入されました。
1991年3月14日にバルト艦隊へ編入されましたが、正式な就役式典となる海軍旗初掲揚式典が開催されたのは、ソ連邦解体後の1993年1月24日でした。

就役前の「ネウストラシムイ」(1991年11月)
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就役後、1994年、2002年、2004年、2006年、2007年にNATO海軍との合同演習『BALTOPS』へ参加しました。

2003年にはロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンイギリス訪問に同行し、ロンドンを訪れました。

2004年8月~9月には、初の地中海遠征を行ない、この間にフランス、スペイン、ポルトガルを訪問しました。

警備艦「ネウストラシムイ」は、2008年秋にロシア海軍で最初のアデン湾海賊対処任務に就きました。
[ロシア海軍第1次ソマリア遠征]

2008年のアデン湾海賊対処任務の際に「ネウストラシムイ」が捕獲したソマリア海賊のボート
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そして2010年初頭、2度目のアデン湾海賊対処任務に就きました。
[ロシア海軍第6次ソマリア遠征]

2010年2月5日にはソマリア海賊7名を拘留しました。
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[ロシア海軍フリゲート「ネウストラシムイ」、ソマリア海賊拘留]
[ロシア海軍フリゲート「ネウストラシムイ」、ソマリア海賊を拘留(RIAノーボスチ)]

2011年6月にはデンマークコペンハーゲンを訪問しました。

2012年7月から9月に掛けて北方艦隊大型揚陸艦と共に地中海へ派遣されました。
[北方・バルト・黒海艦隊合同艦船グループの地中海遠征(2012年7月-9月)]

その後、オーバーホールが行なわれました。
[フリゲート「ネウストラシムイ」は長期航海の為に修理を実施する]

「ネウストラシムイ」は、2013年3月下旬にバルチースクを出港、3度目の海賊対処任務の為にアデン湾へ向かい、10月17日に帰投しました。
[フリゲート「ネウストラシムイ」は3度アデン湾から帰ってきた]


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その後、カリーニングラード『ヤンターリ』造船所へ回航され、修理および部分的な近代化改装(一部の電子機器の換装)が始まりました。

ガスタービン機関は、サマーラ工場で修理されました。
[ロシア海軍のフリゲート"ネウストラシムイ"のガスタービン機関はサマーラで修理される]

当初、「ネウストラシムイ」は2015年末までに復帰する計画でしたが、2016年末、そして2017年11月と何度も延期される事になりました。
[ロシア海軍のフリゲート「ネウストラシムイ」は2015年に復帰する]
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦(フリゲート)ネウストラシムイは2016年末に復帰する]
[近代化改装されるロシア海軍バルト艦隊の警備艦(フリゲート)ネウストラシムイは2017年11月に復帰する]

「ネウストラシムイ」の舷側番号は、就役以来「712」でしたが、2017年春頃に「772」へ変更されました。
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2018年2月14日14時30分頃(モスクワ時間)、『ヤンターリ』で修理中の「ネウストラシムイ」で火災が発生しました。
火災は同日16時31分に鎮火しました。
消火には54名の消防隊員と15両の消防車が参加し、負傷者は居ませんでした。

『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2018年2月14日20時54分配信
【緊急事態省:警備艦「ネウストラシムイ」の火災は2時間で消し止められた】

「ネウストラシムイ」の修理完了は、2019年に延期される事になりました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ネウストラシムイは2019年に近代化改装を完了する]
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ネウストラシムイは2019年に近代化改装を終えて復帰する]

そして結局、2019年中の修理完了も実現せず、翌2020年に延期される事になりました。
[修理中の警備艦ネウストラシムイは2020年にロシア海軍バルト艦隊へ復帰する]

しかし、2020年中の復帰も実現せず、翌2021年に延期されました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ネウストラシムイの近代化改装は2021年に完了する]

2021年8月18日、ようやく「ネウストラシムイ」の係留試験(造船所の岸壁で各機器の動作点検)が始まりました。
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係留試験は2021年10月に完了し、その後、洋上試験が始まります。


