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ヘリコプター揚陸ドック艦ウラジオストクは無武装でロシアへ引き渡される

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2013年10月15日15時28分配信
【最初のロシアの1隻目の「ミストラル」は武装無しでロシア連邦へ引き渡される】
サン・ナゼール(フランス)、10月15日-ロシア通信社ノーボスチ

フランスからロシアへ引き渡される1隻目のヘリコプター空母「ウラジオストク」には兵器が装備されていないが、フランス製の揚陸-上陸手段が設置される。
火曜日、フランスの軍事造船会社DCNS取締役イヴ・デステファニスは記者団に伝えた。

「引き渡しに際し、兵装は有りません。それはロシアで設置されます。
フランス製の揚陸-上陸手段が有ります」

彼は、1隻目のロシア「ミストラル」の進水式典の後、記者会見で話した。

更にデステファニスは、主要指揮所はロシア側の必要条件を備えており、全ての表示板及び計器表示はロシア語に翻訳されると付け加えた。

火曜日、フランスサンナゼール造船所は、ロシアの1隻目の「ミストラル」型ヘリコプター空母「ウラジオストク」の船体を進水させた。
進水した後、フランス国営軍事造船所DCNSの管理下で同艦の艤装、ドック及び海洋での試験が行なわれる。
「ウラジオストク」ロシア連邦海軍へ2014年11月1日に引き渡されるだろう。


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[ヘリ空母ミストラル型]
[ヘリ空母ミストラル型(旧ブログ)]
[ロシア海軍向けミストラル型の詳細が公表された]

ロシア海軍向け「ミストラル」級1番艦「ウラジオストク」は、2012年2月1日にフランスサン-ナゼール造船所で起工されました。
[ロシア海軍向けヘリ空母「ミストラル」型1番艦は起工される]

船体後部は、ロシア国内のサンクト-ペテルブルク市の「バルト工場」で2012年10月1日に起工されました。
[バルト工場はヘリ空母ウラジオストクの船体を起工した]

バルト工場で建造された「ウラジオストク」後部は2013年6月26日に進水し、7月8日にフランスサンナゼールへ向けて出発しました。
[ロシアで建造されたミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦ウラジオストクの船体後部は進水した]

「ウラジオストク」後部は7月23日にサンナゼールへ到着しました。
[ミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦ウラジオストクの船体後部はサンナゼールへ到着した]

サンナゼール造船所における「ウラジオストク」の前半分と後ろ半分の接合は8月中に完了しました。
[ミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦ウラジオストクの船体接合は2013年8月に完了する]

10月15日に進水しました。
[ミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦ウラジオストクは進水した]

「ウラジオストク」は、2014年11月1日にロシア海軍へ引き渡される予定です。
[ヘリ空母ウラジオストクは2014年11月1日にロシア海軍へ納入される]

その「ウラジオストク」ですが、今回の記事によると、武装無しでロシアへ引き渡されるとの事です。

「フランス製の揚陸-上陸手段」というのは、フランス製揚陸艇L-CATを指しています。
[ロシアはフランスから揚陸艇L-CATを購入する]
[ロシア海軍のミストラル級の為に4隻のフランス製揚陸艇が建造される]

フランスは、以前にも「ミストラル」級を武装無しでロシアへ売却するとリトアニアへ表明しています。
[フランスは、「ミストラル」型を非武装でロシアに売却する]

「ウラジオストク」は、ロシアの造船所へ回航され、ロシア製兵装の取付工事を行ないます。


その「ウラジオストク」の兵装ですが、ロシアの一部メディアの報道によると、未だに同艦の兵装に関する仕様が決まっていないとの事です。

『インタファクス』より
2013年10月15日11時26分配信
【ロシア海軍は未だに「ミストラル」型ヘリコプター空母の兵装の技術仕様を策定していない】

ロシア造船業界(の匿名の情報提供者)によると、ロシア海軍「ミストラル」級の兵装や各種装備に関する仕様を未だに決めていないとの事です。
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