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ロシア海軍黒海艦隊の黒海での演習は完了した


『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2022年1月31日8時45分配信
【黒海艦隊の艦は海上での任務遂行後に恒久駐留所へ戻った】

黒海艦隊戦闘艦支隊は、黒海エリアでの演習を実施した後に恒久駐留所であるクリミア及びノヴォロシースクの海軍基地へ戻った。

戦闘訓練射爆場で艦の乗組員は多種及び同種戦術グループを構成し、海上戦闘を実施する戦闘演習任務を遂行し、仮想敵の艦及び空中攻撃手段を模した標的への砲射撃を実施した。

これに加え、統制システムと戦闘訓練を改善する目的で艦の乗組員は、無防備の泊地への停泊中、更には海上移動中の通信、ダメージコントロール、対空、対潜、対破壊工作防衛の訓練を実施した。

計画メンテナンスと物資の備蓄の補充後、黒海艦隊の艦の乗組員は意図された任務の遂行を続ける。

完了した黒海艦隊の計画演習には、様々なグループ、打撃艦グループ捜索打撃グループ、更には揚陸艦支隊を構成する20隻以上の様々なクラスの艦が関わった:フリゲート、警備艦、小型ロケット艦、ロケット艇、揚陸艦、小型対潜艦、そして更に対機雷防衛艦




2022年1月26日、黒海艦隊の20隻以上の各種艦船は、黒海で演習を行なう為にセヴァストーポリ及びノヴォロシースクから出航しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の20隻以上の艦船は黒海で演習を行なう]

先ず初めに、海洋掃海艦「イワン・アントノフ」(466、2019年1月26日就役)、「イワン・ゴルベツ」(911、1973年11月30日就役)、「ワレンチン・ピクリ」(770、2002年1月20日就役)などによる掃海訓練が実施されました。
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[ロシア海軍黒海艦隊の掃海艦は黒海で掃海訓練を実施した]

次に、小型対潜艦「スーズダレツ」(071、1983年1月3日就役)と「エイスク」(054、1990年2月28日就役)は対空戦闘訓練を実施しました。
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[ロシア海軍黒海艦隊の小型対潜艦スーズダレツとエイスクは黒海で対空防衛戦闘訓練を実施した]

1月28日にはフリゲート「アドミラル・エッセン」(490、2016年6月7日就役)、警備艦「ラードヌイ」(861、1981年2月25日就役)、ロケット艇「ナーベレジヌイェ・チェルヌイ」(953、1992年3月23日就役)、R-60(955、1987年12月12日就役)などが黒海で砲撃訓練を行ないました。
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[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート アドミラル・エッセン、警備艦ラードヌイ、ロケット艇ナーベレジヌイェ・チェルヌイ、R-60は黒海で砲撃訓練を実施した]


演習は1月31日までに完了し、20隻以上の参加艦船はセヴァストーポリ港ノヴォロシースク港へ帰投しました。
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ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフとフリゲート「アドミラル・カサトノフ」はノルウェー海南部で潜水艦の捜索訓練を実施した



『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2022年1月31日5時15分配信
【北方艦隊のロケット艦と航空隊はノルウェー海で対潜任務へ取り組んだ】

北極派遣グループとの演習の枠組みで、北方艦隊戦闘艦・支援船支隊ノルウェー海で対潜任務へ取り組んだ。

ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」フリゲート「アドミラル・フロータ・カサトノフ」は、対潜ヘリコプターを使用して仮想敵潜水艦の捜索を行なった。

船員は、艦内水中音響複合体の助力、更には飛行士からの情報による様々な方法での潜水艦の捜索戦術を改善した。

近代化された対潜ヘリコプターKa-27Mの飛行士は、フリゲート「アドミラル・フロータ・カサトノフ」艦上からの発艦を行ない、標準電波技術兵装と艦内水中音響複合体を使用した潜水艦の目視、電波位置測定及び磁気捜索の複合活動を実行した。

ロシア連邦軍の訓練計画に沿って、2022年1月~2月にロシア海軍の全ての艦隊の担当ゾーンで一連の演習が行なわれる。
戦闘訓練活動は、ロシア海軍総司令官ニコライ・エフメノフ大将の総指揮下で行なわれる。

演習の主な方向性は、世界の大洋におけるロシアの国益を防護する為の海軍航空宇宙軍の部隊の行動への取り組み、更には海と大洋方向からのロシア連邦への軍事的脅威への対抗に在る。

演習は、ロシア領に隣接する海域、更には世界の大洋の作戦上重要な海域を対象とする。
各々の演習は、地中海、北海、オホーツク海大西洋北東部及び太平洋で行なわれる。

合計で140隻以上の戦闘艦及び支援船、60機以上の飛行装置、1000両の軍用車両、約10000名の軍人の活動への参加が計画されている。



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ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」(1986年11月5日就役/2016年12月26日再就役)は、2021年7月25日の『ロシア海軍の日』クロンシュタットの観艦式(主要海軍パレード)へ参加し、8月初頭に北東大西洋で演習を行なった後、8月11日にセヴェロモルスクへ帰投しました。
[クロンシュタットとサンクトペテルブルクの『ロシア海軍の日』観艦式(主要海軍パレード)へ参加した北方艦隊の水上艦は母港セヴェロモルスクへ帰投した]
2021年9月15日には長距離対艦ミサイル「ヴルカーン」を発射しました。
[ロシア海軍北方艦隊と太平洋艦隊の長距離対艦ミサイル(グラニート/ヴルカーン)発射訓練(2021年9月)]

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フリゲート「アドミラル・フロータ・カサトノフ」(2020年7月21日就役)は、2022年1月上旬にバレンツ海ヘリコプターの着艦訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊のフリゲート「アドミラル・カサトノフ」はバレンツ海でヘリコプターの着艦訓練を実施した]

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大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」(1982年1月10日就役/2010年12月7日再就役)は、2021年6月末からバルト海、地中海、大西洋(赤道ギニア沖)への遠距離航海を行ない、同年12月1日にセヴェロモルスクへ帰投しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは遠距離航海を終えて母港セヴェロモルスクへ帰投した]
2022年1月10日には就役40周年を迎えました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは就役40周年を迎えた]

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中型海洋給油船「ヴャジマ」(1982年9月29日就役)は、2020年12月末~2021年4月下旬に行なわれたフリゲート「アドミラル・カサトノフ」地中海遠征へ同行しました。
[ロシア海軍北方艦隊の中型海洋給油船ヴャジマと救助曳船ニコライ・チケルは地中海遠征から帰投した]


2022年1月18日、この4隻はバレンツ海へ出航し、隊列を組んで航行訓練や洋上補給訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦船はバレンツ海で航行訓練を行なった]


2022年1月26日未明、フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」、大型対潜艦「セヴェロモルスク」、大型揚陸艦「イワン・グレン」などがバレンツ海へ出航し、演習を開始しました。
[ロシア海軍北方艦隊はバレンツ海での演習を開始した]

続いてロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」、フリゲート「アドミラル・フロータ・カサトノフ」、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」なども演習へ参加する為にバレンツ海へ出航しました。

[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフ、フリゲート「アドミラル・カサトノフ」、大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは演習へ参加する為に出航した]

「アドミラル・ゴルシコフ」などの北方艦隊艦船がバレンツ海で各種の戦闘訓練を行なう一方、「マルシャル・ウスチーノフ」部隊はバレンツ海を離れてノルウェー海を南下し、1月末には同海域で潜水艦の捜索訓練を行ないました。
この部隊に随伴している給油船「ヴャジマ」の位置から見て、訓練はノルウェー海南部で行なわれたようです。

「マルシャル・ウスチーノフ」部隊は、今後、北東大西洋で演習を実施するようです。
[2022年2月上旬のロシア海軍の北東大西洋演習はアイルランドの排他的経済水域の外で実施される]

ロシア海軍はエアクッション輸送船ハスカ-10に関心を示している


『タス通信』より
【海軍はエアクッション船「ハスカ-10」に関心を表している】
モスクワ、1月30日/タス通信

ロシア海軍は、『カラシニコフ』グループ企業が製造するエアクッション船「ハスカ-10」に大きな関心を表している。
造船企業『ルイビンスク造船所』(グループの傘下)総取締役セルゲイ・アントノフは語った。
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「この船に海軍は大きな関心を表しています。
何故ならば、これは極北の条件下あるいは開発されたインフラが無い他の場所で機材、貨物の為の信頼できる全天候輸送船ですからね」
アントノフ
は日曜日にテレビ局『ズヴェズダー』の番組『軍への受け入れ品』で話した。

彼は、「ハスカ-10」は重量10トンまでの様々な貨物を収容できると説明した。
「ここには4台のUAZ、チグル型の車両、UAZバンを収容できます」
『ルイビンスク造船所』
総取締役は指摘した。

彼によると、船は更に貨物旅客船あるいは旅客船としても考慮されている。

2021年8月、『カラシニコフ』グループ企業は、フォーラム『アルミヤ-2020』の前に産業貿易省の発注下で開発されたエアクッション揚陸艦「ハスカ-10」を発表したと報じられた。

『ルイビンスク造船所』「ハスカ-10」の開発へ2018年初頭に着手した。
作業は国家プログラム『2013~2030年の氷棚地開発の為の造船及び技術の開発』の枠組みで行なわれている。
このエアクッション船は、マイナス50度までの気象条件下で、あらゆる条件下で移動できる。

ロシア海軍黒海艦隊の海洋掃海艦ワレンチン・ピクリは就役20周年を迎えた

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア黒海地域情報供給部(セヴァストーポリ市)発表
2022年1月29日8時20分配信
【ノヴォロシースク海軍基地は海洋掃海艦「ワレンチン・ピクリ」の(海軍)旗掲揚20周年を迎えた】

黒海艦隊ノヴォロシースク海軍基地海洋掃海艦「ワレンチン・ピクリ」艦上で、聖アンドレイ旗掲揚20周年及び艦の命名20周年に捧げられる行事が開催された。

艦の日は、乗組員が艦隊の一員として演習へ参加した海上への出航を終えた後に祝われた。

恒久駐留所へ到着した艦の乗組員の為に行事が開催され、演習中に顕著な働きを見せた将兵の表彰で終わった。

艦は2000年に進水し、その仕事の大部分をロシア及びソヴィエト海軍の歴史へ捧げた作家ワレンチン・サヴィチ・ピクリに因んで命名された。
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(海軍)旗掲揚式典は、ロモノソフ市(レニングラード州)で2002年1月26日に開催され、その後、艦は黒海艦隊への移動を行ない、ノヴォロシースク海軍基地の一員として加わった。



【海洋掃海艦「ワレンチン・ピクリ」】
プロジェクト266ME海洋掃海艦「ワレンチン・ピクリ」は、元々はインド海軍向けとして1990年にレニングラード『中部ネヴァ川造船工場』で起工されましたが、その後、インドが発注をキャンセルした為にロシア海軍へ引き取られる事になり、2000年5月30日に進水し、2002年1月26日に海軍旗初掲揚式典を開催し、正式にロシア海軍へ就役しました。

2002年6月~7月、「ワレンチン・ピクリ」ノヴォロシースクへ回航され、黒海艦隊へ編入されました。

就役以来、一度も黒海から出た事のない「ワレンチン・ピクリ」でしたが、2016年5月12日-13日頃にノヴォロシースクを出航し、5月14日にボスポラス海峡を南下しました。
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2016年5月17日までにシリア沖へ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の海洋掃海艦ワレンチン・ピクリはシリア沖に到着した]

「ワレンチン・ピクリ」は、2016年8月17日にボスポラス海峡を北上し、その後ノヴォロシースクへ帰港しました。

それから7ヶ月ほど経過した2017年3月24日、「ワレンチン・ピクリ」ボスポラス海峡を南下して地中海へ入り、3月27日までにシリア沖へ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の海洋掃海艦ワレンチン・ピクリは再び地中海東部(シリア沖)へ派遣された]

「ワレンチン・ピクリ」は、2017年8月7日にボスポラス海峡を北上し、その後ノヴォロシースクへ帰港しました。

それから1年後の2018年8月下旬、「ワレンチン・ピクリ」は、三度シリア沖へ派遣される事になりました。
[ロシア海軍黒海艦隊の海洋掃海艦ワレンチン・ピクリは地中海東部(シリア沖)へ向かった]

9月1日から8日まで地中海東部で実施されたロシア海軍ロシア航空宇宙軍の大規模演習へ参加しました。

[ロシア海軍とロシア航空宇宙軍の地中海演習(2018年9月1日~8日)]

その後も地中海東部に滞在していましたが、2018年12月27日、ダーダネルス海峡及びボスポラス海峡を通過して黒海へ入り、その後、母港ノヴォロシースクへ帰投しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の海洋掃海艦ワレンチン・ピクリは地中海を去り、母港ノヴォロシースクへ向かった]

その後は黒海で行動していましたが、2019年10月15日にボスポラス海峡を南下して地中海へ入り、2019年7月から地中海に居た海洋掃海艦「コヴロヴェツ」と交代しました。
(「コヴロヴェツ」対水中工作艇「スヴォーロヴェツ」、海洋曳船MB-304と共に11月3日にボスポラス海峡を北上)

2020年1月30日にダーダネルス海峡及びボスポラス海峡を通過し、母港への帰路に就きました。
[ロシア海軍黒海艦隊の海洋掃海艦ワレンチン・ピクリは地中海を去った]

2020年12月初頭、「ワレンチン・ピクリ」地中海東部へ派遣される事になりました。
「ワレンチン・ピクリ」と共に救助曳船「プロフェッソル・ニコライ・ムール」地中海東部へ向かいました。
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[ロシア海軍黒海艦隊の海洋掃海艦ワレンチン・ピクリは地中海東部(シリア沖)へ派遣される]

地中海東部で2021年の新年を迎えました。
[ロシア海軍黒海艦隊の10隻以上の艦船が地中海に滞在している]

2021年1月26日には地中海東部(シリアタルトゥース港沖)で砲撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊の海洋掃海艦ワレンチン・ピクリはシリアのタルトゥース沖で砲撃訓練を行なった]
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2021年2月25日に地中海東部を去り、ダーダネルス海峡へ入り、その後に母港ノヴォロシースクへ帰投しました。
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[ロシア海軍黒海艦隊の海洋掃海艦ワレンチン・ピクリは地中海を去り、母港ノヴォロシースクへの帰路に就いた]

2021年7月上旬にケルチ海峡で掃海訓練を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2022年7月7日11時20分配信
【黒海艦隊の海洋掃海艦「ワレンチン・ピクリ」乗組員はケルチ海峡で対機雷行動へ取り組んだ】


2021年1月末から始まった黒海艦隊の大規模演習へ参加し、1月26日に掃海訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊の掃海艦は黒海で掃海訓練を実施した]

掃海訓練を終えた後、ノヴォロシースク海軍基地へ帰投し、1月28日に就役20周年記念式典を開催しました。

ロシア海軍北方艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはセヴェロモルスク基地の対空防衛戦闘訓練を実施した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2022年1月30日18時0分配信
【巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は北方艦隊主要基地の対空防衛演習を実施した】

ロシア英雄・北方艦隊司令官アレクサンドル・モイセーエフ大将の指揮下で実施される北極派遣グループとの演習の枠組みで、重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」乗組員は、北方艦隊主要基地~セヴェロモルスクの対空防衛演習を実施した。

活動中、艦の高射ミサイル兵器と電波技術手段の戦闘準備態勢の維持の問題へ取り組み、巡洋艦のミサイル-砲戦闘班と電波技術戦闘部門の専門的な準備、更には当直勤務の水準が点検された。

演習は、艦及び艦隊本部への仮想敵空中攻撃手段の攻撃を撃退し、更には北方艦隊地域防衛管理センターから受け取った突然の実行のシナリオの下に主要駐留所で直接行われた。
空中目標を探知し、破壊する課題を軍事船員は、電波技術及び高射ミサイル兵装の管制装置の状況シミュレーションプログラムの助力を得て解決した。

重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は、陸上高射ミサイルシステムS-300の海上の同類であり、海上での艦船連合部隊、更には駐留所の対空防衛を保障し、半径100キロメートルで空中目標の撃破が可能な高射ミサイル複合体「フォルト」を装備する。



