親衛ロケット巡洋艦モスクワはジブラルタル海峡を通過して地中海東部へ向かっている

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2013年9月11日15時17分配信
【ロケット巡洋艦「モスクワ」は地中海の海軍グループへ移動している】
モスクワ、9月11日-ロシア通信社ノーボスチ
火曜日にジブラルタル海峡を通過した親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」は、地中海東部へ移動し、ロシア海軍常設作戦連合部隊の編成へ加入する。
水曜日、ロシア連邦国防省広報サービスは記者団に伝えた。
「親衛ロケット巡洋艦モスクワは9月10日にジブラルタル海峡を通過し、現時点では地中海東部の常設作戦連合部隊艦船との合流海域へ向かっております」
声明では、こう述べられた。
巡洋艦は9月17日に同海域へ到着する予定である。
更に、9月17日には大型揚陸艦「ニコライ・フィリチェンコフ」と警備艦「スメトリーヴイ」が常設作戦連合部隊の一員となる予定である。
当局は、現時点におけるロシア海軍地中海常設作戦連合部隊には、大型揚陸艦「ペレスウェート」、「アドミラル・ネヴェリスコイ」、「ミンスク」、「ノヴォチェルカッスク」、「アレクサンドル・シャバリン」、大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」、警備艦「ネウストラシムイ」が含まれていると通知した。
単一計画による遠距離ゾーンでの任務遂行の作戦指揮を執る司令部は、大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」艦上に駐留している。
[ロシア海軍大西洋・カリブ海遠征(2013年7月~)]
ロシア黒海艦隊の親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」は、2013年7月3日にセヴァストーポリを出港しました。
[ロシア海軍合同グループは大西洋・カリブ海遠征へ向かう]
7月12日、ジブラルタル海峡を通過して大西洋へ入りました。
[ロケット巡洋艦モスクワは大西洋へ入る]
7月17日に大西洋上で北方艦隊の大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」と合流し、ロシア連邦海軍艦隊間戦闘艦船支隊が形成されました。
[ロシア海軍艦隊合同グループが大西洋で形成された]
7月18日、大西洋上で有翼ミサイル「ヴルカーン」を発射しました。
[ロケット巡洋艦モスクワは大西洋で有翼ミサイル「ヴルカーン」を発射した]
そして8月3日、キューバのハバナ港へ入港しました。
[ロシア海軍艦船はキューバのハバナを訪れた]
8月7日、ハバナを出港しました。
[ロシア海軍艦船はキューバを去った]
8月12日にパナマ運河を通過して太平洋へ出ました。
[親衛ロケット巡洋艦モスクワはパナマ運河を通過した]
その翌日(8月13日)にニカラグアのコリント港へ到着しました。
[親衛ロケット巡洋艦モスクワはニカラグアを訪れた]
ニカラグア大統領ダニエル・オルテガは8月15日に「モスクワ」を訪れました。
[ニカラグア大統領は親衛ロケット巡洋艦モスクワを訪れた]
8月16日夕方にコリント港を出港しました。
[親衛ロケット巡洋艦モスクワはニカラグアを去る]
その後、再びパナマ運河を通過して大西洋側へ行き、8月26日にベネズエラへ到着しました。
[ロシア海軍艦船はベネズエラを訪れた]
8月27日、ベネズエラ大統領の訪問を受けました。
[ベネズエラ大統領は親衛ロケット巡洋艦モスクワを訪れた]
そして8月29日にラグアイラを出港し、大西洋へ向かいました。
[黒海艦隊のミサイル巡洋艦はベネズエラを去った]
当初の遠征計画によれば、この後、「モスクワ」は大西洋上のカーボベルデを訪問する事になっていたのですが、これは取り止めとなり、地中海東部へ直行する事になりました。
[ロシア海軍艦船はローテーションに基づき地中海へ向かう]
[親衛ロケット巡洋艦モスクワは9月17日に地中海東部へ到着する]
そして今回の記事によると、9月10日にジブラルタル海峡を通過し、地中海東部へ向かって航行中との事です。

現在、地中海東部には7隻のロシア海軍戦闘艦が展開しています。
大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」
警備艦「ネウストラシムイ」
大型揚陸艦「ペレスウェート」
大型揚陸艦「アドミラル・ネヴェリスコイ」
大型揚陸艦「ミンスク」
大型揚陸艦「ノヴォチェルカッスク」
大型揚陸艦「アレクサンドル・シャバリン」
この内、警備艦「ネウストラシムイ」、大型揚陸艦「ペレスウェート」、「アドミラル・ネヴェリスコイ」、「アレクサンドル・シャバリン」の4隻は、近い内に地中海東部を離れる予定です。
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