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ロシア海軍黒海艦隊旗艦・ロケット巡洋艦モスクワで火災が発生し、弾薬が爆発した

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『タス通信』より
2022年4月14日7時58分配信
【ロケット巡洋艦「モスクワ」で火災が発生した】
モスクワ、4月14日/タス通信

黒海艦隊巡洋艦「モスクワ」は、火災の発生を原因とする弾薬の爆発の結果、深刻な損傷を受け、乗組員は避難した。
ロシア国防省は発表した。

「ミサイル巡洋艦モスクワにおける火災の結果、弾薬が爆発しました。
艦は深刻な損傷を受けました。
乗組員は完全に避難しました」

軍当局は話した。

国防省は、火災の原因は明らかにされていると述べた。

「モスクワ」は、黒海艦隊旗艦であり、プロジェクト1164「アトラント」のトップ艦である。
1983年に「スラヴァ」の名前で就役した。
1996年に巡洋艦は現在の名前を受け取った。
艦の主要打撃兵装は、16基のP-1000「ヴルカーン」ミサイル発射装置である。

2015年後半、巡洋艦地中海ロシア海軍常設作戦連合部隊を率い、この時に対空防衛手段シリアロシア航空基地フマイミーンを援護した。
2016年7月22日、巡洋艦「モスクワ」ナヒーモフ勲章を授与された。


『MASHNEWS』より
2022年4月14日2時17分配信
【メディア:巡洋艦「モスクワ」は火災の結果深刻な損害を受けた】

黒海艦隊旗艦・プロジェクト1164親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」は、火災により弾薬が爆発したが故に「深刻な損傷」を受けた。
タス通信はロシア連邦国防省を引用して報じた。


「ミサイル巡洋艦モスクワにおける火災の結果、弾薬が爆発しました。
艦は深刻な損傷を受けました。
乗組員は完全に避難しました」

軍当局は話した。

一方、ウクライナの情報空間では、ミサイル複合体「ネプチューン」による艦への攻撃が伝えられている。

モスクワ時間2時15分現在、この情報リソースに関するロシア連邦国防省の公式発表は未だ無い。

巡洋艦「モスクワ」黒海で任務を遂行していた。

『MASHNEWS』の2名の消息筋が話したように、ウクライナ或いはブリテン対艦ミサイルによる「モスクワ」の火災は、同艦に強力な対空防衛複合体が装備されている為、有りそうに無い。
これは人的要因によるものかもしれない。
双方の対談者は、艦の火災の原因が明らかになるまで待つように訴えた。
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ロシア海軍黒海艦隊の小型ロケット艦はウクライナ軍の兵器倉庫へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した


『タス通信』より
2022年4月13日16時3分配信
【ロシア軍は更に2ヶ所のウクライナ軍兵器倉庫と4基のヘリコプターを破壊した】
モスクワ、4月13日/タス通信

ロシア連邦軍は、空中発射及び海上発射高精度ミサイルで2ヶ所のウクライナ軍大型兵器倉庫を破壊した。
水曜日にロシア連邦国防省公式代理人イーゴリ・コナシェンコフは報道機関へ伝えた。

「本日未明、空中発射及び海上発射の高精度ミサイルは、サドヴォイ及びチュドノフ居住諸地域で、ウクライナ軍のミサイル-砲兵器の2ヶ所の大型倉庫を破壊しました」
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コナシェンコフ
は話した。

公式代理人によると、更に、ミルゴロド飛行場で4機のウクライナヘリコプターを破壊した。
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「2機のMi-24と2機のMi-8です」
彼は付け加えた。

これらに加えコナシェンコフは、昨晩にロシア航空宇宙軍作戦-戦術航空隊ウクライナの46の軍事施設を撃破したと述べた。
彼によると、その中にはボロヴォエ地域の2ヶ所の指揮所と電波位置測定ステーション(レーダー)、2基の噴射推進一斉射撃火力システム(多連装ロケット砲)、そして更にボロヴォエ及びぺスキ-ラディコフスク地域の4ヶ所のウクライナ軍用車両の集積地域が含まれる。
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ロシア対空防衛手段は、アファナシエフカ居住所の上空で2機の無人飛行機を撃墜した。
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「特殊軍事作戦開始以来、合計で130機の航空機、103機のヘリコプター、244基のの高射ミサイル複合体、447機の無人飛行機、2169両の戦車及び他の装甲戦闘車両、243台の噴射推進一斉射撃火力システム(多連装ロケット砲)、931門の野砲及び迫撃砲、そして更に2076台の特殊軍用自動車が破壊されました」
コナシェンコフ
は話した。


『タス通信』より
2022年4月13日17時51分配信
【黒海艦隊の艦はウクライナ軍施設へのミサイル「カリブル」の一斉発射を実施した】
モスクワ、4月13日/タス通信

黒海艦隊ロケット艦は、ウクライナ領の地上目標への6基の有翼ミサイル「カリブル」の一斉発射を実施した。
この施設を破壊する客観的観測映像は水曜日にロシア連邦国防省により配布された。

「黒海艦隊の小型ロケット艦の乗組員は、黒海エリアからウクライナ領の地上目標への6基の有翼ミサイル"カリブル"の一斉発射を実施しました」
当局はコメントで話した。

水曜日の以前、ロシア連邦国防省公式代理人イーゴリ・コナシェンコフは、ロシア連邦軍は、空中発射及び海上発射高精度ミサイルサドヴォイ及びチュドノフ居住諸地域2ヶ所のウクライナ軍大型兵器倉庫を破壊したと発表した。


ロシア連邦軍「ウクライナ特殊軍事作戦」を開始した2022年2月24日、ロシア航空宇宙軍航空機ロシア海軍黒海艦隊巡航ミサイル「カリブル」搭載艦は、ウクライナに対する大規模な巡航ミサイル攻撃を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊はウクライナ特殊軍事作戦で巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

現在、黒海に居る「カリブル」搭載艦は9隻です。
フリゲート「アドミラル・エッセン」、「アドミラル・マカロフ」
小型ロケット艦「グライヴォロン」、「ヴイシニー・ヴォロチョーク」、「イングシェチア」
潜水艦「ロストフ・ナ・ドヌー」、「ヴェリキー・ノヴゴロド」、「スタールイ・オスコル」、「コルピノ」

(この他、未だ正式に就役していない小型ロケット艦「ツィクロン」)

航空宇宙軍航空機及び黒海艦隊の艦は、2月25日深夜~2月26日未明にもウクライナに対する大規模な巡航ミサイル攻撃を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊は夜間にウクライナへ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

同じ2月26日、航空宇宙軍航空機及び黒海艦隊の艦により、もう一度大規模な巡航ミサイル攻撃がウクライナに対して行なわれました。
[2022年2月26日にロシア海軍黒海艦隊はウクライナ特殊軍事作戦で巡航ミサイル「カリブル」による攻撃を行なった]

3月1日、航空宇宙軍航空機及び黒海艦隊の艦は、ウクライナに対する大規模な巡航ミサイル攻撃を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊はウクライナへ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

3月19日には、『ウクライナ特殊軍事作戦』において、初めて黒海艦隊超音速沿岸ミサイル「バスチオン」オデッサ州へ発射されました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ軍事作戦』において超音速沿岸ミサイル「バスチオン」をオデッサ州へ発射した]

3月20日には、カスピ小艦隊「カリブル」搭載艦「ウクライナ特殊軍事作戦」において初めてウクライナへの大規模なミサイル攻撃を行ないました。
[ロシア海軍カスピ小艦隊はウクライナ特殊軍事作戦において初めてカスピ海から巡航ミサイル「カリブル」をウクライナのムィコラーイウ州へ発射した]

同じ3月20日、黒海艦隊「カリブル」搭載艦は、ウクライナ北西部のネージン車両修理工場への大規模なミサイル攻撃を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』において黒海からウクライナのネージン修理工場へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

3月22日、黒海艦隊「カリブル」搭載艦は、ドネツクルガンスクウクライナ軍施設への大規模なミサイル攻撃を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』において黒海からドネツクとルガンスクのウクライナ軍施設へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

3月22日夕方、黒海艦隊「カリブル」搭載艦は、ウクライナ西部リヴネ市北西のオルツィヴウクライナ軍兵器庫へのミサイル攻撃を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』において黒海からリヴネ近郊のウクライナ軍兵器庫へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

3月24日夜、黒海艦隊「カリブル」搭載艦は、キエフ州カルィーニウカ燃料貯蔵所へのミサイル攻撃を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』において黒海からキエフ州カルィーニウカのウクライナ軍燃料貯蔵所へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

3月25日、黒海艦隊小型ロケット艦(「ブヤン-M」小型ロケット艦)は、ジトームィル州ヴェリキー・コロフンツィ地域の弾薬兵器庫へ「カリブル」を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のブヤン-M小型ロケット艦は『ウクライナ特殊軍事作戦』において黒海からジトームィル州のウクライナ軍兵器庫へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

3月26日には超音速ミサイル「オーニクス」ムイコラーイウへ発射されています。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』においてムイコラーイウへ超音速ミサイル「オーニクス」を発射した]

3月27日、黒海艦隊「カリブル」搭載艦は、キエフ近郊のプレセツクミサイル倉庫「カリブル」を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のブヤン-M小型ロケット艦は『ウクライナ特殊軍事作戦』において黒海からキエフ近郊のプレセツクのウクライナ軍ミサイル倉庫へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

3月28日、黒海艦隊「カリブル」搭載艦は、ジトームィル州ウショムールヴェセロフカの大型弾薬庫へ「カリブル」を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』において黒海からジトームィル州のウクライナ軍弾薬庫へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

4月1日、シャフタルスコエウクライナ軍部隊本部「バスチオン」(オーニクス)が発射されました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』においてシャフタルスコエのウクライナ軍部隊本部を超音速ミサイル「バスチオン」(オーニクス)で破壊した]

4月2日、航空宇宙軍航空機及び黒海艦隊「カリブル」搭載艦は、クレメンチュグ石油精製工場の貯蔵庫へ巡航ミサイルを発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』においてクレメンチュグ石油精製工場の貯蔵庫へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

4月3日、黒海艦隊「カリブル」搭載艦及び航空宇宙軍航空機は、オデッサ市石油精製工場燃料貯蔵所巡航ミサイルを発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』においてオデッサの石油精製工場と燃料貯蔵所へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

4月4日夜、黒海艦隊小型ロケット艦は、オチャコフ市付近のウクライナ軍特殊部隊訓練センター巡航ミサイルを発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』においてオチャコフのウクライナ軍特殊部隊訓練センターへ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]
[ロシア海軍黒海艦隊の小型ロケット艦はウクライナへ7基の巡航ミサイル「カリブル」を一斉発射した]

4月6日、ロシア航空宇宙軍航空機巡航ミサイル(空中発射の高精度ミサイル)でウクライナ軍の5ヶ所の燃料貯蔵所を攻撃した際、クリミア半島に展開する黒海艦隊「バスチオン」(オーニクス)も攻撃に参加しました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』においてウクライナ軍燃料貯蔵所へ超音速ミサイル「バスチオン」(オーニクス)を発射した]

4月7日未明、ロシア航空宇宙軍航空機黒海艦隊フリゲート(おそらくは「アドミラル・エッセン」)は、ウクライナ軍の4ヶ所の燃料貯蔵所へ巡航ミサイルを発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート(アドミラル・エッセン)は黒海からウクライナ軍の燃料貯蔵所へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

4月8日にはオデッサ北東のクラスノシルカの訓練センターへ「バスチオン」(オーニクス)を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊はオデッサ近郊のウクライナ軍訓練センターへ超音速ミサイル「バスチオン」(オーニクス)を発射した]

4月10日未明、黒海艦隊フリゲートは、ドニプロペトロウシク州ズヴォネツィキ巡航ミサイル「カリブル」を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲートは黒海からドニプロペトロウシク州へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

同日、黒海艦隊「カリブル」搭載艦は、ドニプロペトロウシク州ドニプロ市南方の地対空ミサイルS-300が入っていた格納庫を巡航ミサイル「カリブル」で破壊しました。
このS-300は、ヨーロッパの国(おそらくは以前に供給を表明したスロバキア)からウクライナへ供給されたもののようです。
[ロシア海軍黒海艦隊はドニプロ市郊外においてヨーロッパから供給されたS-300地対空ミサイルを巡航ミサイル「カリブル」で破壊した]

4月12日未明、ロシア航空宇宙軍航空機黒海艦隊小型ロケット艦は、スタロコスチャンチニフ飛行場ハウルリフカの弾薬庫へ巡航ミサイルを発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の小型ロケット艦はウクライナ軍の弾薬庫へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

4月13日未明、ロシア航空宇宙軍航空機黒海艦隊小型ロケット艦は、サドヴォイ及びチュドニフウクライナ軍兵器庫巡航ミサイルを発射しました。
黒海艦隊小型ロケット艦が攻撃したのは、おそらくサドヴォイの方でしょう。

ウクライナ海軍の第36海軍歩兵旅団はマリウポリで降伏した


『タス通信』より
2022年4月13日16時18分配信
【ロシア連邦国防省は1000名以上の将兵がマリウポリで投降して捕虜になったと発表した】
モスクワ、4月13日/タス通信

1000名以上のウクライナ軍人マリウポリで自発的に投降して捕虜となり、その中には162名の士官と47名の女性軍人が居た。
水曜日にロシア連邦国防省公式代理人イーゴリ・コナシェンコフ少将は発表した。

「マリウポリ市のイリイチ記念冶金コンビナート地域において、ロシア軍及びドネツク人民共和国警察部隊による攻勢行動の成功の結果として、第36海軍歩兵旅団の1026名のウクライナ軍人は自発的に武器を置き、投降して捕虜となりました。
降伏したウクライナ軍人の中には、162名の士官と、更には47名の女性軍人が居ます」
コナシェンコフ
は話した。

彼は、第36旅団の151名の負傷したウクライナ軍人は、その場で最初の医療援助を与えられ、その後、全員が治療の為にマリウポリ市立病院へ運ばれたと付け加えた。



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ウクライナ海軍第36独立海軍歩兵旅団は、2015年7月20日に第36沿岸防衛旅団を改編して創設され、ムィコラーイウ、ベルジャンスク、マリウポリに駐留していました。

[第36独立海軍歩兵旅団]
第1独立海軍歩兵大隊(ムィコラーイウ)
第501独立海軍歩兵大隊(ベルジャンスク)
第503独立海軍歩兵大隊(マリウポリ)
戦車大隊
旅団砲兵群
高射ロケット砲大隊
修理復帰大隊
工兵群
物資供給群
偵察中隊
狙撃兵中隊
電波電子戦闘中隊
放射線・化学物質・生物兵器防護中隊
野戦通信隊
医療中隊


2015年初頭からウクライナ東部ドネツク及びルガンスク地域へ派遣されて親ロシア派との戦闘へ参加していました。

2022年2月下旬以降は侵攻してくるロシア軍マリウポリ付近で交戦していましたが、まず4月4日までに配下の第501独立海軍歩兵大隊が降伏しました。
[ウクライナ海軍歩兵大隊はマリウポリで降伏した]

その後も残る第36海軍歩兵旅団の将兵は包囲されたマリウポリで戦闘を継続し、4月10日~11日には突破を試みましたが失敗し、4月12日に降伏しました。

降伏後に尋問を受ける第36海軍歩兵旅団の副旅団長

ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4のプロジェクト20380コルベット「リェーズキー」は日本海で洋上試験を開始した

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『タス通信』より
2022年4月13日14時59分配信
【ロケットコルベット「リェーズキー」は航行試験へと出発した】
モスクワ、4月13日/タス通信

プロジェクト20380コルベット「リェーズキー」は、工場航行試験へと出発した。
『アムール造船工場』(『統合造船業営団』へ加入)広報サービスは発表した。

「ウラジオストクの『アムール造船工場』の試運転基盤から、太平洋艦隊の為に建造された第4のコルベットシリーズが工場航行試験へと出発しました。
今後数日間、乗組員と一緒に航法機器、動力装置の動作を点検し、コルベットの制御性と安定性を評価します」

声明では、こう指摘された。

『アムール造船工場』によると、更に、以前に承認された文書に沿った耐航性、機動性、航行性能が点検され、コルベットの全ての機器複合体とメカニズムの動作の信頼性が評価される。
係留試験を成功裏に行なったアムール造船所は、殆ど全ての係留証明書を閉じた。
艦の調理室は機能しており、コルベットのチームと『アムール造船工場』試運転チームは、生活及び作業条件の為に容認できる状態で配置されている。
先週に艦は電磁作業を行ない、コルベット試運転責任者ラジデン・バラタシヴィリによると、航行試験開始の為の準備は完全にできている。

コルベットシリーズの建造の最終段階は国家試験であり、その後に艦は造船所から海軍へ引き渡されなければならない。

プロジェクト20380多目的コルベット「リェーズキー」は、『アムール造船工場』創設80周年記念日の2016年7月1日に『アムール造船工場』で起工された。
2021年7月1日にコルベット造船台を出て、試験及び発注者への引き渡しの準備の為、2021年11月に輸送ドック「ゼーヤ」ウラジオストクへ送り届けられた。



ロシア太平洋艦隊向けのプロジェクト20380コルベットの4隻目「リェーズキー」は、コムソモリスク・ナ・アムーレ市『アムール造船工場』で2016年7月1日に起工されました。
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[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4の新型コルベット"リェーズキー"はコムソモリスク・ナ・アムーレ造船所で起工された]
「リェーズキー」は、「激しい」「強烈な」といった意味の形容詞です。

5年後の2021年7月1日に造船台から出渠しました。


[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4の新型コルベット"リェーズキー"は造船台を出た]

『アムール造船工場』では、コルベットの出渠(進水)式典でシャンパンを割る役目を担う「コルベットの花嫁」を同社の女性職員から選定していますが、「リェーズキー」「花嫁」には、工場コルベット試運転チームの一員であるクセニア・ザヴゴロドネワが選ばれました。
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輸送浮きドックへ載せられた「リェーズキー」は、最終艤装と試験の為、10月6日にウラジオストクへ出発しました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2021年10月6日9時20分配信
【コルベット「リェーズキー」は試験の為にウラジオストクへ向かった】

10月下旬にウラジオストクへ到着し、同月末にドックから出渠しました。
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2021年11月上旬、ウラジオストク『アムール造船工場』艤装岸壁で「リェーズキー」の係留試験が始まりました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4のプロジェクト20380コルベット"リェーズキー"の係留試験が始まった]

当初、係留試験は造船所の技術者だけで行なわれていましたが、12月初頭には乗組員が艦内へ居住し、係留試験へ参加しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4のプロジェクト20380コルベット"リェーズキー"へ乗組員が居住した]
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4のプロジェクト20380コルベット"リェーズキー"乗組員は係留試験へ参加する]

「リェーズキー」の最初の洋上試験~工場航行試験は2022年1月の開始が予定されていましたが実現せず、出航前の消磁作業が始まったのは4月上旬になりました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4のプロジェクト20380コルベット"リェーズキー"は2022年1月に洋上試験を開始する]

4月13日、「リェーズキー」は洋上試験の最初の段階~工場航行試験を開始する為にウラジオストクから出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4のプロジェクト20380コルベット「リェーズキー」は洋上試験開始前の消磁作業を行なっている]

工場航行試験を行なった後、最終洋上試験となる国家試験が行なわれ、それが終わればロシア海軍への引き渡しの準備が整います。

以前には、「リェーズキー」ロシア海軍への引き渡しは2022年5月に予定されていましたが、洋上試験の開始が予定より3ヶ月以上遅れているので、引き渡しも2022年末頃になるようです。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4のプロジェクト20380コルベット"リェーズキー"は2022年5月9日に就役する]

ロシア海軍バルト艦隊の高機動長距離戦闘機Su-27はカリーニングラード州で迎撃戦闘訓練を実施した

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『タス通信』より
2022年4月12日23時27分配信
【バルト艦隊の戦闘機Su-27は演習で仮想敵との空中戦闘を実施した】
カリーニングラード、4月12日/タス通信

カリーニングラード州に配備されているバルト艦隊海上航空隊航空連合部隊の10機以上の多目的戦闘機Su-27の乗員は、演習で空中戦闘の要素と、そして更に航空攻撃手段の仮想使用へ取り組んだ。
火曜日に艦隊広報サービスは発表した。

「演習計画下で仮想敵の航空機は、ロシア連邦国境を侵犯し、戦略的に重要な軍事施設へミサイル及び爆弾による打撃を試みました。
艦隊の海上航空隊の航空連合部隊の戦闘機Su-27が空へ上がりました」

広報サービスは話し、「10名以上の多目的戦闘機Su-27の乗員がフライトへ参加した」と説明した。

領空での「敵」の迎撃へ向かった軍飛行士は、仮想敵航空機を探知、特定し、その後、空中戦闘へ入った事を広報サービスは指摘した。

飛行時間は昼夜と夜間に及び、Su-27乗員は戦闘機の離陸準備の加速へ取り組み、駐留飛行場からのペアでの離陸を行ない、空中目標への誘導ミサイルの電子発射を実施した。

Su-27(NATO分類「フランカー」-「側面からの攻撃」)は、多目的高機動全天候長距離行動迎撃戦闘機であり、スホーイ試作設計局により開発された。
航空機は、空中での優勢獲得の為に意図されている。




バルト艦隊海軍航空隊戦闘機爆撃機は、ロシア連邦の飛び地カリーニングラード州へ配備されています。
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カリーニングラード州チカロフスク飛行場に駐留する第689親衛戦闘機航空連隊は、18機程度の戦闘機Su-27及びSu-27UBを保有しています。
ロシア海軍戦闘機Su-27を保有しているのは、バルト艦隊航空隊のみです。
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第689親衛戦闘機航空連隊は1939年9月5日に創設され、大祖国戦争に参戦し、1953年秋に海軍航空隊へ移管されたものの、1978年には空軍へ戻り、1986年には防空軍へ移管され、1994年12月には再び海軍へ移管され、現在に至っています。
現在の装備機Su-27は1990年に導入されました。
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駐留している場所が場所なだけに、外国機と接触する機会も少なくありません。
例えば2019年1月24日には、バルト海ロシア側防空識別圏へ接近するスウェーデン空軍航空機を探知し、スクランブル発進しています。
[ロシア海軍バルト艦隊航空隊の戦闘機Su-27はスウェーデンの偵察機に対するスクランブル発進を行なった]

