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空母ヴィクラマーディティヤは2013年11月30日にインドへ向けて出港する

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2013年10月14日14時49分配信
【ロゴージンは航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」のインドへの引き渡し準備について発表した】
ゴルキ、10月14日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」(旧「アドミラル・ゴルシコフ」)インドへ引き渡す為の準備を整えており、11月30日に同艦はロシア水域を去る。
ロシア連邦副首相ドミトリー・ロゴージンは発表した。

「航海試験は成功裏に事が運ばれました。
昨年の試験中に発覚した不具合は完全に取り除かれ、そして今、この艦に関しまして、今週のロシア-インド首脳会談の前に、(インド側への引き渡し準備について)お話することが出来ます」

ドミトリー・メドベージェフと副首相の会議において、彼は話した。

ロゴージンによると「私共は、今月に同艦の納入準備を整え、インド側へ引き渡します」
「11月30日、同艦は我が国の水域を去ります」


軍事技術協力分野における最大の輸出契約である近代化された重航空巡洋艦「アドミラル・ゴルシコフ」インド海軍への売却は、ロシアにより2004年に調印された。
ロシア連邦は、7億5000ドルで同艦の近代化を行ない、同じ額でインド海軍へ航空隊を引き渡す事になっていた。
当初は2008年に発注者へ艦を納入する計画だったが、作業量の増加に起因して何度も延期された。

以前、「ヴィクラマーディティヤ」の納入式典は2012年12月4日に予定されていた。
しかし、9月に、艦の次の段階の試験に関し、主要動力装置の蒸気ボイラーが最大出力を発揮できなかった事を含む幾つかの問題点が明らかにされた。
それ故に、引き渡し時期は2013年に延期された。


[空母ヴィクラマーディティヤ(旧ブログ)]
[空母ヴィクラマーディティヤ]

2012年12月にインド海軍へ引き渡される筈だった航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」(旧ロシア海軍重航空巡洋艦「アドミラル・ゴルシコフ」)ですが、2012年夏の航海試験中にボイラーが損傷し、引き渡し時期が延期される事になりました。
[空母ヴィクラマーディティヤはロシア造船業の空母建造経験の回復に役立った]
[空母ヴィクラマーディティヤはインド海軍で30-40年就役するかもしれない]

2013年7月3日に出港し、7月5日より航海試験が始まりました。
[インド空母ヴィクラマーディティヤは航海試験へ出発する]
[インド空母ヴィクラマーディティヤは白海で航海試験を始めた]
[インド空母ヴィクラマーディティヤは白海で各種機器を点検する]

7月28日夜、機関の全力運転試験(最大速力試験)を実施しました。
[インド空母ヴィクラマーディティヤは29ノット以上を出した]

昨年の航海試験では最大速力を出そうとした矢先にボイラーの耐熱材が崩れ落ち、ボイラーが損傷しましたが、今回は、そのようなトラブルも無く、航海試験は成功裏に終わりました。

KVG-3Dボイラー
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8月5日からはバレンツ海で航空機関連の試験が始まりました。
[空母ヴィクラマーディティヤから艦上戦闘機Su-33とMiG-29KUB/MiG-29Kのフライトが実施される]

8月24日、艦載機の夜間着艦に成功しました。
[空母ヴィクラマーディティヤの夜間着艦試験は成功した]

「ヴィクラマーディティヤ」の海洋試験は順調に進行しました。
[インド空母ヴィクラマーディティヤの海洋試験はスケジュール通りに進んでいる]

全ての海洋試験を完了した「ヴィクラマーディティヤ」は、9月21日にセヴェロドヴィンスクへ戻りました。
[インド空母ヴィクラマーディティヤは全ての海上試験を成功裏に終えてセヴェロドヴィンスクへ戻った]

「ヴィクラマーディティヤ」は、2013年11月15日にインドへ引き渡されます。
[空母ヴィクラマーディティヤは2013年9月30日に航海試験を完了し11月15日にインドへ引き渡される]

引き渡された後、2014年2月にインドムンバイ港へ到着する予定です。
[空母ヴィクラマーディティヤは2014年2月にインドへ到着する]

そして今回のロゴージン副首相の発言によれば、「ヴィクラマーディティヤ」は2013年11月30日にインドへ向けて出発するとの事です。
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