重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーと親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは地中海中部で合流した


『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(北方艦隊)広報サービス発表
2013年11月7日13時19分配信
【重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」はロケット巡洋艦「ワリャーグ」との連携行動を仕上げる】
本日(11月7日)、北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」乗組員は、地中海中部において太平洋艦隊のロケット巡洋艦「ワリャーグ」乗組員との艦隊間連携行動の要素の仕上げを始めた。
ロシアのロケット巡洋艦の乗組員は、海洋移動中の組織的通信、連携機動、更にはヘリコプター複合体を使用する対潜防衛の演習を実施した。
艦隊間連携行動の要素の仕上げは、遠距離航海任務を遂行している北方艦隊軍艦の乗組員の主要任務の1つである。
2013年、ロシア海軍の他艦隊の艦との広範囲の任務は大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」により遂行された。
以前、艦隊間連携行動の課題は、大型対潜艦「アドミラル・チャバネンコ」、大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」、「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」、「コンドポガ」の乗組員により仕上げられた。
北方艦隊の艦は、バルト艦隊、黒海艦隊、そして太平洋艦隊の艦との連携行動を成功裏に果たした。
北方艦隊主要基地セヴェロモルスク市から重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は10月22日に出航した。
遠距離航海中に巡洋艦は約3600海里を航行した。
重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」の北東大西洋海域の通過移動の大部分は、嵐前線の通過による困難な気象条件の下で行なわれた。
巡洋艦ピョートル・ヴェリキーの航海は、ロシア連邦国防省の要望の枠組みにおける世界の大洋の戦略的に重要な海域におけるロシア海軍の軍艦の定期的滞在の再開という目的で実行され、数ヶ月間に渡って続く。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは15歳になった]
重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は、2012年及び2013年に北極海への航海を実施しています。
[ロシア北方艦隊北極圏演習(2012年9月) ]
[聖アンドレイの旗の下に]
2013年10月4日にはバレンツ海で有翼ミサイル「グラニート」発射訓練を行ないました。
[ロシア北方艦隊はバレンツ海で巡航ミサイル発射訓練を実施した]
2013年10月22日、大西洋への遠距離航海へと出発しました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは大西洋へ向かった]
10月28日、アイルランド島西方海域に到達しました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはアイルランド沖に居る]
10月31日、ジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは地中海へ入った]

一方、太平洋艦隊の親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」は、11月2日にスエズ運河を通過して地中海へ入っています。
[ロシア太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは地中海へ入った]

そして11月7日、この2隻は地中海中部において合流し、合同演習を行ないました。

記事中で触れられていますが、北方艦隊の大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」は2013年5月-9月に掛けて地中海、大西洋、カリブ海において、太平洋艦隊、黒海艦隊、バルト艦隊の艦船と一緒に行動しました。
[ロシア北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラーコフは長期航海を終えて基地へ戻った]
2012年夏にも北方艦隊の大型揚陸艦3隻が黒海艦隊やバルト艦隊の艦船と一緒に行動しています。
[北方・バルト・黒海艦隊合同艦船グループの地中海遠征(2012年7月-9月)]
- 関連記事
-
- 重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは黒海艦隊の揚陸艦との合同演習を行なった
- 重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはロシア海軍地中海作戦連合部隊を率いる
- 重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーと親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは地中海中部で合流した
- 重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは地中海へ入った
- 重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはアイルランド沖に居る
スポンサーサイト