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新ニートカは2013年12月に納入する準備が整う

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2013年10月17日16時45分配信
【艦上航空隊のトレーニングの為の訓練場は12月に納入準備が整う】
モスクワ、10月17日-ロシア通信社ノーボスチ

エイスク(クラスノダール地方)海軍航空隊地上試験及び艦上航空隊練習-訓練複合センター「ニートカ」は今年12月に納入準備が整う。
ロシア連邦国防省は木曜日に発表した。

これに先立ち、ロシアは、艦上航空隊の訓練の為のウクライナの類似の訓練場の使用について、独自のエイスクを使用する為、リースを断念する事を決定した。

「組み立てられた複合体の全ての試験が行なわれ、点検中に生残性が示されました。
今年12月、私共は全てのシステム及び設備の運用の複合試験の為の施設の納入の準備を整えます」

軍当局は基本建設国家発注部長ローマン・フィリモノフの言葉を引用した。

現在、加速・離陸及びトランポリン部分は取り付けられ、管理指令所などが完成している。

訓練場からの最初の試験飛行は、2013年7月に練習訓練機Su-25UTGが実施した。
試験中に建造物、特にトランポリンの人工被覆の品質、更には組み立てられた構造物の信頼性が確認された。

艦上航空隊地上試験練習訓練複合体は、艦上航空隊飛行士の発着艦の実施及び習熟、更には艦上航空隊の運用に関する研究の為に意図されている。

複合体は、艦の飛行甲板と同様のトランポリン台と航空機拘束装置を装備した鋼鉄の飛行場である。
飛行場の大きさは、重航空巡洋艦「アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・クズネツォフ」の飛行甲板の大きさに等しい。


ソヴィエト連邦時代、ウクライナには航空母艦の飛行甲板を模した発着艦訓練施設「ニートカ」が建設されました。
[地上試験・訓練複合体「ニートカ」]
[サキ飛行実験センター(ニートカ)]
[Нитка(ニートカ)~知られざる旧ソ連の蒸気カタパルト開発の経緯~]
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ソ連邦解体後はウクライナに接収され、ロシアウクライナと協定を結んで「ニートカ」を使用しています。
2012年8月、改訂された「ニートカ」使用協定にロシア・ウクライナ国防相が署名しました。
[ロシアとウクライナは艦上機訓練施設ニートカ使用協定を改訂した]

しかし、2013年にはロシア「ニートカ」を使用しませんでした。
[ロシアは2013年にウクライナのニートカを使用しない]

その一方、ロシアは、クラスノダール地方エイスク市に新たな「ニートカ」を建設しました。
[ロシアは、2010年に空母パイロット訓練センターの建設を開始する]

7月には艦載機による飛行試験が実施されました。
[艦上戦闘機MiG-29KUBは新ニートカで試験を行なう]

以前、ロシア海軍総司令官チルコフ提督は、新「ニートカ」は2013年末か2014年初頭に稼働開始すると述べています。
[ロシア海軍の新ニートカは2014年初頭に稼働開始する]

そして今回の記事によると、2013年12月には納入の準備が整うとの事です。
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