ロシア北方艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」(1998年4月18日就役)は、2021年4月18日に就役23周年を迎えました。
[ロシア海軍北方艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは就役23周年を迎えた]

5月21日、北方艦隊の演習へ参加する為にバレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは演習を行なう為にバレンツ海へ出航した]

演習は5月24日に終了しました。

[ロシア海軍北方艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはバレンツ海で演習を行なった]
[ロシア海軍北方艦隊はバレンツ海で戦術演習を行なった]

5月28日、演習を行なう為に再びバレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはバレンツ海で演習を行なう]

2021年6月1日(北方艦隊の創設記念日)、各種戦闘訓練を行なう為、ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」(1986年11月5日就役)と共にバレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーとロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海で戦闘訓練を開始した]

6月4日には北方艦隊航空隊航空機(おそらくは遠距離対潜哨戒機Tu-142)からデータを受け取り、ミサイル(おそらくは長距離対艦ミサイル)と艦砲(おそらくは130mm2連装砲AK-130)の模擬発射訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーとロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海で戦闘訓練を続けている]
その後、一旦セヴェロモルスクへ戻ったようです。

6月7日に北方艦隊の戦術演習が始まり、6月9日には「ピョートル・ヴェリキー」も、この演習へ参加する為に出航しました。
[ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーとロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはロシア海軍北方艦隊の戦術演習へ参加する]

6月10日には対空戦闘訓練を実施し、8基のミサイル標的「サマン」高射ミサイル複合体「キンジャール」(ピョートル・ヴェリキー)及び「オサー-MA」(マルシャル・ウスチーノフ)、そして130mm連装砲及び30mm6銃身機関砲により撃墜しました。
[ロシア海軍北方艦隊のナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーとロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海で対空戦闘訓練を実施した]

これで北方艦隊の戦術演習は完了し、「ピョートル・ヴェリキー」を始めとする演習参加部隊は母港への帰路に就きました。
[ロシア海軍北方艦隊のバレンツ海戦術演習は完了した]

7月1日、各種演習を行なう為にバレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊旗艦のナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはバレンツ海で演習を行なう]

7月2日、北方艦隊原子力潜水艦(第4世代艦を含む)は、バレンツ海ノルウェー海の深海域(深度500メートル以上)でシステム及び兵装の試験を開始しました。
[ロシア海軍北方艦隊の原子力潜水艦はバレンツ海とノルウェー海で深度500メートル以上の兵装試験を行なう]

深海域での試験は7月16日に完了しました。
[ロシア海軍北方艦隊の原子力潜水艦はバレンツ海及びノルウェー海での深度500メートル以上の兵装試験を完了した]

7月19日に母港セヴェロモルスクへ帰投した「ピョートル・ヴェリキー」も、この深海試験のサポート&エスコート役を務めていたようです。
[ロシア海軍北方艦隊旗艦のナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはバレンツ海とノルウェー海での原子力潜水艦の深海兵装試験の支援を完了した後に母港へ帰投した]


北方艦隊指揮-参謀訓練へ参加する為、8月5日にバレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊旗艦のナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは北方艦隊演習へ参加する為にバレンツ海へ出航した]

8月9日にノヴァヤゼムリャ列島沖で砲撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊旗艦のナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはノヴァヤゼムリャ沖で砲撃訓練を実施した]

9月15日にはバレンツ海で実施された北方艦隊の大規模演習中に対艦ミサイル「グラニート」を発射しました。

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2021年9月15日11時56分配信
【北方艦隊のロケット巡洋艦はバレンツ海で仮想敵揚陸支隊を破壊した】


2022年1月末から北方艦隊バレンツ海演習が始まり、「ピョートル・ヴェリキー」セヴェロモルスク基地で対空防衛戦闘訓練を実施しました。

2022年2月上旬のロシア海軍の北東大西洋演習はアイルランドの排他的経済水域の外で実施される

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『タス通信』より
2022年1月30日4時0分配信
【ロシア連邦海軍の演習はアイルランドの排他的経済ゾーンの外へ移動する】
ロンドン、1月29日/タス通信

ロシア国防省は2月初頭に計画されているロシア連邦海軍大西洋北東部の演習をアイルランドの排他的経済ゾーンの外へ移動させる決定を下した。
ダブリンロシア大使館から『タス通信』へ宛てられた声明では、こう述べられている。

「アイルランド政府からの要請に応え、そして更にアイルランドの南方及び西方の漁業生産組合へ向け、ロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグは、2月3日から8日に計画されているロシア連邦海軍の演習を、アイルランド漁師の伝統的な漁場での通常の業務の妨げを作らない目的でアイルランドの排他的経済ゾーンの外へ移動させる決定を下しました。
もう一度強調させて頂きますと、この演習は国際規則に完全に沿って行なわれるものであり、アイルランドには何ら脅威ではありません」

文書では、こう述べられた。

以前、アイルランドの漁師と政府要人は、演習実施に関連津、海洋植物と動物への潜在的な被害を恐れるという一連の声明を出した。
特に、水中音響機器の積極的な使用は、鯨目の代表に危険をもたらす可能性があると言われた。

アイルランドミホル・マーティン首相は、火曜日に共和国は国際海域と同国沿岸からかなり離れているが、アイルランドの排他的経済ゾーンで実施されるロシア軍事演習の実行を「歓迎しない」と述べた。
彼によると「そこには環境問題が有ります」

[大使館の立ち位置]
月曜日、ダブリンロシア大使ユーリ・フィラトフ『タス通信』へ、アイルランド当局は、「アイルランド側へ正式に通告しなければならない」ロシア連邦海軍の演習について如何なる心配の理由は無く、航空及び海上の安全に関する全ての必要な規則は遵守されると言った。

木曜日、彼はアイルランドの漁業分野の代表との会合を行ない、会話の後、彼らは来たるべき演習について大使館との理解の為に来たと言った。
大使は更に、アイルランドの漁師へ、演習海域での如何なる挑発的な行動も控えるように求めた。

[ロシアの演習について]
先週、ロシア国防省は、2022年1月~2月、ロシア海軍総司令官ニコライ・エフメノフ大将の総指揮下でロシア海軍の全ての艦隊の担当ゾーンで一連の演習が行なわれると発表した。
当局は、演習の主な方向性は、世界の大洋におけるロシアの国益を防護する為の海軍航空宇宙軍の部隊の行動への取り組み、更には海と大洋方向からのロシア連邦への軍事的脅威への対抗に在る事を強調した。

演習は、ロシア領に隣接する海域、更には世界の大洋の作戦上重要な海域を対象とする。
各々の演習は、地中海、北海、オホーツク海大西洋北東部及び太平洋で行なわれる。
合計で140隻以上の戦闘艦及び支援船、60機以上の飛行装置、1000両の軍用車両、約10000名の軍人の活動への参加が計画されている。

ロシア海軍太平洋艦隊の最新鋭戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・オレグは北方艦隊の原潜基地へ向かった

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『タス通信』より
2022年1月28日22時47分配信
【プロジェクト「ボレイ-A」原子力潜水艦「クニャージ・オレグ」は北方艦隊への移動を開始した】
モスクワ、1月28日/タス通信

プロジェクト「ボレイ-A」原子力水中巡洋艦「クニャージ・オレグ」北方艦隊への移動を開始した。
金曜日に『セヴマシュ』広報サービスは報道機関へ伝えた。

「『セヴマシュ』(『統合造船業営団』へ加入)が建造したプロジェクト"ボレイ-A"原子力水中巡洋艦クニャージ・オレグは、北方艦隊の一時的な駐留所へ向かいました。
当社の専門家は、艦の移動の準備へ参加しました」

同社は話した。

水中巡洋艦ロシア海軍へ昨年12月21日に引き渡され、太平洋艦隊に配備される。
国家試験中に巡洋艦白海エリアから弾道ミサイル「ブラヴァー」の射撃を成功裏に実施した。

ロケット艦第4世代原子力艦・改善プロジェクト955A「ボレイ-A」(設計者~サンクトペテルブルク海洋工学中央設計局『ルビーン』)に属する。
プロジェクトは根本的に新しい技術的解決策が実現され、機器は改善され、物理的フィールドの水準は低下し、安全性は向上し、輸入代替の複合作業が実行された。

現在、ロシア海軍には3隻の基礎プロジェクト955「ボレイ」「ユーリー・ドルゴルーキー」「アレクサンドル・ネフスキー」「ウラジーミル・モノマーフ」、そして更に2隻の近代化されたプロジェクト955A「ボレイ-A」艦「クニャージ・ウラジーミル」「クニャージ・オレグ」が在る。
更なる5隻の「ボレイ-A」潜水艦「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」「インペラートル・アレクサンドルIII」「クニャージ・ポジャールスキー」「ドミトリー・ドンスコイ」、「クニャージ・ポチョムキン」が様々な建造段階に在る。



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ロシア海軍第4世代戦略原子力潜水艦「ボレイ」シリーズの5番艦K-552「クニャージ・オレグ」は、2014年7月27日にセヴェロドヴィンスク造船所『セヴマシュ』(北方機械製造事業)で起工されました。
(改良型のプロジェクト955A「ボレイ-A」としては2番艦)
[ボレイ級戦略原潜5番艦クニャージ・オレグはロシア海軍の日に起工された]

2016年11月中旬までに強度船体(耐圧殻)の水密試験が完了しました。
(「ボレイ」級は複殻式船体)
[ロシア海軍の為の新世代戦略原潜ボレイ級5番艦クニャージ・オレグの船体(耐圧殻)の水密試験は完了した]

2020年7月16日に『セヴマシュ』造船台から出渠し、進水しました。

[ロシア海軍の最新鋭戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・オレグは進水した]

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進水後は『セヴマシュ』の岸壁で艤装工事が行なわれ、2021年5月30日に白海へ出航し、洋上試験を開始しました。
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[ロシア海軍の最新鋭戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・オレグは洋上試験を開始した]

6月17日にセヴェロドヴィンスクへ帰投しました。
[ロシア海軍の最新鋭戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・オレグは最初の洋上試験を終えてセヴェロドヴィンスクへ帰投した]

その後も「クニャージ・オレグ」の洋上試験は続き、2021年10月21日に弾道ミサイル「ブラヴァー」の発射試験が行なわれました。

[ロシア海軍の最新鋭戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・オレグ、弾道ミサイル"ブラヴァー"発射(2021年10月21日)]

2021年12月16日に受領証書へ署名されました。


2021年12月21日、「ヤーセン-M」原子力水中巡洋艦「ノヴォシビルスク」と共にセヴェロドヴィンスク聖アンドレイ旗掲揚式典を開催し、ロシア海軍へ正式に就役しました。
[戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・オレグと原子力水中巡洋艦ノヴォシビルスクはロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]

太平洋艦隊へ編入された「クニャージ・オレグ」ですが、先ずは北方艦隊に「仮住まい」しながら慣熟訓練を行なう事になり、2022年1月28日にセヴェロドヴィンスクを出航しました。

「クニャージ・オレグ」は、おそらくは2022年夏以降に太平洋艦隊の原潜基地(カムチャツカ半島ヴィリュチンスク)へ移動する事になるでしょう。

ロシア海軍の地中海演習へ参加するバルト艦隊と北方艦隊の6隻の大型揚陸艦がジブラルタル海峡を通過して地中海へ入った

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『インテルファクス』より
2022年1月27日22時1分配信
【地中海へもう1つのロシア海軍大型揚陸艦グループが入った】
モスクワ、1月27日、インテルファクス-ロシア

もう1つの3隻から成るロシア海軍大型揚陸艦グループは、木曜日にジブラルタル海峡を通行して地中海へ入った。
ブリテンの観察者はソーシャルネットワークで発表し、海峡を通過する写真を公表した。

データによると、地中海へ入った大型揚陸艦は、北方艦隊「オレネゴルスキー・ゴルニャク」、「ゲオルギー・ポベドノーセツ」、「ピョートル・モルグノフ」である。

先週土曜日、更にバルト艦隊の3隻の大型揚陸艦(「コロリョーフ」、「ミンスク」、「カリーニングラード」)ジブラルタルを進んだ。

ロシア国防省が発表したように、ロシア連邦海軍の6隻の大型揚陸艦地中海の演習へ向かっている。

「今年1月15日、6隻の大型揚陸艦で構成される北方・バルト艦隊艦支隊がバルチースク港から出航し、地中海の演習実施海域への移動を開始しました」
声明では、こう述べられた。

以前にロシア連邦国防省は、ロシア海軍地中海、北海、オホーツク海、大西洋北東部、太平洋で一連の演習を実施すると発表した。
1月と2月にロシア海軍が実施する演習には、140隻以上の艦と1万名以上の将兵が参加するとロシア連邦国防省は伝えた。



ロシア北方艦隊大型揚陸艦「オレネゴルスキー・ゴルニャク」(012、1976年6月30日就役)、「ゲオルギー・ポベドノーセツ」(016、1985年3月5日就役)、「ピョートル・モルグノフ」(117、2020年12月23日就役)は、2021年12月末にバレンツ海で戦闘訓練を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型揚陸艦ピョートル・モルグノフ、ゲオルギー・ポベドノーセツ、オレネゴルスキー・ゴルニャクはバレンツ海で戦闘訓練を実施した]

その後、2022年1月初頭にセヴェロモルスクを出航し、バルト海へ入りました。


バルト艦隊大型揚陸艦「カリーニングラード」(102、1984年12月9日就役)と「コロリョーフ」(130、1991年7月10日就役)は、2021年3月にバルト海を出て北海へ進出し、その後、地中海、黒海への遠距離航海を行ない、8月頃にバルチースクへ帰投しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の大型揚陸艦カリーニングラードとコロリョーフは黒海へ入った]

2021年11月、今度は大型揚陸艦「ミンスク」(127、1983年5月30日就役)と「コロリョーフ」地中海西部への遠距離航海を行ない、12月26日にバルチースクへ帰投しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の大型揚陸艦ミンスクとコロリョーフは遠距離航海を終えてバルチースクへ帰投した]


2022年1月17日、バルト艦隊大型揚陸艦「ミンスク」、「カリーニングラード」、「コロリョーフ」大ベルト海峡を通過して北海へ入りました。
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続いて1月18日、以前にバルト海へ入っていた北方艦隊大型揚陸艦「オレネゴルスキー・ゴルニャク」、「ゲオルギー・ポベドノーセツ」、「ピョートル・モルグノフ」大ベルト海峡を通過して北海へ入りました。
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[ロシア海軍のバルト艦隊と北方艦隊の6隻の大型揚陸艦が大ベルト海峡を通過して北海へ入った]

バルト艦隊大型揚陸艦3隻は1月22日にジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。

北方艦隊大型揚陸艦3隻も1月27日にジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。

6隻の大型揚陸艦は、2022年2月に地中海(おそらくは東部)で実施される4艦隊合同演習へ参加します。
[ロシア海軍は2022年2月に地中海で4艦隊(北方艦隊、太平洋艦隊、黒海艦隊、バルト艦隊)の艦船が参加する大規模演習を行なう]

ロシア海軍北方艦隊のフリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」はバレンツ海で砲撃訓練を実施した


『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2022年1月28日8時15分配信
【フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」はバレンツ海で砲射撃へ取り組んだ】

北極派遣軍グループとの北方艦隊の演習実施の枠組みで、フリゲート「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」乗組員は、仮想海上及び空中目標へ複合実地砲射撃を実施した。

フリゲートの乗組員が戦闘訓練へ取り組んだバレンツ海の艦隊射爆場は、民間船舶航行の為に閉鎖された。
演習計画下で艦は仮想敵の艇及び空中攻撃手段の攻撃を撃退した。

北極派遣グループとの演習は、北方艦隊司令官の指揮下で行なわれる。
それには1200名の人員、約140両の戦闘車両及び特殊車両、20機の飛行装置、30隻の艦、潜水艦、支援船が参加する。



1等多目的フリゲート・プロジェクト22350の1番艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」(ソ連邦海軍元帥ゴルシコフ)は、サンクトペテルブルク市『北方造船所』2006年2月1日に起工され、2010年10月29日に進水し、2018年7月28日にロシア海軍へ就役しました。
[プロジェクト22350フリゲート1番艦アドミラル・ゴルシコフはロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ編入された]
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「アドミラル・ゴルシコフ」北方艦隊第43ロケット艦師団へ編入されました。

