ロシア太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは地中海へ行くかもしれない

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2013年9月19日13時54分配信
【巡洋艦「ワリャーグ」は、必要ならば地中海へ派遣されるかもしれない】
ウラジオストク、9月19日-ロシア通信社ノーボスチ
太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」は2013年末までインド洋で戦闘訓練任務を遂行し、地中海へ入る。
木曜日、ロシア通信社ノーボスチは太平洋艦隊司令部の高位の代理人より伝えられた。
以前、複数のメディアは、巡洋艦「ワリャーグ」が地中海のロシア連邦海軍作戦連合部隊の旗艦・巡洋艦「モスクワ」と交代すると報じた。
今、地中海には10隻のロシア戦闘艦が滞在しており、9月末には同海域に黒海艦隊の大型揚陸艦「ヤーマル」が加わる。
「今年末まで巡洋艦ワリャーグはインド洋で一連の任務を遂行し、作戦上必要な場合には、地中海作戦連合部隊の構成へ加入する事も有り得ます」
対談者は話した。
同時に彼は、これが巡洋艦の主要任務では無い事を強調した。
彼は、地中海のロシア連邦海軍作戦連合部隊には、全ての艦隊から艦船を補充できる事を指摘した。
「現時点で、連合部隊は、バルト艦隊、黒海艦隊、太平洋艦隊の艦船で構成されています。
基地から遠く離れた場所での連携活動の必要な水準は満たされ、海軍力は効率的に運用されています。
連合部隊は常設ですから、この海域における存在を効果的に助力する為、来年には、計画ローテーションに則り、4艦隊全てから艦船が補充されます」
情報提供者は伝えた。
太平洋艦隊旗艦「ワリャーグ」を中核とする太平洋艦隊艦船支隊は、8月末にペトロパブロフスク・カムチャツキーを出港しました。
[太平洋艦隊艦船支隊]
親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」
海洋曳船SB-522
大型海洋給油船「ボリス・ブートマ」
[太平洋艦隊のロケット巡洋艦ワリャーグはオーストラリアへ行く]
[ロシア太平洋艦隊の艦船は遠海ゾーンで任務を遂行する]
「ワリャーグ」支隊は、10月4日から11日までオーストラリア海軍創設100周年記念観艦式に参加する為にオーストラリアを訪問する予定でした。
しかし、9月18日に太平洋艦隊の公式代理人(報道部長)ローマン・マルトフ氏は、「ワリャーグ」支隊はインド洋へ向かい、10月初頭にはアデン湾へ入ると発表しました。
[ロシア太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはインド洋(アデン湾)へ向かう]
そして同日、『インタファクス』などは、「ワリャーグ」支隊が10月中に地中海へ入ると報じました。
[ロシア太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは地中海へ行く]
今回の記事に登場する「ロシア太平洋艦隊司令部の高位の代理人」によると、「ワリャーグ」支隊は今年末までインド洋に滞在し、その後、必要とあらば地中海へ行くかもしれないとの事です。
「ワリャーグ」支隊の地中海行きは、まだ決定事項ではないようです。
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