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空母ヴィクラマーディティヤ(旧アドミラル・ゴルシコフ)は新たなる祖国インドへ到着した

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『イタルタス』より
1月8日10時54分配信
【航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」はインドへ到着した】
ニューデリー、1月8日/イタルタス特派員アレクサンドル・アンチピン

航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」(旧ロシア航空巡洋艦「アドミラル・ゴルシコフ」)は、駐留場所となるインド南西部カルナタカ州海軍基地「カルワル」へ到着した。
イタルタス特派員は、インド国防省に近い情報提供者より伝えられた。

「2月に同艦は歓迎式典が開催されるムンバイへ向かいます」
彼は指摘した。
「式典にはマンモハン・シン首相などが出席するものと思われますが、この情報は、最終的に確認されたものではありません」

インターネットポータルサイト『Firstpost』は付け加えた。
「航空母艦の(インド海軍の)編制への加入には3-4ヶ月掛かるでしょう」

航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」の供給契約は2004年に署名された。
契約に基づき、インドは艦を無償で受け取り、ロシアでの修理及び近代化、更には航空母艦に配置される艦上戦闘機MiG-29K/KUBヘリコプターKa-27及びKa-31の為の代金を支払った。

艦は、昨年11月にロシアセヴェロドヴィンスクインド海軍に引き渡された。

[航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」の履歴]
近代化された艦

以前は「バクー」という名前だった「アドミラル・ゴルシコフ」は、1987年に北方艦隊の編制へ加入した。
修理及び改造終了後、航空母艦の排水量は45000トンになり、最大長は283.5m、最大幅は59.8m(8.8m増加)となった。

「ヴィクラマーディティヤ」は、戦闘機MiG-29K発艦の為の近代的な飛行甲板とトランポリン台、航海システム及び電波位置特定システム、通信複合体及び航空機管制複合体、更には、他の特殊な機器及びユニットを受け取った。
同艦にはMiG-29K戦闘機およびKa-27及びKa-31ヘリコプターを含む30機の航空機を搭載できる。
乗組員は約2000名である。

近代化の結果、「セヴマシュ」によれば、実際には完全に新たな艦が作られた。


『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年1月8日9時53分配信
【航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」はインドに到着した】

内容は、ほぼ同じですが、こちらの記事によると、「ヴィクラマーディティヤ」は火曜日(つまり1月7日)に「(カルワル)基地へ到達した」との事です。


[空母ヴィクラマーディティヤ(旧ブログ)]
[空母ヴィクラマーディティヤ]
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2013年11月16日、航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」(旧「アドミラル・ゴルシコフ」)セヴェロドヴィンスクセヴマシュ造船所インド海軍へ引き渡されました。
[重航空巡洋艦アドミラル・ゴルシコフ改め航空母艦ヴィクラマーディティヤはインド海軍へ引き渡された]

その10日後の11月26日、移動準備を完了したR33「ヴィクラマーディティヤ」インドへ向かう為にセヴェロドヴィンスクを出港しました。
[空母ヴィクラマーディティヤはセヴマシュとセヴェロドヴィンスクに別れを告げた]

セヴェロドヴィンスクを出た後、「ヴィクラマーディティヤ」白海に投錨し、燃料補給と通関手続きを終えた後、12月2日に抜錨、ムルマンスクへ向かいました。
[空母ヴィクラマーディティヤは白海を抜錨し、ムルマンスクへ向かった]

12月5日、コラ湾内(ムルマンスク沖)に投錨しました。
[空母ヴィクラマーディティヤはムルマンスク沖に投錨した]

12月7日夜、コラ湾を抜錨し、新たな祖国インドへ向かいました。
[空母ヴィクラマーディティヤはコラ湾を抜錨し、新たな祖国へと向かった]

12月16日にはポルトガルリスボンに滞在していました。
[空母ヴィクラマーディティヤはリスボンに居る]

「ヴィクラマーディティヤ」は、2013年12月20日にジブラルタル海峡を通過して地中海入りし、12月27日早朝にはスエズ運河を通過しています。
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2014年1月4日にはアラビア海に到着し、インド海軍ベテラン空母「ヴィラート」に出迎えられました。
[空母ヴィクラマーディティヤ、アラビア海に到着]

そして1月7日、駐留基地となるカルワル海軍基地へ到着しました。
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「ヴィクラマーディティヤ」の(公式の)歓迎式典は、2014年2月にムンバイで開催されるとの事です。
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