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ロシア海軍北方艦隊の大型揚陸艦イワン・グレンはバレンツ海で演習を実施した

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『Korabel.Ru』より
2022年4月1日6時52分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」は計画任務へ取り組む為にバレンツ海へ出航した】

艦隊の沿岸及び海上の戦闘訓練射爆場で艦の乗組員は、総合艦内システム、電波技術機器及び通信機器の機能を点検する。

更に、戦闘部門の当直士官及び航海士は、バレンツ海の各海域の航行の航法の特徴を知ると北方艦隊広報サービスは伝えた。

揚陸艦船員は更に、無防備の泊地へ投錨停泊する際の対水中破壊工作防衛演習を行ない、実際の擲弾射撃を行なう。

以前、大型揚陸艦「イワン・グレン」乗組員は、バレンツ海及びコラ湾海上配置艦上襲撃ヘリコプターKa-29の飛行を保障するサイクル訓練へ取り組んだ。



プロジェクト11711大型揚陸艦の1番艦「イワン・グレン」は、カリーニングラード沿バルト造船工場『ヤンターリ』で2004年12月24日に起工され、2012年5月18日に進水し、2018年6月20日にロシア海軍へ納入され、正式な就役式典となる聖アンドレイ旗(ロシア海軍旗)初掲揚式典が開催されました。

[プロジェクト11711大型揚陸艦の1番艦イワン・グレンはロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ編入された]

2018年10月22日に北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着しました。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンは北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着した]
「イワン・グレン」北方艦隊第121揚陸艦旅団へ編入されました。

その後の動向は明らかにされていませんが、2021年4月にはポリャールヌイ『第10艦船修理工場』で修理が行なわれました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新大型揚陸艦イワン・グレンは修理を行なう]

修理を終えた「イワン・グレン」は4月24日にバレンツ海へ出航し、対テロ演習を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新大型揚陸艦イワン・グレンはバレンツ海で対テロ演習を行なった]

就役時には「イワン・グレン」の舷側番号は「135」でしたが、2021年春に「010」に変更されました。
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2021年5月21日にはコラ湾グリャズナヤ入り江(サフォノヴォ)装甲兵員輸送車の積載訓練を行ないました。
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[ロシア海軍北方艦隊の大型揚陸艦イワン・グレンはコラ湾沿岸で装甲兵員輸送車の積載訓練を行なった]

5月23日にはモトフスキー湾海軍歩兵部隊の上陸演習を行ないました。
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[ロシア海軍北方艦隊の大型揚陸艦イワン・グレンはバレンツ海で上陸演習を行なった]

8月15日にはペチェンガ湾自動車化射撃旅団(ペチェンガ赤旗・クトゥーゾフ勲章授与・第200独立自動車化射撃旅団)及び海軍歩兵旅団(キルケネス赤旗授与・第61独立海軍歩兵旅団)の車両の積載訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型揚陸艦イワン・グレンはペチェンガ湾で自動車化射撃部隊と海軍歩兵部隊の車両積載訓練を実施した]

10月25日にはバレンツ海ヘリコプターKa-29の発着艦訓練を行ないました。
『Neftegaz』より
2021年10月26日22時1分配信
【北方艦隊の大型揚陸艦「イワン・グレン」は海上で強襲ヘリコプターの訓練を実施した】


2022年1月末に始まったロシア海軍4艦隊(北方艦隊、太平洋艦隊、黒海艦隊、バルト艦隊)同時演習の一環として1月26日未明にフリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」、大型対潜艦「セヴェロモルスク」などと共にバレンツ海へ出航し、演習を開始しました。
[ロシア海軍北方艦隊はバレンツ海での演習を開始した]

その後、一旦帰投していたようですが、2月下旬に再びバレンツ海へ出航し、北方艦隊の演習へ参加しました。
[ロシア海軍北方艦隊はバレンツ海で演習を行なう]

3月31日にバレンツ海へ出航し、演習を行ないました。

ウクライナで戦死した黒海艦隊の海軍歩兵隊員はセヴァストーポリに埋葬された

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『ForPost』より
2022年4月3日10時30分配信
【セヴァストーポリはウクライナで死んだもう1人の海軍歩兵隊員に別れを告げた】

エフゲニー・ぺトチェンコ親衛軍曹はドンバス出身者である。

4月2日・土曜日、ウクライナの特殊作戦中に死亡した黒海艦隊第810親衛海軍歩兵旅団の独立海軍歩兵部隊指揮官エフゲニー・ぺトチェンコ親衛軍曹がセヴァストーポリに埋葬された。

セヴァストーポリ知事ミハイル・ラズヴォジャエフは、自身のソーシャルネットワークで、エフゲニー・ぺトチェンコルガンスク州ブリャンカで生まれたと述べた。

「彼は、ナチスから彼の小さな祖国を解放する戦闘任務遂行中に死亡しました」
知事は書いた。

エフゲニー・ペトチェンコは、3月28日以降のセヴァストーポリからの6人目の死者となった。
以前、大型揚陸艦「ノヴォチェルカッスク」の2名の船員ゲルマン・グチコドミトリー・コトフアレクセイ・オノプチェンコ海軍歩兵下級軍曹、、セヴァストーポリ国立大学の卒業生エゴル・トルマチョフ偵察兵ドミトリー・サヴィツコ親衛上級水兵マリウポリ近郊の戦闘で死亡した事が知られるようになった。

マリウポリ近郊の戦いで、戦いで荒廃した都市からの避難の組織化に従事していた黒海艦隊副司令官アンドレイ・パリイと、黒海艦隊第810旅団司令官アレクセイ・シャロフ大佐アレクセイ・オノプチェンコが死亡した事が想い起こされる。

ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4のプロジェクト06363潜水艦ウファは造船所で係留試験の準備を進めている

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『MASHNEWS』より
2022年4月4日0時11分配信
【太平洋艦隊の為の第4の「ワルシャワンカ」は係留試験を準備する】

