空母ヴィクラマーディティヤはコラ湾を抜錨し、新たな祖国へと向かった
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『イタルタス』より
【航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」はロシア領海を去った】
アルハンゲリスク、12月9日/イタルタス
航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」(元ロシア巡洋艦「アドミラル・ゴルシコフ」)はロシア領海を去り、インド沿岸へ針路を取った。
月曜日、イタルタス特派員は、同艦を改造したセヴェロドヴィンスクの防衛造船所「セヴマシュ」広報サービス部長エカテリーナ・ピリキナより伝えられた。
彼女によると、モスクワ時間12月7日20時15分、航空母艦は燃料補給の為に停泊していたムルマンスクを抜錨し、遠距離航海を継続する。
「今度はリスボンで停泊します。
そこでもう1度燃料を補給し、更にジブラルタル、スエズへ針路を取ります」
ピリキナは話した。
「ヴィクラマーディティヤ」の航海にはインド艦-フリゲート「トリカンド」と給油船「ディパーク」が随伴する。
[艦はムルマンスクに現れた]
インド海軍航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」は12月5日にムルマンスク市のコラ湾泊地に錨を降ろした。
北方艦隊の小型ロケット艦「アイスベルク」は、バレンツ海で嵐に遭遇した航空母艦と会合し、停泊地まで同艦に随伴した。
インド艦は12月8日までムルマンスクに滞在すると見られていた。
[「ヴィクラマーディティヤ」は何処へ向かう]
航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」は、元重航空巡洋艦「アドミラル・ゴルシコフ」である。
今年、セヴェロドヴィンスクの造船企業「セヴマシュ」は大規模な再建造を完了し、同艦はインド海軍の編制へ加入した。
11月26日、同艦はセヴェロドヴィンスクからインドの常駐場所へと向かった。
計画によると、燃料補給の為、「ヴィクラマーディティヤ」は白海の泊地に錨を降ろし、次の停泊予定地はムルマンスクであった。
インドへの航路上で航空母艦は14ヶ所の港へ寄港し、(2014年)2月にはインドのムンバイ市へ来る。
常駐場所へ移動する「ヴィクラマーディティヤ」の艦上には、インド人乗組員に同行する約180名の「セヴマシュ」専門技術者及び協力企業の代表者が居る。
[空母ヴィクラマーディティヤ(旧ブログ)]
[空母ヴィクラマーディティヤ]


2013年11月16日、航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」(旧「アドミラル・ゴルシコフ」)はセヴェロドヴィンスクのセヴマシュ造船所でインド海軍へ引き渡されました。
[重航空巡洋艦アドミラル・ゴルシコフ改め航空母艦ヴィクラマーディティヤはインド海軍へ引き渡された]
その10日後の11月26日、移動準備を完了したR33「ヴィクラマーディティヤ」はインドへ向かう為にセヴェロドヴィンスクを出港しました。
[空母ヴィクラマーディティヤはインドへの移動準備を進める]
[R33ヴィクラマーディティヤはインドへ向けて出発した]
[空母ヴィクラマーディティヤはセヴマシュとセヴェロドヴィンスクに別れを告げた]
[空母ヴィクラマーディティヤにロシア軍人は乗っていない]
セヴェロドヴィンスクを出た後、「ヴィクラマーディティヤ」は白海に投錨し、燃料補給と通関手続きを終えた後、12月2日に抜錨、ムルマンスクへ向かいました。
[空母ヴィクラマーディティヤは白海を抜錨し、ムルマンスクへ向かった]
しかし悪天候の為、ムルマンスクへの寄港は延期されました。
[空母ヴィクラマーディティヤはバレンツ海で天候の回復を待つ]
12月5日、コラ湾内(ムルマンスク沖)に投錨しました。
[空母ヴィクラマーディティヤはムルマンスク沖に投錨した]
そして12月7日夜、コラ湾を抜錨し、新たな祖国インドへ向かいました。
「ヴィクラマーディティヤ」に同行するインド海軍の艦船は、この2隻です。
フリゲート「トリカンド」

給油船「ディパーク」

今後「ヴィクラマーディティヤ」はポルトガルのリスボンへ寄港し、その後、ジブラルタル海峡を通過して地中海へ入ります。

同艦にとっては、重航空巡洋艦「バクー」時代の1988年6月以来、25年ぶりの地中海になります。

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