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アドミラル・グリゴロヴィチ型フリゲートの為の対空ミサイルは2014年から受領される

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2013年9月23日10時45分配信
【最新高射ミサイル複合体「シチーリ」の最初の一組は2014年にロシア連邦海軍へ受領される】
モスクワ、9月23日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア海軍は2014年に、6隻が建造されるプロジェクト11356フリゲートのシリーズの為の最新高射ミサイル複合体「シチーリ」の最初のモジュール一式を受領する。
月曜日、ロシア通信社ノーボスチホールディングカンパニー「航空設備」総取締役マクシム・クジュークより伝えられた。

「シチーリ」は自己防御用の艦載中距離対空防衛複合体である。
クジュークによれば、複合体は、既存および将来の航空兵器に対処する事ができる。

「ロシア連邦海軍への供給は2014年に開始されます。
私共は、艦(プロジェクト11356)の為に高射ミサイル複合体シチーリを2016年までに6組供給する計画です」
クジューク
は話した。

「古い」複合体と比較して「シチーリ」の主な長所の1つは、ホールディングカンパニー総取締役によると、発射速度である。
ミサイル発射の間の間隔は2秒未満である。

「革新的な解決策として、シチーリは、モジュール(1つのモジュールでミサイル12基)の追加により、様々な排水量の艦に配置する事が可能であります。
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元々の技術的解決策を加えると、小型ミサイルだけではなく、中型クラスの使用も可能となります」
クジューク
は付け加えた。

最新高射ミサイル複合体の発射装置は垂直発射であり、ミサイルは輸送発射コンテナから火薬カタパルトで高度25メートルまで打ち出され、この高度で推進エンジンを始動する。
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高射ミサイル複合体「シチーリ」は、ソブレメンヌイ級駆逐艦などに搭載されている「ウーラガン」の改良発展型です。
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「ウーラガン」は単装の発射機でしたが、「シチーリ」は垂直発射機(VLS)となっております。
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今回の記事で述べられているように、「シチーリ」は、ロシア海軍プロジェクト11356Rフリゲートに装備されます。
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1番艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」は2014年にロシア海軍へ引き渡される予定です。
[フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」の建造は計画通りに進んでいる]

「シチーリ」は1つのモジュールで12基のミサイルを装備しますが、おそらくは、このモジュールを3組搭載する事になるでしょう。
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なお、以前にプロジェクト11356Rフリゲートは(当初の6隻に加えて3隻を追加し)9隻建造されると報じられましたが、今回の記事では、建造隻数は6隻のままです。
[アドミラル・グリゴロヴィチ型フリゲートは9隻建造される]
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