原子力巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは再び北極海へ向かった
- カテゴリ:ロシア北方艦隊(2012-2019年)


『イタルタス』より
2013年9月3日10時53分配信
【北方艦隊艦船支隊は北極圏へ向かった】
ムルマンスク、9月3日/イタルタス特派員ウラジーミル・アヌフリエフ
本日(9月3日)、北方艦隊艦船支隊は主要基地-セヴェロモルスク市-を去り、北極圏エリア東部へ針路を取った。
イタルタス特派員は、北方艦隊の公式代理人ワジム・セルガ1等海佐より伝えられた。
彼によると、支隊は、北方艦隊旗艦の重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」、大型揚陸艦「オレネゴルスキー・ゴルニャク」、「コンドポガ」、そして更には全ての主要タイプの保障船-救助曳船、中型海洋輸送船及び中型海洋給油船で構成される。
「合計で支隊には艦隊の約10隻の戦闘艦及び支援船が加わっております」
セルガは説明した。
北方艦隊司令官ウラジーミル・コロリョーフ大将が指摘したように、艦隊司令官の指揮下で海洋へと去った艦船支隊の航海は、ロシア連邦国防省及び海軍総司令部の方策「北極圏における2020年まで、そして更なる将来のロシア連邦の主要国家政策」の枠組みにおいて実施される。
「その主要目標は、北極圏において列強を主導するロシアのステイタスの維持、国家と国民の利益の有るエリアにおける正常な経済活動と安全保障の強化にあります」
彼は強調した。
「北方艦隊艦船支隊は北海航路に沿ってノヴォシビルスク諸島へと進み、世界の大洋の戦略的に重要な海域におけるロシア海軍艦船の常時存在の再開計画に沿って一連の戦闘訓練任務を遂行します」」
北方艦隊の代理人は話した。
「これは、この2年間の北方艦隊艦船の北極圏への大規模航海としては2度目になります。
昨年、旗艦の巡洋艦ピョートル・ヴェリキーに率いられた北方艦隊艦船は、北海航路のルート上で一連の演習を実施し、
海軍歩兵は、ロシア海軍の歴史上初めてノヴォシビルスク諸島のコテリヌイ島の無防備な海岸へ海洋揚陸部隊による上陸を実施しました」
ロシア北方艦隊は、昨年(2012年)9月にも北極圏で演習を実施しています。
[ロシア北方艦隊北極圏演習(2012年9月) ]
この時も重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」が参加しました。
今年7月末に北方艦隊広報サービスは、「ピョートル・ヴェリキー」を始めとする北方艦隊艦船が近い内に北極海へ行くと発表しました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは再び北極海へ行く]
9月2日にはロシア海軍総司令官ヴィクトル・チルコフ提督が北方艦隊の北極圏航海について述べています。
[ロシア海軍の80隻以上の艦船が海洋に滞在している]
今回の北極圏航海にも大型揚陸艦が参加しているので、昨年と同様に北極圏で上陸演習を実施するようです。
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