小型ロケット艦グラード・スヴィヤージスクとウグリーチはカリブル有翼ミサイルを発射した


『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(カスピ小艦隊)広報サービス発表
2013年12月9日15時04分配信
【小型ロケット艦「グラード・スヴィヤージスク」と「ウグリーチ」は国家試験において複合体「カリブル-NK」のミサイル発射を成功裏に実施した】
2013年の国家防衛発注に沿って、海軍及び工場製造者の代表で構成される国家受領委員会は、カスピ小艦隊の編制へ加入する2隻の最新小型ロケット艦「グラード・スヴィヤージスク」と「ウグリーチ」の作業を完了させる。
現在、トップ艦-小型ロケット艦「グラード・スヴィヤージスク」は、国家受領試験の全ての段階を成功裏に完了してiru.
同艦の乗組員は、造船所の納入チームと共に、兵器システム、設備及び機器の点検を行なっている。
受領委員会のメンバーは、艦の納入-受領証書を作成する。
最初の生産艦-小型ロケット艦「ウグリーチ」は12月中旬に国家受領試験の最終段階の為、海洋へ出航する。
それが完了した後、更なる艦の納入-受領証書が作成される。
証書への署名後、海軍総司令官は、カスピ小艦隊の編制への艦の加入を承認する。
国家受領試験を実施中、艦の乗組員は高精度汎用ミサイル複合体「カリブル-NK」の4度のミサイル発射を成功裏に実施した。
2度の発射は海洋目標へ、2度は沿岸目標へ実施された。全てのミサイルは正確に目標位置へ命中した。
更に、試験においては、設計者及び造船所により、艦の航行能力、全ての艦載システム、兵装、設備及び機器の動作が確認された。
[参照]
小型ロケット艦プロジェクト21631「ブヤン-M」は、「河川-海洋」級多用途艦であり、最新の砲、ミサイル、対水中工作、対空、電子兵装が装備されている。
全ての同プロジェクト艦の主要兵装は、複数のタイプの高精度ミサイルを水上及び沿岸目標に対し300キロメートルの距離で使用できる汎用ミサイル複合体「カリブル-NK」である。
プロジェクト21631小型ロケット艦「グラード・スヴィヤージスク」はゼレノドリスク造船所で2010年8月27日に起工され、2013年3月9日に進水しました。
2013年7月10日からカスピ海で航海試験が始まりました。
[新型ロケット艦グラード・スヴィヤージスクの航海試験が始まった]
9月27日、初めて「カリブル」有翼ミサイルを発射しました。
[新型ロケット艦グラード・スヴィヤージスクはカリブル対艦ミサイルを発射した]
[巡航ミサイル「カリブル」対地攻撃型は2500kmの最大射程を有する]

2番艦「ウグリーチ」の海洋試験も進んでいます。
プロジェクト21631小型ロケット艦「ブヤン-M」は現在までに6隻が起工されています。
[小型ロケット艦プロジェクト21631「ブヤン-M」]
建造番号631「グラード・スヴィヤージスク」Град Свияжск
2010年8月27日起工/2013年3月9日進水/2013年就役予定
建造番号632「ウグリーチ」Углич
2011年7月22日起工/2013年4月10日進水/2013年就役予定
建造番号633「ヴェリキー・ウスチュグ」Великий Устюг
2011年8月27日起工
建造番号634「ゼリョヌイ・ドル」Зелёный Дол
2012年8月29日起工
建造番号635「セルプホフ」Серпухов
2013年1月25日起工
建造番号636「ヴイシニー・ヴォロチョーク」Вышний Волочек
2013年8月29日起工
「グラード・スヴィヤージスク」と「ウグリーチ」は今年末までにカスピ小艦隊へ引き渡される予定です。
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