2019年8月13日には、カリーニングラードを視察してモスクワへ戻るセルゲイ・ショイグ国防相を乗せた旅客機を護衛中、NATO軍戦闘機が接近してきたので、これを追い払いました。
[ロシア海軍バルト艦隊航空隊の戦闘機Su-27はNATOの戦闘機を追い払った]

2020年4月24日には、バルト海ロシア側防空識別圏へ接近するベルギー空軍戦闘機F-16を探知し、スクランブル発進しました。
[ロシア海軍バルト艦隊航空隊の戦闘機Su-27はバルト海上空でベルギー空軍の戦闘機F-16に対するスクランブル発進を行なった]

2020年6月15日にはバルト海ロシア側防空識別圏へ接近するアメリカ空軍戦略爆撃機B-52Hを探知し、スクランブル発進しました。
[ロシア海軍バルト艦隊航空隊の戦闘機Su-27はバルト海上空でアメリカ空軍の戦略爆撃機B-52Hに対するスクランブル発進を行なった]

2020年10月5日には、バルト海ロシア側防空識別圏へ接近するドイツ海軍航空隊対潜哨戒機P-3C(第3海軍航空団「グラーフ・ツェッペリン」所属)とスウェーデン空軍電波電子偵察機S102Bコルペンを探知し、スクランブル発進しました。
[ロシア海軍バルト艦隊航空隊の戦闘機Su-27はバルト海上空でドイツ海軍航空隊のP-3Cとスウェーデン空軍のS102Bに対するスクランブル発進を行なった]

10月26日には、バルト海ロシア側防空識別圏へ接近するドイツ海軍航空隊対潜哨戒機P-3Cとアメリカ空軍の偵察機U-2Sを探知し、スクランブル発進しました。
[ロシア海軍バルト艦隊航空隊の戦闘機Su-27はバルト海上空でドイツ海軍航空隊のP-3Cとアメリカ空軍のU-2Sに対するスクランブル発進を行なった]

2021年7月22日にはバルト海ロシア側防空識別圏へ接近するドイツ空軍戦闘機「タイフーン」を探知し、スクランブル発進しました。
[ロシア海軍バルト艦隊航空隊の戦闘機Su-27はバルト海上空でドイツ空軍の戦闘機タイフーンに対するスクランブル発進を実施した]


このような環境に在るので、当然の事ですが、普段から領空侵犯機の迎撃訓練が行なわれています。

[ロシア海軍バルト艦隊航空隊の戦闘機Su-27はカリーニングラード州で領空侵犯機の迎撃訓練を実施した]

ロシア海軍北方艦隊の掃海艦ウラジーミル・グマネンコとエリニヤはバレンツ海で演習を開始した

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2022年4月12日8時15分配信
【北方艦隊の掃海艦のペアは戦闘訓練射爆場で艦を先導した】

北方艦隊のコラ多種戦力小艦隊の掃海艦「ウラジーミル・グマネンコ」及び「エリニヤ」は、バレンツ海の海上戦闘訓練射爆場で一連の検査艦上演習の実行へ着手した。

ロシア連邦国防省が伝えたように、演習中、水上艦及び潜水艦へ同行して機雷を捜索、探知、破壊する掃海艦グループの行動へ取り組む。
「ウラジーミル・グマネンコ」及び「エリニヤ」は、対機雷兵装複合体~錨で固定された機雷や海底の機雷を捜索する水中音響ステーション(ソナー)、そして更に様々な種類の掃海具~を使用した艦の先導へ取り組む。

軍当局によると、演習の最終段階で掃海艦の乗組員は、浮遊機雷を破壊する訓練の枠組みで試験砲射撃を行なう。

コラ多種戦力小艦隊の艦の乗組員が基地へ戻るまで、更に無防備の泊地での対破壊工作防衛の要素へ取り組み、海上でのダメージコントロール、操艦及び組織的通信の一連の訓練の実施が計画されている。

「ウラジーミル・グマネンコ」プロジェクト12660海洋掃海艦であり、1994年1月から勤務に就いている。
満載排水量は1150トンに達し、船体長は67.8メートル、幅10.95メートル。
最大速力16ノット。乗組員70名。
機雷破壊水中複合体、自走探索破壊艇、掃海具(接触型、電磁型、音響型)、コード弾薬を装備する。

「エリニヤ」プロジェクト12650(コード名「ヤーホント」)基地掃海艦であり、1986年から勤務に就いている。
艦の排水量は460トンであり、海洋機雷の捜索、探知、破壊と、機雷源を通過する艦の先導の為に意図されている。
自走探索破壊艇、掃海具、コード弾薬を装備する。



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プロジェクト12660「ルビーン」海洋掃海艦(ゴーリャ級)の2番艦「ウラジーミル・グマネンコ」は、レニングラード(現サンクトペテルブルク)『中部ネヴァ川造船工場』で1985年9月15日に起工され、1991年3月4日に進水しました。
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1994年1月9日には一応ロシア海軍へ引き渡されましたが、実質的な就役は2000年であり、同年11月にバルト海から北方艦隊基地ポリャールヌイへ回航されました。
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2003年と2004年にはコラ多種戦力小艦隊で最良の艦と認定されました。

2011年10月末の演習の際に損傷し、艦船修理工場『ネルパ』で修理されました。
[2012年の艦船修理工場「ネルパ」への国家発注は大幅に増加する]
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2012年9月の北方艦隊北極海演習へ参加しました。
[ロシア北方艦隊北極圏演習(2012年9月)]

2016年8月頃から2017年7月26日まで艦船修理工場『ネルパ』でオーバーホールが行なわれました。

2017年7月30日の『ロシア海軍の日』観艦式へ参加しました。
[北方艦隊の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは2017年7月30日の『ロシア海軍の日』の観艦式へ参加する]

2018年7月中旬にバレンツ海で各種訓練を行ない、7月13日にポリャールヌイ基地へ帰投しました。
[ロシア海軍北方艦隊の海洋掃海艦ウラジミール・グマネンコはバレンツ海で砲撃訓練を行なった]

2018年8月上旬~10月上旬の北方艦隊北極遠征へ参加しました。
[ロシア北方艦隊第7次北極圏遠征(2018年8月-10月)]

2020年8月初頭~10月下旬の北方艦隊北極遠征へ参加しました。
[ロシア北方艦隊第9次北極遠征(2020年8月-10月)]

2021年6月上旬の北方艦隊の演習へ参加しました。
[ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーとロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはロシア海軍北方艦隊の戦術演習へ参加する]


プロジェクト12650基地掃海艦BT-50は、ペトロザヴォーツク造船工場『アヴァンガールト』で1985年4月9日に起工され、1986年2月21日に進水し、1986年10月31日に就役し、北方艦隊へ配備されました。

2002年10月から2003年10月まで造船工場『アヴァンガールト』でオーバーホールが行なわれました。

2003年4月に「エリニヤ」と命名されました。

2013年からムルマンスク『第35艦船修理工場』でオーバーホールを開始し、2015年春に終了しました。

最近では、2022年1月末に始まったロシア海軍4艦隊(北方艦隊、太平洋艦隊、黒海艦隊、バルト艦隊)同時演習の一環としてバレンツ海で行なわれた北方艦隊の演習へ参加しています。
[ロシア海軍北方艦隊の基地掃海艦エリニヤとソロヴェツキー・ユンガはバレンツ海で戦闘訓練を実施した]
[ロシア海軍北方艦隊はバレンツ海で演習を行なう]


2022年4月12日、2隻の掃海艦バレンツ海で演習を開始しました。

ロシア海軍黒海艦隊の小型ロケット艦はウクライナ軍の弾薬庫へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した


『タス通信』より
2022年4月12日16時6分配信
【ロシア連邦軍は弾薬倉庫とウクライナの航空機材の防護格納庫を破壊した】
モスクワ、4月12日/タス通信

ロシア軍は、空中発射及び海上発射高精度ミサイルで2ヶ所の弾薬倉庫ウクライナ航空機材防護格納庫を破壊した。
火曜日にロシア連邦国防省公式代理人イーゴリ・コナシェンコフは報道機関へ伝えた。
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「本日未明に空中発射及び海上発射の高精度ミサイルが破壊したのは:フメリニツキー州のスタロコスチャンチニフ軍用飛行場のウクライナの航空機材の防護格納庫と弾薬倉庫、そして更にキーウ州のハウルリフカ居住所の弾薬倉庫です」
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コナシェンコフ
は話した。

更に彼は、ロシア航空宇宙軍作戦-戦術航空隊ウクライナの32の軍事施設を撃破したと述べた。
コナシェンコフによると、ノヴォミハイロフク地域高射ミサイル複合体「ブーク-M1」が、ゾロタレフカ地域では、高射ミサイル複合体S-300の目標指示と照準の為のレーダー、そして更に1つの指揮所と18ヶ所のウクライナ軍用車両の集積地域が目標となった。
「ロシアの対空防衛手段は、ベルジャンスク及びメリトポリの居住所地域で2機の無人飛行機を空中で撃墜しました」
彼は付け加えた。

ウクライナ特殊軍事作戦開始以来、ロシア軍ウクライナ軍の130機の航空機、443機の無人飛行機、2139両の戦車及び装甲車を破壊した。

「特殊軍事作戦開始以来、合計で130機の航空機、99機のヘリコプター、244基のの高射ミサイル複合体、443機の無人飛行機、2139両の戦車及び他の装甲戦闘車両、241台の噴射推進一斉射撃火力システム(多連装ロケット砲)、917門の野砲及び迫撃砲、そして更に2046台の特殊軍用自動車が破壊されました」
国防省
公式代理人は話した。



『タス通信』より
2022年4月12日17時33分配信
【ロシア連邦国防省はウクライナ軍の軍事施設への「カリブル」一斉発射の映像を公開した】
モスクワ、4月12日/タス通信

ロシア連邦国防省は、黒海からウクライナの軍事施設へ「カリブル」で打撃を与えた動画を公開した。

「ロシア連邦軍の特殊軍事作戦中の任務遂行の枠組みにおいて、ウクライナ軍の軍事インフラ施設へ次の高精度兵器による打撃を与えました。
黒海艦隊の小型ロケット艦の乗組員は、黒海エリアから指定地上目標への有翼ミサイル"カリブル"一斉発射を行ないました」
国防省
は伝えた。

火曜日午後、ロシア連邦国防省公式代理人イーゴリ・コナシェンコフは、本日未明に空中発射及び海上発射の高精度ミサイルフメリニツキー州スタロコスチャンチニフ軍用飛行場ウクライナ航空機材防護格納庫弾薬倉庫、そして更にキーウ州ハウルリフカ居住所の弾薬倉庫を破壊したと発表した。



ロシア連邦軍「ウクライナ特殊軍事作戦」を開始した2022年2月24日、ロシア航空宇宙軍航空機ロシア海軍黒海艦隊巡航ミサイル「カリブル」搭載艦は、ウクライナに対する大規模な巡航ミサイル攻撃を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊はウクライナ特殊軍事作戦で巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

現在、黒海に居る「カリブル」搭載艦は9隻です。
フリゲート「アドミラル・エッセン」、「アドミラル・マカロフ」
小型ロケット艦「グライヴォロン」、「ヴイシニー・ヴォロチョーク」、「イングシェチア」
潜水艦「ロストフ・ナ・ドヌー」、「ヴェリキー・ノヴゴロド」、「スタールイ・オスコル」、「コルピノ」

(この他、未だ正式に就役していない小型ロケット艦「ツィクロン」)

航空宇宙軍航空機及び黒海艦隊の艦は、2月25日深夜~2月26日未明にもウクライナに対する大規模な巡航ミサイル攻撃を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊は夜間にウクライナへ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

同じ2月26日、航空宇宙軍航空機及び黒海艦隊の艦により、もう一度大規模な巡航ミサイル攻撃がウクライナに対して行なわれました。
[2022年2月26日にロシア海軍黒海艦隊はウクライナ特殊軍事作戦で巡航ミサイル「カリブル」による攻撃を行なった]

3月1日、航空宇宙軍航空機及び黒海艦隊の艦は、ウクライナに対する大規模な巡航ミサイル攻撃を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊はウクライナへ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

3月19日には、『ウクライナ特殊軍事作戦』において、初めて黒海艦隊超音速沿岸ミサイル「バスチオン」オデッサ州へ発射されました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ軍事作戦』において超音速沿岸ミサイル「バスチオン」をオデッサ州へ発射した]

3月20日には、カスピ小艦隊「カリブル」搭載艦「ウクライナ特殊軍事作戦」において初めてウクライナへの大規模なミサイル攻撃を行ないました。
[ロシア海軍カスピ小艦隊はウクライナ特殊軍事作戦において初めてカスピ海から巡航ミサイル「カリブル」をウクライナのムィコラーイウ州へ発射した]

同じ3月20日、黒海艦隊「カリブル」搭載艦は、ウクライナ北西部のネージン車両修理工場への大規模なミサイル攻撃を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』において黒海からウクライナのネージン修理工場へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

3月22日、黒海艦隊「カリブル」搭載艦は、ドネツクルガンスクウクライナ軍施設への大規模なミサイル攻撃を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』において黒海からドネツクとルガンスクのウクライナ軍施設へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

3月22日夕方、黒海艦隊「カリブル」搭載艦は、ウクライナ西部リヴネ市北西のオルツィヴウクライナ軍兵器庫へのミサイル攻撃を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』において黒海からリヴネ近郊のウクライナ軍兵器庫へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

3月24日夜、黒海艦隊「カリブル」搭載艦は、キエフ州カルィーニウカ燃料貯蔵所へのミサイル攻撃を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』において黒海からキエフ州カルィーニウカのウクライナ軍燃料貯蔵所へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

3月25日、黒海艦隊小型ロケット艦(「ブヤン-M」小型ロケット艦)は、ジトームィル州ヴェリキー・コロフンツィ地域の弾薬兵器庫へ「カリブル」を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のブヤン-M小型ロケット艦は『ウクライナ特殊軍事作戦』において黒海からジトームィル州のウクライナ軍兵器庫へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

3月26日には超音速ミサイル「オーニクス」ムイコラーイウへ発射されています。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』においてムイコラーイウへ超音速ミサイル「オーニクス」を発射した]

3月27日、黒海艦隊「カリブル」搭載艦は、キエフ近郊のプレセツクミサイル倉庫「カリブル」を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のブヤン-M小型ロケット艦は『ウクライナ特殊軍事作戦』において黒海からキエフ近郊のプレセツクのウクライナ軍ミサイル倉庫へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

3月28日、黒海艦隊「カリブル」搭載艦は、ジトームィル州ウショムールヴェセロフカの大型弾薬庫へ「カリブル」を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』において黒海からジトームィル州のウクライナ軍弾薬庫へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

4月1日、黒海艦隊「カリブル」搭載艦シャフタルスコエウクライナ軍部隊本部「バスチオン」(オーニクス)を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』においてシャフタルスコエのウクライナ軍部隊本部を超音速ミサイル「バスチオン」(オーニクス)で破壊した]

4月2日、航空宇宙軍航空機及び黒海艦隊「カリブル」搭載艦は、クレメンチュグ石油精製工場の貯蔵庫へ巡航ミサイルを発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』においてクレメンチュグ石油精製工場の貯蔵庫へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

4月3日、黒海艦隊「カリブル」搭載艦及び航空宇宙軍航空機は、オデッサ市石油精製工場燃料貯蔵所巡航ミサイルを発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』においてオデッサの石油精製工場と燃料貯蔵所へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

4月4日夜、黒海艦隊小型ロケット艦は、オチャコフ市付近のウクライナ軍特殊部隊訓練センター巡航ミサイルを発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』においてオチャコフのウクライナ軍特殊部隊訓練センターへ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]
[ロシア海軍黒海艦隊の小型ロケット艦はウクライナへ7基の巡航ミサイル「カリブル」を一斉発射した]

4月6日、ロシア航空宇宙軍航空機巡航ミサイル(空中発射の高精度ミサイル)でウクライナ軍の5ヶ所の燃料貯蔵所を攻撃した際、クリミア半島に展開する黒海艦隊「バスチオン」(オーニクス)も攻撃に参加しました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』においてウクライナ軍燃料貯蔵所へ超音速ミサイル「バスチオン」(オーニクス)を発射した]

4月7日未明、ロシア航空宇宙軍航空機黒海艦隊フリゲート(おそらくは「アドミラル・エッセン」)は、ウクライナ軍の4ヶ所の燃料貯蔵所へ巡航ミサイルを発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート(アドミラル・エッセン)は黒海からウクライナ軍の燃料貯蔵所へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

4月8日にはオデッサ北東のクラスノシルカの訓練センターへ「バスチオン」(オーニクス)を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊はオデッサ近郊のウクライナ軍訓練センターへ超音速ミサイル「バスチオン」(オーニクス)を発射した]

4月10日未明、黒海艦隊フリゲートは、ドニプロペトロウシク州ズヴォネツィキ巡航ミサイル「カリブル」を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲートは黒海からドニプロペトロウシク州へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

同日、黒海艦隊「カリブル」搭載艦は、ドニプロペトロウシク州ドニプロ市南方の地対空ミサイルS-300が入っていた格納庫を巡航ミサイル「カリブル」で破壊しました。
このS-300は、ヨーロッパの国(おそらくは以前に供給を表明したスロバキア)からウクライナへ供給されたもののようです。
[ロシア海軍黒海艦隊はドニプロ市郊外においてヨーロッパから供給されたS-300地対空ミサイルを巡航ミサイル「カリブル」で破壊した]

4月12日未明、ロシア航空宇宙軍航空機黒海艦隊小型ロケット艦は、スタロコスチャンチニフ飛行場ハウルリフカの弾薬庫へ巡航ミサイルを発射しました。

ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート「アドミラル・エッセン」はウクライナ軍の無人機バイラクタルを高射ミサイル「シチーリ-1」で撃墜した



『タス通信』より
2022年4月12日14時33分配信
【フリゲート「アドミラル・エッセン」はクリミア沖で無人機バイラクタルを破壊した】
モスクワ、4月12日/タス通信

フリゲート「アドミラル・エッセン」は、クリミア沖でウクライナ無人機バイラクタルを破壊した。
ロシア連邦国防省は発表した。

「黒海艦隊のフリゲートの乗組員は、クリミア半島西方沖で2基の艦載高射ミサイル複合体シチーリの発射を行ない、バイラクタル型無人飛行機を破壊しました」
軍当局
は話した。

国防省によると、無人機黒海艦隊の艦の行動、そして更にクリミア半島およびウクライナ南部にあるロシア軍の戦闘車両の地上位置の偵察を行なっていた。
国防省は更に、然るべき動画を公表した。

軍当局が明らかにしたように、無人機黒海艦隊の艦の行動圏で破壊された。



ロシア黒海艦隊のプロジェクト11356Rフリゲート2番艦「アドミラル・エッセン」(2016年6月7日就役)は、2022年1月末に始まったロシア海軍4艦隊(北方艦隊、太平洋艦隊、黒海艦隊、バルト艦隊)同時演習の一環として黒海で行なわれた演習へ参加しました。
1月末に一旦演習を終えて帰投しましたが、2月中旬に再び出航して演習を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊の黒海での演習は完了した]
[ロシア海軍黒海艦隊の30隻以上の艦船は黒海(クリミア半島周辺海域)で演習を行なう為に出航した]


2022年2月24日以降、「アドミラル・エッセン」ロシア連邦軍『ウクライナ特殊軍事作戦』へ参加しています。

「アドミラル・エッセン」の具体的な行動は明らかにされていませんが、オデッサ沖海域で行動し、ウクライナへの巡航ミサイル攻撃に参加しているようです。

4月4日、ウクライナのメディアは、ウクライナ海軍の情報筋の話として、「アドミラル・エッセン」ウクライナ軍の攻撃により「深刻な損傷を被った」と報じましたが、無論フェイクニュースです。
『MASHNEWS』より
2022年4月4日5時49分配信
【ウクライナのメディアは、ロシアのフリゲートをミサイル「ネプチューン」で「撃破した」】

2022年4月7日にウクライナ軍燃料貯蔵庫(ムィコラーイウ)巡航ミサイル「カリブル」を発射したのは「アドミラル・エッセン」で間違いないようです。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート(アドミラル・エッセン)は黒海からウクライナ軍の燃料貯蔵所へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

4月10日にドニプロペトロウシク州巡航ミサイルを発射したフリゲートも、おそらくは「アドミラル・エッセン」でしょう。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲートは黒海からドニプロペトロウシク州へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

4月12日、クリミア半島の西方沖で行動中の「アドミラル・エッセン」は、ウクライナ軍無人機「バイラクタル」高射ミサイル「シチーリ-1」で撃墜しました。


なお、「シチーリ-1」は、3月22日には同型艦「アドミラル・マカロフ」によりウクライナ軍軍用船に対して(つまり、対空ではなく対水上)使用されています。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート「アドミラル・マカロフ」はオデッサ沖でウクライナ海軍の軍用船を撃破した]

イギリスはウクライナへ対艦ミサイル「ハープーン」を供与する

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2022年4月11日15時14分配信
【メディア:ロンドンはウクライナへ対艦ミサイル「ハープーン」を供与する】

グレートブリテンはウクライナの黒海の港の防護を保障する為、ウクライナへ対艦ミサイル「ハープーン」を供与する。
『デイリー・メール』は、ブリテン政府の情報提供者の談話を引用して報じた。


「ハープーン」は、『マクドネル・ダグラス』が開発した全天候型水平線対艦ミサイルであり、現在は『ボーイング・ディフェンス・スペース&セキュリティ』から供給されている。
3つのヴァージョンから発射される:空中発射のAGM-84、艦(沿岸)発射のRGM-84潜水艦の為のUGM-84
1977年の生産開始以降、弾は多くの改正を受けてきた。