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3月31日・木曜日、『アドミラルティ造船所』のプロジェクト1799「ルガ」進水修理浮きドックにより、プロジェクト06363ディーゼルエレクトリック潜水艦「ウファ」が工場の埠頭施設へ曳航された。
ここで潜水艦はドックから出渠し、今後の水上での艤装と係留試験の準備の為、大ネヴァ岸壁へ係留された。


現在、ディーゼルエレクトリック潜水艦の準備状態は約90パーセントである。
『アドミラルティ造船所』は既に「ウファ」の係留試験の準備を始めている。

「ウファ」は、太平洋艦隊の為の6隻の潜水艦の内の4隻目である。
建造契約は2016年9月7日に署名された。

一方、建造中の第5の潜水艦「モジャイスク」は、ブロック-モジュールの接合の準備を行なっている。
6番艦「ヤクーツク」は、船体構造が形成されている。

「ウファ」は年末までに(海軍)旗の掲揚が予定されている。



ロシア輸出用潜水艦プロジェクト636シリーズのロシア海軍向け最新改良型であるプロジェクト06363潜水艦は、先ず黒海艦隊向けに6隻が建造され、2014年~2016年に就役しました。
[プロジェクト06363潜水艦(黒海艦隊)]

その後、太平洋艦隊向けにも6隻のプロジェクト06363潜水艦を建造する事になり、2016年9月7日に契約が締結されました。
[サンクトペテルブルクのアドミラルティ造船所はロシア海軍太平洋艦隊の為の6隻のプロジェクト06363潜水艦の建造契約を締結した]

2017年7月28日に最初の2隻~1番艦B-274「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」と2番艦B-603「ヴォルホフ」が同時に起工されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーとヴォルホフはサンクトペテルブルクで起工された]

「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」は、2019年3月28日に進水し、11月25日にロシア海軍へ就役しました。

[プロジェクト06363潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーはロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]

「ヴォルホフ」は、2019年12月26日に進水し、2020年10月24日にロシア海軍へ就役しました。

[プロジェクト06363潜水艦ヴォルホフはロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]

この2隻は、2021年11月30日にウラジオストクへ到着しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のコルベット"グレミャーシチー"、潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーとヴォルホフはウラジオストクへ到着した]


3番艦B-602「マガダン」と4番艦B-588「ウファ」は、2019年11月1日に起工されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦マガダンとウファはサンクトペテルブルクで起工された]

B-602「マガダン」は、2021年3月26日に進水し、2021年10月12日に聖アンドレイ旗初掲揚式典を開催し、正式にロシア海軍へ就役しました。

[プロジェクト06363潜水艦マガダン、ロシア海軍へ就役(2021年10月12日)]

4番艦B-588「ウファ」は2022年3月31日に進水しました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4のプロジェクト06363潜水艦ウファはサンクトペテルブルクで進水した]

その後、『アドミラルティ造船所』の艤装岸壁へ移動し、最終艤装と係留試験の準備が進められています。


ロシア海軍への引き渡しは2022年末に予定されています。


太平洋艦隊向け06363潜水艦の5番艦「モジャイスク」と6番艦「ヤクーツク」は、2021年8月23日に起工されました。
[ロシア海軍の為のボレイ-A戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦2隻、プロジェクト20380コルベット1隻、、プロジェクト20385コルベット1隻、プロジェクト06363潜水艦2隻はプーチン大統領の号令下で一斉に起工された]
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「モジャイスク」は2023年、「ヤクーツク」は2024年の進水が予定されています。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦モジャイスクとヤクーツクは2023年と2024年に進水する]

ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦モジャイスクとヤクーツクは2023年と2024年に進水する

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『タス通信』より
2022年4月4日6時5分配信
【潜水艦「モジャイスク」と「ヤクーツク」の進水は、それぞれ2023年と2024年に予定している】
モスクワ、4月4日/タス通信

ディーゼルエレクトリック潜水艦「モジャイスク」「ヤクーツク」の進水は、それぞれ2023年と2024年に予定している。
これは、新聞『クラースナヤ・ズヴェズダー』(ロシア連邦軍機関紙)の資料で述べられている。

「太平洋艦隊の為の潜水艦の建造は続いており、『アドミラルティ造船所』は、第4の潜水艦モジャイスクのブロック-モジュールの接合の準備を行なっています。
太平洋艦隊シリーズの第6の潜水艦ヤクーツクは、船体構造の形成作業が進められています。
これらの進水は、それぞれ2023年と2024年に予定しております」

資料では、こう述べられた。

6隻のプロジェクト636.3潜水艦から成るシリーズが『アドミラルティ造船所』ロシア太平洋艦隊の為に建造される。
プロジェクト636.3潜水艦は、海洋工学中央設計局『ルビーン』により開発された。
太平洋艦隊の為に6隻の潜水艦を建造する契約は2016年9月に署名された。

最初の潜水艦(「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」)は2019年12月に発注主へ引き渡され、2隻目(「ヴォルホフ」)は2020年10月24日にロシア連邦海軍へ加入した。
シリーズ第3の潜水艦(「マガダン」)は2021年10月にロシア海軍へ引き渡され、4隻目(「ウファ」)は今年3月末に進水した。



ロシア輸出用潜水艦プロジェクト636シリーズのロシア海軍向け最新改良型であるプロジェクト06363潜水艦は、先ず黒海艦隊向けに6隻が建造され、2014年~2016年に就役しました。
[プロジェクト06363潜水艦(黒海艦隊)]

その後、太平洋艦隊向けにも6隻のプロジェクト06363潜水艦を建造する事になり、2016年9月7日に契約が締結されました。
[サンクトペテルブルクのアドミラルティ造船所はロシア海軍太平洋艦隊の為の6隻のプロジェクト06363潜水艦の建造契約を締結した]

