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空母ヴィクラマーディティヤはセヴマシュとセヴェロドヴィンスクに別れを告げた

2013年11月16日、航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」(旧「アドミラル・ゴルシコフ」)セヴェロドヴィンスクセヴマシュ造船所インド海軍へ引き渡されました。
[重航空巡洋艦アドミラル・ゴルシコフ改め航空母艦ヴィクラマーディティヤはインド海軍へ引き渡された]

その10日後の11月26日、移動準備を完了したR33「ヴィクラマーディティヤ」インドへ向かう為に出港しました。
[空母ヴィクラマーディティヤはインドへの移動準備を進める]
[R33ヴィクラマーディティヤはインドへ向けて出発した]
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公開株式会社「生産合同・北方機械製造組合(セヴマシュ)」公式サイトより
2013年11月26日配信
【さようなら、セヴマシュ!さようなら、セヴェロドヴィンスク!】

今日・2013年11月26日、「セヴマシュ」において修理及び近代化が実施されたインド海軍航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」は、当社の係留岸壁を離れた。
早朝に同艦は工場水域から白海への移動を始めた。

同艦を見送る為、セヴマシュの幹部と専門技術者、インド海軍将兵の視察グループと家族がやって来た。

艦には満艦飾が掲げられ、艦上では乗組員が竣工式典を開催し、ロシアインドの国歌が演奏され、スラージ・ベリー1等海佐(インド海軍准将)の指揮下で艦は祖国への基地間移動へと向かい、セヴマシュの仕事に感謝の意を述べ、同市及びその住民を歓待し、造船所と住民にロシア語でさよならを言った。

セヴマシュ及び「ズヴェズドーチカ」の曳船の支援を受けて航空母艦は係留岸壁から当社の水域へと移動した。
この操作は、異例にも2つの工場の力により初めて実施され、成功裏に完了した。
航空母艦の軍事水先案内人として乗っていたI.リャブコ1等海佐は、更に、艦の位置を制御するグループ「ブリーズ」の一員として参加した。

セヴェロドヴィンスク海峡へ到着した航空母艦は投錨地に停泊し、艦は燃料の給油を受け、全ての通関手続きを行なう。
次に、同艦はムルマンスクへの航路を進み、インド支援給油船及びフリゲートと合流する。
その後、同艦は、インドカルワル港まで3つの大洋と幾つかの海を通過しなければならない。
航空母艦は(2014年)1月末には母国へ到着する予定である。

移動の過程において、乗組員及び艦は重大な作業である空調システムの点検を行なう。
それは、インド洋の熱帯気候条件下での全力運転試験を経過しなければならない。

「同艦の艦上での動作の安全を保障する為、航空母艦の試験に参加した177名から成る工場専門技術者チームが形成されています」
総取締役代理セルゲイ・マリチェフは話した。
「セヴマシュの一部の専門技術者は、保証サービスの為、インドの母港へ残留し、私共は、今年中にそれを実行します。
その後、20-40年に渡る期間の同艦のサービス提供の為、インド側との契約への署名が予定されています」


「セヴマシュ」で修理と近代化が行なわれた航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」は、今年11月16日にインド共和国海軍へ引き渡された事が想い起される。

公開株式会社「生産合同セヴマシュ」広報サービス
写真:V.ラリオノフ



[空母ヴィクラマーディティヤ(旧ブログ)]
[空母ヴィクラマーディティヤ]
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記事中に登場するインド海軍スラージ・ベリー准将は「ヴィクラマーディティヤ」初代艦長、ロシア海軍イーゴリ・リャブコ1等海佐は「ヴィクラマーディティヤ」航海試験時の艦長です。
リャブコ氏はロシア海軍重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」の航海士を務めていました。

スラージ・ベリー准将
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イーゴリ・リャブコ1等海佐
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当然ながら今回の「ヴィクラマーディティヤ」出港はベリー艦長の指揮下で実行されましたが、リャブコ氏も「ヴィクラマーディティヤ」に乗り込み、同艦の出港を見届けたようです。
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