『デイリー・メール』の情報提供者は、ロンドンキエフへ供給しようとしているミサイル「ハープーン」がどのヴァージョンになるのかを明らかにしなかったが、ウクライナ海軍は現時点においては事実上存在していないが故に、これは艦載ヴァージョンについての話では無い事は非常に明白である。
ウクライナ航空機へのインテグレートの可能性も、ウクライナ空軍戦闘用航空機ソヴィエト連邦で開発されているが故に、ありそうにない。
従って、これはおそらく、ウクライナへの沿岸ミサイル複合体の引き渡しについての話であろう。

ミサイル「ハープーン」の標準バージョンは、アクティブレーダーホーミングを使用し、高射兵器から逃れる為に水面上を飛翔する。

2008年に開発されたブロックIIモデルでは、水上と地上の目標を撃破する為にミサイルの能力が拡張されている。
「ハープーン」GPSの助力による慣性航法を使用する。
227kgの弾頭は、広範囲の目標を破壊する。

2月21日、ロシア大統領ウラジーミル・プーチンは、ドネツク及びルガンスク人民共和国当局からの主権承認要請を受けた事に応えて関連する法令へ署名し、2月24日に「ウクライナを非武装化し、非ナチ化する」為の特殊軍事作戦の開始を発表した事が想い起こされる。

その後、多くの世界の大国はキエフへの支持を強めた。
アメリカ合州国、グレートブリテン、カナダや多くのEU諸国は、対戦車ミサイル複合体、携帯高射ミサイル複合体、自動小銃、弾薬など、様々なタイプの致死兵器をウクライナへ供与している。

ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4のプロジェクト20380コルベット「リェーズキー」は洋上試験開始前の消磁作業を行なっている

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『Korabel.Ru』より
2022年4月11日11時37分配信
【コルベット「リェーズキー」はウラジオストクで消磁している】

太平洋艦隊の為に建造されたコルベット「リェーズキー」沿海地方で消磁過程~海上への出航を準備する艦の為の必須課手順を行なっている。

ポータルサイト『コムシティ』が伝えたように、戦闘艦には特殊ケーブル巻線が取り付けられ、艦の磁場を帳消しにする磁場を作り出している。
この手順は、艦上航法機器の精度を向上させ、海洋磁気機雷及び誘導機雷からの防護の為に必要である。
これは航行試験の第1段階である。

「リェーズキー」は、『アムール造船工場』太平洋艦隊の為に建造された第4のプロジェクト20380コルベットである。
以前、コムソモリスク・ナ・アムール造船所は、軍事船員へコルベット「ソヴェルシェーンヌイ」「グロームキー」「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」を引き渡した。
それ(リェーズキー)は今年には太平洋艦隊へ引き渡されなければならない。



ロシア太平洋艦隊向けのプロジェクト20380コルベットの4隻目「リェーズキー」は、コムソモリスク・ナ・アムーレ市『アムール造船工場』で2016年7月1日に起工されました。
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[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4の新型コルベット"リェーズキー"はコムソモリスク・ナ・アムーレ造船所で起工された]
「リェーズキー」は、「激しい」「強烈な」といった意味の形容詞です。

5年後の2021年7月1日に造船台から出渠しました。


[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4の新型コルベット"リェーズキー"は造船台を出た]

『アムール造船工場』では、コルベットの出渠(進水)式典でシャンパンを割る役目を担う「コルベットの花嫁」を同社の女性職員から選定していますが、「リェーズキー」「花嫁」には、工場コルベット試運転チームの一員であるクセニア・ザヴゴロドネワが選ばれました。
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輸送浮きドックへ載せられた「リェーズキー」は、最終艤装と試験の為、10月6日にウラジオストクへ出発しました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2021年10月6日9時20分配信
【コルベット「リェーズキー」は試験の為にウラジオストクへ向かった】

10月下旬にウラジオストクへ到着し、同月末にドックから出渠しました。
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2021年11月上旬、ウラジオストク『アムール造船工場』艤装岸壁で「リェーズキー」の係留試験が始まりました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4のプロジェクト20380コルベット"リェーズキー"の係留試験が始まった]

当初、係留試験は造船所の技術者だけで行なわれていましたが、12月初頭には乗組員が艦内へ居住し、係留試験へ参加しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4のプロジェクト20380コルベット"リェーズキー"へ乗組員が居住した]
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4のプロジェクト20380コルベット"リェーズキー"乗組員は係留試験へ参加する]

「リェーズキー」の最初の洋上試験~工場航行試験は2022年1月の開始が予定されていましたが実現せず、出航前の消磁作業が始まったのは4月上旬になりました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4のプロジェクト20380コルベット"リェーズキー"は2022年1月に洋上試験を開始する]

「リェーズキー」の洋上試験が始まるのは、早くて2022年4月中旬でしょう。


以前には、「リェーズキー」ロシア海軍への引き渡しは2022年5月に予定されていましたが、洋上試験の開始が予定より3ヶ月以上遅れているので、引き渡しも2022年末頃になるようです。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4のプロジェクト20380コルベット"リェーズキー"は2022年5月9日に就役する]

ロシア海軍黒海艦隊はドニプロ市郊外においてヨーロッパから供給されたS-300地対空ミサイルを巡航ミサイル「カリブル」で破壊した


『タス通信』より
2022年4月11日16時13分配信
【ロシア連邦軍は格納庫に隠されていたヨーロッパから供給されたS-300大隊を「カリブル」で破壊した】
モスクワ、4月11日/タス通信

ロシア連邦軍は、格納庫に隠されていたヨーロッパから供給された高射ミサイルS-300大隊の装備を海上発射高精度ミサイル「カリブル」で破壊した。
月曜日にロシア連邦国防省公式代理人イーゴリ・コナシェンコフは発表した。
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「4月10日・日曜日、海上発射高精度ミサイル"カリブル"は、ドニプロ市の南の外れに在る格納庫に隠されていたヨーロッパの国の1つからキーウ政権へ供給された高射ミサイルS-300大隊の装備を破壊しました」
コナシェンコフ
は話した。

ロシア国防省公式代理人によると、その結果、4基のS-300発射装置と25名のウクライナ軍要員が撃破された。



ロシア連邦軍「ウクライナ特殊軍事作戦」を開始した2022年2月24日、ロシア航空宇宙軍航空機ロシア海軍黒海艦隊巡航ミサイル「カリブル」搭載艦は、ウクライナに対する大規模な巡航ミサイル攻撃を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊はウクライナ特殊軍事作戦で巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

現在、黒海に居る「カリブル」搭載艦は9隻です。
フリゲート「アドミラル・エッセン」、「アドミラル・マカロフ」
小型ロケット艦「グライヴォロン」、「ヴイシニー・ヴォロチョーク」、「イングシェチア」
潜水艦「ロストフ・ナ・ドヌー」、「ヴェリキー・ノヴゴロド」、「スタールイ・オスコル」、「コルピノ」

(この他、未だ正式に就役していない小型ロケット艦「ツィクロン」)

航空宇宙軍航空機及び黒海艦隊の艦は、2月25日深夜~2月26日未明にもウクライナに対する大規模な巡航ミサイル攻撃を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊は夜間にウクライナへ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

同じ2月26日、航空宇宙軍航空機及び黒海艦隊の艦により、もう一度大規模な巡航ミサイル攻撃がウクライナに対して行なわれました。
[2022年2月26日にロシア海軍黒海艦隊はウクライナ特殊軍事作戦で巡航ミサイル「カリブル」による攻撃を行なった]

3月1日、航空宇宙軍航空機及び黒海艦隊の艦は、ウクライナに対する大規模な巡航ミサイル攻撃を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊はウクライナへ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

3月19日には、『ウクライナ特殊軍事作戦』において、初めて黒海艦隊超音速沿岸ミサイル「バスチオン」オデッサ州へ発射されました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ軍事作戦』において超音速沿岸ミサイル「バスチオン」をオデッサ州へ発射した]

3月20日には、カスピ小艦隊「カリブル」搭載艦「ウクライナ特殊軍事作戦」において初めてウクライナへの大規模なミサイル攻撃を行ないました。
[ロシア海軍カスピ小艦隊はウクライナ特殊軍事作戦において初めてカスピ海から巡航ミサイル「カリブル」をウクライナのムィコラーイウ州へ発射した]

同じ3月20日、黒海艦隊「カリブル」搭載艦は、ウクライナ北西部のネージン車両修理工場への大規模なミサイル攻撃を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』において黒海からウクライナのネージン修理工場へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

3月22日、黒海艦隊「カリブル」搭載艦は、ドネツクルガンスクウクライナ軍施設への大規模なミサイル攻撃を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』において黒海からドネツクとルガンスクのウクライナ軍施設へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

3月22日夕方、黒海艦隊「カリブル」搭載艦は、ウクライナ西部リヴネ市北西のオルツィヴウクライナ軍兵器庫へのミサイル攻撃を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』において黒海からリヴネ近郊のウクライナ軍兵器庫へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

3月24日夜、黒海艦隊「カリブル」搭載艦は、キエフ州カルィーニウカ燃料貯蔵所へのミサイル攻撃を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』において黒海からキエフ州カルィーニウカのウクライナ軍燃料貯蔵所へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

3月25日、黒海艦隊小型ロケット艦(「ブヤン-M」小型ロケット艦)は、ジトームィル州ヴェリキー・コロフンツィ地域の弾薬兵器庫へ「カリブル」を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のブヤン-M小型ロケット艦は『ウクライナ特殊軍事作戦』において黒海からジトームィル州のウクライナ軍兵器庫へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

3月26日には超音速ミサイル「オーニクス」ムイコラーイウへ発射されています。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』においてムイコラーイウへ超音速ミサイル「オーニクス」を発射した]

3月27日、黒海艦隊「カリブル」搭載艦は、キエフ近郊のプレセツクミサイル倉庫「カリブル」を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のブヤン-M小型ロケット艦は『ウクライナ特殊軍事作戦』において黒海からキエフ近郊のプレセツクのウクライナ軍ミサイル倉庫へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

3月28日、黒海艦隊「カリブル」搭載艦は、ジトームィル州ウショムールヴェセロフカの大型弾薬庫へ「カリブル」を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』において黒海からジトームィル州のウクライナ軍弾薬庫へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

4月1日、黒海艦隊「カリブル」搭載艦シャフタルスコエウクライナ軍部隊本部「バスチオン」(オーニクス)を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』においてシャフタルスコエのウクライナ軍部隊本部を超音速ミサイル「バスチオン」(オーニクス)で破壊した]

4月2日、航空宇宙軍航空機及び黒海艦隊「カリブル」搭載艦は、クレメンチュグ石油精製工場の貯蔵庫へ巡航ミサイルを発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』においてクレメンチュグ石油精製工場の貯蔵庫へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

4月3日、黒海艦隊「カリブル」搭載艦及び航空宇宙軍航空機は、オデッサ市石油精製工場燃料貯蔵所巡航ミサイルを発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』においてオデッサの石油精製工場と燃料貯蔵所へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

4月4日夜、黒海艦隊小型ロケット艦は、オチャコフ市付近のウクライナ軍特殊部隊訓練センター巡航ミサイルを発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』においてオチャコフのウクライナ軍特殊部隊訓練センターへ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]
[ロシア海軍黒海艦隊の小型ロケット艦はウクライナへ7基の巡航ミサイル「カリブル」を一斉発射した]

4月6日、ロシア航空宇宙軍航空機巡航ミサイル(空中発射の高精度ミサイル)でウクライナ軍の5ヶ所の燃料貯蔵所を攻撃した際、クリミア半島に展開する黒海艦隊「バスチオン」(オーニクス)も攻撃に参加しました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』においてウクライナ軍燃料貯蔵所へ超音速ミサイル「バスチオン」(オーニクス)を発射した]

4月7日未明、ロシア航空宇宙軍航空機黒海艦隊フリゲート(おそらくは「アドミラル・エッセン」)は、ウクライナ軍の4ヶ所の燃料貯蔵所へ巡航ミサイルを発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート(アドミラル・エッセン)は黒海からウクライナ軍の燃料貯蔵所へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

4月8日にはオデッサ北東のクラスノシルカの訓練センターへ「バスチオン」(オーニクス)を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊はオデッサ近郊のウクライナ軍訓練センターへ超音速ミサイル「バスチオン」(オーニクス)を発射した]

4月10日未明、黒海艦隊フリゲートは、ドニプロペトロウシク州ズヴォネツィキ巡航ミサイル「カリブル」を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲートは黒海からドニプロペトロウシク州へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

同日、黒海艦隊「カリブル」搭載艦は、ドニプロペトロウシク州ドニプロ市南方の地対空ミサイルS-300が入っていた格納庫を巡航ミサイル「カリブル」で破壊しました。
このS-300は、ヨーロッパの国(おそらくは以前に供給を表明したスロバキア)からウクライナへ供給されたもののようです。

ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフは南シナ海で対空戦闘訓練を実施した

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『インテルファクス』極東ニュースより
2022年4月11日2時48分配信
【太平洋艦隊の大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」は南シナ海で空中攻撃を撃退する演習を実施した】
ウラジオストク、4月11日、インテルファクス-極東

太平洋艦隊大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」南シナ海で演習を実施し、その中で仮想敵の空中攻撃の撃退へ取り組んだ。
月曜日に艦隊広報サービスは発表した。

「演習の筋書きの下で艦の対空防衛班は、大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフへ向かって戦闘コースへ進入してくる仮想敵爆撃機を探知しました」
声明では、こう述べられた。

艦の乗組員は、攻撃を撃退する為、対空防衛手段を戦闘準備態勢で使用する規定行動へ取り組んだ。
要員は、仮想敵が接近し、攻撃ゾーンへ入った時に目標を捕捉し、「敵」爆撃機を攻撃開始前に高射ミサイル複合体で破壊した。

演習中の空中目標は、電子方式でシミュレートされた。
実際の発射は行なわなかった。
演習は艦隊の戦闘訓練計画に沿って実施された。

以前、大型対潜艦の乗組員は、海上移動中の海洋給油船から縦列方式で物資の備蓄を補充する演習を実施した。

大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」中型海洋給油船「イジョラ」は、アジア-太平洋地域で指示された任務の遂行を続けている。

伝えられているように、3月23日に太平洋艦隊の艦船は、アジア-太平洋地域で指示された任務を遂行する為、ウラジオストクから出航した。



ロシア太平洋艦隊大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」(1992年5月1日就役)は、2021年6月に太平洋中央部で実施された太平洋艦隊の大規模演習へ参加しました。
[ロシア太平洋艦隊のアジア-太平洋遠征と太平洋中央部演習(2021年5月-7月)]

2021年10月には日本海で実施された中国海軍との合同演習『海洋協同-2021』へ参加しました。
[ロシア海軍と中国海軍の合同演習『海洋協同-2021』(2021年10月14日~17日)]

11月中旬にウラジオストクを出航し、日本海潜水艦の捜索訓練を行ないました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2021年11月19日9時38分配信
【大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」は日本海で「敵」潜水艦を探した】

11月18日に対馬海峡を通過して東シナ海へ入りました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2021年11月19日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

その後、東南アジア諸国連合(ASEAN)との合同演習へ参加する為、インドネシアへ向かいました。
[ロシア海軍とASEAN諸国海軍の初の合同演習は2021年12月1日~3日にインドネシア沖で実施される]

ロシア海軍ASEAN諸国海軍の初の合同演習は12月1日からスタートし、3日まで続きました。
海上での演習はスマトラ島北部沖で実施されました。


[ロシア海軍とASEAN諸国海軍の初の合同演習がインドネシアで始まった]
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフはASEAN諸国海軍との合同演習『ARNEX-2021』へ参加する]
[ロシア海軍とASEAN諸国海軍の初の合同演習『ARNEX-2021』は終了した]

演習が終わった後、母港ウラジオストクへの帰路に就き、12月11日には補給の為、フィリピンマニラ港へ寄港し、12月13日に出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフは補給の為にフィリピンのマニラ港へ寄港した]
[ASEAN諸国海軍との合同演習『ARNEX-2021』へ参加したロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフは補給を終えてフィリピンのマニラ港を去った]

12月15日に対馬海峡を北上して日本海へ入りました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2021年12月16日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

12月17日に日本海で対潜戦闘訓練を行なった後、ウラジオストクへ帰投しました。
[ASEAN諸国海軍との合同演習へ参加したロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフは日本海で対潜演習を行なった]


2022年1月末に始まったロシア海軍4艦隊(北方艦隊、太平洋艦隊、黒海艦隊、バルト艦隊)同時演習の一環として日本海オホーツク海で演習を行なう為、他の太平洋艦隊所属艦20隻以上と共に2021年2月1日にウラジオストクから出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の約20隻の艦船は日本海とオホーツク海で演習を行なう]

2月7日にオホーツク海へ入りました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船部隊はラペルザ海峡(宗谷海峡)を通過してオホーツク海へ入った]

2月10日にはオホーツク海中型海洋給油船「イジョラ」(1970年4月24日就役)から洋上補給を受けました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船部隊はオホーツク海で洋上補給を行なった]

オホーツク海での演習を終えた太平洋艦隊艦船部隊太平洋を南下して津軽海峡を通過し、3月10日に日本海へ入りました。
[【珍説】ロシア海軍艦船の津軽海峡通過は「日本けん制」「日本への脅し」]

3月14日までにウラジオストクへ帰投しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はオホーツク海演習を終えた後に津軽海峡を通過してウラジオストクへ帰投した]


それから約10日後の3月23日、大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」中型海洋給油船「イジョラ」は、今度はアジア太平洋地域(東南アジア)への遠距離航海へ出発しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフは東南アジアへの遠距離航海へ出発した]

3月24日に対馬海峡を南下して東シナ海へ入りました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2022年3月25日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

3月30日頃に東シナ海艦載ヘリコプターの発着訓練と潜水艦捜索訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフは東シナ海で艦載ヘリコプターの発着訓練と潜水艦捜索訓練を実施した]

4月初頭に南シナ海で洋上補給を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフは南シナ海で洋上補給を行なった]

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4月4日にはマラッカ海峡を通過してインド洋へ入りました。
【HI Sutton氏の2022年4月4日1時46分のツイート】

その後、ロシアの3隻の商船をエスコートしてマラッカ海峡へ入り、4月7日にはシンガポール海峡を通過して南シナ海へ入りました。
【Straits Sights氏の2022年4月7日21時33分のツイート】

沖合補給船「オスタプ・シェレメタ」(1970年就航)
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パイプ敷設船「アカデミック・チェルスキー」(2015年就航)
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沖合補給船「イワン・シドレンコ」(1970年就航)
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4月10日頃に南シナ海で対空戦闘訓練を行ないました。

ロシア海軍黒海艦隊のフリゲートは黒海からドニプロペトロウシク州へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した


『タス通信』より
2022年4月10日16時50分配信
【ロシア連邦軍は外国人傭兵が到着した「ドニエプル」国家主義者大隊の本部及び基地を破壊したと発表した】
モスクワ、4月10日/タス通信

ロシア連邦軍は、先日に外国人傭兵の援軍が到着したドニプロペトロウシク州「ドニエプル」国家主義者大隊の本部及び駐留所を破壊した。
日曜日にロシア連邦国防省公式代理人イーゴリ・コナシェンコフ少将は発表した。
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「本日未明、ドニプロペトロウシク州のズヴォネツィキ居住所において、海上発射高精度ミサイルにより先日に外国人傭兵の援軍が到着したドニエプル国家主義者大隊の本部及び駐留所を破壊しました」
コナシェンコフ
は話した。



『タス通信』より
2022年4月10日17時43分配信
【ロシア連邦国防省はウクライナ軍の施設へミサイル「カリブル」で打撃を与えた映像を公開した】
モスクワ、4月10日/タス通信

黒海艦隊フリゲートは、ウクライナ領へ4基の有翼ミサイル「カリブル」の一斉発射を実行した。
施設の破壊を客観的に監視する映像は日曜日にロシア連邦国防省が公開した。

「ロシア連邦軍の特殊軍事作戦中の任務遂行の枠組みにおいて、ウクライナ軍の軍事インフラ施設へ次の高精度兵器による打撃を与えました」
当局はコメントで述べた。

日曜日、ロシア連邦国防省公式代理人イーゴリ・コナシェンコフ少将は、ロシア連邦軍は、先日に外国人傭兵の援軍が到着したドニプロペトロウシク州「ドニエプル」国家主義者大隊の本部及び駐留所を破壊したと発表した。

ミサイル複合体「カリブル」は、エカテリンブルク設計局『ノヴァトール』により開発、製造されている。
公開情報源によると、この複合体を構成する亜音速飛翔の3M-14有翼ミサイルの最大射程距離は、約2000キロメートルに達する。
水上艦の為に、複合体ヴァージョン「カリブル-NK」が開発されている。

ミサイル「カリブル」は、シリアでのロシア連邦軍の作戦中に13回使用された。
ロシア連邦国防省が伝えたところによれば、テロリストの目標へ少なくとも総計99基のミサイルが発射された。



ロシア連邦軍「ウクライナ特殊軍事作戦」を開始した2022年2月24日、ロシア航空宇宙軍航空機ロシア海軍黒海艦隊巡航ミサイル「カリブル」搭載艦は、ウクライナに対する大規模な巡航ミサイル攻撃を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊はウクライナ特殊軍事作戦で巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

現在、黒海に居る「カリブル」搭載艦は9隻です。
フリゲート「アドミラル・エッセン」、「アドミラル・マカロフ」
小型ロケット艦「グライヴォロン」、「ヴイシニー・ヴォロチョーク」、「イングシェチア」
潜水艦「ロストフ・ナ・ドヌー」、「ヴェリキー・ノヴゴロド」、「スタールイ・オスコル」、「コルピノ」

(この他、未だ正式に就役していない小型ロケット艦「ツィクロン」)

航空宇宙軍航空機及び黒海艦隊の艦は、2月25日深夜~2月26日未明にもウクライナに対する大規模な巡航ミサイル攻撃を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊は夜間にウクライナへ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

同じ2月26日、航空宇宙軍航空機及び黒海艦隊の艦により、もう一度大規模な巡航ミサイル攻撃がウクライナに対して行なわれました。
[2022年2月26日にロシア海軍黒海艦隊はウクライナ特殊軍事作戦で巡航ミサイル「カリブル」による攻撃を行なった]

3月1日、航空宇宙軍航空機及び黒海艦隊の艦は、ウクライナに対する大規模な巡航ミサイル攻撃を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊はウクライナへ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