就役の翌日の7月29日の『ロシア海軍の日』にはクロンシュタットの観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。


観艦式が終わった後、8月中はサンクトペテルブルクに滞在していましたが、9月1日に出航し、セヴェロモルスクへ向かいました。

2018年9月8日に北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着した]
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2018年9月18日、乗組員の慣熟訓練の為、バレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は慣熟訓練の為にバレンツ海へ出航した]

2018年10月2日、バレンツ海「高射ミサイル複合体」(ポリメント-リドゥート)を使用する対空防衛演習を行ない、ミサイル標的「サマン」を撃墜しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はバレンツ海で高射ミサイル"ポリメント-リドゥート"を発射した]

2018年10月4日、「アドミラル・ゴルシコフ」は、バレンツ海で再び高射ミサイル複合体「ポリメント-リドゥート」を空中標的及び海上標的へ発射しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は高射ミサイル"ポリメント-リドゥート"で海上目標と空中目標を撃破した]

その後、一旦基地へ戻っていたようですが、10月13日に再びバレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はバレンツ海で戦闘演習を行なう]

2018年10月23日には、高射ミサイル複合体「ポリメント-リドゥート」を空中標的へ発射しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は高射ミサイル"ポリメント-リドゥート"で空中目標を撃破した]

2018年11月8日~9日、北方艦隊潜水艦「カルーガ」が遭難したという想定下で救助演習が行なわれ、「アドミラル・ゴルシコフ」重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」と共に参加しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーとフリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は潜水艦の救助演習を行なった]

2018年12月4日、戦闘訓練を行なう為、バレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は戦闘訓練の為に出航した]

2018年12月6日、バレンツ海から有翼ミサイル「カリブル」(対地攻撃型)をロシア北西部チジャ射爆場へ発射しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はバレンツ海から巡航ミサイル"カリブル"を地上目標へ発射した]

「アドミラル・ゴルシコフ」の舷側番号は、就役前から「417」でしたが、2018年12月下旬までに「454」へ変更されました。
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北方艦隊水上艦で舷側番号400番台は駆逐艦に付けられているので、「アドミラル・ゴルシコフ」(プロジェクト22350フリゲート)は、駆逐艦と同格扱いになっているようです。


2019年1月26日、「アドミラル・ゴルシコフ」は戦闘訓練を実施する為、バレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は戦闘訓練の為にバレンツ海へ出航した]

1月28日にはA-192 130mm単装砲による海上および陸上目標への砲撃、更にはダメージコントロール訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はバレンツ海で130mm砲を発射した]

1月31日には、北方艦隊掃海艦と協同で機雷源を突破する訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はバレンツ海で機雷源突破訓練を行なった]

2月5日には、後方支援船「エリブルス」及び救助曳船「ニコライ・チケル」艦船支隊を編成し、北方艦隊副司令官ヴィクトール・ソコロフ中将が座乗する支隊の旗艦として行動しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はバレンツ海の演習で艦船支隊の旗艦を務めた]

『Marine Traffic』より
【「エリブルス」】
【曳船「ニコライ・チケル」】

2月26日、「アドミラル・ゴルシコフ」は、この2隻と共に遠距離航海へ出発し、大西洋へ向かいました。

[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は遠距離航海へ出発した]

3月3日にはノルウェー海艦載ヘリコプターを使用する潜水艦捜索訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はノルウェー海で潜水艦捜索訓練を行なった]

その後、北方艦隊艦船支隊には、プロジェクトREF-675中型海洋給油船の1番船「カーマ」(1982年9月29日就役)が合流しました。
『Marine Traffic』より
【給油船「カーマ」】

「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船は、グレートブリテン島北部のマレー湾で訓練を行なった後、3月5日にはラマンシュ海峡(英仏海峡)へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はラマンシュ海峡へ入った]

ロシア海軍の艦船がラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過する際には、必ずグレートブリテン海軍の水上艦が監視任務へ就きますが、今回は、45型駆逐艦「ディフェンダー」(2013年3月21日就役)でした。
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「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船は、3月8日にはラマンシュ海峡(英仏海峡)を出てケルト海へ入りました。
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[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過した]

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「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船は、3月12日にジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はジブラルタル海峡を通過して地中海へ入った]
[スペイン空軍の対潜哨戒機P-3は地中海西部でロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"を監視する]

その後、「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船は地中海を東へ進み、3月15日にはマルタ島周辺海域へ到達しました。
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[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はマルタ島周辺へ到達した]

3月19日には、地中海に居る北方艦隊大型対潜艦「セヴェロモルスク」と共に、艦載ヘリコプターによる潜水艦の捜索や遭難者の捜索救助訓練を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2019年3月19日16時54分配信
【北方艦隊のヘリコプター乗員は地中海の大型対潜艦「セヴェロモルスク」艦上からのフライトを行なった】

その後、「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船は地中海東部を通過してスエズ運河へ入り、3月21日には紅海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はスエズ運河を通過して紅海へ入った]
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3月25日にジブチへ寄港しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はジブチへ寄港した]
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3月28日にジブチを出航し、アデン湾へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はジブチを去り、アデン湾へ向かった]

4月1日にはインド洋(随伴船の位置から推察すると、正確にはアラビア海ソコトラ島東方海域)で対空戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はアラビア海で対空戦闘訓練を行なった]
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4月3日、「アドミラル・ゴルシコフ」スリランカコロンボ港へ入港しました。
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[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はスリランカのコロンボを訪れた]

4月6日、「アドミラル・ゴルシコフ」コロンボ港を出航し、中国青島へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はスリランカのコロンボを去り、中国へ向かった]

4月11日にマラッカ海峡へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はマラッカ海峡へ入った]
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4月13日には南シナ海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は南シナ海へ入った]

4月16日にはフィリピン海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はフィリピン海へ入った]
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4月20日に黄海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は黄海へ入った]

4月21日、「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船は青島へ到着しました。

[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は中国の青島港へ到着した]

4月23日には中国人民海軍創設70周年記念国際観艦式へ参加しました。

[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は中国への公式訪問を続けている]

4月26日、「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船は青島を出航し、ウラジオストクへ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は中国を去り、ウラジオストクへ向かった]

4月28日に対馬海峡へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は対馬海峡へ入った]

5月1日、「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船はウラジオストクへ到着しました。
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[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はウラジオストクへ到着した]

5月7日、「アドミラル・ゴルシコフ」ウラジオストク金角湾第33埠頭を離れ、ウラジオストク西岸のアムール湾へ移動しました。
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5月9日の大祖国戦争(1941年6月22日のナチスドイツ軍によるソ連侵攻開始から1945年5月9日のベルリン占領までのソ連-ドイツ戦争ロシア側公式呼称)勝利74周年記念行事へ参加した後、「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船は5月10日にウラジオストクを出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は中部太平洋へ向かった]
(ただし、給油船「カーマ」はそれよりも前に出航し、5月8日に津軽海峡を通過して太平洋へ入っている)

5月11日に津軽海峡を通過して太平洋へ入りました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2019年5月13日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船は太平洋を東進し、5月15日にはハワイ諸島付近へ到達しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はハワイ沖へ到達した]
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その後も「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船はハワイ諸島周辺海域に留まり、5月24日にはハワイ諸島南東海域で対潜演習を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はハワイ南東沖で対潜演習を行なった]

5月30日には、太平洋西部で捜索救助演習を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は太平洋西部で捜索救助演習を行なった]

6月8日、「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船は赤道を通過し、古くからの船乗りの伝統に従い、赤道祭が行なわれました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"で赤道祭が行なわれた]
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6月11日、「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船はエクアドルプエルト・ボリバル港へ入りました。
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[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はエクアドルのプエルト・ボリバル港を訪問した]

6月12日、プエルト・ボリバル港ロシア連邦の祝日『ロシアの日』を祝いました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はエクアドルで『ロシアの日』を祝った]

ソヴィエト連邦時代の1990年6月12日、ロシア・ソヴィエト連邦社会主義共和国の国家主権の宣言が採択された事を記念し、この日はロシア連邦の祝日となりました。
『ロシア・ビヨンド』(日本語版)より
【「ロシアの日」って何?】

6月13日、「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船はプエルト・ボリバル港を出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はエクアドルを去り、パナマ運河へ向かった]

6月15日には給油船「カーマ」から燃料を補充しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は南アメリカ沖で洋上給油を行なった]

「アドミラル・ゴルシコフ」は6月18日までにパナマ運河の通過を完了してカリブ海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はパナマ運河を通過してカリブ海へ入った]
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翌6月19日、他の3隻の随伴船多機能後方支援船「エリブルス」、給油船「カーマ」、救助曳船「ニコライ・チケル」パナマ運河へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の支援船はパナマ運河を通過する]

6月20日、「アドミラル・ゴルシコフ」随伴船3隻は、パナマ運河の出口で合流しました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦船はカリブ海へ入った]

6月24日、「アドミラル・ゴルシコフ」随伴船2隻(多機能後方支援船「エリブルス」、救助曳船「ニコライ・チケル」)は、キューバハバナ港へ入港しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はキューバのハバナ港へ到着した]

「アドミラル・ゴルシコフ」随伴船2隻は、6月26日にハバナを出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はキューバを去った]
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同じ6月26日、別行動を取っていた給油船「カーマ」は、物資補充の為、トリニダード・トバゴ島へ到着しました。

その後、「アドミラル・ゴルシコフ」随伴船カリブ海を出て大西洋へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はカリブ海を去った]
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7月1日に「アドミラル・ゴルシコフ」随伴船2隻は給油船「カーマ」と合流し、洋上で燃料補給を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は大西洋で洋上給油を行なった]

7月2日、「アドミラル・ゴルシコフ」は大西洋上でA-192 130mm単装砲の実弾射撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は大西洋上で130mm砲を発射した]

7月5日、「アドミラル・ゴルシコフ」随伴船大西洋の横断を終え、カーボベルデ付近へ到達しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はカーボベルデへ行く]
7月6日にはカーボベルデの首都プライア港へ入港しました。
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7月8日にプライア港を出航し、大西洋北東海域へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はカーボベルデを去った]

7月12日にはカナリア諸島北方沖へ到達し、ここで潜水艦の捜索や強制浮上、潜水艦への武器使用の演習を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はカナリア諸島沖で対潜演習を実施した]
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その後、「アドミラル・ゴルシコフ」随伴船は、ポルトガル・スペイン沖、そしてビスケー湾を通過し、7月17日に再びラマンシュ海峡(英仏海峡)へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は英仏海峡へ入った]

グレートブリテン海軍、フランス海軍、ネーデルラント海軍の軍艦、ドイツ沿岸警備隊の艦に追跡された「アドミラル・ゴルシコフ」随伴船は、7月19日にスカゲラク海峡へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はスカゲラク海峡へ入った]
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はクロンシュタットへ行く]

「アドミラル・ゴルシコフ」随伴船バルト海へ入り、7月23日にクロンシュタットへ到着しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はクロンシュタットへ到着した]

給油船「カーマ」のみは、一足先に7月25日にムルマンスクへ帰投しました。
[ロシア海軍北方艦隊の給油船カーマは世界一周航海を終えてムルマンスクへ帰投した]

7月28日の『ロシア海軍の日』主要海軍パレード(クロンシュタット及びサンクトペテルブルクネヴァ川の観艦式)へ参加しました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2019年7月28日14時37分配信
【ロシアは『海軍の日』を迎えた】



主要海軍パレードが終わった後、クロンシュタットを去り、バルト海で対潜演習を行ないました。
[クロンシュタットの『ロシア海軍の日』観艦式へ参加した北方艦隊艦船はバルト海で演習を行なった]

2019年8月1日からバルト海で始まったロシア海軍演習『大洋の盾-2019』へ参加しました。
[バルト海のロシア海軍演習『大洋の盾-2019』(2019年8月)]

8月5日には北海へ入りました。
[クロンシュタットの『ロシア海軍の日』観艦式へ参加した北方艦隊艦船はバルト海を去り、北海へ入った]

その後、ノルウェー海で演習を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊のフリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"と大型対潜艦セヴェロモルスクはノルウェー海で演習を実施した]

8月19日にセヴェロモルスクへ帰投しました。

[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は世界一周航海を終えて母港セヴェロモルスクへ帰投した]

2019年10月中旬のロシア連邦軍戦略演習『グロム-2019』へ参加し、有翼ミサイル「カリブル」を発射しました。

[戦略演習『グロム-2019』においてロシア海軍の原潜と水上艦は弾道ミサイルと巡航ミサイルを発射した]


「アドミラル・ゴルシコフ」白海「ミサイル兵器」の試験を行なう事になり、2019年11月23日にセヴェロドヴィンスクへ到着しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は白海でミサイルの試射を行なう]
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は新型ミサイルの試験を行なう為にセヴェロドヴィンスクへ到着した]

「アドミラル・ゴルシコフ」白海「ミサイル兵器」(極超音速対艦ミサイル「ツィルコン」)の「試験準備の第1段階」を行なった後、12月26日にセヴェロモルスクへ帰投しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は母港セヴェロモルスクへ帰投した]


「アドミラル・ゴルシコフ」は、2020年1月にバレンツ海極超音速対艦ミサイル「ツィルコン」の発射試験を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は2020年1月に極超音速ミサイル"ツィルコン"の発射試験を行なった]

4月2日にセヴェロモルスクを出航し、白海沿岸のセヴェロドヴィンスクへ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はセヴェロドヴィンスクで部分的な近代化を行なう]

4月4日にセヴェロドヴィンスク(白海海軍基地)へ到着しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はセヴェロドヴィンスクへ到着した]
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「アドミラル・ゴルシコフ」は、セヴェロドヴィンスクの艦船修理企業(おそらくは艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』)で定期整備と、部分的な近代化改装が行なわれました。
近代化の具体的な内容は明らかにされていませんが、極超音速対艦ミサイル「ツィルコン」の運用(発射)に関するもののようです。
[ロシア海軍北方艦隊の最新フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はセヴェロドヴィンスクで極超音速ミサイル"ツィルコン"を積載する]
[ロシア海軍のプロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)フリゲートは近代化される]

定期整備と改修を終えた「アドミラル・ゴルシコフ」は、6月27日にセヴェロドヴィンスクを出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は極超音速ミサイル"ツィルコン"発射試験を行なう為に出航した]

「アドミラル・ゴルシコフ」は、白海で改修後の洋上試験を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は白海で演習を行なう]

当初、「アドミラル・ゴルシコフ」からの「ツィルコン」発射試験は、2020年春に行なわれる予定でしたが、新型コロナウイルス感染の影響(セヴェロドヴィンスクでも感染者が出ている)の為、結局、2回目の「ツィルコン」発射試験(海上目標に対しては初)が実行されたのは、2020年10月6日になりました。

[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は海上目標への極超音速ミサイル"ツィルコン"発射試験を行なった]

11月26日、「アドミラル・ゴルシコフ」白海から3回目の「ツィルコン」発射試験(海上目標に対しては2回目)を実行しました。
公表された動画を見る限り、発射は夜間(おそらくは11月25日深夜~11月26日未明)に実施されたようです。

[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は白海からバレンツ海の海上目標へ極超音速ミサイル"ツィルコン"を発射した]

12月11日、「アドミラル・ゴルシコフ」白海からチジャ射爆場の地上目標へ「ツィルコン」発射試験を実行しました。

[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は白海から極超音速ミサイル"ツィルコン"を地上へ発射した]

2020年の「ツィルコン」発射試験は、全て成功と認められました。
具体的には、「驚くべき」命中精度を示したという事のようです。
[2020年の極超音速対艦ミサイル"ツィルコン"発射試験は全て成功と認められた]

2020年中の「ツィルコン」発射試験を全て終えた「アドミラル・ゴルシコフ」は、12月末に母港セヴェロモルスクへ帰投しました。
[極超音速ミサイル"ツィルコン"の発射試験を終えたロシア海軍北方艦隊のフリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は母港への帰路に就いた]


2021年には先ず基地内で乗組員の各種訓練を行ない、2月19日にバレンツ海へ出航し、洋上戦闘訓練を開始しました。
2月19日には、130mm砲による沿岸目標への艦砲射撃が行なわれました。
[ロシア海軍北方艦隊のフリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は戦闘訓練の為にバレンツ海へ出航した]

