重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは地中海へ入った

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2013年11月1日10時48分配信
【原子力巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は地中海へ入った】
モスクワ、11月1日-ロシア通信社ノーボスチ
北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」はジブラルタル海峡を通過して地中海へ入った。
金曜日、北方艦隊の公式代理人ワジム・セルガ1等海佐は記者団に伝えた。
「重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはジブラルタル海峡を通過し、アルボラン海(地中海西方海域)の指定ポイントへ投錨しています」
セルガは話した。
巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」の北東大西洋海域の通過移動の大部分は、嵐前線の通過による困難な気象条件の下で行なわれた事をセルガは想い起した。
しかし、嵐は巡洋艦の乗組員が10数回の艦内演習、更には一連の対空及び対潜防衛訓練を成功裏に実施する事を阻害しなかった。
北方艦隊主要基地セヴェロモルスク市から重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は10月22日に出航した。
これまでの遠距離航海において、北方艦隊の巡洋艦は約3200海里を航行した。
「巡洋艦ピョートル・ヴェリキーの航海は、ロシア連邦国防省の要望の枠組みにおける世界の大洋の戦略的に重要な海域におけるロシア海軍の軍艦の定期的滞在の再開という目的で実行され、数ヶ月間に渡って続きます」
セルガは付け加えた。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは15歳になった]
重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は、2012年及び2013年に北極海への航海を実施しています。
[ロシア北方艦隊北極圏演習(2012年9月) ]
[聖アンドレイの旗の下に]
2013年10月4日にはバレンツ海で有翼ミサイル「グラニート」発射訓練を行ないました。
[ロシア北方艦隊はバレンツ海で巡航ミサイル発射訓練を実施した]
2013年10月22日、大西洋への遠距離航海へと出発しました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは大西洋へ向かった]
10月28日、アイルランド島西方海域に到達しました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはアイルランド沖に居る]
そして10月31日、ジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。


今後は地中海東部海域へ向かい、ロシア海軍地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)へ参加する事になるでしょう。
[ロシア海軍地中海連合作戦部隊創設]
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