『ズヴェズダーテレビ』より
2022年12月28日5時0分配信
【大洋の雷雨:「ツィルコン」を搭載した「アドミラル・ゴルシコフ」が水上艦にとって最も危険な敵になる理由】フリゲート「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」は、近代化の後の最初の海上演習へ入る。
北緯69度線は、長い間極夜であり、殆ど何も見えない。
しかし最も重要なのは、
コンテナが世界初の
艦載極超音速ミサイル「ツィルコン」を発射する準備態勢に在る事が分かることである。
ロシア国防省の最近の会議で
ウラジーミル・プーチン大統領と
セルゲイ・ショイグ国防相が声明を発表した後、それにより
フリゲートは現在、世界の多くの国から増々注目を集めている。
この海上への出航は、
「ツィルコン」の試験を行なう1月の遠距離航海に先立つ全てのシステムと艦の乗組員の最終点検である。
「艦は長距離ミサイルを含め、有翼ミサイルと極超音速ミサイル"ツィルコン"で武装しています。
言うまでも無く、これには明確な責任が伴います。
興奮は有りませんし、全ての任務は、期待通りに遂行される事に疑いは有りません」
北方艦隊の
ロケット艦連合部隊の司令官
オレグ・グラドキーは話した。
「ツィルコン」が置かれている隔室は、他の
ミサイル兵器と同様に、
フリゲートの最も秘密の部屋の1つである。
この廊下での撮影許可は、非常に長引いた承諾の後にのみ得られた。
問題は、このドアの向こう側に
ミサイル発射筒が在る事である。
非常に限られた数の士官と艦の
ミサイル部門の専門家のみが、そこへ入る事が出来る。
186名の乗組員の内、ここへ入る事が出来るのは7名のみである。
「ツィルコン」の正確な能力は未だ機密であり、宣伝されていない。
しかし、この
ミサイルのおおよそのパラメータでさえ、既に競合していない。
飛行速度は音速の8倍である。
これは時速約9500キロメートルであり、攻撃距離は1000キロメートルである。
その間、
ミサイル船員は発射を準備するのみであり、砲手は目標の撃破へ取り組む。
30mm砲複合体「パラシ」は、伝説的な
AK-630の最新発展ヴァージョンである。
12門の銃身は、毎分10000発を発射できる。
この間、目標まで100発の弾が0.5秒で到達する。
その間も緊急救助チームは艦内で訓練を行っている。
考えられる全ての緊急事態における緊急事態班の行動が点検される。
艦は擬装モードで進む。
照明は無く、航行艦橋の上も暗く、計器の指示数と画面だけが点灯している。
航海士は、慣れ親しんだ無音と静寂の中で働く。
艦の安全は、そのような環境で彼らが設定した進路の正確さに大きく依存する。
更に彼らは、海軍で伝統的な
六分儀、コンパス、定規、鉛筆だけでなく、衛星航法と電子航法の全ての能力を、等しく自信を持って使用しなければならない。
「もちろん、紙ベースの航海地図は、排除される事のない古典的な航法です。
更に我々のフリゲートには膨大な数の計器が含まれており、航海機器の航法精度が向上し、更に航海士が即座に決定を下す事を可能にする最新の航法複合体が有るという事実にも注意を払いたいと思います」
フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」の航海士戦闘班長
コンスタンチン・ニキツェフは話した。
「アドミラル・ゴルシコフ」は艦上に
ヘリコプターを搭載している。
しかし、今回の出航で同艦は地上飛行場から乗員を受け入れた~これは連携の必要な要素である。
2回の飛行交代勤務で、約20回の甲板での発艦と着艦を行なう。
飛行中のみ、
フリゲートは擬装モードを終了しする。
ヘリコプター甲板に灯りが無ければ、真っ暗闇での着艦は不可能である。
そして今回の海上の波は、安全な飛行の為に許容できる限界だった。
海軍歩兵には艦を護る責任がある。
海上からの攻撃を制圧し、或いは機雷を破壊する為の主な武器は、
重機関銃「ウチョス」である。
フリゲートの進路に
給油船が現れた。
再び作業は完全な暗闇の中である。
甲板チームは、公海上で貨物の受入と給油へ取り組む。
北極の太陽は水平線の少し上に在り、その後は数時間しかない。
この時、艦が速度を上げて最も積極的に操艦し、艦の司令要員と整備士の訓練が行なわる。
近い内には、1月の
極超音速ミサイル「ツィルコン」を発射する新たな、そして非常に責任の在る遠距離航海の準備を誰もが全て整えていなければならない。
無論
「アドミラル・ゴルシコフ」は
フリゲートであり、その排水量は、
ソヴィエト時代の最後のプロジェクト艦に劣る:
駆逐艦、
大型対潜艦は言うまでも無く、
プロジェクト「アトラント」巡洋艦、
「ワリャーグ」や
「ピョートル・ヴェリキー」など。
しかし、これは全く本格的な遠海ゾーン艦である~
このフリゲートは、2019年に初めて世界一周航海を行なった際にそれを証明した。この
フリゲートは、その寸法にも関わらず、間もなく世界の海で水上艦にとって最も危険な敵である事を示さなければならない。
以前、
ロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグは、
ロシア連邦国防省の最終会議で、軍への
極超音速ミサイル「ツィルコン」の生産品の引き渡しが始まったと述べた。
ロシア防衛当局のトップは、
極超音速ミサイルを搭載する
フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」の準備が最終段階にあると付け加えた。
『タス通信』より
2022年12月28日14時39分配信
【フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は戦闘勤務の準備を完了した】モスクワ、12月28日/タス通信北方艦隊の
プロジェクト22350フリゲート「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」は、戦闘任務を遂行する準備を完了した。
水曜日に
北方艦隊広報サービスは発表した。
