ボレイ級戦略原潜アレクサンドル・ネフスキーの海洋試験は全て完了した

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2013年10月28日16時40分配信
【原子力潜水艦「アレクサンドル・ネフスキー」は国家試験の海洋部門を完了した】
モスクワ、10月28日-ロシア通信社ノーボスチ
原子力潜水艦プロジェクト955「ボレイ」は、国家試験の海洋部門を完了した。
月曜日、『セヴマシュ』は発表した。
「総合的に見て、このプロジェクト(955)の艦の作業はスケジュールに沿って進んでおり、特に、原子力潜水艦アレクサンドル・ネフスキーは国家試験の海洋部門を完了しました」
声明では、こう述べられた。
「アレクサンドル・ネフスキー」はプロジェクト955「ボレイ」に属する。
(ロシア)海軍総司令部の計画によると、同プロジェクトの戦略潜水艦は、2018年以降のロシア海洋戦略核戦力の基礎とならなければならない。
この時期(2018年)の後には、現在、戦闘勤務に就いている潜水艦プロジェクト941(「アクラ」、NATO分類「タイフーン」)、プロジェクト667BDR(「カリマール」、NATO分類「デルタ-III)及びプロジェクト667BDRM(「デリフィン」、NATO分類「デルタ-IV)が海軍の戦闘編制から除外される。
[新世代戦略原潜ボレイ級(旧ブログ)]
[新世代戦略原潜ボレイ級]
第4世代戦略原子力潜水艦「ボレイ」級2番艦「アレクサンドル・ネフスキー」は2004年3月19日に起工され、2010年12月6日に進水しました。
この間、2007年には太平洋艦隊から乗組員が集められました。
2011年10月22日、工場航海試験が開始されました。

2012年9月末に工場航海試験が完了し、その後、国家受領試験が開始されました。
[ボレイ級戦略原潜アレクサンドル・ネフスキーの工場試験は完了した]
2013年6月以降、国家受領試験が再開されました。
[セヴェロドヴィンスク造船所は2013年夏に3隻の原潜の海洋試験を行なう]
[タイフーン級原潜はロシア新世代原潜の海洋試験をサポートする]
「アレクサンドル・ネフスキー」からの弾道ミサイル「ブラヴァー」発射試験は2013年9月に実施される事になっていました。
[ボレイ級戦略原潜2番艦アレクサンドル・ネフスキーは2013年11月15日にロシア海軍へ納入される]
[ボレイ級戦略原潜アレクサンドル・ネフスキーは2013年夏にSLBMブラヴァーを発射する]
しかし、2013年9月6日に白海で実施された「ブラヴァー」発射試験は失敗しました。
[2隻のボレイ級戦略原潜の国家試験はSLBMブラヴァー試射失敗により中断される]
2013年9月9日、セヴェロドヴィンスクへ帰港しました。
[戦略原潜アレクサンドル・ネフスキーはセヴェロドヴィンスクへ戻った]
そして今回の記事によると、「アレクサンドル・ネフスキー」の国家受領試験の海洋部門は完了したとの事です。
つまり、航海試験は全て完了したという事です。
この後、「アレクサンドル・ネフスキー」はセヴマシュ造船所において国家受領委員会による各種機器の最終点検が行なわれます。
最終点検が終わった後、国家受領委員会が問題なしと判断すれば、ロシア海軍への納入-受領証書への署名が行なわれます。
以前の計画では、「アレクサンドル・ネフスキー」は2013年11月15日にロシア海軍へ引き渡される事になっています。
[ボレイ級戦略原潜2番艦アレクサンドル・ネフスキーは2013年11月15日にロシア海軍へ納入される]
「アレクサンドル・ネフスキー」は太平洋艦隊へ配備されます。
[ボレイ級戦略原潜2番艦と3番艦は太平洋艦隊へ配備される]
- 関連記事
-
- ボレイ級戦略原潜アレクサンドル・ネフスキーは2013年11月末-12月初頭にロシア海軍へ引き渡される
- 戦略原潜ボレイ級が攻撃原潜として使用される事は無い
- ボレイ級戦略原潜アレクサンドル・ネフスキーの海洋試験は全て完了した
- ボレイ級戦略原潜3番艦ウラジーミル・モノマーフは最初の航海試験を完了した
- ボレイ級戦略原潜3番艦ウラジーミル・モノマーフの航海試験が始まった
スポンサーサイト