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太平洋艦隊の大型揚陸艦2隻は再び地中海へ入った

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『イタルタス』より
2013年9月25日13時15分配信
【大型揚陸艦「ペレスウェート」と「アドミラル・ネヴェリスコイ」はロシア連邦海軍地中海常設連合部隊へ加わる】
モスクワ、9月25日/イタルタス

太平洋艦隊大型揚陸艦「ペレスウェート」「アドミラル・ネヴェリスコイ」は、本日(9月25日)、ボスポラス-ダーダネルス海峡ゾーンを通過し、ロシア連邦海軍地中海常設連合部隊へ加わった。
イタルタス太平洋艦隊公式代理人ローマン・マルトフ1等海佐より伝えられた。

彼によると、大洋救助船「フォーチー・クルイロフ」は未だノヴォロシースクに滞在しており、近日中に地中海への航海へと向かう。

更にマルトフは、太平洋艦隊中型海洋給油船「ペチェンガ」は、ロシア連邦海軍地中海常設連合部隊の旗艦・親衛巡洋艦「モスクワ」及び黒海艦隊警備艦「スメトリーヴイ」へ燃料を補給した事を伝達した。

「9月26日に給油船はスエズ運河を通過して紅海へ入り、戦闘勤務を遂行している太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフへ燃料を補給します」
艦隊の代理人は通知し、「ペチェンガ」は以前に物資を補充する為にキプロスリマソール港へ寄港した事を想い起した。
「ロシア地中海艦船グループの一員であるアドミラル・パンテレーエフは、紅海で任務を遂行します。
海軍総司令部からの指示-地中海へ戻るのか、或いは、ウラジオストクへの進路を取るのか-が有るまで」
マルトフ
は話した。

月曜日、海軍総司令部の情報提供者はイタルタス特派員に対し、「アドミラル・パンテレーエフ」紅海へ到着したのは、同海域に居る重原子力航空母艦「ニミッツ」に率いられるアメリカ合衆国海軍空母打撃グループの動向を監視する為であると説明した。

情報提供者によると、親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」、救助曳船SB-522、給油船「ボリス・ブートマ」で構成される艦船支隊が南シナ海からアデン湾への移動を行なっている。
太平洋艦隊の艦は地中海へ行き、「ワリャーグ」は、同タイプの黒海艦隊ロケット巡洋艦「モスクワ」と交代し、同海域の海軍常設連合部隊の旗艦となる。
「従いまして、ワリャーグには、黒海艦隊、バルト艦隊、太平洋艦隊の艦船が含まれ、単一計画下で行動する遠距離ゾーンの海軍常設連合部隊の作戦司令本部が移動します。
巡洋艦モスクワは、計画通りに長期航海を終えてセヴァストーポリの基地へ戻ります」

対談者は話した。

[シリア沿岸のアメリカ合衆国海軍グループ]
地中海常駐部隊には有翼ミサイルを搭載した4隻の戦闘艦が滞在している。
それは、駆逐艦「マハン」、「グレーヴリ―」、「バリー」、「ラメージ」である。

8月18日、アラビア海航空母艦「ハリー・トルーマン」、ロケット巡洋艦「ゲティスバーグ」、「サン-ジャシント」、駆逐艦「バークレイ」、「メイソン」で構成される艦船グループが到着した。
更に同海域へは「ニミッツ」及び支援艦グループが滞在している、


[ ロシア太平洋艦隊地中海遠征(2013年3月~)]

大型揚陸艦「ペレスウェート」「アドミラル・ネヴェリスコイ」は今年3月19日にウラジオストクを出港し、5月15日に地中海へ入りました。
その後は地中海東部黒海沿岸ノヴォロシースクを行き来していました。

最近では、9月16日にボスポラス海峡を北上し、ノヴォロシースクへ下がっています。

『黒海ニュース』より
2013年9月17日8時42分配信
【ロシア連邦太平洋艦隊の揚陸艦は次のシリア往復路から黒海へ戻った】

そして再び地中海入りしました。

記事中で触れられていますが、大型揚陸艦2隻と共に地中海へ派遣された大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」は既に紅海へ入っており、給油船「ペチェンガ」紅海へ行きます。
[太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフは紅海へ入った]
[ロシア太平洋艦隊の給油船ペチェンガは紅海へ行く]

今回の記事によると、今後は地中海へ戻るか、或いはウラジオストクへの帰路に就くかもしれないとの事です。
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