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空母ヴィクラマーディティヤから艦上戦闘機Su-33とMiG-29KUB/MiG-29Kのフライトが実施される

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2013年8月6日13時29分配信
【戦闘機MiG-29Kは試験中の「ヴィクラマーディティヤ」からフライトを行なう】
モスクワ、8月6日-ロシア通信社ノーボスチ

最新艦載戦闘機MiG-29KUB及びMiG-29Kは、試験の為にバレンツ海に居るインド航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」(旧「アドミラル・ゴルシコフ」)の甲板から火曜日に6回の発着艦を行なう。
火曜日、ロシア通信社ノーボスチ「セヴマシュ」社の情報提供者より伝えられた。

「昨日(8月5日)夜、モスクワ時間で19時00分頃、ヴィクラマーディティヤの甲板から航空機Su-33が最初のフライトを行ないました。
本日(8月6日)はMiG-29KUB及びMiG-29Kの6回の発着艦が予定されています。
天候条件に応じて更なる発着艦が試験プログラム中に行なわれます」

同社の情報提供者は伝えた。

対談者は更に指摘した。
白海における航空母艦の試験の第1段階は、白海海軍基地司令部の積極的な支援により全ての課題が成功裏に実施された。
バレンツ海において試験の第2段階が実施され、この間に艦載飛行士の発着艦と航空母艦の全てのシステムの試験が行なわれる。

軍事技術協力分野における最大の輸出契約である近代化された重航空巡洋艦「アドミラル・ゴルシコフ」インド海軍への売却は、ロシアにより2004年に調印された。
ロシア連邦は、7億5000ドルで同艦の近代化を行ない、同じ額でインド海軍へ航空隊を引き渡す事になっていた。
当初は2008年に発注者へ艦を納入する計画だったが、作業量の増加に起因して何度も延期された。

「ヴィクラマーディティヤ」(旧「アドミラル・ゴルシコフ」)のインドへの納入の公式式典は2012年12月4日に予定されていた。
しかし、9月に、艦の次の段階の試験に関し、主要動力装置蒸気ボイラーが最大出力を発揮できなかった事を含む幾つかの問題点が明らかにされた。
それ故に、引き渡し時期は2013年に延期された。
2004年に締結された契約に付加された新規の契約額は23億ドルである。


[空母ヴィクラマーディティヤ(旧ブログ)]
[空母ヴィクラマーディティヤ]
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2012年12月にインド海軍へ引き渡される筈だった航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」(旧ロシア海軍重航空巡洋艦「アドミラル・ゴルシコフ」)ですが、2012年夏の航海試験中にボイラーが損傷し、引き渡し時期が延期される事になりました。
[空母ヴィクラマーディティヤはロシア造船業の空母建造経験の回復に役立った]

2013年7月3日に出港し、7月5日より航海試験が始まりました。
[インド空母ヴィクラマーディティヤは航海試験へ出発する]
[インド空母ヴィクラマーディティヤは白海で航海試験を始めた]
[インド空母ヴィクラマーディティヤは白海で各種機器を点検する]

7月28日夜、機関の全力運転試験(最大速力試験)を実施しました。
[インド空母ヴィクラマーディティヤは29ノット以上を出した]

昨年の航海試験では最大速力を出そうとした矢先にボイラーの耐熱材が崩れ落ち、ボイラーが損傷しましたが、今回は、そのようなトラブルも無く、航海試験は成功裏に終わりました。

今後はバレンツ海で航空機関連の試験を実施します。
[インド空母ヴィクラマーディティヤはバレンツ海で飛行試験を行なう]

そして今回の記事によると、8月5日夜、「ヴィクラマーディティヤ」から艦上戦闘機Su-33のフライトが実施されました。
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本日(8月6日)には艦上戦闘機MiG-29KUB/MiG-29Kのフライトが実施されるとの事です。
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こちらも夜に行なわれるようです。

艦上戦闘機MiG-29KUBは2012年7月28日に「ヴィクラマーディティヤ」へ初着艦しています。
[艦上戦闘機MiG-29KUBはインド空母ヴィクラマーディティヤへ初着艦した]

「ヴィクラマーディティヤ」は、9月末に航海試験を完了し、11月15日にインドへ引き渡される予定です。
[空母ヴィクラマーディティヤは2013年9月30日に航海試験を完了し11月15日にインドへ引き渡される]
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