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近代化された重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは80発の有翼ミサイルを搭載する

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『イタルタス』より
2013年9月2日12時14分配信
【近代化された原子力巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」は80発までのミサイル兵器を搭載できるようになる-海軍総司令官】
サンクトペテルブルク、9月2日/イタルタス

重原子力ロケット巡洋艦プロジェクト11442「アドミラル・ナヒーモフ」は高度な近代化を開始した。
本日(9月2日)、ロシア連邦海軍総司令官ヴィクトル・チルコフ大将クズネツォフ記念海軍大学校で記者団に伝えた。

「近代化された後にロケット巡洋艦は様々な用途の為に80基までのミサイル兵器を搭載できるようになります」
彼は話した。

「2020年までに12隻の多用途原子力潜水艦の高度な近代化の実施が計画されております。
それは4隻のプロジェクト949M、6隻のプロジェクト971M、2隻のプロジェクト945Mになります。
これらの潜水艦の特性は見劣りする事は無く、個々の性能、例えば、打撃ミサイル兵器の戦闘力においては外国のカウンターパートを超越します」

チルコフは付け加えた。

将来的に海軍グループを強化する他の水上艦についての話で、総司令官は表明した。
「広範囲の任務を遂行できる多用途艦プロジェクト22350フリゲートが4隻建造されております。
同シリーズのトップ艦アドミラル・ゴルシコフは2014年に納入される予定です。
2020年までにシリーズは合計で11隻になります」


彼は更に続けて黒海艦隊グループを強化する為、遠距離有翼ミサイルを搭載できる6隻の警備艦プロジェクト11356が起工あるいは建造されると述べた。

「2隻のヘリコプター揚陸ドック艦ウラジオストクとセヴァストーポリ、大型揚陸艦プロジェクト11711イワン・グレンが建造されており、新プロジェクト大型揚陸艦シリーズ、生産艦、エアクッション艇の建造が計画されています」
総司令官は続けた。
「これらの艦の海軍の編制への受領は、海洋揚陸部隊の上陸の効率の増加を保障し、基本能力-機動性、強襲グループの上陸テンポの著しい増加、超水平線上陸方法の使用を可能にします」


記事のタイトルになっている原子力巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化については最初の方で触れられているだけであり、残りの部分は、以下の記事と内容が重複しています。
[ロシア海軍は2020年までに12隻の原子力潜水艦を近代化する]

重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化改装の為の契約は、2013年5月にロシア連邦国防省「セヴマシュ」造船所との間で締結されました。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは2018年に復帰する]

既に各種機器の撤去作業は始まっています。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは2018年にロシア海軍へ復帰する]
[原子力巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの搭載機器が撤去される]

現用兵器の撤去後、新型のミサイル兵器(有翼ミサイル「カリブル」高射ミサイル「ポリメント-リドゥート」)が装備されます。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフはカリブルとポリメント・リドゥートを装備する]

チルコフ提督が言う「80発のミサイル」は、有翼ミサイル「カリブル」を指しているようです。
「カリブル」には、対艦型、対地型、対潜型という「様々な用途」の各タイプが在ります。

『イズベスチヤ』より
2011年9月20日21時10分配信
【古い巡洋艦は、原子力の殺人者へ変わる】
「グラニート」有翼ミサイル汎用ミサイル発射機複合体(カリブル)に換装すれば、ミサイル搭載数は20発から80発に増大するとの事です。

有翼ミサイル「カリブル」垂直発射機
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原子力巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」は、この発射機(8セル)を10組搭載するようです。

昨年(2012年)12月中旬、チルコフ提督は、2020年のロシア海軍戦略非核抑止戦力多用途原子力潜水艦プロジェクト11442原子力巡洋艦が中核になると述べています。
[ロシア海軍の戦略非核戦力は多用途原潜と原子力巡洋艦から成る]
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