ボレイ級戦略原潜2番艦アレクサンドル・ネフスキーはロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された
本日(2013年12月23日)、「ボレイ」級戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦2番艦「「アレクサンドル・ネフスキー」は正式にロシア連邦海軍へ就役しました。
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2013年12月23日11時05分配信
【ロシア連邦海軍は第2の「ボレイ」プロジェクト原子力潜水艦「アレクサンドル・ネフスキー」を受領した】
セヴェロドヴィンスク、12月23日-ロシア通信社ノーボスチ
プロジェクト955「ボレイ」戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦「アレクサンドル・ネフスキー」の受領-引渡証書への署名は月曜日(12月23日)に「セヴマシュ」で行なわれた。
ロシア連邦海軍の公式代理人は発表した。
「文書への署名は、セヴマシュ総取締役ミハイル・ブドニチェンコと原子力巡洋艦の国家受領委員会委員長イーゴリ・フェドロフ少将により行なわれました」
彼は説明した。
潜水艦が海軍の戦闘編制へ加入した後、アンドレイ旗が掲揚される。
「アレクサンドル・ネフスキー」は、プロジェクト「ボレイ」の第2の原子力潜水艦であり、試験後にロシア連邦海軍へ受領された。
(ロシア)海軍の計画によると、同プロジェクト戦略潜水艦は、2018年以降、ロシア海洋戦略核戦力の中核とならなければならない。
この時期以降、現在、戦闘勤務に在る潜水艦プロジェクト941(「アクラ」、NATO分類「タイフーン」)、プロジェクト667BDR(カリマール、NATO分類デルタIII)プロジェクト667BDRM(デルフィン、NATO分類デルタIV)は、艦隊の戦闘編制から除かれる。
プロジェクト「ボレイ」の第3の原子力潜水艦-「ウラジーミル・モノマーフ」は試験を受けており、計画によると2014年に海軍の編制へ受け入れられる。
第4の艦-「クニャージ・ウラジーミル」は、「セヴマシュ」で建造されている。
2013年12月23日12時11分配信
【巡洋艦「アレクサンドル・ネフスキー」は太平洋艦隊の編制へ加入する】
セヴェロドヴィンスク、12月23日-ロシア通信社ノーボスチ
プロジェクト955「ボレイ」戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦「アレクサンドル・ネフスキー」は、月曜日にセヴェロドヴィンスクの企業「セヴマシュ」でアンドレイ旗を掲揚した。
特派員はイベント会場より報告した。
ロシア海軍総司令官ヴィクトル・チルコフ大将が読み上げた命令書によると、プロジェクト955「ボレイ」ロケット艦は、ヴィリュチンスクに配備されている太平洋艦隊潜水艦部隊の第25師団へ加入する。
アンドレイ旗掲揚式典における演説においてロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグは指摘した。
「戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦アレクサンドル・ネフスキーの国家受領試験プログラムは完璧に実行されました。
同艦の受領証書への署名が行なわれ、ロシア海軍の戦闘編制へ引き渡されました」
「本日、アンドレイ旗が(初めて)掲揚されました。
これは艦の戦闘旗であり、海洋における国家の利益と大洋境界線を保護する象徴であります」
ショイグは話した。
国防相は自信に満ちて表明した。
「同艦の乗組員は、広大な世界の大洋において父や祖父の伝統を受け継ぎ、傑出した軍事指揮官でありロシアの大地の守護者たるアレクサンドル・ネフスキーの名を受けた名誉を誇りに思っております」
ショイグは、艦の乗組員、海軍総司令部、海軍の戦闘編制へ加入した最新の戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦の建造に参加した全ての人々を祝福し
「航海の安全とキール下の7フィート」を祈った。
[新世代戦略原潜ボレイ級(旧ブログ)]
[新世代戦略原潜ボレイ級]
第4世代戦略原子力潜水艦「ボレイ」級2番艦「アレクサンドル・ネフスキー」は2004年3月19日に起工され、2010年12月6日に進水しました。
この間、2007年には太平洋艦隊から乗組員が集められました。
2011年10月22日、工場航海試験が開始されました。

2012年9月末に工場航海試験が完了し、その後、国家受領試験が開始されましたが、2012年中には完了しませんでした。
[ボレイ級戦略原潜アレクサンドル・ネフスキーの工場試験は完了した]
2013年6月以降、国家受領試験が再開されました。
[セヴェロドヴィンスク造船所は2013年夏に3隻の原潜の海洋試験を行なう]
[タイフーン級原潜はロシア新世代原潜の海洋試験をサポートする]
2013年9月6日に白海で弾道ミサイル「ブラヴァー」発射試験を実施しましたが、失敗に終わりました。
[2隻のボレイ級戦略原潜の国家試験はSLBMブラヴァー試射失敗により中断される]
[発射に失敗したSLBMブラヴァーには遠隔測定器が装備されていなかった]
[SLBMブラヴァー発射失敗の原因が発表された]
2013年9月9日、セヴェロドヴィンスクへ帰港しました。
[戦略原潜アレクサンドル・ネフスキーはセヴェロドヴィンスクへ戻った]