「イーゴリ・クロフマル1等海佐が指揮するフリゲート"アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ"は、遠距離航海の準備を完了しました。
バレンツ海の北方艦隊の戦闘訓練射爆場への検査出航中に取り組んだ準備の最終段階で、艦の乗組員は数日間に渡り任務を遂行しました」艦隊は通知し、検査出航中の
フリゲート乗組員の行動は、艦隊本部の代表による専門家委員会で評価された事を指摘した。
12月21日、
ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンは、国防省参与会の会議において、世界に如何なる同類も存在しない最新の
極超音速ミサイル「ツィルコン」を搭載した
フリゲート「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」は、来年1月から戦闘勤務へ入ると言った。
次に、
ロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグは、
フリゲートは世界の大洋の予定に無い海域での戦闘勤務の準備を整えていると述べた。
広報サービスは、
フリゲートの検査出航中、全ての艦のシステム及びメカニズムの機能、そして更に様々な速力での操艦特性が点検されたと述べた。
フリゲートの航行中、
艦載ヘリコプターKa-27は30回以上の甲板での発艦と着艦へ取り組んだ。
海上への出航では、戦術動作への取り組みと
艦載兵器の使用方法に主な注意が払われた。

艦隊は、艦の要員は、
高射砲複合体「パラシ」からの射撃を成功裏に行ない、空中及び海上の目標を撃破したと付け加えた。
更に
フリゲートの戦闘班は、
潜水艦を捜索、追跡、仮想破壊する一連の訓練を実施した。
[フリゲートについて]
「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」は、
プロジェクト22350のトップ艦である。
12月に
北方艦隊の
フリゲート「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」は、
『クロンシュタット海洋工場』での計画技術的整備の後の艦隊間移動を行ない、
北方艦隊主要基地
セヴェロモルスク市へ到着した。
1等多目的フリゲート・プロジェクト22350の1番艦
「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」(ソ連邦海軍元帥ゴルシコフ)は、
サンクトペテルブルク市の
『北方造船所』で
2006年2月1日に起工され、2010年10月29日に進水し、2018年7月28日に
ロシア海軍へ就役しました。
[プロジェクト22350フリゲート1番艦アドミラル・ゴルシコフはロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ編入された]
「アドミラル・ゴルシコフ」は
北方艦隊の
第43ロケット艦師団へ編入されました。
就役の翌日の7月29日の
『ロシア海軍の日』には
クロンシュタットの観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。
観艦式が終わった後、8月中は
サンクトペテルブルクに滞在していましたが、9月1日に出航し、
セヴェロモルスクへ向かいました。
2018年9月8日に
北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着した]2018年9月18日、乗組員の慣熟訓練の為、
バレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は慣熟訓練の為にバレンツ海へ出航した]2018年10月2日、
バレンツ海で
「高射ミサイル複合体」(ポリメント-リドゥート)を使用する対空防衛演習を行ない、
ミサイル標的「サマン」を撃墜しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はバレンツ海で高射ミサイル"ポリメント-リドゥート"を発射した]2018年10月4日、
「アドミラル・ゴルシコフ」は、
バレンツ海で再び
高射ミサイル複合体「ポリメント-リドゥート」を空中標的及び海上標的へ発射しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は高射ミサイル"ポリメント-リドゥート"で海上目標と空中目標を撃破した]その後、一旦基地へ戻っていたようですが、10月13日に再び
バレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はバレンツ海で戦闘演習を行なう]2018年10月23日には、
高射ミサイル複合体「ポリメント-リドゥート」を空中標的へ発射しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は高射ミサイル"ポリメント-リドゥート"で空中目標を撃破した]2018年11月8日~9日、
北方艦隊の
潜水艦「カルーガ」が遭難したという想定下で救助演習が行なわれ、
「アドミラル・ゴルシコフ」も
重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」と共に参加しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーとフリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は潜水艦の救助演習を行なった]2018年12月4日、戦闘訓練を行なう為、
バレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は戦闘訓練の為に出航した]2018年12月6日、
バレンツ海から
有翼ミサイル「カリブル」(対地攻撃型)を
ロシア北西部の