2017年7月28日に最初の2隻~1番艦B-274「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」と2番艦B-603「ヴォルホフ」が同時に起工されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーとヴォルホフはサンクトペテルブルクで起工された]

「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」は、2019年3月28日に進水し、11月25日にロシア海軍へ就役しました。

[プロジェクト06363潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーはロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]

「ヴォルホフ」は、2019年12月26日に進水し、2020年10月24日にロシア海軍へ就役しました。

[プロジェクト06363潜水艦ヴォルホフはロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]

この2隻は、2021年11月30日にウラジオストクへ到着しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のコルベット"グレミャーシチー"、潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーとヴォルホフはウラジオストクへ到着した]


3番艦B-602「マガダン」と4番艦B-588「ウファ」は、2019年11月1日に起工されました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦マガダンとウファはサンクトペテルブルクで起工された]

B-602「マガダン」は、2021年3月26日に進水し、2021年10月12日に聖アンドレイ旗初掲揚式典を開催し、正式にロシア海軍へ就役しました。

[プロジェクト06363潜水艦マガダン、ロシア海軍へ就役(2021年10月12日)]

4番艦B-588「ウファ」は2022年3月31日に進水しました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4のプロジェクト06363潜水艦ウファはサンクトペテルブルクで進水した]
ロシア海軍への引き渡しは2022年末に予定されています。


太平洋艦隊向け06363潜水艦の5番艦「モジャイスク」と6番艦「ヤクーツク」は、2021年8月23日に起工されました。
[ロシア海軍の為のボレイ-A戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦2隻、プロジェクト20380コルベット1隻、、プロジェクト20385コルベット1隻、プロジェクト06363潜水艦2隻はプーチン大統領の号令下で一斉に起工された]
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「モジャイスク」は2023年、「ヤクーツク」は2024年の進水が予定されています。
ロシア海軍への引き渡し予定には触れられていませんが、おそらくは「モジャイスク」が2023年末、「ヤクーツク」が2024年末でしょう。

ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』においてオデッサの石油精製工場と燃料貯蔵所へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した


『インテルファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2022年4月3日10時45分配信
【ロシア連邦国防省はオデッサ近郊の石油精製工場へのミサイル打撃を発表した】
モスクワ、4月3日、インテルファクス

ロシア軍は、オデッサ地域石油精製工場燃料-潤滑油貯蔵所及び航空機によるミサイル打撃を与えた事を発表した。

「本日(4月3日)朝、海上及び空中発射の高精度ミサイルは、ムィコラーイウ方向のウクライナ軍グループへ燃料を供給していたオデッサ市地域の石油精製工場と3ヶ所の燃料-潤滑油貯蔵所を破壊しました」
日曜日にロシア連邦国防省公式代理人イーゴリ・コナシェンコフは話した。
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「ロシア連邦軍は、ウクライナで特殊軍事作戦の実行を継続します」
彼は言った。

オデッサは、ウクライナで人口第3位の居住所と見られている(100万人以上)。
同市はオデッサ湾(黒海北西部)に位置している。
重要な海上貿易港である。

3月25日、ロシア連邦軍作戦総局長セルゲイ・ルドスコイは、ウクライナでの作戦中、ロシア軍高精度兵器の中で、特に航空有翼ミサイルKh-101、海上有翼ミサイル「カリブル」、地上作戦-戦術ミサイル複合体「イスカンデル-M」を使用していると述べた。

3月19日、ロシア国防省は、ウクライナでの作戦中、初めて極超音速航空ミサイル複合体「キンジャール」が使用された事を発表した~3月18日、イワノ-フランコフスキー州ウクライナ軍のミサイル・弾薬の地下倉庫が破壊された。



ロシア連邦軍「ウクライナ特殊軍事作戦」を開始した2022年2月24日、ロシア航空宇宙軍航空機ロシア海軍黒海艦隊巡航ミサイル「カリブル」搭載艦は、ウクライナに対する大規模な巡航ミサイル攻撃を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊はウクライナ特殊軍事作戦で巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

現在、黒海に居る「カリブル」搭載艦は9隻です。
フリゲート「アドミラル・エッセン」、「アドミラル・マカロフ」
小型ロケット艦「グライヴォロン」、「ヴイシニー・ヴォロチョーク」、「イングシェチア」
潜水艦「ロストフ・ナ・ドヌー」、「ヴェリキー・ノヴゴロド」、「スタールイ・オスコル」、「コルピノ」

(この他、未だ正式に就役していない小型ロケット艦「ツィクロン」も3月下旬から洋上行動)

航空宇宙軍航空機及び黒海艦隊の艦は、2月25日深夜~2月26日未明にもウクライナに対する大規模な巡航ミサイル攻撃を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊は夜間にウクライナへ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

同じ2月26日、航空宇宙軍航空機及び黒海艦隊の艦により、もう一度大規模な巡航ミサイル攻撃がウクライナに対して行なわれました。
[2022年2月26日にロシア海軍黒海艦隊はウクライナ特殊軍事作戦で巡航ミサイル「カリブル」による攻撃を行なった]

3月1日、航空宇宙軍航空機及び黒海艦隊の艦は、ウクライナに対する大規模な巡航ミサイル攻撃を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊はウクライナへ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

3月19日には、『ウクライナ特殊軍事作戦』において、初めて黒海艦隊超音速沿岸ミサイル「バスチオン」オデッサ州へ発射されました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ軍事作戦』において超音速沿岸ミサイル「バスチオン」をオデッサ州へ発射した]

3月20日には、カスピ小艦隊「カリブル」搭載艦「ウクライナ特殊軍事作戦」において初めてウクライナへの大規模なミサイル攻撃を行ないました。
[ロシア海軍カスピ小艦隊はウクライナ特殊軍事作戦において初めてカスピ海から巡航ミサイル「カリブル」をウクライナのムィコラーイウ州へ発射した]

同じ3月20日、黒海艦隊「カリブル」搭載艦は、ウクライナ北西部のネージン車両修理工場への大規模なミサイル攻撃を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』において黒海からウクライナのネージン修理工場へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