「アレクサンドル・ネフスキー」の国家受領試験の海洋部門は全て完了しました。
[ボレイ級戦略原潜アレクサンドル・ネフスキーの海洋試験は全て完了した]
その後、11月21日に再び白海へ出航しました。
[ボレイ級戦略原潜アレクサンドル・ネフスキーは白海へ出航した]
11月27日に帰港していますが、これは国家受領試験の最終点検だったようです。
そして2013年12月23日、ロシア海軍へ引き渡され、アンドレイ旗の初掲揚式典が開催されました。
これにより、「アレクサンドル・ネフスキー」は名実ともにロシア海軍へ就役しました。
そしてロシア海軍総司令官ヴィクトル・チルコフ提督は、「アレクサンドル・ネフスキー」がロシア太平洋艦隊・第16潜水艦戦隊・第25潜水艦師団へ編入された事を公表しました。
第25潜水艦師団はカムチャツカ半島のヴィリュチンスク基地に駐留しており、現在はプロジェクト667BDR(デルタIII級)戦略原潜3隻が所属しています。

[第25潜水艦師団]
K-223「ポドリスク」(1979年就役)
K-433「シヴィヤトイ・ゲオルギー・ポベドノーセッツ」(1980年就役)
K-44「リャザン」(1982年就役)
来年(2014年)には、最新鋭のK-550「アレクサンドル・ネフスキー」が加わります。
無論、ロシア太平洋艦隊へ配備される新世代(第4世代)原子力潜水艦は「アレクサンドル・ネフスキー」だけで終わりではありません。

現在、航海試験中の「ボレイ」級3番艦「ウラジーミル・モノマーフ」も就役後は太平洋艦隊へ配備されます。

この他、2隻の「ボレイ」級戦略原潜、3-4隻程度の新世代多用途原潜「ヤーセン」級が2020年までに太平洋艦隊へ配備されます。
更に、現在、太平洋艦隊で就役中のプロジェクト949A(オスカーII級)原潜2隻、プロジェクト971(アクラ級)原潜3隻が2020年までに高度な近代化を実施します。
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2013年12月23日11時05分配信
【ロシア連邦海軍は第2の「ボレイ」プロジェクト原子力潜水艦「アレクサンドル・ネフスキー」を受領した】
セヴェロドヴィンスク、12月23日-ロシア通信社ノーボスチ
プロジェクト955「ボレイ」戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦「アレクサンドル・ネフスキー」の受領-引渡証書への署名は月曜日(12月23日)に「セヴマシュ」で行なわれた。
ロシア連邦海軍の公式代理人は発表した。
「文書への署名は、セヴマシュ総取締役ミハイル・ブドニチェンコと原子力巡洋艦の国家受領委員会委員長イーゴリ・フェドロフ少将により行なわれました」
彼は説明した。
潜水艦が海軍の戦闘編制へ加入した後、アンドレイ旗が掲揚される。
「アレクサンドル・ネフスキー」は、プロジェクト「ボレイ」の第2の原子力潜水艦であり、試験後にロシア連邦海軍へ受領された。
(ロシア)海軍の計画によると、同プロジェクト戦略潜水艦は、2018年以降、ロシア海洋戦略核戦力の中核とならなければならない。
この時期以降、現在、戦闘勤務に在る潜水艦プロジェクト941(「アクラ」、NATO分類「タイフーン」)、プロジェクト667BDR(カリマール、NATO分類デルタIII)プロジェクト667BDRM(デルフィン、NATO分類デルタIV)は、艦隊の戦闘編制から除かれる。
プロジェクト「ボレイ」の第3の原子力潜水艦-「ウラジーミル・モノマーフ」は試験を受けており、計画によると2014年に海軍の編制へ受け入れられる。
第4の艦-「クニャージ・ウラジーミル」は、「セヴマシュ」で建造されている。
2013年12月23日12時11分配信
【巡洋艦「アレクサンドル・ネフスキー」は太平洋艦隊の編制へ加入する】
セヴェロドヴィンスク、12月23日-ロシア通信社ノーボスチ
プロジェクト955「ボレイ」戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦「アレクサンドル・ネフスキー」は、月曜日にセヴェロドヴィンスクの企業「セヴマシュ」でアンドレイ旗を掲揚した。
特派員はイベント会場より報告した。
ロシア海軍総司令官ヴィクトル・チルコフ大将が読み上げた命令書によると、プロジェクト955「ボレイ」ロケット艦は、ヴィリュチンスクに配備されている太平洋艦隊潜水艦部隊の第25師団へ加入する。
アンドレイ旗掲揚式典における演説においてロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグは指摘した。
「戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦アレクサンドル・ネフスキーの国家受領試験プログラムは完璧に実行されました。
同艦の受領証書への署名が行なわれ、ロシア海軍の戦闘編制へ引き渡されました」
「本日、アンドレイ旗が(初めて)掲揚されました。
これは艦の戦闘旗であり、海洋における国家の利益と大洋境界線を保護する象徴であります」
ショイグは話した。
国防相は自信に満ちて表明した。
「同艦の乗組員は、広大な世界の大洋において父や祖父の伝統を受け継ぎ、傑出した軍事指揮官でありロシアの大地の守護者たるアレクサンドル・ネフスキーの名を受けた名誉を誇りに思っております」
ショイグは、艦の乗組員、海軍総司令部、海軍の戦闘編制へ加入した最新の戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦の建造に参加した全ての人々を祝福し
「航海の安全とキール下の7フィート」を祈った。
[新世代戦略原潜ボレイ級(旧ブログ)]
[新世代戦略原潜ボレイ級]
第4世代戦略原子力潜水艦「ボレイ」級2番艦「アレクサンドル・ネフスキー」は2004年3月19日に起工され、2010年12月6日に進水しました。
この間、2007年には太平洋艦隊から乗組員が集められました。
2011年10月22日、工場航海試験が開始されました。

