ラーダ級潜水艦サンクト-ペテルブルクは北方艦隊基地に到着した
- カテゴリ:プロジェクト677ラーダ潜水艦


『ロシア通信社ノーボスチ』より
2013年10月17日11時27分配信
【ディーゼル潜水艦「サンクト-ペテルブルク」は試験の為に北方艦隊へ到着した】
モスクワ、10月17日-ロシア通信社ノーボスチ
ディーゼルエレクトリック潜水艦「サンクト-ペテルブルク」は、試験を続行する為、木曜日に北方艦隊へ到着した。
西方軍管区下の北方艦隊広報サービス・情報供給部長ワジム・セルガ1等海佐は記者団に伝えた。
「本日、プロジェクト677ディーゼルエレクトリック潜水艦サンクト-ペテルブルクは、今後の試験プログラムの実施の為、北方艦隊のコラ異種戦力小艦隊の主要基地に到着しました」
彼は話した。
ノルウェー及びバレンツ海の複雑な水文気象条件は、潜水艦のバルト艦隊から北方艦隊への移動期間を3週間に増加させた。
移動中に「サンクト-ペテルブルク」乗組員は約1900海里を航行した。
「近い内に、潜水艦サンクト-ペテルブルク乗組員は、深海域を含むバレンツ海エリアで一連の複合試験の仕上げに取り掛かります」
セルガは話した。
非核動力潜水艦プロジェクト677シリーズのトップ潜水艦「サンクト-ペテルブルク」は1997年12月に「アドミラルティ造船所」の船台で起工された。
2010年4月、潜水艦は試験運用の為にロシア海軍の組織へ受け入れられた。
潜水艦には、6門の533mm魚雷装置が装備されている。
このシリーズの潜水艦は、水中艦及び水上艦の両方に対抗する事が出来、海軍基地、沿岸海域、海洋交通路の保護の為に意図されている。
2013年、「アドミラルティ造船所」の船台では、プロジェクト677ディーゼルエレクトリック潜水艦「セヴァストーポリ」と「クロンシュタット」のシリーズ建造が再開された。
[新世代潜水艦ラーダ(アムール)級(旧ブログ)]
[新世代潜水艦ラーダ(アムール)級]
プロジェクト677「ラーダ」級潜水艦B-585「サンクト-ペテルブルク」は、1997年12月26日に起工され、2004年10月28日に進水、2010年4月22日に就役しました。
潜水艦「サンクト-ペテルブルク」は、バレンツ海へ移動して試験を実施すると報じられましたが、2012年中には実行されませんでした。
[ラーダ級潜水艦サンクトペテルブルクはバレンツ海及び白海で試験を行なう]
[ラーダ級潜水艦サンクト-ペテルブルクはバレンツ海での試験を未だ実施していない]
2013年に入り、ようやく移動準備が始まりました。
[潜水艦サンクト-ペテルブルクは北方艦隊への移動準備を進める]
そして2013年10月17日、「北方艦隊のコラ異種戦力小艦隊の主要基地」ポリャールヌイに到着しました。

今後、「サンクト-ペテルブルク」はバレンツ海で各種試験を実施します。
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