バルト艦隊の大型揚陸艦アレクサンドル・シャバリンは地中海から母港バルチースクへ帰ってきた

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年1月14日13時14分配信
【バルト艦隊の軍艦「アレクサンドル・シャバリン」は航海からカリーニングラードへ戻った】
カリーニングラード、1月14日-ロシア通信社ノーボスチ
バルト艦隊の大型揚陸艦「アレクサンドル・シャバリン」は、地中海、黒海、北海、そして大西洋への遠距離航海からバルチースクへ戻った。
西方軍管区下のバルト艦隊広報サービス・情報供給部の代表はロシア通信社ノーボスチへ伝えた。
「同艦の航海は392日間でした。
この間にシャバリンは47100海里を航行し、航海日数は283日に及び、セウタ(スペイン)、ベイルート(レバノン)への業務寄港を行ないました。
航海中に同艦の乗組員は、独自に、或いはロシア海軍艦隊間グループの一員として10数回の訓練戦闘任務を遂行しました」
対談者は説明した。
更に、火曜日(1月14日)、大型揚陸艦の乗組員は、海軍旗掲揚28周年を祝った。
艦隊司令部からは、同艦の艦長マクシム・ゼレブネンコ2等海佐にウシャーコフ勲章、ロケット砲戦闘指揮官ユーリー・ドロフェーエフ大尉に「アドミラル・ゴルシコフ」勲章、4名の乗組員には、第2等「軍務における勇気」勲章が授与された。
「遠距離航海で功績の有った軍人には、高価な贈り物が授与されました」
広報サービスは締め括り、遠距離航海から戻った大型揚陸艦は、機器修理及び準備、必要な物資の補充後、与えられた任務を遂行すると付け加えた。
大型揚陸艦「アレクサンドル・シャバリン」は、2012年12月17日にバルチースクを出港しました。
[バルト艦隊艦船は地中海へ向かった]
2013年1月、地中海と黒海で実施された3艦隊合同演習に参加しました。
[ロシア海軍3艦隊合同演習(2013年1月下旬) ]
2013年3月中旬にはレバノンのベイルートを訪問しました。
[ロシア海軍艦船はベイルートを訪れた]
[ベイルートにロシア海軍旗は翻った]
「アレクサンドル・シャバリン」は、黒海沿岸ノヴォロシースクとシリアのタルトゥースを往復する物資輸送任務に就いていました。
[バルト艦隊の大型揚陸艦はロシア海軍補給物資供給所タルトゥースへ物資のストックを運ぶ]
その後、一緒に出港し、行動した他の艦はバルチースクへ戻りましたが、「アレクサンドル・シャバリン」のみは地中海に留まっていました。
[バルト艦隊艦船部隊は地中海から戻ってきた]
[大型揚陸艦カリーニングラードはバルチースク基地へ戻った]
12月18日からは北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」と合同演習を実施しました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはエーゲ海で演習を行なう]
12月下旬、ようやくバルチースクへ帰れる事になりました。
[バルト艦隊の大型揚陸艦アレクサンドル・シャバリンは帰路に就いた]
2013年12月30日にスペインのセウタ港へ入港し、2014年1月2日に出港しました。
[バルト艦隊の大型揚陸艦アレクサンドル・シャバリンはスペインのセウタ港を去り、母港バルチースクへ向かった]
そして2014年1月14日、母港バルチースクへ1年ぶりに帰港しました。
地中海には、バルト艦隊、黒海艦隊、太平洋艦隊、北方艦隊の大型揚陸艦が交代で派遣されていますが、「アレクサンドル・シャバリン」のように派遣期間が1年以上に及んだケースは有りません。
なお、バルト艦隊は、既に大型揚陸艦「カリーニングラード」を地中海へ向かわせています。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2013年12月24日13時13分配信
【バルト艦隊の軍艦は地中海へ向かった】
2013年12月24日、大型揚陸艦「カリーニングラード」はバルチースクを出港しました。
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