4隻の原子力砕氷船が北方艦隊艦船を先導した


『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(北方艦隊)広報サービス発表
2013年9月10日17時56分配信
【北方艦隊艦船と4隻の原子力砕氷船から成るユニークな支隊の先導が完了した】

本日(9月10日)、4隻の原子力砕氷船重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」が率いる北方艦隊艦船支隊の砕氷先導を完了し、困難な結氷状況下にあるマチセナ海峡エリアを通過し、タイミル半島セヴェルナヤ・ゼムリャ諸島の間に位置するボリス・ヴィリキツキー海峡へ入った。

北方艦隊の北極海航行艦船支隊を指揮する北方艦隊司令官ウラジーミル・コロリョーフ大将は指摘した。
「このユニークな作戦には、共通の課題を共同で解決する為、ロシア連邦の全ての原子力水上船隊-重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーと国営企業ロスアトムの4隻の原子力砕氷船ヤーマル、ヴァイガチ、50リェート・ポべードゥィ、タイミルが関わりました」

北方艦隊の約10隻の戦闘艦及び保障船の砕氷先導は約40時間に渡り行なわれた。
約400海里に渡り、艦船支隊は航行の保障と結氷海域での安全を保障する原子力砕氷船を伴っていた。

困難な結氷状況下のエリアを航行中、重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」に駐留する航空隊は積極的に活動した。
艦載飛行士はヘリコプターKa-27の4度の発艦を行ない、艦船支隊の航路上の結氷状況の偵察、更には、原子力砕氷船の甲板への着艦を行なった。

今後数日間、北方艦隊艦船支隊東ラプテフ海を航行する。
航行の安全を保障する為、艦載ヘリコプターはフライト実施を継続する。
航行エリアの結氷状況と氷山の空中偵察及び監視する為に。

北方艦隊の戦闘艦及び保障船から成る支隊は、9月3日にセヴェロモルスクを去った。
航海中にバレンツ海からカラ海へ移動し、約1500海里の航跡を遺した。

これは、この2年間の北方艦隊艦船の北極圏への大規模航海としては2度目になる。
昨年、旗艦の巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」に率いられた北方艦隊艦船は、北海航路のルート上で一連の演習を実施し、海軍歩兵は、ロシア海軍の歴史上初めてノヴォシビルスク諸島コテリヌイ島の無防備な海岸へ海洋揚陸部隊による上陸を実施した。


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重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」に率いられる北方艦隊艦船支隊は、2013年9月3日にセヴェロモルスクを出航しました。
[原子力巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは再び北極海へ向かった]

9月5日夜にカルスキエボロタ海峡を通過しました。
[原子力巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはカラ海に入った]

そして今回、4隻の原子力砕氷船に先導されてヴィリキツキー海峡を通過しました。


現在、ロシアは、6隻の原子力砕氷船を運航しています。
『ロスアトム公式サイト』より
【原子力砕氷船隊】

原子力砕氷船「ロシア」(アルクチカ型、23000t):1985年就役
原子力砕氷船「ソヴィェツキー・ソユーズ」(アルクチカ型、23000t):1989年就役
原子力砕氷船「タイミール」(タイミール型、21000t):1989年就役
原子力砕氷船「ヴァイガチ」(タイミール型、21000t):1990年就役
原子力砕氷船「ヤーマル」(アルクチカ型、23000t):1992年就役
原子力砕氷船「50リェート・ポべードゥィ」(アルクチカ型、25168t):2007年就役


この内の4隻が北方艦隊艦船の先導に投入されました。


ロシア北方艦隊は、昨年(2012年)9月にも北極圏で演習を実施しています。
[ロシア北方艦隊北極圏演習(2012年9月) ]
この時も重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」が参加しました。
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