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ロシア海軍は、アイルランド沖でのロシア艦の燃料流出の報道を否定する

2月16日、アイルランドのメディアは、ロシア艦が同国(ケリー郡)の沖合いで燃料流出事故を起こしたと報じました。
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【アイルランドは、ロシア艦による燃料流出の情報を調査する】
モスクワ、2月16日(РИАノーボスチ)

アイルランド沿岸警備隊は、地方メディアのReuters通信社が報じた自国のサウスコーストにおけるロシア軍艦の燃料流出についての情報の調査に取り掛かった。
アイルランドのテレビ局RTE(アイルランド放送協会)の情報によれば、2隻のロシア軍艦は、ケリー郡沖400キロメートルで燃料12トンを流出させた。
汚染区域はおよそ40平方キロメートルに及ぶと、地方メディアは報じた。

アイルランド海軍の代理人は、同海域に、2隻のロシア艦艇と1隻のアイルランド艦艇が在る事を確認した。
「アイルランド沿岸警備隊は、同海域における燃料流出の情報について調査を行います」
彼は述べた。

ロシア側も、アイルランドのサウスコーストに在る燃料について調査する。
月曜日、ロシア海軍総司令部の参謀は、РИАノーボスチに伝えた。

「現在、ロシアの専門家は、アイルランド沿岸に在る燃料が、ロシア艦のものであるかどうかを確認する為、分析を行なっています」
海軍の代理人は話した。

2日前、2隻のロシア艦~航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」と大型対潜艦「アドミラル・チャバネンコ」が、北海を通過し、セヴェロモルスクへの航路を進んでいると代理人は伝えた。

「ただ今、燃料の所属について話す事は出来ません。やがて専門家から結論が出るでしょう
海軍の代理人は語った。
(ロシア通信社ノーボスチ・2009年2月16日21時27分)



RTE(アイルランド放送協会)の報道

【ロシア艦は、ケリー沖で燃料を流出させた】
(アイルランド放送協会・2009年2月16日20時55分)

こちらでは、燃料300トンが流出したと書かれています。



そして、ロシア海軍総司令部の公式発表。

【大西洋におけるロシア連邦艦艇の燃料流出事故は無かった】
モスクワ、2月17日(РИАノーボスチ)

アイルランド沿岸の汚染についての西側メディアの報道について、ロシア海軍総司令官補佐官イーゴリィ・ディガロ1等海佐は、РИАノーボスチにコメントした。
大西洋上のロシア軍艦において、送油管あるいは燃料タンクの破損による事故は無かった。

月曜日、アイルランドのテレビ局RTEは、2隻のロシアの軍艦が、ケリー郡沖400キロメートルで燃料12トンを流出させたと報じた。
汚染区域は、およそ40平方キロメートルである。

「ロシア艦は、この海域で実際に給油を行なっていました。しかし、ロシア軍艦で送油管あるいは燃料タンクの破損による事故が発生したわけでは有りませんし、故意に燃料を外部へ放出したわけでもない。 それは完全に考慮外です」
ディガロは言った。
(ロシア通信社ノーボスチ・2009年2月17日10時34分)
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