『ズヴェズダーテレビ』より
2023年5月22日5時22分配信
【太平洋艦隊の「重」狙撃兵は、出会った目標の中には「外国の準指揮官」も居たと話した】南ドネツク方面では、
太平洋艦隊の
第155海軍歩兵旅団の
重狙撃兵グループが活動している。
重狙撃兵は
歩兵とは異なり中距離及び短距離で活動し、1000メートルから始め、より離れた距離の目標への攻撃が可能である。
距離1000~2000メートルで、国産の大口径小銃を持った
重狙撃兵が最新の防護手段を容易に突破する。
必要に応じて、彼らは襲撃行動へ参加し、敵へ直接接近して行動する。
そのの正確な射撃のお陰により、敵は陣地の放棄を余儀なくされる。
「彼らは我々を認識しており、我々の作業を知っています。
敵対者も我々を感じ、知っています。
彼らは急速にのみ行動し、頭を平均以上に突き出しません。
我々が昼夜を問わず定期的に目標を追い越しているので、彼らは殆ど塹壕から出るのを止めました。
我々は何日も、二日間も動かずにパトロールします。
そして我々は、それでもやはり、何人かの外国の準指揮官を含め、望ましい結果を達成しております。
言わば、士官の元帥と遭遇するような」コールサイン
『レムル』(キツネザル)の
上級重狙撃兵は話した。
ウクライナ民族主義者との戦いは
ウグレダル郊外で行われている。
その有効性は、
特殊軍事作戦開始以来、
重狙撃兵グループが確認された600以上の目標が撃破されている事で示されている。
グループの指揮官には100名以上の目標が居る。
射撃手は最長で3日間の長期の襲撃を行なう。
その間ずっと、彼らはその位置で動かず、適切な目標を待っている。
優先目標は、
無人機のオペレーター、射撃調整者、迫撃砲兵、そして更に外国人傭兵と
ウクライナ民族主義者の士官である。
コールサイン
『ヤルイ』(荒れ狂う)のチームの指揮官は距離1800メートルの距離から射撃し、
ウクライナ武装勢力の中の監視員へ命中した。
ロシア太平洋艦隊の
第155独立海軍歩兵旅団は
沿海地方の
ウラジオストクと
スラヴャンカに駐留しています。

ウラジオストク
スラヴャンカ
[第155独立海軍歩兵旅団]
・第59独立海軍歩兵大隊
・第47独立ウスリースク・コサック空挺強襲大隊
・戦車大隊
・第287自走砲大隊
・第288高射ロケット砲大隊
・偵察大隊
・物資供給大隊
・噴射推進砲大隊
・通信中隊
・揚陸工兵中隊
・電波電子戦闘中隊
・火炎放射中隊
・修理中隊
・降下・上陸手段中隊
・対戦車ロケット大隊
・放射線・生物・化学兵器防護小隊
・砲兵本部小隊
・本部小隊ソヴィエト連邦時代には
第55モジル赤旗海軍歩兵師団(1968年12月1日編成)という師団規模の部隊でしたが、2009年12月1日付で
海軍歩兵旅団に改編され、現在に至っています。
2022年1月上旬には
戦車大隊が新編されています。
[沿海地方でロシア海軍歩兵の新たな戦車大隊が編成された]2022年1月下旬には、
旅団の一部が
ベラルーシ軍との合同演習の為に同国へ派遣されています。
[ロシア・ベラルーシ合同演習『連邦の決意-2022』へ参加するロシア海軍太平洋艦隊の海軍歩兵部隊はベラルーシへ到着した][ロシア・ベラルーシ合同演習『連邦の決意-2022』へ参加しているロシア海軍太平洋艦隊の海軍歩兵部隊は空挺降下訓練を実施した]
2022年2月24日以降の
ウクライナ特殊軍事作戦にも参加し、3月28日に親衛称号を授与されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の第155海軍歩兵旅団と黒海艦隊の第126沿岸防衛旅団は親衛称号を授与された]2022年11月初頭、
第155海軍歩兵旅団が
ウクライナ軍事作戦中に
パヴロフカで多大な損失(数百名)を被ったとする話が
ロシアのブロガーにより流布され、同旅団が駐留する
沿海地方の知事
オレグ・コジェミャンコが真偽を確かめる事になりました。
『コメルサント』より
2022年7月11日4時18分配信
【沿海地方のトップは特殊軍事作戦ゾーンにおける海軍歩兵の損失に関する報道の確認を検察へ依頼した】コジェミャンコ知事は
第155旅団の前線指揮官に確認した所、数百名という損失は誇張されたものだと返答が有りました。
『コメルサント』より
2022年7月11日11時17分配信
【沿海地方知事はパブロフカ付近での海軍歩兵の損失は非常に誇張されていると述べた】その後、
ロシア国防省から公式に否定声明が出されました。
[ロシア国防省はウクライナにおけるロシア海軍太平洋艦隊の第155親衛海軍歩兵旅団の高い損失に関する報道を否定した]第155海軍歩兵旅団は2022年11月上旬に
ドネツク南部の
ウグレダル近辺で攻勢を掛け、11月11日までに
パヴロフカを解放しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の第155親衛海軍歩兵旅団はドネツク南部のパヴロフカを解放した]

その後も
ウグレダル付近で
ウクライナ軍との戦闘を続けています。