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1990年代にロシアはニュージーランドへ原潜を提供しようとしていた

『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2013年10月16日
【モスクワはニュージーランドへの牛乳の代金を潜水艦で支払おうとしていた】

1990年代半ば、モスクワニュージーランド原子力潜水艦を提示した。
ロシアが輸入した乳製品及び羊毛の借金を支払う為に。
近い内に発売される本では、こう述べられているとnaval.com.brは10月15日に発表した。

更には、現金支払いに代わり、戦闘機MiG-29及び戦車が提示された。
ニュージーランドの酪農業界の数十億ドル規模の40年の歴史を調べたクライヴ・リンドは、著書でこう述べた。

リンドは、この事実に「衝撃を受けた」と言う。
原子力潜水艦は、当時のニュージーランド首相ジム・ボルジャー及び大統領ドライデン・スプリングへ提示された。
元首相は、ニュージーランドは常に核兵器への反対を実行していると述べた。
しかしモスクワ原子力潜水艦を提示した。
「原子力潜水艦は同国の何れかの港へ到着し、電気を創る為、国有の電力システムへ接続する」

ソヴィエト社会主義共和国連邦ニュージーランドの1944年以来の外交関係に関し、モスクワは同国で生産される牛乳と羊毛を広く輸入しており、ニュージーランドの輸出市場で第5位の規模であった。
1991年のソヴィエト連邦崩壊後、ニュージーランド-ロシア間の貿易は突然に減少した。
1993年、ロシアは輸入を再開したが、それは多額の借金の蓄積に繋がった。
1998年、ロシアの借金は、1億米ドルに達した。


『PODER NAVAL』の元記事
【ロシアは原子力潜水艦での支払いが出来たか?】


1990年代半ば頃、ニュージーランドから輸入した乳製品や羊毛の代金が支払えなくなったロシアは、その代わりに原子力潜水艦を含む兵器をニュージーランドへ提供しようとしていたとの事です。

記事中に有る通り、原子力潜水艦「発電機」として提供するつもりだったようです。

どのタイプの原子力潜水艦を提供しようとしていたのかまでは明らかにされていませんが、発電機として使用するつもりだったので、おそらくはロシア海軍の退役艦(例えば、インドへ貸与された事も有るプロジェクト670とか)を提供しようとしたのでしょう。
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