チジャ射爆場へ発射しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はバレンツ海から巡航ミサイル"カリブル"を地上目標へ発射した]「アドミラル・ゴルシコフ」の舷側番号は、就役前から
「417」でしたが、2018年12月下旬までに
「454」へ変更されました。
北方艦隊の
水上艦で舷側番号400番台は
駆逐艦に付けられているので、
「アドミラル・ゴルシコフ」(プロジェクト22350フリゲート)は、
駆逐艦と同格扱いになっているようです。
2019年1月26日、
「アドミラル・ゴルシコフ」は戦闘訓練を実施する為、
バレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は戦闘訓練の為にバレンツ海へ出航した]1月28日には
A-192 130mm単装砲による海上および陸上目標への砲撃、更にはダメージコントロール訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はバレンツ海で130mm砲を発射した]1月31日には、
北方艦隊の
掃海艦と協同で機雷源を突破する訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はバレンツ海で機雷源突破訓練を行なった]2月5日には、
後方支援船「エリブルス」及び
救助曳船「ニコライ・チケル」と
艦船支隊を編成し、
北方艦隊副司令官ヴィクトール・ソコロフ中将が座乗する
支隊の旗艦として行動しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はバレンツ海の演習で艦船支隊の旗艦を務めた]『Marine Traffic』より
【「エリブルス」】【曳船「ニコライ・チケル」】2月26日、
「アドミラル・ゴルシコフ」は、この2隻と共に遠距離航海へ出発し、
大西洋へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は遠距離航海へ出発した]3月3日には
ノルウェー海で
艦載ヘリコプターを使用する
潜水艦捜索訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はノルウェー海で潜水艦捜索訓練を行なった]その後、
北方艦隊艦船支隊には、
プロジェクトREF-675中型海洋給油船の1番船
「カーマ」(1982年9月29日就役)が合流しました。
『Marine Traffic』より
【給油船「カーマ」】「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船は、
グレートブリテン島北部の
マレー湾で訓練を行なった後、3月5日には
ラマンシュ海峡(英仏海峡)へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はラマンシュ海峡へ入った]ロシア海軍の艦船が
ラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過する際には、必ず
グレートブリテン海軍の水上艦が監視任務へ就きますが、今回は、
45型駆逐艦「ディフェンダー」(2013年3月21日就役)でした。
「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船は、3月8日には
ラマンシュ海峡(英仏海峡)を出て
ケルト海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過した]
「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船は、3月12日に
ジブラルタル海峡を通過して
地中海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はジブラルタル海峡を通過して地中海へ入った][スペイン空軍の対潜哨戒機P-3は地中海西部でロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"を監視する]その後、
「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船は
地中海を東へ進み、3月15日には
マルタ島周辺海域へ到達しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はマルタ島周辺へ到達した]3月19日には、
地中海に居る北方艦隊の大型対潜艦「セヴェロモルスク」と共に、
艦載ヘリコプターによる
潜水艦の捜索や遭難者の捜索救助訓練を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表2019年3月19日16時54分配信
【北方艦隊のヘリコプター乗員は地中海の大型対潜艦「セヴェロモルスク」艦上からのフライトを行なった】その後、
「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船は
地中海東部を通過して
スエズ運河へ入り、3月21日には
紅海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はスエズ運河を通過して紅海へ入った]
3月25日に
ジブチへ寄港しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はジブチへ寄港した]
3月28日に
ジブチを出航し、
アデン湾へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はジブチを去り、アデン湾へ向かった]4月1日には
インド洋(随伴船の位置から推察すると、正確には
アラビア海の
ソコトラ島東方海域)で対空戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はアラビア海で対空戦闘訓練を行なった]
4月3日、
「アドミラル・ゴルシコフ」は
スリランカの
