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空母「アドミラル・クズネツォフ」、MiG-29Kを搭載?

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【ロシア海軍は、航空母艦「アドミラル・クズネツォフ」に搭載する為、開発費をインドが負担した艦上戦闘機MiG-29K×24機の購入を計画する】
2009年9月24日

ロシア海軍は、ロシア唯一の航空母艦「アドミラル・クズネツォフ」に搭載する為、艦上戦闘機MiG-29K×24機の購入を期待する。
国防省情報筋と、これらの航空機の為の製造者集合体の一つである企業「統合工業営団(OPK)の総設計者は、「ヴェドモスチ」に伝えた。
「RSKミグ」の代理人は、この件に関するコメントを控えた。

軍事情報筋によると、航空機の購入契約は、この2年以内に締結できる。

これらの航空機の購入は、航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」(旧「アドミラル・ゴルシコフ」)を近代化後に売却する契約の枠組内において、インドの発注により開発されたという事実によって簡易化されると戦略・技術分析センターの専門家コンスタンチン・マキエンコは話した。

インドは、この戦闘機の開発と、16機を受領する為、7億3,000万ドルを支払う。
ロシア海軍の為の24機の機体の合計価格は、およそ10億ドルと推定される。
航空産業情報筋によると、「アドミラル・クズネツォフ」へのMiG-29Kの着艦試験は、秋までに計画されている。

24機のMiG-29Kを供給する契約が締結されれば、ロシア軍への新たな軍用機の供給としては3番目となる事を同紙は指摘した。
昨年、32機の爆撃機Su-34、以前にアルジェリアが発注した34機のMiG-29SMT/UBT、そして、64機の戦闘機Su-27SM/Su-30M2/Su-35の供給で同意された。

現在、ロシア海軍航空隊には、19機の艦上戦闘機Su-33(1992~1996年の間にロシア軍の為に製造された唯一の戦闘機)があり、2015年までに寿命に達する。
従って、代替機の問題は急を要すると国防省情報筋は新聞に語った。

新たにSu-33を生産する事、生産量が小規模である為、利益が無い。
MiG-29Kの生産は、インドが既に16機の同型機を発注しているという事実を考慮に入れると、より経済的であると認められ、少なくとも28機を受領できる可能性が有るとマキエンコは話した。
彼によれば、これは、同シリーズのコストを削減し、開発経費の節減を可能にする。

「クズネツォフ」自体は、充分な量の修理に必要な資金が年内に確保される場合、同艦の為の新たな航空機を生産する事が適切であると海軍専門家ミハイル・バラバノフは考えている。

先週、国防相代理ウラジーミル・ポポフキンは、新たな航空母艦の建造に関する問題は軍当局で検討されているが、この点に関する政治決定は、まだ下されていないと新聞に対して述べた。
(『ヴェドモスチ』2009年9月24日)



というわけで、ロシア海軍のSu-33艦上戦闘機の現在の保有数は19機との事です。
この内、空母「アドミラル・クズネツォフ」に搭載されているのは、12~15機程度のようです。
[空母「アドミラル・クズネツォフ」INFOgraphics]

このSu-33を代替する為にMiG-29Kを購入するようです。

近い将来、空母「アドミラル・クズネツォフ」の飛行甲板には、Su-33の代わりにMiG-29Kが並ぶ事になりそうです。

[RSKミグMiG-29K/MiG-29KUB艦上戦闘機]
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