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原子力巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはカラ海に入った

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『イタルタス』より
2013年9月6日11時54分配信
【巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」に率いられた北方艦隊艦船支隊はカラ海へ出た】
アルハンゲリスク、9月6日/イタルタス特派員ソーフィヤ・アヌフリエワ

重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」に率いられた北方艦隊艦船支隊は、本日、カラ海南西海域で航海隊列を展開し、北海航路に沿って進み、東へ向かう。
イタルタス特派員は、北方艦隊の公式代理人ワジム・セルガ1等海佐より伝えられた。

彼によると、支隊の艦船は前日夜にノヴァヤゼムリャ島ヴァイガチ島の間のカルスキエボロタ海峡を通過した。

バレンツ海からの移動時、支隊の構成に加わっている巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」、大型揚陸艦「オレネゴルスキー・ゴルニャク」、「コンドポガ」、保障船の乗組員は、海洋技量の向上、北極海エリアにおける救助作戦の実施訓練を行なった。
「海洋曳船MB-100、サルベージ船KIL-164は、様々な緊急事態の発生に対応する訓練を行ない、救助曳船パミール乗組員は、遭難船に扮した支隊の船の救助活動を果たしました」
セルガは話した。
突発的緊急事態の解決、捜索救助支援遂行の管理部は「ピョートル・ヴェリキー」艦上に展開した。

艦隊の代理人は、今後、艦船支隊はカラ海水域で戦闘訓練任務遂行を継続し、更には、北海航路沿いの計画飛行を実施する海洋航空隊の対潜航空機との連携を仕上げる予定である事を指摘した。

約10隻の戦闘艦及び保障船から成る支隊は、9月3日にセヴェロモルスク市を去った。
航海の最初の3日間で、彼等は約600海里の航跡を遺した。
「これは、この2年間の北方艦隊艦船の北極圏への大規模航海としては2度目になります」
セルガは説明した。

昨年、旗艦の巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」に率いられた北方艦隊艦船は、北海航路のルート上で一連の演習を実施し、海軍歩兵は、ロシア海軍の歴史上初めてノヴォシビルスク諸島コテリヌイ島の無防備な海岸へ海洋揚陸部隊による上陸を実施した。
航海は北方艦隊司令官ウラジーミル・コロリョーフ大将の指揮下で実施される。



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重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」に率いられる北方艦隊艦船支隊は、2013年9月3日にセヴェロモルスクを出航しました。
[原子力巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは再び北極海へ向かった]

そして9月5日夜にカルスキエボロタ海峡を通過しました。

今後はノヴォシビルスク諸島へ向かいます。

ロシア北方艦隊は、昨年(2012年)9月にも北極圏で演習を実施しています。
[ロシア北方艦隊北極圏演習(2012年9月) ]

この時も重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」が参加しました。
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