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ロシア北方艦隊の大型揚陸艦は地中海へ行く

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2013年11月5日12時32分
【大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」は地中海戦隊へ補充される】
モスクワ、11月5日-ロシア通信社ノーボスチ

大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」リスボンへの寄港後にジブラルタル海峡を通過して地中海へ入り、ロシア海軍艦船戦隊へ参加する。
火曜日、北方艦隊の公式代理人ワジム・セルガ1等海佐は記者団に伝えた。

「北方艦隊の大型揚陸艦ゲオルギー・ポベドノーセッツは、ポルトガルのリスボン後への業務寄港を完了しました。
近い内に同艦はジブラルタル海峡を通過して地中海へ入り、ロシア海軍艦船グループの一員として活動を続けます」
セルガ
は話した。

「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」は11月2日にリスボン港へ入港した事を北方艦隊の代理人は想い起した。
ポルトガルの港への停泊中にロシア艦は物資を補充した。
大型揚陸艦の乗組員は休息の時間を与えられた:北方艦隊将兵は一連の観光旅行を行ない、リスボンの観光名所を見物した。

揚陸艦の乗組員は8月5日にセヴェロモルスクを去った。
これまでの間に同艦の乗組員はバルト艦隊への艦隊間移動を行ない、無防備の海岸への海洋揚陸部隊の上陸演習に参加した。
「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」は約3500海里の航跡を遺した。


ロシア北方艦隊所属の大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」は2013年8月5日にセヴェロモルスク基地を出港し、先ずはロシア・ベラルーシ合同戦略演習「ザーパド-2013」に参加する為、バルト海へ向かいました。
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2013年9月下旬に実施された戦略演習「ザーパド-2013」には、北方艦隊大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」バルト艦隊大型揚陸艦「カリーニングラード」黒海艦隊大型揚陸艦「アゾフ」が参加しました。

演習が終わった後も暫くの間バルト海に滞在し、10月19日にバルチースクを出港しました。

バルト海を出た後に英仏海峡を通過して大西洋を南下し、11月2日にポルトガルリスボンを訪問しました。
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そして11月5日にリスボンを出港し、ジブラルタル海峡へ向かいました。

今後は地中海に入り、ロシア海軍地中海作戦連合部隊へ参加します。

「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」は昨年(2012年)にも地中海へ派遣されています。
[北方・バルト・黒海艦隊合同艦船グループの地中海遠征(2012年7月-9月)]


現在、地中海に滞在しているロシア連邦海軍の水上艦は9隻です。
(この他に各種支援船が居る)

重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」(北方艦隊)
親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」(黒海艦隊)
親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」(太平洋艦隊)
警備艦「スメトリーヴイ」(黒海艦隊)
大型揚陸艦「アゾフ」(黒海艦隊)
大型揚陸艦「ノヴォチェルカッスク」(黒海艦隊)
大型揚陸艦「ヤーマル」(黒海艦隊)
大型揚陸艦「アレクサンドル・シャバリン」(バルト艦隊)
大型揚陸艦「ミンスク」(バルト艦隊)


近日中には大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」(北方艦隊)が加わります。
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