ロシア海軍の艦上戦闘機連隊は創設40周年を迎えた
- カテゴリ:艦上戦闘機Su-33


『ロシア通信社ノーボスチ』より
2013年12月9日11時27分配信
【ロシア連邦で唯一の艦上戦闘機連隊の飛行士は40周年を迎えた】
ムルマンスク、12月9日-ロシア通信社ノーボスチ
ムルマンスク州に駐留するロシアで唯一のスモレンスク赤旗ボリスサフォーノフ記念独立艦上戦闘機航空連隊の戦闘機飛行士は、連隊創設40周年を迎えた。
西方軍管区下の北方艦隊広報サービス・情報供給部長ワジム・セルガ1等海佐は発表した。
「北方艦隊海洋航空隊の艦上飛行士は、我が国の宇宙飛行士よりも少ない特別な人々であります。
その勇敢さと剛毅さは、航空艦及び最新航空機器への習熟で6名の艦上飛行士がロシア英雄金星勲章を授与された事により証明されています」
セルガは、北方艦隊司令官ウラジーミル・コロリョーフ大将の言葉を引用した。
ロシア海軍海洋航空隊司令官でロシア英雄のイーゴリ・コジン少将は艦上機連隊の同僚を祝福し、こう指摘した。
「2014年には、飛行士と整備士は最新艦上戦闘機MiG-29に習熟しているでしょう」
ムルマンスク州知事マリーナ・コヴトゥンは海洋飛行士を歓迎し、独立艦上戦闘機航空連隊の6名の士官に栄誉勲章「北極圏での献身的な勤務」を授与した。
ベレー帽部隊の歴史は、1973年12月、サキ飛行場において垂直離着陸航空機Yak-38を装備する第279独立艦上襲撃機航空連隊の編成が開始された事により始まった。
4年後、連隊は北方艦隊の即応航空軍の編成へ加入した。
様々な年において、同部隊にはYak-38、Yak-38U、MiG-21UM、MiG-21PFM、Su-25、Su-25UB、Su-25UTG、そしてSu-33が軍備として在った。
飛行士達の大部分は、最初から北方艦隊独立艦上戦闘機航空連隊での勤務を経ている。
彼らの主な成果は、ロシア海軍の旗艦である航空艦-重航空巡洋艦「アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・クズネツォフ」への習熟である。
「ソ連邦英雄2度受賞ボリス・サフォーノフ名称記念第279独立艦上戦闘機航空連隊」は、北方艦隊主要基地セヴェロモルスク軍港の南方に位置するセヴェロモルスク-3基地に駐留しています。


同連隊は、2個飛行中隊で構成されています。
機体は全て艦上戦闘機Su-33です。

[第1飛行中隊]1-я Эскадрилья
60号機、61号機、62号機、64号機、66号機、67号機、68号機、71号機、72号機、76号機
[第2飛行中隊]2-я Эскадрилья
77号機、78号機、80号機、81号機、83号機、84号機、85号機、86号機、87号機、88号機
この他、艦上練習機Su-25UTGも保有しています。

その第279航空連隊は、1973年12月に艦上襲撃機Yak-38の部隊として発足しました。
同連隊のYak-38/Yak-38Mは、北方艦隊の重航空巡洋艦「キエフ」に搭載されました。



1980年代後半には、重航空巡洋艦プロジェクト11435(アドミラル・クズネツォフ)の搭載機として艦上戦闘機Su-27K(Su-33)が開発され、1990年代には同連隊の新たな翼となりました。
Su-27K試験隊チーフだったチムール・アパキージェは、1990年代には司令として艦上戦闘機航空連隊を率いていました。
[ロシア空母航空隊司令チムール・アパキージェ少将]


今回の記事に名前が出てくるイーゴリ・コジン少将は、アパキージェ氏の後任の艦上戦闘機航空連隊司令を務めました。
[ロシアの空母は軍事基地を代替できる]

現在の航空連隊司令は、母艦と同じ名前のエフゲニー・クズネツォフ大佐です。

第279航空連隊には、今年から新たな機体-艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBが加わっています。
[ロシア海軍は最初の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBを受領した]
[新たな艦上戦闘機MiG-29K/KUBはロシア海軍現用艦載機と共に運用される]
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