2012年9月末に工場航海試験が完了し、その後、国家受領試験が開始されましたが、2012年中には完了しませんでした。
[ボレイ級戦略原潜アレクサンドル・ネフスキーの工場試験は完了した]
2013年6月以降、国家受領試験が再開されました。
[セヴェロドヴィンスク造船所は2013年夏に3隻の原潜の海洋試験を行なう]
[タイフーン級原潜はロシア新世代原潜の海洋試験をサポートする]
2013年9月6日に白海で弾道ミサイル「ブラヴァー」発射試験を実施しましたが、失敗に終わりました。
[2隻のボレイ級戦略原潜の国家試験はSLBMブラヴァー試射失敗により中断される]
[発射に失敗したSLBMブラヴァーには遠隔測定器が装備されていなかった]
[SLBMブラヴァー発射失敗の原因が発表された]
2013年9月9日、セヴェロドヴィンスクへ帰港しました。
[戦略原潜アレクサンドル・ネフスキーはセヴェロドヴィンスクへ戻った]

「アレクサンドル・ネフスキー」の国家受領試験の海洋部門は全て完了しました。
[ボレイ級戦略原潜アレクサンドル・ネフスキーの海洋試験は全て完了した]
その後、11月21日に再び白海へ出航しました。
[ボレイ級戦略原潜アレクサンドル・ネフスキーは白海へ出航した]
11月27日に帰港していますが、これは国家受領試験の最終点検だったようです。
そして2013年12月23日、ロシア海軍へ引き渡され、アンドレイ旗の初掲揚式典が開催されました。
これにより、「アレクサンドル・ネフスキー」は名実ともにロシア海軍へ就役しました。
そしてロシア海軍総司令官ヴィクトル・チルコフ提督は、「アレクサンドル・ネフスキー」がロシア太平洋艦隊・第16潜水艦戦隊・第25潜水艦師団へ編入された事を公表しました。
第25潜水艦師団はカムチャツカ半島のヴィリュチンスク基地に駐留しており、現在はプロジェクト667BDR(デルタIII級)戦略原潜3隻が所属しています。

[第25潜水艦師団]
K-223「ポドリスク」(1979年就役)
K-433「シヴィヤトイ・ゲオルギー・ポベドノーセッツ」(1980年就役)
K-44「リャザン」(1982年就役)
来年(2014年)には、最新鋭のK-550「アレクサンドル・ネフスキー」が加わります。
無論、ロシア太平洋艦隊へ配備される新世代(第4世代)原子力潜水艦は「アレクサンドル・ネフスキー」だけで終わりではありません。

現在、航海試験中の「ボレイ」級3番艦「ウラジーミル・モノマーフ」も就役後は太平洋艦隊へ配備されます。

この他、2隻の「ボレイ」級戦略原潜、3-4隻程度の新世代多用途原潜「ヤーセン」級が2020年までに太平洋艦隊へ配備されます。
更に、現在、太平洋艦隊で就役中のプロジェクト949A(オスカーII級)原潜2隻、プロジェクト971(アクラ級)原潜3隻が2020年までに高度な近代化を実施します。
- 関連記事
-
- 戦略原潜ユーリー・ドルゴルーキーはセヴェロドヴィンスクでの修理を終えた
- ボレイ級戦略原潜2番艦アレクサンドル・ネフスキーはカムチャツカへ向かう
- ボレイ級戦略原潜2番艦アレクサンドル・ネフスキーはロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された
- 戦略原潜ユーリー・ドルゴルーキーはセヴェロドヴィンスクで定期修理を行なう
- ボレイ級戦略原潜アレクサンドル・ネフスキーとウラジーミル・モノマーフは2014年にロシア海軍へ引き渡される
スポンサーサイト