3月22日、黒海艦隊「カリブル」搭載艦は、ドネツクルガンスクウクライナ軍施設への大規模なミサイル攻撃を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』において黒海からドネツクとルガンスクのウクライナ軍施設へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

3月22日夕方、黒海艦隊「カリブル」搭載艦は、ウクライナ西部リヴネ市北西のオルツィヴウクライナ軍兵器庫へのミサイル攻撃を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』において黒海からリヴネ近郊のウクライナ軍兵器庫へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

3月24日夜、黒海艦隊「カリブル」搭載艦は、キエフ州カルィーニウカ燃料貯蔵所へのミサイル攻撃を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』において黒海からキエフ州カルィーニウカのウクライナ軍燃料貯蔵所へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

3月25日、黒海艦隊小型ロケット艦(「ブヤン-M」小型ロケット艦)は、ジトームィル州ヴェリキー・コロフンツィ地域の弾薬兵器庫へ「カリブル」を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のブヤン-M小型ロケット艦は『ウクライナ特殊軍事作戦』において黒海からジトームィル州のウクライナ軍兵器庫へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

3月26日には超音速ミサイル「オーニクス」ムイコラーイウへ発射されています。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』においてムイコラーイウへ超音速ミサイル「オーニクス」を発射した]

3月27日、黒海艦隊「カリブル」搭載艦は、キエフ近郊のプレセツクミサイル倉庫「カリブル」を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のブヤン-M小型ロケット艦は『ウクライナ特殊軍事作戦』において黒海からキエフ近郊のプレセツクのウクライナ軍ミサイル倉庫へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

3月28日、黒海艦隊「カリブル」搭載艦は、ジトームィル州ウショムールヴェセロフカの大型弾薬庫へ「カリブル」を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』において黒海からジトームィル州のウクライナ軍弾薬庫へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

4月1日、黒海艦隊「カリブル」搭載艦シャフタルスコエウクライナ軍部隊本部「バスチオン」(オーニクス)を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』においてシャフタルスコエのウクライナ軍部隊本部を超音速ミサイル「バスチオン」(オーニクス)で破壊した]

4月2日、航空宇宙軍航空機及び黒海艦隊「カリブル」搭載艦は、クレメンチュグ石油精製工場の貯蔵庫へ巡航ミサイルを発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』においてクレメンチュグ石油精製工場の貯蔵庫へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

4月3日、黒海艦隊「カリブル」搭載艦及び航空宇宙軍航空機は、オデッサ市石油精製工場燃料貯蔵所巡航ミサイルを発射しました。

ロシア海軍北方艦隊と太平洋艦隊の艦は地中海東部で潜水艦捜索訓練を実施した

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『インテルファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2022年4月2日12時9分配信
【ロシアの戦闘艦は地中海の演習で「敵」潜水艦を探した】
モスクワ、4月2日、インテルファクス

北方艦隊戦闘艦支隊は、太平洋艦隊部隊と連携して地中海の演習で仮想敵潜水艦の捜索へ取り組んだ。

「船員は、艦の水中音響複合体の助力を得て、様々な方法での潜水艦の捜索と追尾の戦術へ取り組みました」
土曜日に拡散された北方艦隊発表では、こう述べられた。

北方艦隊ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」、フリゲート「アドミラル・フロータ・カサトノフ」、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」、そして更に太平洋艦隊ロケット巡洋艦「ワリャーグ」、大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」が任務へ取り組んだ。
これらと艦上対潜ヘリコプターKa-27が連携したと艦隊は伝えた。

彼によると「北方艦隊と太平洋艦隊の艦の乗組員は、水中状況の情報交換のお陰により、敵の捜索範囲を大幅に増加させ、与えられた全ての任務を遂行しました」



ロシア海軍は2022年1月末から4艦隊(北方艦隊、太平洋艦隊、黒海艦隊、バルト艦隊)の大規模演習を開始しました。
[ロシア海軍世界規模演習(2022年1月下旬-2月)]

ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」、フリゲート「アドミラル・フロータ・カサトノフ」、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」支援船(救助曳船SB-406中型海洋給油船「ヴャジマ」)で構成される北方艦隊艦船部隊と、ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」、大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」、大型海洋給油船「ボリス・ブトマ」で構成される太平洋艦隊艦船部隊は、2022年2月初頭に地中海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊及び太平洋艦隊の艦船部隊は地中海へ入った]

2月15日、地中海東部に滞在する北方艦隊、太平洋艦隊、黒海艦隊の15隻以上の艦船と、ロシア航空宇宙軍の30機以上の航空機が参加する海軍演習が始まりました。

[地中海東部でロシア海軍とロシア航空宇宙軍の合同演習が始まった]

地中海東部演習には、ロシア航空宇宙軍Tu-22M3MiG-31Kの他に、ロシア海軍航空隊対潜哨戒機Il-38(北方艦隊)と多用途複座戦闘機Su-30SM(黒海艦隊)も参加しました。
[地中海東部でロシア海軍とロシア航空宇宙軍の合同演習は続いている]

2月21日には北方艦隊から派遣された対潜哨戒機Il-38も参加する潜水艦捜索訓練が行なわれました。
[ロシア海軍黒海艦隊・北方艦隊・太平洋艦隊合同艦船部隊は地中海東部で潜水艦捜索訓練を実施した]

地中海東部演習は2月25日に完了しました。
[ロシア海軍黒海艦隊・北方艦隊・太平洋艦隊合同艦船部隊の地中海東部演習は完了した]

演習が終わった後もロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」を始めとする北方艦隊艦船部隊地中海東部に留まっています。
[ロシア海軍北方艦隊の最新フリゲート「アドミラル・カサトノフ」は地中海で対潜戦闘訓練を実施した]
[ロシア海軍のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフとワリャーグは地中海東部に滞在している]

