新型ロケット艦グラード・スヴィヤージスクはカリブル対艦ミサイルを発射した

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2013年9月27日10時50分配信
【小型ロケット艦「グラード・スヴィヤージスク」はカスピ海の演習で「敵」を撃破した】
モスクワ、9月27日-ロシア通信社ノーボスチ
小型ロケット艦「グラード・スヴィヤージスク」乗組員は、金曜日にカスピ海で仮想敵の水上艦に対し、最新の高精度艦載複合体「カリブル-NK」のミサイル発射を初めて行なった。
南方軍管区広報サービスは記者団に伝えた。
「本日午前8時、小型ロケット艦グラード・スヴィヤージスク乗組員は、工場生産者の納入チームと協同で海洋目標に対する最初のミサイル発射を成功裏に実施しました。
発射されたのは、最新艦載ミサイル複合体カリブル-HKの高精度ミサイル兵器です」
声明では、こう述べられた。
広報サービスによると、「敵」は50キロメートルに位置していた。
カスピ海の海洋射爆場での演習活動中、船舶航行は禁止された。
海洋におけるミサイル発射の安全を確保する為、カスピ小艦隊の約10隻の水上艦及び船が出航した。
小型ロケット艦プロジェクト21631(ブヤン-M)「グラード・スヴィヤージスク」は、 「河川-海洋」級多用途艦であり、最新の砲、ミサイル、対水中工作、対空、電子兵装が装備されている。
同艦は、複数のタイプの高精度ミサイルを水上及び沿岸目標に対し300キロメートルの距離で使用できる汎用ミサイル複合体「カリブル-NK」を装備したロシア海軍で2隻目の艦となる。
プロジェクト21631小型ロケット艦「グラード・スヴィヤージスク」はゼレノドリスク造船所で2010年8月27日に起工され、2013年3月9日に進水しました。
2013年7月10日からカスピ海で航海試験が始まりました。

[新型ロケット艦グラード・スヴィヤージスクの航海試験が始まった]
そして今回、有翼ミサイル「カリブル」対艦型の初めての試射を実施しました。
[巡航ミサイル「カリブル」対地攻撃型は2500kmの最大射程を有する]


プロジェクト21631小型ロケット艦「ブヤン-M」は現在までに6隻が起工されています。
[小型ロケット艦プロジェクト21631「ブヤン-M」]
建造番号631「グラード・スヴィヤージスク」Град Свияжск
2010年8月27日起工/2013年3月9日進水/2013年就役予定
建造番号632「ウグリーチ」Углич
2011年7月22日起工/2013年4月10日進水/2013年就役予定
建造番号633「ヴェリキー・ウスチュグ」Великий Устюг
2011年8月27日起工
建造番号634「ゼリョヌイ・ドル」Зелёный Дол
2012年8月29日起工
建造番号635「セルプホフ」Серпухов
2013年1月25日起工
建造番号636「ヴイシニー・ヴォロチョーク」Вышний Волочек
2013年8月29日起工
「グラード・スヴィヤージスク」と「ウグリーチ」は今年末までにカスピ小艦隊へ引き渡される予定です。
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