オスカーII級原潜スモレンスクは修理を終えて基地へ戻った


『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(北方艦隊)広報サービス発表
2013年12月30日13時52分配信
【原子力水中ロケット巡洋艦「スモレンスク」は修理後に北方艦隊へ復帰した】
北方艦隊の原子力水中ロケット巡洋艦「スモレンスク」は主要駐留地点ザオゼルスク(ムルマンスク州)へ戻った。
同艦は防衛造船所「ズヴェズドーチカ」での修理及び近代化を経てセヴェロドヴィンスク市(アルハンゲリスク州)から母基地へ移動した。
潜水艦の艦長ボリス・モロゾフ1等海佐は、工場航海試験の第1段階及び基地への移動は成功裏に実施され、各部に異常は無く、乗員は健常であると報告した。
ザオゼルスク駐屯地で北方艦隊潜水艦乗員は赤旗北方艦隊潜水艦部隊司令部、親類及び同僚の乗組員に出迎えられた。
北方艦隊潜水艦部隊参謀長ウラジーミル・グリシェチキン少将は歓迎式典において指摘した。
「北方艦隊潜水艦部隊の為、修理及び近代化を経た艦が基地へ戻ってくるのは、既に伝統となりつつあります。
原子力水中ロケット巡洋艦スモレンスクは、ここ1年半で造船所で再装備された3隻目の艦です。
少し前には、潜水艦部隊へ更新された巡洋艦ノヴォモスコフスクとヴェルホトゥリエが補充されました」
原子力水中ロケット巡洋艦「スモレンスク」の修理作業は約2年間続いた。
この間、防衛造船所「ズヴェズドーチカ」は、全ての艦載システム-機器部分、船体構造部分、主動力装置の機器準備状態の回復を実施した。
更に、電子機器、航海機器、他の艦載システムは近代化された。
原子力水中ロケット巡洋艦「スモレンスク」は、生産合同「セヴマシュ」造船所で1989年に建造された。
2011年秋、原子力水中ロケット巡洋艦はセヴェロドヴィンスクに到着し、公開株式会社「造船センター・ズヴェズドーチカ」で機器準備状態の回復と就役期間延長が開始された。
2012年8月、原子力水中ロケット巡洋艦「スモレンスク」は進水した。
作業の最終段階は、艤装岸壁に浮かんで実施された。
プロジェクト949A「アンテイ」原子力水中巡洋艦に属する原子力水中ロケット巡洋艦「スモレンスク」の満載排水量は約19400トンである。
艦の長さは155メートル、最大幅18.2メートル。
同プロジェクト原子力艦は32ノットの速力発揮を可能とする。
巡洋艦の兵装は、500km以上の距離の目標を攻撃できる超音速有翼ミサイル複合体「グラニート」発射装置24基である。
プロジェクト「アンテイ」原子力水中巡洋艦は、ロシア海軍の非核打撃戦力の中核である。
プロジェクト949A原子力水中ロケット巡洋艦K-410「スモレンスク」は、2011年9月からセヴェロドヴィンスク市の「ズヴェズドーチカ」で修理及び近代化を開始し、2012年8月4日に進水しました。
[オスカーII級ミサイル原潜スモレンスクは再進水した]
その後、艤装と航海試験が行なわれ、12月30日に駐留基地ザオゼルスクへ戻ってきました。
プロジェクト949A原潜は主要兵装の有翼ミサイルを換装する「高度な近代化」を実施する予定ですが、今回の「スモレンスク」は、これには該当しておりません。
「高度な近代化」が最初に実施されるのは、太平洋艦隊の「イルクーツク」と北方艦隊の「オリョール」になるようです。
[オスカーII級原潜イルクーツクは高度な近代化を実施する]
[オスカーII級原潜オリョールはオーバーホールを行なう]
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