3月19日には、『ウクライナ特殊軍事作戦』において、初めて黒海艦隊超音速沿岸ミサイル「バスチオン」オデッサ州へ発射されました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ軍事作戦』において超音速沿岸ミサイル「バスチオン」をオデッサ州へ発射した]

3月20日には、カスピ小艦隊「カリブル」搭載艦「ウクライナ特殊軍事作戦」において初めてウクライナへの大規模なミサイル攻撃を行ないました。
[ロシア海軍カスピ小艦隊はウクライナ特殊軍事作戦において初めてカスピ海から巡航ミサイル「カリブル」をウクライナのムィコラーイウ州へ発射した]

同じ3月20日、黒海艦隊「カリブル」搭載艦は、ウクライナ北西部のネージン車両修理工場への大規模なミサイル攻撃を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』において黒海からウクライナのネージン修理工場へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

3月22日、黒海艦隊「カリブル」搭載艦は、ドネツクルガンスクウクライナ軍施設への大規模なミサイル攻撃を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』において黒海からドネツクとルガンスクのウクライナ軍施設へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

3月22日夕方、黒海艦隊「カリブル」搭載艦は、ウクライナ西部リヴネ市北西のオルツィヴウクライナ軍兵器庫へのミサイル攻撃を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』において黒海からリヴネ近郊のウクライナ軍兵器庫へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

3月24日夜、黒海艦隊「カリブル」搭載艦は、キエフ州カルィーニウカ燃料貯蔵所へのミサイル攻撃を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』において黒海からキエフ州カルィーニウカのウクライナ軍燃料貯蔵所へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

3月25日、黒海艦隊小型ロケット艦(「ブヤン-M」小型ロケット艦)は、ジトームィル州ヴェリキー・コロフンツィ地域の弾薬兵器庫へ「カリブル」を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のブヤン-M小型ロケット艦は『ウクライナ特殊軍事作戦』において黒海からジトームィル州のウクライナ軍兵器庫へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

3月26日には超音速ミサイル「オーニクス」ムイコラーイウへ発射されています。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』においてムイコラーイウへ超音速ミサイル「オーニクス」を発射した]

3月27日、黒海艦隊「カリブル」搭載艦は、キエフ近郊のプレセツクミサイル倉庫「カリブル」を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のブヤン-M小型ロケット艦は『ウクライナ特殊軍事作戦』において黒海からキエフ近郊のプレセツクのウクライナ軍ミサイル倉庫へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

3月28日、黒海艦隊「カリブル」搭載艦は、ジトームィル州ウショムールヴェセロフカの大型弾薬庫へ「カリブル」を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』において黒海からジトームィル州のウクライナ軍弾薬庫へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

4月1日、黒海艦隊「カリブル」搭載艦シャフタルスコエウクライナ軍部隊本部「バスチオン」(オーニクス)を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』においてシャフタルスコエのウクライナ軍部隊本部を超音速ミサイル「バスチオン」(オーニクス)で破壊した]

4月2日、航空宇宙軍航空機及び黒海艦隊「カリブル」搭載艦は、クレメンチュグ石油精製工場の貯蔵庫へ巡航ミサイルを発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』においてクレメンチュグ石油精製工場の貯蔵庫へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

4月3日、黒海艦隊「カリブル」搭載艦及び航空宇宙軍航空機は、オデッサ市石油精製工場燃料貯蔵所巡航ミサイルを発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』においてオデッサの石油精製工場と燃料貯蔵所へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

4月4日夜、黒海艦隊小型ロケット艦は、オチャコフ市付近のウクライナ軍特殊部隊訓練センター巡航ミサイルを発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』においてオチャコフのウクライナ軍特殊部隊訓練センターへ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]
[ロシア海軍黒海艦隊の小型ロケット艦はウクライナへ7基の巡航ミサイル「カリブル」を一斉発射した]

4月6日、ロシア航空宇宙軍航空機巡航ミサイル(空中発射の高精度ミサイル)でウクライナ軍の5ヶ所の燃料貯蔵所を攻撃した際、クリミア半島に展開する黒海艦隊「バスチオン」(オーニクス)も攻撃に参加しました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』においてウクライナ軍燃料貯蔵所へ超音速ミサイル「バスチオン」(オーニクス)を発射した]

4月7日未明、ロシア航空宇宙軍航空機黒海艦隊フリゲート(おそらくは「アドミラル・エッセン」)は、ウクライナ軍の4ヶ所の燃料貯蔵所へ巡航ミサイルを発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート(アドミラル・エッセン)は黒海からウクライナ軍の燃料貯蔵所へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

4月8日にはオデッサ北東のクラスノシルカの訓練センターへ「バスチオン」(オーニクス)を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊はオデッサ近郊のウクライナ軍訓練センターへ超音速ミサイル「バスチオン」(オーニクス)を発射した]


4月10日、黒海艦隊フリゲートは、ドニプロペトロウシク州ズヴォネツィキ巡航ミサイル「カリブル」を発射しました。

ロシア海軍バルト艦隊の第11軍団はカリーニングラード州で射撃演習を実施した

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『インテルファクス軍事ニュース出張所』より
2022年4月9日10時37分配信
【約1000名の軍人がカリーニングラードの戦闘射撃演習へ関わる】
モスクワ、4月9日、インテルファクス

およそ1000名のバルト艦隊軍団の軍人は、カリーニングラード歩兵戦闘車からの射撃を実施した。
艦隊広報サービスは発表した。

「カリーニングラード州の射爆場で、バルト艦隊の諸兵科連合部隊の自動車化射撃部隊の軍人は、監督点検中、歩兵戦闘車BMP-2の標準兵装からの戦闘統制射撃を実施しました」
広報サービスは言った。

「監督点検への合格には、軍団の自動車化射撃連隊の1000名の要員が参加し、60両以上の戦闘車両が関わりました」
艦隊本部は話した。

演習中にBMP-2の乗員は、500~1500メートルの距離で2A42速射自動機関砲及びPKT機関銃から、出現、移動する車両を撃破した事が指摘された。

統制射撃実施に加え、軍人は、射撃、技術的及び戦術的準備の一連の規準を実行したと広報サービスは付け加えた。



カリーニングラード州には、バルト艦隊配下の沿岸部隊(地上部隊)として、海軍歩兵部隊(スヴォーロフ及びアレクサンドル・ネフスキー勲章ベロストクスカヤ第334独立親衛海軍歩兵旅団)の他に、2016年4月1日に新設された第11軍団が駐留しています。
現在の軍団司令官は、元々は空挺軍出身のアレクセイ・ユーリエヴィチ・ルジンスキー少将(1970年10月24日生まれ)です。
(2020年8月に任命、その前は第1親衛戦車軍副司令官)
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[第11軍団](司令部:グセフ)
スヴォーロフ勲章・インステルブルゴスク赤旗・第18親衛自動車化射撃師団(グセフ、ソヴィエツク)
スヴォーロフ・クトゥーゾフ勲章・ネマンスク赤旗・第244砲兵旅団(カリーニングラード)
ブレスト-ワルシャフスク赤旗・レーニン勲章・クトゥーゾフ勲章第152親衛ロケット旅団(チェルニャホフスク)
プロレタリア・モスコフスク-ミンスク赤旗2度授与・スヴォーロフ及びクトゥーゾフ勲章・第7独立親衛自動車化射撃連隊(カリーニングラード)
第22親衛高射ロケット連隊(カリーニングラード)
第46独立偵察大隊(グセフ)
第40独立管理大隊(グセフ)
第5諸兵科射爆場(プラヴジンスク)



2022年4月8日以降、カリーニングラード州に駐留するバルト艦隊水上艦航空隊の演習が行なわれており、第11軍団の演習も、これらに呼応したものでしょう。
[ロシア海軍バルト艦隊の水上艦はバルト海で砲撃戦訓練を実施した]
[ロシア海軍バルト艦隊航空隊の戦闘機Su-27と前線爆撃機Su-24Mはカリーニングラード州上空で夜間飛行訓練を実施した]

ロシア海軍バルト艦隊航空隊の戦闘機Su-27と前線爆撃機Su-24Mはカリーニングラード州上空で夜間飛行訓練を実施した

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『インテルファクス軍事ニュース出張所』より
2022年4月9日10時28分配信
【バルト艦隊航空隊はカリーニングラード州上空で夜間戦闘演習を実施した】
モスクワ、4月9日、インテルファクス

バルト艦隊の約20機の戦闘機爆撃機は、カリーニングラード州上空で夜間演習を実施した。
バルト艦隊広報サービスは発表した。

「計画訓練実施の枠組みにおいて、バルト艦隊海上航空隊の戦闘機Su-27と前線爆撃機Su-24の乗員は、夜間の飛行練習訓練を実施しました。
戦闘訓練計画活動には総計で約20機の航空機が関わりました」

広報サービスは言った。

艦隊本部によると、演習中、空中低速目標及び地上目標への練習攻撃、仮想敵の指揮所及び戦闘車両の破壊、そして更に複雑な操縦術及び空中機動へ取り組んだ。

「この飛行の主な目的は、意図された戦闘及び特殊任務を遂行する要員の準備態勢、そして更に航空機材及びその機器の戦闘能力を完全に使用する新たな戦術動作の点検にあります」
広報サービスは話した。

訓練では、様々な高度及び速度での攻撃及び防御機動を用いる夜間の操縦技術と、航空機の兵装の仮想使用に特別な注意を払った事が指摘された。



バルト艦隊海軍航空隊戦闘機爆撃機は、ロシア連邦の飛び地カリーニングラード州へ配備されています。
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チカロフスク飛行場に駐留する第689親衛戦闘機航空連隊は、18機程度の戦闘機Su-27及びSu-27UBを保有しています。
ロシア海軍戦闘機Su-27を保有しているのは、バルト艦隊航空隊のみです。
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チェルニャホフスク飛行場に駐留する第4親衛独立海洋襲撃機航空連隊は、20機程度の前線爆撃機Su-24Mと6機程度の偵察機Su-24MRを保有しています。
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この他、今回の演習には参加していませんが、第4親衛独立海洋襲撃機航空連隊には2016年12月初頭から多用途複座戦闘機Su-30SMの配備が始まり、2018年7月初頭までに計8機のSu-30SMが配備されました。
[ロシア海軍バルト艦隊へ2機の多用途複座戦闘機Su-30SMが到着した]
2022年1月末には、アップグレード型のSu-30SM2が4機配備されています。
[ロシア海軍バルト艦隊航空隊へ4機の多用途複座戦闘機Su-30SM2が配備された]


カリーニングラード州(バルチースク)に駐留するバルト艦隊水上艦は2022年4月8日からバルト海で演習を開始しましたが、これに呼応して航空隊も演習を開始しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の水上艦はバルト海で砲撃戦訓練を実施した]

ロシア海軍バルト艦隊の水上艦はバルト海で砲撃戦訓練を実施した

『タス通信』より
2022年4月8日21時20分配信
【15隻以上のバルト艦隊の艦は海上戦闘射撃演習を実施した】
カリーニングラード、4月8日/タス通信

バルト海エリアの射爆場で仮想敵の戦闘艦及び空中攻撃手段を模した標的へ砲射撃を実施するバルト艦隊の計画戦闘艦演習には15隻以上が関わった。
金曜日に艦隊広報サービスは発表した。

「演習には、小型ロケット艦ゼリョヌイ・ドル、ソヴィエツク、オジンツォボ、ゲイゼル、ロケット艇モルシャンスク、チュヴァシヤ、小型対潜艦アレクシン、カバルディノ・バルカリヤ、基地掃海艦アレクサンドル・オブホフ、レオニード・ソボリョフ、そして更に艦隊の他の艦艇、支援船を含む総計15隻以上の艦隊の戦闘艦が参加しました」
広報サービスは話した。

射撃は、仮想敵水上艦との砲戦、そして更に単艦及び空中攻撃手段との戦闘を模した演習の枠組みで乗組員により実施された。
砲射撃に加え、艦は、艦隊海上航空隊航空機及びヘリコプターを模した空中目標への電子ミサイル発射へ取り組んだ。

艦の乗組員は更に仮想敵潜水艦の捜索・追跡の課題へ取り組み、深海爆撃及び機雷敷設を行なった。
基地掃海艦及び泊地掃海艦で構成される掃海艦グループは、接触型掃海具を使用して機雷を監視、偵察、捜索し、艦載兵器により機雷を破壊し、艦支隊を安全水路へ先導する戦闘訓練を行なった。

「射撃に加え、演習では艦の間の組織的な連携及び通信、無防備の泊地へ停泊中の対破壊工作活動、そして更に様々な時間帯での合同操艦の課題を解決しました」
艦隊広報サービスは指摘した。



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現在、バルト艦隊バルチースク海軍基地には、新旧の小型ロケット艦/ロケット艇、小型対潜艦、掃海艦が配備されています。

[第36ロケット艇旅団]
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・第1親衛ロケット艇大隊
プロジェクト12411ロケット艇
R-129「クズネツク」(1985年12月28日就役)
R-257(1986年10月31日就役)
R-187「ザレチヌイ」(1989年3月4日就役)
R-291「ディミトロフグラード」(1991年5月30日就役)

R-293「モルシャンスク」(1992年3月23日就役)
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R-2「チュヴァシヤ」(2000年2月26日就役)
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プロジェクト22800小型ロケット艦
「ムィティシ」(2018年12月17日就役)

「ソヴィェツク」(2019年10月12日就役)
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「オジンツォボ」(2020年11月21日就役)
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・第106小型ロケット艦大隊
プロジェクト12341小型ロケット艦
「ズイビ」(1989年9月26日就役)

「ゲイゼル」(1989年12月27日就役)
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「パッサート」(1990年12月6日就役)
「リヴェン」(1991年10月25日就役)
プロジェクト21631小型ロケット艦
「ゼリョヌイ・ドル」(2015年12月12日就役)
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「セルプホフ」(2015年12月12日就役)

[第64水域保護艦旅団]
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・第264対潜艦大隊
プロジェクト1331M小型対潜艦
MPK-224「アレクシン」(1989年3月31日就役)
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MPK-227「カバルディノ・バルカリヤ」(1989年6月29日就役)
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MPK-229「カルムイキア」(1990年4月6日就役)

・第323掃海艦大隊
プロジェクト12700対機雷防衛艦
「アレクサンドル・オブホフ」(2016年12月9日就役)
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プロジェクト1265基地掃海艦
「アレクサンドル・レベジェフ」(1989年7月15日就役)

「レオニード・ソボリョフ」(1990年11月24日就役)
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BT-212「ノヴォチェボクカルスク」(1991年12月22日就役)
BT-213「セルゲイ・コルバシエフ」(1992年9月8日就役)

ロシア海軍黒海艦隊はオデッサ近郊のウクライナ軍訓練センターへ超音速ミサイル「バスチオン」(オーニクス)を発射した


『タス通信』より
2022年4月8日16時13分配信
【ロシア連邦国防省はオデッサの外国人傭兵の集結・訓練センターの破壊を発表した】
モスクワ、4月8日/タス通信

ロシア軍は、オデッサ北東に位置する外国人傭兵の集結・訓練センターを沿岸ミサイル複合体「バスチオン」高精度ミサイルで破壊した。
金曜日にロシア連邦国防省公式代理人イーゴリ・コナシェンコフは発表した。
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「沿岸ミサイル複合体バスチオンの高精度ミサイルは、オデッサ北東のクラスノシルカ居住諸地域の外国人傭兵の集結・訓練センターを破壊しました」
コナシェンコフ
は話した。


『タス通信』より
2022年4月8日17時0分配信
【国防省は黒海沿岸からのミサイル「オーニクス」発射の動画を示した】
モスクワ、4月8日/タス通信

ロシア国防省は、沿岸ミサイル複合体「バスチオン」ミサイル「オーニクス」黒海沿岸から発射され、ウクライナの軍事インフラ施設へ打撃を与える画像を公表した。

「ロシア連邦軍の特殊軍事作戦中の任務遂行の枠組みにおいて、ウクライナ軍の軍事インフラ施設へ次の高精度兵器による打撃を与えました。
沿岸ミサイル複合体バスチオンの要員は、黒海沿岸からウクライナ領内の指定地上目標への高精度ミサイル"オーニクス"発射を実行しました」

軍当局は話した。

金曜日午後、ロシア連邦国防省公式代理人イーゴリ・コナシェンコフ少将は、沿岸ミサイル複合体「バスチオン」高精度ミサイルは、オデッサ北東のクラスノシルカ居住諸地域の外国人傭兵の集結・訓練センターを破壊したと述べた。

「バスチオン」は、対艦有翼ミサイル「オーニクス」を装備するロシア沿岸ミサイル複合体である。
2010年からロシア軍、そして更にベトナム軍及びシリア軍へ供給されている。
揚陸連合部隊、船団、打撃艦グループ及び航空母艦打撃グループを構成する水上艦、更には単一目標の破壊の為に意図されている。
沿岸ミサイル複合体「バスチオン」1個大隊は、600キロメートルを超える長さの沿岸地帯を防衛できる。
ミサイル「オーニクス」の射程距離は500キロメートルである。

2016年11月15日、シリアの施設への攻撃中、初めて複合体「バスチオン」ミサイル「オーニクス」の地上目標への発射が実行された。
これは、沿岸ミサイル複合体の戦闘使用が記録された最初のケースとなった。



ロシア連邦軍『ウクライナ特殊軍事作戦』を開始した2022年2月24日以降、ロシア海軍黒海艦隊巡航ミサイル「カリブル」搭載艦は、何度もウクライナに対するミサイル攻撃を行なっています。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート(アドミラル・エッセン)は黒海からウクライナ軍の燃料貯蔵所へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

3月19日には、『ウクライナ特殊軍事作戦』において、初めて黒海艦隊超音速沿岸ミサイル「バスチオン」超音速巡航ミサイル「オーニクス」の地上発射型~がクリミア半島からオデッサ州へ発射されました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ軍事作戦』において超音速沿岸ミサイル「バスチオン」をオデッサ州へ発射した]

3月26日にはムイコラーイウ市周辺のウクライナ軍燃料貯蔵所「バスチオン」(オーニクス)を発射しています。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』においてムイコラーイウへ超音速ミサイル「オーニクス」を発射した]

4月1日にはシャフタルスコエウクライナ軍部隊本部「バスチオン」(オーニクス)を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』においてシャフタルスコエのウクライナ軍部隊本部を超音速ミサイル「バスチオン」(オーニクス)で破壊した]


4月6日、ロシア航空宇宙軍航空機巡航ミサイル(空中発射の高精度ミサイル)でウクライナ軍の5ヶ所の燃料貯蔵所を攻撃した際、クリミア半島に展開する黒海艦隊「バスチオン」(オーニクス)も攻撃に参加しました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』においてウクライナ軍燃料貯蔵所へ超音速ミサイル「バスチオン」(オーニクス)を発射した]

4月8日にはオデッサ北東のクラスノシルカの訓練センターへ「バスチオン」(オーニクス)を発射しました。

『ウクライナ特殊軍事作戦』におけるロシア海軍黒海艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章親衛ロケット巡洋艦モスクワの動向

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『NavalNews』より
2022年4月7日配信
【黒海で最も強力なロシアの軍艦の運用パターン】

ウクライナ海軍は、黒海におけるロシア海軍の大規模な集中に敵わなかった。
しかし、ロシアで最も印象的な軍艦、スラヴァ級巡洋艦「モスクワ」は、ほとんど視界から外れたままである。
我々は、同艦がこの戦争でこれまで何をしてきたかに焦点を当てる事が出来る。


ロシアによるウクライナ侵攻初日、ロシアの軍艦は黒海の小さな岩から現れた。
スネーク島では、最低限の防衛しか行われていなかった事が判明した。
しかし、それは戦略的な位置に在り、潜在的にこの地域での輸送についてウクライナ軍へ情報を提供する可能性が有る。
そして、島の奪取は、ロシアの勝利への期待の象徴となり得る。

歴史は、守備隊の反応を忘れていない。
国境警備隊のロマン・フリボフは、降伏勧告に対し「ロシアの軍艦、糞ったれ、消え失せろ!」と答えた事は有名である。
島の沖に鎮座する軍艦は、黒海で最も強力な軍艦である「モスクワ」に他ならなかった。

「スラヴァ」級巡洋艦「モスクワ」は、サイズと兵装の両方で堂々としたものである。
同艦は当然の、黒海艦隊の旗艦でもある。
島が占領されると、「モスクワ」は戦時中の決まりきった仕事に落ち着いた。

オープンソースインテリジェンス(OSINT)を使用して、我々は、これまでの戦争中の同艦の作戦エリアを繋ぎ合わせた。
それは定期的なスナップショットしか無いが、パターンが現れている。
この分析は、独立系アナリストのダミアン・サイモンらの助けを借りて行われた。

[スラヴァ級]
ロシア海軍
巡洋艦の概念は、航空母艦が中心のアメリカ海軍のとは異なっている。
自国の空母を護衛する代わりに、スラヴァは主として敵の空母への攻撃を意図している。
これは、16基の超音速対艦ミサイルを中心に構築されたその設計に影響を与えている。
これらは、元々はP-500「バザーリト」型であったが、その後、より長距離のP-1000「ヴルカーン」にアップグレードされた。
両方のミサイルは、NATOにはSS-N-12「サンドボックス」として知られている。

黒海には空母やその他の価値の高い目標が無いので、「ヴルカーン」ミサイルには大した関連は無い。
しかし「モスクワ」には、より有用なもう1つの主要兵器システムがある。
そして、それは同艦の活動に、より直接影響するかもしれない。
「スラヴァ」級は64基のS-300F「リーフ」防空ミサイルを搭載している。

これらの長距離兵器により、同艦はパトロールエリアから黒海北部の大部分をカバーできる。
これはおそらく、セヴァストーポリに駐留するS-400ミサイルと重複する防衛ゾーンの一部である。
そしておそらはく、クリミアの他の場所に配備された他の同様のシステムとも。

