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ロシア海軍は2020年までに12隻の原子力潜水艦を近代化する

『イタルタス』より
2013年9月2日12時28分配信
【ロシア海軍総司令部は2020年までに12隻の原子力潜水艦の高度な近代化を実施する-総司令官】
サンクトペテルブルク、9月2日/イタルタス

ロシア海軍総司令部は2020年までに12隻の多用途原子力潜水艦の高度な近代化を実施する。
本日(9月2日)、ロシア連邦海軍総司令官ヴィクトル・チルコフ大将は記者団に伝えた。

「戦略抑止力の組織化及び海軍建設・発展計画の実行という課題を解決する為、海軍の機能は拡張されます」
彼は話した。
「2020年までに12隻の多用途原子力潜水艦の高度な近代化の実施が計画されております。
それは4隻のプロジェクト949M、6隻のプロジェクト971M、2隻のプロジェクト945Mになります。
これらの潜水艦の特性は見劣りする事は無く、個々の性能、例えば、打撃ミサイル兵器の戦闘力においては外国のカウンターパートを超越します」


チルコフは、2012年末にプロジェクト955弾道ミサイル原子力水中巡洋艦K-535「ユーリー・ドルゴルーキー」北方艦隊の戦闘編制へ採用された事を想い起した。
今年末までに海洋戦略核戦力グループには2隻の第4世代水中艦K-550「アレクサンドル・ネフスキー」K-551「ウラジーミル・モノマーフ」が補充される。
これら(2隻)の水中巡洋艦は、太平洋艦隊に配備・就役中のプロジェクト667BDR潜水艦の代替計画の為に造られている。
全ての水中巡洋艦は新たな大陸間弾道ミサイル「ブラヴァー」を装備している。

提督によると、有翼ミサイル原子力水中巡洋艦K-560「セヴェロドヴィンスク」の試験は完了している。
巡洋艦は、遠距離高精度兵器を含む32発までの打撃ミサイル兵器を搭載できる。

「近代化された有翼ミサイル原子力水中巡洋艦K-561カザンの建造は続けられております」
チルコフは話した。
今年、近代化された同プロジェクト巡洋艦の最初の生産艦K-573「ノヴォシビルスク」が起工された。
これらの巡洋艦の打撃潜在力は、魚雷発射管を使用してミサイル搭載量を増加させる事により増大する。

総司令官によると、閉ざされた海洋や浅い海域での使用に適切な非核動力潜水艦が建造されている。
現在、黒海艦隊の為の3隻のディーゼルエレクトリック潜水艦プロジェクト636が建造されており、2014年に納入される。
同様の潜水艦は、更に3隻が2016年末までに黒海艦隊へ加入する。

加えて北方艦隊の為に2隻の非大気依存発電装置を備えた非核動力潜水艦プロジェクト677Mが建造される。
2020年末までに、海軍の編制には更なる4隻の新プロジェクト非核動力潜水艦が加入する。

2008年以降、海軍の編制へ15隻以上の艦及び艇、20隻以上の保障船が受領された。
2013年末までに海軍の編制へは更に10隻の戦闘艦が加入する。
更に海軍総司令官によれば、広範囲の任務を遂行できる多用途艦プロジェクト22350フリゲートが4隻建造されている。
同シリーズのトップ艦「アドミラル・ゴルシコフ」は2014年に納入される予定である。
2020年までにシリーズは合計で11隻になる。

黒海艦隊グループを強化する為、遠距離有翼ミサイルを搭載できる6隻の警備艦プロジェクト11356が起工あるいは建造される。

2隻のヘリコプター揚陸ドック艦「ウラジオストク」「セヴァストーポリ」大型揚陸艦プロジェクト11711「イワン・グレン」が建造されており、新プロジェクト大型揚陸艦シリーズ、生産艦、エアクッション艇の建造が計画されている。

「これらの艦の海軍の編制への受領は、海洋揚陸部隊の上陸の効率の増加を保障し、基本能力-機動性、強襲グループの上陸テンポの著しい増加、超水平線上陸方法の使用を可能にします」
総司令官は締め括った。


これまでにロシア海軍の現用原子力潜水艦の近代化計画については何度も報じられてきました。

・プロジェクト949A(オスカーII級)
[太平洋艦隊のオスカーII級原潜3隻は2020年までに近代化される]
[オスカーII級ミサイル原潜は「オーニクス」と「カリブル」を装備する]
[ロシア海軍の戦略非核戦力は多用途原潜と原子力巡洋艦から成る]

・プロジェクト971(アクラ級)
[セヴェロドヴィンスクの艦船修理センターはアクラ級原潜を近代化する]
[全てのアクラ級原潜はオーバーホールと近代化改装が行なわれる]

・プロジェクト945/945A(シエラI/II級)
[ロシア海軍はシエラ級原潜を復帰させる]
[近代化改装後のシエラ級原潜は第4世代原潜に匹敵する]

ロシア連邦海軍総司令官チルコフ提督によると、2020年までに近代化されるのは、この12隻になります。

プロジェクト949A(オスカーII級)×4隻
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プロジェクト971(アクラ級)×6隻
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プロジェクト945(シエラ級)×2隻
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現在、ロシア海軍の為に2隻のプロジェクト677(ラーダ級)非核動力潜水艦、3隻のプロジェクト06363非核動力潜水艦が建造されており、更に3隻の06363が起工されます。

この他、チルコフ提督は水上戦闘艦にも言及しています。

チルコフ提督によると、プロジェクト22350フリゲートは2020年までに11隻が建造されるとの事です。
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一方、プロジェクト11356Rフリゲートについては、黒海艦隊の為に6隻が建造されるとしか言っておらず、以前に報じられた11356Rの9隻建造については言及していません。
[アドミラル・グリゴロヴィチ型フリゲートは9隻建造される]


そして今回、チルコフ提督から、ロシア海軍の新プロジェクト艦が2タイプ計画されている事が明らかにされました。

・新プロジェクト非核動力潜水艦
・新プロジェクト大型揚陸艦


新プロジェクト非核動力潜水艦は2020年までに4隻が建造されるとの事ですが、これは、以前に報じられた第5世代非核動力潜水艦を指しているようです。
[2018年にはロシア第5世代非核動力潜水艦の1番艦が完成するかもしれない]

現在、ロシア海軍の為にプロジェクト11711大型揚陸艦「イワン・グレン」が建造中ですが、同型の建造は1隻で打ち切り、新プロジェクト大型揚陸艦が建造される事になるようです。
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