ロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは近代化改装される
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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2013年11月18日配信
【ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」は近代化の準備を行なう】
「ズヴェズドーチカ」で機器準備状態の回復及び近代化が行なわれているロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」は今年初夏には工場のドック船台を出渠、岸壁の浅瀬に停泊し、造船所は同艦の修理の次なる重要な段階に入る。
近代化の枠組みにおいて、本日(11月18日)、巡洋艦の艦上では、ケーブルの敷設、再び設置される機器の取り付けの為の切断の予備活動が進められた。
このような「マルシャル・ウスチーノフ」の修理及び近代化の為の大規模な作業は、約30年に渡った運用期間中には実施される事は無かった。
契約によると、作業は通信複合体及び航海複合体、電波位置特定機器(レーダー)に及ぶ。
「2014年2月までに巡洋艦は電気工事の準備をしなければならず、受注スケジュールに沿って来年の第3クオーター(7~9月)が終わるまでに活性化させ、同時に、艦の係留試験の準備が始まります。
現時点では、ズヴェズドーチカと共に、設計組織である北方計画設計局及び第51中央艦船修理設計技術機関の代表が同艦へ積極的に関与しております」
第5造艦部上級電気部門グループの責任者デニス・アヌフリエフは説明した。
文書上の数値の定義に関連する作業で金融部門及び総技術部の専門家は多忙を極めており、北方計画設計局の代表は近代化作業技術的支援の問題を効率的に解決する。
艤装及びゴムライニングの塗布、主要な作業を保障する為の絶縁材及び断熱材の解体は作業場で続けられ、作業台の設置が実施される。
現在、船台作業班は北方生産合同「アルクチカ」の専門技術者と共に配線及び船体塗装を熟すのに忙しい。
既に船内の修理は実質的に完了している:水上部分の甲板、隔壁、基礎の回復が宣言された。
将来的には、導管設置作業が準備される。
「大量の作業にも関わらず、船台は差し迫った課題を迅速に解決した事は注目に値します」
デニス・アヌフリエフは述べた。
「スケジュールを崩すことなく来年には巡洋艦の複合体及びシステムを活性化出来るでしょう」
現在の活動の仕上げにより、将来的には、同プロジェクトの他の2隻-ロケット巡洋艦「モスクワ」と「ワリャーグ」-の機器準備状態の回復の更なる効率的な実施が可能となる。
黒海艦隊及び太平洋艦隊の旗艦の修理は、2020年までの国家軍備プログラムに記載されており、「ズヴェズドーチカ」は、海軍の戦闘編制への復帰に従事するだろう。
「スラヴァ」級ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」は、2011年6月、オーバーホールの為にセヴェロドヴィンスク市の「ズヴェズドーチカ」工場へ到着しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2011年6月30日14時25分配信
【北方艦隊のロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」は修理と近代化の為にセヴェロドヴィンスクへ到着した】
2012年10月末、ドックへ入渠しました。
[スラヴァ型ロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはドック入りした]
2013年6月20日、進水式典が行なわれました。
[ロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは進水する]
今後、「マルシャル・ウスチーノフ」は、通信複合体、航海複合体、そしてレーダーを近代化します。
既に「マルシャル・ウスチーノフ」からはレーダー(MR-700「フレガート-M」及びMR-600「ヴォスホード」)が撤去されています。

同型艦「モスクワ」及び「ワリャーグ」も近い将来に「ズヴェズドーチカ」で近代化改装が行なわれます。
[スラヴァ級ロケット巡洋艦はセヴェロドヴィンスクで近代化される]
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