[スネーク島、母基地と力の誇示]
戦争の初期、モスクワは主にスネーク島付近で活動していた。
ここは進行中の戦闘からは相対的に離れている位置であり、戦略目標であるオデーサから少し離れていた。
オデッサとも記されるオデーサウクライナの主要な黒海の港であり、ロシア進軍の初期目的であったと考えられている。
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ここは戦略的にも経済的にも重要である。
オデーサを占領すれば、ウクライナは殆ど内陸国となってしまうだろう。
そして、おそらくは別の戦略的目標へと繋がり、沿ドニエストルへの陸橋が作られる。
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これは、ロシアが支援する、承認されていないモルドバの分離国家である。

しかし、オデーサに対する初期の水陸両用攻撃は実現しなかった。
最も可能性の高い説明は、クリミアからの陸路での前進が遅れた事にある。
加えて、オデーサ近辺海域には機雷が有る事が知られている。

3月2日からロシア軍艦オデーサ近辺で威嚇任務を開始した。
そして、彼らは商船に対する多くの攻撃へ関与し、事実上の封鎖を作り出した可能性が有る。
「モスクワ」が積極的な役割を果たしたという証拠は見つかっていない。
その代わり、同艦はその後も沖合に留まった。

古い軍艦「モスクワ」陸上攻撃巡航ミサイルで武装していない。
アメリカ海軍トマホークに似たミサイル「カリブル」は後で登場した。
従って他の艦種とは異なり、同艦はウクライナに対して発射された巡航ミサイルの段階的弾幕で直接的な役割を果たしていない。

「モスクワ」と、殆ど全てのロシア軍艦は、定期的にクリミアの母港セヴァストーポリへ戻っている。
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興味深いことに、同艦は何時もの体勢で停泊しており、予測可能な動きのパターンを作り出している。
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これは、セヴァストーポリが攻撃からどのように安全であるかを示す指標となり得るだろう。
ウクライナミサイルの射程外にあり、多層防空で防衛されているのは事実である。
3月26日にS-400ミサイルが発射された際、市内で防衛上の事件が1件発生している。
これが「モスクワ」のパターンを変えたようには見えない。

戦争が進むにつれて、ロシア海軍は大規模な水陸両用のデモンストレーションを開始した。
これには、攻撃を行うかのように6隻の揚陸艦がオデーサへ向かって航行する事が含まれていた。
しかし、最後の時点では迂回する。
これらの演習はウクライナ軍を縛り付け、欺瞞行為となる。

「モスクワ」は、これに関する主な文書化された前例のみならず観察されている。
最初は3月15日、そして3月30日である。
他にも、見られていない機会が有るかもしれない。
そこで「モスクワ」は他の軍艦に囲まれ、或いはまた、遠く離れた位置から海域を保護している。
これらの作戦で「モスクワ」は指揮所の役割を果たしているものと認識できる。

黒海艦隊で最も強力な軍艦として、そして旗艦として、「モスクワ」は、これらの役割を果たし続ける事になるだろう。
スタンドオフ防空兵器で武装した同艦は、殆ど視界から外れたままになるだろう。
しかし、オープンソースインテリジェンスを使用すれば、数多くの時間で同艦を追跡できる。

ロシア海軍北方艦隊は北極圏で演習を開始した

『タス通信』より
2022年4月7日19時57分配信
【北極圏での北方艦隊の演習には1500名が参加する】
ムルマンスク、4月7日/タス通信

約70両の戦闘車両、20機の飛行装置、10隻の艦及び支援船、そして更に1500名の将兵がムルマンスク州で始まった北方艦隊の航空隊及び対空防衛部隊の指揮-参謀演習へ関わる。
木曜日に艦隊広報サービスは発表した。

「北極圏で北方艦隊の航空隊及び対空防衛部隊の指揮-参謀訓練が始まりました。
訓練には1500名、約70両の戦闘車両及び特殊車両、20機の飛行装置、10隻の艦及び支援船が参加します」

声明では、こう述べられた。

艦隊の代理人は、航空隊及び対空防衛部隊の演習は2段階で行なわれる事を指摘した。
第1段階中、将兵は北方艦隊の北極遠征グループを構成してロシアの海上交通線及び海上経済活動海域の安全保障へ取り組む。

第2段階では、戦闘艦及び支援船、そして更に沿岸部隊、艦隊の対空防衛組織の施設と民間インフラの空中援護任務の遂行が計画されている。

「訓練は、2022年の北方艦隊訓練計画に沿って行なわれます。
この活動は、冬季訓練期間の北方艦隊の航空・対空防衛合同部隊の複合最終点検の要素の1つです」

艦隊広報サービスは付け加えた。



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第45航空・防空軍は、北方艦隊の指揮下で北極圏の防空を担当する為、元々の北方艦隊海軍航空隊に、ロシア航空宇宙軍(空軍)から移管した航空部隊及び防空部隊を加えて2015年12月に編成されました。

[第1対空防衛師団]
ネヴェリスコイ-べリングスキー勲章・スヴォーロフ勲章・クトゥーゾフ勲章・ボフダン-フメリニツキー勲章・赤旗第531親衛高射ロケット連隊
赤旗第583高射ロケット連隊
赤星勲章第1528高射ロケット連隊
第331電波技術連隊
第332電波技術連隊
第223通信隊
第877地上航空指揮所
第1539独立無線中継大隊

[第3対空防衛師団]
第33高射ロケット連隊
ブレスト赤旗・第414親衛高射ロケット連隊
高射ロケット連隊

ヴィスレンスキー赤旗・クトゥーゾフ勲章・第98親衛混成航空連隊(前線爆撃機Su-24M、偵察機Su-24MR)
ペチェンガ赤旗・ボリス・サフォーノフ記念・第174親衛戦闘機航空連隊(迎撃戦闘機MiG-31BM)
第100独立艦上戦闘機航空連隊(艦上戦闘機MiG-29K、MiG-29KUB)
スモレンスク赤旗・ソ連邦英雄2度受賞ボリス・サフォーノフ記念第279独立艦上戦闘機航空連隊(艦上戦闘機Su-33多目的戦闘機Su-30SM艦上練習機Su-25UTG)
第403独立混成航空連隊(対潜哨戒機Il-38、偵察機Il-20RT、輸送機An-12、An-26、Tu-134)
遠距離対潜航空機飛行隊(対潜哨戒機Tu-142)
第830独立艦上対潜ヘリコプター連隊(対潜ヘリコプターKa-27輸送戦闘ヘリコプターKa-29警戒ヘリコプターKa-31)
第216無人飛行機連隊
第89独立航空班(輸送機An-26、輸送ヘリコプターMi-8MTV)


この第45航空・防空軍が、今回の北方艦隊の演習の「主役」になるようです。

ロシア海軍太平洋艦隊のフリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」はピョートル大帝湾で対潜戦闘訓練を実施した

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『インテルファクス』極東ニュースより
2022年4月7日8時32分配信
【太平洋艦隊のフリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」は演習で仮想敵潜水艦を破壊した】
ウラジオストク、4月7日、インテルファクス-極東

太平洋艦隊フリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」の乗組員は、ピョートル大帝湾で仮想敵潜水艦を捜索、破壊する演習を実施した。
木曜日に太平洋艦隊情報供給部は発表した。

演習の筋書きの下で、太平洋艦隊海上航空隊対潜航空機は、湾海域で国籍不明の潜水艦を探知した。

「フリゲート"マルシャル・シャーポシニコフ"は、演習の枠組みで戦闘及び航海の緊急準備を行ない、指定海域へ出航しました」
声明では、こう述べられた。

対潜航空機と協同で水中物体を捜索した結果、追跡からの離脱を試みる仮想敵潜水艦を探知した。

フリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」の戦闘班は、対潜兵器の使用準備を整え、水中「侵入者」を噴射推進爆撃装置RBU-6000からの深海爆撃により破壊したとプレスリリースでは述べられた。

演習は、艦隊の戦闘訓練計画に沿って海上射爆場の1つで実施された。



プロジェクト1155大型対潜艦の8番艦「マルシャル・シャーポシニコフ」は、1983年5月25日にカリーニングラード沿バルト造船工場『ヤンターリ』で起工され、1984年12月27日に進水し、1985年12月30日にソ連海軍へ納入されました。
1986年2月2日に太平洋艦隊へ編入され、正式に就役しました。
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1987年10月1日から12月26日まで太平洋艦隊基地への移動航海を行ないました。
この間、モザンビーク、ルアンダ、セーシェル諸島、インド、ベトナムを訪問しました。

1988年7月14日から1989年2月13日までペルシャ湾で行動し、41隻の船を護送しました。
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1990年にはエチオピアからソ連民間人を避難させ、この間にアブダビアデンへ寄港しました。
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1990年8月14日から18日まで朝鮮共和国ウォンサン(元山)港を訪問しました。

1990年12月15日から1991年8月30日までペルシャ湾で行動し、この間にアブダビアデンへ寄港しました。
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1992年11月から1994年4月までウラジオストク艦船修理工場『ダーリザヴォード』でオーバーホールが行なわれました。

2003年4月16日にウラジオストクを出航し、5月にインド洋黒海艦隊の艦船と合同演習を行ない、その後、インドを訪問しました。
[ロシア海軍、インド洋遠征(2003年4~5月):その1・太平洋艦隊のウダロイ級大型対潜艦]

2003年10月にはハワイ真珠湾を訪問しました。
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2004年8月30日から9月30日まで日本を訪問し、9月4日には日本海上自衛隊と捜索救助合同演習を行ないました。

2005年8月には中国青島港を訪問しました。

2006年3月にはグアム島を訪問しています。
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2008年9月15日から17日まで日本海で実弾射撃訓練を行ない、帰投した直後に火災事故が発生しました。
[大型対潜艦マルシャル・シャーポシニコフで火災発生 ]

2009年3月に修理を完了し、艦隊へ復帰しました。

「マルシャル・シャーポシニコフ」は、これまでに3度に渡りアデン湾海賊対処任務へ就いており、1度目は2010年2月24日に出港しています。
[大型対潜艦「シャーポシニコフ元帥」支隊はソマリアへ出発した]

アデン湾到着後の「マルシャル・シャーポシニコフ」艦内で打ち合わせを行なうロシア海軍海賊対処部隊幹部とアメリカ及びシンガポール海軍アデン湾派遣部隊指揮官
(2010年4月8日)
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2010年5月6日、ソマリア海賊に乗っ取られたロシアタンカー「モスクワ大学」を解放しました。
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【ソマリア海賊:露タンカー乗っ取り 翌日に解放】
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『ロシア通信社ノーボスチ』情報グラフィックより。
2012年5月7日配信
【乗っ取られたタンカー「モスクワ大学」の突入解放作戦】

この時のロシア海軍海賊対処部隊指揮官は、第44対潜艦旅団司令官イリダル・アフメロフ1等海佐でした。
[ソマリア海賊対処部隊指揮官イリダル・アフメロフの華麗な戦歴]

タンカー「モスクワ大学」を乗っ取ろうとしたソマリア海賊は1名が射殺され、10名が拘束されました。
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しかし、拘束された10名も、ボートに乗せられて海上へ放逐され、その後、死亡しました。
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結果的に、「モスクワ大学」を襲撃したソマリア海賊は、11名全てが死亡しました。
[アデン湾における大型対潜艦マルシャル・シャーポシニコフの活躍を描いた映画が撮影される]
「マルシャル・シャーポシニコフ」は2010年6月25日に帰投しました。

2012年4月下旬に黄海で実施されたロシア-中国海軍合同演習『海洋協同-2012』へ参加しました。
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2012」(2012年4月)]

2012年11月2日から2013年4月21日まで遠距離航海を行ない、2度目のアデン湾海賊対処任務に就きました。
[ロシア太平洋艦隊アデン湾派遣部隊はウラジオストクへ戻った]

2014年3月中旬から7月初頭までインド洋への遠距離航海を行ない、この間に3度目のアデン湾海賊対処任務を遂行しました。
[ロシア太平洋艦隊インド洋遠征(2014年3月-7月)]
2014年10月から12月までオーストラリア沖への遠距離航海を行ないました。
[オーストラリア沖へ行ったロシア海軍太平洋艦隊の軍艦はウラジオストクへ帰ってきた]

2015年3月下旬から4月上旬まで日本海で演習を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊は日本海で演習を行なう]
[ロシア海軍太平洋艦隊は演習を実施した]

2015年6月下旬から7月初頭にオホーツク海で実施された演習へ参加しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊はオホーツク海で対潜演習を実施した]
[ロシア海軍太平洋艦隊の『決闘』演習がオホーツク海で行なわれた]

2015年10月26日に宗谷海峡を東進し、11月16日に同海峡を西進したのを最後に、洋上での活動は見られなくなりました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2015年10月26日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2015年11月16日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】


2016年春からウラジオストク艦船修理工場『ダーリザヴォード』で近代化改装工事が始まりました。
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2基の「ラストルブ」対潜ミサイル4連装発射筒AK-100 100mm単装砲2番砲塔、ガスタービンエンジンなどが撤去されました。

ガスタービンエンジン『クロンシュタット海洋工場』へ送られ、修復されました。
[クロンシュタット海洋工場はロシア海軍の全ての艦艇用ガスタービンエンジンを修理する]

「マルシャル・シャーポシニコフ」は、近代化改装により対艦ミサイル「ウラン」を装備する事になりました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦マルシャル・シャーポシニコフは近代化改装によりウラン対艦ミサイルを装備する]

近代化改装開始から1年以上経った2017年8月には、「マルシャル・シャーポシニコフ」の為に、有翼ミサイル「カリブル」用の垂直発射機3S-14も発注された事が明らかになりました。
ブログ『BMPD』より
2017年8月19日配信
【大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」の近代化で2基の汎用垂直発射装置3S-14モジュールが設置される】
(つまり、当初は「ウラン」対艦ミサイルのみを装備するつもりだったが、その後、「カリブル」も装備する事になった)

「ウラン」4連装発射筒(3R-60U)「ラストルブ」対潜ミサイル4連装発射筒の在った場所に、3S-14発射機100mm単装砲2番砲塔の在った場所に設置されました。
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2018年2月16日、「マルシャル・シャーポシニコフ」で、溶接作業中に木製足場へ引火した事により火災が発生しました。

[ウラジオストクで近代化改装中のロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦マルシャル・シャーポシニコフで火災が発生した]

その後、『ダーリザヴォード』の乾ドックへ入渠しました。
[近代化改装中のロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦マルシャル・シャーポシニコフ近影(2018年7月11日)]

2019年11月13日までに乾ドックを出ました。
[近代化改装中のロシア海軍太平洋艦隊のフリゲート(大型対潜艦)マルシャル・シャーポシニコフはウラジオストクの乾ドックを出た]

その後、『ダーリザヴォード』の岸壁で艤装工事が進められました。


「マルシャル・シャーポシニコフ」AK-100 100mm砲の1番砲塔も撤去され、代わりにロシア海軍の新世代水上艦にも装備されているA-190-01「ウニヴェルサール」100mm単装砲が設置されました。

[近代化改装されるロシア海軍太平洋艦隊のフリゲート"マルシャル・シャーポシニコフ"は新たな100mm砲を得る]

更に、最新の高射ミサイル-砲複合体「パーンツィリ」の装備も検討されています。
(未だ実際に装備はされていませんが )
[近代化されるロシア海軍太平洋艦隊のフリゲート"マルシャル・シャーポシニコフ"は最新高射ミサイル-砲複合体パーンツィリ-Mを装備する]

2020年7月10日、「マルシャル・シャーポシニコフ」は、最初の洋上試験を開始しました。
[近代化改装されたロシア海軍太平洋艦隊のフリゲート"マルシャル・シャーポシニコフ"は日本海で洋上試験を開始した]

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その後、一旦ウラジオストクへ戻り、8月13日には再び洋上試験の為に出航しました。
[近代化改装されたロシア海軍太平洋艦隊のフリゲート"マルシャル・シャーポシニコフ"は日本海で洋上試験を続ける]

9月15日、太平洋艦隊司令官セルゲイ・アヴァキャンツ大将「マルシャル・シャーポシニコフ」を視察しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊司令官は近代化改装されたフリゲート"マルシャル・シャーポシニコフ"を視察した]

10月19日、「マルシャル・シャーポシニコフ」は工場航行試験の第2段階を実行する為にウラジオストクを抜錨し、日本海へ出航しました。
[近代化改装されたロシア海軍太平洋艦隊のフリゲート"マルシャル・シャーポシニコフ"は洋上試験の第2段階実施の為に日本海へ出航した]

その後、ウラジオストクへ帰投し、11月6日には艦船修理工場『ダーリザヴォード』の乾ドックへ入渠しました。
[近代化改装されたロシア海軍太平洋艦隊のフリゲート"マルシャル・シャーポシニコフ"は最終洋上試験の準備の為にドックへ入った]


兵装の試験を行なう為、12月15日に出航しました。
[近代化改装されたロシア海軍太平洋艦隊のフリゲート"マルシャル・シャーポシニコフ"は兵装試験を行なう為、日本海へ出航した]

12月24日、A-190-01 100mm単装砲対艦ミサイル「ウラン」の発射試験を行ないました。
[近代化改装されたロシア海軍太平洋艦隊のフリゲート"マルシャル・シャーポシニコフ"は日本海でA-190-01 100mm砲と対艦ミサイル"ウラン"の発射試験を行なった]

12月28日に再び対艦ミサイル「ウラン」を発射しました。
[近代化改装されたロシア海軍太平洋艦隊のフリゲート"マルシャル・シャーポシニコフ"は日本海で再び対艦ミサイル"ウラン"を発射した]

この時期に「カリブル」の発射試験も行なわれたようですが、失敗しました。


「マルシャル・シャーポシニコフ」は、2021年1月から港内に停泊した状態で乗組員の各種訓練~第1錬成任務K-1を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のフリゲート"マルシャル・シャーポシニコフ"はウラジオストク港内で乗組員の錬成訓練を行なった]

2021年3月には海上での乗組員の各種訓練~第2錬成任務K-2へ移行し、3月4日には他の太平洋艦隊の水上艦と共にピョートル大帝湾で対潜戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグ、フリゲート"マルシャル・シャーポシニコフ"、大型対潜艦アドミラル・トリブツはピョートル大帝湾で対潜戦闘訓練を行なった]

4月4日にはピョートル大帝湾で砲撃訓練を行ないました。
[近代化改装されたロシア海軍太平洋艦隊のフリゲート"マルシャル・シャーポシニコフ"はピョートル大帝湾で砲撃訓練を行なった]

2021年4月6日、「マルシャル・シャーポシニコフ」は、有翼ミサイル「カリブル」(対地型)を地上目標へ発射しました。

[近代化改装されたロシア海軍太平洋艦隊のフリゲート"マルシャル・シャーポシニコフ"は日本海で巡航ミサイル"カリブル"を発射した]
ミサイル日本海から発射され、距離1000km以上離れたタタール海峡西岸のシュルク岬(ソヴィエツカヤ・ガヴァニの北方)の標的へ命中しました。
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翌4月7日、今度は水上目標へ有翼ミサイル「カリブル」(対艦型)を発射しました。

[近代化改装されたロシア海軍太平洋艦隊のフリゲート"マルシャル・シャーポシニコフ"は日本海で対艦ミサイル"カリブル"を発射した]

4月8日には無人機を使用して地上目標への艦砲射撃訓練を行ないました。
[近代化改装されたロシア海軍太平洋艦隊のフリゲート"マルシャル・シャーポシニコフ"はピョートル大帝湾で艦砲射撃訓練を行なった]


2021年4月27日、フリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」は、正式に太平洋艦隊へ復帰しました。
[近代化改装された大型対潜艦改めフリゲート"マルシャル・シャーポシニコフ"はロシア海軍太平洋艦隊へ復帰した]

2021年5月初頭に遠距離航海へ出発し、その後、太平洋中央部太平洋艦隊の大規模演習へ参加し、7月8日に帰投しました。

[ロシア太平洋艦隊のアジア-太平洋遠征と太平洋中央部演習(2021年5月-7月)]

2021年11月中旬にピョートル大帝湾で近代化された通信システム、対空防衛システム、レーダーの洋上試験を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2021年11月11日12時0分配信
【太平洋艦隊のフリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」は艦の新たなシステムの航行試験の為に海上へ出た】

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2021年11月12日14時30分配信
【太平洋艦隊のフリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」はピョートル大帝湾で対空防衛訓練を実施した】

2021年12月1日からロシア連邦軍の新年度が始まり、「マルシャル・シャーポシニコフ」は12月6日に洋上演習を行なう為に日本海へ出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のフリゲート"マルシャル・シャーポシニコフ"とコルベット"ロシア英雄アルダル・ツィジェンジャポフ"は日本海で戦闘訓練を行なう]

その後、ウラジオストクへ帰投し、12月14日に戦闘訓練の為、再び出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のフリゲート"マルシャル・シャーポシニコフ"はピョートル大帝湾で戦闘訓練を行なう]

翌12月15日、新型対潜ミサイル「オトヴェート」を発射しました。

[ロシア海軍太平洋艦隊のフリゲート"マルシャル・シャーポシニコフ"は日本海で新型対潜ミサイル"オトヴェート"を発射した]


2022年1月14日にウラジオストク港内で対空防衛訓練を実施しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のフリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」、コルベット「グレミャーシチー」とロシア英雄アルダル・ツィジェンジャポフはウラジオストク港で対空防衛訓練を実施した]



2022年1月末に始まったロシア海軍4艦隊(北方艦隊、太平洋艦隊、黒海艦隊、バルト艦隊)同時演習の一環として日本海オホーツク海で演習を行なう為、2021年2月1日にウラジオストクから出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の約20隻の艦船は日本海とオホーツク海で演習を行なう]

日本海での洋上演習後にラペルザ海峡(宗谷海峡)付近へ進出し、2月5日にはヘリコプターで氷上偵察を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船部隊はオホーツク海へ入る前にラペルザ海峡(宗谷海峡)付近の氷上偵察を行なった]

その後、砕氷船「カピタン・フレブニコフ」(1981年就航、ロシア連邦運輸省『ロスモルポルト』所属)の先導により、太平洋艦隊主力部隊はラペルザ海峡の通行を開始し、2月7日にはオホーツク海へ入りました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船部隊はラペルザ海峡(宗谷海峡)を通過してオホーツク海へ入った]

2月10日にはオホーツク海中型海洋給油船「イジョラ」(1970年4月24日就役)から洋上補給を受けました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船部隊はオホーツク海で洋上補給を行なった]