コロンボ港へ入港しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はスリランカのコロンボを訪れた]4月6日、
「アドミラル・ゴルシコフ」は
コロンボ港を出航し、
中国の
青島へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はスリランカのコロンボを去り、中国へ向かった]4月11日に
マラッカ海峡へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はマラッカ海峡へ入った]
4月13日には
南シナ海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は南シナ海へ入った]4月16日には
フィリピン海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はフィリピン海へ入った]
4月20日に
黄海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は黄海へ入った]4月21日、
「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船は
青島へ到着しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は中国の青島港へ到着した]4月23日には
中国人民海軍創設70周年記念国際観艦式へ参加しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は中国への公式訪問を続けている]4月26日、
「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船は
青島を出航し、
ウラジオストクへ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は中国を去り、ウラジオストクへ向かった]4月28日に
対馬海峡へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は対馬海峡へ入った]5月1日、
「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船は
ウラジオストクへ到着しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はウラジオストクへ到着した]5月7日、
「アドミラル・ゴルシコフ」は
ウラジオストク金角湾の
第33埠頭を離れ、
ウラジオストク西岸の
アムール湾へ移動しました。


5月9日の
大祖国戦争(1941年6月22日の
ナチスドイツ軍による
ソ連侵攻開始から1945年5月9日の
ベルリン占領までの
ソ連-ドイツ戦争の
ロシア側公式呼称)勝利74周年記念行事へ参加した後、
「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船は5月10日に
ウラジオストクを出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は中部太平洋へ向かった](ただし、
給油船「カーマ」はそれよりも前に出航し、5月8日に
津軽海峡を通過して
太平洋へ入っている)
5月11日に
津軽海峡を通過して
太平洋へ入りました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2019年5月13日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船は
太平洋を東進し、5月15日には
ハワイ諸島付近へ到達しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はハワイ沖へ到達した]
その後も
「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船は
ハワイ諸島周辺海域に留まり、5月24日には
ハワイ諸島南東海域で対潜演習を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はハワイ南東沖で対潜演習を行なった]5月30日には、
太平洋西部で捜索救助演習を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は太平洋西部で捜索救助演習を行なった]6月8日、
「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船は
赤道を通過し、古くからの船乗りの伝統に従い、
赤道祭が行なわれました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"で赤道祭が行なわれた]
6月11日、
「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船は
エクアドルの
プエルト・ボリバル港へ入りました。

[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はエクアドルのプエルト・ボリバル港を訪問した]6月12日、
プエルト・ボリバル港で
ロシア連邦の祝日
『ロシアの日』を祝いました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はエクアドルで『ロシアの日』を祝った]ソヴィエト連邦時代の1990年6月12日、
ロシア・ソヴィエト連邦社会主義共和国の国家主権の宣言が採択された事を記念し、この日は
ロシア連邦の祝日となりました。
『ロシア・ビヨンド』(日本語版)より
【「ロシアの日」って何?】6月13日、
「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船は
