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ロシア北方艦隊のパイロットは新たな艦上戦闘機MiG-29Kをマスターする

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(北方艦隊)広報サービス発表
2014年1月7日8時00分配信
【北方艦隊海洋航空隊の飛行士は2014年に新たな艦上戦闘機MiG-29Kをマスターする】

2014年、北方艦隊海洋航空隊の飛行士は、新型艦上戦闘機MiG-29Kをマスターする。

現在、北方艦隊海洋航空隊独立艦上戦闘機航空連隊の飛行士は、既に新たな戦闘機をマスターする為の理論的訓練を始めている。

2014年中に独立艦上戦闘機航空連隊の飛行士は、クラスノダール地方エイスク市戦闘応用・飛行再訓練センター新型艦上戦闘機の再訓練を行なう。

艦上戦闘機MiG-29K第4++世代多機能航空機であり、艦船連合部隊の対空防衛、空中支配の獲得、高精度誘導兵器による水上並びに地上目標の撃破といった課題を昼夜並びにあらゆる気象条件下で解決する為に意図されている。

新たな艦上戦闘機iG-29Kは、前任者と比較して操縦性は改善され、かなりの部分に複合材料が使用されており、航空機制御デジタル複合システム、電波位置特定可視範囲の大幅な縮小、より大きな燃料搭載システム及び戦闘兵器搭載量を有する。


記事中に登場する「独立艦上戦闘機航空連隊」は、「ソ連邦英雄2度受賞ボリス・サフォーノフ名称記念第279独立艦上戦闘機航空連隊」を指しています。
同連隊は北方艦隊重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」の艦載機部隊です。
[ロシア海軍の艦上戦闘機連隊は創設40周年を迎えた]

2013年11月下旬、航空連隊の新たな翼として2機のMiG-29K(単座型)と2機のMiG-29KUB(複座型)が引き渡されました。
[ロシア海軍は最初の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBを受領した]
[新たな艦上戦闘機MiG-29K/KUBはロシア海軍現用艦載機と共に運用される]

艦上戦闘機MiG-29K(単座型)
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艦上戦闘練習機MiG-29KUB(複座型)
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2014年には8機のMiG-29Kと2機のMiG-29KUB、2015年には10機のMiG-29Kが引き渡される予定です。

そのMiG-29Kをマスターする為の訓練が、クラスノダール地方エイスク市の飛行場に建設された「新ニートカ」で行なわれるという事です。
(記事中では「戦闘応用・飛行再訓練センター」と呼ばれている)

2013年7月、MiG-29KUB新ニートカで発着試験を行なっています。
[艦上戦闘機MiG-29KUBは新ニートカで試験を行なう]

現在の第279艦上戦闘機連隊のパイロットは、長年に渡りSu-33に乗り慣れた人が大半を占めており、Su-33とは大幅に異なる機体に乗る為の慣熟訓練が必要というわけです。

艦上戦闘機Su-33
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