2月11日にはオホーツク海で水上標的への砲撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船部隊はオホーツク海で対水上砲撃訓練を実施した]

2月12日朝にはカムチャツカ半島エリゾヴォ飛行場に駐留する太平洋艦隊海上航空隊対潜哨戒機Il-38Il-38Nアヴァチンスキー湾(カムチャツカ半島沖)で機雷敷設訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊航空隊の対潜哨戒機Il-38NとIl-38はカムチャツカ沖で機雷敷設訓練を実施した]

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2月12日、クリル諸島ウルップ島周辺海域に居た太平洋艦隊艦船部隊は、ロシア領海を侵犯したアメリカ海軍ヴァージニア級原子力潜水艦を発見しました。
アメリカ原潜ロシア側の警告を無視したので、フリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」(543、1986年2月2日就役/2021年4月27日再就役)が警告射撃を行ない、アメリカ原潜は退去しました。
[ウルップ島付近で演習を行なっていたロシア海軍太平洋艦隊艦船部隊はアメリカ海軍のヴァージニア級原子力潜水艦を発見し、退去させた]

このヴァージニア級原子力潜水艦は、2月12日に対潜哨戒機Il-38太平洋艦隊潜水艦を目標にして対潜演習を行なっていた時に発見されたようです。
[アメリカ海軍のヴァージニア級原子力潜水艦はロシア海軍太平洋艦隊の対潜哨戒機と潜水艦の対潜演習中にウルップ島周辺海域で発見された]

2月14日、太平洋艦隊艦船部隊オホーツク海(クリル諸島付近)で水上標的への砲撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船部隊はオホーツク海(クリル諸島付近)で対水上砲撃訓練を実施した]

2月16日にはコルベット「グロームキー」(335、2018年12月25日就役)と「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」(339、2021年12月25日就役)がオホーツク海で海上戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のコルベット「グロームキー」と「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」はオホーツク海で海上戦闘訓練を実施した]

翌2月17日、コルベット「グロームキー」「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」は、オホーツク海で対空防衛戦闘訓練を行ない、小型ロケット艦「イネイ」(418、1988年2月19日就役)が発射した対艦ミサイル「マラヒート」高射ミサイル「リドゥート」A-190-01 100mm砲により撃墜しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のコルベット「グロームキー」と「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」はオホーツク海で対艦ミサイルを撃墜した]

その後、フリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」短距離艦対空ミサイル「キンジャール」を海上標的へ発射しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のフリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」はオホーツク海の演習において対空ミサイルを水上目標へ発射した]

2月下旬にオホーツク海(とその下の北海道)の天候が急激に悪化した為、演習参加部隊は2月20日夜までにペトロパヴロフスク・カムチャツキー港へ退避しました。
[オホーツク海で演習を行なっていたロシア海軍太平洋艦隊艦船部隊は悪天候の為にペトロパヴロフスク・カムチャツキーへ退避した]

天候回復後、2月24日に演習参加部隊はペトロパヴロフスク・カムチャツキー港の沖(アヴァチンスキー湾)へ出航し、フリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」コルベット「グレミャーシチー」は、機雷掃討訓練と捜索救助ヘリコプターによる救助訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のフリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」とコルベット「グレミャーシチー」はカムチャツカ半島沖で機雷掃討訓練を実施した]

2月25日にはフリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」、コルベット「グレミャーシチー」、「グロームキー」、「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」ペトロパヴロフスク・カムチャツキー港の対空防衛演習を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のフリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」、コルベット「グレミャーシチー」、「グロームキー」、「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」はペトロパヴロフスク・カムチャツキー港で基地防空訓練を実施した]

その後、太平洋艦隊艦船部隊ペトロパヴロフスク・カムチャツキー港で物資を補給して3月1日に同港を出航し、3月2日にはカムチャツカ沖で沿岸への艦砲射撃演習を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新コルベット4隻はカムチャツカ半島沿岸で艦砲射撃演習を実施した]

一方、フリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」艦上捜索救助ヘリコプターKa-27PSは、浮上している潜水艦へ直接に通信文を届けるという珍しい訓練を実施しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のフリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」の艦載ヘリコプターは潜水艦へ直接に通信文を届ける訓練を実施した]

なお、時期と場所から見て、この時、「マルシャル・シャーポシニコフ」艦載ヘリコプター日本の領空を侵犯した可能性が有ります。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2022年3月2日発表
【推定ロシア機による領空侵犯について】

3月3日にはフリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」オホーツク海で対空防衛演習を実施しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のフリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」はオホーツク海で対空防衛演習を実施した]

3月4日には、カムチャツカ半島エリゾヴォ飛行場に駐留する太平洋艦隊海上航空隊対潜哨戒機Il-38Il-38Nと艦船部隊がオホーツク海で対潜戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船部隊はオホーツク海で対潜哨戒機と共に対潜戦闘訓練を実施した]
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その後、太平洋艦隊艦船部隊太平洋を南下して津軽海峡を通過し、日本海へ入りました。
[【珍説】ロシア海軍艦船の津軽海峡通過は「日本けん制」「日本への脅し」]

太平洋艦隊艦船部隊は3月14日までにウラジオストクへ帰投しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はオホーツク海演習を終えた後に津軽海峡を通過してウラジオストクへ帰投した]

一方、指揮艦「マルシャル・クルイロフ」フリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」潜水艦3隻(内2隻は、おそらく最新の「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」「ヴォルホフ」)、救助曳船SB-522の6隻は別行動を取り、砕氷船「カピタン・フレブニコフ」の先導で未だ流氷が有るオホーツク海中央部を横断し、3月14日までに宗谷海峡を通過して日本海へ入りました。

[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊の別動隊は宗谷海峡を通過して日本海へ入った]

3月17日、ウラジオストクへ帰投する前のフリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」は、「ワルシャワンカ」潜水艦(おそらくは最新の「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」「ヴォルホフ」)と「対決」する演習をピョートル大帝湾で実施しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のフリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」はピョートル大帝湾で「ワルシャワンカ」級潜水艦と「対決」した]

3月18日にウラジオストクへ帰投しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のフリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」はオホーツク海の演習を終えてウラジオストクへ帰投した]

4月7日にピョートル大帝湾で対潜戦闘訓練を行ないました。

ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート(アドミラル・エッセン)は黒海からウクライナ軍の燃料貯蔵所へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した


『タス通信』より
2022年4月7日16時19分配信
【ロシア連邦国防省は更に4つのウクライナの燃料潤滑油貯蔵基地を破壊したと発表した】
モスクワ、4月7日/タス通信

ロシア軍は、未明に空中発射及び海上発射の高精度ミサイルにより、ムィコラーイウ、ザポリージャ、ハルキウ、チュグエウの4つのウクライナ燃料潤滑油貯蔵基地を破壊した。
木曜日にロシア連邦国防省公式代理人イーゴリ・コナシェンコフは発表した。
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「本日未明、空中発射及び海上発射の高精度ミサイルは、ハルキウ、ムィコラーイウ、ドンバス付近のウクライナ軍グループへ燃料を供給していたムィコラーイウ、ザポリージャ、ハルキウ、チュグエウの4つのウクライナの燃料潤滑油貯蔵基地を破壊しました」
彼は言った。

コナシェンコフは、ロシア連邦航空宇宙軍の航空隊が未明に、7門の砲台、ミサイル-砲兵器と弾薬の貯蔵庫を含むウクライナの29の軍事施設を撃破したと述べた。

「ロシア連邦航空宇宙軍の作戦-戦術航空隊は、ウクライナの29の軍事施設を撃破しました。
その中には、2ヶ所の指揮所、クラホヴェ地域の高射ミサイル複合体S-300の目標指定及び照準の為の電波位置測定所(レーダー)、7門の砲台、ミサイル-砲兵器と弾薬の貯蔵庫、そして更に10ヶ所の拠点とウクライナの軍用装備の集積地域が有ります」
コナシェンコフ
は話した。

彼によると、ロシアの対空防衛手段は、ノヴォセリウカ・ドルハ、チェルヴォナヤ、ノヴォグロディウカ、イロヴァイスク、ハルツィスク居住諸地域の空中で5機の無人飛行機を撃墜した。
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コナシェンコフは、特殊軍事作戦開始以来、ロシア連邦軍ウクライナ軍の413機の無人飛行機、218台の噴射推進一斉射撃火力システム(多連装ロケット砲)、1987両の戦車及び装甲車を破壊したと述べた。

「特殊軍事作戦開始以来、合計で125機の航空機、93機のヘリコプター、413機の無人飛行機、227台の高射ミサイル複合体、1987両の戦車及び他の装甲戦闘車両、218台の噴射推進一斉射撃火力システム、866門の野砲及び迫撃砲、そして更に1894台の特殊軍用自動車が破壊されました」
彼は話した。



『タス通信』より
2022年4月7日16時44分配信
【ロシア連邦国防省:黒海艦隊のフリゲートは有翼ミサイル「カリブル」の一斉発射によりウクライナの軍事施設を撃破した】
モスクワ、4月7日/タス通信

黒海艦隊フリゲート、有翼ミサイル「カリブル」の一斉発射によりウクライナの軍事施設を撃破した。
木曜日にロシア国防省は発表した。

「ロシア連邦軍の特殊軍事作戦中の任務遂行の枠組みにおいて、ウクライナ軍の軍事インフラ施設へ次の高精度兵器による打撃を与えました」
当局は指摘した。
「黒海艦隊のフリゲートの乗組員は、黒海エリアからウクライナ領内の指定地上目標へ4基の有翼ミサイル"カリブル"の一斉発射を行ないました」



ロシア連邦軍「ウクライナ特殊軍事作戦」を開始した2022年2月24日、ロシア航空宇宙軍航空機ロシア海軍黒海艦隊巡航ミサイル「カリブル」搭載艦は、ウクライナに対する大規模な巡航ミサイル攻撃を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊はウクライナ特殊軍事作戦で巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

現在、黒海に居る「カリブル」搭載艦は9隻です。
フリゲート「アドミラル・エッセン」、「アドミラル・マカロフ」
小型ロケット艦「グライヴォロン」、「ヴイシニー・ヴォロチョーク」、「イングシェチア」
潜水艦「ロストフ・ナ・ドヌー」、「ヴェリキー・ノヴゴロド」、「スタールイ・オスコル」、「コルピノ」

(この他、未だ正式に就役していない小型ロケット艦「ツィクロン」も3月下旬から洋上行動)

航空宇宙軍航空機及び黒海艦隊の艦は、2月25日深夜~2月26日未明にもウクライナに対する大規模な巡航ミサイル攻撃を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊は夜間にウクライナへ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

同じ2月26日、航空宇宙軍航空機及び黒海艦隊の艦により、もう一度大規模な巡航ミサイル攻撃がウクライナに対して行なわれました。
[2022年2月26日にロシア海軍黒海艦隊はウクライナ特殊軍事作戦で巡航ミサイル「カリブル」による攻撃を行なった]

3月1日、航空宇宙軍航空機及び黒海艦隊の艦は、ウクライナに対する大規模な巡航ミサイル攻撃を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊はウクライナへ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

3月19日には、『ウクライナ特殊軍事作戦』において、初めて黒海艦隊超音速沿岸ミサイル「バスチオン」オデッサ州へ発射されました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ軍事作戦』において超音速沿岸ミサイル「バスチオン」をオデッサ州へ発射した]

3月20日には、カスピ小艦隊「カリブル」搭載艦「ウクライナ特殊軍事作戦」において初めてウクライナへの大規模なミサイル攻撃を行ないました。
[ロシア海軍カスピ小艦隊はウクライナ特殊軍事作戦において初めてカスピ海から巡航ミサイル「カリブル」をウクライナのムィコラーイウ州へ発射した]

同じ3月20日、黒海艦隊「カリブル」搭載艦は、ウクライナ北西部のネージン車両修理工場への大規模なミサイル攻撃を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』において黒海からウクライナのネージン修理工場へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

3月22日、黒海艦隊「カリブル」搭載艦は、ドネツクルガンスクウクライナ軍施設への大規模なミサイル攻撃を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』において黒海からドネツクとルガンスクのウクライナ軍施設へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

3月22日夕方、黒海艦隊「カリブル」搭載艦は、ウクライナ西部リヴネ市北西のオルツィヴウクライナ軍兵器庫へのミサイル攻撃を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』において黒海からリヴネ近郊のウクライナ軍兵器庫へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

3月24日夜、黒海艦隊「カリブル」搭載艦は、キエフ州カルィーニウカ燃料貯蔵所へのミサイル攻撃を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』において黒海からキエフ州カルィーニウカのウクライナ軍燃料貯蔵所へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

3月25日、黒海艦隊小型ロケット艦(「ブヤン-M」小型ロケット艦)は、ジトームィル州ヴェリキー・コロフンツィ地域の弾薬兵器庫へ「カリブル」を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のブヤン-M小型ロケット艦は『ウクライナ特殊軍事作戦』において黒海からジトームィル州のウクライナ軍兵器庫へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

3月26日には超音速ミサイル「オーニクス」ムイコラーイウへ発射されています。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』においてムイコラーイウへ超音速ミサイル「オーニクス」を発射した]

3月27日、黒海艦隊「カリブル」搭載艦は、キエフ近郊のプレセツクミサイル倉庫「カリブル」を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のブヤン-M小型ロケット艦は『ウクライナ特殊軍事作戦』において黒海からキエフ近郊のプレセツクのウクライナ軍ミサイル倉庫へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

3月28日、黒海艦隊「カリブル」搭載艦は、ジトームィル州ウショムールヴェセロフカの大型弾薬庫へ「カリブル」を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』において黒海からジトームィル州のウクライナ軍弾薬庫へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

4月1日、黒海艦隊「カリブル」搭載艦シャフタルスコエウクライナ軍部隊本部「バスチオン」(オーニクス)を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』においてシャフタルスコエのウクライナ軍部隊本部を超音速ミサイル「バスチオン」(オーニクス)で破壊した]

4月2日、航空宇宙軍航空機及び黒海艦隊「カリブル」搭載艦は、クレメンチュグ石油精製工場の貯蔵庫へ巡航ミサイルを発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』においてクレメンチュグ石油精製工場の貯蔵庫へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

4月3日、黒海艦隊「カリブル」搭載艦及び航空宇宙軍航空機は、オデッサ市石油精製工場燃料貯蔵所巡航ミサイルを発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』においてオデッサの石油精製工場と燃料貯蔵所へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

4月4日夜、黒海艦隊小型ロケット艦は、オチャコフ市付近のウクライナ軍特殊部隊訓練センター巡航ミサイルを発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』においてオチャコフのウクライナ軍特殊部隊訓練センターへ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]
[ロシア海軍黒海艦隊の小型ロケット艦はウクライナへ7基の巡航ミサイル「カリブル」を一斉発射した]

4月6日、ロシア航空宇宙軍航空機巡航ミサイル(空中発射の高精度ミサイル)でウクライナ軍の5ヶ所の燃料貯蔵所を攻撃した際、クリミア半島に展開する黒海艦隊「バスチオン」(オーニクス)も攻撃に参加しました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』においてウクライナ軍燃料貯蔵所へ超音速ミサイル「バスチオン」(オーニクス)を発射した]

4月7日未明、ロシア航空宇宙軍航空機黒海艦隊フリゲートは、ウクライナ軍の4ヶ所の燃料貯蔵所へ巡航ミサイルを発射しました。

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黒海にはロシア海軍フリゲート2隻が居ますが、現在、この内の「アドミラル・エッセン」は、中型偵察艦「イワン・フルス」と共にオデッサ沖で行動中なので、「アドミラル・エッセン」「カリブル」を発射したようです。
【TheShipYard氏の2022年4月7日1時1分のツイート】
この他、現在アゾフ海にはロシア海軍大型揚陸艦「ピョートル・モルグノフ」、「コロリョーフ」、「オルスク」、他3隻のプロジェクト775大型揚陸艦が居ます。

ウクライナ海軍の捜索救助船(元指揮艦)ドンバスはマリウポリ港で炎上した

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『MASHNEWS』より
2022年4月6日23時24分配信
【ウクライナ海軍は次の艦を失った】

ウクライナ海軍は次の艦を失った
捜索救助船「ドンバス」(以前には指揮艦)は激しい煙に包まれ、おそらくは燃えている写真が公表されている。
「ドンバス」の状態には関係なく、それは既にウクライナ海軍にとっては失われている:アゾフ海は、ロシア海軍が完全に支配している。


4月6日・水曜日、マリウポリ港を空中から撮影した写真が登場した。
これは、テレグラムチャンネル『ZTV』により公表された。

写真の内の1枚で、ウクライナ海軍捜索救助船「ドンバス」を見る事が出来る。

同日、テレグラムチャンネル『水夫プチシキンのメモ』に、煙に包まれている「ドンバス」の写真が登場した。
画像の日付と煙の原因は知られていない。

画像を分析した後、『MASHNEWS』のアナリストは、「ドンバス」マリウポリ商業海港クレブノ港の第5埠頭に係留されている事を発見した。
この地域では、現在、ロシア連邦軍ドンバス人民共和国民兵の連合部隊が戦闘で前進している。

以前の2月16日、多くのテレグラムチャンネルは、ウクライナ軍の陣地を示すマリウポリの衛星画像を公表した。
これらの写真の中には、マリウポリ港「ドンバス」が有った。

[『MASHNEWS』参照]
「ドンバス」
は、ソヴィエト社会主義共和国連邦海軍水上修理所PM-9として、プロジェクト304の下でポーランド人民共和国で建造された。
ソヴィエト黒海艦隊の分割により、水上修理所ウクライナへ行き、使えなくなった。
修理後、指揮艦「ドンバス」となった。
その後、「ドンバス」捜索救助船に再分類された。



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プロジェクト304水上修理所(工作船)PM-9は、ポーランドシュチェチン造船所で1969年7月17日に起工され、1969年11月29日に進水、1970年9月30日に就役し、ソヴィエト海軍黒海艦隊へ配備されました。

ソヴィエト時代には地中海へ進出し、シリアタルトゥース港で活動していましたが、ソヴィエト連邦解体後はセヴァストーポリで放置され、1997年のロシア-ウクライナ間の黒海艦隊分割協定により、ウクライナ海軍へ移管されました。

2001年には「ドンバス」と改名されて指揮艦となり、セヴァストーポリ艦船修理工場で修理が始まりました。
2004年12月28日には修理中の「ドンバス」で火災が発生しました。

2007年11月11日には嵐の為に埠頭から離れて漂流するという事故が起きました。

「ドンバス」の修理が完了したのは2011年1月中旬となり、1月下旬には修理後の洋上試験が行なわれ、ようやく名実ともにウクライナ海軍へ復帰しました。

2014年3月のクリミア危機ロシア側に接収されましたが、4月15日にウクライナへ返還されました。

2016年9月4日に火災が発生しました。

2017年にオーバーホールが行なわれ、その後、捜索救助船に変更されました。

2018年9月、ベルジャンスクの海軍基地建設を支援する為、アゾフ海へ入りました。

その後もアゾフ海に駐留し、ロシア連邦軍による『ウクライナ特殊軍事作戦』が始まった時にはマリウポリ港に停泊していました。
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「ドンバス」は沈没したわけではないようですが、既にアゾフ海ロシア海軍に支配されており、「ドンバス」は港から出る事は出来ず、今のウクライナ海軍にとっては、もはや「戦力外」となっています。


なお、現在、アゾフ海にはロシア海軍大型揚陸艦「ピョートル・モルグノフ」、「コロリョーフ」、「オルスク」、他3隻のプロジェクト775大型揚陸艦が居ます。
【TheShipYard氏の2022年4月7日1時1分のツイート】

ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』においてウクライナ軍燃料貯蔵所へ超音速ミサイル「バスチオン」(オーニクス)を発射した


『タス通信』より
2022年4月6日16時3分配信
【ロシア連邦国防省は更に5ヶ所のウクライナの燃料潤滑油貯蔵基地を破壊したと発表した】
モスクワ、4月6日/タス通信

ロシア軍空中発射及び地上発射高精度ミサイルウクライナ軍へ供給していた5ヶ所の燃料-潤滑油貯蔵基地を破壊した。
水曜日にロシア連邦国防省公式代理人イーゴリ・コナシェンコフは報道機関へ伝えた。
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「4月6日朝、空中発射及び地上発射の高精度ミサイルは、ラデヒフ、コジャーティン、プロシャナ、ムィコラーイウ、ノヴォモスコーウシク居住所地域の5か所の燃料-潤滑油貯蔵基地を破壊しました」
コナシェンコフ
は言った。

ロシア連邦国防省の公式代理人によると、これらはハリコフ、ムィコラーイウ、ドンバス地域ウクライナ軍グループの軍用車両へ燃料を供給していた。

コナシェンコフは、ロシアの対空防衛手段が、ベルジャンスク、チェルノバイフカ、ゴルニャク、ウヴァンスキー地域で、一夜に4機のウクライナ無人機を撃墜したと述べた。
彼によると、ロシア作戦-戦術航空隊及びロケット部隊は、ウクライナの5ヶ所の物資-装備供給集積所を含め、更にウクライナの24の軍事施設を一晩で破壊した。

「夜間に、ロシア航空宇宙軍の作戦-戦術航空隊及びロケット部隊は、ウクライナの24の軍事施設を攻撃しました。
これらの中には、高射ミサイル複合体オサー-AKM、5ヶ所の物資-装備供給集積所、更に11ヶ所の拠点とウクライナ軍の戦闘車両の集積地域が有りました」

彼は話した。

コナシェンコフは、特殊軍事作戦開始以来、ロシア連邦軍ウクライナ軍の407機の無人飛行機、215台の噴射推進一斉射撃火力システム(多連装ロケット砲)、1981両の戦車及び装甲車を破壊したと述べた。

「特殊軍事作戦開始以来、合計で125機の航空機、93機のヘリコプター、407機の無人飛行機、227台の高射ミサイル複合体、1981両の戦車及び他の装甲戦闘車両、215台の噴射推進一斉射撃火力システム、854門の野砲及び迫撃砲、そして更に1882台の特殊軍用自動車が破壊されました」
彼は話した。