プエルト・ボリバル港を出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はエクアドルを去り、パナマ運河へ向かった]6月15日には
給油船「カーマ」から燃料を補充しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は南アメリカ沖で洋上給油を行なった]「アドミラル・ゴルシコフ」は6月18日までに
パナマ運河の通過を完了して
カリブ海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はパナマ運河を通過してカリブ海へ入った]
翌6月19日、他の3隻の
随伴船~
多機能後方支援船「エリブルス」、給油船「カーマ」、救助曳船「ニコライ・チケル」も
パナマ運河へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の支援船はパナマ運河を通過する]6月20日、
「アドミラル・ゴルシコフ」と
随伴船3隻は、
パナマ運河の出口で合流しました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦船はカリブ海へ入った]6月24日、
「アドミラル・ゴルシコフ」と
随伴船2隻(
多機能後方支援船「エリブルス」、救助曳船「ニコライ・チケル」)は、
キューバの
ハバナ港へ入港しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はキューバのハバナ港へ到着した]「アドミラル・ゴルシコフ」と
随伴船2隻は、6月26日に
ハバナを出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はキューバを去った]
同じ6月26日、別行動を取っていた
給油船「カーマ」は、物資補充の為、
トリニダード・トバゴ島へ到着しました。
その後、
「アドミラル・ゴルシコフ」と
随伴船は
カリブ海を出て
大西洋へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はカリブ海を去った]
7月1日に
「アドミラル・ゴルシコフ」と
随伴船2隻は
給油船「カーマ」と合流し、洋上で燃料補給を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は大西洋で洋上給油を行なった]7月2日、
「アドミラル・ゴルシコフ」は大西洋上で
A-192 130mm単装砲の実弾射撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は大西洋上で130mm砲を発射した]7月5日、
「アドミラル・ゴルシコフ」と
随伴船は
大西洋の横断を終え、
カーボベルデ付近へ到達しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はカーボベルデへ行く]7月6日には
カーボベルデの首都
プライア港へ入港しました。

7月8日に
プライア港を出航し、
大西洋北東海域へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はカーボベルデを去った]7月12日には
カナリア諸島北方沖へ到達し、ここで
潜水艦の捜索や強制浮上、
潜水艦への武器使用の演習を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はカナリア諸島沖で対潜演習を実施した]
その後、
「アドミラル・ゴルシコフ」と
随伴船は、
ポルトガル・スペイン沖、そして
ビスケー湾を通過し、7月17日に再び
ラマンシュ海峡(英仏海峡)へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は英仏海峡へ入った]グレートブリテン海軍、フランス海軍、ネーデルラント海軍の軍艦、
ドイツ沿岸警備隊の艦に追跡された
「アドミラル・ゴルシコフ」と
随伴船は、7月19日に
スカゲラク海峡へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はスカゲラク海峡へ入った][ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はクロンシュタットへ行く]「アドミラル・ゴルシコフ」と
随伴船は
バルト海へ入り、7月23日に
クロンシュタットへ到着しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はクロンシュタットへ到着した]7月28日の
『ロシア海軍の日』の
主要海軍パレード(
クロンシュタット及び
サンクトペテルブルクの
ネヴァ川の観艦式)へ参加しました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2019年7月28日14時37分配信
【ロシアは『海軍の日』を迎えた】主要海軍パレードが終わった後、
クロンシュタットを去り、
バルト海で対潜演習を行ないました。
[クロンシュタットの『ロシア海軍の日』観艦式へ参加した北方艦隊艦船はバルト海で演習を行なった]2019年8月1日から
バルト海で始まった
ロシア海軍演習『大洋の盾-2019』へ参加しました。
[バルト海のロシア海軍演習『大洋の盾-2019』(2019年8月)]8月5日には
北海へ入りました。
[クロンシュタットの『ロシア海軍の日』観艦式へ参加した北方艦隊艦船はバルト海を去り、北海へ入った]その後、
ノルウェー海で演習を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊のフリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"と大型対潜艦セヴェロモルスクはノルウェー海で演習を実施した]8月19日に
セヴェロモルスクへ帰投しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は世界一周航海を終えて母港セヴェロモルスクへ帰投した]2019年10月中旬の
