最新コルベット「ストイーキー」は航海試験の準備を進める

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2013年12月20日19時31分配信
【最新コルベット「ストイーキー」は海洋への出航を準備する】
バルト艦隊の為にサンクトペテルブルクの造船工場「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」で建造されているプロジェクト20380最新コルベット「ストイーキー」は、海洋での工場航海試験を実施する為の艦の準備である納入過程課題SK-1を成功裏に終えた。
本日(12月20日)、バルト艦隊のレニングラード海軍基地本部の委員会は、乗組員及びコルベットの準備状態の点検を完了した。
来週初頭、「ストイーキー」は初めて海へ出る。
バルチースク海軍基地への移動が行なわれ、海洋射爆場で工場試験が実施され、その後、国家試験へ移行する。
試験実施中に同艦の乗組員は業界の代表と共に、海洋における艦の全てのシステム及び機器の操作性を徹底的にチェックする。
特に、動力装置、操舵装置、補助機器、通信装置、航海システム、全ての艦載兵器システムの動作に焦点が当てられる。
[参照]
コルベット「ストイーキー」はプロジェクト20380コルベットシリーズの3隻目である。
シリーズのトップ艦であるコルベット「ステレグーシチー」は2007年にバルト艦隊へ引き渡された。
最初の生産艦であるコルベット「ソーブラジテルヌイ」は2011年10月14日に、2番目の「ボイキー」は2013年5月16日に(バルト)艦隊へ引き渡された。
全ての工場試験及び国家受領試験を完了した後、コルベット「ストイーキー」は前任者と同様にバルト艦隊の編制へ加入し、本来の目的の為の任務遂行を始める。
プロジェクト20380コルベットの排水量は2000トン、全長は100メートル以上、最大速力27ノット、自律航行距離は4000海里である。
このクラスの艦は、全く新しい戦術-技術的特性及び戦闘能力を有する。
その主な特徴は、多機能性、柔軟性、コンパクト性、低視認性、高レベルの自動化・統合管理システムにある。
[新世代コルベット「ステレグーシチー」型]
[ステレグーシチー型コルベット(旧ブログ)]
【動画「将来のコルベット」】
「ステレグーシチー」型コルベット「ストイーキー」は2006年11月10日に起工されました。
[ステレグーシチー型「ストイーキー」起工]
2012年5月30日に進水した後、「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」岸壁で艤装工事が進められました。
[ロシア海軍新世代コルベット"ストイーキー"は進水した]
2013年12月上旬から艦の磁力消去作業が行なわれました。
[最新コルベット「ストイーキー」は近日中に航海試験を開始する]
今後はサンクトペテルブルクからバルチースクへ移動し、バルチースク沖で航海試験が実施される事になります。

「ストイーキー」は、2014年にロシア海軍へ引き渡される予定です。
[新型コルベット「ストイーキー」は2014年に就役する]
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