最新コルベット「ストイーキー」は近日中に航海試験を開始する

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2013年12月10日12時57分配信
【コルベット「ストイーキー」は今週に工場試験を開始する】
モスクワ、12月10日-ロシア通信社ノーボスチ

バルト艦隊の為にサンクトペテルブルクの造船工場「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」が建造している最新コルベット「ストイーキー」は、工場試験を開始する為、今週にフィンランド湾へ入る。
西方軍管区下のバルト艦隊広報サービス代表ウラジーミル・マトヴェーエフ2等海佐は伝えた。

「最新のプロジェクト20380コルベット"ストイーキー"乗組員は、製造工場の代表者と共に、サンクトペテルブルクの工場セーヴェルナヤ・ヴェルフィ水域に位置する特殊スタンドにおいて艦の磁力消去の為の複合作業を実施します。
平均して全ての複合作業には約1週間掛かり、その後、艦は工場航海試験の第1段階を実施する為、フィンランド湾へ出航します」
マトヴェーエフは話した。

彼は、艦の磁力消去過程は、海洋磁場及び誘導機雷からの保護の為の磁気フィールドの削減、更には、コルベットの艦上航海機器の動作精度の向上を意味していると説明した。

「艦の為の必須手順である磁力消去により、海洋への出航準備が整います。
全ての工場試験及び国家受領試験を完了した後、コルベット"ストイーキー"はバルト艦隊の編制へ加入し、前任者と同様に任務遂行を開始します」
西方軍管区の代理人は指摘した。

コルベット「ストイーキー」はプロジェクト20380コルベットシリーズである。
シリーズのトップ艦であるコルベット「ステレグーシチー」は2008年2月にバルト艦隊へ引き渡された。
最初の生産コルベット「ソーブラジテルヌイ」は 2011年10月14日に、2隻目の「ボイキー」は2013年5月16日に艦隊へ引き渡された。

プロジェクト20380コルベットは、排水量2000トン、全長100メートル以上、最大速力27ノットである。
自律航行距離は4000海里である。
このクラスの艦は、全く新しい戦術-技術特性及び戦闘能力を有する。

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[新世代コルベット「ステレグーシチー」型]
[ステレグーシチー型コルベット(旧ブログ)]
【動画「将来のコルベット」】

「ステレグーシチー」型コルベット「ストイーキー」は2006年11月10日に起工されました。
[ステレグーシチー型「ストイーキー」起工]

2012年5月30日に進水した後、「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」岸壁で艤装工事が進められました。
[ロシア海軍新世代コルベット"ストイーキー"は進水した]


「ストイーキー」は2014年にロシア海軍へ引き渡される予定です。
[新型コルベット「ストイーキー」は2014年に就役する]

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ロシア海軍の新世代コルベット「ステレグーシチー」シリーズ(プロジェクト20380/20385)は、現在までに8隻が起工され、うち3隻が海軍へ納入、1隻は進水済みです。

[「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」建造艦]
「ステレグーシチー」Стерегущий(20380、建造番号1001)
2001年12月21日起工/2006年5月16日進水/2007年11月15日就役(艦番号530)
バルト艦隊に配備

「ソーブラジテルヌイ」Сообразительный(20380、建造番号1002)
2003年5月20日起工/2010年3月31日進水/2011年10月14日就役(艦番号531)
バルト艦隊に配備

「ボイキー」Бойкий(20380、建造番号1003)
2005年5月27日起工/2011年4月15日進水/2013年5月16日就役(艦番号532)
バルト艦隊に配備

「ストイーキー」Стойкий(20380、建造番号1004)
2006年11月10日起工/2012年5月30日進水予定/2014年就役予定
バルト艦隊に配備予定

「グレミャーシチー」Гремящий(20385、建造番号1005)
2012年2月1日起工/2015年就役予定

「プロヴォールヌイ」Проворный(20385、建造番号1006)
2013年7月25日起工/2016年就役予定

[「アムール造船工場」建造艦]
「ソヴェルシェンヌイ」Совершенный(20380、建造番号2101)
2006年6月30日起工/2012年進水予定/2014年就役予定
太平洋艦隊に配備予定

「グロームキー」Громкий(20380、建造番号2102)
2012年4月20日起工/2015年就役予定
太平洋艦隊に配備予定

「ステレグーシチー」シリーズは、2020年までに16隻が調達される計画です。
[セーヴェルナヤ・ヴェルフィは2014年にロシア海軍へフリゲートとコルベットと偵察艦を納入する]