ロシア連邦軍の
戦略演習『グロム-2019』へ参加し、
有翼ミサイル「カリブル」を発射しました。
[戦略演習『グロム-2019』においてロシア海軍の原潜と水上艦は弾道ミサイルと巡航ミサイルを発射した]「アドミラル・ゴルシコフ」は
白海で
「ミサイル兵器」の試験を行なう事になり、2019年11月23日に
セヴェロドヴィンスクへ到着しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は白海でミサイルの試射を行なう][ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は新型ミサイルの試験を行なう為にセヴェロドヴィンスクへ到着した]「アドミラル・ゴルシコフ」は
白海で
「ミサイル兵器」(
極超音速対艦ミサイル「ツィルコン」)の「試験準備の第1段階」を行なった後、12月26日に
セヴェロモルスクへ帰投しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は母港セヴェロモルスクへ帰投した]
「アドミラル・ゴルシコフ」は、2020年1月に
バレンツ海で
極超音速対艦ミサイル「ツィルコン」の発射試験を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は2020年1月に極超音速ミサイル"ツィルコン"の発射試験を行なった]4月2日に
セヴェロモルスクを出航し、
白海沿岸の
セヴェロドヴィンスクへ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はセヴェロドヴィンスクで部分的な近代化を行なう]4月4日に
セヴェロドヴィンスク(白海海軍基地)へ到着しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はセヴェロドヴィンスクへ到着した]
「アドミラル・ゴルシコフ」は、
セヴェロドヴィンスクの艦船修理企業(おそらくは
艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』)で定期整備と、部分的な近代化改装が行なわれました。
近代化の具体的な内容は明らかにされていませんが、
極超音速対艦ミサイル「ツィルコン」の運用(発射)に関するもののようです。
[ロシア海軍北方艦隊の最新フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はセヴェロドヴィンスクで極超音速ミサイル"ツィルコン"を積載する][ロシア海軍のプロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)フリゲートは近代化される]定期整備と改修を終えた
「アドミラル・ゴルシコフ」は、6月27日に
セヴェロドヴィンスクを出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は極超音速ミサイル"ツィルコン"発射試験を行なう為に出航した]「アドミラル・ゴルシコフ」は、
白海で改修後の洋上試験を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は白海で演習を行なう]当初、
「アドミラル・ゴルシコフ」からの
「ツィルコン」発射試験は、2020年春に行なわれる予定でしたが、
新型コロナウイルス感染の影響(
セヴェロドヴィンスクでも感染者が出ている)の為、結局、2回目の
「ツィルコン」発射試験(海上目標に対しては初)が実行されたのは、2020年10月6日になりました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は海上目標への極超音速ミサイル"ツィルコン"発射試験を行なった]11月26日、
「アドミラル・ゴルシコフ」は
白海から3回目の
「ツィルコン」発射試験(海上目標に対しては2回目)を実行しました。
公表された動画を見る限り、発射は夜間(おそらくは11月25日深夜~11月26日未明)に実施されたようです。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は白海からバレンツ海の海上目標へ極超音速ミサイル"ツィルコン"を発射した]12月11日、
「アドミラル・ゴルシコフ」は
白海から
チジャ射爆場の地上目標へ
「ツィルコン」発射試験を実行しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は白海から極超音速ミサイル"ツィルコン"を地上へ発射した]2020年の
「ツィルコン」発射試験は、全て成功と認められました。
具体的には、「驚くべき」命中精度を示したという事のようです。
[2020年の極超音速対艦ミサイル"ツィルコン"発射試験は全て成功と認められた]2020年中の
「ツィルコン」発射試験を全て終えた
「アドミラル・ゴルシコフ」は、12月末に母港
セヴェロモルスクへ帰投しました。
[極超音速ミサイル"ツィルコン"の発射試験を終えたロシア海軍北方艦隊のフリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は母港への帰路に就いた]
2021年には先ず基地内で乗組員の各種訓練を行ない、2月19日に
バレンツ海へ出航し、洋上戦闘訓練を開始しました。
2月19日には、
130mm砲による沿岸目標への艦砲射撃が行なわれました。
[ロシア海軍北方艦隊のフリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は戦闘訓練の為にバレンツ海へ出航した]3月24日に
バレンツ海へ出航し、洋上戦闘訓練を開始しました。
[ロシア海軍北方艦隊のフリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はバレンツ海で射撃訓練を行なう]翌3月25日、
バレンツ海から
ノヴァヤ・ゼムリャ群島の地上目標へ