3月24日にバレンツ海へ出航し、洋上戦闘訓練を開始しました。
[ロシア海軍北方艦隊のフリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はバレンツ海で射撃訓練を行なう]

翌3月25日、バレンツ海からノヴァヤ・ゼムリャ群島の地上目標へ超音速ミサイル「オーニクス」を発射しました。
「アドミラル・ゴルシコフ」「オーニクス」を発射したのは、今回が初めてです。
[ロシア海軍北方艦隊のフリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はバレンツ海からノヴァヤ・ゼムリャ群島の地上目標へ超音速ミサイル"オーニクス"を発射した]

3月26日には、A-192M130mm砲によるノヴァヤ・ゼムリャ群島の地上目標への艦砲射撃を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊のフリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はノヴァヤ・ゼムリャ群島で艦砲射撃訓練を行なった]

その後、一旦セヴェロモルスクへ戻り、3月31日にバレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊のフリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はバレンツ海で対空防衛演習を行なう]

翌4月1日、「アドミラル・ゴルシコフ」は、高射ミサイル複合体「ポリメント-リドゥート」を発射する対空防衛演習を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊のフリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はバレンツ海で高射ミサイル"ポリメント-リドゥート"を発射した]

5月9日の大祖国戦争戦勝記念日には、ムルマンスク市で一般公開されました。
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フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は、極超音速ミサイル「ツィルコン」の試験を行なう為、2021年5月中旬にセヴェロドヴィンスクへ移動しました。
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[ロシア海軍北方艦隊のフリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は極超音速対艦ミサイル"ツィルコン"の最終試験の為にセヴェロドヴィンスクへ向かった]

2021年7月19日、「アドミラル・ゴルシコフ」白海からバレンツ海の地上目標(距離350km以上)への「ツィルコン」発射試験を実施しました。

[ロシア海軍北方艦隊のフリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は白海からバレンツ海の地上目標へ極超音速ミサイル"ツィルコン"を発射した]
その後、セヴェロモルスクへ戻りました。

2021年10月28日にバレンツ海対空ミサイル「ポリメントリドゥート」を対空目標と、更に海上目標へ発射しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2021年10月28日19時30分配信
【フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」乗組員はバレンツ海で高射ミサイル射撃を実施した】

10月末にはコラ湾に停泊中の「アドミラル・ゴルシコフ」の甲板で、4機のKa-27PS捜索救助ヘリコプターが昼間と夜間に計10回以上の発着艦訓練を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2021年10月30日13時45分配信
【フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」はコラ湾でヘリコプターの着艦へ取り組んだ】

11月8日にセヴェロドヴィンスク白海海軍基地へ到着しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2021年11月8日23時15分配信
【フリゲート「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」は白海海軍基地へ到着した】

11月18日に白海から海上目標へ「ツィルコン」を発射しました。

[ロシア海軍北方艦隊のフリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は白海の海上目標へ極超音速ミサイル"ツィルコン"を発射した]

11月29日にも白海から「ツィルコン」を海上目標へ発射しました。

[ロシア海軍北方艦隊のフリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は再び海上目標へ極超音速ミサイル"ツィルコン"を発射した]

12月16日、白海からチジャ射爆場の地上目標へ「ツィルコン」を発射しました。

[ロシア海軍北方艦隊のフリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は地上目標へ極超音速ミサイル"ツィルコン"を発射した]

12月24日、ロシア大統領ウラジーミル・プーチン氏は、産業貿易相デニス・マントゥロフ氏や安全保障会議副議長ドミトリー・メドベージェフ氏などが参加するリモート会議の席上で、同日朝(モスクワ時間5時30分)に「ツィルコン」の一斉発射試験、つまり2発以上のミサイルの同時発射に成功したと発表しました。
[ロシア海軍は極超音速ミサイル「ツィルコン」の一斉発射試験に成功した]
プーチン大統領は、それ以上具体的な事は明らかにしませんでしたが、この発射試験も「アドミラル・ゴルシコフ」白海から実施した事は間違いないでしょう。
何処へ向けて発射したのかも明言されていませんが、順当に行って海上目標でしょう。

その後、セヴェロモルスクへ戻りました。


2022年1月26日未明、北方艦隊フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」、大型対潜艦「セヴェロモルスク」、大型揚陸艦「イワン・グレン」などがバレンツ海へ出航し、演習を開始しました。
[ロシア海軍北方艦隊はバレンツ海での演習を開始した]

「アドミラル・ゴルシコフ」は1月28日にバレンツ海で砲撃訓練を実施しました。

ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート アドミラル・エッセン、警備艦ラードヌイ、ロケット艇ナーベレジヌイェ・チェルヌイ、R-60は黒海で砲撃訓練を実施した

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
0222年1月28日5時6分配信
【ロシアの艦は黒海で射撃を実施した】
セヴァストーポリ、1月28日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア連邦黒海艦隊の艦は演習中に砲射撃を実施し、仮想敵を模した空中及び海上目標を撃破した。
金曜日に南方軍管区広報サービス・黒海艦隊情報供給部は発表した。

「黒海艦隊の艦の乗組員は、黒海エリアの艦隊の艦部隊により実施されている計画演習の枠組みで空中及び海上目標への砲射撃を実施しました。
更なる砲射撃は、浮遊機雷及び黒海艦隊の防空・海上航空隊の航空機から投下された照明爆弾SAB-250が模した空中目標に対して実施しました」

声明では、こう述べられた。

フリゲート「アドミラル・エッセン」、警備艦「ラードヌイ」、ロケット艇「ナーベレジヌイェ・チェルヌイ」R-60で構成される艦隊打撃艦グループの戦闘班は、仮想敵の艦及び空中攻撃手段を模した標的への戦闘射撃を実施した。

黒海艦隊の演習には合計で20隻以上の戦闘艦が関わり、様々な艦グループ、打撃艦グループ、捜索打撃艦グループ、そして更に揚陸艦支隊を構成する。

ロシア連邦軍の訓練計画に沿って、2022年1月~2月にロシア海軍の全ての艦隊の担当ゾーンで一連の演習が行なわれる。
戦闘訓練活動は、ロシア海軍総司令官ニコライ・エフメノフ大将の総指揮下で行なわれる。

演習の主な方向性は、世界の大洋におけるロシアの国益を防護する為の海軍航空宇宙軍の部隊の行動への取り組み、更には海と大洋方向からのロシア連邦への軍事的脅威への対抗に在る。

演習は、ロシア領に隣接する海域、更には世界の大洋の作戦上重要な海域を対象とする。
各々の演習は、地中海、北海、オホーツク海大西洋北東部及び太平洋で行なわれる。

合計で140隻以上の戦闘艦及び支援船、60機以上の飛行装置、1000両の軍用車両、約10000名の軍人の活動への参加が計画されている。




2022年1月26日、黒海艦隊の20隻以上の各種艦船は、黒海で演習を行なう為にセヴァストーポリ及びノヴォロシースクから出航しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の20隻以上の艦船は黒海で演習を行なう]

先ず初めに、海洋掃海艦「イワン・アントノフ」(466、2019年1月26日就役)、「イワン・ゴルベツ」(911、1973年11月30日就役)、「ワレンチン・ピクリ」(770、2002年1月20日就役)による掃海訓練が実施されました。
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[ロシア海軍黒海艦隊の掃海艦は黒海で掃海訓練を実施した]

次に、小型対潜艦「スーズダレツ」(071、1983年1月3日就役)と「エイスク」(054、1990年2月28日就役)は対空戦闘訓練を実施しました。
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[ロシア海軍黒海艦隊の小型対潜艦スーズダレツとエイスクは黒海で対空防衛戦闘訓練を実施した]

1月28日にはフリゲート「アドミラル・エッセン」(490、2016年6月7日就役)、警備艦「ラードヌイ」(861、1981年2月25日就役)、ロケット艇「ナーベレジヌイェ・チェルヌイ」(953、1992年3月23日就役)、R-60(955、1987年12月12日就役)が黒海で砲撃訓練を行ないました。

ロシア海軍北方艦隊の小型対潜艦ブレストとスネシュノゴルスクはバレンツ海で対潜戦闘訓練と砲撃訓練を実施した

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『タス通信』より
2022年1月28日3時12分配信
【小型対潜艦はバレンツ海で潜水艦の捜索及び攻撃へ取り組んだ】
モスクワ、1月27日/タス通信

コラ小艦隊小型対潜艦「ブレスト」「スネシュノゴルスク」は、北極派遣軍グループとの演習の枠組みでバレンツ海での潜水艦の捜索及び攻撃へ取り組んだ。
木曜日に報道陣は北方艦隊広報サービスより伝えられた。

演習のシナリオに沿って、捜索打撃艦グループバレンツ海で仮想敵潜水艦の捜索を行ない、その後、軍艦「スネシュノゴルスク」は海上対潜兵器の仮想使用による攻撃を実施した。
艦への対抗行動は、ディーゼルエレクトリック潜水艦「カルーガ」乗組員により行なわれた。

「対潜任務へ取り組んだ後、軍艦ブレスト及びスネシュノゴルスクの乗組員は海上及び空中目標への合同砲射撃を実施し、仮想敵の水上艦及び航空隊の攻撃の撃退を示しました」
艦隊
は話した。

北極派遣グループとの演習は、北方艦隊司令官の指揮下で行なわれる。
それには1200名の人員、約140両の戦闘車両及び特殊車両、20機の飛行装置、30隻の艦、潜水艦、支援船が参加する。



2022年1月26日未明、北方艦隊フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」、大型対潜艦「セヴェロモルスク」、大型揚陸艦「イワン・グレン」などがバレンツ海へ出航し、演習を開始しました。
[ロシア海軍北方艦隊はバレンツ海での演習を開始した]

続いてロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」、フリゲート「アドミラル・フロータ・カサトノフ」、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」なども演習へ参加する為にバレンツ海へ出航しました。
ただ、こちらの部隊はバレンツ海では無く、北東大西洋海域で演習を行なうようです。

[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフ、フリゲート「アドミラル・カサトノフ」、大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは演習へ参加する為に出航した]


一方、小型対潜艦「ブレスト」(199、1988年11月9日就役)と「スネシュノゴルスク」(196、1994年11月17日就役)は1月27日にバレンツ海で対潜戦闘訓練と砲撃訓練を行ないました。

対潜戦闘訓練の敵役は、北方艦隊潜水艦B-800「カルーガ」(1989年9月30日就役)が務めました。

ロシア海軍黒海艦隊の為の最新鋭小型ロケット艦ツィクロンは最終洋上試験を開始した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2022年1月27日16時15分配信
【最新の小型ロケット艦「ツィクロン」は黒海エリアで国家試験を行なう】

黒海艦隊の為にケルチ『B.E.ブトマ記念造船工場』で建造されたプロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦「ツィクロン」の乗組員は、黒海エリアで国家試験の海上部門へ着手した。

活動中に工場試運転チームの代表は乗組員及び国家受領委員会のメンバーと共に艦の操縦性及び速力の試験を行ない、全ての集合体、システム、ユニット、兵装、航法装置と電波技術装置の動作を点検する。

小型ロケット艦「ツィクロン」の国家試験は1ヶ月間続く。
国家試験プログラムの海上部門が完了すると、第2部~艦の検査が始まる。
機構と機器の監査整備、検査が行なわれ、専門家と国家委員会メンバーは艦の総合的な状態、その機器と使用できる全ての技術的手段を評価する。

更に艦の乗組員は、製造工場からZIP(予備部品、工具、用具)一式を渡され、最終技術作業と塗装作業を行なう。

以前の試験中に「ツィクロン」の乗組員は、最大の回転角及び仰角で海上、沿岸、そして空中の模擬目標に対する射撃実施を伴う砲複合体の試験を成功裏に実施した。
更に、艦内生活保障システム、動力、生命維持システム、空調及び換気、艦の速力指標、操縦性及び安定性の試験が行なわれた。

[参照]
プロジェクト「カラクルト」小型ロケット艦
は、武装としてミサイル「カリブル」を持つ汎用ミサイル複合体砲装置AK-176MA高射ミサイル複合体「パーンツィリ-M」大口径機関砲装置を有する。
艦の航続距離は2500海里、自立行動期間は15日。




プロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦は、ロシア海軍の現用のプロジェクト12341「オヴォード」小型ロケット艦(ナヌチュカ級)及びプロジェクト12411「モルニヤ」ロケット艇(タランタル級)の後継となる新世代の小型ロケット艦であり、ロシア国内の複数の造船所で建造されています。
(サンクトペテルブルク『ペラ』造船所で4隻、クリミア半島フェオドシヤ造船所で3隻、ケルチ『ザリフ』造船所で3隻、ゼレノドリスク造船所で2隻、コムソモリスク・ナ・アムーレ『アムール造船工場』で4隻)


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小型ロケット艦「ツィクロン」は、クリミア半島ケルチ市に在る造船工場『ザリフ』で2016年7月26日に起工されました。

2020年3月末までに黒海艦隊で乗組員が編成されました。
[ロシア海軍黒海艦隊はブヤン-M級小型ロケット艦グライヴォロンとカラクルト級小型ロケット艦ツィクロンの乗組員を編成した]

「ツィクロン」は2020年7月24日に進水しました。


[ロシア海軍黒海艦隊の為のカラクルト級小型ロケット艦ツィクロンはケルチで進水した]

進水後は造船所の岸壁で艤装が進められました。
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その後、ノヴォロシースク海軍基地へ回航され、各種試験が行なわれました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の最新小型ロケット艦ツィクロンは洋上試験の準備を完了した]


12月上旬には本格的な洋上試験の為、セヴァストーポリへ回航されました。
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[ロシア海軍黒海艦隊の為の最新鋭小型ロケット艦ツィクロンは最終洋上試験の為にセヴァストーポリへ移動した]

その後、本格的な洋上試験が始まり、12月20日には砲撃試験を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の最新鋭小型ロケット艦ツィクロンは黒海で砲撃試験を行なった]

2022年1月14日までに洋上試験の第1段階(工場航行試験)が完了しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の最新鋭小型ロケット艦ツィクロンは2022年1月後半から最終洋上試験を開始する]

1月27日から最終洋上試験となる国家試験が始まりました。

1ヶ月ほど掛かる国家試験が終われば、「ツィクロン」ロシア海軍への引き渡しの準備が整います。

「ツィクロン」ロシア海軍への具体的な引き渡し時期は、現時点では未定です。

ロシア海軍バルト艦隊航空隊へ4機の多用途複座戦闘機Su-30SM2が配備された


『タス通信』より
2022年1月27日16時52分配信
【4機の最新モデル戦闘機Su-30SM2はカリーニングラードの航空連隊へ補充された】
モスクワ、1月27日/タス通信

カリーニングラード州航空連隊は4機の最新モデル戦闘機Su-30SM2を受け取った。
木曜日に報道機関は西方軍管区広報サービスより伝えられた。

「本日、カリーニングラード州のチェルニャホフスク市の飛行場へ戦闘機Su-30SM2の編隊が到着し、バルト艦隊海上航空隊の混成航空連隊へ加わりました」
管区は話した。
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航空機イルクーツク製造工場で受け入れられ、カリーニングラード州までの長距離移動飛行を行なった。

「バルト艦隊は、新たな航空機の受け入れにより、その戦闘力は著しく向上します。
飛行士は既に然るべき訓練を実施しており、近い内に新たな機体の習熟を開始します」

広報サービスは、西方軍管区司令官アレクサンドル・ジュラヴリョフ大将の談話を引用した。

航空機Su-30SM2は、輸入機器を国内の同類と交換している。
戦闘機は、空中目標の探知距離の増大を保障する光学-電子複合体、照準-航法複合体、電波電子対抗手段複合体、電波位置測定管理システムの改善された戦術-技術的特性を得た。

これに加え、「空対空」「空対地」クラスの誘導航空攻撃手段の使用一覧は拡大し、空中、電波位置測定器(レーダー)を含む地上、海上目標に対する使用距離は増大した。
2016~2018年に連隊へ8機の航空機Su-30SMが引き渡された。