『タス通信』より
2022年4月6日16時43分配信
【ロシア国防省はウクライナの地上目標へのミサイル「オーニクス」発射の動画を公表した】
モスクワ、4月6日/タス通信

沿岸ミサイル複合体「バスチオン」の要員は、ウクライナ領に位置する地上目標へ2基のミサイル「オーニクス」を発射した。
ロシア国防省は報道機関へ伝えた。

「沿岸ミサイル複合体バスチオンの要員は、黒海沿岸からウクライナ領に位置する地上目標へ2基の高精度ミサイル"オーニクス"を発射しました」
声明では、こう述べられた。

軍当局が説明したように、発射は特殊軍事作戦任務遂行の枠組みで行なわれた。
ロシア国防省が公表した動画には、ミサイルの発射が写っている。

以前、ロシア連邦国防省公式代理人イーゴリ・コナシェンコフは、4月6日朝に空中発射及び地上発射高精度ミサイルが、ハリコフ、ムィコラーイウ、ドンバス地域ウクライナ軍グループの軍用車両へ燃料を供給していたラデヒフ、コジャーティン、プロシャナ、ムィコラーイウ、ノヴォモスコーウシク居住所地域の5か所の燃料-潤滑油貯蔵基地を破壊したと発表した。



ロシア連邦軍『ウクライナ特殊軍事作戦』を開始した2022年2月24日以降、ロシア海軍黒海艦隊巡航ミサイル「カリブル」搭載艦は、何度もウクライナに対するミサイル攻撃を行なっています。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』においてオチャコフのウクライナ軍特殊部隊訓練センターへ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]
[ロシア海軍黒海艦隊の小型ロケット艦はウクライナへ7基の巡航ミサイル「カリブル」を一斉発射した]

3月19日には、『ウクライナ特殊軍事作戦』において、初めて黒海艦隊超音速沿岸ミサイル「バスチオン」超音速巡航ミサイル「オーニクス」の地上発射型~がクリミア半島からオデッサ州へ発射されました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ軍事作戦』において超音速沿岸ミサイル「バスチオン」をオデッサ州へ発射した]

3月26日にはムイコラーイウ市周辺のウクライナ軍燃料貯蔵所「バスチオン」(オーニクス)を発射しています。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』においてムイコラーイウへ超音速ミサイル「オーニクス」を発射した]

4月1日にはシャフタルスコエウクライナ軍部隊本部「バスチオン」(オーニクス)を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』においてシャフタルスコエのウクライナ軍部隊本部を超音速ミサイル「バスチオン」(オーニクス)で破壊した]


4月6日、ロシア航空宇宙軍航空機巡航ミサイル(空中発射の高精度ミサイル)でウクライナ軍の5ヶ所の燃料貯蔵所を攻撃した際、クリミア半島に展開する黒海艦隊「バスチオン」(オーニクス)も攻撃に参加しました。
(今回のロシア国防省発表の「地上発射の高精度ミサイル」「バスチオン」を指している)
ミサイルの射程から見て、「バスチオン」(オーニクス)が攻撃したのは、5ヶ所の内のムイコラーイウでしょう。
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ロシア海軍黒海艦隊の小型ロケット艦はウクライナへ7基の巡航ミサイル「カリブル」を一斉発射した


『インテルファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2022年4月5日11時46分配信
【ロシア艦は黒海からウクライナの軍事施設へ7基の有翼ミサイル「カリブル」を発射した-国防省】
モスクワ、4月5日、インテルファクス

ロシア黒海艦隊の艦は、ウクライナ領の目標へ7基の有翼ミサイル「カリブル」の一斉発射を実施した。
ロシア連邦国防省は火曜日に発表した。

ロシア軍は、小型ロケット艦黒海エリアから夜間時にミサイルを発射する動画を公開した。

「黒海艦隊の小型ロケット艦の乗組員は、黒海エリアからウクライナ領の指定地上目標への7基の有翼ミサイル"カリブル"の一斉発射を実施しました」
ロシア連邦国防省
の声明では、こう述べられた。

火曜日にロシア国防省は、オチャコフ市付近のウクライナ特殊作戦部隊の訓練センターを海上から高精度兵器で攻撃したと発表した。

「4月4日夜、海上発射高精度長距離兵器は、外国傭兵の配置の為にも使用されていたオチャコフ市地域のウクライナ特殊作戦部隊訓練センターを破壊しました」
ロシア連邦国防省
公式代理人イーゴリ・コナシェンコフは話した。

「カリブル」は、ロシア長距離有翼ミサイルのファミリーであり、設計局『ノヴァトール』、株式会社『航空宇宙防衛コンツェルン・アルマーズ-アンテイ』により開発された。
これらのミサイルは、最新のロシアの艦及び潜水艦が装備している。

3月20日、ロシア連邦国防省は、黒海及びカスピ海エリアの艦からウクライナ軍事施設「カリブル」による打撃を与えたと発表した。

3月25日、ロシア連邦軍作戦総局長セルゲイ・ルドスコイは、ウクライナでの作戦中、ロシア軍高精度兵器の中で、特に航空有翼ミサイルKh-101、海上有翼ミサイル「カリブル」、地上作戦-戦術ミサイル複合体「イスカンデル-M」を使用していると述べた。

3月19日、ロシア国防省は、ウクライナでの作戦中、初めて極超音速航空ミサイル複合体「キンジャール」が使用された事を発表した~3月18日、イワノ-フランコフスキー州ウクライナ軍のミサイル・弾薬の地下倉庫が破壊された。



ロシア連邦軍「ウクライナ特殊軍事作戦」を開始した2022年2月24日、ロシア航空宇宙軍航空機ロシア海軍黒海艦隊巡航ミサイル「カリブル」搭載艦は、ウクライナに対する大規模な巡航ミサイル攻撃を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊はウクライナ特殊軍事作戦で巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

現在、黒海に居る「カリブル」搭載艦は9隻です。
フリゲート「アドミラル・エッセン」、「アドミラル・マカロフ」
小型ロケット艦「グライヴォロン」、「ヴイシニー・ヴォロチョーク」、「イングシェチア」
潜水艦「ロストフ・ナ・ドヌー」、「ヴェリキー・ノヴゴロド」、「スタールイ・オスコル」、「コルピノ」

(この他、未だ正式に就役していない小型ロケット艦「ツィクロン」も3月下旬から洋上行動)

航空宇宙軍航空機及び黒海艦隊の艦は、2月25日深夜~2月26日未明にもウクライナに対する大規模な巡航ミサイル攻撃を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊は夜間にウクライナへ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

同じ2月26日、航空宇宙軍航空機及び黒海艦隊の艦により、もう一度大規模な巡航ミサイル攻撃がウクライナに対して行なわれました。
[2022年2月26日にロシア海軍黒海艦隊はウクライナ特殊軍事作戦で巡航ミサイル「カリブル」による攻撃を行なった]

3月1日、航空宇宙軍航空機及び黒海艦隊の艦は、ウクライナに対する大規模な巡航ミサイル攻撃を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊はウクライナへ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

3月19日には、『ウクライナ特殊軍事作戦』において、初めて黒海艦隊超音速沿岸ミサイル「バスチオン」オデッサ州へ発射されました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ軍事作戦』において超音速沿岸ミサイル「バスチオン」をオデッサ州へ発射した]

3月20日には、カスピ小艦隊「カリブル」搭載艦「ウクライナ特殊軍事作戦」において初めてウクライナへの大規模なミサイル攻撃を行ないました。
[ロシア海軍カスピ小艦隊はウクライナ特殊軍事作戦において初めてカスピ海から巡航ミサイル「カリブル」をウクライナのムィコラーイウ州へ発射した]

同じ3月20日、黒海艦隊「カリブル」搭載艦は、ウクライナ北西部のネージン車両修理工場への大規模なミサイル攻撃を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』において黒海からウクライナのネージン修理工場へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

3月22日、黒海艦隊「カリブル」搭載艦は、ドネツクルガンスクウクライナ軍施設への大規模なミサイル攻撃を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』において黒海からドネツクとルガンスクのウクライナ軍施設へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

3月22日夕方、黒海艦隊「カリブル」搭載艦は、ウクライナ西部リヴネ市北西のオルツィヴウクライナ軍兵器庫へのミサイル攻撃を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』において黒海からリヴネ近郊のウクライナ軍兵器庫へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

3月24日夜、黒海艦隊「カリブル」搭載艦は、キエフ州カルィーニウカ燃料貯蔵所へのミサイル攻撃を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』において黒海からキエフ州カルィーニウカのウクライナ軍燃料貯蔵所へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

3月25日、黒海艦隊小型ロケット艦(「ブヤン-M」小型ロケット艦)は、ジトームィル州ヴェリキー・コロフンツィ地域の弾薬兵器庫へ「カリブル」を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のブヤン-M小型ロケット艦は『ウクライナ特殊軍事作戦』において黒海からジトームィル州のウクライナ軍兵器庫へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

3月26日には超音速ミサイル「オーニクス」ムイコラーイウへ発射されています。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』においてムイコラーイウへ超音速ミサイル「オーニクス」を発射した]

3月27日、黒海艦隊「カリブル」搭載艦は、キエフ近郊のプレセツクミサイル倉庫「カリブル」を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のブヤン-M小型ロケット艦は『ウクライナ特殊軍事作戦』において黒海からキエフ近郊のプレセツクのウクライナ軍ミサイル倉庫へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

3月28日、黒海艦隊「カリブル」搭載艦は、ジトームィル州ウショムールヴェセロフカの大型弾薬庫へ「カリブル」を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』において黒海からジトームィル州のウクライナ軍弾薬庫へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

4月1日、黒海艦隊「カリブル」搭載艦シャフタルスコエウクライナ軍部隊本部「バスチオン」(オーニクス)を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』においてシャフタルスコエのウクライナ軍部隊本部を超音速ミサイル「バスチオン」(オーニクス)で破壊した]

4月2日、航空宇宙軍航空機及び黒海艦隊「カリブル」搭載艦は、クレメンチュグ石油精製工場の貯蔵庫へ巡航ミサイルを発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』においてクレメンチュグ石油精製工場の貯蔵庫へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

4月3日、黒海艦隊「カリブル」搭載艦及び航空宇宙軍航空機は、オデッサ市石油精製工場燃料貯蔵所巡航ミサイルを発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』においてオデッサの石油精製工場と燃料貯蔵所へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

4月4日夜、黒海艦隊「カリブル」搭載艦は、オチャコフ市付近のウクライナ軍特殊部隊訓練センター巡航ミサイルを発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』においてオチャコフのウクライナ軍特殊部隊訓練センターへ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]
この時、黒海艦隊小型ロケット艦は7基の「カリブル」を一斉発射したようです。

ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』においてオチャコフのウクライナ軍特殊部隊訓練センターへ巡航ミサイル「カリブル」を発射した


『タス通信』より
2022年4月5日16時55分配信
【ロシア連邦軍はオチャコフ付近のウクライナ特殊作戦部隊訓練センターを破壊した】
モスクワ、4月5日/タス通信

ロシア連邦軍海上発射高精度長距離兵器で、傭兵の配置の為にも使用されていたオチャコフ付近のウクライナ特殊作戦部隊訓練センターを破壊した。
火曜日にロシア連邦国防省公式代理人イーゴリ・コナシェンコフは報道機関へ伝えた。
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「4月4日夜、海上発射高精度長距離兵器は、外国傭兵の配置の為にも使用されていたオチャコフ市地域のウクライナ特殊作戦部隊訓練センターを破壊しました」
コナシェンコフ
は言った。



ロシア連邦軍「ウクライナ特殊軍事作戦」を開始した2022年2月24日、ロシア航空宇宙軍航空機ロシア海軍黒海艦隊巡航ミサイル「カリブル」搭載艦は、ウクライナに対する大規模な巡航ミサイル攻撃を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊はウクライナ特殊軍事作戦で巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

現在、黒海に居る「カリブル」搭載艦は9隻です。
フリゲート「アドミラル・エッセン」、「アドミラル・マカロフ」
小型ロケット艦「グライヴォロン」、「ヴイシニー・ヴォロチョーク」、「イングシェチア」
潜水艦「ロストフ・ナ・ドヌー」、「ヴェリキー・ノヴゴロド」、「スタールイ・オスコル」、「コルピノ」

(この他、未だ正式に就役していない小型ロケット艦「ツィクロン」も3月下旬から洋上行動)

航空宇宙軍航空機及び黒海艦隊の艦は、2月25日深夜~2月26日未明にもウクライナに対する大規模な巡航ミサイル攻撃を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊は夜間にウクライナへ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

同じ2月26日、航空宇宙軍航空機及び黒海艦隊の艦により、もう一度大規模な巡航ミサイル攻撃がウクライナに対して行なわれました。
[2022年2月26日にロシア海軍黒海艦隊はウクライナ特殊軍事作戦で巡航ミサイル「カリブル」による攻撃を行なった]

3月1日、航空宇宙軍航空機及び黒海艦隊の艦は、ウクライナに対する大規模な巡航ミサイル攻撃を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊はウクライナへ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

3月19日には、『ウクライナ特殊軍事作戦』において、初めて黒海艦隊超音速沿岸ミサイル「バスチオン」オデッサ州へ発射されました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ軍事作戦』において超音速沿岸ミサイル「バスチオン」をオデッサ州へ発射した]

3月20日には、カスピ小艦隊「カリブル」搭載艦「ウクライナ特殊軍事作戦」において初めてウクライナへの大規模なミサイル攻撃を行ないました。
[ロシア海軍カスピ小艦隊はウクライナ特殊軍事作戦において初めてカスピ海から巡航ミサイル「カリブル」をウクライナのムィコラーイウ州へ発射した]

同じ3月20日、黒海艦隊「カリブル」搭載艦は、ウクライナ北西部のネージン車両修理工場への大規模なミサイル攻撃を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』において黒海からウクライナのネージン修理工場へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

3月22日、黒海艦隊「カリブル」搭載艦は、ドネツクルガンスクウクライナ軍施設への大規模なミサイル攻撃を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』において黒海からドネツクとルガンスクのウクライナ軍施設へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

3月22日夕方、黒海艦隊「カリブル」搭載艦は、ウクライナ西部リヴネ市北西のオルツィヴウクライナ軍兵器庫へのミサイル攻撃を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』において黒海からリヴネ近郊のウクライナ軍兵器庫へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

3月24日夜、黒海艦隊「カリブル」搭載艦は、キエフ州カルィーニウカ燃料貯蔵所へのミサイル攻撃を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』において黒海からキエフ州カルィーニウカのウクライナ軍燃料貯蔵所へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

3月25日、黒海艦隊小型ロケット艦(「ブヤン-M」小型ロケット艦)は、ジトームィル州ヴェリキー・コロフンツィ地域の弾薬兵器庫へ「カリブル」を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のブヤン-M小型ロケット艦は『ウクライナ特殊軍事作戦』において黒海からジトームィル州のウクライナ軍兵器庫へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

3月26日には超音速ミサイル「オーニクス」ムイコラーイウへ発射されています。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』においてムイコラーイウへ超音速ミサイル「オーニクス」を発射した]

3月27日、黒海艦隊「カリブル」搭載艦は、キエフ近郊のプレセツクミサイル倉庫「カリブル」を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のブヤン-M小型ロケット艦は『ウクライナ特殊軍事作戦』において黒海からキエフ近郊のプレセツクのウクライナ軍ミサイル倉庫へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

3月28日、黒海艦隊「カリブル」搭載艦は、ジトームィル州ウショムールヴェセロフカの大型弾薬庫へ「カリブル」を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』において黒海からジトームィル州のウクライナ軍弾薬庫へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

4月1日、黒海艦隊「カリブル」搭載艦シャフタルスコエウクライナ軍部隊本部「バスチオン」(オーニクス)を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』においてシャフタルスコエのウクライナ軍部隊本部を超音速ミサイル「バスチオン」(オーニクス)で破壊した]

4月2日、航空宇宙軍航空機及び黒海艦隊「カリブル」搭載艦は、クレメンチュグ石油精製工場の貯蔵庫へ巡航ミサイルを発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』においてクレメンチュグ石油精製工場の貯蔵庫へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

4月3日、黒海艦隊「カリブル」搭載艦及び航空宇宙軍航空機は、オデッサ市石油精製工場燃料貯蔵所巡航ミサイルを発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『ウクライナ特殊軍事作戦』においてオデッサの石油精製工場と燃料貯蔵所へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

4月4日夜、黒海艦隊「カリブル」搭載艦は、オチャコフ市付近のウクライナ軍特殊部隊訓練センター巡航ミサイルを発射しました。


なお、ロシア航空宇宙軍航空機は、クレメネチ、チェルカッスイ、ザポリージャ、ノヴォモスコーウシクウクライナ軍燃料貯蔵所巡航ミサイルを発射しています。
『タス通信』より
2022年4月5日16時54分配信
【ロシア連邦軍はウクライナ軍グループへ供給する為の燃料貯蔵所を4つ破壊した】
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ロシア海軍の為の第2のラーダ級潜水艦クロンシュタットは2回目の洋上試験を開始した

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『アドミラルティ造船所』公式サイトより
2022年4月4日配信
【株式会社『アドミラルティ造船所』は潜水艦「クロンシュタット」の工場航行試験の第2段階へ着手した】

株式会社『アドミラルティ造船所』は、プロジェクト677潜水艦「クロンシュタット」の工場航行試験の第2段階へ着手した。

試験の第2段階の枠組みは、更にフィンランド湾の射爆場でも行なわれ、潜水艦の潜航、艦のシステムの点検が行なわれる。
2021年12月末に完了した第1段階では、当社の専門家とロシア連邦海軍の乗組員は潜水艦の速力及び機動性の試験を成功裏に実施し、潜水艦の水平化と傾斜を行ない、水中音響複合体、航法複合体通信複合体を点検し、水上マスト装置の試験を実施した。

株式会社『アドミラルティ造船所』は、トップ艦の運用経験の結果に基づいて調整されたプロジェクトの下で潜水艦「クロンシュタット」を建造した。
艦は、艦載技術的手段の制御システム、電子推進システム、航法複合体を近代化した。

2022年初頭、当社は第4及び第5のプロジェクト677潜水艦のプレートカットを開始した。
これらの建造の国家契約は、フォーラム『アルミヤ-2019』の枠組みにおいて株式会社『アドミラルティ造船所』ロシア連邦国防省の間で締結された。

プロジェクト677潜水艦第4世代非核潜水艦に属しており、今日において、戦闘有効性、他の戦術-技術的特性の観点で最も現代的かつ先進的な国内製非核潜水艦と認められている。
株式会社『アドミラルティ造船所』は、このクラスの艦の国内唯一の建造工場である。



ロシア海軍第4世代通常動力潜水艦プロジェクト677「ラーダ」の2番艦B-586「クロンシュタット」は2005年7月28日に起工されました。

しかし、「ラーダ」級の1番艦「サンクトペテルブルク」就役前の洋上試験中に様々な問題点が発覚した為、建造工事は2009年に一旦凍結されました。

その後、「ラーダ」級は改設計され、2013年2月には2番艦3番艦の建造再開が決定されました。
[ロシア国防省はラーダ級潜水艦の建造再開を正式に決定した]

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「クロンシュタット」は、2013年7月に建造契約が再締結され、工事が再開されました。
[ラーダ級潜水艦クロンシュタットは再建造される]

2番艦以降は、1番艦「サンクトペテルブルク」の運用実績を踏まえて大幅に改良されています。
[ロシア海軍の新世代通常動力潜水艦ラーダ級の2番艦以降は大幅に改良される]

「クロンシュタット」は2018年9月20日に進水しました。
[ロシア海軍の為の第2のラーダ級潜水艦クロンシュタットは進水した]


2019年7月28日にサンクトペテルブルク(ネヴァ川)で行なわれた『ロシア海軍の日』観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。
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その後、また『アドミラルティ造船所』へ戻りました。
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「クロンシュタット」ロシア海軍への引き渡しは、2021年11月25日に予定されていました。
[ラーダ級潜水艦クロンシュタットとヴェリーキエ・ルーキは2021年11月にロシア海軍へ引き渡される]

しかし、潜水艦へ搭載する機器の一部が所定性能に達していない為、建造工事は遅れている事が明らかにされました。
[ロシア海軍のラーダ級潜水艦クロンシュタットとヴェリーキエ・ルーキの建造は遅延している]

この為、「クロンシュタット」ロシア海軍への引き渡しは2022年に延期されました。
[ラーダ級潜水艦クロンシュタットとヴェリーキエ・ルーキは2022年にロシア海軍へ引き渡される]

そして2021年12月17日、ようやく「クロンシュタット」の最初の洋上試験(工場航行試験)がフィンランド湾で始まりました。
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[ロシア海軍の為の第2のラーダ級潜水艦クロンシュタットの洋上試験が始まった]

最初の工場航行試験(第1段階)は12月28日に完了し、「クロンシュタット」は一旦クロンシュタット港へ戻りました。
[ロシア海軍の為の第2のラーダ級潜水艦クロンシュタットの最初の洋上試験は完了した]
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2022年4月4日、2度目の工場航行試験(第2段階)が始まりました。
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何段階かの工場航行試験が終われば、その次には最終洋上試験となる国家試験が行なわれ、それが終わればロシア海軍への引き渡しの準備が整います。

近代化改装された警備艦ネウストラシムイは2022年4月中旬にロシア海軍バルト艦隊へ復帰する

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『タス通信』より
2022年4月5日9時3分配信
【情報筋:警備艦「ネウストラシムイ」は4月中旬にバルト艦隊へ復帰する】
モスクワ、4月5日/タス通信

警備艦「ネウストラシムイ」は、沿バルト造船工場『ヤンターリ』で行なわれた修理及び近代化の後、おおよそ2022年4月中旬頃にバルト艦隊の戦闘編制へ復帰する。
『タス通信』は防衛産業企業体の情報提供者より伝えられた。

「警備艦は修理及び近代化の後の試験を完了します。
バルト艦隊の戦闘編制への復帰は、4月中旬の初めになる予定です」

彼は話した。

『タス通信』は、この情報を公式に確認していない。

「ネウストラシムイ」は、沿バルト造船工場『ヤンターリ』(『統合造船業営団』へ加入)での修理と近代化の後、2月15日に試験へと出発した。

4月1日にバルト艦隊広報サービスが伝えたように、「ネウストラシムイ」は試験中に海上での及び魚雷射撃を成功裏に実施した。
空中目標への戦闘射撃には、高射ミサイル-砲複合体「コールチク」が関わった。
前日、兵装試験の枠組みにおいて警備艦の乗組員は、仮想の水中及び水上目標への複合魚雷射撃を実行した。