超音速ミサイル「オーニクス」を発射しました。
「アドミラル・ゴルシコフ」が
「オーニクス」を発射したのは、今回が初めてです。
[ロシア海軍北方艦隊のフリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はバレンツ海からノヴァヤ・ゼムリャ群島の地上目標へ超音速ミサイル"オーニクス"を発射した]3月26日には、
A-192M130mm砲による
ノヴァヤ・ゼムリャ群島の地上目標への艦砲射撃を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊のフリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はノヴァヤ・ゼムリャ群島で艦砲射撃訓練を行なった]その後、一旦
セヴェロモルスクへ戻り、3月31日に
バレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊のフリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はバレンツ海で対空防衛演習を行なう]翌4月1日、
「アドミラル・ゴルシコフ」は、
高射ミサイル複合体「ポリメント-リドゥート」を発射する対空防衛演習を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊のフリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はバレンツ海で高射ミサイル"ポリメント-リドゥート"を発射した]5月9日の大祖国戦争戦勝記念日には、
ムルマンスク市で一般公開されました。
フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は、
極超音速ミサイル「ツィルコン」の試験を行なう為、2021年5月中旬に
セヴェロドヴィンスクへ移動しました。
[ロシア海軍北方艦隊のフリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は極超音速対艦ミサイル"ツィルコン"の最終試験の為にセヴェロドヴィンスクへ向かった]2021年7月19日、
「アドミラル・ゴルシコフ」は
白海から
バレンツ海の地上目標(距離350km以上)への
「ツィルコン」発射試験を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊のフリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は白海からバレンツ海の地上目標へ極超音速ミサイル"ツィルコン"を発射した]その後、
セヴェロモルスクへ戻りました。
2021年10月28日に
バレンツ海で
対空ミサイル「ポリメントリドゥート」を対空目標と、更に海上目標へ発射しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表2021年10月28日19時30分配信
【フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」乗組員はバレンツ海で高射ミサイル射撃を実施した】10月末には
コラ湾に停泊中の
「アドミラル・ゴルシコフ」の甲板で、4機の
Ka-27PS捜索救助ヘリコプターが昼間と夜間に計10回以上の発着艦訓練を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表2021年10月30日13時45分配信
【フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」はコラ湾でヘリコプターの着艦へ取り組んだ】11月8日に
セヴェロドヴィンスクの
白海海軍基地へ到着しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表2021年11月8日23時15分配信
【フリゲート「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」は白海海軍基地へ到着した】11月18日に
白海から海上目標へ
「ツィルコン」を発射しました。
[ロシア海軍北方艦隊のフリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は白海の海上目標へ極超音速ミサイル"ツィルコン"を発射した]11月29日にも
白海から
「ツィルコン」を海上目標へ発射しました。
[ロシア海軍北方艦隊のフリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は再び海上目標へ極超音速ミサイル"ツィルコン"を発射した]12月16日、
白海から
チジャ射爆場の地上目標へ
「ツィルコン」を発射しました。
[ロシア海軍北方艦隊のフリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は地上目標へ極超音速ミサイル"ツィルコン"を発射した]12月24日、
ロシア大統領ウラジーミル・プーチン氏は、
産業貿易相デニス・マントゥロフ氏や
安全保障会議副議長ドミトリー・メドベージェフ氏などが参加する
リモート会議の席上で、同日朝(モスクワ時間5時30分)に
「ツィルコン」の一斉発射試験、つまり2発以上の
ミサイルの同時発射に成功したと発表しました。
[ロシア海軍は極超音速ミサイル「ツィルコン」の一斉発射試験に成功した]プーチン大統領は、それ以上具体的な事は明らかにしませんでしたが、この発射試験も
「アドミラル・ゴルシコフ」が
白海から実施した事は間違いないでしょう。
何処へ向けて発射したのかも明言されていませんが、順当に行って
海上目標でしょう。
その後、
セヴェロモルスクへ戻りました。
2022年1月末からの
ロシア海軍4艦隊(北方艦隊、太平洋艦隊、黒海艦隊、バルト艦隊)同時演習の一環として
バレンツ海で行なわれた