3月25日には地中海東部中型海洋給油船「ヴャジマ」から水と燃料を補給しました。
[地中海東部のロシア海軍北方艦隊艦船部隊は洋上補給を行なった]

4月2日には太平洋艦隊艦船部隊と合同で潜水艦捜索訓練を行ないました。


現在、地中海東部(シリア沖を含む)には、少なくとも以下のロシア海軍の艦船が滞在しており、地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の指揮下で行動しています。

[黒海艦隊]
潜水艦「クラスノダール」:2021年9月中旬から地中海東部に滞在
潜水艦「ノヴォロシースク」:2021年12月末から地中海東部に滞在

フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」:2021年10月末から地中海東部に滞在
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小型ロケット艦「オレホヴォ・ズエヴォ」2022年1月下旬から地中海東部に滞在


対機雷防衛艦「ウラジーミル・イェメリヤノフ」2022年1月下旬から地中海東部に滞在
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中型偵察艦「キルディン」:2021年10月上旬から地中海東部に滞在
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小型海洋給油船「ヴィツェ・アドミラル・パロモフ」:2021年10月初頭から地中海東部に滞在
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海洋曳船「セルゲイ・バルク」:2022年1月下旬から地中海東部に滞在
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対工作艇P-191「カデート」:2021年11月上旬から地中海東部に滞在

[太平洋艦隊]
親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」
2022年2月初頭から地中海東部に滞在
大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」:2022年2月初頭から地中海東部に滞在
大型海洋給油船「ボリス・ブトマ」:2022年2月初頭から地中海東部に滞在

[北方艦隊]
ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」
:2022年2月中旬から地中海東部に滞在
フリゲート「アドミラル・カサトノフ」:2022年2月中旬から地中海東部に滞在
大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」:2022年2月中旬から地中海東部に滞在
救助曳船SB-406:2022年2月中旬から地中海東部に滞在
中型海洋給油船「ヴャジマ」:2022年2月中旬から地中海東部に滞在
潜水艦「サンクトペテルブルク」2022年2月中旬から地中海東部に滞在

[バルト艦隊]
工作船PM-82
:2022年3月末から地中海東部に滞在

ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』においてクレメンチュグ石油精製工場の貯蔵庫へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した


『タス通信』より
2022年4月2日16時31分配信
【ロシア連邦国防省はクレメンチュグ石油精製工場の貯蔵庫の破壊を発表した】
モスクワ、4月2日/タス通信

ロシア連邦軍は、高精度長距離兵器クレメンチュグ石油精製工場ガソリンディーゼル燃料(軽油)の貯蔵所を破壊した。
土曜日にロシア連邦国防省公式代理人イーゴリ・コナシェンコフは報道機関へ伝えた。
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「本日朝、空中発射及び海上発射の高精度長距離兵器は、クレメンチュグ石油精製工場のガソリンとディーゼル燃料の貯蔵所を破壊しました」
コナシェンコフ
は話した。

彼によると、工場は、同国の中央及び東方地域のウクライナ軍グループへ(燃料を)供給していた。



ロシア連邦軍「ウクライナ特殊軍事作戦」を開始した2022年2月24日、ロシア航空宇宙軍航空機ロシア海軍黒海艦隊巡航ミサイル「カリブル」搭載艦は、ウクライナに対する大規模な巡航ミサイル攻撃を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊はウクライナ特殊軍事作戦で巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

現在、黒海に居る「カリブル」搭載艦は9隻です。
フリゲート「アドミラル・エッセン」、「アドミラル・マカロフ」
小型ロケット艦「グライヴォロン」、「ヴイシニー・ヴォロチョーク」、「イングシェチア」
潜水艦「ロストフ・ナ・ドヌー」、「ヴェリキー・ノヴゴロド」、「スタールイ・オスコル」、「コルピノ」

(この他、未だ正式に就役していない小型ロケット艦「ツィクロン」も3月下旬から洋上行動)

航空宇宙軍航空機及び黒海艦隊の艦は、2月25日深夜~2月26日未明にもウクライナに対する大規模な巡航ミサイル攻撃を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊は夜間にウクライナへ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

同じ2月26日、航空宇宙軍航空機及び黒海艦隊の艦により、もう一度大規模な巡航ミサイル攻撃がウクライナに対して行なわれました。
[2022年2月26日にロシア海軍黒海艦隊はウクライナ特殊軍事作戦で巡航ミサイル「カリブル」による攻撃を行なった]

3月1日、航空宇宙軍航空機及び黒海艦隊の艦は、ウクライナに対する大規模な巡航ミサイル攻撃を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊はウクライナへ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

3月19日には、『ウクライナ特殊軍事作戦』において、初めて黒海艦隊超音速沿岸ミサイル「バスチオン」オデッサ州へ発射されました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ軍事作戦』において超音速沿岸ミサイル「バスチオン」をオデッサ州へ発射した]

3月20日には、カスピ小艦隊「カリブル」搭載艦「ウクライナ特殊軍事作戦」において初めてウクライナへの大規模なミサイル攻撃を行ないました。
[ロシア海軍カスピ小艦隊はウクライナ特殊軍事作戦において初めてカスピ海から巡航ミサイル「カリブル」をウクライナのムィコラーイウ州へ発射した]

同じ3月20日、黒海艦隊「カリブル」搭載艦は、ウクライナ北西部のネージン車両修理工場への大規模なミサイル攻撃を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』において黒海からウクライナのネージン修理工場へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

3月22日、黒海艦隊「カリブル」搭載艦は、ドネツクルガンスクウクライナ軍施設への大規模なミサイル攻撃を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』において黒海からドネツクとルガンスクのウクライナ軍施設へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

3月22日夕方、黒海艦隊「カリブル」搭載艦は、ウクライナ西部リヴネ市北西のオルツィヴウクライナ軍兵器庫へのミサイル攻撃を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』において黒海からリヴネ近郊のウクライナ軍兵器庫へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

