fc2ブログ

原子力巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの搭載機器が撤去される

『イズベスチヤ』より
2013年8月1日16時01分配信
【巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」から878トンの有用な金属が取り出される】

近代化される前の艦には船体と核動力装置しか残らない。
13-0803c.jpg

現在、セヴェロドヴィンスクの工場「セヴマシュ」のドックに居る巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」の旧式設備は、2段階に分けて解体される。
第1は、2013年11月20日までに完了しなければならない-同艦の船体からの約6000の構造部分の解体。
2400以上に渡る部品の処理は来年に予定されている。

「この艦の機器には、53トンのアルミ合金、66トンの合金鋼、115トンの銅合金、644トンの非鉄金属(炭素鋼)が含まれています」
金属処理工場「アスコナ」取締役イワン・パリチェンコ『イズベスチヤ』に話した。
結果を受けてスクラップは特定商標の金属棒へ変わり、製鉄所へ送られる。

国防省は「アドミラル・ナヒーモフ」の船体と核動力装置を保持し、500億ルーブルで巡洋艦を更新する事を決定した。
この内の2010万ルーブルは巡洋艦の機器及び構造部分の解体、溶解加工に使われる。
パリチェンコによると、この金は利益として帰ってくる見積もりである-製鉄会社は有用な金属を遥かに高い値段で売却する事が出来る。

「アドミラル・ナヒーモフ」からは878トンの金属と、細部の機器を解体する事により97.9トンの非金属が「生成」される。
潜在的な海軍の最新艦は、アルミニウム、銅、青銅、真鍮を生産する為の「ドナー」となる-これは解体すべき金属の総量の25パーセントに当たる。
残されるのは鋼と鋳鉄になる。
ソヴィエト時代に建造された艦には船体と核動力装置のみが残され、結果として「大規模整理」となる。

「巡洋艦の近代化-それは素晴らしい選択肢ですが、同プロジェクトの新しい船体を建造するよりも困難かつ高価となりましょう」
参謀本部組織的動員総管理部の物資機器供給部長だったウラジーミル・ザハロフ少将は『イズベスチヤ』へ話した。
13-0803b.jpg
「ソヴィエト時代、艦の建造には非常に良質で強度の高い金属が使われておりました」

「以前からの巡洋艦としての船体が残されていれば、それは勤務し、更なる勤務が可能となります。
しかしながら、動力装置まで変更するのなら、何らかの改善が必要となります。
その点に関する費用は計算されていない-この艦の運命に関しては、下院防衛委員会副委員長フランツ・クリンツェヴィチに同意します」

13-0802a.jpg

だが専門家は警告する。
巡洋艦の近代化の過程では深刻な困難を避ける事は出来ない。
「アドミラル・ナヒーモフ」と、その他のソヴィエト製機器は、将来の艦の更新を考慮して開発されていないのだから。

「古い船体に新しい部品というのは非常に困難です。私達は、そのような事をしてこなかったが故に。
例えばアメリカは、艦の建造に当たり、すぐさま近代化プロジェクトを施工するポテンシャルを持たせています。
彼等は準備を整え、20年が過ぎた後、全て新しい型式を設置します」
ウラジーミル・ザハロフ
少将は説明した。

重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」 は1982年にレニングラード造船所で起工され(註:原文ではニコラエフ造船所となっているが、これは間違い)、1989年に海軍へ納入された。
同艦は、4隻が建造され、今や「ピョートル・ヴェリキー」のみが残されているプロジェクト1144「オルラーン」の3隻目である。
近代化及び再武装された「アドミラル・ナヒーモフ」 は2018年に海軍へ復帰する計画である。


重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化改装の為の契約は、2013年5月にロシア連邦国防省「セヴマシュ」造船所との間で締結されました。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは2018年に復帰する]
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフはカリブルとポリメント・リドゥートを装備する]

既に各種機器の撤去作業は始まっています。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは2018年にロシア海軍へ復帰する]

今回の記事によると、撤去作業の第1段階は今年11月20日までに完了し、来年には第2段階の作業が行なわれます。
関連記事
スポンサーサイト