北方艦隊の演習へ参加しました。
1月26日未明、
フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」を始めとする
北方艦隊の艦船部隊も
バレンツ海へ出航し、演習を開始しました。
[ロシア海軍北方艦隊はバレンツ海での演習を開始した]1月28日には
バレンツ海で砲撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊のフリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」はバレンツ海で砲撃訓練を実施した]その後、一旦帰投していたようですが、2月15日に再び
バレンツ海で演習を開始しました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーを始めとするロシア海軍北方艦隊の約20隻の艦船はバレンツ海で演習を開始した]2月16日には
北方艦隊の
艦上戦闘機隊と協同で対空防衛戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦船部隊と艦上戦闘機隊はバレンツ海で対空防衛戦闘訓練を実施した]2月17日には
北方艦隊の
第45航空・防空軍に所属する
艦上戦闘機Su-33及びMiG-29K、そして更に
前線爆撃機Su-24Mの
バレンツ海での対艦攻撃訓練の「相手役」を務めました。
[ロシア海軍北方艦隊航空隊はバレンツ海で対艦攻撃訓練を実施した]2月19日には
ロシア連邦軍の
戦略抑止力演習『グロム』へ参加し、
極超音速対艦ミサイル「ツィルコン」を発射しました。
[ロシア連邦軍戦略抑止力演習でロシア海軍の北方艦隊と黒海艦隊は、弾道ミサイルと巡航ミサイル、極超音速ミサイルを発射した]2月22日に母港(
セヴェロモルスクなど)へ帰投しました。
[バレンツ海での演習へ参加したロシア海軍北方艦隊の水上艦と潜水艦は母港へ帰投した]3月2日、
バレンツ海で沿岸目標への艦砲射撃訓練を行なう為に出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」はバレンツ海で艦砲射撃演習を行なう]対地・対空射撃訓練を行なった後、3月5日に対艦砲撃戦闘訓練を行ない、
セヴェロモルスク港へ帰投しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」はバレンツ海で対艦砲撃戦訓練を実施した]5月下旬に行なわれた
北方艦隊の演習
『クムジャ-2022』へ参加しました。
『ズヴェズダーテレビ』より
2022年5月27日17時27分配信
【過酷な北方水域:北方艦隊の演習『クムジャ-2022』からの映像】5月28日には
バレンツ海から距離約1000kmの海上標的へ
極超音速対艦ミサイル「ツィルコン」を発射しました。
[ロシア海軍のフリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」、距離約1000kmの海上標的へ極超音速対艦ミサイル「ツィルコン」を発射(2022年5月28日)]2022年7月31日の
『ロシア海軍の日』には
サンクトペテルブルク(ネヴァ川)の観艦式へ参加しました。
[ロシア海軍北方艦隊のフリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」と原子力水中巡洋艦セヴェロドヴィンスクと大型揚陸艦イワン・グレンは2022年7月31日の『ロシア海軍の日』にサンクトペテルブルクとクロンシュタットの観艦式(主要海軍パレード)へ参加する]これまで
極超音速ミサイル「ツィルコン」の発射試験に従事してきた
「アドミラル・ゴルシコフ」ですが、そのままこの
ミサイルの最初の搭載艦となります。
[ロシア海軍北方艦隊のフリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は極超音速対艦ミサイル「ツィルコン」の最初の搭載艦となる]観艦式が終わった後も
クロンシュタット軍港へ留まりました。

2022年10月に
クロンシュタット海洋工場の
ヴェレシチンスキー記念ドックへ入渠し、メンテナンスが行なわれました。
[ロシア海軍北方艦隊のフリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」はクロンシュタットでメンテナンスを行なった]ドックを出た後、11月23日に
バルト海へ出航し、海上目標へ
高射ミサイル「ポリメント-リドゥート」を発射しました。
元々は
対空ミサイルの
「ポリメント-リドゥート」ですが、対艦攻撃にも使用できます。
[ロシア海軍北方艦隊のフリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」はバルト海で艦対空ミサイル「ポリメント-リドゥート」を海上目標へ発射した]その後、
「アドミラル・ゴルシコフ」は
バルト海を去り、2022年12月11日に母港
セヴェロモルスクへ帰投しました。
[ロシア海軍北方艦隊のフリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」はバルト海からセヴェロモルスクへ帰投した]2022年12月下旬から
極超音速ミサイル「ツィルコン」の
ロシア海軍への引き渡しが始まっており、先ず最初に
「アドミラル・ゴルシコフ」へ搭載され、2013年1月初頭から即応体制へ入ります。
[ロシア海軍北方艦隊のフリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は2021年1月初頭から極超音速対艦ミサイル「ツィルコン」を搭載して即応体制へ入る]12月末に
バレンツ海で戦闘訓練を行ないました。
「アドミラル・ゴルシコフ」は、2023年1月から
「ツィルコン」を搭載して遠距離航海を開始するようです。
それ以上具体的な事は明らかにされていませんが、通常、
北方艦隊の
水上艦の遠距離航海と言えば、行き先は
大西洋や
地中海になります。