[長い修理]
艦の機構部分の更新の為の主な修理作業が行なわれ、増速用エンジンは復元されて再び設置され、更には兵装及び支援機械が近代化された。

以前、「ネウストラシムイ」の修理は2021年には完了しなければならないと伝えられた。
2014年から艦は『ヤンターリ』で修理に在った。
フリゲートの合意修理期限は、問題点の洗い出し中に明らかにされた大量の追加の作業と、ウクライナで製造された増速用エンジンの修理の困難さが故に、2度延期された。
2019年までにエンジンの問題は解決された。

「ネウストラシムイ」は、1991年にバルト艦隊へ加入した。



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プロジェクト11540警備艦の1番艦「ネウストラシムイ」は、カリーニングラード『ヤンターリ』造船所で1987年3月25日に起工され、1988年5月25日に進水し、1990年12月28日にソ連海軍へ納入されました。
1991年3月14日にバルト艦隊へ編入されましたが、正式な就役式典となる海軍旗初掲揚式典が開催されたのは、ソ連邦解体後の1993年1月24日でした。

就役前の「ネウストラシムイ」(1991年11月)
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就役後、1994年、2002年、2004年、2006年、2007年にNATO海軍との合同演習『BALTOPS』へ参加しました。

2003年にはロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンイギリス訪問に同行し、ロンドンを訪れました。

2004年8月~9月には、初の地中海遠征を行ない、この間にフランス、スペイン、ポルトガルを訪問しました。

警備艦「ネウストラシムイ」は、2008年秋にロシア海軍で最初のアデン湾海賊対処任務に就きました。
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[ロシア海軍第1次ソマリア遠征]

2008年のアデン湾海賊対処任務の際に「ネウストラシムイ」が捕獲したソマリア海賊のボート
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そして2010年初頭、2度目のアデン湾海賊対処任務に就きました。
[ロシア海軍第6次ソマリア遠征]

2010年2月5日にはソマリア海賊7名を拘留しました。
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[ロシア海軍フリゲート「ネウストラシムイ」、ソマリア海賊拘留]
[ロシア海軍フリゲート「ネウストラシムイ」、ソマリア海賊を拘留(RIAノーボスチ)]

2011年6月にはデンマークコペンハーゲンを訪問しました。

2012年7月から9月に掛けて北方艦隊大型揚陸艦と共に地中海へ派遣されました。
[北方・バルト・黒海艦隊合同艦船グループの地中海遠征(2012年7月-9月)]

その後、オーバーホールが行なわれました。
[フリゲート「ネウストラシムイ」は長期航海の為に修理を実施する]

「ネウストラシムイ」は、2013年3月下旬にバルチースクを出港、3度目の海賊対処任務の為にアデン湾へ向かい、10月17日に帰投しました。
[フリゲート「ネウストラシムイ」は3度アデン湾から帰ってきた]


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その後、カリーニングラード『ヤンターリ』造船所へ回航され、修理および部分的な近代化改装(一部の電子機器の換装)が始まりました。

ガスタービン機関は、サマーラ工場で修理されました。
[ロシア海軍のフリゲート"ネウストラシムイ"のガスタービン機関はサマーラで修理される]

当初、「ネウストラシムイ」は2015年末までに復帰する計画でしたが、2016年末、そして2017年11月と何度も延期される事になりました。
[ロシア海軍のフリゲート「ネウストラシムイ」は2015年に復帰する]
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦(フリゲート)ネウストラシムイは2016年末に復帰する]
[近代化改装されるロシア海軍バルト艦隊の警備艦(フリゲート)ネウストラシムイは2017年11月に復帰する]

「ネウストラシムイ」の舷側番号は、就役以来「712」でしたが、2017年春頃に「772」へ変更されました。
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2018年2月14日14時30分頃(モスクワ時間)、『ヤンターリ』で修理中の「ネウストラシムイ」で火災が発生しました。
火災は同日16時31分に鎮火しました。
消火には54名の消防隊員と15両の消防車が参加し、負傷者は居ませんでした。

『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2018年2月14日20時54分配信
【緊急事態省:警備艦「ネウストラシムイ」の火災は2時間で消し止められた】

「ネウストラシムイ」の修理完了は、2019年に延期される事になりました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ネウストラシムイは2019年に近代化改装を完了する]
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ネウストラシムイは2019年に近代化改装を終えて復帰する]

そして結局、2019年中の修理完了も実現せず、翌2020年に延期される事になりました。
[修理中の警備艦ネウストラシムイは2020年にロシア海軍バルト艦隊へ復帰する]

しかし、2020年中の復帰も実現せず、翌2021年に延期されました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ネウストラシムイの近代化改装は2021年に完了する]

2021年8月18日、ようやく「ネウストラシムイ」の係留試験(造船所の岸壁で各機器の動作点検)が始まりました。
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[近代化改装中のロシア海軍バルト艦隊の警備艦ネウストラシムイの係留試験が始まった]
係留試験完了後、洋上試験の準備の為、2021年12月28日に『ヤンターリ』からバルチースク基地へ移動しました。
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[近代化改装されたロシア海軍バルト艦隊の警備艦ネウストラシムイは洋上試験の準備を行なう]

2022年2月15日、「ネウストラシムイ」バルト海へ出航し、洋上試験を開始しました。
[近代化改装されたロシア海軍バルト艦隊の警備艦ネウストラシムイはバルト海で洋上試験を開始した]

2月下旬にバルチースクへ戻り、2月23日の『祖国防衛者の日』にはナヒーモフ幼年学校の生徒が訪れました。
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その後、洋上試験を再開し、3月末~4月初頭には洋上試験の最終段階となる兵装射撃試験を行ないました。
[近代化改装されたロシア海軍バルト艦隊の警備艦ネウストラシムイはバルト海で兵装射撃試験を実施した]

これで「ネウストラシムイ」の洋上試験は完了し、2022年4月中旬にはバルト艦隊へ復帰します。

ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフは南シナ海で洋上補給を行なった

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『インテルファクス』極東ニュースより
2022年4月5日2時50分配信
【太平洋艦隊の大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」は南シナ海で給油演習を実施した】
ウラジオストク、4月5日、インテルファクス-極東

太平洋艦隊大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」は、南シナ海海洋給油船から縦列方式で物資の備蓄を補充する演習を実施した。
火曜日に太平洋艦隊情報供給部は発表した。

「海上での燃料及び水の備蓄の移送は、太平洋艦隊の支援船の一員である中型海洋給油船イジョラにより提供されました」
声明では、こう述べられた。

演習は、必要な安全策を遵守して行なわれた。

給油は、等級2の海上の波という良好な気象条件下で行なわれた事が指摘された。

更に船員は、艦上で火災が発生した際の初動へ取り組んだ。
ダメージコントロール訓練中、要員は一時的な基準を満たして仮想火災を排除したと声明で述べられた。

大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」中型海洋給油船「イジョラ」は、アジア-太平洋地域で指示された任務の遂行を続けている。

伝えられているように、3月23日に太平洋艦隊の艦船は、アジア-太平洋地域で指示された任務を遂行する為、ウラジオストクから出航した。



ロシア太平洋艦隊大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」(1992年5月1日就役)は、2021年6月に太平洋中央部で実施された太平洋艦隊の大規模演習へ参加しました。
[ロシア太平洋艦隊のアジア-太平洋遠征と太平洋中央部演習(2021年5月-7月)]

2021年10月には日本海で実施された中国海軍との合同演習『海洋協同-2021』へ参加しました。
[ロシア海軍と中国海軍の合同演習『海洋協同-2021』(2021年10月14日~17日)]

11月中旬にウラジオストクを出航し、日本海潜水艦の捜索訓練を行ないました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2021年11月19日9時38分配信
【大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」は日本海で「敵」潜水艦を探した】

11月18日に対馬海峡を通過して東シナ海へ入りました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2021年11月19日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

その後、東南アジア諸国連合(ASEAN)との合同演習へ参加する為、インドネシアへ向かいました。
[ロシア海軍とASEAN諸国海軍の初の合同演習は2021年12月1日~3日にインドネシア沖で実施される]

ロシア海軍ASEAN諸国海軍の初の合同演習は12月1日からスタートし、3日まで続きました。
海上での演習はスマトラ島北部沖で実施されました。


[ロシア海軍とASEAN諸国海軍の初の合同演習がインドネシアで始まった]
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフはASEAN諸国海軍との合同演習『ARNEX-2021』へ参加する]
[ロシア海軍とASEAN諸国海軍の初の合同演習『ARNEX-2021』は終了した]

演習が終わった後、母港ウラジオストクへの帰路に就き、12月11日には補給の為、フィリピンマニラ港へ寄港し、12月13日に出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフは補給の為にフィリピンのマニラ港へ寄港した]
[ASEAN諸国海軍との合同演習『ARNEX-2021』へ参加したロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフは補給を終えてフィリピンのマニラ港を去った]

12月15日に対馬海峡を北上して日本海へ入りました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2021年12月16日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

12月17日に日本海で対潜戦闘訓練を行なった後、ウラジオストクへ帰投しました。
[ASEAN諸国海軍との合同演習へ参加したロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフは日本海で対潜演習を行なった]


2022年1月末に始まったロシア海軍4艦隊(北方艦隊、太平洋艦隊、黒海艦隊、バルト艦隊)同時演習の一環として日本海オホーツク海で演習を行なう為、他の太平洋艦隊所属艦20隻以上と共に2021年2月1日にウラジオストクから出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の約20隻の艦船は日本海とオホーツク海で演習を行なう]

2月7日にオホーツク海へ入りました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船部隊はラペルザ海峡(宗谷海峡)を通過してオホーツク海へ入った]

2月10日にはオホーツク海中型海洋給油船「イジョラ」(1970年4月24日就役)から洋上補給を受けました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船部隊はオホーツク海で洋上補給を行なった]

オホーツク海での演習を終えた太平洋艦隊艦船部隊太平洋を南下して津軽海峡を通過し、3月10日に日本海へ入りました。
[【珍説】ロシア海軍艦船の津軽海峡通過は「日本けん制」「日本への脅し」]

3月14日までにウラジオストクへ帰投しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はオホーツク海演習を終えた後に津軽海峡を通過してウラジオストクへ帰投した]


それから約10日後の3月23日、大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」中型海洋給油船「イジョラ」は、今度はアジア太平洋地域(東南アジア)への遠距離航海へ出発しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフは東南アジアへの遠距離航海へ出発した]

3月24日に対馬海峡を南下して東シナ海へ入りました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2022年3月25日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

3月30日頃に東シナ海艦載ヘリコプターの発着訓練と潜水艦捜索訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフは東シナ海で艦載ヘリコプターの発着訓練と潜水艦捜索訓練を実施した]

4月初頭に南シナ海で洋上補給を行ないました。
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4月4日にはマラッカ海峡を通過しています。
【HI Sutton氏の2022年4月4日1時46分のツイート】

ウクライナ海軍歩兵大隊はマリウポリで降伏した



『Lenta.Ru』より
2022年4月4日19時46分配信
【ドネツク人民共和国はウクライナ海軍大隊の降伏した捕虜について話した】

ドネツク人民共和国ダニール・ベゾノフ第1副情報長官は、ウクライナ海軍大隊全体がマリウポリ共和国軍へ投降し、捕虜となったと述べた。
彼は『テレグラム』で話した。

彼によると、ウクライナ海軍第501独立海軍歩兵大隊の200名以上の将兵が投降して捕虜になった。
ベゾノフは、これは、この当時に残っていた構成員全てである事を指摘した。

以前、ルガンスク人民共和国ヴィクトリア・セルジュコワ人権委員は、ウクライナ人捕虜が元のウクライナ軍へ戻る事を望んでいないと言った。
これは、ウクライナ正規軍ウクライナ人民への忠誠を誓った士官、兵士についての話である。

オンブズマンによると、彼らは「侵略者からの防護のスローガンの下で」ドンバスに行ったと話したが、結果的に民間人を撃った事を認めている。

捕虜となった「エイダー」戦闘員の一人は、建物を襲撃して除去するよう軍に教えたリトアニアの射撃教官との訓練について話した。
彼によると、掃討中、彼らは「全てを破壊する」事を求められた。



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第501独立海軍歩兵大隊は、元々はクリミア半島ケルチに駐留するウクライナ国家親衛隊第10旅団でしたが、2000年には陸軍第501独立機械化大隊へ改編されました。

2003年10月にはウクライナ海軍沿岸防衛部隊へ移管され、2013年12月26日に第501独立海軍歩兵大隊として再発足しました。

2014年3月以降のロシアによるクリミア併合の際、第501独立海軍歩兵大隊の将兵の大半はロシア海軍へ行く事を選びました
ウクライナへ戻ったのは、大隊の308名の将兵の内、58名でした。

2015年、ウクライナ海軍第36沿岸防衛旅団を改編して第36海軍歩兵旅団が設立され、その傘下に第501独立海軍歩兵大隊が復活しました。

2016年以降、ベルジャンスクに駐留していました。
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近代化改装中のロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは2022年4月~9月にムルマンスクの乾ドックへ入渠する

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『Korabel.Ru』より
2022年4月4日10時33分配信
【ロシア海軍唯一の航空母艦は9月まで修理の為にドックへ収まる】

航空母艦「アドミラル・クズネツォフ」は、修理及び近代化を行なう為、4月から9月までドックへ収まる。

「建設作業は終わり、基礎穴は埋められました。
4月にはクズネツォフのドック入りが始まります。
このプロセスは9月まで続きます」
『統合造船業営団』
総取締役アレクセイ・ラフマノフ『ロシア通信社ノーボスチ』へ話した。

『統合造船業営団』のトップは、艦は9月に進水し、工場艤装岸壁へ運ばれる事を指摘した。



ロシア海軍唯一の「航空母艦」ウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」(1991年1月21日就役)は、シリア作戦(2016年11月~2017年1月)から帰投した翌年の2018年4月23日に近代化改装の契約が締結され、その直後に工事が開始されました。
[ロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの近代化改装の契約は締結された]


近代化改装の全容は明らかにされていませんが、兵装、電子機器、通信機器、航空艤装、戦闘情報管理システム、航空機管制複合体、火災探知システムなどは新型に変更される事になるようです。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは近代化改装により新たな通信システムを受け取る]
[ロシア海軍将来汎用揚陸艦の為の新たな戦闘情報管理システムが開発される]
[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフは航空隊と戦闘情報管理ステムを近代化する]

近代化改装を終えた「アドミラル・クズネツォフ」は、少なくとも20年間の就航が可能となります。
つまり、2040年頃までは現役に留まるという事です。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは近代化改装後、少なくとも2040年まで現役に留まる]

プロジェクト11435重航空巡洋艦(アドミラル・クズネツォフ)を設計した『ネフスキー計画設計局』により、「アドミラル・クズネツォフ」の新たな近代化改装案が作成されました。
[ネフスキー計画設計局はロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフの近代化改装の為の準備を進めている]
「アドミラル・クズネツォフ」には、新たな淡水化装置が設置されます。

「アドミラル・クズネツォフ」は、近代化改装により新型の高射ミサイル砲複合体「パーンツィリ-M」が装備されます。
[近代化改装されるウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは新たな高射ミサイル砲複合体パーンツィリ-Mを装備する]

「アドミラル・クズネツォフ」は、近代化改装の際に新たな航空機管制複合体を装備します。
[ロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは近代化改装により新たな航空機管制複合体を装備する]
[近代化改装されるロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは新たな航空機管制複合体レジストル-Eを装備する]

更には、ロシア海軍新型フリゲート・プロジェクト22350(「アドミラル・ゴルシコフ」型)で初めて採用される最新の高射ミサイル複合体「ポリメント-リドゥート」の装備も計画されています。
[近代化改装されるウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは最新高射ミサイル複合体ポリメント-リドゥートを装備する]

「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装の費用については、これまでに様々な数字が出ていましたが、結局、約600億ルーブルに落ち着いたようです。
[ロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの近代化改装の費用は約600億ルーブルになる]

「アドミラル・クズネツォフ」機関(蒸気タービン)自体は変更されませんが、蒸気発生用のボイラーは8基全てが交換される事になり、2018年7月下旬からボイラーの撤去作業が始まりました。
[近代化改装されるロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフのボイラーの撤去作業が始まった]

蒸気タービン機関自体も大規模な修復が行なわれます。
[近代化改装されるロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは蒸気タービンエンジンを修復する]

「アドミラル・クズネツォフ」は、8基のボイラー(KVG-4)を、新たに製造されたボイラーKVG-4と交換します。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2018年9月4日8時0分配信
【情報筋:「アドミラル・クズネツォフ」の新たなロシア製ボイラーは25年と見積もられている】
新たなボイラーKVG-4の寿命は25年になります。

「アドミラル・クズネツォフ」の火災探知システムは、予算の都合の為か、半分だけが新型に取り換えられることになるようです。
[近代化改装されるロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは火災探知システムの半分を新型に替える]

更には、電力供給体系(ケーブル線)の一部も更新されます。
[近代化改装されるロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは電力供給体系を部分的に更新する]


「アドミラル・クズネツォフ」は、2018年9月17日にムルマンスク北東のロスリャコヴォ第82艦船修理工場大型浮きドックPD-50へ入渠しました。
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[近代化改装されるロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは大型浮きドックPD-50へ入った]

2018年10月30日未明、大型浮きドックPD-50へ入渠していた「アドミラル・クズネツォフ」の出渠作業中、突然に電力供給が止まり、浮きドックは沈没しました。
[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフを修理中の浮きドックPD-50で事故が発生した]

この事故により、浮きドックPD-50のクレーン1基が「アドミラル・クズネツォフ」の飛行甲板へ落下し、甲板を損傷しました。
具体的には、飛行甲板に直径5メートル程の穴が開きました。

「アドミラル・クズネツォフ」は、事故後にロスリャコヴォからムルマンスク第35艦船修理工場へ回航され、第24埠頭(「アドミラル・クズネツォフ」がいつも停泊している場所)へ係留されました。

「アドミラル・クズネツォフ」の飛行甲板へ落下したクレーンは、12月下旬に撤去されました。
[浮きドックPD-50の沈没事故により航空母艦アドミラル・クズネツォフの飛行甲板へ落下したクレーンは完全に撤去されている]


2019年12月12日10時16分(モスクワ時間)、近代化改装工事中の重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」の第1発電機区画での溶接作業中に火災が発生しました。
[近代化改装工事中の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフで火災が発生した]
[ロシア海軍の航空母艦アドミラル・クズネツォフ火災事故(2019年12月12日)続報]
[ロシア海軍の航空母艦アドミラル・クズネツォフ火災事故(2019年12月12日)続報(その2)]
火災は24時間以内に鎮火されましたが、乗組員の士官2名が死亡し、他に14名が火災発生時の有毒ガスによる中毒で入院しました。

この火災により、「アドミラル・クズネツォフ」第1発電機区画が全焼しましたが、致命的な損傷は受けておらず、修理及び近代化改装作業は続行されています。
[ロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは、2019年12月12日の火災により致命的な損傷は受けておらず、修復及び近代化されて復帰する]

『統合造船業営団』総裁アレクセイ・ラフマノフ氏によると、「アドミラル・クズネツォフ」の火災による損害額は、3億ルーブル~3億5000万ルーブルになるとの事です。
[ロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの2019年12月12日の火災の損害額は3億5000万ルーブルと見積もられた]


従来の『第35艦船修理工場』乾ドックのサイズでは、「アドミラル・クズネツォフ」は入渠できませんでしたが、これを、同艦が入渠できるサイズに拡張する計画は以前から有り、PD-50沈没事故を受け、これが実行に移される事になりました。
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[ムルマンスクの第35艦船修理工場は再構築(ペレストロイカ)される]
[ムルマンスクの第35艦船修理工場はロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフ近代化改装の為にドックを拡張する]

『第35艦船修理工場』の2つの乾ドックを結合し、「アドミラル・クズネツォフ」が入渠できるサイズに拡大します。
[近代化改装中のロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは、ムルマンスク艦船修理工場の乾ドック拡張後にドック入りする]
この乾ドックは、取りあえずは「アドミラル・クズネツォフ」が入渠できるように最低限の工事を行ない、その後、2023年までに恒久的な施設として完成させる予定です。

なお、乾ドック拡張工事の最中、請負業者と発注者『第35艦船修理工場』との間で金銭トラブルが発生した為、2020年6月下旬に新たな請負業者として『オルゲネルゴストロイ』商会が選ばれ、工事が再開されました。
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[ロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグはウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの近代改装を行なっているムルマンスク艦船修理工場を視察した]

新たな乾ドックへの注水は2022年3月下旬に完了しました。
【モリャチョク(水夫)氏の2022年3月26日17時10分のテレグラムの投稿】
「非常に興味深い写真。
沈没したPD-50に代わって建設された新たな乾ドックが水で満たされました。
これは、近い内に重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフがそこへ移されるかもしれないという事ですね。
ムルマンスク、3月22日」


4月には「アドミラル・クズネツォフ」が入渠します。
[近代化改装中のロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは2022年4月に新たな乾ドックへ入渠する]

2022年4月末~5月初頭にはドックでの修理が始まり、9月末まで続きます。
[近代化改装中のロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは2022年4月末~5月初頭に乾ドックでの修理を開始する]


以前には、「アドミラル・クズネツォフ」は2022年に洋上試験を行ない、同年末に近代化改装を終えて復帰する予定でした。
[ロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの近代化改装の完了予定時期は2022年末から変更されていない]

しかし、以前に「アドミラル・クズネツォフ」から取り外され、サンクトペテルブルク『キーロフ-エネルゴマシュ』へ送られた蒸気タービンエンジンの修復が予定よりも遅れている為、洋上試験開始時期も遅れる事になり、近代化改装の完了時期も2023年末に延期される事になりました。
[ウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは2023年に近代化改装を終えてロシア海軍へ復帰する]