空母ヴィクラマーディティヤのインド人パイロットはロシアで訓練を行なう
- カテゴリ:空母ヴィクラマーディティヤ


『ロシア通信社ノーボスチ』より
2013年11月1日16時10分配信
【インド人パイロットはロシア連邦で航空母艦への発着艦に習熟する】
ニューデリー、11月1日-ロシア通信社ノーボスチ
インド海軍は、航空母艦の飛行甲板からの発着艦に習熟させる為、ロシアへ10名のパイロットを派遣する。
彼等は将来的に航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」(旧「アドミラル・ゴルシコフ」)へ配備される戦闘機MiG-29K/KUBのパイロットとなる。
金曜日(11月1日)、インドのメディアは(インド)海軍の情報提供者の話を引用して報じた。
インド人飛行士は、まずシミュレータで、その後は沿岸訓練場でフライトに習熟する。
訓練は3-4ヶ月間に渡る。
「ヴィクラマーディティヤ」がインドに到着する頃、彼等は同艦の航空隊の一員として加入できるだろう。
『NDTV(ニューデリーテレビ会社)』によると、インド海軍は、以前に署名された契約によりロシアから21機のMiG-29K/KUBを受領している。
2年以内には、更に24機の航空機を受領する計画である。
5月、ゴア州においてインド海軍航空隊の第303飛行隊「ブラックパンサーズ」-MiG-29K/KUBを装備した最初の部隊-の編入記念式典が開催された。
インドへの「ヴィクラマーディティヤ」引き渡しの為の公式式典は11月中旬にセヴェロドヴィンスクで開催される。
同艦(ヴィクラマーディティヤ)には24機の戦闘機と6機のヘリコプターが配置される。
現在、インド海軍の編制には、1950年代にブリテン海軍の為に建造され、1987年にインドへ引き渡された航空母艦「ヴィラート」が在る。
インドは更に、最初の独自設計の航空母艦「ヴィクラント」を建造しており、既に進水している。
同艦は「ヴィクラマーディティヤ」のようにMiG-29K/KUBが配備されるものと見られている。
[空母ヴィクラマーディティヤ(旧ブログ)]
[空母ヴィクラマーディティヤ]
「ヴィクラマーディティヤ」に搭載される第303飛行隊「ブラックパンサーズ」は、2013年5月11日に実戦配備へ就きました。
[空母ヴィクラマーディティヤMiG-29K飛行隊は正式に実戦配備へ就いた]
今回の記事によると、インド人パイロットはロシアの沿岸訓練場で航空母艦の発着艦訓練を行なうとの事ですが、これはクラスノダール地方のエイスク飛行場に建設された新ニートカを指しているようです。
[新ニートカは2013年12月に納入する準備が整う]
「ヴィクラマーディティヤ」は11月16日にインド海軍へ引き渡される予定です。
[空母ヴィクラマーディティヤは2013年11月16日にインド海軍へ引き渡される]
その後、11月30日にインドへ向けて出発し、2014年2月にインドのムンバイ港へ到着する予定です。
[空母ヴィクラマーディティヤは2013年11月30日にインドへ向けて出港する]
[空母ヴィクラマーディティヤは2014年2月にインドへ到着する]
なお、今回の記事によれば、航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」の搭載機は、戦闘機24機(MiG-29K/KUB)、ヘリコプター6機(Ka-28、Ka-31など)の計30機です。

インド海軍はロシアから計45機の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBを購入し、国産戦闘機LCAテジャスの艦上機型も試験中ですが、将来的には、国産戦闘機Advanced Medium Combat Aircraft(AMCA)が開発され、艦上機型も作られます。

[AMCA計画値]
全長:18.90m
全幅:13.56m
全高:5.08m
翼面積:38.4平方m
標準離陸重量:19,700kg
エンジン:GTRE GTX-35VS カヴェリ×2基
最大速度:マッハ2.25
- 関連記事
-
- 重航空巡洋艦アドミラル・ゴルシコフ改め航空母艦ヴィクラマーディティヤはインド海軍へ引き渡された
- 空母ヴィクラマーディティヤは土曜日(2013年11月16日)に引き渡される
- 空母ヴィクラマーディティヤのインド人パイロットはロシアで訓練を行なう
- 空母ヴィクラマーディティヤは2013年11月16日にインド海軍へ引き渡される
- 空母ヴィクラマーディティヤのインド人乗員の編成が完了した
スポンサーサイト