プロジェクト11540警備艦は2隻がロシア海軍へ就役しています。

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2番艦「ヤロスラフ・ムードルイ」は1991年に起工された後、資金難で工事が中断され、2000年代半ば以降に工事が再開され、2009年6月19日にロシア海軍へ納入、同年7月24日にバルト艦隊へ編入され、正式に就役しました。
[ネウストラシムイ級2番艦「ヤロスラフ・ムードルイ」はロシア海軍へ納入された ]
[フリゲート「ヤロスラフ・ムードルイ」、バルト艦隊に編入 ]

2019年7月24日には就役10周年を迎えました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイは就役10周年を迎えた]

2019年10月から2020年5月までインド洋への遠距離航海を行ないました。
[警備艦ヤロスラフ・ムードルイのインド洋遠征(2019年10月-2020年5月) ]

その後はバルト海で何度も演習を行なっています。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはバルト海で対空戦闘訓練を行なった]

3番艦「トゥマン」は1993年に起工されましたが、1998年に工事は中止され、その後も再開される事は無く、2015年には正式に工事中止が決まりました。
[ロシア海軍は警備艦トゥマンと練習艦ボロジノの建造を完全に断念した]
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ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ヴェリキー・ノヴゴロドは黒海で戦闘訓練を行なう

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア黒海地域情報供給部(セヴァストーポリ市)発表
2021年8月18日9時30分配信
【黒海艦隊の潜水艦「ヴェリキー・ノヴゴロド」乗組員は錬成任務移行の為に海上へ出た】

黒海艦隊潜水艦「ヴェリキー・ノヴゴロド」乗組員は、錬成任務L-2移行の為に海上へ出た。

海上へ出る前に潜水艦乗員は、戦闘及び航海の組織的な緊急準備へ取り組み、駐留所から出た後、指定深度への潜航を行なった。

海上射爆場で潜水艦の乗組員は、小型対潜艦「カシモフ」が役割を演じる仮想敵艦の捜索及び破壊の演習を行ない、更に、対潜艦の攻撃から逃れる目的で水中位置での操艦へ取り組む。
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錬成任務への移行中、潜水艦「ヴェリキー・ノヴゴロド」乗組員は、双務演習の枠組みで水上艦への実弾魚雷射撃を実施し、乗組員は自身の任務への取り組みの枠組みで対潜兵装の使用を伴う潜水艦の捜索及び仮想破壊を行なう。

任務L-2は、単艦で海上での全範囲の自身の任務を自立して遂行する為の潜水艦の乗組員の準備に不可欠の要素である。



プロジェクト06363通常動力潜水艦の5番艦B-268「ヴェリキー・ノヴゴロド」は、2014年10月30日に起工され、2016年3月18日に進水し、2016年10月26日に就役しました。

[黒海艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦5番艦ヴェリキー・ノヴゴロドはロシア海軍へ就役した]

就役後も同型艦「コルピノ」(2016年11月24日就役)と共にバルト海で慣熟訓練を行ない、2017年7月30日の『ロシア海軍の日』にはクロンシュタットの観艦式へ参加しました。
[2017年7月30日にクロンシュタットとサンクトペテルブルクで挙行される『ロシア海軍の日』観艦式には約40隻の艦船が参加する]

2017年8月中旬、「コルピノ」と共に黒海艦隊基地へ向けて出航し、8月16日には北海へ入りました。
[ロシア海軍の最新潜水艦ヴェリキー・ノヴゴロドとコルピノは黒海艦隊基地へ向かった]

2017年8月28日にはジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
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[ロシア海軍黒海艦隊の最新潜水艦ヴェリキー・ノヴゴロドとコルピノは地中海へ入った]

2017年9月1日には地中海東部に展開する他のロシア海軍艦船と共に各種の演習を行ないました
[ロシア海軍黒海艦隊の最新潜水艦ヴェリキー・ノヴゴロドとコルピノは地中海で演習を行なう]