3月24日夜、黒海艦隊「カリブル」搭載艦は、キエフ州カルィーニウカ燃料貯蔵所へのミサイル攻撃を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』において黒海からキエフ州カルィーニウカのウクライナ軍燃料貯蔵所へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

3月25日、黒海艦隊小型ロケット艦(「ブヤン-M」小型ロケット艦)は、ジトームィル州ヴェリキー・コロフンツィ地域の弾薬兵器庫へ「カリブル」を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のブヤン-M小型ロケット艦は『ウクライナ特殊軍事作戦』において黒海からジトームィル州のウクライナ軍兵器庫へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

3月26日には超音速ミサイル「オーニクス」ムイコラーイウへ発射されています。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』においてムイコラーイウへ超音速ミサイル「オーニクス」を発射した]

3月27日、黒海艦隊「カリブル」搭載艦は、キエフ近郊のプレセツクミサイル倉庫「カリブル」を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のブヤン-M小型ロケット艦は『ウクライナ特殊軍事作戦』において黒海からキエフ近郊のプレセツクのウクライナ軍ミサイル倉庫へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

3月28日、黒海艦隊「カリブル」搭載艦は、ジトームィル州ウショムールヴェセロフカの大型弾薬庫へ「カリブル」を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』において黒海からジトームィル州のウクライナ軍弾薬庫へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

4月1日、黒海艦隊「カリブル」搭載艦シャフタルスコエウクライナ軍部隊本部「バスチオン」(オーニクス)を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』においてシャフタルスコエのウクライナ軍部隊本部を超音速ミサイル「バスチオン」(オーニクス)で破壊した]

4月2日、航空宇宙軍航空機及び黒海艦隊「カリブル」搭載艦は、クレメンチュグ石油精製工場の貯蔵庫へ巡航ミサイルを発射しました。
(今回の国防省広報部発表の「海上発射の高精度長距離兵器」「カリブル」を指す)

同日、航空宇宙軍航空機は、ポルタワドニエプルの飛行場を巡航ミサイルで攻撃しています。
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『タス通信』より
2022年4月2日16時32分配信
【ロシア連邦国防省は軍が高精度兵器でポルタワとドニエプルの飛行場を無力化したと言った】

近代化改装されたロシア海軍バルト艦隊の警備艦ネウストラシムイはバルト海で兵装射撃試験を実施した

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『タス通信』より
2022年4月1日22時49分配信
【警備艦「ネウストラシムイ」は海上試験において砲射撃を実施した】
カリーニングラード、4月1日/タス通信

航行試験を行なっているバルト艦隊警備艦「ネウストラシムイ」は、海上での砲射撃を成功裏に実行した。
金曜日に艦隊広報サービスは発表した。

「沿バルト造船工場『ヤンターリ』での修理実施後の航行試験の枠組みで、警備艦ネウストラシムイの乗組員は、バルト艦隊の海上射爆場で砲射撃を実施しました」
広報サービスは話した。

空中目標への戦闘射撃には、様々な高度及び方向からの様々な仮想敵の空中手段の攻撃からの艦の対空防衛の確実な保障を可能にする高射ミサイル-砲複合体「コールチク」が関わった事が明らかにされた。

「模擬空中目標へ射撃は、高射自動砲複合体から行なわれました・
空中標的は、警備艦ネウストラシムイの高射ミサイル-砲複合体コールチクの戦闘班により撃破されました。
戦闘射撃を実行した際、乗組員は、空中目標の探知から破壊までの水上艦の全ての対空防衛複合任務へ取り組みました」

広報サービスは指摘した。

前日、兵装試験の枠組みにおいて警備艦の乗組員は、仮想の水中及び水上目標への複合魚雷射撃を実行した。

試験の完了後、「ネウストラシムイ」バルト艦隊の戦闘編制へ復帰し、水上艦連合部隊の一員として用途に沿った任務遂行を続ける。
工場『ヤンターリ』の専門家は、艦の機構部分の更新作業を行ない、増速用エンジンを修理し、更には兵装及び支援機械を近代化した。



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プロジェクト11540警備艦の1番艦「ネウストラシムイ」は、カリーニングラード『ヤンターリ』造船所で1987年3月25日に起工され、1988年5月25日に進水し、1990年12月28日にソ連海軍へ納入されました。
1991年3月14日にバルト艦隊へ編入されましたが、正式な就役式典となる海軍旗初掲揚式典が開催されたのは、ソ連邦解体後の1993年1月24日でした。

就役前の「ネウストラシムイ」(1991年11月)
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就役後、1994年、2002年、2004年、2006年、2007年にNATO海軍との合同演習『BALTOPS』へ参加しました。

2003年にはロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンイギリス訪問に同行し、ロンドンを訪れました。

2004年8月~9月には、初の地中海遠征を行ない、この間にフランス、スペイン、ポルトガルを訪問しました。

警備艦「ネウストラシムイ」は、2008年秋にロシア海軍で最初のアデン湾海賊対処任務に就きました。
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[ロシア海軍第1次ソマリア遠征]

2008年のアデン湾海賊対処任務の際に「ネウストラシムイ」が捕獲したソマリア海賊のボート
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そして2010年初頭、2度目のアデン湾海賊対処任務に就きました。
[ロシア海軍第6次ソマリア遠征]

2010年2月5日にはソマリア海賊7名を拘留しました。
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[ロシア海軍フリゲート「ネウストラシムイ」、ソマリア海賊拘留]
[ロシア海軍フリゲート「ネウストラシムイ」、ソマリア海賊を拘留(RIAノーボスチ)]

2011年6月にはデンマークコペンハーゲンを訪問しました。

2012年7月から9月に掛けて北方艦隊大型揚陸艦と共に地中海へ派遣されました。
[北方・バルト・黒海艦隊合同艦船グループの地中海遠征(2012年7月-9月)]

その後、オーバーホールが行なわれました。
[フリゲート「ネウストラシムイ」は長期航海の為に修理を実施する]

