空母アドミラル・クズネツォフは地中海へ行かない?

『インタファクス』より
2013年9月5日14時58分配信
【近い将来の「アドミラル・クズネツォフ」のシリア沿岸への航海は計画されていない】
モスクワ、9月5日、インタファクス.RU
現在、艦の機器準備状態の回復後にバレンツ海で年度任務中の重航空巡洋艦「ソ連邦海軍元帥クズネツォフ」は、近い将来のシリア沿岸への航海は計画されていない。
木曜日、インタファクスはロシア連邦国防省より伝えられた。
「重航空巡洋艦が地中海に出てくる必要など、全く有りませんね。
展開中のロシア海軍グループだけでも、あらゆる任務の遂行は充分に可能ですよ」
対談者は話した。
以前、最近まで重航空巡洋艦は計画修理及び整備中であったと報じられた。
同艦は2014年初頭に地中海への遠距離航海へ行く事が計画されていた。
現在、巡洋艦はバレンツ海で戦闘射撃を遂行している。
対談者によると「10月に同艦の甲板から艦上航空隊の航空機のフライトが開始されます」
[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの経歴(ロシア国防省公式サイト)]
重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」は2013年9月5日までの数日間、バレンツ海で戦闘訓練を実施しました。
[空母アドミラル・クズネツォフはバレンツ海で戦闘訓練を行なった]
2013年5月末、北方艦隊司令官ウラジーミル・コリョローフ大将は、「アドミラル・クズネツォフ」が今年と来年に遠海ゾーンで任務を遂行すると述べています。
[空母アドミラル・クズネツォフは2013-2014年に遠距離航海を行なう]
6月初頭には、ロシア海軍総司令官ヴィクトル・チルコフ大将が「アドミラル・クズネツォフ」は今年末に遠距離航海を実施すると述べています。
[空母アドミラル・クズネツォフは年末に地中海へ行く]
シリア情勢が悪化した8月末の時点でも、今年末に地中海へ向かうと報じられました。
[空母アドミラル・クズネツォフはシリア情勢とは関係なく2013年12月に地中海遠征へ出発する]
しかし今回の記事によると、今年末の「アドミラル・クズネツォフ」の地中海遠征は予定されていないとの事です。
ただ、これまでのパターンを振り返っても、「アドミラル・クズネツォフ」は、年末に地中海遠征へ出発する前にバレンツ海で各種訓練を行なっています。
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