多用途複座戦闘機Su-30SMは、インド空軍などが導入しているSu-30MK系列機をロシア軍向けに改正した機体であり、ロシア航空宇宙軍及びロシア海軍航空隊への導入が進められています。


ロシア海軍航空隊の為のSu-30SMの購入契約は2013年12月に締結されました。
[ロシア海軍航空隊の為に戦闘機Su-30SMと練習機Yak-130が購入される]

最終的には50機程度の調達が計画されています。
[多用途複座戦闘機Su-30SMはロシア海軍基地航空隊の主力となる]

現在までに、ロシア海軍航空隊では、黒海艦隊へ12機、バルト艦隊へ8機、北方艦隊へ2機が配備されています。

2014年7月に最初の3機がロシア海軍へ引き渡され、黒海艦隊へ配備されました。
[3機の多用途複座戦闘機Su-30SMがロシア海軍へ引き渡された]
[ロシア海軍航空隊は戦闘機Su-30SMの運用を開始した]

2016年12月12日までに合計12機のSu-30SM黒海艦隊航空隊へ配備され、1個飛行隊(エスカドリーリャ)分が揃いました。
[ロシア海軍黒海艦隊航空隊で多用途複座戦闘機Su-30SMの1個飛行隊が完全に形成された]


2016年12月初頭にはバルト艦隊航空隊へSu-30SMの最初の1機が配備されました。
[ロシア海軍バルト艦隊へ多用途複座戦闘機Su-30SMが配備される]

2016年12月28日には北方艦隊へ2機のSu-30SMが配備されました。
[ロシア海軍北方艦隊へ多用途複座戦闘機Su-30SMが配備される]

2017年には、計5機のSu-30SMバルト艦隊へ配備されました。
[ロシア海軍バルト艦隊は2機の多用途複座戦闘機Su-30SMを受領した]
[ロシア海軍バルト艦隊航空隊は3機の多用途複座戦闘機Su-30SMを受領した]

2018年7月2日、2機のSu-30SMバルト艦隊チェルニャホフスク飛行場へ到着しました。

[ロシア海軍バルト艦隊へ2機の多用途複座戦闘機Su-30SMが到着した]
これでバルト艦隊Su-30SMは合計8機になりました。


今後に調達されるのは改良型Su-30SM2となり、更にはロシア航空宇宙軍及びロシア海軍航空隊の現用のSu-30SMSu-30SM2仕様へアップグレードされます。
[ロシア航空宇宙軍とロシア海軍航空隊の多用途複座戦闘機Su-30SMはアップグレードされる]

アップグレードの主眼は、要するに、Su-30SM第4++戦闘機Su-35Sに準じた仕様へ改良する事です。


より具体的には、Su-35Sと同じエンジン(AL-41F1S、117S)及び同じレーダー(フェーズドアレイレーダー「イルビス」)への換装です。

AL-41F1Sエンジン
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フェーズドアレイレーダー「イルビス」
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2021年末までにロシア海軍向けの4機のSu-30SM2が製造されました。
[ロシア海軍の為の最初の4機の多用途複座戦闘機Su-30SM2が製造された]

2022年1月27日、この4機はカリーニングラード州バルト艦隊航空隊チェルニャホフスク飛行場へ到着しました。
[2022年にロシア海軍バルト艦隊航空隊へ多用途複座戦闘機Su-30SM2の配備が始まる]

オホーツク海上空でロシア海軍太平洋艦隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142の新人パイロットの訓練飛行が行なわれた

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2022年1月27日9時30分配信
【太平洋艦隊の若い飛行士は航空機Tu-142でオホーツク海上空での対潜任務へ取り組んだ】

太平洋艦隊海上航空隊カーメニ・ルチェイ飛行場で、オホーツク海上空での対潜任務への取り組みを伴う遠距離対潜航空機Tu-142の若い乗員の整然とした行動を目的とする計画練習訓練飛行が行なわれた。

飛行実施中に2機の航空機Tu-142乗員は、専門の標準探知手段を使用する仮想敵潜水艦の捜索行動を行なった。

これに加え、Tu-142乗員は、経験豊かな航空部隊の教官の指導下で、目印の無い場所の上空の指定コースを通行し、地上の電波技術航空航法手段を欠く条件下で操縦する飛行士の整然とした行動の技量を向上させた。



ソ連/ロシア海軍遠距離対潜哨戒機Tu-142は、戦略爆撃機Tu-95の海軍向けヴァージョンであり、1968年6月18日に初飛行し、1972年11月15日に軍備採用されました。
1968年から1994年までに合計で100機生産され、この内の8機はインドへ輸出されました。

現在、ロシア海軍航空隊では、北方艦隊太平洋艦隊に各12機が在籍しています。
太平洋艦隊所属機はカーメニ・ルチェイ飛行場(モンゴフト)に配備されています。

カーメニ・ルチェイ飛行場(モンゴフト)
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太平洋艦隊Tu-142は、度々遠方海域へ進出しています。

2019年8月6日、太平洋艦隊の2機のTu-142アラスカ、カナダ及びアリューシャン列島沖を飛行しました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の対潜哨戒機Tu-142はアリューシャン列島、アラスカ、カナダ沖を飛行した]

2020年3月9日、太平洋艦隊の2機のTu-142アラスカ周辺を長時間飛行しました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142はアラスカ周辺を長時間飛行した]

3月14日、太平洋艦隊の2機のTu-142北極海で長時間飛行を行ないました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142は北極海上空で長時間飛行を行なった]

5月23日、太平洋艦隊の2機のTu-142太平洋で長時間飛行を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142M3は太平洋上空で長時間飛行を行なった]

6月27日には、北方艦隊太平洋艦隊の合計7機のTu-142が同じ日に長時間飛行を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊と太平洋艦隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142MKは、バレンツ海及びノルウェー海、北太平洋の上空で長時間飛行を行なった]

8月28日には太平洋艦隊の4機のTu-142太平洋で長時間飛行を行ないました。
他の艦隊の航空機も同じ日に長時間飛行を行ないました。
[ロシア海軍航空隊の4艦隊の航空隊は同時飛行訓練を行なった]

2021年1月26日、太平洋艦隊の2機のTu-142は、ベーリング海及びチュクチ海上空で長時間飛行を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142はベーリング海及びチュクチ海上空で長時間飛行を行なった]

2021年3月29日、太平洋艦隊の2機のTu-142アラスカ付近を飛行し、北アメリカ航空宇宙防衛司令部(NORAD)に捕捉されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142はアラスカ近郊に出現した]

4月23日には太平洋艦隊の2機のTu-142太平洋で長時間飛行を行ないました。
アメリカ海軍艦上戦闘機F/A-18がスクランブル発進しているので、Tu-142アメリカ海軍空母の近くを飛行したようです。
[ロシア海軍太平洋艦隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142は太平洋で長時間飛行を行なった]


2022年1月27日には2機のTu-142オホーツク海上空で新人パイロットの飛行訓練を行ないました。

ロシア海軍は2022年2月に地中海で4艦隊(北方艦隊、太平洋艦隊、黒海艦隊、バルト艦隊)の艦船が参加する大規模演習を行なう

『イズベスチヤ』より
2022年1月27日0時0分配信
【航行の集大成:何故ロシア連邦の全艦隊の艦が地中海へ集まるのか】

『イズベスチヤ』はロシア海軍の大規模演習の詳細を知らせる

地中海ロシアの4艦隊の艦が集まり、近年で最大の演習を実施する。
それには、20隻ほどの「軍艦旗」が参加し、2隻の巡洋艦、フリゲート、大型対潜艦が含まれる。
航空隊も積極的に関わる。
並行して演習は黒海エリアでも始まった。
それには、同時に20隻ほどの艦船が参加する。
国防省の情報提供者が『イズベスチヤ』へ話したように、沿海及び近海ゾーンでの艦グループ間の協同行動、航空機と補助部隊の効率性へ取り組む。
司令部は、大規模な危機が発生した場合に艦船連合部隊を同時に関与させるシナリオを演じると専門家は予測する。
『イズベスチヤ』は、このような大規模な海上演習を行なう目的と、何故軍当局が彼らに重要な役割を担当させるのかを整理してみた。

[集合地点]
地中海
及び黒海での艦隊の演習は、単一の計画へ接続される。
演習計画は既に承認されているとロシア国防省の情報提供者は『イズベスチヤ』へ話した。
打撃及び対潜任務に加え、更には海上での人員の救助と遭難した艦への援助へ取り組む。

地中海への艦の集結は、1月末~2月初頭に完了しなければならない。
とは言え、情報提供者は、航空基地「フマイミーン」ロシア航空機地中海の演習へ参加するのか否かという質問への回答を拒否した。
演習の枠組みでシリア遠距離爆撃機Tu-22M3極超音速ミサイル複合体「キンジャール」を持つ航空機MiG-31Kのグループを展開させる計画についても明らかにしなかった。

北方艦隊バルト艦隊の6隻の大型揚陸艦から成る連合支隊は既にポルトガル沖に痕跡を残しているが、未だジブラルタル海峡を通行していない。
5隻のプロジェクト775大型揚陸艦に加え、1年以上前に艦隊へ受け入れられたプロジェクト11711「ピョートル・モルグノフ」は、初めてこのような遠距離航海へ参加した。

1月25日、ノルウェー国防省は、その沿岸で北方艦隊の艦グループの移動を追跡していると発表し、哨戒航空機が撮影した写真を示した。
それには、ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」、フリゲート「アドミラル・フロータ・カサトノフ」、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」、曳船SB-406が加わっている。
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次の日、ロシア軍当局は、戦闘艦コラ湾から出航する動画を公表した。

この支隊は、アイルランド沿岸の近くで戦闘射撃とミサイル発射を行なうと予想される。

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太平洋艦隊支隊の一員であるもう1隻の巡洋艦地中海へ動いている。
これは旗艦「ワリャーグ」であり、大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」大型海洋給油船「ボリス・ブトマ」が随伴している。
その行程で彼らは既にアラビア海中国及びイランの艦との合同演習を実施している。

地中海では、シリアタルトゥース港に駐留するロシア海軍作戦連合部隊に加わる黒海艦隊の艦と潜水艦が常時当直に立っている。
1月26日に国防省は、黒海エリアで演習が始まったと発表した。
それには20隻以上の戦闘艦と船が関わる。

これまでに軍当局のトップ、セルゲイ・ショイグは、地中海での大規模演習は「常時行なわれる」と言った。
国防相によると、大規模な海軍艦隊間グループの維持は、状況の変化を考慮に入れた広範囲の任務を自立して解決する事を可能にする。

「事実、これは、現在、艦隊の大部隊の参加により様々な舞台で行なわれる大演習の要素です」
ロシア国立研究大学経済高等学院ヨーロッパ・国際複合研究センター所長ワシーリー・カシン『イズベスチヤ』へ話した。
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「何らかの大規模な危機の場合に艦船連合部隊が同時に関与する能力が仕上げられます。
任務は、各々の部隊で異なりますが、演習自体は世界の緊迫した軍事-政治情勢に関連します。
これは、我々の立ち位置と力の確固さを示すものです」


演習の目的は、近東及び北アフリカに関してのロシアの能力を示す事にあると専門家は考える。
ロシア連邦は、リビア、シリアに利益を持ち、加えて多くの国との綿密なパートナーシップが有る。
国内艦隊の能力は、この地域のあらゆる国の状況への存在と影響の確保を可能にする事を示すのは重要である。

「これは、その政策で我々に頼る事が出来る我々のパートナーにとって重要であり、我々の威信を促進する為に重要です」
ワシーリー・カシン
は指摘した。

国防省は、1月~2月にロシア海軍の主力部隊が一連の演習へ関与すると発表した。
地中海及び黒海地域に加え、更に北海オホーツク海大西洋北東部太平洋でも実施される。
合計で140隻以上の戦闘艦と支援船、60機以上の飛行装置、1000両の軍用装備、約10000名の将兵が参加する。

[演習の海]
2015年からロシアタルトゥース基地を支えとしてシリア沖で大規模な海上演習を定期的に行なっている。
地域には、地中海ロシア海軍作戦連合部隊が形成されている。
ローテーション原則により、そこには、主に黒海艦隊からの常時10~15隻の艦船が滞在している。

昨年6月、地中海東部の演習には、5隻の大型艦が関わった。
それには、ロケット巡洋艦「モスクワ」、フリゲート「アドミラル・マカロフ」と「アドミラル・エッセン」と2隻のディーゼルエレクトリック潜水艦が含まれる。
同時に航空基地「フマイミーン」対潜航空機、対艦ミサイルを持つ遠距離爆撃機Tu-22M3極超音速ミサイル「キンジャール」を持つ戦闘機MiG-31Kが移転した。

2018年9月1日~8日に、ロシアの現代史上初めてロシア海軍グループとロシア航空宇宙軍の大規模合同演習『大洋の盾』が実施された。
この時、敵の沿岸堡塁の占領の訓練が行なわれた。
シリアラタキア沿岸では、ロシア海軍歩兵部隊が上陸した。

大規模演習には26隻の艦、2隻の潜水艦、3隻の大型揚陸艦、消火支援艇、更には、戦略ロケット機Tu-160、ヘリコプターMi-8、Mi-24、航空機Su-33、Su-30を含むロシア海軍及び航空宇宙軍の34機の飛行装置が関わった。

定期的な訓練が黒海エリアで行なわれている。
ロシア連邦黒海艦隊広報サービスの発表によると、2021年だけでロシア艦隊は約250回の様々な演習を実施し、その中で戦闘射撃を含む600回以上の戦闘訓練が行なわれる。

昨年4月、クリミアオプーク射爆場で初めて7隻の大型揚陸艦と数隻の高速艇の大規模な総合同時上陸が点検された。
それは、Il-76からの空挺軍の連隊、更にはヘリコプターからの南方軍管区海軍歩兵及び自動車化射撃兵の降下により支援された。
この時、3艦隊からの支隊が演習へ参加した。

2021年11月、黒海では、アメリカロケット駆逐艦「アーレイ・バーク」の水域への進入を背景に、対艦ミサイル複合体「バル」「バスチオン」を使用する演習が実施された。
演習は黒海艦隊部隊の戦闘訓練計画に沿って行われた。
約10機の航空機、哨戒艦「ワシーリー・ブイコフ」、小型対潜艦も訓練を行なった。

ロシア海軍の大洋調査船エフゲニー・ゴリグレジャンは洋上試験の準備を進めている

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2022年1月26日20時22分配信
【大洋調査船「エフゲニー・ゴリグレジャン」は航行試験へ向かう】

大洋調査研究船「エフゲニー・ゴリグレジャン」は、沿バルト造船工場『ヤンターリ』水域からバルチースクへの移動を行なった。
同社広報サービスが伝えたように、船の乗組員と造船所の試運転チームは、工場航行試験を準備する。
船の全てのシステムとメカニズムの点検が計画されている。


プロジェクト02670大洋調査研究船「エフゲニー・ゴリグレジャン」は、プロジェクトB-92海洋曳船MB-305をベースにして2016年に再起工された。
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それは2017年に発注者への引き渡しが計画されていた。
2018年、『Mil.Press FlotProm』の情報筋は、『ヤンターリ』への製品の供給社に問題が有ると述べた。

2020年2月、セルゲイ・ミハイロフは、2018年11月に作業は公式に停止し、2019年中に交渉が行なわれ、2019年に、更なる国家契約の履行に関する発注者との問題が解決した事を認めた。

2020年12月末、船は進水した。

2021年10月、航行試験は11月中旬に始まると報じられた。

大洋調査船「エフゲニー・ゴリグレジャン」の主な任務は、水中での技術的作業、海洋での環境モニタリング、海底での海洋調査、海上で捜索・救助部隊へ支援を与える事に在る。
船は水中救助装置を受け入れる事が出来る。
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大洋調査船の排水量は4000トン、自立航行期間30日、乗組員32名+探検要員25名。
船は中央海洋設計局『アルマーズ』(『統合造船業営団』へ加入)により開発された。



プロジェクトB92海上弾薬輸送船「イグラ」は、ポーランドシュチェチン造船社で1982年12月10日に起工され、1983年4月9日に進水し、1983年11月3日に就役し、北方艦隊へ配備されました。
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2008年に海洋曳船MB-305としてバルト艦隊へ転属しました。
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2016年3月19日、大洋調査研究船へ改造される事になり、カリーニングラード造船工場『ヤンターリ』においてプロジェクト02670「エフゲニー・ゴリグレジャン」として再起工されました。


