大型対潜艦アドミラル・レフチェンコはセヴェロドヴィンスクで修理される
- カテゴリ:ロシア北方艦隊(2012-2019年)

『中央海軍ポータル(フロートコム)』より
2013年11月26日
【「ズヴェズドーチカ」は大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」のドック修理を実行する】
11月25日、艦船修理センター「ズヴェズドーチカ」の岸壁に大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」が係留された。
公開株式会社「艦船修理センター・ズヴェズドーチカ」広報サービスは発表した。
11月26日、大型対潜艦は水上から揚げられ、同社のドック船台の基礎に固定配置される。
10日間で造船所「ズヴェズドーチカ」はドック修理作業を実行し、同艦は戦闘任務遂行の為に復帰する。
大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」は1982年1月27日にレニングラード(現サンクトペテルブルク)のA.A.ジダーノフ記念工場(現セーヴェルナヤ・ヴェルフィ)で起工され、1985年2月21日に進水、1988年9月30日にソヴィエト連邦海軍へ引き渡され、1989年5月1日に赤旗北方艦隊へ編入されました。
1990年5月16日から12月15日まで地中海で戦闘勤務に就き、この間、シリアのタルトゥースへ寄港し、アメリカ合衆国海軍の航空母艦「サラトガ」を追尾しました。
1992年7月1日の「アドミラル・レフチェンコ」

1993年8月-9月にフランスのトゥーロンを訪問しました。
1996年にはブリテン海軍及びアメリカ海軍との合同演習に参加し、ブリテンのポーツマスとプリマスを訪問しました。
1996年11月にはバルト海からバレンツ海へ移動する重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」をエスコートしました。
1999年10月から2001年7月まで「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」で修理が行なわれました。
2003年10月にはスピッツベルゲン諸島で漁業警備任務に就きました。
2007年12月-2008年2月には重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」に随伴して地中海へ行きました。
[ロシア空母部隊の大西洋・地中海遠征(2007年12月~2008年2月)]
翌2008年12月にも重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」に随伴して地中海へ行きました。
[ロシア空母部隊の大西洋・地中海遠征(2008年12月~2009年3月)]
しかし2009年1月末に「アドミラル・クズネツォフ」と別れ、別行動を取りました。
[駆逐艦「アドミラル・レフチェンコ」、ソマリア沖へ]
[北方艦隊のピョートル・ヴェリキーとアドミラル・レフチェンコは地中海で任務を遂行する]
2010年7月にはアデン湾海賊対処任務に就きました。
最近の動向としては、2013年9月下旬にバレンツ海で対潜訓練を実施しています。
そして2013年11月25日、修理のためにセヴェロドヴィンスクの艦船修理工場「ズヴェズドーチカ」へ到着しました。

11月26日にはドック入りして10日間で修理を終わらせ、同艦は戦闘勤務へ復帰するとの事です。
この「戦闘勤務」は、地中海行きでしょうか・・・?
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