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空母アドミラル・クズネツォフはサイクロンの中を通過する

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(北方艦隊)広報サービス発表
2013年12月26日14時54分配信
【北方艦隊航空艦グループはノルウェー海の暴風海域を通過移動する】

重航空巡洋艦「アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・クズネツォフ」が率いる北方艦隊航空艦グループは、サイクロンによって引き起こされた悪天候という条件下でノルウェー海エリアの通過移動を行なっている。

にも拘らず、海洋の嵐は、航空艦グループの艦船乗組員の移動時における10数回に渡る戦闘訓練演習の成功裏の遂行を妨害する事は出来なかった。

航空艦グループに含まれる戦闘艦及び保障船の乗組員は、既に、航行中の艦内でのダメージコントロール、対潜及び対空防衛の実施、船舶航行の多い海域や漁場における機動演習といった一連の艦内演習を仕上げている。

今後数日間、北方艦隊航空艦グループの乗組員は海洋での技量向上を続ける。
天候回復後、独立艦上戦闘機航空連隊の飛行士は、フライトを開始する予定である。
現在、重航空巡洋艦の航空グループを構成する飛行士は座学に従事しており、技術スタッフは、艦上戦闘機Su-33のフライトの準備を行なっている。

北方艦隊航空艦グループは、12月17日に北方艦隊主要基地セヴェロモルスクから遠距離航海へ出発した。
航空艦グループの構成には、重航空巡洋艦「アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・クズネツォフ」の他に大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」、大型揚陸艦「オレネゴルスキー・ゴルニャク」、そして保障船-救助曳船「ニコライ・チケル」、給油船「セルゲイ・オシポフ」、「カーマ」 が含まれている。

航海は、北方艦隊司令官代理ヴィクトル・ソコロフ少将の指揮下で実施される。

北方艦隊航空艦グループの遠距離航海は、駐留場所を遠く離れた艦船グループの一員として、世界の大洋におけるロシア海軍戦力の活動の次なる段階となる。
航空巡洋艦にとって、これは既に7度目の遠距離航海である。
1995年12月、重航空巡洋艦は多目的艦グループの一員として、初めて遠距離航海へと出発した。


[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの経歴(ロシア国防省公式サイト)]

[空母アドミラル・クズネツォフ第5次地中海遠征(2013年12月-)]

北方艦隊旗艦・重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」を中核とする部隊は、2013年12月17日に遠距離航海へ出発しました。
[空母アドミラル・クズネツォフは地中海遠征へ出発した]


その後、ノルウェー海でヘリコプターの発着訓練を実施しました。
[空母アドミラル・クズネツォフはノルウェー海でヘリコプターの発着訓練を行なった]

今回の記事によると、「アドミラル・クズネツォフ」と随伴艦船はノルウェー海サイクロンに遭遇しているとの事です。
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今回の北方艦隊航空艦グループ(空母機動部隊)は、この6隻で構成されています。

[北方艦隊航空艦グループ]指揮官ヴィクトル・ソコロフ少将
重航空巡洋艦「アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・クズネツォフ」
大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」
大型揚陸艦「オレネゴルスキー・ゴルニャク」
救助曳船「ニコライ・チケル」
大型海洋給油船「セルゲイ・オシポフ」
中型海洋給油船「カーマ」
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