2020年12月25日に進水しました。
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2021年6月4日に造船所の岸壁で係留試験が始まりました。
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[ロシア海軍の大洋調査船エフゲニー・ゴリグレジャンは係留試験を開始した]

「エフゲニー・ゴリグレジャン」の航行試験は2021年11月中旬に始まる予定でしたが、その航行試験を開始する為に『ヤンターリ』からバルチースク海軍基地へ移動したのは2021年1月末でした。
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「エフゲニー・ゴリグレジャン」ロシア海軍への具体的な引き渡し時期は、現時点では未定のようです。

ロシア海軍カスピ小艦隊のロケット艦タタールスタンはアストラハンで近代化改装を行なう

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『タス通信』より
2022年1月27日9時7分配信
【ロケット艦「タタールスタン」はアストラハン工場で近代化される】
モスクワ、1月27日/タス通信

カスピ小艦隊プロジェクト11661ロケット艦「タタールスタン」は、修理と近代化の為にアストラハン艦船修理工場のドックへ入る。
『タス通信』は造船分野の情報提供者より伝えられた。

「初めて冬季条件下でロケット艦タタールスタンは、修理及び近代化を行なう為にアストラハン艦船修理工場のドックへ入ります。
以前、このような操作は夏季のみに行なわれておりました」

彼は話した。

『タス通信』は、この情報を公式に確認していない。

ゼレノドリスク造船工場(造船営団『アク・バルス』へ加入)は6隻のプロジェクト11661及び11661Eを建造した:2隻(「タタールスタン」「ダゲスタン」)はカスピ小艦隊の為に、4隻はベトナム海軍の為に。

「タタールスタン」は、プロジェクト11661(コード名「ゲパルト」)警備艦である。
2003年にロシア海軍の戦闘編制へ加入し、一時期はカスピ小艦隊の旗艦だった。
艦は、複合任務遂行の為に意図されている:水中、水上、空中目標の捜索と戦闘、巡視勤務へ就く、護送作戦の実施、更には海上経済ゾーンの保護。
その主要打撃兵器は、射撃距離260キロメートルの有翼ミサイルKh-35を持つミサイル複合体「ウラン」である。



[遅れて来た「新型」~プロジェクト11661「ゲパルト」型]
プロジェクト11661Kロケット艦の1番艦「タタールスタン」は、ロシア内陸部の『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で1990年5月5日に起工され、1993年7月1日に進水しました。
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2002年7月27日にカスピ海沿岸のマハチカラ港へ到着し、2003年8月31日に聖アンドレイ旗初掲揚式典を開催し、ロシア海軍へ就役しました。
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以後、カスピ小艦隊旗艦としてカスピ海で行動しました。

2014年9月から『アストラハン艦船修理工場』で近代化改装工事が始まりました。
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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(カスピ小艦隊)広報サービス発表
2016年1月4日17時0分配信
【カスピ小艦隊のロケット艦「タタールスタン」の近代化作業が実行されている】
「タタールスタン」は近代化により各種電子機器(レーダーなど)が更新されました。

2016年5月中旬までに近代化改装は完了し、カスピ小艦隊へ復帰しました。
[ロシア海軍カスピ小艦隊旗艦・ロケット艦タタールスタンは近代化改装を終えて復帰した]

2019年にカスピ小艦隊の旗艦を2番艦「ダゲスタン」(2012年11月28日就役)と交代しました。


2020年10月中旬にアプシェロン半島沖の演習へ参加しました。

[ロシア海軍カスピ小艦隊はアプシェロン半島沖で軍事演習を始めた]

2022年1月末に『アストラハン艦船修理工場』へ回航され、再び近代化改装が行なわれる事になりました。


プロジェクト11661シリーズは、輸出型を含め合計6隻が建造されました。

2番艦「ダゲスタン」は2012年11月28日に就役し、「タタールスタン」と同様にカスピ小艦隊へ配備されました。
現在はカスピ小艦隊の旗艦を務めています。
[ロシア海軍カスピ小艦隊旗艦・ロケット艦ダゲスタンはカスピースク基地で訓練を実施した]
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あとの4隻は輸出型のプロジェクト11661E(「ゲパルト3.9」型フリゲート)として建造され、艦尾にヘリコプター発着スペースを設け、高射複合体「パラシ」のフルスペック版を装備するなどの改正が行なわれました。

「ゲパルト3.9」型フリゲートは2011年~2018年に計4隻がベトナム海軍へ引き渡されました。

HQ-011「ディン・ティエン・ホアン」(2011年3月5日就役)
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HQ-012「ル・タイ・ト」(2011年7月25日就役)
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HQ-015「チャン・フン・ダオ」(2018年2月6日就役)
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HQ-016「グエン・フエ」(2018年2月6日就役)
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2021年8月には「ル・タイ・ト」「グエン・フエ」ウラジストクを訪問しています。

[国際海軍競技会『海洋杯-2021』へ出場するベトナム海軍のフリゲートはウラジオストクへ到着した]

ロシア海軍バルト艦隊航空隊のヘリコプターMi-24とMi-8はカリーニングラード州で地上攻撃訓練を実施した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2022年1月26日19時45分配信
【バルト艦隊海上航空隊のヘリコプターMi-24とMi-8の乗員はカリーニングラード州でロケット機関銃射撃を実施した】

バルト艦隊海上航空隊ヘリコプターMi-24Mi-8の乗員は、バルト艦隊部隊の計画演習の枠組みにおいて、カリーニングラード州の航空射爆場で仮想敵の車両の列、人員、防御施設を破壊した。

戦闘演習飛行中、ヘリコプター乗員は航空手段を使用し、500メートルから5キロメートル離れた低高度及び中高度での地上目標の撃破、艦隊の沿岸軍部隊の火力支援、更には空中偵察実施の問題へ取り組んだ。

戦闘訓練飛行中、パイロットは単独或いはペアでヘリコプターMi-24Mi-8無誘導ロケット、更には機関銃兵器を使用した地上攻撃を実施した。

実地射撃の実行は、意図された任務を遂行する為の軍事飛行士の技量水準の向上、海上航空隊を使用する戦術及び方法への取り組み及び改善に貢献した。

総計で戦闘訓練活動には10機以上のヘリコプター乗員が関わった。



2022年1月24日、バルト艦隊の20隻の艦艇が演習の為にバルト海へ出航しました。

[ロシア海軍バルト艦隊の20隻の艦艇はバルト海で演習を行なう]

先ず初めに、先ず初めに、バルチースク基地周辺に機雷源が敷設されているという想定で掃海艦「アレクサンドル・オブホフ」(507)、「レオニード・ソボリョフ」(510)、「ノヴォチェボクカルスク」(501)機雷を掃海しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の掃海艦はカリーニングラード州沖で掃海訓練を実施した]

その後、小型ロケット艦「ムィティシ」(567、2018年12月17日就役)、「オジンツォボ」(584、2020年11月21日就役)、「ゼリョヌイ・ドル」(562、2015年12月12日就役)がカリーニングラード州タラン岬沖で対空射撃訓練を行ないました。

[ロシア海軍バルト艦隊の小型ロケット艦3隻はカリーニングラード州沖で対空射撃訓練を実施した]

次に、小型対潜艦「アレクシン」(318、1989年3月31日就役)と「カバルディノ・バルカリヤ」(322、1989年6月29日)が対空戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊の小型対潜艦アレクシンとカバルディノ・バルカリヤはバルト海で対空防衛戦闘訓練を実施した]

一方、バルト艦隊航空隊多用途複座戦闘機Su-30SM前線爆撃機Su-24Mカリーニングラード州で地上爆撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊航空隊の多用途複座戦闘機Su-30SMと前線爆撃機Su-24Mはカリーニングラード州で地上爆撃訓練を実施した]

バルト艦隊航空隊ヘリコプターMi-24Mi-8カリーニングラード州ロケット弾機銃による地上攻撃訓練を行ないました。

ロシア海軍バルト艦隊航空隊の多用途複座戦闘機Su-30SMと前線爆撃機Su-24Mはカリーニングラード州で地上爆撃訓練を実施した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2022年1月26日20時30分配信
【バルト艦隊の航空機Su-30SMとSu-24Mの乗員は演習の枠組みで実地爆撃を実行した】

バルト艦隊海上航空隊前線爆撃機Su-24M多目的戦闘機Su-30SMの乗員は、計画演習の枠組みにおいてカリーニングラード州の射爆場で地上目標への爆撃へ取り組んだ。

飛行士は指定地域までの飛行を行ない、地上状況の確認を行ない、更に、敵の指揮所、工学防御施設、人員と車両を模した実物大標的へ高度500メートルから1100メートルで航空爆弾OFAB-100による目標爆撃を実行した。

全ての乗員の実地行動は、戦闘車両に設置された客観的観測手段、更には戦闘動作地域の地上で記録された。
客観的観測手段から受け取ったデータの分析により、全ての目標は100パーセント撃破された事が示された。

飛行には、10機以上のSu-24MSu-30SMの乗員が関わった。

バルト艦隊の部隊の計画演習には、20隻ほどの戦闘艦艇、支援船が参加し、その中には艦隊小型ロケット艦、ロケット艇、小型対潜艦、基地掃海艦、泊地掃海艦、支援船艦隊海上航空隊航空機ヘリコプターが有る。



2022年1月24日、バルト艦隊の20隻の艦艇が演習の為にバルト海へ出航しました。

[ロシア海軍バルト艦隊の20隻の艦艇はバルト海で演習を行なう]

先ず初めに、先ず初めに、バルチースク基地周辺に機雷源が敷設されているという想定で掃海艦「アレクサンドル・オブホフ」(507)、「レオニード・ソボリョフ」(510)、「ノヴォチェボクカルスク」(501)機雷を掃海しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の掃海艦はカリーニングラード州沖で掃海訓練を実施した]

その後、小型ロケット艦「ムィティシ」(567、2018年12月17日就役)、「オジンツォボ」(584、2020年11月21日就役)、「ゼリョヌイ・ドル」(562、2015年12月12日就役)がカリーニングラード州タラン岬沖で対空射撃訓練を行ないました。

[ロシア海軍バルト艦隊の小型ロケット艦3隻はカリーニングラード州沖で対空射撃訓練を実施した]

次に、小型対潜艦「アレクシン」(318、1989年3月31日就役)と「カバルディノ・バルカリヤ」(322、1989年6月29日)が対空戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊の小型対潜艦アレクシンとカバルディノ・バルカリヤはバルト海で対空防衛戦闘訓練を実施した]

一方、バルト艦隊航空隊多用途複座戦闘機Su-30SM前線爆撃機Su-24Mカリーニングラード州で地上爆撃訓練を行ないました。

ロシア海軍バルト艦隊の小型対潜艦アレクシンとカバルディノ・バルカリヤはバルト海で対空防衛戦闘訓練を実施した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2022年1月26日20時15分配信
【バルト艦隊の対潜艦は演習中に砲射撃を実施し、機雷源の敷設へ取り組んだ】

バルト艦隊部隊の計画演習の枠組みで、バルチースク海軍基地水域保護艦連合部隊小型対潜艦「アレクシン」「カバルディノ・バルカリヤ」の乗組員は、バルト海エリアで水上目標への砲射撃を実施した。
標的として、敵の水上艦を模した海上盾船が関わった。

戦闘訓練は、様々な距離で艦載砲装置AK-176MAK-630Mを使用して実施された。

これに加え、小型対潜艦の乗組員は練習機雷を使用して指定海域への防衛機雷源の敷設を行ない、その後、基地掃海艦「ノヴォチェボクカルスク」「レオニード・ソボリョフ」により無力化された。

海上機雷源は、敵の船の海上交通線上の航行を阻止する為、更には敵の艦、潜水艦、魚雷及び他の航行手段の湾、港、泊地及び海上揚陸部隊の上陸場所への侵入を困難にする為に用いられる。
このような障害物を設置する際、接触型及び非接触型海上機雷が使用される。

バルト艦隊の部隊の計画演習には、20隻ほどの戦闘艦艇、支援船が参加し、その中には艦隊小型ロケット艦、ロケット艇、小型対潜艦、基地掃海艦、泊地掃海艦、支援船艦隊海上航空隊航空機ヘリコプターが有る。



2022年1月24日、バルト艦隊の20隻の艦艇が演習の為にバルト海へ出航しました。

[ロシア海軍バルト艦隊の20隻の艦艇はバルト海で演習を行なう]

先ず初めに、先ず初めに、バルチースク基地周辺に機雷源が敷設されているという想定で掃海艦「アレクサンドル・オブホフ」(507)、「レオニード・ソボリョフ」(510)、「ノヴォチェボクカルスク」(501)機雷を掃海しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の掃海艦はカリーニングラード州沖で掃海訓練を実施した]

その後、小型ロケット艦「ムィティシ」(567、2018年12月17日就役)、「オジンツォボ」(584、2020年11月21日就役)、「ゼリョヌイ・ドル」(562、2015年12月12日就役)がカリーニングラード州タラン岬沖で対空射撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊の小型ロケット艦3隻はカリーニングラード州沖で対空射撃訓練を実施した]

次に、小型対潜艦「アレクシン」(318、1989年3月31日就役)と「カバルディノ・バルカリヤ」(322、1989年6月29日)が対空戦闘訓練を行ないました。

ロシア海軍黒海艦隊の小型対潜艦スーズダレツとエイスクは黒海で対空防衛戦闘訓練を実施した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2022年1月26日17時45分配信
【小型対潜艦「エイスク」と「スーズダレツ」は黒海エリアで演習任務へ取り組んだ】

黒海艦隊小型対潜艦「エイスク」「スーズダレツ」の乗組員は、組織的対空防衛と単艦での海上戦闘実施の演習を行なった。

各々が指定海域への海上移動を行ない、乗組員は、海上目標と空中目標への及び高射ミサイル射撃の実行を伴う仮想敵空中攻撃手段の捜索、追尾、その攻撃の撃退の為の複合活動へ取り組んだ。

演習は、空中と海上の双方からの脅威が同時に発生した場合の乗組員の行動への取り組みへ指向された。

先だって黒海艦隊艦支隊は、艦隊部隊を構成して演習を実施する為、海上戦闘訓練射爆場へ出航した。
小型対潜艦「エイスク」「スーズダレツ」の乗組員は、対潜打撃艦グループを構成し、既に敵潜水艦の捜索、そして更には仮想敵部隊の行動の可能性が有るルート上への演習用機雷源の敷設へ取り組んだ。

演習には合計で黒海艦隊の約20隻の支援船が参加する。

ロシア連邦軍の訓練計画に沿って、2022年1月~2月にロシア海軍の全ての艦隊の担当ゾーンで一連の演習が行なわれる。
戦闘訓練活動は、ロシア海軍総司令官ニコライ・エフメノフ大将の総指揮下で行なわれる。

演習の主な方向性は、世界の大洋におけるロシアの国益を防護する為の海軍航空宇宙軍の部隊の行動への取り組み、更には海と大洋方向からのロシア連邦への軍事的脅威への対抗に在る。

演習は、ロシア領に隣接する海域、更には世界の大洋の作戦上重要な海域を対象とする。
各々の演習は、地中海、北海、オホーツク海大西洋北東部及び太平洋で行なわれる。

合計で140隻以上の戦闘艦及び支援船、60機以上の飛行装置、1000両の軍用車両、約10000名の軍人の活動への参加が計画されている。




2022年1月26日、黒海艦隊の20隻以上の各種艦船は、黒海で演習を行なう為にセヴァストーポリ及びノヴォロシースクから出航しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の20隻以上の艦船は黒海で演習を行なう]

先ず初めに、海洋掃海艦「イワン・アントノフ」(466、2019年1月26日就役)、「イワン・ゴルベツ」(911、1973年11月30日就役)、「ワレンチン・ピクリ」(770、2002年1月20日就役)による掃海訓練が実施されました。
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[ロシア海軍黒海艦隊の掃海艦は黒海で掃海訓練を実施した]