「ネウストラシムイ」は、2013年3月下旬にバルチースクを出港、3度目の海賊対処任務の為にアデン湾へ向かい、10月17日に帰投しました。
[フリゲート「ネウストラシムイ」は3度アデン湾から帰ってきた]


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その後、カリーニングラード『ヤンターリ』造船所へ回航され、修理および部分的な近代化改装(一部の電子機器の換装)が始まりました。

ガスタービン機関は、サマーラ工場で修理されました。
[ロシア海軍のフリゲート"ネウストラシムイ"のガスタービン機関はサマーラで修理される]

当初、「ネウストラシムイ」は2015年末までに復帰する計画でしたが、2016年末、そして2017年11月と何度も延期される事になりました。
[ロシア海軍のフリゲート「ネウストラシムイ」は2015年に復帰する]
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦(フリゲート)ネウストラシムイは2016年末に復帰する]
[近代化改装されるロシア海軍バルト艦隊の警備艦(フリゲート)ネウストラシムイは2017年11月に復帰する]

「ネウストラシムイ」の舷側番号は、就役以来「712」でしたが、2017年春頃に「772」へ変更されました。
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2018年2月14日14時30分頃(モスクワ時間)、『ヤンターリ』で修理中の「ネウストラシムイ」で火災が発生しました。
火災は同日16時31分に鎮火しました。
消火には54名の消防隊員と15両の消防車が参加し、負傷者は居ませんでした。

『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2018年2月14日20時54分配信
【緊急事態省:警備艦「ネウストラシムイ」の火災は2時間で消し止められた】

「ネウストラシムイ」の修理完了は、2019年に延期される事になりました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ネウストラシムイは2019年に近代化改装を完了する]
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ネウストラシムイは2019年に近代化改装を終えて復帰する]

そして結局、2019年中の修理完了も実現せず、翌2020年に延期される事になりました。
[修理中の警備艦ネウストラシムイは2020年にロシア海軍バルト艦隊へ復帰する]

しかし、2020年中の復帰も実現せず、翌2021年に延期されました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ネウストラシムイの近代化改装は2021年に完了する]

2021年8月18日、ようやく「ネウストラシムイ」の係留試験(造船所の岸壁で各機器の動作点検)が始まりました。
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[近代化改装中のロシア海軍バルト艦隊の警備艦ネウストラシムイの係留試験が始まった]
係留試験完了後、洋上試験の準備の為、2021年12月28日に『ヤンターリ』からバルチースク基地へ移動しました。
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[近代化改装されたロシア海軍バルト艦隊の警備艦ネウストラシムイは洋上試験の準備を行なう]

2022年2月15日、「ネウストラシムイ」バルト海へ出航し、洋上試験を開始しました。
[近代化改装されたロシア海軍バルト艦隊の警備艦ネウストラシムイはバルト海で洋上試験を開始した]

2月下旬にバルチースクへ戻り、2月23日の『祖国防衛者の日』にはナヒーモフ幼年学校の生徒が訪れました。
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その後、洋上試験を再開し、3月末~4月初頭には洋上試験の最終段階となる兵装射撃試験を行ないました。

これで「ネウストラシムイ」の洋上試験は完了し、バルト艦隊へ復帰します。


プロジェクト11540警備艦は2隻がロシア海軍へ就役しています。

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2番艦「ヤロスラフ・ムードルイ」は1991年に起工された後、資金難で工事が中断され、2000年代半ば以降に工事が再開され、2009年6月19日にロシア海軍へ納入、同年7月24日にバルト艦隊へ編入され、正式に就役しました。
[ネウストラシムイ級2番艦「ヤロスラフ・ムードルイ」はロシア海軍へ納入された ]
[フリゲート「ヤロスラフ・ムードルイ」、バルト艦隊に編入 ]

2019年7月24日には就役10周年を迎えました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイは就役10周年を迎えた]

2019年10月から2020年5月までインド洋への遠距離航海を行ないました。
[警備艦ヤロスラフ・ムードルイのインド洋遠征(2019年10月-2020年5月) ]

その後はバルト海で行動しています。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイは対水上砲撃訓練を行なった]

3番艦「トゥマン」は1993年に起工されましたが、1998年に工事は中止され、その後も再開される事は無く、2015年には正式に工事中止が決まりました。
[ロシア海軍は警備艦トゥマンと練習艦ボロジノの建造を完全に断念した]
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ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』においてシャフタルスコエのウクライナ軍部隊本部を超音速ミサイル「バスチオン」(オーニクス)で破壊した


『タス通信』より
2022年4月2日1時7分配信
【ロシア国防省はウクライナ軍の本部をミサイル「オーニクス」で破壊したと発表した】
モスクワ、4月1日/タス通信

ロシア軍は、複合体「バスチオン」有翼ミサイル「オーニクス」シャフタルスコエ居住所地域のウクライナ軍グループ本部を破壊し、その結果、40名が撃滅された。
金曜日にロシア連邦国防省公式代理人イーゴリ・コナシェンコフは発表した。
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「沿岸ミサイル複合体バスチオンの高精度有翼ミサイル"オーニクス"は、シャフタルスコエ居住所地域のウクライナ軍グループ本部を破壊しました。
40名の要員、5両の装甲車及び様々な用途の自動車が破壊されました」
コナシェンコフ
は言った。

「この1日で、作戦-戦術航空隊は40ヶ所のウクライナ軍事施設を撃破しました。
その中には、ムラホヴォ地域の高射ミサイル複合体ブーク-M1とヴェリキエ・ノヴォセルキ地域の1基のオサー発射装置を含む2基の高射ミサイル複合体、そして更に32ヶ所のウクライナ軍の軍用装備の集積地が有りました」

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彼は話した。

「ロシア航空宇宙軍の対空防衛手段は、グリャイノリャ地域の空中で1機のヘリコプターMi-24と、ノヴォミハイロフカ、イジューム、ハリコフ地域で4機のウクライナの無人飛行機を撃墜しました」
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当局の代理人は指摘した。