2017年9月14日、同型艦「コルピノ」と共にシリアデリゾールISIL(イラク・レバントのイスラム国)施設へ初めて計7基の有翼ミサイル「カリブル」を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ヴェリキー・ノヴゴロドとコルピノはシリアのデリゾールのISIL(イラク・レバントのイスラム国)へ巡航ミサイルを発射した]

2017年9月22日、「ヴェリキー・ノヴゴロド」シリアイドリブ『アル=ヌスラ戦線』の施設へ計3基の有翼ミサイル「カリブル」を発射しました。

[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ヴェリキー・ノヴゴロドはシリアのイドリブの『アル=ヌスラ戦線』へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

2017年10月5日、同型艦「コルピノ」と共にシリア政府軍の攻勢を支援する為、再びデリゾールISIL施設へ計10基の有翼ミサイル「カリブル」を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ヴェリキー・ノヴゴロドとコルピノはシリア政府軍の攻勢を支援する為、デリゾールのISIL(イラク・レバントのイスラム国)へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

2017年10月31日、「ヴェリキー・ノヴゴロド」は、シリアデリゾールへ計3基の「カリブル」を発射しました。

『タス通信』より
2017年10月31日17時53分配信
【潜水艦「ヴェリキー・ノヴゴロド」はデリゾールの『イスラム国』戦闘員へ「カリブル」で打撃を与えた】

その後も同型艦「コルピノ」と共に地中海東部に滞在し続ける事になり、2018年3月~4月には、予備の乗組員チームと交代しました。
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2019年3月27日、「ヴェリキー・ノヴゴロド」地中海東部を離れ、ダーダネルス海峡及びボスポラス海峡を通過して黒海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ヴェリキー・ノヴゴロドは地中海を去り、黒海へ入った]

2019年3月29日、「ヴェリキー・ノヴゴロド」は、就役後初めてセヴァストーポリへ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ヴェリキー・ノヴゴロドはセヴァストーポリへ到着した]


その後セヴァストーポリを出航し、2019年4月3日には、所属する第4独立潜水艦旅団の本来の母基地であるノヴォロシースク海軍基地へ到着しました。
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[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ヴェリキー・ノヴゴロドはノヴォロシースク海軍基地へ到着した]

2020年10月26日、同型艦「コルピノ」と共に黒海へ出航し、各種演習を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ヴェリキー・ノヴゴロドとコルピノは黒海で演習を行なった]

2021年3月10日、同型艦「コルピノ」と共に演習を行なう為、黒海へ出航しました。

[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ヴェリキー・ノヴゴロドとコルピノは黒海で演習を行なう]
演習は3月18日に終わりました。

その後、同型艦「コルピノ」と共に再び出航し、3月29日には魚雷発射訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ヴェリキー・ノヴゴロドとコルピノは黒海で魚雷を発射した]

2021年6月~7月にセヴァストーポリで修理が行なわれました。
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2021年8月18日に黒海へ出航しました。

記事中に出てくる錬成任務L-2というのは、海上における乗組員の一通りの訓練の事です。
(その前に、基地に停泊した状態で一通りの訓練を行なう錬成任務L-1を遂行する)


06363の1番艦「ノヴォロシースク」は2021年2月中旬にクロンシュタットへ到着し、2月下旬からサンクトペテルブルク『アドミラルティ造船所』でオーバーホールが行なわれています。
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[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ノヴォロシースクはクロンシュタットへ行く]

06363の2番艦「ロストフ・ナ・ドヌー」は、2021年2月までサンクトペテルブルクでオーバーホールを行なった後、3月初頭に地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーは地中海東部に居る]

06363の3番艦「スタールイ・オスコル」は、2020年12月下旬から地中海東部に滞在しています。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦スタールイ・オスコルはバルト海から黒海への移動を準備する]

06363の4番艦「クラスノダール」は、2020年7月末からクロンシュタットでオーバーホールを行ない、今もバルト海に留まっています。
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06363の6番艦「コルピノ」は黒海に居ます。
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ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはジブラルタル海峡を通過して地中海へ入った

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2021年8月18日11時0分配信
【大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は地中海へ入った】