次に、小型対潜艦「スーズダレツ」(071、1983年1月3日就役)と「エイスク」(054、1990年2月28日就役)は対空戦闘訓練を実施しました。

ロシア海軍黒海艦隊の掃海艦は黒海で掃海訓練を実施した

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2022年1月26日16時0分配信
【海洋掃海艦「イワン・ゴルベツ」、「イワン・アントノフ」、「ワレンチン・ピクリ」は黒海艦隊の艦船部隊の対機雷保障へ取り組んだ】

黒海艦隊海洋掃海艦「イワン・ゴルベツ」、「イワン・アントノフ」、「ワレンチン・ピクリ」の乗組員は、計画演習中に艦隊の艦船部隊の展開の対機雷支援を行なった。

先だって黒海艦隊戦闘艦艇支援船セヴァストーポリ及びノヴォロシースクの恒久駐留所から出航し、指定された海上戦闘訓練射爆場への移動へ着手した。

演習の枠組みで掃海艦の乗組員は、小型対潜艦「スーズダレツ」「エイスク」の先導を行ない、更に浮遊海上機雷を模した目標を砲撃で撃破した。

これに加え、フリゲート「アドミラル・エッセン」、警備艦「ラードヌイ」、小型ロケット艦「グライヴォロン」「イングシェチア」、ロケット艇「ナーベレジヌイェ・チェルヌイ」R-60は戦術グループを構成し、南方軍管区航空・防空連合部隊戦闘機航空隊航空機乗員との双務演習中の対空防衛任務を遂行した。

艦の対空防衛班は目標を探知し、コースを追尾し、その後に空中物体を識別し、戦闘コースへ入るまでに破壊した。

艦隊の演習には、様々なグループ、打撃艦グループ捜索打撃グループ、更には揚陸艦支隊を構成する合計20隻以上の艦が関わる。

[参照]
ロシア連邦軍
の訓練計画に沿って、2022年1月~2月にロシア海軍の全ての艦隊の担当ゾーンで一連の演習が行なわれる。
戦闘訓練活動は、ロシア海軍総司令官ニコライ・エフメノフ大将の総指揮下で行なわれる。

演習の主な方向性は、世界の大洋におけるロシアの国益を防護する為の海軍航空宇宙軍の部隊の行動への取り組み、更には海と大洋方向からのロシア連邦への軍事的脅威への対抗に在る。

演習は、ロシア領に隣接する海域、更には世界の大洋の作戦上重要な海域を対象とする。
各々の演習は、地中海、北海、オホーツク海大西洋北東部及び太平洋で行なわれる。

合計で140隻以上の戦闘艦及び支援船、60機以上の飛行装置、1000両の軍用車両、約10000名の軍人の活動への参加が計画されている。





2022年1月26日、黒海艦隊の20隻以上の各種艦船は、黒海で演習を行なう為にセヴァストーポリ及びノヴォロシースクから出航しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の20隻以上の艦船は黒海で演習を行なう]

先ず初めに、海洋掃海艦「イワン・アントノフ」(466、2019年1月26日就役)、「イワン・ゴルベツ」(911、1973年11月30日就役)、「ワレンチン・ピクリ」(770、2002年1月20日就役)による掃海訓練が実施されました。
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ロシア海軍太平洋艦隊の輸送戦闘ヘリコプターKa-29はカムチャツカ半島で海軍歩兵部隊の火力支援訓練を実施した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア軍管区(艦隊)広報サービス発表
2022年1月26日14時30分配信
【カムチャツカで海軍歩兵の火力支援の為に太平洋艦隊海上航空隊のヘリコプターKa-29が使用された】

カムチャツカ太平洋艦隊海上航空隊ヘリコプターKa-29乗員は、海軍歩兵部隊の火力支援任務へ取り組んだ。

2機の輸送-戦闘ヘリコプターの乗員は指定ルート上の飛行を実施し、戦術課題を解決し、指定目標へ兵器を使用した。
ヘリコプターの目標指定は、航空管制官と戦術フィールドでの特殊発煙指示信号により行なわれた。

海軍歩兵部隊の地上支援の為のヘリコプターの使用は、仮想敵に対する高い戦術優位性を高い効率で示した。

活動は、カムチャツカ太平洋艦隊海軍歩兵連合部隊の一連の計画戦闘射撃の枠組みにおいてラドイギノ射爆場で行なわれ、800名以上の将兵が参加した。
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カモフ対潜ヘリコプターKa-27の派生型である戦闘輸送ヘリコプターKa-29は、プロトタイプKa-252TBが1976年7月28日に初飛行した後、1984年から1991年までに『クメルタウ工場』で59機が生産されました。
海軍への軍備採用(制式採用)は1987年8月8日です。

ソ連邦時代には、プロジェクト1174大型揚陸艦(イワン・ロゴフ型)へ搭載されていましたが、1990年代以降に1174が退役した為、搭載艦が無くなり、殆どが予備役として保管されました。
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現在、ロシア海軍が保有するKa-29は28機であり、2015年頃までは極一部の機体だけが稼働状態に在りましたが、2016年から修復が開始されました。
[ロシア海軍航空隊へ戦闘輸送ヘリコプターKa-29が復活する]

2016年12月、太平洋艦隊向けのKa-29の修理が完了し、沿海地方へ送られました。
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[ロシア海軍太平洋艦隊の為の艦載輸送戦闘ヘリコプターKa-29が修復された]
[ロシア海軍太平洋艦隊は修復された戦闘輸送ヘリコプターKa-29を受領する]

2017年11月上旬にも太平洋艦隊Ka-29が再配備されました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2017年11月9日8時20分配信
【太平洋艦隊海軍航空隊へ6機の更新されたヘリコプターKa-29が補充された】

現在、太平洋艦隊には、12機程度のKa-29が配備されており、沿海地方ニコラエフカ飛行場カムチャツカ半島エリゾヴォ飛行場に駐留しています。

エリゾヴォ飛行場Ka-29は、第175独立艦上対潜ヘリコプター飛行隊に所属しています。

ロシア海軍黒海艦隊の20隻以上の艦船は黒海で演習を行なう


『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2022年1月216日13時30分配信
【黒海艦隊の20隻以上の艦船は演習の枠組みで海上へ出た】

黒海艦隊の20隻以上の艦船は黒海エリアで実施される演習へ参加する為に海上へ出た。

艦グループを構成する黒海艦隊戦闘艦艇支援船セヴァストーポリ及びノヴォロシースクの駐留所から出航し、その後に指定海域への移動を行なった。

計画演習任務を遂行する為に構成される様々なグループ、打撃艦グループ、揚陸艦支隊には、フリゲート、警備艦、小型ロケット艦、ロケット艇、揚陸艦、小型対潜艦、更には掃海艦が関わる。

指定海域へ移動する艦の乗組員は、組織的通信、船舶航行集中海域での安全な操艦、海上での組織的な対空防衛の為の一連の演習及び訓練を行なう。

[参照]
ロシア連邦軍
の訓練計画に沿って、2022年1月~2月にロシア海軍の全ての艦隊の担当ゾーンで一連の演習が行なわれる。
戦闘訓練活動は、ロシア海軍総司令官ニコライ・エフメノフ大将の総指揮下で行なわれる。

演習の主な方向性は、世界の大洋におけるロシアの国益を防護する為の海軍航空宇宙軍の部隊の行動への取り組み、更には海と大洋方向からのロシア連邦への軍事的脅威への対抗に在る。

演習は、ロシア領に隣接する海域、更には世界の大洋の作戦上重要な海域を対象とする。
各々の演習は、地中海、北海、オホーツク海大西洋北東部及び太平洋で行なわれる。

合計で140隻以上の戦闘艦及び支援船、60機以上の飛行装置、1000両の軍用車両、約10000名の軍人の活動への参加が計画されている。





今回の黒海艦隊広報部発表では、演習へ参加する艦の名前には一切触れていませんが、動画では、セヴァストーポリから出航する3隻が確認できます。

490:フリゲート「アドミラル・エッセン」
630:小型ロケット艦「イングシェチア」
861:警備艦「ラードヌイ」

ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフ、フリゲート「アドミラル・カサトノフ」、大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは演習へ参加する為に出航した



『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2022年1月26日5時5分配信
【北方艦隊の艦は多種戦力グループを構成する演習を実施する為に海上へ出た】

北方艦隊戦闘艦・支援船支隊は、開始された北極派遣グループ軍部隊との演習の枠組みでバレンツ海へ出航した。

支隊の一員として、ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」、フリゲート「アドミラル・フロータ・カサトノフ」、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」、そして更に支援船が行動する。

演習中に戦闘艦支隊は、艦隊の様々な部隊との協同行動の問題へ取り組み、危機的状況が発生した北方海上での海上交通線及びロシア連邦の海上経済活動海域の安全を保障する課題を合同で解決する。

ロシア連邦軍の訓練計画に沿って、2022年1月~2月にロシア海軍の全ての艦隊の担当ゾーンで一連の演習が行なわれる。
戦闘訓練活動は、ロシア海軍総司令官ニコライ・エフメノフ大将の総指揮下で行なわれる。

演習の主な方向性は、世界の大洋におけるロシアの国益を防護する為の海軍航空宇宙軍の部隊の行動への取り組み、更には海と大洋方向からのロシア連邦への軍事的脅威への対抗に在る。

演習は、ロシア領に隣接する海域、更には世界の大洋の作戦上重要な海域を対象とする。
各々の演習は、地中海、北海、オホーツク海大西洋北東部及び太平洋で行なわれる。

合計で140隻以上の戦闘艦及び支援船、60機以上の飛行装置、1000両の軍用車両、約10000名の軍人の活動への参加が計画されている。



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ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」(1986年11月5日就役/2016年12月26日再就役)は、2021年7月25日の『ロシア海軍の日』クロンシュタットの観艦式(主要海軍パレード)へ参加し、8月初頭に北東大西洋で演習を行なった後、8月11日にセヴェロモルスクへ帰投しました。
[クロンシュタットとサンクトペテルブルクの『ロシア海軍の日』観艦式(主要海軍パレード)へ参加した北方艦隊の水上艦は母港セヴェロモルスクへ帰投した]
2021年9月15日には長距離対艦ミサイル「ヴルカーン」を発射しました。
[ロシア海軍北方艦隊と太平洋艦隊の長距離対艦ミサイル(グラニート/ヴルカーン)発射訓練(2021年9月)]

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フリゲート「アドミラル・フロータ・カサトノフ」(2020年7月21日就役)は、2022年1月上旬にバレンツ海ヘリコプターの着艦訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊のフリゲート「アドミラル・カサトノフ」はバレンツ海でヘリコプターの着艦訓練を実施した]

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大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」(1982年1月10日就役/2010年12月7日再就役)は、2021年6月末からバルト海、地中海、大西洋(赤道ギニア沖)への遠距離航海を行ない、同年12月1日にセヴェロモルスクへ帰投しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは遠距離航海を終えて母港セヴェロモルスクへ帰投した]
2022年1月10日には就役40周年を迎えました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは就役40周年を迎えた]

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中型海洋給油船「ヴャジマ」(1982年9月29日就役)は、2020年12月末~2021年4月下旬に行なわれたフリゲート「アドミラル・カサトノフ」地中海遠征へ同行しました。
[ロシア海軍北方艦隊の中型海洋給油船ヴャジマと救助曳船ニコライ・チケルは地中海遠征から帰投した]


2022年1月18日、この4隻はバレンツ海へ出航し、隊列を組んで航行訓練や洋上補給訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦船はバレンツ海で航行訓練を行なった]


2022年1月26日未明、フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」、大型対潜艦「セヴェロモルスク」、大型揚陸艦「イワン・グレン」などがバレンツ海へ出航し、演習を開始しました。
[ロシア海軍北方艦隊はバレンツ海での演習を開始した]

続いてロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」、フリゲート「アドミラル・フロータ・カサトノフ」、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」なども演習へ参加する為にバレンツ海へ出航しました。

ブヤン-M小型ロケット艦ナロ・フォミンスクは2022年にロシア海軍へ就役し、バルト艦隊へ配備される

『イズベスチヤ』より
2022年1月26日0時0分配信
【水上への道程:小型ロケット艦「ナロ・フォミンスク」はバルト海へ向かう】

艦は年末までに海軍へ加わる
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バルト艦隊ロケット艦の増強を待っている。
年末までに最新のプロジェクト21631「ブヤンM」小型ロケット艦「ナロ・フォミンスク」が一員として加わる。
その弾薬は、有翼ミサイル「カリブル」と超音速の「オーニクス」である。
艦は今年前半に進水し、その後、その試験が始まる。
既に小型ロケット艦の乗組員は形成され、駐留場所としてバルチースクが用意される。
小さな寸法にも関わらず、「ブヤン」バルト海で最も危険なものの1つと言えるだろう:それは艦及び距離1000キロメートルの地上目標の撃破が可能である。
専門家は予告する:バルト海地域におけるロシアNATOの軍事-政治的対立は速やかに終わる事は無く、海軍の強化は抑止力の追加となる。

[バルト海は待っている]
『イズベスチヤ』
軍当局の情報提供者が話したように、新たな小型ロケット艦「ナロ・フォミンスク」バルト艦隊へ含める決定は既に下されている。
艦を黒海艦隊或いはカスピ小艦隊へ引き渡す選択肢も検討されたが、最後にはバルト艦隊の為に造る事が選択された。
新たな艦の為、既に乗組員が形成され、バルチースク海軍基地には、その為に必要なインフラ全てが用意されている~特に、埠頭ゾーンが建設され、装備されている。

情報提供者によると、未だ艦はゼレノドリスクの造船所に在り、進水は今年前半になる。
通常、艦は新年を前にして海軍へ引き渡されるが、「ナロ・フォミンスク」は例外になるかもしれない。
それは、予定時期よりも前の今年秋に海軍への引き渡しが予想される。
プロジェクト21631小型ロケット艦の製造技術は開発されており、「ナロ・フォミンスク」の建造が遅延するような目に見える理由は無い。

今日において、海軍は9隻の「ブヤン-M」を持ち、バルト艦隊、黒海艦隊、カスピ小艦隊に加わっている。
更なる3隻のプロジェクト21631艦が追加契約により建造されている。
「ナロ・フォミンスク」は、その2隻目の小型ロケット艦であり、国防省株式会社『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク工場』の合意の枠組みで起工された。
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ユーリー・ボリソフ副首相によると、契約費用は270億ルーブルである。

NATO諸国は現在バルト地域で勢力を増強しており、そこから離れる事は無いとロシア国家経済・行政高等学院(RANKhiGS)北西研究所の社会技術管理科の主任教授インナ・ヴェトレンコ『イズベスチヤ』へ説明した。
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「緊迫した状況は、この数年間続いています」
彼女は想い起こした。
「ロシアとアメリカ合衆国及びNATO諸国の対立の激化という条件下で、それが静かになる事は無いでしょう。
地域は我々の弱い場所と考えられ、この地域へ強い圧力が掛かっています。
先ず初めに、これはカリーニングラード州に当てはまります。
多くのヨーロッパ連合加盟国の政治家は、そこが正当にロシアに属する事は疑わしいと考えております。
今、状況は悪化する一方です。
ロシアは、そこで軍事力を増強しなければならず、新たな艦の出現が不要になる事はありません」


小型ロケット艦は、バルト海を含む近海での行動の為に良く適している。
軍事専門家ドミトリー・ボルテンコフ『イズベスチヤ』へ話した。
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「ブヤン-Mは、有翼ミサイルの為の8基の発射装置を持つ汎用プラットフォームです」
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彼は説明した。
「再装填後、一斉射撃を繰り返す事が出来ます。
ブヤンは、海上や地上目標へ打撃を与える事が出来ます。
状況が悪化した場合、これらの艦は分散しなければならず、戦闘行動が始まった際、敵領土の奥を含め、重要な目標への超精密打撃を加えます。
これは軍、海軍基地、飛行場及び他の施設に対しても可能です。
従いまして、ブヤン-Mは追加の抑止要因とならなければなりません」


バルト艦隊には同プロジェクトの小型ロケット艦2隻が加わっている~「ゼリョヌイ・ドル」「セルプホフ」
双方の艦は、その良好さを示している事をドミトリー・ボルテンコフは想い起こした。

[静けさを掻き乱す]
当初、「ブヤン-M」は、近海ゾーンの保護と防護の為、更には大きな川と湖での行動の為に開発された。
しかし、カスピ海及び地中海エリアからシリアテロリストの施設への「カリブル」発射は、約1500キロメートルの距離で超精密ミサイル打撃を与える能力を実証した。