コナシェンコフによると、特殊軍事作戦の開始以降破壊されたものは、合計で「124機の航空機と82機のヘリコプター、357機の無人飛行機、1854両の戦車及び他の装甲車両、202基の噴射推進一斉射撃火力システム(多連装ロケット砲)、777門の野砲及び迫撃砲、そして更に1722台の特殊軍用自動車です」



ロシア連邦軍『ウクライナ特殊軍事作戦』を開始した2022年2月24日以降、ロシア海軍黒海艦隊巡航ミサイル「カリブル」搭載艦は、何度もウクライナに対するミサイル攻撃を行なっています。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』において黒海からジトームィル州のウクライナ軍弾薬庫へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]


3月19日には、『ウクライナ特殊軍事作戦』において、初めて黒海艦隊超音速沿岸ミサイル「バスチオン」超音速巡航ミサイル「オーニクス」の地上発射型~がクリミア半島からオデッサ州へ発射されました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ軍事作戦』において超音速沿岸ミサイル「バスチオン」をオデッサ州へ発射した]

3月26日にはムイコラーイウ市周辺のウクライナ軍燃料貯蔵所「バスチオン」(オーニクス)を発射しています。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』においてムイコラーイウへ超音速ミサイル「オーニクス」を発射した]

4月1日にはシャフタルスコエウクライナ軍部隊本部「バスチオン」(オーニクス)を発射しました。

クリル諸島(千島列島)マトゥア島(松輪島)のロシア海軍太平洋艦隊の超音速地対艦ミサイル「バスチオン」はミサイルの模擬発射訓練を実施した

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『インテルファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2022年4月1日3時47分配信
【クリル諸島のマトゥア島の太平洋艦隊の複合体「バスチオン」は仮想敵艦を「破壊した」】
ウラジオストク、4月1日、インテルファクス-極東

クリル諸島マトゥア島太平洋艦隊沿岸ミサイル複合体「バスチオン」の要員は、ミサイルの電子発射を行なう演習を実施した。
艦隊情報供給部は発表した。

「演習の筋書きの下で、国境との並行航路を進む仮想敵艦は、島へ破壊工作-偵察グループを上陸させる目的でロシア連邦領海への侵入を試みました」
声明では、こう述べられた。

太平洋艦隊ロケット兵は、水上物体の追跡を行ない、ミサイル複合体「バスチオン」ミサイル打撃を与える準備態勢へ入ったと広報サービスは伝えた。

「バスチオン」要員はの海域で仮想敵を破壊し、ミサイル射撃を実行する手順へ取り組んだ。

「演習は艦隊の戦闘訓練計画に沿って行なわれました。
演習での海上目標は、電子方式でシミュレートされました。
ミサイルの実際の発射は実行していません」

声明では、こう述べられた。
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太平洋艦隊沿岸ミサイル複合体大隊は、2021年12月1日にクリル群島マトゥア島の隣接海域と海峡ゾーンを監視する24時間当直へ就き始めた。




沿岸ミサイル複合体「バスチオン」は、超音速対艦ミサイル「オーニクス」(ヤーホント)の地上発射ヴァージョンです。

これまでに黒海艦隊北方艦隊バルト艦隊、そして太平洋艦隊へ配備されています。

黒海艦隊「バスチオン」部隊はシリアにも派遣されており、2016年11月15日にはシリア領内テロリスト施設を攻撃しました。

[ロシア海軍黒海艦隊の最新警備艦アドミラル・グリゴロヴィチはシリア領内のテロ組織へ巡航ミサイルを発射した]

2022年2月下旬に始まったロシア連邦軍『ウクライナ特殊軍事作戦』でも、何度か「バスチオン」ウクライナの地上目標へ使用されています。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』において超音速沿岸ミサイル「バスチオン」をオデッサ州へ発射した]
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』においてムイコラーイウへ超音速ミサイル「オーニクス」を発射した]


太平洋艦隊への「バスチオン」配備は2016年から始まり、同年3月初頭、沿海地方スモリャニノヴォに駐留する第72沿岸ロケット旅団へ配備されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊へ超音速地対艦ミサイル"バスチオン"が配備された]
[ロシア海軍太平洋艦隊沿岸部隊は超音速地対艦ミサイル"バスチオン"を初めて発射した]

2016年11月下旬には、クリル諸島南部のイトゥルプ島(択捉島)「バスチオン」が配備されました。
配備された部隊は、第520独立沿岸ロケット-砲旅団所属の第574独立沿岸ロケット砲大隊です。
[ロシア海軍太平洋艦隊は南クリル(千島)に新型地対艦ミサイルを配備した]

2017年2月、ロシア太平洋艦隊原潜基地と、更には第520独立沿岸ロケット-砲旅団司令部が在るカムチャツカ半島にも「バスチオン」の配備が始まりました。
[ロシア海軍太平洋艦隊はカムチャツカ半島へ超音速対艦ミサイル"バスチオン"を配備した]

2019年3月、新たな「バスチオン」カムチャツカ半島へ到着しました。
[カムチャツカ半島へロシア海軍太平洋艦隊沿岸部隊の新たな超音速対艦ミサイル"バスチオン"が到着した]
[ロシア海軍太平洋艦隊は2019年初頭にカムチャツカ半島へ新型地対艦ミサイルを配備した]

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2021年12月初頭、クリル諸島マトゥア島にも「バスチオン」が配備されました。

[ロシア海軍太平洋艦隊はクリル諸島(千島列島)マトゥア島(松輪島)へ超音速地対艦ミサイル"バスチオン"を配備した]

これでロシア太平洋艦隊沿岸部隊「バスチオン」配備地は、スモリャニノヴォ、イトゥルプ島、マトゥア島、ペトロパヴロフスク・カムチャツキーの4ヶ所になりました。
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