新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」へ正規乗組員全てが乗艦した

『中央海軍ポータル(フロートコム)』より
【フリゲートのトップ「アドミラル・ゴルシコフ」は全ての構成乗組員を完全に満たした】
2013年7月30日
公開株式会社「造船工場セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」で建造されているプロジェクト22350フリゲートのトップ「アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・ゴルシコフ」の艦内には、正規の乗組員186名全てが居住している。
『中央海軍ポータル』は、同社の情報提供者より伝えられた。
乗組員の定住に当たり、工員は船室、水兵室、食堂、士官室、炊事室、医務室、衛生室、シャワー室、作業給水システム、正確に動作する換気及び空調システム、全ての必要な電気設備及び通信装置を準備した。
この前の6月末、艦には冷蔵機が導入された。
食料貯蔵庫には、最初の冷凍食品群-魚、肉-が充当された。
今、フリゲートの乗組員全てに食事が提供されている。
次の段階は、工場の専門技術者、乗組員及び第91消防署の消防士のダメージコントロール及び浸水処理の合同演習を成功裏に通過する事である。
「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」総取締役アレクサンドル・ウシャコーフは、係留試験開始の指示書に署名した。
同艦の準備作業は進展している。
従って、7月末までには艦内に燃料と潤滑油が補充される。
まず最初に、機械設備-ディーゼル発電機、コンプレッサー、冷凍機、空調機、ポンプ、艦の主要動力装置-の試験が開始される。
同時に、製造された兵器及び組み立てられた特殊機器の大部分の作業が進行し、係留中に確認される。
特に注目を払うべきは、艦の海洋への出航の為の機器-航海複合体及び通信複合体-は、先んじて準備される事である。
造船所「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」と(ロシア)海軍の代表は主な問題を解決し、艦の工場航海試験の第1段階の為の出航準備が行なわれている。
今の所、それ(工場航海試験)は9月中旬に開始される予定である。
[新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」型]
[アドミラル・ゴルシコフ型フリゲート(旧ブログ)]
プロジェクト22350フリゲートの1番艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」(ソ連邦海軍元帥ゴルシコフ)は、2006年2月1日に起工され、2010年10月28日に進水しました。
現在、サンクトペテルブルク市の「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」の岸壁で艤装工事が進められています。
北方艦隊将兵で構成される「アドミラル・ゴルシコフ」乗組員は、2012年3月16日にサンクト-ペテルブルク市へ到着しています。
[ロシア海軍新型フリゲート及びコルベットの乗員はサンクト・ペテルブルク市へ到着した]
以前の計画では、「アドミラル・ゴルシコフ」は2013年3月末に乗組員が居住できる筈でしたが、1ヶ月以上遅れました。
[新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は2013年3月に乗組員を受け入れる]
[新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は乗組員を受け入れる]
今回の記事によると、既にフリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」には正規乗組員186名全てが乗艦し、艦内の居住環境は整えられ、乗組員は艦内で食事が出来るようになっています。
工場岸壁での係留試験は間もなく開始され、早ければ今年9月中旬には最初の航海試験を開始出来るでしょう。
フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」のロシア海軍への引き渡しは2014年になります。
[セーヴェルナヤ・ヴェルフィは2014年にロシア海軍へフリゲートとコルベットと偵察艦を納入する]
プロジェクト22350フリゲートは、2020年までに少なくとも6隻がロシア海軍へ引き渡される予定ですが、引き続き2021年以降も近代化されたタイプが建造されます。
[2021年以降のロシア海軍水上戦闘艦建造計画]
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