2015年秋の最初の「ブヤン-M」によるミサイル発射は、世界にセンセーションを起こした。

西側のメディアにとって、「小人」の打撃能力は意外であった。

2016年に「ブヤン-M」は再び西側の「パートナー」を驚かせた。
地中海からバルト海への2隻の「ブヤン-M」(「セルプホフ」「ゼリョヌイ・ドル」)の航跡は、多くの騒ぎを引き起こした。
ヨーロッパのメディアの代表は、その沿岸から遠距離有翼ミサイル「カリブル」搭載艦を見る事を予想していなかった。

これらの艦は、最新技術を用いて建造された。
「小人」電波位置測定ステーションにとっては目立たない未来的な変わった外観を得た。
小さい寸法は、海の小島群、川と湖の河床や岸へ隠れ、更には隠密裏に敵の艦や海岸へ接近する事を可能にする。

「ブヤン-M」は、重量300キログラムの弾頭を持つ超音速対艦ミサイル「オーニクス」を搭載する。
ミサイルは艦のみならず、500キロメートルまで離れた事前に知られた座標の地上目標へ打撃を与える事が出来る。
有翼ミサイル「カリブル」は、重量450キログラムの貫通爆発弾頭を装備する。
『イズベスチヤ』は既に、極超音速ミサイル「ツィルコン」の小型ヴァージョンを武装として受け取らなければならないと書いている。

更に艦上には、100mm砲装置A-190が有る。
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空中から艦は、30mm高射砲複合体AK-630M-2「ドゥエト」高射ミサイル「イグラ」或いは「ヴェルバ」の為の発射装置「ギブカ」でカバーされる。
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小型ロケット艦は、偵察-打撃回路及び偵察-射撃回路へ含まれている。
これにより「ブヤン-M」汎用打撃プラットフォームは、航空宇宙軍及び地上部隊と綿密に繋がった行動が可能である。

海軍は現在、積極的に強化されている。
『イズベスチヤ』は、国防省北方艦隊の独特の艦「アドミラル・チャバネンコ」の近代化プランに合意したと書いた。
1990年代初頭から、これは我が国の海軍を代表する最も強力なものの1つであった。
更新後、有翼ミサイル「カリブル」、極超音速の「ツィルコン」ミサイルKh-35を装備する。



プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦は、これまでに12隻が起工され、この内の9隻がロシア海軍へ引き渡されています。
全てロシア内陸部ゼレノドリスク『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で建造されています。
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建造番号631「グラード・スヴィヤージスク」Град Свияжск
2010年8月27日起工/2013年3月9日進水/2014年7月27日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号632「ウグリーチ」Углич
2011年7月22日起工/2013年4月10日進水/2014年7月27日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号633「ヴェリキー・ウスチュグ」Великий Устюг
2011年8月27日起工/2014年5月21日進水/2014年11月18日納入/2014年12月19日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号634「ゼリョヌイ・ドル」Зелёный Дол
2012年8月29日起工/2015年4月2日進水/2015年12月12日就役
黒海艦隊へ配備/2016年10月にバルト艦隊へ転属

建造番号635「セルプホフ」Серпухов
2013年1月25日起工/2015年4月3日進水/2015年12月12日就役
黒海艦隊へ配備/2016年10月にバルト艦隊へ転属

建造番号636「ヴイシニー・ヴォロチョーク」Вышний Волочек
2013年8月29日起工/2016年8月22日進水/2018年5月25日納入/2018年6月1日就役
黒海艦隊へ配備

建造番号637「オレホヴォ・ズエヴォ」Орехово-Зуево
2014年5月29日起工/2018年7月18日進水/2018年12月10日就役
黒海艦隊へ配備

建造番号638「イングシェチア」Ингушетия
2014年8月29日起工/2019年6月11日進水/2019年12月28日就役
黒海艦隊へ配備予定

建造番号639「グライヴォロン」Грайворон
2015年4月10日起工/2020年4月進水/2021年1月30日就役
黒海艦隊へ配備

建造番号640「グラード」Град
2017年4月24日起工/2021年9月17日進水/2022年就役予定

建造番号641「ナロ・フォミンスク」Наро-Фоминск
2018年2月23日起工/2022年前半進水予定/2022年就役予定

建造番号642「スタヴロポリ」Ставрополь
2018年7月12日起工/2023年就役予定


プロジェクト21631は12番艦までの建造が計画されており、この内の10~12番艦の建造契約は2016年9月に締結されました。
[ロシア海軍の為のブヤン-M小型ロケット艦3隻(10-12番艦)の建造契約が締結された]


現在までにカスピ小艦隊へ3隻、バルト艦隊へ2隻、黒海艦隊へ4隻が配備されている「ブヤン-M」ですが、10番艦「グラード」と11番艦「ナロ・フォミンスク」バルト艦隊へ配備される事になるようです。
[小型ロケット艦ブーリャとグラードは2021年にロシア海軍へ就役し、バルト艦隊へ配備される]

特殊用途原子力潜水艦ベルゴロドは2022年夏にロシア海軍へ引き渡される


『タス通信』より
2022年1月26日9時5分配信
【ロシア連邦海軍への特殊用途潜水艦「ベルゴロド」の引き渡しは2022年夏に計画されている】
モスクワ、1月26日/タス通信

プロジェクト09852特殊用途原子力潜水艦「ベルゴロド」(原子力無人機「ポセイドン」搭載艦)のロシア海軍への引き渡しは2022年夏に計画されている。
『タス通信』は2名の情報提供者より伝えられた。

「原子力潜水艦ベルゴロドの御引き渡しは2022年夏に計画されております。
この出来事は、7月31日に祝われるロシア連邦海軍の日に合わせる事が出来るように予定されます」

彼は話した。

『タス通信』は、この情報を公式に確認していない。

『セヴマシュ』(『統合造船業営団』へ加入)総取締役ミハイル・ブドニチェンコは、12月25日に原子力潜水艦「ベルゴロド」は2022年に国家試験を完了すると述べた。

更に、軍当局に近い情報提供者は『タス通信』へ、「ベルゴロド」海軍へ引き渡された後、太平洋で勤務へ就くと伝えた。
以前、この潜水艦の発注者への引き渡しは2021年末に計画されていた。

原子力水中無人機「ポセイドン」の最初の搭載艦~プロジェクト09852潜水艦「ベルゴロド」は、2019年4月23日に『セヴマシュ』で進水した。



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プロジェクト949A「アンテイ」(オスカーII)原子力水中巡洋艦K-329「ベルゴロド」は、1992年7月24日にセヴェロドヴィンスク市生産合同『北方機械製造事業』(セヴマシュ)で起工されましたが、2006年に完成度80パーセント程度で建造工事は凍結されました。
[オスカーII型原潜最終艦、建造中止?]
[未完のオスカーII型原潜ベルゴロド]
[オスカーII級原潜「ベルゴロド」の建造は停止される]

その後、「ベルゴロド」特殊用途原潜へ改造されることになりました。
[オスカーII級原潜「ベルゴロド」は特殊作戦母艦として完成する]
[オスカーII級原潜「ベルゴロド」は完成する]
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2012年12月20日、「ベルゴロド」は、原子力調査潜水艦プロジェクト09582として、『セヴマシュ』で改めて「起工」されました。
[調査原潜プロジェクト09852は起工された]
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当初、「ベルゴロド」は、2018年末までにロシア海軍へ引き渡される予定でしたが、その後、引き渡しは延期され、2018年末までの進水予定も実現しませんでした。
[原子力科学調査潜水艦ベルゴロドは2018年にロシア海軍へ引き渡される]
[ロシア海軍の為の原子力科学調査潜水艦ベルゴロドは2018年末までに進水する]

「ベルゴロド」は、無人潜水艇「クラヴェシン-2」などの有人或いは無人の各種潜水艇を搭載します。
[ロシア海軍の新型無人潜水艇クラヴェシン-2の試験はクリミア半島のフェオドシヤで行なわれている]

この他、現在開発中の大洋多目的システム「ポセイドン」(深海原子力無人機)の搭載母艦としての役割も果たします。

[大洋多目的システム「ポセイドン」]

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更には「原子力深海ステーション」、即ち深海調査用の小型特務原子力潜水艦も搭載できます。
[ロシア海軍の特殊用途原子力潜水艦ベルゴロドは深海調査用小型原子力潜水艦を搭載する]

2019年4月23日、「ベルゴロド」『セヴマシュ』で進水しました。

[ロシア海軍の為の特殊用途原子力潜水艦ベルゴロドは進水した]

「ベルゴロド」は、2020年にロシア海軍への引き渡しが予定されていました。
[特殊用途原子力潜水艦ベルゴロドは2020年6月に洋上試験を開始し、同年9月にロシア海軍へ引き渡される]

しかし、コロナウイルス流行による遅延(『セヴマシュ』でも感染者が出た)などの理由により、2020年中に洋上試験を開始する事すら実現できず、引き渡しは2021年に延期される事になりました
[セヴェロドヴィンスク造船所で建造されている特殊用途原子力潜水艦ベルゴロド、原子力水中巡洋艦カザンとノヴォシビルスク、戦略用途原子力水中巡洋艦クニャージ・オレグは2021年にロシア海軍へ就役する]

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2021年6月25日、「ベルゴロド」白海へ出航し、最初の洋上試験(工場航行試験)を開始しました。
[ロシア海軍の為の特殊用途原子力潜水艦ベルゴロドは洋上試験の準備を進めている]
[ロシア海軍の特殊用途原子力潜水艦ベルゴロドは洋上試験を開始した]

「ベルゴロド」は7月24日にセヴェロドヴィンスクへ帰投しました。
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[ロシア海軍の特殊用途原子力潜水艦ベルゴロドは最初の洋上試験を終えてセヴェロドヴィンスクへ帰投した]

「ベルゴロド」ロシア海軍への引き渡しは2021年末に予定されていましたが、同年中に洋上試験を完了させる事が出来なかった為、2022年に延期されました。
[ロシア海軍の特殊用途原子力潜水艦ベルゴロドの洋上試験は2021年9月に完了する]
[ロシア海軍の為の特殊用途原子力潜水艦ベルゴロドは2022年に洋上試験を完了する]

具体的な引き渡し時期に関する情報が無かった「ベルゴロド」ですが、今回、非公式の情報ながら、2022年夏~2022年7月末という話が出てきました。

『ロシア海軍の日』は、毎年7月の最終日曜日と定められており、今年(2022年)は7月31日になりますが、同日或いはその少し前の引き渡しが考えられているようです。

ロシア海軍バルト艦隊の小型ロケット艦3隻はカリーニングラード州沖で対空射撃訓練を実施した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2022年1月25日17時31分配信
【バルト艦隊の艦は砲射撃を実施した】

バルト海エリアに位置する射爆場でのバルト艦隊の計画演習の枠組みで、艦の乗組員は、仮想敵空中攻撃手段を模した標的への砲射撃を成功裏に実施した。

射撃は、小型ロケット艦「ムィティシ」、「オジンツォボ」、「ゼリョヌイ・ドル」の乗組員により実施された。
標的として、カリーニングラード州タラン岬152mm自走曲射砲「アカーツィヤ」から撃ち出された照明砲弾が使用された。
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戦闘訓練は、様々な高度及び距離で艦載砲装置AK-176及びAK-630により実施された。
射撃実施の結果、撃ち出された標的は全て成功裏に撃破された。

砲射撃実施期間中、全ての安全の基準及び必要条件は厳格に遵守された。
戦闘訓練中、その保障はバルト艦隊水上艦及び支援船により実行された。

バルト艦隊の部隊の計画演習には、およそ20隻の戦闘艦艇、支援船が参加し、その中には艦隊小型ロケット艦、ロケット艇、小型対潜艦、基地掃海艦、泊地掃海艦、支援船艦隊海上航空隊航空機ヘリコプターが有る。



2022年1月24日、バルト艦隊の20隻の艦艇が演習の為にバルト海へ出航しました。

[ロシア海軍バルト艦隊の20隻の艦艇はバルト海で演習を行なう]

先ず初めに、先ず初めに、バルチースク基地周辺に機雷源が敷設されているという想定で掃海艦「アレクサンドル・オブホフ」(507)、「レオニード・ソボリョフ」(510)、「ノヴォチェボクカルスク」(501)機雷を掃海しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の掃海艦はカリーニングラード州沖で掃海訓練を実施した]

その後、小型ロケット艦「ムィティシ」(567、2018年12月17日就役)、「オジンツォボ」(584、2020年11月21日就役)、「ゼリョヌイ・ドル」(562、2015年12月12日就役)がカリーニングラード州タラン岬沖で対空射撃訓練を行ないました。

ロシア海軍バルト艦隊の掃海艦はカリーニングラード州沖で掃海訓練を実施した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2022年1月25日14時8分配信
【バルト艦隊の掃海グループは機雷捜索演習を実施した】

基地掃海艦「アレクサンドル・オブホフ」、「レオニード・ソボリョフ」、「ノヴォチェボクカルスク」で構成されるバルト艦隊掃海艦グループ機雷を無力化する計画演習の枠組みで、仮想機雷源が敷設された。

演習計画に沿って、バルト海に位置する射爆場でバルチースク海軍基地水域保護艦連合部隊掃海艦は、仮想敵による機雷兵器の仮想使用の条件下で駐留所から海上を移動するバルト艦隊の艦船部隊の展開の対機雷保障の為の行動へ取り組んだ。

海上への出航の際、艦の乗組員は、接触型及び非接触型掃海具を設置する任務へ取り組み、艦支隊の先導の為に機雷源を掃海、突破する演習を実施した。

更に、指定区画での合同捜索及び機雷掃海の実施中、掃海艦グループの艦は、配置された訓練用錨海底機雷を成功裏に探知し、破壊した。

バルト艦隊の部隊の計画演習には、およそ20隻の戦闘艦艇、支援船が参加し、その中には艦隊小型ロケット艦、ロケット艇、小型対潜艦、基地掃海艦、泊地掃海艦、支援船艦隊海上航空隊航空機ヘリコプターが有る。



2022年1月24日、バルト艦隊の20隻の艦艇が演習の為にバルト海へ出航しました。

[ロシア海軍バルト艦隊の20隻の艦艇はバルト海で演習を行なう]

先ず初めに、バルチースク基地周辺に機雷源が敷設されているという想定で掃海艦「アレクサンドル・オブホフ」(507)、「レオニード・ソボリョフ」(510)、「ノヴォチェボクカルスク」(501)機雷を掃海しました。

ロシア海軍北方艦隊はバレンツ海での演習を開始した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2022年1月26日0時1分配信
【北方艦隊は北極派遣グループ・軍部隊との演習を開始した】

北方艦隊の軍部隊は、2022年のロシア連邦軍の訓練計画に沿ってロシア英雄・北方艦隊司令官アレクサンドル・モイセーエフ大将の指揮下で実施される北極派遣グループとの演習の枠組みでの実地行動への取り組みへ着手した。

演習中、北極大洋ゾーンでの危機的状況を解決する行動を計画及び実行し、軍の安全保障及び海上経済活動の課題を解決する枠組みにおいて、艦隊の軍統制組織の準備態勢の水準が評価される。
戦術艦船グループ、沿岸軍部隊の整然とした行動が点検され、その中で北極での合同戦闘演習任務を遂行し、北極地域で海上での戦闘及び軍事行動を実施する戦術動作及び方法へ取り組む。

北方艦隊の将兵は、北方海上航路の交通線の防護、北方艦隊の駐屯地の保護及び防衛の問題へ取り組み、仮想テロリストグループへの対抗行動、更にはその封鎖と撃破の演習を実施する。

北方艦隊の軍部隊の主な実地行動はバレンツ海エリアで行なわれ、フリゲート「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」、大型対潜艦「セヴェロモルスク」、大型揚陸艦「イワン・グレン」、潜水艦、支援船、そして更に北方艦隊航空・防空軍航空機ヘリコプターが関わる。
海上射爆場に加え、一連の演習がムルマンスク州の沿岸射爆場で行なわれる。

演習には、1200名の人員、約140両の戦闘車両及び特殊車両、20機の飛行装置、30隻の艦、潜水艦、支援船の参加が計画されている。