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空母アドミラル・クズネツォフで艦載機の発着訓練が始まった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2013年10月8日18時33分配信
ロシア西方軍管区(北方艦隊)広報サービス発表
【北方艦隊艦上航空隊のパイロットは、航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」において訓練飛行を開始した】

北方艦隊独立艦上戦闘機航空連隊の飛行士は、飛行訓練の中核的要素の1つへの習熟を開始した-沿岸飛行場からバレンツ海の艦隊戦闘訓練射爆場に位置する重航空巡洋艦「アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・クズネツォフ」飛行甲板へのフライトを。

飛行勤務中に艦上戦闘機Su-33は17回のフライトを、練習訓練航空機Su-25は4回のフライトを実施した。

パイロットは、巡洋艦の甲板上へ25回のフライパスと、22回の飛行甲板へのタッチ、そして9回の着艦及び発艦を果たした。

独立艦上戦闘機航空連隊司令エフゲニー・クズネツォフ大佐と副司令パーヴェル・プリャドコ中佐は、今年、重航空巡洋艦「アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・クズネツォフ」へ初めて戦闘航空機u-33での着艦を行なった。

艦上ヘリコプターKa-27乗員は、航空巡洋艦の飛行甲板への着艦技量を磨き、6回の発艦と5回の着艦を実施した。

今後も重航空巡洋艦「アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・クズネツォフ」乗組員はバレンツ海において戦闘航空機Su-33及び練習訓練航空機Su-25の艦上飛行士のフライトの保障を継続する。


[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの経歴(ロシア国防省公式サイト)]

「アドミラル・クズネツォフ」は、、9月初頭にバレンツ海で戦闘訓練を行ないました。
[空母アドミラル・クズネツォフはバレンツ海で戦闘訓練を行なった]

9月下旬には北方艦隊の大規模演習へ参加する為に出港しました。
[空母アドミラル・クズネツォフはロシア北方艦隊の大規模演習に参加する]

その後、敵の空中攻撃から味方艦隊を守るという想定で演習を実施しました。
[空母アドミラル・クズネツォフは艦隊防空演習を行なった]

そして今回、「アドミラル・クズネツォフ」の艦載機部隊は、同艦での発着艦訓練を開始しました。

記事中にある「独立艦上戦闘機航空連隊」の正式名称は「ソ連邦英雄2度受賞ボリス・サフォーノフ名称記念第279独立艦上戦闘機航空連隊」と言います。
同連隊は、2個飛行中隊で構成されています。
機体は全て艦上戦闘機Su-33です。
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[第1飛行中隊]1-я Эскадрилья
60号機、61号機、62号機、64号機、66号機、67号機、68号機、71号機、72号機、76号機

[第2飛行中隊]2-я Эскадрилья
77号機、78号機、80号機、81号機、83号機、84号機、85号機、86号機、87号機、88号機

この他、艦上練習機Su-25UTGによる発着艦訓練も実施されました。
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7機が在籍するSu-25UTGは、寿命延長改修が行なわれています。
[艦上練習機Su-25UTGは寿命延長改修を行なった]


「アドミラル・クズネツォフ」艦載機は、ウクライナ発着艦訓練施設「ニートカ」を使用して発着艦訓練を行なっていましたが、既にロシアは、今年(2013年)に「ニートカ」を使用しないとウクライナ側へ通知しています。
[ロシアは2013年にウクライナのニートカを使用しない]

その代わりに、バレンツ海へ出ている「アドミラル・クズネツォフ」を使って実地の発着艦訓練が行なわれることになったのでしょう。
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