遠距離航海任務を遂行している北方艦隊大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、地中海へ入った。
本日未明、それはジブラルタル海峡を通過した。
艦は東へ向かって進路を保持している。

近い内に北方艦隊将兵は、在庫を補充する為にアルボラン海の投錨停泊地点へ停まる。
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地中海で艦は、地中海ロシア海軍常設作戦連合部隊の一員として行動する。

北方艦隊主要基地セヴェロモルスク市から「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」が出たのは6月28日だった。
その乗組員は主要海軍パレードへ参加し、その後、北方艦隊の軍部隊管理の為の指揮-参謀訓練中に大西洋で実地行動の個々のエピソードへの取り組みを完了した。



ロシア北方艦隊大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」(1982年1月10日就役/2010年12月7日再就役)は、2021年6月中旬にバレンツ海で戦闘訓練を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはバレンツ海で対空戦闘訓練を実施した]

その後、北方艦隊最新鋭大型揚陸艦「ピョートル・モルグノフ」(2020年12月23日就役)と共にバレンツ海へ出航し、各種訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭大型揚陸艦ピョートル・モルグノフは海軍歩兵部隊の乗船訓練を実施し、バレンツ海へ出航した]


2021年6月28日、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」を含む北方艦隊艦船部隊は、『ロシア海軍の日』(7月の最終日曜日)にクロンシュタット泊地で行なわれる観艦式(主要海軍パレード)へ参加する為、セヴェロモルスクを出航し、バルト海へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の水上艦はバルト海へ向かった]

7月11日にクロンシュタットへ到着しました。
[2021年7月25日のクロンシュタットの『ロシア海軍の日』観艦式(主要海軍パレード)へ参加する北方艦隊の大型水上艦は現地へ到着した]

7月25日の『ロシア海軍の日』クロンシュタット泊地の観艦式へ参加しました。



観艦式が終わった後、北方艦隊の艦はクロンシュタットを去り、バルト海を出て北東大西洋へ入りました。

8月4日から北方艦隊指揮-参謀訓練が始まり、クロンシュタット『ロシア海軍の日』観艦式(主要海軍パレード)へ参加し、基地へ戻る途中の北方艦隊の水上艦も北東大西洋で演習へ参加しました。
[クロンシュタットの『ロシア海軍の日』観艦式(主要海軍パレード)へ参加した北方艦隊の水上艦は北東大西洋で演習を開始した]

主要海軍パレード及び指揮-参謀訓練へ参加した北方艦隊の水上艦~ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」、フリゲート「アドミラル・カサトノフ」は、8月11日に母港セヴェロモルスクへ帰投しました。
[クロンシュタットとサンクトペテルブルクの『ロシア海軍の日』観艦式(主要海軍パレード)へ参加した北方艦隊の水上艦は母港セヴェロモルスクへ帰投した]

しかし、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」支援船(おそらくは救助曳船「アルタイ」給油船「アカデミック・パシン」)はセヴェロモルスクへ戻らず、グレートブリテン島北東のマレー湾に投錨停泊しました。
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8月11日、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」支援船マレー湾を去り、遠距離航海へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはグレートブリテン島北東沖から去り、遠距離航海へ出発した]

8月12日には、同じく主要海軍パレードへ参加した後にバルト海から出た太平洋艦隊プロジェクト20385コルベット「グレミャーシチー」(2020年12月29日就役)及び黒海艦隊プロジェクト12700対機雷防衛艦「ウラジーミル・イェメリヤノフ」(2019年12月28日就役)が合流し、8月13日に英仏海峡へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフと太平洋艦隊のコルベット"グレミャーシチー"と黒海艦隊の対機雷防衛艦ウラジーミル・イェメリヤノフは英仏海峡へ入った]
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そして8月18日にジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
「グレミャーシチー」「ウラジーミル・イェメリヤノフ」については触れられていませんが、おそらくは一緒に地中海へ入ったようです。

今後、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」アルボラン海で物資を補充した後に地中海東部へ向かいます。